シズラー黒/ユング・フロイト
孤高の炎
銀河中心部に巣食う宇宙怪獣を殲滅するため、
カルネアデス計画の準備を進めてきた人類。
そしてその要となるブラックホール爆弾、
『バスターマシン3号』もついに完成した。
そんな地球と人類の命運をかけた戦いが迫る中、
ユング・フロイトは、かつてノリコとカズミが
ガンバスターで戦った時のデータ記録を
分析していた…
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
ノリコ「お姉さま、あれを使うわ」
カズミ「ええ、良くってよ」
ノリコ「うわあああああああっ!!」「スゥゥゥパァァァァァ!」
カズミ「イナズマァァァ!」
ノリコ&カズミ「キィィィィィィィック!!」
〔撃破音〕
〔画面、フラッシュ〕
ノリコ「合体したガンバスターをただのマシンと思わないでよ!」「コーチの…! コーチの心がこもってるんだからぁぁぁぁ!!」
カズミ「みんなの未来…! 私たちの未来…! ガンバスターで創ってみせる!」
〔画面、フラッシュ〕
ユング「…何度見てもすごいわね。この時のガンバスター…」(今ならコーチがあのふたりに全てを託した意味がわかる…)(あのふたりが乗ってこそ、ガンバスターは、炎になるんだって)(………)「フッ、他人を評価するなんて、宇宙戦闘の天才と呼ばれたユング・フロイトらしくなかったわね」「それに、今のあたしとノリコなら、この時に負けない力が…」
〔通信のコール音〕
ユング「ん? カルネアデス計画の追加情報? ようやく本隊のデータが来たってわけね」「それで、要のガンバスター3号には誰が乗って…」「!?」
【シナリオデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
ユング「………」
ノリコ「あっ、ユング!」
ユング「ノリコ…」
ノリコ「ちょうど部屋に行こうと思ってたんだ」「ねえ、一緒にあのバスターマシン見に行かない? すっごく大きいんだから」
ユング(この様子だと、あのデータはまだ見てないみたいね)「ねえ、ノリコ」
ノリコ「ん?」
ユング「あたしとカズミ…あなたにとって本当のパートナーはどっち?」
ノリコ「え…? どうしたの、急に?」
ユング「どちらと一緒にいる時の方が、力が出るという意味でもいいわ」「答えて」
ノリコ「ユング…」
ユング「………」
ノリコ「…そんなの決められない。私にとってはあなたもお姉様も大切なパートナーだから」
ユング「そういう気遣いはいいの。あたしが聞きたいのは…」
ノリコ「それに…」「どちらか決めないといけないの?」
ユング「え?」
ノリコ「ユングにはユングの強みや良い所がある。もちろん、お姉さまにはお姉さまの…だからどちらかひとりなんて決められない」「ううん、決める必要はないと思ってる。今の私のパートナーはユングなんだから」
ユング「…!」(バカね、あたし…。つまらない感情でノリコを困らせて)(でも…)
ノリコ「ユング?」
ユング「ごめんなさい、変なこと聞いて。今のは忘れていいわ」「それと良く見えそうなところを見つけたら、連絡して。後で合流するから」
ノリコ「ユング…うん、わかった!」
〔歩き去る足音〕
ユング「ありがとう、ノリコ。おかげで助かったわ」「それじゃあ、行きましょうか」
【シナリオデモ終了】
[Ep.3]
【シナリオデモ開始】
タシロ「2号機にアマノ君を…か。ふむ…」
ユング「地球の命運をかけた戦いを前に、このようなワガママを言ってしまい、申し訳ありません」「ですが、ガンバスターにタカヤ・ノリコとアマノ・カズミを乗せる事は、必ず良い結果をもたらすと確信しています」
タシロ「だっが、ずっと組んでいた君を差し置いて、ブランクのある彼女を使うのは…」
ユング「艦長はバラの女王と呼ばれたアマノ・カズミの腕が、鈍っていると…本気でそうお考えですか?」
タシロ「………」「そうだったな。タカヤ君と彼女の活躍があったからこそ、我々はこうして生きているのだったな」「わかった。パイロットの変更はこちらでなんとかしよう。君にはシズラー黒で出てもらう」
ユング「ありがとうございます」
タシロ「…フロイト君」「本当にいいんだな?」
ユング「………」「いつの時代も天才は孤独なもの。あたしはひとりでも戦えます」「それに…」
タシロ「それに?」
ユング「もう一度見たいんです。あのふたりの乗る、炎になったガンバスターを…」
ユング(…バカね、後悔するのがわかっているのに、それにも勝る好奇心を持つなんて)(けどね、カズミ。コーチとバスターマシンを譲っても、実力だけはあなたに譲る気はない…!)(あたしはたったひとりでも炎になれるあたしは…天才ユング・フロイトだから!)
【シナリオデモ終了】
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