スターシルフ改/獅子堂秋葉
秋葉、修行します!
ブレインコロニーという、
人工知能のレオパルド。
レオパルドとの出会いは、獅子堂秋葉に
『宇宙をかける少女』という運命をもたらした。
運命に向き合おうとする獅子堂秋葉は、
レオパルドコロニー内で出会った、
不思議な少女、河合ほのかと、
『ICP』という警察に属する、神凪いつき、
そしてメイドのイモちゃんと、
今日も、自分に何ができるのかを探すのだった
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
秋葉「はぁ…」
イモちゃん「お嬢様。何かお悩みですか?」
秋葉「あ。ううん。ちょっと考えちゃって…今のあたしに、何ができるんだろーって」
ほのか「…秋葉に足りないのは、レオパルドとのコミュニケーション」「秋葉には、宇宙をかける少女として、レオパルドとの関係を、見つめ直してほしい」
秋葉「え。ごめん、無理」
ウル「即答か。ソークイックリー」
秋葉「だって、あいつに歩み寄るとか、絶対…ぜぇーったい無理だって!」
イモちゃん「そうです! あのレオパルドさんですよ!?」
ほのか「宇宙をかける少女には必要なこと。クイーンは、キングに寄り添わないといけない」
いつき「まぁ、確かに、レオパルドさんから獅子堂さんに歩み寄る、というのは無理そうですね」
秋葉「ええ…あたしだって、歩み寄りたくないよォ…」
ほのか「だからこそ、秋葉にお願いしたい。宇宙をかける少女の、秋葉に」
秋葉「うう…あんまり、気が乗らない…」
ほのか「私もサポートする」
秋葉「う…うーん…」
レオパルド「ンフフ…フハハハハハ! 素晴らしいじゃないか…今日も世界は、僕という、完璧なる存在を、讃えている!」
秋葉「ねぇ、ほのかちゃん…あたし帰っていいかな…?」
レオパルド「ん? なんだ? 枯れ葉か」「木っ端人間どもを引き連れて何の用だ? 僕は今、忙しいんだ」
秋葉「あんた今、鏡見てただけでしょうが! …特に理由はないけど、あたしと話しなさいよ」
いつき「獅子堂さん…」
ウル「話の持って行き方がお粗末だな」
レオパルド「話? 何故、崇高なるこの僕が、お前なんぞと話をしなくてはならないのだ。矮小なる人間の分際で頭が高いぞ!」
秋葉「はぁっ!?」
イモちゃん「お嬢様に対してなんて口の利き方!?」
レオパルド「口を慎め、煮っ転がしが!」
イモちゃん「だぁれが煮っ転がしですってぇーッ!? この出来損ない八面ダイスがぁーッ!! 慎むのはあんたじゃないですかぁあ?」「ピーピー鳴って目覚まし時計ですかぁッ!? 止められる分、目覚まし時計の方が、かなり、有能ってもんですねぇーッ!?」
レオパルド「ぬぉ!?」
秋葉「あんたねぇ! こっちが、せーっかく歩み寄ろうとしてるのに!」
レオパルド「やかましゃあ! 誰が頼んだ、そんなこと! 大体、勝手に僕の部屋に押しかけておいて…何を言っているんだ、お前らは!」
いつき「確かに、急に押しかけてきたのはこちらの方…私たちが、勝手だったのかもしれません…」
ウル「オイ。納得してる場合か…」
レオパルド「僕が黙っていれば調子に乗りおって…」
秋葉「黙ってないじゃん。ねぇ!?」
イモちゃん「はい! お嬢様の言うとおりです!」
レオパルド「うるさい! 貴様ら全員…」「出て行けぇーーッ!」
〔スパーク音〕
〔画面、フラッシュ〕
ほのか「秋葉には忍耐が足りない」
秋葉「ええ!? あたし!? あたしが悪いの!? ねぇ、いつきちゃん!?」
いつき「え…あっ。あー…」「そうだ! どんな言葉にも動じなくなるよう、精神修業をするのは、どうですか!? 私もお付き合いしますよ!」
ウル「…明言を避けたか」
秋葉「精神修業?」
いつき「はい! とっておきのをご用意します!」
【シナリオデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
秋葉「い、いつきちゃん?」
いつき「はい、何でしょう?」
秋葉「まさか…だよね…?」
いつき「はい? いえ。滝行ですよ?」
秋葉「うそうそうそ、死んじゃう! 死んじゃうから! こんなの普通の滝じゃないじゃん!?」
ほのか「大丈夫。今のQテクターは、ディフェンス能力を上げてある」
秋葉(※画面オフ)「いやッ! いやぁーッ! いやぁーーーー!」
いつき「さぁ、獅子堂さん!」
秋葉「ここから!? 飛び降りるの!? 無理無理無理無理っ!」
いつき「大丈夫です。Qタクターがあれば、どうということはありません!」
秋葉「そういうことじゃなくって!」
