光武二式(大神機)/大神一郎
光武二式(さくら機)/真宮寺さくら
光武二式(すみれ機)/神崎すみれ
光武二式(マリア機)/マリア・タチバナ
光武二式(アイリス機)/イリス・シャトーブリアン
光武二式(紅蘭機)/李紅蘭
光武二式(カンナ機)/桐島カンナ
久しぶりの帝都と乙女たち
時は太正
飛躍的に発達した蒸気機関による技術と、
文明開化の香りが入り混じった都市、
帝都・東京
だが、その華やかな街の裏では、
魑魅魍魎や闇の者たちが暗躍していた。
そんな彼らから
帝都を守るべく結成された秘密組織…
その名は『帝国華撃団』
その主力部隊である『花組』に集められた、
類い希なる霊力を持つ8人の乙女と、
それを指揮するひとりの男の活躍によって、
帝都は今日も平和を謳歌しているのだった。
そんなある日のこと、
花組の隊長、大神一郎は帝都で起こっている
ある事件のことを調べていた。
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
大神(わずか1週間で8名が行方不明。連続失踪事件…「帝都神隠し」か)
〔ノックの音〕
さくら(※画面オフ)「大神さん、少しよろしいですか?」
大神「ん? さくらくんかい。どうぞ」
〔ドアノブを回す音〕
さくら「失礼します」「あ、その新聞…大神さんも失踪事件のことを?」
大神「ああ、やっぱり気になるからね」
さくら「黒之巣会や黒鬼会のような魔の者が関わっているんでしょうか…?」
大神「まだ何とも言えないな。警察以外にも加山も動いてくれているし、そっちの情報を待つしかない」
さくら「そうですね…」
大神「それよりさくらくん、何か用事があって来たんじゃないのかい?」
さくら「あっ、そうでした。支配人からそろそろ花見の準備をしたいから、相談させてほしいって」
大神「分かったよ」「今は欧州に行っているレニと織姫も、その頃には戻ってくるだろうし、みんなで花見を楽しめるように頑張らないとな」
さくら「隊長や劇場の仕事で忙しいはずなのに花見の準備まで手伝うなんて、大神さんって本当に働き者ですね」
大神「頑張ってるのはみんなも同じだからね。俺の頑張りで少しでもみんなの負担が減るのならこれぐらい何てことはないさ」
〔信頼度UP〕
さくら「大神さん…」「ふふ、花見の準備をする時はあたしたちにも声をかけてくださいね。ちゃんとお手伝いさせてもらいますから」
大神「たとえば…帝国華撃団のみんな、花見の準備をせよ! とかかい?」
さくら「うふふ、なんですかそれ? いきなりそんな風に言われちゃったらあたしたち笑っちゃいますよ」
大神「はは、そうかい? じゃあやめておいた方が良さそうだな」
さくら「それはともかくとして…大神さんを交えての花見…久しぶりであたしとっても楽しみです」
大神「なにせ1年ぶりだからね…」「巴里にいた頃は花火は見たけど、さすがに花見はなかったな」
〔信頼度DOWN〕
さくら「…大神さん、それって花火さんばかり見ていたってことですか?」
大神「いいっ!? 誤解だよ、さくらくん! 花火君じゃなくて、花火を見たって意味で…」
さくら「じゃあその花火は誰と見に行ったんですか…?」
大神「今度はそっち!?」
〔通信のコール音〕
さくら「キネマトロンに連絡?」
大神「そうだ…! 紅蘭に新型の戦闘演習機のテストに付き合うって約束をしていたんだ!」「すまないが、さくらくん! そういうことだから失礼させてもらうよ!」
さくら「あっ、大神さん!」
〔ドアノブを回す音〕
さくら「大神さんの馬鹿…」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
大神「ふぅ…これで終わりでいいかい?」
紅蘭「おおきに、大神はん。おかげでいいデータが取れたわ」
大神「俺の方もいい訓練になったよ。この戦闘演習機がよくできているおかげだな」
紅蘭「いや、まだまだや。改良を重ねてる最中やさかい、ウチのも含めた一部の光武二式のデータも入ってないしな」
大神「それだけでもこれだけの完成度なら大したものさ。さすが紅蘭だな」
紅蘭「あ、あんまり誉められると照れるからやめてーな、大神はん」「…今な新しい蒸気併用霊子機関も造っとるんや。それが完成した暁には、そっちの方も大神はんにテストに付き合ってもらいたいんやけど…」
