タウバーン/ツナシ・タクト
タクトの覚悟
『サイバディ』
南十字島の地下の古代遺跡に存在する
謎の人型兵器である。
『四方の巫女』の封印によって
ゼロ時間と呼ばれる特殊な空間内でしか
活動する事ができないその兵器を
島の外に持ち出すべく、綺羅星十字団は
巫女の封印を解こうと画策する。
四方の巫女のひとりであるワコと
知り合った少年ツナシ・タクトは、
彼女を綺羅星十字団の魔の手から守るべく
特訓を開始するのであった…
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
スガタ「よし、タクト。稽古を始めるぞ」
タクト「今日は素手での稽古か。あんまり得意じゃないけど、そんな事も言ってられないもんな」
スガタ「いや、今日やるのは格闘術ではない。サイバディの稽古だ」
タクト「サイバディって、タウバーンを呼び出すって事!?」「そんな事したら、綺羅星の連中の思うツボじゃないか!」
スガタ「落ち着け、タクト。僕がワコを危険に晒すわけがないだろ?」
タクト「それは…そうだけど」
スガタ「実際に呼び出すのではなく、イメージの中で呼び出すんだ」
タクト「イメージの中…。つまり、イメージトレーニングって事か」「なんだ、それならそうと先に言ってくれればいいのに」
スガタ「お前が最後まで聞かなかったんじゃないか」
タクト「だって、サイバディの稽古なんていきなり言うからさ…」
スガタ「まったく…」「いいか、タクト。本格的なイメージトレーニングをするには相当な集中力が必要となる」
タクト「僕にそんな事ができると?」
スガタ「ああ、お前なら出来ると確信しているよ」
タクト「確信か」「師匠にそこまで期待されてるんじゃやらないわけにはいかないよな」
スガタ「綺羅星十字団は巫女の封印を解くため、今まで以上に激しい攻撃を仕掛けてくるだろう」「この稽古は決して無駄にはならないはずだ」
タクト「了解。やってみるよ」「集中…集中…」
〔画面、フラッシュ〕
タクト「集中…!」
〔画面、発光〕
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
タクト「なるほど、これは確かに本物そっくりだ」」
〔画面、フラッシュ×3〕
タクト「おっと、集中、集中っと」
【戦闘マップ開始】
【シナリオエンドデモ開始】
タクト「別のところに意識を向けながら戦うっていうのも、結構つらいな…」
〔画面、フラッシュ×3〕
タクト「おっと、まだ終わりじゃないのか。なら…」「ここで自分の限界を見極めてやる!」
【シナリオエンドデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
タクト「さすがイメージの中。どれだけ倒しても次々に出てくる…」
スガタ「この程度で音を上げているのか。どうやら稽古が足りていなかったようだな」
タクト「スガタ!?」
スガタ「戦闘中だぞ、タクト。敵から目を逸らすな!」
タクト「そんな事言われて…ッ!?」
〔金属音〕
〔画面、フラッシュ〕
タクト「ぐうッ!」
スガタ「油断しすぎだ。もしも、今の攻撃が必殺の一撃だったらお前は死んでいたぞ」
タクト「人の事を驚かせておいて、よく言うよ…」
スガタ「甘えるな! 綺羅星はどんな罠を仕掛けてくるのかわからないんだぞ」「お前のミスはワコの危険に繋がる事を忘れるな。それに…」
タクト「ここで受けたダメージは、現実の僕にも返ってるって言うんだろ?」
スガタ「気付いていたのか」
タクト「自分の身体だからね」「ワコを救うって決めたんだ。こんなところでやられてる場合じゃないよな」
スガタ「だとしたら、この数を相手にどう戦う?」
タクト「こうするのさ…」
〔画面、緑にフラッシュ〕
スガタ「あの輝きは、まさか…!」
タクト「怖いときほど全力でぶつかれ…。そうすれば道は開かれるんだよな」「スターソード、エムロード!」
〔画面、緑にフラッシュ×3〕
スガタ「タクトのヤツ…直接アプリポワゼするだけではなく、スターソードまで使いこなすのか…」
タクト「さあ、あげていこうか!」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
スガタ(動きは格段に良くなったというのに、どこかぎこちなさを感じるのは何故だ…?)
タクト「てりゃあああッ!」
〔撃破音〕
〔画面、フラッシュ〕
スガタ(何か迷っているのか…? いや、そんな風には見えないが…)(いったい、何が…)
【シナリオエンドデモ終了】
[Ep.3]
【シナリオデモ開始】
タクト「はぁ…はぁ…」
スガタ「これだけの数を倒したんだ。さすがにもう限界か…」
タクト「いいや、まだだ…」
スガタ「強がりはよせ。もう満身創痍じゃないか」「これ以上やったところで無意味だ」
タクト「意味ならあるさ」「限界を超えなきゃ、いつまでも同じ場所に立ってるだけだ」
スガタ「タクト…」
タクト「ワコを守るために、こんなところで立ち止まっているわけにはいかないんだ!」「だから僕は先に進む!」
〔画面、青にフラッシュ〕
タクト「スターソード、サフィール!」
〔画面、青にフラッシュ×5〕
スガタ「2本目のスターソードだと!?」
タクト「やっぱり2本の方が手に馴染む」
スガタ「だが、二刀流になったとはいえ、この数を相手にできるのか…?」
タクト「やりたい事とやるべき事が一致した時、世界の声が聞こえる」
スガタ「え…?」
タクト「大丈夫、きっとできる!」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
タクト「銀河を満たせ! タウの輝き!」「豪ォォ快! 銀河十文字斬りッ!」
〔撃破音〕
〔画面、発光〕
【戦闘マップ開始】
【シナリオエンドデモ開始】
タクト「ふう…」
スガタ「無事に終わったようだな」
タクト「なんとかね」「でも、いきなりスガタが出てきたから驚いたよ」
スガタ「僕が?」
タクト「うん。あっちでもスガタに助けて貰った」
スガタ「そうか…」「それで、手応えはどうなんだ?」
タクト「随分といい経験をさせてもらったよ。イメージの中の事が現実にできれば、随分と戦いやすくなるんだけどな」
スガタ「お前はできない事を妄想するようなヤツじゃない。きっとできるさ」
タクト「だといいんだけどね」
スガタ「ワコの事、よろしく頼むぞ」
タクト「ああ」
〔走り寄る足音〕
ワコ「ようやく見つけたよ。すっごい捜しちゃったんだから!」
スガタ「ごめんごめん。ジャガーたちにここに居るって伝えるのを忘れてたよ」
ワコ「ん…? なんかふたりとも楽しそうじゃない。何かいい事でもあったの?」
タクト「別に何もないけど。なあ、スガタ?」
スガタ「ああ、いつもと変わらないよ」
ワコ「怪しい…。男同士の秘密ってヤツですか…?」
タクト「そんなんじゃないって」
ワコ「ふーん。まあ、いいけど」「それより、ふたりともご飯食べにいこ! 私お腹空いちゃったよ~」
スガタ「ワコはいつもそれだな」
ワコ「ひど~い! そんな事ないよ! ね、タクト君?」
タクト「ん~? 否定はできないかも?」
ワコ「もう! ふたり共!」
【シナリオエンドデモ終了】
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