ニルヴァーシュtypeZEROspec2/レントン・サーストン
ニルヴァーシュtypeZEROspec2/レントン・サーストン&エウレカ
ワンウェイ・トラフィック
出会いと別れ、
喜びと悲しみを繰り返し、
心を通わせるようになった、
レントンとエウレカ。
旅の途中、
エウレカはスカブコーラルに取り込まれ
変わり果てた姿になってしまうが、
ふたりを隔てる障害にはならなかった。
だが、最近レントンは、
エウレカが自分に対してどこか冷たいと
感じ始めていた…
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
レントン(姉さん、最近、エウレカが俺に対して、なんだか冷たいような気がします…)(この間まで普通どころか、ちょっといい感じだったのに、いきなりです。いったい、何が原因なのでしょうか…?)
ギジェット「顔が好みじゃないとか?」
レントン「それじゃ、どうしようもないじゃないですか…」「って、ギジェットさん!?」
マシュー「全体的にイケてねえからじゃないの?」
レントン「マシューさんまで! ちょっと、なんでふたり共、俺が考えてることがわかるんですか!?」
マシュー「なんでっていうか、なあ?」
ギジェット「全部、声に出てたよ?」
レントン「ええ!?」
マシュー「それにしてもよ、エウレカが冷たくなった理由、本当にわからないのか?」
レントン「…どういうことですか?」
マシュー「かー! これだからお前は!」「いいか、ニルヴァーシュは、今までエウレカのものだったんだぞ」
レントン「それは、わかってますけど…」
マシュー「いいや、わかってねえ。リフボードとリフボーダーが一心同体のように、LFOとそのライダーも一心同体なんだ」「それが、今はどうよ。ニルヴァーシュのメインライダーはお前に変更。そりゃ、冷たくなったって仕方ないだろ」
レントン「俺、そんなつもりじゃ…」
ギジェット「レントンの気持ちは、エウレカには関係ないんじゃない?」
マシュー「ギジェットの言う通りだぜ。エウレカの気分は、愛しの王子様を奪われた悲しき姫、ってところだろうな」
レントン「そんな…。自分でも気付かないうちに、俺が悪い魔女になってたなんて…」
マシュー「いや、そこまでは言ってないぞ」
レントン「俺は…俺はどうしたら…!」「うわあああああーっ!」
〔走り去る足音〕
ギジェット「あーあ、行っちゃった」
マシュー「ちょっとは成長したかと思ったが、あいつをからかうの、やっぱり面白いわ」
ギジェット「知らないよ、とんでもないことになっても」
マシュー「そんときゃ、ちゃんとフォローするさ」
〔軍の警報〕
〔画面、赤に明滅〕
マシュー「また塔州連邦の連中か。こんな所まで、ご苦労なことだぜ」「ギジェットは、すぐにブリッジに戻れ。俺は先に出る」
ギジェト「了解。よろしくね、マシュー」
マシュー「おうよ!」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
マシュー「こちら、マシュー。敵機の撤退を確認。これより、帰投する」
タルホ「こちら月光号、了解」
エウレカ「………」
レントン「あのさ…俺の勘違いかもしれないんだけどさ。なんか、怒ってる…?」
エウレカ「別に、怒ってなんかない…」
レントン「俺に言いたいことがあったら、何でも言ってくれていいんだよ」
エウレカ「別に、そういうのないから…」
レントン「そういうのないって…。じゃあ、なんでこっちを見てくれないんだよ」
エウレカ「顔、合わせたくないの」
レントン「それを怒ってるって言うんだろ!」
エウレカ「戦闘が終わったから、もう帰ろう」
レントン「エウレカ…!」
エウレカ「………」
レントン(はあ~。なんだか、エウレカと出会った時に戻ったみたいだ…)(…空が息苦しいな。お前もそう思うだろ、ニルヴァーシュ…?)
【シナリオエンドデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
レントン「………」
リンク「ねえ、レントン。なんかして遊ぼうよ~」
レントン「………」
メーテル「レントンってば!」
レントン「………」
モーリス「リンク、メーテル、レントンはダメみたいだから、向こうで遊ぼう?」
リンク「は~い」
メーテル「つまんないの…」
〔歩き去る足音〕
レントン「はぁ…」
〔歩み寄る足音〕
マシュー「おーい、生きてるかレントン?」
レントン「死んでます…」
マシュー「うわ…ほんとにひでえ面してんな…」「あのな、レントン…。俺がさっき言ったあれは、そのなんつーか、冗談だからよ。そんなに気にすんな。な?」
レントン「…ありがとうございます」
マシュー「いやいや、感謝するっておかしいだろ」
レントン「俺がこんな状態だから、マシューさんは元気付けてくれてるんですよね?」「でも、大丈夫です。俺、全然元気ですから…」
マシュー「さっき死んでるって言ってたじゃねえか…」
レントン「死ぬくらい元気だってことですよ」「あー、元気になったらお腹が減ってきたな。俺、食堂行って何か食べてきます…」
マシュー「お、おう、そうか…。気を付けてね」
レントン「はい…」
ギジェット「マシュー、レントンにちゃんと謝れたのかな? また変なことに、なってなきゃいいけど」「それにしても、エウレカが私にあんなこと頼むなんてね。フフ…変わったのね、あの子も」
〔軍の警報〕
〔画面、赤に明滅〕
ギジェット「また敵が来たって言うの!? どうなってんのよ、本当にもう!」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
レントン「また、エウレカに無視された…」「もうダメだ…。この世の終わりだ…」
エウレカ(※画面オフ)「レントン…」
レントン「!?」
エウレカ(※画面オフ)「私だけど、いま、ちょっといいかな…?」
レントン「う、うん、全然大丈夫! すぐ、開けるからちょっと待ってて!」
エウレカ(※画面オフ)「うん。ありがとう」
レントン「君とずっと話ができなかったから、俺すごく心配しちゃってさ」「でも、よか…」
〔ハッチの開閉音〕
レントン「………」
エウレカ「…?」
レントン「うわああああああ!?」
エウレカ「レントン?」
レントン「なんだよ、その顔! お化けに変装して驚かせようなんて、ヒドすぎるよ!」
エウレカ「…!」
レントン「俺を笑い物にして、楽しいのかよ!?」
エウレカ「私、そんなつもりじゃ…」
レントン「文句があるなら直接言えばいいじゃないか! なんなんだよ、もう!」
エウレカ「…ごめん、ごめんね…」
〔走り去る足音〕
レントン「なんなんだよ、もう…。そんなに嫌わなくたって、いいじゃないか…」
【シナリオエンドデモ終了】
[Ep.3]
【シナリオデモ開始】
〔ハッチの開閉音〕
ギジェット「レントン、ちょっといい!」
レントン「ギジェットさん…」「すみません、いま誰かと話したい気分じゃないんです…」
ギジェット「あんたの気分なんて知らないよ! なんで、ちゃんとエウレカの気持ちを考えてあげないわけ!」
レントン「エウレカの気持ちって…」
ギジェット「エウレカは、レントンのために頑張ったんだよ!」
レントン「…? 俺に嫌がらせするために、頑張ったって言うんですか?」
ギジェット「なに言ってんのよ! 嫌いな人のためにお化粧するわけがないでしょ!」
レントン「え…?」
ギジェット「慣れないお化粧を頑張ったっていうのに、レントンはわけわかんないこと言ってさ!」
レントン「い、いや、俺は…」
〔軍の警報〕
〔画面、赤に明滅〕
レントン「…! また警報!?」
ギジェット「もう! こんな時だっていうのに!」
レントン「…俺、行ってきます…。エウレカに会って、ちゃんと謝らないと!」
ギジェト「敵を追い払うのも忘れずにね!」
レントン「はい! 全部バッチリ解決してきます!」
ギジェット「よし、行ってこい!」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
レントン「邪魔をすんなあああッ!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
塔州連邦軍兵「ぐっ、ここまでか…! 全機、撤退する!」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
レントン「ちょっと、いいかな…」
エウレカ「…!」「なに…?」
レントン「………」「ゴメン!」
エウレカ「え…?」
レントン「俺がバカだった。君の気持ちをちゃんと考えないで…」
エウレカ「私、怖かったの…」
レントン「怖かった?」
エウレカ「私、こんな姿になっちゃったから、レントンに嫌われちゃうんじゃないかって…」
レントン「…!」
レントン「だから、ギジェットに頼んで、お化粧道具を借りたんだけど…。やっぱり、ダメだったよね…」
レントン「ダメじゃない!」
エウレカ「え…?」
レントン「全然、ダメなんかじゃない! どんな姿になったって、エウレカはエウレカじゃないか!」
エウレカ「でも…」
レントン「君のことを傷付けた俺のことなんて信用できないかもしれない。でも、これだけじゃ信じてほしい」「俺は君のことが大好きなんだ。だから、ダメなんて言わないでくれよ」
エウレカ「私…」
レントン「エウレカ…!」
エウレカ「…私…信じる。だって、レントンの言葉だもん」「ありがとう、レントン」
レントン「へへへ…」
マシュー「これにて、一件落着かね」
ギジェット「元はと言えば、マシューのせいなんですけど…」
マシュー「あれ、そうだっけ? なにはともあれ、よかったよかった!」
ギジェット「あー、マシューがごまかした! あとでヒルダさんに言いつけてやるんだから!」
マシュー「それだけは勘弁してくれよ~!」
ギジェット「まったく…」「でも、本当に良かったね。エウレカ」
レントン「ハハハ」
エウレカ「フフ…」
【シナリオエンドデモ終了】
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