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テオドーラ/ヒルダ
世界に別れを

母親と再会するべく
辛酸を舐め続けたヒルダは、
アンジュの助けを借りることで
ついにアルゼナルの脱走に成功する。


ノーマである自分を
母親だけは受け入れてくれる。

そんな想いを抱き、
母親の前へと姿を見せた彼女であったが、
母親の口から出たのは、
彼女の存在を否定する言葉であった…

[Ep.1]
【シナリオデモ開始】

ヒルダ「だたいま、ママ」
????(画面オフ)「生きて…いたの…?」
ヒルダ「…ママ?」
????(画面オフ)「なんで…帰ってきたの…!?」
ヒルダ「な、なんでって…。会いたかったから! ママに…!」
????(画面オフ)「帰って…! 早く帰って! 二度と来ないで!」
ヒルダ「ママ…!」
????(画面オフ)「ママじゃないわ! この化け物…!」
ヒルダ「ば、化け物…?」

ヒルダ「…夢、か」「…なにやってんだろうな、あたし。必死こいて脱走して、それで…」
〔歩み寄る足音〕
サリア「こっちも一緒に入れておいて。通告はあとでするわ」
〔人の倒れる音〕
アンジュ「………」
ヒルダ「アンジュ…?」
サリア「今日からしばらく一緒に暮らしてもらうわ。仲良くするのね、同じ脱走犯同士で」
〔歩き去る足音〕
ヒルダ「チッ!」
アンジュ「………」
ヒルダ「…結局、あんたも戻ってきちまったのかよ」「妹には会えたのか、アンジュ…?」
【シナリオデモ終了】


[Ep.2]
【シナリオデモ開始】

アンジュ「ここは…?」
ヒルダ「ようやくお目覚めかよ」
アンジュ「ヒルダ…?」
ヒルダ「近寄んな!」
アンジュ「帰ってきたんだ、あなたも」
ヒルダ「痛ッ!?」
アンジュ「どうしたの、その顔?」
ヒルダ「チッ!」
アンジュ「なにをされたの…?」
ヒルダ「…聞く前に自分から話しな」
アンジュ「死刑…」
ヒルダ「はあ?」
アンジュ「裸にされて鞭で叩かれて罵声を浴びせられて、首を吊られた」
ヒルダ「へぇ、なかなかじゃん」
アンジュ「で、ヒルダは?」
ヒルダ「ポリ公50人にボクられた。全員、再起不能にしてやったけどな」
アンジュ「その割には随分やられたのね?」
ヒルダ「…うっせぇ」
アンジュ「お母さんには、会えた…?」
ヒルダ「…さあな」
アンジュ「そう…」
【シナリオデモ終了】


[Ep.3]
【シナリオデモ開始】

ヒルダ「嫌だ…嫌だ…! ママ!」「…!」「ハァ…ハァ…」
アンジュ「ママ…?」
ヒルダ「チッ!」「はぁ…」
アンジュ「珍しい、落ち込んでるの?」
ヒルダ「ああ!? んなわけ…! んなわけ…」「………」「ママだけは、受け入れてくれると思った…」「ママだけは、ノーマのあたしを許してくれると思ってた…! でも、ダメだった!」「あれが、ノーマってことなんだ! 外の世界にノーマの居場所なんてなかったんだ!」
アンジュ「ここにはいるじゃない。あなたの仲間が」
ヒルダ「仲間…? フッ…いねえよ、そんなもん」「あーあ、なんもなくなっちゃったな」「部屋も金もない。生きてる理由もなーんにもない。いっそ殺してくんないかな」
アンジュ「…ダメよ。死ぬのはダメ」
ヒルダ「生きろって? ハハハッ! さすがは皇女様! 言うことが違うね!」「こんなクソったれなどん底なのに、まだ生きろってわけ? 希望だけは捨てずにって、ねえ!?」
アンジュ「臭うでしょ、死んだら」
ヒルダ「はぁ…?」
アンジュ「やめてよ、こんな狭い場所で」
ヒルダ「それだけ…?」
アンジュ「それだけよ」
ヒルダ「ハハハハ! どこまで自己中なんだよ、クソったれ!」
アンジュ「負け犬がなにを言ってるの。希望ですって? そんなもの、本気であると思ってるの?」「あるのは迫害される現実と、ドラゴンと殺しあう日常…」「まったく、バカバカしくて笑えてくるわ!」「偏見と差別に凝り固まった愚民ども。ノーマってだけでバカみたいに否定しかできない」「マナが使えないのはそんなにいけないこと? 違ってちゃ、いけないの?」「全部ウソっぱちなのよ。友情とか…家族とか…絆なんて…!」
ヒルダ「………」
アンジュ「ああー!」「友情が素晴らしいとか、絆こそが美しいとか、平気で口走ってた自分を殴りたくなってきたわ!」
ヒルダ「バーカ」
アンジュ「本当にバカよ。どいつもこいつもバカばっかり。世界は、腐ってるわ…」「壊しちゃおうか、全部…」「できそうじゃない? パラメイルと、アルゼナルの武器があれば」
ヒルダ「お前、本気で言ってるのか?」
アンジュ「もちろんよ。私を虐げ、辱め、貶めることしかできない世界なんて、私から拒否してやる!」「こんな、腹立たしくて、いらだたしくて、頭にくる世界…!」
ヒルダ「ムカつく」
アンジュ「え…?」
ヒルダ「そういうの、全部まとめてムカつくって言うんだよ」
アンジュ「フッ…だったら、ぶっ壊してやるわ。こんなムカつく世界、ぜーんぶ!」
ヒルダ「へへっ、いいねえ! 協力してやってもいいよ、あたしもぶっ壊したいモノがあるからさ!」
アンジュ「へぇ、例えば?」
ヒルダ「あたしをボコったポリ公どもとか」
アンジュ「フフッ…。それじゃあ、決まりね」
ヒルダ「ああ、あたしだって拒否してやるさ。こんんなクソったれな世界を…」
【シナリオデモ終了】


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