ハインヘルム強襲型（アヤメ機）／アマノミヤ・アヤメ（新Ｐスーツ）
ハインヘルム強防型（ベルタ機）／ベルタ・ベルンシュタイン（新Ｐスーツ）
それが至高
火星調査団『ソリス』。
火星で起きた謎の事件を調査、解決するべく、
地球連邦によって設立された組織である。
その組織に所属するベルタは、
同僚のアヤメに新たなパイロットスーツが
開発されているという話題を振る。
しかし、話は大きく脱線し始め…
［Ｅｐ．１］
【シナリオデモ開始】
アヤメ「訓練、お疲れさまでした」
ベルタ「クゥ～クックックッ！ 我にかかればこの程度の訓練など、造作もなかったがな！」
アヤメ「もうダメだと散々喚いていたのは、いったい誰だったんですかね？」
ベルタ「な、なにを言っている。それは、アヤメの空耳だ…」
アヤメ「では、姉ちゃん助けて～と言っていたのも、私の空耳だと？」
ベルタ「それは本当に空耳だ！ 我が姉ちゃんに助けを求めるはずがないだろ！」
アヤメ「冗談です」
ベルタ「まったく、お前は…」「そうだ。そういえば、あの話を聞いたか？」
アヤメ「あの話とは？」
ベルタ「博士が新しいパイロットスーツを開発しているという話だ」
アヤメ「オリーヴさんとカタリーナが試験に付き合ったと言っていましたね」
ベルタ「いまから、どんなパワーアップイベントにしてやろうかと楽しみで仕方がないぞ！」
アヤメ「パワーアップイベント？」
ベルタ「訓練を乗り越えた我らが、ついに開眼しその真価を発揮する」「その時、体が光に包まれ、新しいパイロットスーツへと変わるのだ！」
アヤメ「…なにを言っているのか、全然わからないのですが」
ベルタ「ええい！ ならば我が教えてくれる！ ほわんほわんほわんほわん、ほわわ～ん」
〔画面、発光〕
ベルタ（※新Ｐスーツ）「クゥ～クックックッ！ 見よ、これが我の真なる姿！」「暗黒冥王神ベルタ・ベルンシュタインだ！」
アヤメ（※新Ｐスーツ）「それでは、シャワーを浴びてきます」
ベルタ（※新Ｐスーツ）「待て待て待て！」
アヤメ（※新Ｐスーツ）「む？」
ベルタ（※新Ｐスーツ）「いま、やってる最中だろうが！」
アヤメ（※新Ｐスーツ）「ですから、私はシャワーを浴びてこようかと」
ベルタ（※新Ｐスーツ）「我にひとりでやれと言うのか！？」
アヤメ（※新Ｐスーツ）「大丈夫、ベルタならやれますよ」
ベルタ（※新Ｐスーツ）「やだ！ ちゃんと見てて！」
アヤメ（※新Ｐスーツ）「子どもですか、あなたは……」
ベルタ（※新Ｐスーツ）「では、最初からいくぞ」
アヤメ（※新Ｐスーツ）「いや、いかなくていいのですが…」
ベルタ（※新Ｐスーツ）「クゥ～クックックッ！ 見よ、これが我の真なる姿！」「暗黒冥王神、ベルタだ！」
アヤメ（※新Ｐスーツ）「王なんですか？ 神なんですか？」
ベルタ（※新Ｐスーツ）「もちろん、王であり神でもある！」
アヤメ（※新Ｐスーツ）「はぁ…」
ベルタ（※新Ｐスーツ）「この漆黒の翼が開かれたからには、貴様はもう逃げられんぞ？」
アヤメ（※新Ｐスーツ）「翼…？」
ベルタ（※新Ｐスーツ）「あるだろ。背中に、こうバサァとした感じのが」
アヤメ（※新Ｐスーツ）「いや、ありませんが」
ベルタ（※新Ｐスーツ）「あるの！ ちゃんとイメージして！」
アヤメ（※新Ｐスーツ）「注文が多いですね…」「それでどうやって戦うのですか？ 翼で敵を叩くとか？」
ベルタ（※新Ｐスーツ）「いや、ハインヘルムに乗るが？」
アヤメ（※新Ｐスーツ）「そこは普通なんですね」
ベルタ（※新Ｐスーツ）「往くぞ、ハインヘルム！ とう！」
〔空を舞う音〕
〔画面、フラッシュ〕
ベルタ（※新Ｐスーツ）「ああ！？」
アヤメ（※新Ｐスーツ）「どうしたんですか？」
ベルタ（※新Ｐスーツ）「…翼が引っ掛かって、コックピットに入れない…」
アヤメ（※新Ｐスーツ）「………」「…敵が撃ってきていますよ？」
ベルタ（※新Ｐスーツ）「な、何だと！？ 卑怯な真似を！」
〔銃声〕
〔画面、フラッシュ〕
〔銃声〕
〔画面、フラッシュ〕
〔銃声〕
〔画面、フラッシュ〕
ベルタ（※新Ｐスーツ）「「ぐ、ぐわああああ！？」
〔人の倒れる音〕
ベルタ（※新Ｐスーツ）「む、無念…」
【シナリオデモ終了】
［Ｅｐ．２］
【シナリオデモ開始】
アヤメ「死んでしまいましたね」
