ハインヘルム強襲型（アヤメ機）／アマノミヤ・アヤメ（サンタ２０１７冬）
ハインヘルム強防型（ベルタ機）／ベルタ・ベルンシュタイン（サンタ２０１７冬）
クリスマスより感謝をこめて
火星調査団『ソリス』。
火星で起きた謎の事件を調査、解決するべく、
地球連邦によって設立された組織である。
後方部隊へと回された４人は、
ハインヘルムの性能テストと厳しい訓練を終え
ヘトヘトの状態で自室へと戻ってくる。
そして、早々にベルタは、
眠りについてしまうのだった。
夢の中だけが安息の地。
そのはずであったのだが…
［Ｅｐ．１］
【シナリオデモ開始】
カタリーナ「ほげ～ん…」
オリーヴ「今日の訓練も疲れましたね…」
アヤメ「…流石に限界です。今日はもう寝てしまいましょう」
オリーヴ「そうですね、明日も訓練があることですし」
ベルタ「くぅ…くぅ…」
カタリーナ「もう寝てるし」
オリーヴ「ベルタさんこんな所で寝てると風邪ひいちゃいますよ。お布団まで行きましょ？」
ベルタ「…ここで寝る」
アヤメ「駄目そうですね、これは」
オリーヴ「上に掛けるものだけ持って来ますね」
〔歩き去る足音〕
ベルタ「くぅ…」
カタリーナ「幸せそうな顔して寝ちゃって。顔に落書きでもしてやりましょうかね？」
アヤメ「疲れてるんですから、寝かせておいてあげましょう」
カタリーナ「まったく、どんな夢を見てるんだか…」
ベルタ「クゥ～クックックッ！ メリー・クリスマース！」「今日は待ちに待った、クリスマスだ！」「さて、サンタさんはいつやってくるんだ！？」
カタリーナ（※サンタ）「メリー」
ベルタ「お、お前は…！」「…サンタクロースなのか？」
カタリーナ（※サンタ）「そういうこと言っちゃいます？ なんかもう、プレゼントを渡す気がなくなっちゃったなぁ」
ベルタ「ウソウソウソ！ いまのウソだから！」
カタリーナ（※サンタ）「誠意が全然見えないですね。ちょっとそれを見せてもらえないと、プレゼントはあげられないかな」
ベルタ「せ、誠意…？ それはどうやって見せればいいのだ？」
カタリーナ（※サンタ）「そうですね…」「３回まわってワンと言いながら、垂直に２０メートル飛び上がって、８回転して５んと着地したら充分でしょうね」
ベルタ「できるかぁぁぁ！ てか、なんだ最後の『５ん』って！？」
カタリーナ（※サンタ）「仕方がありませんね。私の心は銀河レベルに広いので、今回は特別にプレゼントをあげましょう」
ベルタ「本当か！？ クレクレクレ！」
カタリーナ（※サンタ）「では、プレゼントカモーン」
〔転移音〕
〔画面、発光〕
ベルタ（※画面オフ）「な、なんだこの光は！？」
〔発光、収束〕
ベルタ「ッ！？」「あ、あれ…？ サンタさんはどこに行ったのだ？」
カタリーナ（※サンタ）「フッフッフッ。すっかりと騙されましたね？」
ベルタ「どういうことだ！？」
カタリーナ（※サンタ）「こういうことですよ」
カタリーナ（※水着）「ほへ～？」
カタリーナ「ほへ～？」
カタリーナ（※アイドル）「どうも」
ベルタ「おい！ ひとりだけキャラが違うヤツがいるぞ！」
カタリーナ（※アイドル）「えっ、どこにいるんですか？」
ベルタ「お前だぁぁぁッ！」
カタリーナ（※サンタ）「そうやって、ツッコミを入れられるのもいまのうちですよ」「ベルタ、あなたは罰せられなければいけないのですか」
ベルタ「なんでそうなる！」
カタリーナ（※サンタ）「それは、あなたが…」「オリーヴさんを蹴落としたからです！」
ベルタ「………」「へっ…？」
【シナリオデモ終了】
［Ｅｐ．２］
【シナリオデモ開始】
カタリーナ（※サンタ）「ベルタが悪いんですよ。あなたさえいなければ、オリーヴさんは…」
ベルタ「なにを言っているのか、さっぱりとわからんのだが…」
カタリーナ（※サンタ）「私はオリーヴさんに１億票入れたのに…。なぜ、ベルタが勝ってしまったのか…」
ベルタ「だから、何を言ってるんだお前は…」
カタリーナ（※サンタ）「私に謝ってください！ そして、ちゃんとお礼を言ってください！」
ベルタ「なんで！？ そして、誰に！？」
カタリーナ（※サンタ）「ないわー。自分を応援してくれた人に感謝しないとか、冥王の風上にも置けないわー」
カタリーナ（※アイドル）「本当にないと思います。さすがにヒドすぎますよ、ベルタ」
ベルタ「だから、お前はずっと誰なんだ！」
カタリーナ（※サンタ）「もう、そういうのいいんで。早く感謝してください」
ベルタ「ど、どうも、ありがとうございました」
カタリーナ（※サンタ）「全然ダメですね。マイナス５ん万点です」
ベルタ「またでた！ 気に入ったのかそれ！？」
カタリーナ（※サンタ）「わかりましたから。とにかくこれに着替えてください」
ベルタ「アイドルの衣装…？ なんでこれに？」
カタリーナ（※サンタ）「いいから、早く」
ベルタ「全然わからんぞ、我には」
ベルタ（※アイドル）「着替えてきたぞ」
カタリーナ（※サンタ）「まぁ、いいでしょう」
ベルタ（※アイドル）「なんで上から目線なんだ…」
