TOP PAGEへ

光武F2(エリカ機)/エリカ・フォンティーヌ「巴里の灯は近く」
光武F2(グリシーヌ機)/グリシーヌ・ブルーメール「巴里の灯は近く」
光武F2(コクリコ機)/コクリコ「巴里の灯は近く」
光武F2(花火機)/北大路花火「巴里の灯は近く」
光武F2(ロベリア機)/ロベリア・カルリーニ「巴里の灯は近く」
巴里の灯は近く

平和な時が流れる帝都。

帝国華撃団総司令となった大神一郎は、
この時を利用して、巴里華撃団との
交換留学を行うことを決めた。

巴里に向かう帝国華撃団・花組。
帝都へ向かう巴里華撃団・花組。

そして一ヶ月後m
長らく静かな時が流れていた大帝国劇場に
巴里の乙女たちが訪れるのだった…

[Ep.1]
【シナリオデモ開始】

大神「いよいよ交換留学会の始まりか」「さくらくんたちが巴里へ旅立って一ヶ月、この劇場もだいぶ静かになっていたが、それも今日までかもしれないな」「さて、巴里華撃団のみんなを迎えに行く前に、少しでも仕事を片付けておかないと…」
????(画面オフ)「オ・オ・ガ・ミ・さぁーん!!」
大神「えっ? この声は!?」
〔走り寄る足音〕
エリカ「大神さぁーん!」「大神さん、大神さん、大神さん!! エリカ、また会いにきちゃいましたーっ!」
大神「エ、エリカくん!? どうしてここに!?」
花火「お久しぶりです、大神さん」
コクリコ「元気にしてた? イチロー!」
大神「みんなもどうして…。港まで迎えに行くと伝えたはずじゃ…」
ロベリア「だよなあ。こっちからわざわざ行くなんて馬鹿げてるよな」
グリシーヌ「何を言う。以前の別れ場がここだった事を忘れたか?」「ならばその逆もしかり、我らの再会はこの劇場こそが相応しい」
大神「そうか、そうだったね」
エリカ「それより大神さん。やけに劇場が静かですけど、さくらさんたちはどこなんです?」
コクリコ「何言ってるんだよ、エリカ。今回来たのは交換留学会なんだよ」
花火「帝国華撃団の皆さんは今頃、シャノワールに到着しているのではないでしょうか?」
エリカ「えー!? そうだったの!? じゃあ部屋の掃除、もっと念入りにしとけばよかったなぁ」
ロベリア「わざわざ屋根裏を見る奴なんてそういねえだろ…」
大神「はは…相変わらずだね、エリカくんもみんなも」「じゃあ改めて…ようこそ帝都へ。この交換留学会で帝都のことを大いに学び、楽しんでくれ」
花火「はい、勉強させていただきます」
グリシーヌ「以前は急だった故に長く滞在できなかったが、今回はゆっくりと学ぶとしよう」
コクリコ「ボクは前みたいに美味しいもの、いーっぱい食べるんだ―! いろんなとこに連れて行ってね」
ロベリア「隊長、もうすぐ昼だし、早速うまいもの食いにいこうぜ」
大神「そうしたいのは、山々なんだが…」
かえで「大神くんは今抜けられないの。やることがたくさんあるからね」
大神「かえでさん…」
グリシーヌ「やることと言うのは、仕事のことか?」
かえで「ええ、今の大神くんは帝国華撃団の総司令であると同時に、この劇場の支配人でもあるから」「それに昔と違って、今は風組のみんなもいないから、やることが多いのよ」
大神「だから今日も、みんなを迎えに行った後、すぐに仕事に戻るつもりだったんだ」
エリカ「えー! じゃあ、一緒に遊ぶのもご飯食べるのも出来ないんですかー!?」
大神「…かえでさん、巴里のみんなとは久しぶりですし、少しだけ…」
かえで「のんびりしている時間なんてないでしょ、大神支配人。さあ…」
大神「あっ…か、かえでさん…」
〔歩き去る足音〕
コクリコ「あ…連れていっちゃった…」
花火「ああも強く殿方を引っ張るのも、大和撫子の一面なのですね…」
グリシーヌ「とはいえ、隊長がいなくなってはな。さて、どうしたものか…」
エリカ「じゃあ、みんなで大神さんを手伝うっていうのはどうでしょう?」
ロベリア「手伝う? おいおい、アタシらだって長旅で疲れてるのに、わざわざ身体に鞭打つこたあねえだろ」
コクリコ「でもせっかくトーキョーに来ても、イチローと一緒じゃなきゃ面白くないよ!」
グリシーヌ「そうだな。それにこれは、巴里で世話になった隊長に恩を返す良い機会だ」「よし、全員で隊長を手伝うぞ」
エリカ「はい! いいですよね、ロベリアさん?」
ロベリア「はぁ…ったく、仕方ねえな」
エリカ「やったー! じゃあ、さっさと済ませてみんなで帝都を遊び尽くしましょう!」
【シナリオデモ終了】


