ヴァンアイン/イヌイ・アサヒ
ヴァンアイン/シャッテ・ジュードヴェステン(水着)
交わるキモチ
機械工学の天才、
シャッテ・ジュードヴェステン。
彼女は母の最期の言葉を現実のものとするべく
火星の古代遺跡で発掘された謎の機体、
ヴァンアインの秘密を解き明かそうとしていた。
だが、調査は思うように進まず、
行き詰まっているのだった…。
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
シャッテ「ああ! またダメだわ!」
ミリュー「アプローチの仕方が根本的に間違っているんですかね~?」
シャッテ「そんなはずはないんだけど…」「このマシンを素早く動かせるのは、私たちの思考を正確に読み取りフィードバックしているからに違いないわ」
ミリュー「その仮説が正しいとすれば、欲しい情報がすぐに手に入るっていうシャッテの話も納得できますね~」
シャッテ「とはいえ、あくまでも仮説に過ぎないのよね…」
アサヒ「何やってるんスか、ふたりとも?」
ミリュー「アサヒ君の方こそどうしたんですか~? こんな場所に来ても楽しいことなんか何もないですよ~?」
アサヒ「ちょっとシャッテさんを捜してて。もしかしたら、ここにいるかなって」
ミリュー「ほほう~」「どうやら、私はお邪魔みたいですね~」
シャッテ「待ちなさいよ、ミリュー! ヴァンアインの解析はまだ終わってないのよ!」
ミリュー「照れなくてもいいですって~」
シャッテ「誰も照れてなんかないでしょうが!」
ミリュー「はいはい~」
シャッテ「まったくもう…」
アサヒ「すいません、邪魔しちゃったみたいで」
シャッテ「気にしないでいいわよ。どうせ手詰まりだったし」
アサヒ「ヴァンアインの解析をするなら俺も呼んでくれれば良かったのに」
シャッテ「まだ想像の域を超えてないから。必要になったらムリヤリにでも手伝ってもらうわ」「それで、何の用なの?」
アサヒ「たいした用事じゃないんスけど、ちょっと思い付いた事があったんで」
シャッテ「思い付いた事?」
アサヒ「ヴァンアインって、俺たちの思考を読んでるじゃないですか」「もしも、それを逆に辿る事が出来れば、何かがわかるんじゃないかなって」
シャッテ「なるほど…。確かにこっちに思考を読んでいる以上、向こう側も覗けるはずよね」「でも、それを確かめるにはここにある機材だけじゃ足りないわね。どこかで調達できないかしら…」
〔基地の警報〕
〔画面、赤に明滅〕
ミリュー「国連軍さんが来たみたいですよ~。すぐに出撃の準備をして下さい~」
シャッテ「こんな時に! ホントに間が悪いんだから!」
アサヒ「文句を言ってても仕方ないですよ。行きましょう、シャッテさん」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
ミリュー「国連軍さんの増援部隊がすぐそこまで来てますよ~」
シャッテ「まったく、休む暇もないわね…」
アサヒ「それだけ、このロボットに興味があるって事ッスかね?」
シャッテ「ブラックテクノロジーの塊だからね。欲しがる気持ちはわからなくもないけど」
ミリュー「でも、無理矢理っていうのは良くないですね~」
シャッテ「もっとも、頭下げて頼まれたところで連中に渡す気なんてサラサラないけどね!」
【シナリオエンドデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
シャッテ「相変わらず、すばしっこい連中ね…」
アサヒ「クソッ、このままじゃ囲まれる!」
シャッテ「…! 右から来てる!」
アサヒ「ッ!?」
〔画面、フラッシュ〕
〔爆発音〕
アサヒ「ぐぅ!?」
シャッテ「右から来てるって言ったじゃない!」
アサヒ「そんなすぐには反応できないですよ!」
ミリュー「息が合わないから攻撃されてるっていうのに、ケンカしてる場合じゃないですよ~?」
シャッテ「仕方ないでしょ! ちゃんと操縦しないのが悪いんだから!」
アサヒ「俺はちゃんとやってますよ!」
ミリュー「もう~。戦闘中なんですから、もっと緊張感を持って下さいよ~」
シャッテ「ミリューだけには言われたくないわよ…」
ミリュー「ふたり乗りな上にふたりで操縦しないといけないんですから、意識は共有しないと~」
アサヒ「ヴァンアインを通して、俺とシャッテさんの意識を繋げるとかできないんスか?」
