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ヴァンアイン/イヌイ・アサヒ&シャッテ・ジュードヴェステン
重なるオモイ

数々の戦いを
共に乗り越えてきたヴァンアインを前に、
過去を振り返る、アサヒとミリュー。

それは、一度は失敗をした
アサヒとシャッテの意識を共有化させる実験を、
再度行った時のものだった。

事前にしっかりと準備をし、
実験に挑むシャッテ。

だが、アサヒは、
ミリューにあることを吹き込まれており…

[Ep.1]
【シナリオデモ開始】

アサヒ「ヴァンアインとも、随分と長い付き合いになりましたね」
ミリュー「そうですね~」「火星で見つけた時には、もっと早く私たちの手を離れると思っていたんですけど~」
アサヒ「あれから、色々あったもんな…」「………」
ミリュー「急に笑顔になっちゃって、どうしたんですか~?」
アサヒ「いや、あの時のことを思い出して」
ミリュー「あの時~?」
アサヒ「俺とシャッテで、意識を共有化する実験をしたじゃないですか?」
ミリュー「ああ、そんなこともありましたね~。確かあの時は…」
〔画面、発光〕

シャッテ「いいわね、アサヒ。これから意識共有化の実験を始めるわよ」
アサヒ「了解」「これでヴァンアインが、パワーアップできるといいんだけど」
ミリュー「そうですね~。戦いも激しくなってきましたし、今のままでは結構つらいですからね~」「とはいえ、前回は失敗してるだけに不安もありますけどね~」
シャッテ「前回と違って、今回はちゃんと準備をしたから問題ないわ」「それに、あたしたちの共有化ができれば、ノータイムでの反応が可能になる。そうなればマイナスはないはずよ」
ミリュー「本当にマイナスがないですかね~?」
シャッテ「なにが言いたいのよ?」
ミリュー「いえ、秘密とか持てなくなっちゃいますけど、大丈夫かな~と」
アサヒ「…? 別に秘密はないから構わないッスけど?」
シャッテ「あ、あたしだって秘密なんかないわよ!」
ミリュー「だったらいいんですけどね~。では、シミュレーターを起動しますよ。準備お願いします~」
シャッテ「思考にないことは共有化されない…。平常心でいれば、大丈夫なはず…」
アサヒ「なにか言った?」
シャッテ「なんでもないわよ!」
アサヒ「そっか。一緒に頑張ろうな、シャッテ」
シャッテ「…!」「うるさい、バカ!」
アサヒ「ええ~!?」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

アサヒ「今のところ、特に問題はないみたいッスね」
ミリュー「共有化のレベルを最低限にしてますからね~。もうちょっと上げてみますか。その分、雑音が増えますけど~」
シャッテ「でも、今のままじゃこっちの想定にはほど遠いわ。気にしなくていいから、やってみてちょうだい」
ミリュー「わかりました~。では、上げますよ~」
〔ゲージの発光音〕
アサヒ「変わった感じはしないッスけど…」
シャッテ(平常心…平常心…)
アサヒ「ん? なに、シャッテ?」
シャッテ「へっ?」(なんで聞こえてるのよ!?)
アサヒ「いや、なんでって、シャッテが喋ってるから…」
シャッテ「あたしは喋ってないわよ!」(あーもう! 集中…集中…!)
アサヒ「どういうこと?」
ミリュー「どうやら、雑音が聞えはじめたみたいですね~」
アサヒ「雑音?」
ミリュー「簡単に言えば、余分な思考のことです」
アサヒ「頭で考えてることも、伝わっちゃうってことッスか?」
ミリュー「そういうことですね~」
アサヒ「なるほど。意識を繋げるとこうなるのか」
シャッテ(集中…集中…!)
アサヒ「シャッテ、集中するのはいいんだけど、相手がどこから来てるのか教えてくれないかな…」
シャッテ「集中してるから今はムリ!」(話しかけるんじゃないわよ!)
アサヒ「いや、ええ~!?」
ミリュー「本末転倒とはこのことですね~」
【シナリオエンドデモ終了】