[Ep.2]
【シナリオデモ開始】

エリカ「大神さーん!」
大神「ん? みんな、街に出たんじゃないのか?」
グリシーヌ「そのつもりだったが、気が変わった」
花火「私たちもお手伝いさせてください。そうすれば、大神さんのお仕事も早く終わると思いますし」
大神「え…でも…」
コクリコ「せっかくトーキョーに来たのに、イチローがいないんじゃつまんないよ」
ロベリア「いいから、指示しな。その代わり、旨い飯食わせろよ」
大神「みんな…ありがとう。じゃあお言葉に甘えさせてもらうよ」
エリカ「はい! 甘えちゃってください!」
コクリコ「で、ボクたちは何すればいいの?」
大神「それじゃあ…」

コクリコ「ここをこうして…こうやって塗れば…」「よしっ! ボクの担当部分はおしまい!」
グリシーヌ「もう終わったのか!? 私はまだ半分しか終わっていないのに…」
コkリコ「背景の色塗りなんて簡単だよ。サーカスでもよく手伝っているからね」「そっちはどう、ロベリア?」
ロベリア「あー? 見ての通りだよ」
コクリコ「見てのって…全然縫ってないじゃん! 緑で塗り潰すだけなのに!」「もー! 真面目にやってよ、ロベリア! イチローのためなんだから!」
ロベリア「うるさいねぇ、飽きちまったんだよ」「だいたい塗り絵なんてガキの遊び、真面目にできるか、アンタと違って、アタシは大人なんでね」
コクリコ「なんだよそれ! これは遊びじゃなくて仕事なんだよ!」
グリシーヌ「コクリコの言う通りだ。ロベリア、引き受けた以上はその義務を果たせ」
ロベリア「それを言うなら、アンタもだろ。なんだよ、その奇抜で独創的な空模様は?」
グリシーヌ「なに? 私は指示通りに塗っただけだぞ?」
コクリコ「えっ? これ空描いてたの? ボク、荒野だと思ってた…」
ロベリア「だろ? これを無意識にやっちまうなんてある意味天才さ。アンタ、貴族よりも画家に向いてるかもな」
グリシーヌ「貴様…」「そこになおれ! たたき切ってくれる!」
コクリコ「ちょ、ちょっと! やめなよ、グリシーヌ! イチローの仕事が…」
ロベリア「アタシはいいぜ。ガキの塗り絵よりは楽しめそうだからな」
コクリコ「まだそれ言うんだ、ロベリア! ボクだって怒るよ!」
ロベリア「お前も参加か。面白くなってきたじゃないか!」「いいよ、ふたりまとめてかかってきな!」
〔画面、暗転〕
〔爆発音〕
〔剣の交わる音〕
〔撃破音〕

〔走り寄る足音〕

大神、な、なんだ!? 今の音は!?」
コクリコ「あっ! イ、イチロー…」

大神「なるほど…それがケンカの理由か」
コクリコ「ごめんね。せっかくお仕事任せてくれたのに…」
グリシーヌ「逆にセットを壊してしまっては…弁明の言葉もない」
ロベリア「…ま、少し派手にやり過ぎたかもな」
大神「いいんだ。それよりみんなにケガがなくて何よりだ」「後のことは俺がやる。みんなはサロンで休んでてくれ」
グリシーヌ「…すまんな、隊長」
コクリコ「ごめんね、イチロー」
ロベリア「…行くぞ」
〔歩き去る足音〕
大神「…はぁ」「これはどうしたものかな…」
【シナリオデモ終了】