大神(紅蘭の造った新しい機械か…)「ああ、喜んで手伝わせてもらうよ。完成した時は是非呼んでくれ」
〔信頼度UP〕
紅蘭「ほんまか。ならウチ本気で頼りにさせてもらうからな」「よっしゃ、燃えてきた! 最高のモンを造りあげてみせるでー!!」
【シナリオエンドデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
紅蘭「おっ、来てくれたな、大神はん。今日もテストの方よろしく頼むで」
マリア「隊長、今日は私もご一緒させていただきます」
大神「今日はマリアも一緒なのか。ここは気合いを入れないといけないな」
マリア「それで紅蘭? 私たちはどうすればいいの?」
紅蘭「昨日は大神はんひとりで戦ってもらったけど、今日はふたりでコンビを組んで戦ってもらえるか?」
大神「俺とマリアがコンビで?」
紅蘭「そうや。同時に戦った時のデータも取れる上に隊長の副隊長のコンビさかい、さぞすごいモンが見れる思うてな」
大神「なるほど…これは責任重大だな」
マリア「隊長、巴里でさらに成長した腕前、見せていただきますよ」
大神(成長した腕前か…)「…わかったよ。巴里での戦いでどれだけ成長できたのか…俺も、試させてもらう」
〔信頼度UP〕
マリア「ふふ、楽しみにしています」
紅蘭「じゃあ、おふたりさんそろそろ始めさせてもらうで」
大神「ああ、準備はできてる。頼むよ、紅蘭」
大神「いくぞ、マリア!」
マリア「了解!」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
紅蘭「バッチリいいデータが取れたで。ふたりともお疲れさん」
〔通信の閉じる音〕
マリア「見事な腕前でした、隊長。一年前とは比べものになりませんね」
大神「それはこっちの言葉さ。以前よりの援護が早く正確だった。腕をあげたな、マリア」
マリア「ふふ…ありがとうございます」「どうです、隊長? 久しぶりに料理でもしようかと思うのですが、ご一緒にいかがですか?」
大神「マリアのボルシチか。是非ご馳走にならせてもらうよ」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
大神「さてと、ここで夜の見回りは終わりだな…」「ん? あれは…」
すみれ「ふぅ…」
大神「こんばんは、すみれ君」
すみれ「あら、中尉。夜の見回りですか?」
大神「そろそろ消灯の時間だよ。部屋に戻らなくてもいいのかい?」
すみれ「次の舞台も近いですから…」「花組のトップスタァとして、恥ずかしくない舞台ができるよう、一秒も無駄にはできませんわ」
大神(すみれくん…)「これは人気の公演になりそうだね。俺もモギリとして、押し寄せるお客さんをうまくさばかないといけないな」
〔信頼度UP〕
すみれ「ふふ、良い心がけですわ。中尉にはこれからもバリバリと働いてもらって、帝劇の盛り上げに一役買ってもらいませんと」
大神「ああ、任せておいてくれ」
すみれ「ところで中尉。最近帝都で起こっている失踪事件はご存じですわよね?」「これについて中尉はどうお考えで…?」
大神「そのことに関しては情報を集めているけど、正直、今の段階では何とも言えないな」「ただ帝都を脅かす魔の者がいるのなら、俺は絶対にそれを見過ごすつもりはない」
すみれ「…巴里の戦いでどう変わったかと思いましたけど、中尉は中尉のままで安心しましたわ」
大神「ん、なにか言ったかい?」
すみれ「いいえ、お気になさらないでください」「…中尉、これからのわたくしの舞台、ちゃんと見ていてくださいね」
大神「すみれくん…?」
すみれ「見ていてくださいますか、中尉?」
大神「あ、ああ。もちろんだよ」「花組の大スタァの活躍、これからもずっと見させてもらうよ」
すみれ「ありがとうございます、中尉…」
【シナリオエンドデモ終了】
[Ep.3]
【シナリオデモ開始】
カンナ「でりゃあっ!」
〔殴打音〕
大神「なんの!」
カンナ「へへっ、それでこそ隊長だ! けどまだまだ組み手には付き合ってもらうぜ!!」
〔殴打音×2〕
大神(くっ、防ぐので精一杯だ…! しばらく見ないうちにまた腕を上げたな、カンナ!)