[Ep.2]
【シナリオデモ開始】

アサヒ(なんで怒ってるんだろう、シャッテ…)
シャッテ「別に怒ってなんかないわよ!」(この鈍感男!)
アサヒ(完全に怒ってるよな、これ…。そういえば、訓練が始まる前にミリューさんが言ってたっけ…)
〔画面、発光〕

ミリュー「アサヒ君、最近シャッテに冷たくないですか~?」
アサヒ「えっ、そうッスか? いつもと変わらないと思うッスけど」
ミリュー「じゃあ、いつも冷たいんですね~」
アサヒ「えっ、そうなっちゃいますか?」
ミリュー「ダメですよ~、シャッテはたくさん頑張ってるんですから~。もっと褒めてあげてくださいね~?」
アサヒ「確かにそうッスね…。わかりました、もっと褒めるッス!」
ミリュー「ふふふ~」
〔画面、発光〕

アサヒ「シャッテ!」
シャッテ「なによ、今集中してるって言ってるでしょ!」
アサヒ「シャッテって、凄く可愛いよな!」
シャッテ「ふぇっ!?」(カワイイ!? 今、カワイイって言った!?)
ミリュー「褒めろとは言いましたけど、いきなりそこからいきますか~」
シャッテ「いきなりなにいってんのよ!」
アサヒ「いきなりじゃないよ。いつも思ってたから」(うん、実際に可愛いもんな)
シャッテ「バ…バカ…」
アサヒ(あれ、シャッテの怒りが収まった? やっぱりミリューさんが言った通りだったのか)「行こう、シャッテ。今ならいつもより戦えそうだ!」
シャッテ「う、うん…」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

アサヒ「うん、だいぶいい感じになってきたみたいだ。ありがとう、シャッテのおかげだよ」(いつもシャッテは、頼りになるな)
シャッテ「そう…」(平常心よ、平常心…。集中を切らしてはダメ…)
アサヒ「あ、あれ? また冷たくなっちゃった?」
シャッテ「いつもと変わらないわよ」(どうせいつものタワゴトなんだから、気にしたら負けよ、あたし…)
アサヒ「う、うーん…。ありがとうって気持ちが、ちゃんと伝わってないのかな…?」
ミリュー「どうにも上手くいってない感じですね~」「もっとも、意識を共有化してもふたりがすれ違っていたら、なんの意味もないですけどね~」
アサヒ「いつも俺と一緒にいてくれてありがとう。シャッテがいるから、俺も頑張れるよ」
ミリュー「しかも、褒めてるんじゃなくて、お礼になっちゃってますし~」
シャッテ(大丈夫、大丈夫よ、あたし。まだいけるわ…!)
アサヒ「だから、迷惑かもしれないけど、ずっと俺と一緒にいてくれ」
シャッテ「ッ!?」(ううッ! この程度、耐えてみせるのよ!)
ミリュー「プロポーズみたいになっちゃってますよ~」
アサヒ「ダメかな…?」
シャッテ(そんな小動物いたいな目で、あたしを見るんじゃないわよぉぉぉ!)
アサヒ「ご、ごめん! そんなに俺と一緒にいるのが嫌だったって、気付かなかったから…」
シャッテ「そ、そうじゃなくて!」
アサヒ「なんか、気を遣わせてごめん…」
シャッテ「だから!」
アサヒ「………」
シャッテ「………」
ミリュー「なにをやってるんですか、あのふたりは~…」
【シナリオエンドデモ終了】


