ペトレーダ/頭取
カナコの私的訓練法
綺羅星十字団第4隊おとな銀行・頭取という
裏の顔を持つ人妻女子高生ワタナベ・カナコ。
タウバーンを倒したものが
綺羅星十字団のリーダーとなることが決まり、
南十字島すべてのサイバティの所有権を
主張する彼女もその座を狙っていた。
そしてその準備のため、
侍女のシモーヌ・アラゴンに
ある人物を連れてくるよう命令するのだった…
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
カナコ(22体目のサイバティと銀河美少年…。彼を倒した者が綺羅星十字団のリーダーとなる…)(サイバティの所有権がおとな銀行にあることを認めさせるためにこれを使わない手はない…。そのためにも…)
〔歩み寄る足音〕
シモーヌ「奥様、ホンダ・ジョージさまをお連れしました」
ジョージ「折角のご指名でどんなバイトかと思ったら…まさか豪華客船の倉庫でボクシングとはな」
カナコ「良く来てくださったわね。ちょっと勘を取り戻すのに、スパーリングの相手が欲しかったの」
ジョージ「美容体操なら他にも色々あるんじゃないのか? ま、金持ちの道楽ってやつか」「いいぜ、バイト料分は殴られてやるからかかってきな」
カナコ「そう、なら全力でいかせてもらうわ」(といっても、ただ勘を取り戻すだけじゃ面白みに欠ける)(予定通り、ここは…)
シモーヌ「では、始めてください」
ジョージ「来いよ! 道楽に付き合ってやるぜ!」
カナコ(この男をサイバティと見立ててイメージする)(このファイティングスタイルなら、きっと…)
〔画面、発光〕
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ終了】
〔殴打音〕
〔打撃音〕
ジョージ「ぐっ…!?」
〔人の倒れる音〕
カナコ「驚いたわ。わたくしのストレートにここまで耐えるなんて」
シモーヌ「………」
カナコ「何を驚いているの、シモーヌ?」
シモーヌ「い、いえ…。イメージトレーニングをしたまま、彼と戦うとは思っていなかった者で…」「しかも、KOまで…」
カナコ「勘を取り戻すのも大切だけれど、優先するのは対サイバディ戦のイメージトレーニングの方…」「でないと、銀河美少年に勝つ時に楽しめないでしょ?」
シモーヌ(勝てるのが前提なわけね…)「それで、良い練習になりましたか?」
カナコ「勘の方はそれなりに。でも、イメージトレーニングはまだまだね」「もう少し準備を続けるわ。銀河美少年を倒すためにね」
【シナリオエンドデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
カナコ「車ではなくて、こうして歩くというのもたまにはいいものね」
シモーヌ「…よろしいのですか? このような時間を過ごしていて…」
カナコ「イメージトレーニングのこと? 心配しなくても忘れてはいないわ」「それに強者の元には強者が集まるもの。そのうち、むこうから現れるんじゃないかしら?」
シモーヌ「…楽しんでいらっしゃいますね、奥様」
カナコ「ふふ…」「ん? あれは…」
ベニオ「はっ! はっ! はっ!」
カナコ「彼女は確か…」
シモーヌ「南十字学園2年生、シナダ・ベニオ。タカシの所属する剣道部の部長でもあります」
カナコ「…いい太刀筋をしている。日々の訓練を疎かにしていない証拠ね」「決めた。次のイメージトレーニングの相手はあの子にするわ」
シモーヌ「確かに彼女はかなりの実力者ですが…」
カナコ「なら、余計うってつけじゃない。銀河美少年も剣を使うことだし」
シモーヌ「わかりました。では、私は後ろに控えております」
カナコ(剣道…あの太刀筋…。彼女をサイバディに見立てれば…)(こんな感じかしら…)
〔画面、発光〕
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ終了】
シモーヌ「…終わったようですね、奥様」
カナコ「ええ。思った通り、かなり良い戦いができたわ」「折角だし、もう少し彼女で楽しもうかしら…」
〔歩み寄る足音〕
ベニオ「さっきから何をジーッと見てんだ。練習の邪魔だぞ」
カナコ「あら、気付かれちゃったみたいね」
シモーヌ「申し訳ありません」「…奥様、ここは」
カナコ「そうね、残念だけど行きましょうか」「ありがとう、とても良い訓練になったわ」
ベニオ「はぁ?」
カナコ「ふふ…」(イメージトレーニングとはいえ、だいぶサイバディの戦い方にも慣れたし、次で仕上げることが出来そうね)(となれば、最後の相手はやっぱり…)
【シナリオエンドデモ終了】
[Ep.3]
【シナリオデモ開始】
シモーヌ「奥様、今日はタウバーンを想定してのイメージトレーニングと聞いておりましたが…」
カナコ「ええ。そのために集中力を高めてきたところよ」
シモーヌ「では、そのイメージとなる媒体となる方は?」「私はてっきり、タカシに呼ばせてあるとばかりに思っていたのですが…」
カナコ「相手なら、わたくしの目の前にいるじゃない」
シモーヌ「目の前?」
カナコ「そう、仕上げの相手はシモーヌ、あなたよ」
シモーヌ「私、ですか? お言葉ですが、私はあまり戦闘向きでは…」
カナコ「それでもあなたがいいのよ。いいえ、あなたじゃないと駄目なの」「それに実際に戦うわけじゃない。あなたはわたくしを見つめ散るだけでいい」
シモーヌ「…はぁ」(この女のやろうとしていることはいつもわからない…)
カナコ「じゃあ、準備…は必要ないわね。わたくしを見つめたちょうだい」「しっかりと、目を見てね」
シモーヌ「…わかりました」「………」
カナコ「………」(ふふ、いいわ。あなたの瞳から心地良い敵意を感じる…)(これなら…)
〔画面、発光〕
タクト「………」
頭取「ふふ…いいわよシモーヌ。すごく良いわ!」「その敵意がわたくしの想像を引き立てる。あなたが銀河美少年に見えるほどにね!」「さあ、始めましょう! 銀河美少年! きれいな男の子の悲鳴を聞かせてちょうだい!」
〔画面、発光〕
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ終了】
〔画面、フラッシュ〕
カナコ「ふう…」
シモーヌ「終わりですか、奥様?」
カナコ「ええ、今までで一番良い訓練になったわ。あなたのおかげよ、シモーヌ」
シモーヌ「…なぜ、私だったのですか?」
カナコ「ん?」
シモーヌ「これまでの選定基準からいえば、私よりも剣術の心得があるタカシの方が適任だったのではないでしょうか?」
カナコ「言ったでしょう、あなたじゃないと駄目だって」「それにこういうのは、気持ちの問題だから」
シモーヌ「………」(やはり、私はこの女が嫌いだ…)
カナコ「じゃあ、そろそろ帰りましょうか。車を回して来てくれる?」
シモーヌ「わかりました、失礼いたします」
〔歩き去る足音〕
カナコ「ふふ、少し刺激しすぎたかしらね」「でも、これれで準備は整ったわ。あとは直接戦うだけ…」「本物のあなたと戦う日を楽しみにしているわ。待っていなさい、銀河美少年…」
【シナリオデモ終了】
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