[Ep.3]
【シナリオデモ開始】

花火「あの、エリカさん。先ほど、すごい音が聞こえませんでしたか?」
エリカ「そうですか? わたしは全然聞こえませんでしたけど?」「それよりもお掃除の続きしましょうよ。ふたりでここをピッカピカにして、大神さんをびっくりさせちゃうんです!」
花火「そうですね。日本の女性は掃除を念入りにすると聞きますし、私たちも気を引き締めて臨みましょう」
エリカ「じゃあわたしはこっちから始めますね!」
花火「では、私はここから」
エリカ「あ~、お掃除って楽しいですよね、わたし、時間がある時によくやってるんですよ」
花火「それは素晴らしいですね。掃除すると心も綺麗になるといいますし」
エリカ「そうなんですかー。でも掃除って不思議ですよねー」「あんなにきれいにしても、いつの間にかすぐ汚れが…」
花火「あっ! エリカさん!」
エリカ「へ?」
〔殴打音〕
大神「いったーい! すみません、おしゃべりに夢中で…」
話「私は大丈夫です。ですが、次はちゃんと前を見て…」「あっ」
エリカ「え…?」「あー! 後ろの看板がー!!」
〔殴打音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔殴打音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔打撃音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔撃破音〕
〔画面、フラッシュ〕

花火「………」
エリカ「倒れた看板が看板を倒して、それがさらに大きな看板を倒して…」「あ~! エリカ、またやっちゃいました…」
〔走り寄る足音〕
グリシーヌ「なんだ、今の音は!?」
大神「なにが起こった、エリカくん! 花火くん!」
エリカ「お、大神さん…」

大神「そうか、エリカくんが…」
花火「エリカさんのせいだけではありません。私がもっと注意していれば…」
エリカ「ごめんなさい、大神さん」
コクリコ「エリカらしいっちゃらしいけど…」
ロベリア「ま、今回はアタシらも似たようなことしてるからな」
グリシーヌ「すまんな、隊長。手伝うつもりが、逆に迷惑を掛けてしまって…」
大神「みんな…」「………」「よしっ! これより巴里華撃団に出撃命令を出す!」
エリカ「えっ?」
グリシーヌ「何を言っているんだ、隊長?」
大神「今から全員で帝都をパトロールする。もちろん隊長である俺も一緒だ」
ロベリア「なんだそれ? ようは仕事サボって遊びに行くってことだろ?」
大神「忘れたのか、ロベリア? 君たちはしばらくの間、帝国華撃団に代わって、この帝都を守らないといけないんだぞ」「なら、街を知ることは重要な任務だ。いい気分転換にもなると思うしね」
花火「そうは言っても、かえでさんが許してくれるとは…」
〔歩み寄る足音〕
かえで「…あたしがどうかした?」
大神「かえでさん…」「…みんなに仕事を任せたおかげで、急ぎの仕事は終わらせることができました。なので、俺たちは…」
かえで「聞こえてたわ、パトロール、頑張ってね」
コクリコ「えっ? いいの!?」
かえで「花組がいないからしばらく公演はないし、何より劇場の支配人は今、大神くんだから」「けれど、戻ってきたら全員で残りの仕事を片付けるのよ」
大神「はいっ! ありがとうございます!」
コクリコ「やったー! じゃあ早くパトロールに行こうよ!」
ロベリア「その前に飯だろ。米田がよく飲んでた日本お酒も飲んでみたいしな!」
エリカ「はいはーい! じゃあその後にあたし、チョンマゲしてる人を見てみたいです!」
グリシーヌ「ならば、両国というところだな。日本の侍、興味深いな」
花火「はい、楽しみですね」
大神(良かった…みんな元気になってくれて…)「よし、では巴里華撃団! 街へ出撃するぞ!」
エリカ「了解っ!」
【シナリオデモ終了】


● ユニットシナリオ「サクラ大戦」 へ戻る

● 進撃イベント「永遠の歌に花束を」 へ戻る


◆ 「ユニットシナリオ」 へ戻る

◆ 「スーパーロボット大戦X-Ω」 へ戻る




当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。