天竜神/天竜神
勇気と恐怖
フランスの対特殊犯罪組織シャッセール所属の
ビークルマシン、光竜、闇竜。
シンメトリカルドッキングによって
天竜神へと合体することが可能だが、
完成直後に起きたある事件によって
合体が不安定な状態に陥っていた。
問題が超AIにあると見たパピヨンは、
2体の調整を兼ねてGGGの氷竜、炎竜との
演習を提案するのだった…
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
氷竜「よし、もう一度だ! コンビネーションでターゲットを撃破し、ふたりのシンパレート値を高める!」「まずは光竜から!」
光竜「うん!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
炎竜「続いて闇竜!」
闇竜「はい!」
氷竜「いいぞ、息はぴったりだ! シンパレート値も高まっている! これなら…!」
闇竜「行きますよ、光竜!」
光竜「うん! シンメトリカル…」
〔金属音〕
〔画面、フラッシュ〕
光竜「きゃあああぁぁぁー…」
〔機体の倒れる音〕
闇竜「いたたた…」
炎竜「やれやれまた失敗か…」
光竜「ごめん、闇竜。やっぱりあたしのせいで…」
闇竜「いえ、合体できないのはふたりの問題です。気にしないでください」
光竜「うん…」
光竜「まあ、そう落ち込むな。一瞬だがシンパレート値は規定値を超えていた」「もう少しできっとうまくいくはずだ…」
ルネ「やれやれ…これじゃ先が思いやられるね…」
パピヨン「ふたりのシステムは正常に作動している。事実、一度は合体を成功させた」「シンパレート値が不安定なのは、やはりあの時の事件がトラウマになっている為と考えられるわ」「同型の氷竜と炎竜に会えば何か刺激を受けるかと思ったんだけど…」
ルネ「気長に待つしかないみたいだね。あいつの超AIってやつは初期化するわけにはいかないんだから」
パピヨン「ええ…。彼らのそれは私たちでいう心と同じだものね」「今の状態もプログラムノエラーというより、心の傷…とでも言った方が正確なのかもしれないわ」
ルネ「心の傷か…。まったく難儀なもんだよ…心ってのはさ…」
パピヨン「ルネ…」
〔軍の警報〕
ルネ「なんだい!?」
パピヨン「GGGからの緊急出動命令よ! どうやら市街地でバイオネットのロボットが暴れているみたい!」
ルネ「チッ…こんな時に…!」「聞こえたね、光竜! 闇竜! すぐに出撃の準備をしな!」
闇竜「了解!」
パピヨン「待ってルネ! ふたりはまだ…!」
ルネ「バイオネットが現れたって時に、休んでるわけにもいかないだろう!」「それに心の問題ってことなら、多少の荒療治も必要さ」
氷竜「わたくしたちも一緒に行きます! 彼女たちのことは任せてください!」
パピヨン「分かったわ。くれぐれも無理はしないでね」
【シナリオデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
光竜「ひどい! 街がこんなに…!」
ルネ「バイオネットの奴ら、随分好き勝手やってくれたもんだよ!」
闇竜「街の人間の避難が完了しているのが、幸いですね…」
超竜神「凱機動隊長が来るまで、戦闘は我々が引き受ける!」「ふたりは後方から援護を!」
闇竜「了解!」
光竜「いいのかな…これで…」
闇竜「光竜…」
光竜「戦闘が終わる頃には街がひどいことになっちゃう」「街だけじゃない。もしかしたら逃げ遅れた人だっているかも。それなのに…」
ルネ「そう思うんなら、あんたたちの好きにやんな!」
光竜「ルネ姉ちゃん…」
ルネ「あんたらには心があるんだろ! だから怖いとも感じるし、守りたいとも感じる!」「どちらの心に従うかは、あんたたちの自由だ!」「光竜! 闇竜! あんたたちはどうしたいんだ!」
闇竜「私たちの心は…」
光竜「そんなの最初から決まってる…!」
闇竜「いきましょう、光竜!」
光竜「うん!」
〔光の放射音〕
〔画面、緑にフラッシュ〕
パピヨン「ふたりのシンパレート値が…!」
光竜&闇竜「シンメトリカルドッキング!!」
〔合体音〕
〔画面、緑にフラッシュ〕
天竜神「天竜神!!」
パピヨン「合体が成功した…」
超竜神「ふたりの勇気が恐怖に打ち勝ったんだ」
ルネ「フ、そうこなくっちゃね」
天竜神「いきましょう、超竜神! 私たちで街を…人々を守りましょう!」
超竜神「おお!!」
天竜神「さあ、バイオネット! どこからでもかかってらっしゃい!」
【シナリオデモ終了】
[Ep.3]
【シナリオデモ開始】
ルネ「まあ、結局なんだかんだ言って、荒療治が一番効いたってわけだ」
パピヨン「人々を守りたいという気持ちが何にも勝る。やはりふたりも勇者というわけね」
ルネ「これでシンパレート値は安定するのか?」
パピヨン「完全に安定させるにはもう少し調整が必要だろうけど、これまでよりはだいぶ良くなるはずよ」
ルネ「そう…」
光竜「ありがとう、氷竜兄ちゃん! 炎竜兄ちゃん! 協力してくれて!」
炎竜「何、僕たちは何もしていないさ」
氷竜「結局、きっかけを掴んだのはお前たちの勇気だったんだからな」
闇竜「ふたりなら、これからもきっとうまくいくと思います」「ね、光竜?」
光竜「うん、もちろん」
氷竜「フ…。これで一件落着だな」
炎竜「まあ、合体にトラブルは付き物さ」「僕たちが初めて合体した時だって、氷竜のせいで…」
スワン「機械獣軍団に阻まれて、身動きが取れていません…!」
氷竜「何を言っている? あれはお前の…」
炎竜「いやいや、あれは氷竜が…」
闇竜「落ち着いてください、兄様たち」
パピヨン「あらあら…今度はこっちが…」
ルネ「ホント…心ってやつは難儀なもんだよ…」
【シナリオデモ終了】
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