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龍神丸/戦部ワタル
ピンチ!救世主の弱点!?

創界山を救うために呼び出された
救世主、戦部ワタル。

悪の帝王ドアクダーの手によって、
灰色となってしまった
創界山の虹を元に戻すため、
ワタルは仲間と共に旅を続けていた。

その道中、ドアクダーの魔神が
村を襲っているところに遭遇したワタルは、
龍神丸を呼び出し戦うのだった…

[Ep.1]
【シナリオデモ開始】

龍神丸「チャンスだ! ワタル!」
ワタル「ドアクダーの手下め! 村の人たちにひどいことをして、許さないぞ!」
龍神丸「今だ! ワタル!」
ワタル「よおし!」「ひっさぁつ! 登龍けぇぇぇん!」
〔爆発音〕
〔画面、発光〕


男(村人)「ありがとうございました! 皆さんのおかげで村は救われました!」
シバラク「礼などよい、よい! 困った人を見捨てることなど、拙者にはできんからな」
ヒミコ「でも、おっさん。電話探してただけだぞ」
クラマ「魔神はワタルひとりで片づけちまったからな」
シバラク「こ、この近くには電話ボックスがなくてな。あは…あはははははは!」
ワタル「けど先生の言う通りだよ。困っている人がいたら、ほうっおけないもんね」
男(村人)「おお、なんて広い心をお持ちで…さすがは救世主様!」「よろしければ今晩、この村に泊まっていただけませんか? ぜひ、村を救ってくれたお礼を…!」
ワタル「ええ!? いいよ、そんなの」
男(村人)「そうは言わずに。もうすぐ日も沈みますし」
ワタル「うーん、どうする?」
シバラク「ああ言ってくれとるんだ。ここは素直に甘えるとしよう」

ヒミコ「わーい! ごちそうだー、ごちそうだーー!」
ワタル「わかった。じゃあ、お願いします」
男(村人)「はい! ありがとうございます!」「おい、みんなすぐに準備だ!」
少年(村人)「お母さん、僕の手伝うよ。救世主様に恩返ししたいんだー」
女(村人)「そう、じゃあお料理手伝ってもらおうかしら?」
少年(村人)「うん!」
ワタル「あ…」
少年(村人)「ねえ、お母さん! 救世主様ってどんな食べ物が好きかな?」
女(村人)「さあ、なにかしらね。でもいっぱい作れば、きっと好きな物もあるはずよ」
少年(村人)「そうだね! 僕、頑張るよ!」
ワタル「………」
クラマ「ん? どうした、ワタル?」
ワタル「う、ううん…なんでもない」「………」
【シナリオデモ終了】


[Ep.2]
【シナリオデモ開始】

ヒミコ「きゃははっ! みんなまだ手振ってくれるぞ! おーい! おーい!」
シバラク「いやー、あれほど盛大に見送られるとは。やはり人助けはいいものだな」
ワタル「…うん、そうだね」
シバラク「ん? どうしたワタル? さっきから元気がないぞ?」
クラマ「さっきじゃねえ、昨日からだ。なんかあったのか?」
ワタル「うーん、僕にもよくわからないんだ。ただ、なんだか胸がモヤモヤして」
シバラク「モヤモヤ?」
ヒミコ「けむりのことか? 胸でアッチアチの火事が起きてるのか?」
ワタル「そうじゃなくてさ。じつは…」

クラマ「…なるほどねぇ。その親子を見た時から」
ワタル「うん、なんか勝手に思い出しちゃうんだ。お母さんやユミちゃんたち…元の世界のこと」
シバラク「ふう、もしやそれはホームシックかもしれんな」
ヒミコ「ホームシック? お料理作る人のことか?」
シバラク「コックじゃなくてホームシック! 家族や故郷を思い出して、悲しい気持ちになること!」
クラマ「ま、突然創界山に連れてこられたんだ。そういうのになっても不思議はないよな」
ワタル「ねえ、これ治るのかな?」
クラマ「さあ、どうだかな」(へへ、こいつはいいこと聞いたな。これがワタルの弱点になれば、ドアクダー様にいい報告ができる)
シバラク「まあ、そういったものは心の持ち様だ。しばらくすれば、きっと元に戻るだろう」
ワタル「だといいけど…」
〔爆発音〕
ワタル「なに!? 今の音!?」
ヒミコ「さっきの村からけむりだ! ホームシックってやつか?」
シバラク「もしや、またしてもドアクダーの魔神が!?」「ワタル!」
ワタル「う、うん!」(すぐに気持ちを切り替えなきゃ! 僕は救世主なんだから!)
【シナリオデモ終了】


[Ep.3]
【シナリオデモ開始】

〔金属音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔金属音〕
〔画面、フラッシュ〕

ワタル「うわああああああああっ!」
龍神丸「どうした、ワタル!? いつものパワーが出ていないぞ!」
ワタル「わかってる! でも、まだモヤモヤして…」
ヒミコ「なんかワタル、ピンチだな」
クラマ(へへ、これは本当にワタルの弱点になるかもしれねえな)
シバラク「ええい、このまま見てはおられん! 戦神丸を呼ぶためにみなで電話ボックスを探すのだ!」
ワタル「くそっ! こんなところで、負けてたまるか…!」
龍神丸「………」「ワタル、これを見ろ」
ワタル「え…」
〔通信の開く音〕
女(村人)「早く! 急いで避難するのよ!」
少年(村人)「怖いよ、お母さんーん!」
ワタル「この人たち、この村の…」
龍神丸「ワタル、お前はまだ子供だ。いろいろな悩みもあるだろう…」「だが創界山の人々を苦しみから解き放てるのはお前だけなのだ! お前が挫ければ、創界山の虹は二度と元には戻らない!」「どんな時にも挫けぬ心を持て、ワタル!」
ワタル「挫けない…心…」「ああ、わかったよ龍神丸! 僕はもう、自分の弱さに負けない!」「僕は救世主ワタルなんだ!!」
龍神丸「そうだ! ワタル!」
ワタル「やろう、龍神丸! 僕たちでこの村を…ううん!」「創界山のすべての人たちを救うんだぁぁぁ!!」
〔機体の稼働音〕
〔画面、発光〕

ワタル(画面オフ)「ひっさぁつ! 登龍けぇぇぇん!」
〔ダメージ音〕
〔撃破音〕


シバラク「はぁ、結局電話ボックスは見つからなかった…」
ワタル「そんな気にしないでよ、先生。僕だけでなんとかなったんだからさ」
ヒミコ「お、なんかいつものワタルに戻ったな」
ワタル「うん、僕はこの世界を救うために呼ばれた。だから今は、この世界のことを一番に考えるようにするって決めたんだ!」「だからもう大丈夫! それに救世主がホームシックなんてかっこ悪いしね!」
シバラク「その顔、本当に心のモヤモヤは消えたようだな」
ワタル「うん!」
クラマ(トホホ、もう治ったのかよ。せっかくいい弱点が見つかったと思ったのによぉ…)
ヒミコ「お、今度はトリさんがホームショックか?」
クラマ「ホームシックだ! って、俺にそんなのになるか!」
ワタル「あははは! よし、笑ってまた元気になれたし、先に進もう!」「僕らで、創界山を救うんだ!!」
【シナリオデモ終了】


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