シャッテ「ヴァンアインを中継点にするって事ね」「それなら、特殊な装置がなくてもできるかもしれないわ」「…!」
アサヒ「できるんだったら、すぐにやりましょう!」
シャッテ「ムリ! やっぱりムリだったわ!」
アサヒ「いや、今できるって…」
シャッテ「あたしの勘違いだったわ」「ムリな事を気にするよりも、目の前の敵を倒すのよ!」
アサヒ「え、ええ~?」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
アサヒ「さすがにキツいッスね…」
シャッテ「大丈夫よ集中すれば! 心頭滅却すれば、火もまた熱し!」
ミリュー「それを言うなら、火もまた涼しですよ~?」
アサヒ「火が熱いとか、滅却できてないじゃないですか…」
シャッテ「う、うるさいわね!」「とにかく集中するの!」
アサヒ「弱音吐いてても仕方ないですもんね。もうちょっと頑張りますよ!」
【シナリオエンドデモ終了】
[Ep.3]
【シナリオデモ開始】
ミリュー「お疲れ様でした~。って言いたいところですけど、増援部隊さんがすぐそこまで迫ってますよ~」
シャッテ「目視できてから教えられても、遅いのよ!」
〔画面、フラッシュ〕
〔光線の発射音〕
アサヒ「うぐッ!?」
シャッテ「うっ!?」「こんな攻撃を受けてたらすぐに落ちちゃうわ!」
アサヒ「わかってるんスけど、反応が」
シャッテ「…! だから、思考を繋げるのはムリだって言ってるじゃない!」「そもそも、今までちゃんと戦えてたでしょうが! もうちょっとしっかりしなさいよね!」
アサヒ「そんな話はしてないんですけど…」
ミリュー「アサヒ君に考えている事が見えたら困るからってあたっちゃ駄目ですよ~」
シャッテ「はぁ、はぁ!? な、な、何言っちゃってるわけ!?」「全然そんな事ないんですけど!」
アサヒ「それで思考を繋げる事はできるんですか? できないんですか?」
シャッテ「できないわよ!」
ミリュー「理論上はできますよ~」
アサヒ「どっちなんスか!?」
シャッテ「うるさいうるさいうるさい!」「天才のあたしが言ってるんだからできないのよ!」
アサヒ「ええ~!?」
ミリュー「本当はできるんですけどね~」
シャッテ「戦闘の邪魔だから、通信切るわよ!」
ミリュー「うふふふ~」
シャッテ「邪魔者もいなくなった事だし、さっさと国連軍を追い払うわよ!」
アサヒ「これ、何にも解決してないですよね?」
シャッテ「さあ、行くのよ!」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
アサヒ「ハァ…ハァ…」「なんとか、追い返せましたね…」
シャッテ「今回は結構ヤバかったわね…」
ミリュー「シャッテが強情を張るからじゃないですか~?」
シャッテ「通信切ってるはずなのに!?」
ミリュー「このくらい私にかかれば、お茶の子さいさいですよ~」
シャッテ「ホントにうざったいわね!」
ミリュー「真面目な話、今後の事を考えたらふたりの思考を繋げるっていうのも視野に入れた方がいいんじゃないですか~」
アサヒ「その必要はないですよ」
ミリュー「ほへ?」
アサヒ「ちゃんと意思疎通できればいいだけの話ですから」
ミリュー「本当にできますか~?」
アサヒ「大丈夫ッスよ、俺とシャッテさんはパートナーなんですから」
シャッテ「…!」
〔画面、青に点滅〕
〔システムの起動音〕
アサヒ(なんだこれ…? ヴァンアインに初めて乗った時に似てるけど…)
シャッテ(※回想)「~♪」
シャッテ(!?)(これって意識が繋がってるの!?)
ミリュー「どうしたんですか~? 急に黙っちゃって~」
アサヒ「いや、今シャッテさんが踊っていたような…」
シャッテ「わああああッ!」
ミリュー「…?」
アサヒ「何だったんだろう、今の。シャッテさん、凄く喜んでたみたいだったけど?」
シャッテ「わー! わー! わー!」
〔画面、フラッシュ×3〕
アサヒ「いたッ! 何で殴ってくるんスか!?」
シャッテ「忘れなさい! 今見た事を、全部忘れなさい!」
アサヒ「暴れたら危ないですって! 操縦が…ちょっと…!」
シャッテ「早く忘れなさいってばぁぁぁッ!」
ミリュー「やれやれ~。先が思いやられますね~」
【シナリオエンドデモ終了】
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