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骨嵬・朱天/豪和ユウシロウ
傀儡子

日本と米国の間で緊張が高まったことで、
有事に備えてユウシロウは再び特務自衛隊へと
呼び戻される。

警戒にあたるユウシロウは、
この戦いの裏には兄・一清の思惑が
絡んでいることを感じ取っていた…。

自分は再び、
戦いの道具として利用されているのか…。

繰り返し続けた悲しみの記憶が、
ユウシロウに問いかける…

[Ep.1]
【シナリオデモ開始】

ユウシロウ(この戦いの裏には一清兄さんの思惑も絡んでいる)(僕はまた兄さんの企みに利用されるだけなのか…?)(ミハル、お前もまた…)
〔歩み寄る足音〕
安宅「お疲れ様、ユウシロウ。冷えるでしょ、これでも飲んで温まりなさい」
ユウシロウ「ありがとうございます」
安宅「まったく大変よね。いきなり臨戦態勢での警戒が言い渡されるんだもの」「ただの暴動に対する警戒ってわけじゃなさそうだし…」
ユウシロウ「………」
安宅「心、ここにあらずって感じね。あのミハルって子のことを考えてたんでしょう?」
ユウシロウ「いえ、そんなことは…」
安宅「あら、隠さなくてもいいわよ。何せ、あのユウシロウがあんなに必死になる相手なんですもの」
ユウシロウ「安宅大尉、横田基地の件は…」
安宅「冗談よ。それにあの件は結果的に問題にならなかったわけだしね」「ただ、そろそろ教えてもらえないかしら? あなたやあの子が何者なのか」「豪和や所属不明のTAを持つ組織があなたたちを使って何をしようとしているのかを…」
ユウシロウ「それは…」
安宅「もちろん、話せる範囲で構わないけれど」
ユウシロウ「………」「自分は…」
安宅「………」
ユウシロウ「僕は…豪和にとって手段に過ぎません…」
安宅「手段…?」
ユウシロウ「はい…。悠久の時を超えて、傀儡子の野望を叶える為の手段…」「想いを繋ぎ…心を繋ぎ…永遠に回り続ける糸車…」「僕は嵬…。過去を受け継ぐ者です」
【シナリオデモ終了】


[Ep.2]
【シナリオデモ開始】

村井「鏑木大尉、今いいですか? ちょっと見てもらいたい物があるんですけど」
鏑木「構わないけど、何かしら?」
村井「みんなには秘密にしてくださいよ?」
〔通信の開く音〕
鏑木「このデータは…?」
村井「豪和大尉に関する何かの実験のデータです。昨日、豪和総研のデータベースにアクセスして…」
鏑木「! ちょっとあなた、それ…!」
村井「だから秘密だって言ったじゃないですか! バレたら大変なんですから!」
鏑木「それがわかってるなら、尚更!」
村井「だって、豪和大尉を守るためには、豪和が何を考えてるか知っておく必要があるじゃないですか」
鏑木「それは…そうだけど…」
村井「まあ、幸いバレませんでしたから。それより見てくださいよ、このデータ」「この実験が行われていたのは2回。8年前に一度と、私たちがベギルスタンに行く前ぐらいに一度…」「気になるのは、その時の豪和大尉の身体データです」
鏑木「これってメンタルバーストの時と同じ…」
村井「はい。でも、この実験にTAが使用された形跡はない」「つまりこれって、TAの実験ではなく、豪和大尉の自身の…」
鏑木「実験動物…。ユウシロウは以前、自分のことをそう言っていたわ」
村井「大尉が民間人でありながらここに派遣されてきたのも…」「大尉だけがメンタルバーストを起こせるのも、大尉自身に何か特別な資質があるからなんでしょうか…」
鏑木「ユウシロウは人間よ。多少、特殊な資質はあるかもしれないけど、ただそれだけの普通の人間よ」
村井「ええ、そうですね…」
鏑木「作戦が終わってユウシロウを返せば、豪和はまた実験を再開するでしょうね」「安宅大尉が目的したという鬼ようなTAは豪和総研に運ばれたようだし、今度はそれを使って…」
村井「鬼のようなTA? なんですか、それ?」
鏑木「…なんでもないわ」
村井「ははーん、さては鏑木大尉も私と似たようなことをしてましたね?」
鏑木「わ、私は…ハッキングまではしてないわよ…?」
っ村井「ホント、普段は真面目なのに、豪和大尉のことになると無茶するんですから」
鏑木「…だって見ていられないんですもの」「今のままじゃ…ユウシロウはまるで豪和の人形だわ…」
村井「鏑木大尉…」