カタリーナ（※サンタ）「では、感謝の言葉をどうぞ」
ベルタ（※アイドル）「どうも、ありがとうございました」
カタリーナ（※サンタ）「マイナス２兆点」
ベルタ（※アイドル）「なんでだ！」
カタリーナ（※サンタ）「自分のない胸に手を当てて考えてください」
ベルタ（※アイドル）「ないは余計だろうが！」
カタリーナ（※サンタ）「ベルタに他人の気持ちを推し量れというのは、酷だったようですね」「まさか、あの程度の感謝の言葉しか出てこないとは」
ベルタ（※アイドル）「ずっとわけがわからん…。だが、そこまで言われて黙っている我ではない！」「冥王１３柱がひとりこのベルタ・ベルンシュタインが、真の感謝を伝えてくれるわ！」「みんなー！ いつも応援ありがとう！ みんなの気持ち、私とっても嬉しいよ☆」「これからも、毎日頑張って訓練をしていくうから、もっともっと応援よろしくね☆」「そ・れ・と…」「みんなが素敵なクリスマスを過ごせるように、心から願っておくからね☆」「ハッピー・メリー・クリスマース！」
カタリーナ（※サンタ）「おえー」
ベルタ（※アイドル）「吐くなぁぁぁッ！」
カタリーナ（※サンタ）「破壊力が高過ぎますよ…。いまの一撃で私は瀕死状態です…」
ベルタ（※アイドル）「お前がやらせたんだろうが！」
カタリーナ（※サンタ）「まぁ、ちゃんと感謝もしたので、そろそろあなたには死んでもらいます」
ベルタ（※アイドル）「理不尽！」
カタリーナ（※サンタ）「文句なら、私の票を無効にした闇の力に言うんですね」「さあ、カタリーナ軍団よ、ベルタをやっつけてしまうのです」
カタリーナ（※水着）「ほへ～！」
カタリーナ「ほへ～！」
ベルタ（※アイドル）「のわああああ！？」
カタリーナ（※アイドル）「そこまでです！」
カタリーナ（※水着）「ほへ…？」
カタリーナ「ほへほへ～？」
カタリーナ（※アイドル）「なぜ、裏切るのかですって？ 私は最初からあなたたちの仲間ではない！」
ベルタ（※アイドル）「こ、今度はなにが始まったんだ…！？」
カタリーナ（※サンタ）「…まさか、あなたは」
カタリーナ（※アイドル）「そう、私の正体は…！」
〔画面、フラッシュ〕
アヤメ（※サンタ）「サンタアヤメです！」
ベルタ（※アイドル）「なに言ってるんだ、お前は！？」
アヤメ（※サンタ）「安心してください、私はあなたの味方です」
ベルタ（※アイドル）「いやいや、敵とか味方とかわからないから…」
アヤメ（※サンタ）「大丈夫、私は３位ですから！」
ベルタ（※アイドル）「なにが大丈夫なんだ！？」
カタリーナ（※サンタ）「ここであったが百年目。１位と３位の存在を抹消して、オリーヴさんを繰り上げてみせますよ」
アヤメ（※サンタ）「そんなことは絶対にさせません！」
ベルタ（※アイドル）「ダメだ、頭がおかしくなりそうだ…。これが夢だというなら早く醒めてくれ…」
アヤメ（※サンタ）「せいやぁぁぁぁ！」
カタリーナ（※サンタ）「ギョルミニューン！」
〔爆発音〕
〔画面、発光〕
【シナリオデモ終了】
［Ｅｐ．３］
【シナリオデモ開始】
カタリーナ（※サンタ）「私の分身を葬るとは、なかなかやりますね…」
ベルタ（※アイドル）「あれって、分身だったのか！？」
アヤメ（※サンタ）「カタリーナこそ、やるではありませんか。アバラが１５本ほどイってしまいましたよ」
ベルタ（※アイドル）「１５本！？ 大丈夫なのかそれ！？」
アヤメ（※サンタ）「大丈夫です…３位ですから！」
ベルタ（※アイドル）「病院に行けぇぇぇっ！」
アヤメ（※サンタ）「戦いの中で散りゆくのがサンタの運命…。ならば咲かせてみせます、この生命を！」
カタリーナ（※サンタ）「この世界に、サンタはひとりで充分です。あなたには消えてもらいますよ？」
ベルタ（※アイドル）「互いに、全然話を聞いていない！ 自分勝手か！」
〔回復音〕
アヤメ（※サンタ）「うおおおおおッ！」
カタリーナ（※サンタ）「ほへ～ん」
アヤメ（※サンタ）「私たちの戦いは…！」
カタリーナ（※サンタ）「これからだ」
ベルタ（※アイドル）「唐突に終わったぁぁぁ！」
ベルタ「うっ…うう…！」「はっ！？」「な、なんだ、夢か…」
アヤメ「ん？ 起きたのですか？」
ベルタ「病院にいけッ！」
アヤメ「…どういう意味でしょうか？」
ベルタ「す、すまん、気にしないでくれ…。少々、夢見が悪くてな…」
アヤメ「ちゃんと布団で寝た方がいいですよ？」
ベルタ「そうだな。そのせいかもしれん…」
アヤメ「では、私は先に寝ますので」
ベルタ「ああ、おやすみ」「ふう…。いま起きたばかりだが我も寝るとするか。夜更かしすると明日がしんどいしな」
？？？？（※画面オフ）「そうはさせませんよ」
ベルタ「えっ…？」
カタリーナ「さあ、第２ラウンドといきましょうか」
ベルタ「…！」「なんでだぁぁぁぁぁッ！」
【シナリオデモ終了】
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