ユニコーンガンダムペルフェクティビリティ/バナージ・リンクス
可能性
フル・フロンタルに
ラプラスの箱の最終座標を知られ、
ネェル・アーガマから脱出を許したバナージ。
箱を示す最終座標に向かう目前。
箱争奪の最終決戦に向けて、
ユニコーンは万全の状態を整えつつあった…
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
バナージ「………」
オードリー「バナージ…」
バナージ「! オードリー…」
オードリー「身体を休めなさい。作戦に障ります」
バナージ「ああ、そろそろ戻るよ…」
オードリー「…不安、なの?」
バナージ「………」「そんなこと言ってる場合じゃないのはわかってる」
オードリー「………」
バナージ「けど、「『みんな』の中には帰れない。いつか同じ絶望に突き当たることになる」「フロンタルの言葉に俺は何も言い返せなかったんだ。それでも、って…」「俺は心のどこかで、フロンタルの言葉がその通りだと思ってしまっていたんじゃないかって…」
オードリー「バナージ…」
バナージ「不安なんだ。俺の中には色んな人の想いが渦巻いてて、箱を…みんなのために使うことができるかって」「俺は…カーディアス・ビスト…父さんのように人の善意を信じられないんじゃないって…」
オードリー「………」「あなたが、もしみんなの中に帰らなくても…」
バナージ「え?」
タクヤ「おーい、バナージ!」
オードリー「…!」
バナージ「タクヤ…?」
【シナリオデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
タクヤ「聞いてくれよ、バナージ!」
バナージ「どうしたんだ、タクヤ?」
タクヤ「ユニコーンのフルアーマープランを俺なりに色々と考えてみたんだよ」
バナージ「フルアーマープランって、いま換装しているやつじゃなくてか?」
タクヤ「ああ、あれを考えてから他の技術者に話を聞く機会があってさ」「それで俺なりにアイデアをブラッシュアップしてみたら、すごいユニコーンができちまってさ」
オードリー「…それはどのようなモノなのですか?」
タクヤ「よくぞ聞いてくれました! 俺が考えたのはアームド・アーマーを…」
タクヤ「っていう感じさ。これで理論上は性能を向上させることができる!」「まさにパーフェクト…いや、ペルフェクティビリティだろ?」
バナージ「あ、ああ…」
タクヤ「でな! ユニコーンのサイコ・フレームが青色に…」
ミコット「どこで油を売ってるのかと思ったら、こんな所にいたのね」
タクヤ「あ、ミコット!」
バナージ「ミコット…」
ミコット「バナージ、それに…」
オードリー「………」
【シナリオデモ終了】
[Ep.3]
【シナリオデモ開始】
ミコット「…タクヤ、あんた今がどういう時かわかってるわけ?」
タクヤ「そりゃわかってるさ。けど思いついちゃったから伝えずにはいられなかったというかさ」
ミコット「そもそも、あんなプランできないでしょ」
タクヤ「何でだよ!? 計算的にはユニコーンの性能は…」
ミコット「フルアーマー状態だってここにある戦力かき集めてるのよ? どこにそんなもの一から作る時間があるの?」
タクヤ「そ、それは…」
ミコット「わかったなら、さっさと戻るわよ。フルアーマー発案者がいなくちゃ作業が進まないでしょ」
タクヤ「いや、だったな、ミコット…」
ミコット「ほら、タクヤは行った行った!」
タクヤ「待ってくれって! ミコット~!」
〔歩き去る足音〕
ミコット「………」
オードリー「………」
ミコット「…今度こそ頼むわ。箱を手に入れて、貸した借り…ちゃんと返してよね」
オードリー「ええ。しかと、その目で見ていてください」
ミコット「…よろしく」
〔歩き去る足音〕
バナージ「…ごめん。騒がしくさせた」
オードリー「いいえ、むしろタクヤさんの気遣いだったのかもしれないわ。ああやって話をしに来てくれたのは」
バナージ「え?」
オードリー「あなたの緊張を解くために」「私たちはフル・フロンタルよりも先に箱を手に入れなくちゃいけないでしょ? だから…そんなに気負っていては、って」
バナージ「そう…なのかもしれない。タクヤには感謝しておくよ」
オードリー「…バナージ」「タクヤさんが示したのは可能性の話。あなたがこれから示すのも…人の可能性よ」
バナージ「可能性…」
オードリー「…あなたには無限の可能性がある。恐れる必要があって?」
バナージ「…ありがとう。信じてくれて」
オードリー「ええ」
バナージ(そうだ、信じてくれる人がいる…)(だから、俺はこれから…)
【シナリオエンドデモ終了】
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