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ジ・O/パプテマス・シロッコ
シロッコの思惑

木星帰りのニュータイプ、
パプテマス・シロッコ。

元は木星船団の艦長に過ぎなかった彼だが、
卓越なる戦略、政治手腕、優れたカリスマから、
今やティターンズの中で大きなウェイトを示す
存在となっていた。

シャア・アズナブルとしての正体を明かした
クワトロ・バジーナの演説によって、
ティターンズの影響力が低下し始めている中、
彼が見極める時代の流れとは…

[Ep.1]
【シナリオデモ開始】

シロッコ「ふっ、エゥーゴの連中、よもやあの状況のオーブから逃げ延びてみせるとはな…」
ジェリド「なぜすぐにでもアーガマに仕掛けないのですか? 消耗している今こそ、絶好の機会では?」
シロッコ「敵はアーガマ一隻ではないのだ。消耗していたとしても、彼らの戦力は侮れん。迂闊には動けんよ」
ジェリド「何を悠長なことを…」
サラ「シャアの演説によって、我々ティターンズの影響力は低下しています」「そしてザフトも、大規模作戦の失敗から、現在は戦力の立て直しを図っている…。総力戦が近いとパプテマス様はお考えなのです」
シロッコ「身の振り方を見誤るわけにはいかんというわけだ」「これからの時代の流れを生き残る為には、それを見極める力が必要となる」
ジェリド「…自分にはここで見逃すことが、取り返しのつかない過ちに繋がると思いますがね」
〔通信のコール音〕
ティターンズ兵「哨戒部隊からの報告です。ザフトの部隊と交戦中の友軍を発見したとのことです」
シロッコ「この微妙な時期に事を構えるとは…。さてはバスクめ、功を焦ったな」
サラ「いかがなさいますか?」
シロッコ「救援に向かう。貴重な戦力をいたずらに消費するのは、面白くないからな」
ジェリド「…臨機応援に動くのが、時代の流れを見極めるというヤツらしいですね?」
シロッコ「フフ…賢いな、ジェリド中尉。そのように考えてもらって結構だ」
ジェリド「チッ…出撃準備に向かいます」
サラ「私も中尉と共に出ます」
〔ハッチの開閉音〕
シロッコ(時代の流れを見極める…)(その為の仕込み、ここで少しはしておく必要があるかもしれんな)
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

〔通信のコール音〕
ティターンズ兵「友軍の艦から通信が入ってきています」
シロッコ「繋げ」
〔通信の開く音〕
ティターンズ士官「救援感謝する。貴艦らが駆けつけてくれなければ…」
シロッコ「間に合ったようで何よりですが、あまり勝手をされては困りますな」
ティターンズ士官「! パプテマス・シロッコ…! では、あの部隊は貴君の…!」
シロッコ「現在、我がティターンズは戦力を少しでも必要としている状況。この場は微力ながら、お力添えをしましょう」「…バスク大佐も、自分の息がかかった部隊をみすみす失うことを、良しとはしないでしょう?」
ティターンズ士官「…これは私の失態だ。バスク大佐に貸しを作ったなどと、思わんことだな…」
シロッコ「フフ、嫌われたものですな」「ではお互いに、この戦域を無事切り抜けましょう」
ティターンズ士官「ふん…」
〔通信の閉じる音〕
シロッコ(俗物と呼ぶのがふさわしい男だ。しょせんはバスクの部隊か…)「だが、あんな俗物でも助けねばなるまい。今の私はティターンズの男なのだからな…」
【シナリオエンドデモ終了】


[Ep.2]
【シナリオデモ開始】

ザフト兵「連携もまともに取れない連中が…! 落としてくれと言っているようなものだ!」
〔機関銃の銃声〕
〔画面、フラッシュ〕

ティターンズ兵「ぐあああーっ!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

サラ「くっ、友軍は何をやっているの!? 敵をこっちに押しつけてばかり…!」
〔通信の開く音〕
シロッコ「サラ、ジェリド中尉、どうやらあまり良い状況とは言えんようだな」
ジェリド「そう思うのなら、何とかしてもらえませんかね! あんたが良く思われていないせいで、こっちにとばっちりが来てる!」
サラ「ジェリド中尉、パプテマス様に無礼です!」
ジェリド「事実を言っているだけさ! このままじゃ、俺たちもそれなりの被害を覚悟しなくちゃならない!」
シロッコ「なるほど。ジェリド中尉の言う通りではある」「救援に来たにも関わらず、被害が大きくなったとあっては意味がない。私もジ・Oで出撃しよう」
サラ「パプテマス様…!?」
ジェリド「あんたが出るっていうのか?」
シロッコ「とはいえ、今すぐ出られるわけではない。それまで君たちには場を頼みたい」
サラ「はっ、生命に代えましても…!」
ジェリド「出るなら早くしてくださいよ!」
〔ビームの発射音〕
〔画面、フラッシュ〕