ほのか「これも、立派なクイーンになるため」
秋葉「さすがにこれは無茶だって!」
ほのか「宇宙をかける少女なら…できる」
秋葉「それってなんの関係…」
〔人の倒れる音〕
〔画面、震動〕
秋葉(※画面オフ)「いやぁあああああああああああ!」
秋葉「い、いいいい、いつきちゃん。きゅ、Qテクターは!?」
いつき「ここで着てしまっては修行になりません。ここは、Qテクター無しです!」
秋葉「さささささ寒すぎなんですけど!」
いつき「修行ですからね! さっ、行きましょう!」
ほのか「秋葉。だらしない」
秋葉「ほ、ほのかちゃん…? その…ほのかちゃんは…どうしてQテクターを…?」
ほのか「私は秋葉を見守る立場にあるから」
秋葉「そんなぁ…あ。ほのかちゃん! 待ってってばぁーっ!」
〔人の倒れる音〕
秋葉「終わった…」
イモちゃん「お疲れ様です、お嬢様…イモは…イモは心配で、心配で…」
秋葉「ありがとイモちゃん…でも…ホントに効果あったのかな。全然、成長できた実感無いや…」
いつき「修業は、すぐに効果が出るわけではありません。ですが、やらなければ、成果は出ません」
秋葉「やらなきゃ…か…」
ほのか「秋葉…これ」
秋葉「ありがとう…ほのかちゃん。って、これ…湿布?」
ほのか「時には休息も必要。休んだら、また修業を再開する」
秋葉「あ…あは…あはは…」
ほのか「…秋葉、辛い?」
秋葉「え!? う、ううん。自分で言い始めたことだもん」「あたし…もうちょっと頑張ってみる!」
ウル「とんでもないことに、ならなきゃいいがな…」
【シナリオデモ終了】
[Ep.3]
【シナリオデモ開始】
レオパルド「ん? なんだ貴様ら、また来たのか!」
秋葉「こんにちは、レオパルド。ご機嫌いかが?」
〔スパーク音〕
〔画面、フラッシュ〕
レオパルド「…だ、誰だ、貴様はっ!?」
秋葉「誰って…変なことを仰るのね。秋葉ですわ」
レオパルド「枯れ葉が、そんな口調のわけが…」
レオパルド「おい、お前たち。こいつは、何か悪いものでも食べたのか?」
ほのか「食べてない」
いつき「秋葉さんは、数々の試練を超えて、静止sん敵に成長したんです! ほら、後光まで!」
秋葉「………」
〔画面、フラッシュ〕
レオパルド「フン。枯れ葉が成長だと? さながら腐葉土といったところか!」
イモちゃん「腐葉土って、お嬢様のことですか!? またお嬢様に対してそんな口を…」
秋葉「イモちゃん…すべてを許しましょう」
イモちゃん「お嬢様…」
レオパルド「フハハハハハ! 何があったか知らないが、殊勝な心がけではないか!」「枯れ葉。お前を、僕の下僕に認定してやってもいいぞ! ありがたく思うがいい!」
イモちゃん「なんて言い草ッ!?」
秋葉「イモちゃん…すべてを許しましょう」
イモちゃん「お嬢様ぁ…」
レオパルド「フハハハハハ! これでわかっただろう! 枯れ葉は僕に服従したのだ!」
いつき「…これで良かったんでしょうか? 私は、また自分の思い込みで、間違ったことを、してしまったのでは…」
ウル「まぁ、あいつとのコミュニケーションは、問題なさそうだがな…」
いつき「それはそう、なんですが…これでは、獅子堂さんが、獅子堂さんでなくなってしまうような…」
ほのか「………」
秋葉「すべてを…許しましょう」
レオパルド「枯れ葉は、僕の偉大さを思い知ったのだ! 脳みそカサカサだたのが、少し潤ったじゃないか、枯れ葉!」
秋葉「すべてを…許し…ましょう」
イモちゃん「くぅ…イモは口惜しいですぅ…」
レオパルド「さぁ、枯れ葉よ! そこの煮っ転がしを黙らせり!」
秋葉「すべて…を」
レオパルド「さぁ! さぁ!」
秋葉「許…」「せるかぁッ! こぉんのバカパルドーーーッ!」
〔打撃音〕
〔画面、フラッシュ〕
レオパルド「なぐぁッ!?」
秋葉「人が、大人しく下手に出てれば…今日という今日は、あったまきた! このポンコツ人工知能!!」
レオパルド「な、なんて野蛮なんだ…僕はデリケートだと、何度も何度も…やはり、枯れ葉は枯れ葉だった…」
秋葉「いい加減、その枯れ葉っての…やめなさいよぉーッ!」
〔打撃音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔画面、フラッシュ〕
レオパルド「ひぎぇッ!?」
いつき「やっぱり、この方が獅子堂さんらしいですね!」
ほのか「そうかもしれない」
ウル「やれやれ…。結局なんだったんだ、あの修行は…」
【シナリオデモ終了】
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