キュベレイ／ハマーン・カーン
ハマーンの想い
かつてジオン公国が地球連邦に対し、
自治権確立を求めた事から起きた、
『一年戦争』…。
その終戦間際、
ジオン軍の敗北が決定的となると
多くのジオンの兵たちは政府の勧告を無視し、
アステロイドベルトにある
小惑星『アクシズ』に集結した…。
いつか再起の時を夢見て…。
そして時は経ち、
暗黒の世界の中で眠り続けていた
小惑星アクシズの核パルスエンジンに
灯が灯る…。
ハマーン・カーン率いる
ジオンの亡霊たちが再び地球へと舞い戻ろうとしていた…
［Ｅｐ．１］
【シナリオデモ開始】
アクシズ艦長「ハマーン様、前方に展開するティターンズの艦隊より、通信が入っておりますが…」
ハマーン「フ、接近する敵対勢力にまず通信とは…。余裕なのか、それともこちらが舐められているのか…」
アクシズ艦長「いかがなさいますか？」
ハマーン「繋げ」
アクシズ艦長「ハッ…！」
〔通信のコール音〕
ティターンズ士官「貴様がアクシズの代表、ハマーン・カーンか」「これはどういうつもりだ？ これ以上、アクシズの艦隊が地球へ接近するようなら、敵対行動とみなすが」
ハマーン「敵対行動とは面白いことを言う。我々アクシズが、貴様たちの味方になった覚えはない」「それとも一年戦争後の分裂で、そんな事も忘れてしまったのか？」
ティターンズ士官「この亡霊どもが…！ そんな口を利いてどうなるか、分かっているのだろうな！」
ハマーン「それはこちらのセリフだ、ティターンズの艦長。我々は亡霊の身から甦ろうとしている」「それが分からぬというのなら、ここで朽ちることになるぞ？」
ティターンズ士官「その言葉、後悔するなよッ…！」
ハマーン「全艦隊に通達！ モビルスーツ部隊を発進させろ！」「これより我らは地球圏へ帰還を果たす！ ティターンズの艦隊を根絶やしにし、アクシズの針路を拓くのだ！」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
ハマーン「艦長、戦況はどうなっている？」
アクシズ艦長「現在、先行したモビルスーツ部隊が交戦を行なっておりますが、こう着状態に陥っております」
ハマーン「攻めきれぬ戦力差ではないはずだが。皆、慣れぬ実戦で緊張しているな」「ここは任せるぞ」
〔歩き去る足音〕
アクシズ艦長「いかがなされるおつもりで？」
ハマーン「私も出る。キュレベイの用意をさせておけ」
アクシズ艦長「しかし、ハマーン様自らが出撃なさらずとも…」
ハマーン「人の上に立つなら、こういうこともして見せねばな」「これは多くの兵にとって初の実戦でもある。ならば、多少は派手な勝利であった方がいいものだろう？」
アクシズ艦長「かしこまりました。では、すぐに発進の用意を」
ハマーン「頼むぞ」「せっかく地球圏に向かうのだ。私自身も恥ずかしい戦いはしたくないからな」
【シナリオエンドデモ終了】
［Ｅｐ．２］
【シナリオデモ開始】
アクシズ兵「ティターンズめ…！ なかなかにやるッ…！」「連邦のエリート部隊の名は、さすがに伊達ではないか…！」
アクシズ兵「隊長ッ…！ これ以上、我々だけで戦闘を行うのは無理です！」「一度、後方に下がってグワダンに合流されては…！」
アクシズ兵「馬鹿を言うな！ ハマーン様の前で、そんな無様な真似ができると思うか！」「艦隊の針路は我々の力で確保するのだ！」
アクシズ兵「し、しかし…！」
アクシズ兵「永い時の中でジオンも、戦いを知らぬ者ばかりになってしまった！」「それでも、彼らにとっても待ち詫びた地球圏なのだ！ こんな所でしじくってたまるものか！」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
アクシズ兵「隊長…！ もうもちませんっ…！」
アクシズ兵「まだだ！ 何としても我らの手で、アクシズを…！」
アクシズ兵「で、ですが…！」
ティターンズ兵「ジオンどもめ！ お前たちの生きる場所など、地球圏にはないのだ！」「亡霊は大人しくあの世へ還るがいい！」
アクシズ兵「っ…！」
？？？？（※ハマーン）「生憎と、大人しく還れる程の業ではないのだよ！」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
ティターンズ兵「な、何だ！？ がああぁぁぁっ…！」
アクシズ兵「援軍…？」「！ あ、あれは…！」
ハマーン「貴様たちの生命は全てミネバ様の為にある。こんな所で無駄にする事は許さん」
アクシズ兵「キュベレイ…！ ハマーン様っ…！」
【シナリオエンドデモ終了】
［Ｅｐ．３］
【シナリオデモ開始】
アクシズ兵「まさかハマーン様自らが、出撃を…！」
ハマーン「お前たち多くの兵が、アクシズとミネバ様の為に生命をかけているのだ」「ならば、私だけが座って見ているという訳にもいかんだろう？」
アクシズ「お、おおおおぉぉぉぉ！」
ティターンズ兵「新型のモビルスーツ！？」「あんな物まで完成させて…！ アクシズはいったいどれ程、生産力を高めていると言うんだ…！」
ハマーン「地球に寄生する事しかできぬ、俗物どもが…！」「死ぬがいい！ ファンネルッ！」
〔ファンネルの射出音〕
〔画面、フラッシュ〕
ティターンズ兵「何だ…！？ 四方からの攻撃…！？ う、うわあああぁぁぁーっ！」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
アクシズ兵「すごい…！ あれだけのモビルスーツ隊を、あっという間に…！」「あれがハマーン様とキュベレイの…！」
ハマーン「すぐに後方の第二陣が来る。油断をするな」
アクシズ兵「ハッ…！」
ハマーン「全将兵に告げる！ 我々を暗黒の宇宙に押しやった者たちは、この先にいる！」「各員、奮起せよ！ ザビ家再興の為、我らの力を奴らに教えてやるのだ！」
アクシズ兵「おおぉぉぉーっ！ 皆、ハマーン様に続くぞ！」
アクシズ兵「ザビ家再興の為に…！」
ハマーン（フ…今の私をシャアが見れば何というか…）（だが、こうさせたのはあの男でもあるのだ！ ならば、私は貫くまでだ！）「各機、１機足りとも敵を逃すな！ 地球圏にはびこる毒虫を徹底的に排除するのだ！」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
アクシズ艦長「周辺部隊の排除、完了しました」
ハマーン「ご苦労…。全モビルスーツの収容が完了次第、艦隊を再度発進させろ」
アクシズ艦長「ハッ…！」
ハマーン「それと、慣れない戦闘の中で皆もよくやってくれた。諸君らの健闘を、ミネバ様も称えてくれよう」
アクシズ艦長「もったいなきお言葉。全ては地球圏にザビ家の栄光を取り戻す為です！」
ハマーン「地球圏か…」（暖かい光の差す場所…。私もやっと帰れるのだ）（お前もそこにいるのだろう？ 待っていろ、シャア。今、お前に…）
【シナリオエンドデモ終了】
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