ザフト兵「ぐあああーっ!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

ジェリド「こっちはこんな状況だ! もったいぶられちゃたまらない!」
シロッコ「フッ、期待に添うつもりだ。では頼むぞ」
〔通信の閉じる音〕
サラ「パプテマス様が戦場に出られる…! それならば…!」
ジェリド「ふん、あいつひとりが出た程度で、何が変わるって言うんだ…!」「せいぜいお手並みを拝見させてもらうぜ、木星帰りのニュータイプさんよ!」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

シロッコ「ジ・Oの出撃準備は終わったな? 出させてもらうぞ」
ティターンズ兵「本当に出撃されるのですか? 何も大尉自ら出撃されずとも…」
シロッコ「うぬぼれるつもりはないが、私が出ねば、この戦場は収まらん」「なに、戦場を混乱させている始末ぐらいはつけてみせる」
ティターンズ兵「分かりました。どうかお気をつけて…」
シロッコ「ふふ、良い部下に恵まれて、私は幸せ者だな」「パプテマス・シロッコ、ジ・O、出撃する…!」
〔バーニアの噴射音〕
【シナリオエンドデモ終了】


[Ep.3]
【シナリオデモ開始】

ザフト兵「データにない機体が近づいてくる! 敵の新型か!?」
ザフト兵「望むところだ! 新型のひとつでも落とせば、俺も赤服に近づく…!」
シロッコ「生の感情をむき出して戦うか」「コーディネイター、ナチュラルと言っても、結局は大して変わらんというわけだ…!」
〔スラスターの稼働音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔スラスターの稼働音〕
〔画面、フラッシュ〕

ザフト兵「!? は、速い…!?」
ザフト兵「う、うわぁぁぁぁーっ!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

シロッコ「ジ・Oの実戦テストも兼ねられればと思ったが、これではテストにすらならんな」
ティターンズ兵「コーディネイターをああも簡単に…」
サラ「パプテマス様…!」
シロッコ「この場にいるティターンズの諸君よ!」
ジェリド「…!」
シロッコ「まもなくジャミトフ閣下の名の下に、ザフト、そしてエゥーゴとの地球圏をかけた総力戦が開始される!」「その来たるべく時が来るまで、諸君らは無駄に生命を散らすべきではない!」
ティターンズ士官「あの男、何を…!?」
シロッコ「我こそはティターンズと共にありという勇敢な戦士は、私に続け! この戦いを必ず生き残るのだ!」
ジェリド「シロッコの奴、出てきたと思ったら、急に演説めいた真似をしてくれる…!」(だが…!)
〔バーニアの噴射音〕
ティターンズ兵「どけっ、ザフトのザコどもが!」
ティターンズ兵「コーディネイターが何だと言う!? 俺たちはティターンズなんだよ!」
サラ「戦場がパプテマス様に呼応している…!」
シロッコ「フフ、容易いな…」「さあ、コーディネイターよ。このジ・Oの相手、存分にしてもらうぞ!」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

シロッコ「ザフトの部隊は撤退したか。皆の働きに感謝しなければならんな」
サラ(あのわずかな言葉だけで、戦場の兵たちを掌握してみせた…。さすがはパプテマス様…)
ジェリド(あれが本当のカリスマってやつなのか? シロッコの奴、どこまで…!)
〔通信の開く音〕
ティターンズ兵「大尉、友軍の艦長から、此度の救援、感謝するとのことです」
シロッコ「フ、心にも無いことを言ったものだ。自分の部下をああも使われて、面白いはずがなかろうに」
サラ「やはりパプテマス様、ティターンズはパプテマス様が率いていかれるべきでは…」
シロッコ「サラ、君の言葉は嬉しいが、今回は状況が私をそうさせたに過ぎん」「以前に話したかもしれんが、これからの時代を担っていくのは、君たちのような女性という存在なのだ」
サラ「パプテマス様…」
シロッコ(そう、時代は女性が動かしていく…)(そして私は傍観者としてあり続けるのだよ。常の時代の流れを見極めるためにな…。フフフ…)
【シナリオエンドデモ終了】


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