カンナ「今のでもダメとなると…こりゃとっておきを使うしかねえな!」
大神(大技が、来る…!)
カンナ「でええええりゃああああーっ!!」
〔打撃音〕
〔画面、フラッシュ〕
大神「ど、どうだ…防ぎきったぞ…」
〔信頼度UP〕
カンナ「驚いたぜ、隊長。まさかあたいの必殺技まで防がれるとは思わなかったぜ」
大神「いや、本当にギリギリのところだった。あと1秒でも判断が遅かったら…今頃気絶していたよ」
カンナ「防ぎきっておいてそんなこと言われたって、こっちにはイヤミにしか聞こえないぜ」
大神「それはすまなかったな、カン…」
〔軍の警報〕
大神「これは…!」
カンナ「作戦司令室に急ごうぜ、隊長!」
大神「ああ!」
マリア「帝国華撃団・花組、全員集合しました!!」
米田「うむ。ご苦労」
カンナ「いったい何が起こったんだい?」
米田「みんなに集まってもらったのは他でもない。帝都郊外に正体不明の敵が現れた」
大神「正体不明の敵ですか?」
かえで「ええ、今まで現れたどの魔操機兵とも違う」「幸い民家の少ない場所だからまだ被害者は出ていないけれど、もし人の多い所まで来られたら大変よ」
アイリス「もしかしたら、人をさらってる事件と何かかんけーがあるのかもしれないね!」
すみれ「それを調べるためにも、敵との接触を急ぐ必要がありますわね」
米田「そういうことだ。レニと織姫が不在だが、頼んだぜ」
さくら「大神さん、出撃命令をお願いします!」
大神「よし! 目標地点、帝都郊外…帝国華撃団・花組、出撃せよ!」
〔信頼度UP〕
帝国華撃団(※画面オフ)「了解!」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
すみれ「敵の残骸が…」
紅蘭「全部消えてもうた! なんでや!?」
マリア「これでは手がかりを得るどころじゃないわね…」
さくら「どうしますか、大神さん?」
大神「…情報が足りないな。一旦、引きあげるとしよう」
アイリス「ねえねえ、お兄ちゃん! 悪い奴らはやっつけたんだからアレをやろうよ!」
カンナ「おっ、そうだな。ここで悩んでたってどうしようもねえし、パーッとやろうぜ!」
大神「はは、確かにそうだね。よし…みんなやるぞ!」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
帝国華撃団(※大神)「せーの!」「勝利のポーズ、決め!」
大神(ふう…今日は色々あったな)(あの敵…いったい何者だったんだ? 失踪事件と関係がないとは思えないが…)「ん? いま誰かの声が…」(聞こえてきたのは更衣室の方か)(と、いうことは…今、風呂の中に誰か入っているのか)(い、いかん…頭がクラクラしてきた…しっかりしろ、大神!)「だ、だめだ…体が勝手に…」
〔ドアノブを回す音〕
アイリス「あれ、お兄ちゃん? こんな所でなにやってるの?」
大神「ア、アイリス…!?」(お風呂の中に入っていたのはアイリスだったのか…)
アイリス「ねえ、お兄ちゃん? どうかしたの?」
大神「い、いや、夜の見回りをしていたところでね。偶然ここを通りかかっただけなんだ」
アイリス「なーんか、あやしい~」
大神(うっ…)
アイリス「あはっ、冗談だよ。お兄ちゃんってばすごい変な顔してる」
大神「今日は久しぶりの出撃もあったし、疲れているのかもしれないな」「アイリスも疲れただろう? そろそろ部屋に戻ってお休み」
アイリス「お兄ちゃんがそう言うなら、もう休もうかな」「…けど、その前に、少しだけお願いがあるんだけど…」
大神「なんだい?」
アイリス「寝る前にお兄ちゃんとちょっとだけ遊びたいなーなんて。お兄ちゃんとは1年も離れ離れだったし…」
大神(アイリス…)「わかった。寝る前に少しだけだよ」
〔信頼度UP〕
アイリス「ありがとう、お兄ちゃん! じゃあさっそくアイリスのお部屋に行こう!」
大神「ちょっと引っ張らないでくれよ、アイリス!」(やれやれ、今日はまだ休めなさそうだな)(帝都で起こっている連続失踪事件。まだ分かっていることは少ないが…)(きっと、解決していけるはずだ。みんなと一緒なら…)
【シナリオエンドデモ終了】
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