スコープドッグレッドショルダーカスタム/キリコ・キュービィー
荒野
突如、地球へと跳ばされてしまったキリコ。
仲間たちともはぐれ、
ただひとり見知らぬ荒野で生き延びる為、
彼は再び戦場に立つ…
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
キリコ(気づけば俺はここにいた。聞いたこともない星…見たこともない空…)(何故、俺がここにいるのか。その理由は俺自身にも分かっていなかった…)
男(※若者)「おい、キリコ…? キリコ、聞いているか?」
キリコ「ああ、聞こえている」
男(※若者)「いたぜ、奴らだ」
キリコ「シベ鉄か…。アレが今回のターゲットだな」
男(※若者)「お前もこっちのことが分かってきたな。奴らとは何度かやり合ったしな」「今回もいつもと同じだ。なんでも近くエクソダスの連中がここを通る事になってるらしくて、その前に…」
キリコ「理由はどうでもいい。俺は仕事をこなすだけだ」
男(※若者)「へへ、そうかい。ま、ちょっと数が多いみたいだが、お前の腕なら問題ないだろ」「動くもんは全部撃っちまえばいい」
キリコ「ああ、分かった」
男「頼んだぜ、相棒」
キリコ「………」(そう、理由などどうでもいいことだ。俺は再びこの戦場へと連れ戻された…)(だとすれば、俺のやることはひとつだけ。その為に引き金を引くしかないのなら、俺は…)
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
男(※若者)「それぐらい痛めつけておけば充分だ。撤退しろ、キリコ!」
キリコ「ああ…!」
シベ鉄隊員「また奴か…! 毎度、調子に乗りおって…!」「だが、我々シベ鉄を相手にして、いつまでも好き勝手できると思うなよ…」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
〔ドアノブを回す音〕
男(※若者)「おう、戻ったかキリコ」
キリコ「ATはいつもの場所に置いておいた。次の仕事までには整備を終わらせておいてくれ」
男(※若者)「ああ、分かってるぜ。なにせお前の大切な機体だものな」「稼がせてもらってるなりの扱いはしてやるさ」
キリコ「そうか…」
男(※若者)「まったく不愛想な奴だな。初めて会った時からまるで変わっちゃいねえ」「素性の分からないお前をここに住まわせてやってから、結構経つんだがな」
キリコ「それには感謝している」
男(※若者)「どこにいるかも知れない、お前のお仲間捜しってのにもだいぶ協力してやった」
キリコ「ああ、それも感謝しているさ」
男(※若者)「へへ、そうか。なら、こいつも許してもらえるよな?」
〔銃を構える音〕
キリコ「…銃など持ち出してどういうつもりだ?」
男(※若者)「悪いなキリコ。そろそろ潮時ってわけだ」
キリコ「………」
【シナリオエンドデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
男(※若者)「シベ鉄の奴らもバカじゃない。これだけ派手にやれば、いい加減このアジトにも気づくはずだ」
キリコ「そうなる前に俺を売ったというわけか。自分の生命の保証と引き換えに…」
男(※若者)「そういうことだ」「とはいえ、稼がせてもらった恩もある。お前を撃つのはさすがに気が引ける。生命が惜しければ大人しくしてるんだな」
キリコ「残念だ…」
男(※若者)「へ、不愛想なお前がそんなこと言うとはな。俺も少しは信用されてたってわけか?」
キリコ「ああ、お前の整備の腕だけはアテにしていた」
〔銃声〕
〔画面、フラッシュ〕
男(※若者)「ぐっ…! テ、テメエ…よくも…!?」
キリコ「お前のような男は何人も見てきた。生き延びる為なら何でもする男たちの目。お前は奴らと同じをしていた」
男(※若者)「最初から…お見通しだったってわけか…舐めやがって…」
キリコ「舐めてはいない。俺もお前たちとそう変わらん人間だ」
〔歩き去る足音〕
男(※若者)「ど…どこへ行く…?」
キリコ「お前が行動を起こしたということは、すでにシベ鉄の部隊もこちらに向かっているんだろう」
男(※若者)「逃げるつもりか…それともやり合うつもりか…」「どっちにしろ無駄なことだ。何をしようとお前は…ここで死ぬ…」
キリコ「関係ない」「それは…俺が決めることだ」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
シベ鉄隊員「奴め、しくじりおって。おかげで面倒な仕事が増えた」「まあ、いい。今までの借りもあるどうせ奴を葬るのなら、たっぷりいたぶって殺してやる!」
キリコ「………」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
キリコ「やはり数が多いな…! だが…!」
〔機関銃の銃声〕
〔画面、フラッシュ〕
シベ鉄隊員「ぐわああぁぁぁー!」
〔爆発〕
〔画面、フラッシュ〕
キリコ「はぁ…はぁ…!」
シベ鉄隊員「ええい、何を手間取っている! 数はこちらが上なのだ! 構わず撃ち続けろ!」「多少、腕が立とうと、この数を相手に戦い切れるものか!」
〔機関銃の銃声〕
〔画面、フラッシュ〕
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
キリコ「ぐっ…!」
シベ鉄隊員「フフフ、やっと動きを止めたな。散々手こずらせてくれおって」「さて、これまでの礼を返させてもらうとしようか」
キリコ「………」
【シナリオエンドデモ終了】
[Ep.3]
【シナリオデモ開始】
キリコ「機体はまだ動く…が…退路もすでに塞がれている…。弾も残り少ない…」「しかし、まだ死ぬつもりはない…!」
シベ鉄隊員「奴め、この状況でまだやるつもりか? 往生際の悪い奴め! 貴様はここで死ぬのだ!」「全機、攻撃を…」
シベ鉄隊員「隊長…!」
シベ鉄隊員「なんだっ…!?」
シベ鉄隊員「あ、アレを…!」
〔風の音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔ノイズ〕
シベ鉄隊員「バカな…! 砂嵐だと…!?」
シベ鉄隊員「くっ…! 砂で視界が…!」
キリコ「しめた…!」
〔機関銃の銃声〕
〔画面、フラッシュ〕
〔爆発〕
〔画面、フラッシュ〕
シベ鉄隊員「ぐわあぁぁぁー!」
シベ鉄隊員「なっ、奴め…この砂嵐を利用して…!」
キリコ「こういう状況での戦いは慣れている」
〔機関銃の銃声〕
〔画面、フラッシュ〕
シベ鉄隊員「ぐっ…! な、なんだ…これは…! なぜこんなタイミングで砂嵐が…!」「これではまるで運命が奴の味方をしているようではないか! 奴は…いったい…!?」
キリコ「この機を逃すつもりはない!}
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
キリコ「お前で最後だ」
シベ鉄隊員「バカな…! 私の部隊が…! あの砂嵐さえなければ…」「こんなはずでは…! 関わらなければ良かった…! あんな奴に…!」
キリコ「………」
〔機関銃の銃声〕
〔画面、フラッシュ〕
シベ鉄隊員「うわあぁぁぁぁー!」
〔爆発〕
〔画面、フラッシュ〕
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
キリコ「使えそうなパーツはこれで全部か…。やはり武装のほとんどは棄てていくしかないな」「だが、ATだけならなんとか修理できそうだ」「これならば…」
〔歩き去る足音〕
キリコ(俺がいつも戦上にいたように、俺がいる場所にはいつもあいつらがいた)(フィアナ…バニラ…ココナ…。お前たちもこの星のどこかにいると俺は信じている)(必ず捜し当ててみせる。それが俺の…)
【シナリオエンドデモ終了】
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