ベルタ「ああ…。翼は危険なので、パイロットスーツには付けない方が良さそうだ」
アヤメ「心配しなくても、翼が付くことはないと思いますが」「では、私は汗を流しに行ってきます」
ベルタ「待て、アヤメ」
アヤメ「まだなにか？」
ベルタ「まだ、お前にパワーアップイベントを説明できていない！」
アヤメ「…もう充分、聞いたと思うのですが」
ベルタ「こんなもので充分など、甘すぎる！ いいか、ここからが本番だ！」
アヤメ「シャワーを浴びながらでは、ダメなのでしょうか？」
ベルタ「それでは、身振り手振りができないだろうが！」
アヤメ「だから、しなくていいと…」
ベルタ「ほわんほわんほわんほわん、ほわわ～ん」
アヤメ「勝手に始めましたね…」
〔画面、発光〕
ベルタ（※新Ｐスーツ）「クゥ～クックックッ！」「この邪影冥王帝ベルタ・ベルンシュタインが、どこにいるかわかるまい！」
アヤメ（※新Ｐスーツ）「思い切りここにいますが」
ベルタ（※新Ｐスーツ）「バラすな！」「いまの我は、アヤメの影の中にいるというていなのだ！」
アヤメ（※新Ｐスーツ）「パワーアップしたのに影の中にいるのですか？ 折角なので、見せた方がよいのでは？」
ベルタ（※新Ｐスーツ）「お前はなにもわかっていない」「いいか、まず我が敵の攻撃にさらされ、辺りが大爆発に巻き込まれる」「もうもうと立ち込める煙が消えると、そこには我の姿ない」「まさか死んでしまったのか！？」「そう思われた、その時！ 我が高笑いと共にアヤメの影から現れるのだ！」
アヤメ（※新Ｐスーツ）「それだと、私が爆発に巻き込まれているのでは？」
ベルタ（※新Ｐスーツ）「そうかもしれんが、アヤメならなんとかなるだろう」
アヤメ（※新Ｐスーツ）「…私をなんだと思っているんですか」
ベルタ（※新Ｐスーツ）「よし、もう一度最初からだ」「クゥ～クックックッ！」「この邪影冥王帝ベルタ・ベルンシュタインが、どこにいるかわかるまい！」「アヤメ、どこにいるのかと聞いてくれ」
アヤメ（※新Ｐスーツ）「私の影から出てくるのに、私が聞くのですか？」
ベルタ（※新Ｐスーツ）「いまのお前はアヤメではない！ モブの敵だ！」
アヤメ（※新Ｐスーツ）「…深く考えるのはやめた方が良さそうですね」「どこだー、どこにいるんだー」
ベルタ（※新Ｐスーツ）「どこを見ている、我はここにいるぞ！ どしゅーん！」
アヤメ（※新Ｐスーツ）「うわー。影から出てきたー」
ベルタ（※新Ｐスーツ）「この骸影衣は、影と一体化できる代物。これを着ている我は、まさに影となるのだ！」
アヤメ（※新Ｐスーツ）「そのパイロットスーツが影になると、色々と不都合があるのでは？」
ベルタ（※新Ｐスーツ）「どんな不都合があるというのだ？」
アヤメ（※新Ｐスーツ）「光がある場所だと影は薄くなりますよね。なので…」
ベルタ（※新Ｐスーツ）「おわ！？ 我の骸影衣が消えていく！？」
アヤメ（※新Ｐスーツ）「更に光をピカっと」
ベルタ（※新Ｐスーツ）「や、やめろ！ 我が裸にされていく～！」「無念～！」
【シナリオデモ終了】
［Ｅｐ．３］
【シナリオデモ開始】
ベルタ「なぜだ！ なぜ、上手くいかん！」
アヤメ「パイロットスーツに余計な機能を付けているからでは？ やはりシンプルなのが一番です」
ベルタ「基本こそが至高ということか…」
アヤメ「いや、そこまでは言っていませんが」
ベルタ「フッ、今回はアヤメに教えられたようだな」「やはり、冥王１３柱こそが、一番カッコイイということを！」
アヤメ「そんな話でしたっけ？」
ベルタ「となれば、パワーアップイベントよりも、新必殺技を考案するべきだな！」「よし、付き合えアヤメ！」
アヤメ「ですから、私はシャワーにですね…」
ベルタ「そんなのは後だ！ 必殺技を開発する方が重要だろうが！」
アヤメ「私にとっては、汗を流す方が重要なのですが」
ベルタ「うるさいうるさい！ とっとと行くぞ！」
アヤメ「はぁ…わかりました。それで、どこに行くんですか？」
ベルタ「必殺技の開発と言ったら、山籠もりと相場は決まっている。裏山にゴーだ！」
アヤメ「これは、また汗をかきそうですね…」
【シナリオデモ終了】
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