[Ep.3]
【シナリオデモ開始】

アサヒ「………」
シャッテ「………」「ああ、もう! 別にアサヒといるのは嫌じゃないわよ!」
アサヒ「本当に…?」
シャッテ「本当よ!」(嫌なわけがないでしょうが…。今まであたしのなにを見てたのよ…)
アサヒ「ありがとう、シャッテ」
シャッテ「べ、別にお礼を言われる筋合いとかないんだけど…」「そ、それより! 反応を完全にノータイムにするために、もっとレベルを上げるわよ!」
ミリュー「大丈夫なんですか、それ~?」
シャッテ「こうなりゃヤケよ!」
ミリュー「それって、完全に失敗するやつですよね?」
シャッテ「うるさい! さっさとやって!」
ミリュー「どうなっても、私のせいにしないでくださいよ~?」
アサヒ「ッ!?」
〔ゲージの発光音〕
〔画面、青にフラッシュ〕

アサヒ(これって…)
シャッテ(アサヒの…)
アサヒ(シャッテの心の声が聞こえる…)
シャッテ(アサヒ…!)
アサヒ(シャッテ…! 相手の位置を全部教えてくれ!)
シャッテ(もう送ってる。1機残らず倒してやりなさい!)
アサヒ「ああ! サポートは任せる!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

シャッテ「アイツで最後よ、アサヒ!」
アサヒ「これで、終わりだぁぁぁッ!」
〔光弾の発射音〕
〔画面、発光〕

【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ミリュー「訓練終了です~。ふたりとも、お疲れ様でした~」
シャッテ「この力、予想以上ね…。反応速度が変わるだけで、これほどまでに変わるだなんて…」
アサヒ「これがいつでも使えるようになれば、かなりパワーアップするんじゃないかな?」
シャッテ「そうね。もっと練習しておきましょう」
アサヒ「了解! でも、凄いよなシャッテは」「俺だけだったら、こんなことができるなんて全く気付かなかったよ」
シャッテ「ダテにヴァンアインの、解析をしてるわけじゃないわよ」
アサヒ「うん。いつも頑張ってくれてるもんな」
シャッテ「ま、まぁね。でも、アサヒも結構頑張ってるんじゃない?」
アサヒ「ありがとう。シャッテにそう言ってもらえると嬉しいよ」「俺たちってベストパートナーなのかもな」
シャッテ「パ、パートナー!?」(パートナーって、伴侶ってことよね!? これって、まさかプロポーズなの!?)(あー、でもまだ結婚には…。でもでも…うーん…)
アサヒ「これって…」
シャッテ「うわ!? 違う! 違うの!」(アサヒがキライってわけじゃないのよ! それだけは、勘違いしないで!)「なんで止まってくれないのよ! どうなってんの、これ!?」「ちょっと、ミリュー! 早く止めなさいよ!」
ミリュー「なんか、通信の状況が悪くて、ちょっと聞こえないですね~」
シャッテ「聞こえてるじゃないのよ!」(ふふ…ふふふ…)「早く止めてってばああああ!」
アサヒ「ちょっ、そんなに暴れたら!? うわ、うわあああああ!?」
〔画面、発光〕

ミリュー「あの時のことも、ずいぶんと懐かしく感じますね~」
アサヒ「結局あのシステムはかえって弱くなるってことで、使わなくなっちゃったんですよね」
ミリュー「そうでしたね~。シャッテは恥ずかしがり屋さんですから~」
アサヒ「あんなことがあって、俺、ようやく気付いたんです」
ミリュー「なにをですか~?」
アサヒ「思ったことは相手に言わないと伝わらないんだって」「だから、シャッテに会ったら伝えようと思うんです」
ミリュー「プロポーズでもするつもりですか~?」
アサヒ「そうじゃなくて、今まで伝えてなかったたくさんの想いを、彼女にぶつけるつもりです」
ミリュー「自分勝手ですね、アサヒ君は~」
アサヒ「そうッスね。でも、俺がやるべきことは、これしかないと思うので」
ミリュー「そうですか~」
アサヒ(今度こそ、俺の想いを伝えてみせる。だから、待っていてくれ、シャッテ…)
【シナリオエンドデモ終了】


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