安宅「過去を受け継ぐ者…?」
ユウシロウ「僕の中には、遙か昔…別の人生を歩んだ僕の記憶が眠っているんです」「時には倭の国の兵士として…時には平安の武士として…僕は千年を超える記憶を持っている…」
安宅「そんなことが…」
ユウシロウ「………」
安宅「本当…なのね…?」「でも、確かにそれはすごいことだけど、それだけが豪和があなたに固執する理由だとは思えないわ」
ユウシロウ「僕たちにはもうひとつ特別な力があります。それが骨嵬を操る力…」
安宅「骨嵬…? あの鬼のようなTAのこと?」
ユウシロウ「アレはかつて嵬の行った神事によって呼び出された物…。操ることは嵬にしかできない」「僕たちはその力に目を付けられ、いくつもの争いの場へと駆り出されていった」「恐怖を…殺戮を…悲しみを…いくつも繰り返してきた…」「そして今も繰り返そうとしている…。新たなる骨嵬を生み出すことで…」
安宅「新たなる骨嵬…」「…! まさか私たちの乗っているTAが…!」
ユウシロウ「コレは…そのために生み出された物です…」
安宅「豪和は…その骨嵬という物を蘇らせて何をするつもりなの…?」
ユウシロウ「アレは骨嵬も…本当の目的を叶えるための中間点に過ぎません」「豪和が…いえ、一清兄さんが本当に求めているのはもっと恐ろしいモノ…」
安宅「いったい…何を…?」
ユウシロウ「兄が求めるモノ…それは…」「無窮の力…餓沙羅鬼…」
安宅「餓沙羅鬼…?」
【シナリオデモ終了】


[Ep.3]
【シナリオデモ開始】

ユウシロウ「それが何なのかは僕にもわかりません。ただ、それは時の彼方より現れ、神にも等しき力を持つモノと言われている」
安宅「そんなモノを…」
ユウシロウ「兄が何のためにそれを求めているのかはわかりません」「ただ、その力を求める者たちの野心、あまりにもたくさん悲しみを生み出してきた…。あまりにも…あまりにもたくさんの…」
安宅「………」
ユウシロウ「僕は…これ以上、その悲しみを繰り返したくはない…」「僕は…僕は…」「神の力を持つ者よりも、悲しみを知るひとりの人間でありたい…」
安宅「ユウシロウ…」
ユウシロウ「…これが僕の知っている全てです」
安宅「…そう、話してくれてありがとう」「正直、ちょっとまた頭の整理が追いついてないけれど…」
ユウシロウ「隠していたわけではなかったんです。ただ記憶が戻るまでは自分も知らなかっただけで…」「それに、もしみんながこのことを…」
安宅「このことを知れば、私たちに危険が及ぶ可能性があった?」
ユウシロウ「………」
安宅「わかってるわよ。ユウシロウが私たちの身を案じてくれていたことぐらい」「でも、こうして話してくれたってことは、以前よりも信頼してくれたってことよね」
ユウシロウ「…そう、なのかもしれません…」
安宅「フフ、嬉しいわね。かわいい弟から信頼してもらえて」「なら、いつでも頼ってちょうだい。まだ諦めてないんでしょ、彼女のこと」
ユウシロウ「でも、僕はもう、安宅大尉たちを危険に晒すつもりは…」
安宅「1回も2回も同じようなもんよ」「それにユウシロウひとりだと、何しでかすかわからないし、放っておくわけにはいかないわよ」「私たちは仲間なんだから」
ユウシロウ「仲間…僕たちが…」
安宅「ええ、そうよ。あなたは豪和の手段でも、嵬という超能力者でもない」「私たちの大事な仲間よ」
ユウシロウ「仲間…」「ありがとうございます、安宅大尉…」(…仲間…彼らとなら僕はここにいれる。僕自身の選択で…)(それが運命を変える道になると僕は信じたい)(そして、いつか変えてみせる。僕と…ミハルの運命を…)(変わらぬ時などない…。変えられぬ運命などないのだから…)
【シナリオデモ終了】


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