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ヴァンバルム/フェンディ
求めるモノ

謎の少女、フェンディ。

彼女は自身が何者であるのかを
求め続けていた。

だが、その答えを持つ者はどこにもいない。

それは、微睡の中に現れる幻影とて、
例外ではなかった……

[Ep.1]
【シナリオデモ開始】

フェンディ「………」
〔画面、フラッシュ×3〕
ウェンディ「…また、この夢」
????(フェール)「お前が、それを求めているからだろう?」
フェンディ「私が求めている…?」「なら、教えて。私が何者であるのかを」
????「その答えを私が持つはずがない。なぜなら、私はお前自身なのだから」
フェンディ「なら、誰に聞けばいいの?」
????(フェール)「その答えもまた、私は持ちえない」
フェンディ「求めたところで、何も得られるわけではない。私は随分と無意味なことをするのね」
????(フェール)「その無意味さも、お前が求めるところなのだろう」
フェンディ「そんなもの、求めているつもりはないわ」
????(フェール)「だが、現に私はこうして存在している」
フェンディ「あなたが勝手に出て来ているのではなくて?」
????(フェール)「それはなり得ない。私という存在は、もうどこにもいないのだから」
フェンディ「そんなこと、私が知るはずのない情報だわ」
????(フェール)「いや、お前は知っているのさ」
フェンディ「あなたと話していても無駄ね。もう、行くわ」
????(フェール)「ああ、それがいい。もう会わないことを望んでいる」
フェンディ「私もよ…」
〔画面、発光〕

フェンディ「何度見ても慣れないものね。…慣れたいわけでもないけれど」「そろそろ時間ね」「おいで、ヴァンバルム」
〔光の収束音〕
〔画面、青にフラッシュ〕

フェンディ「行きましょう。私という存在の理由を探しに」
【シナリオデモ終了】


[Ep.2]
【シナリオデモ開始】

塔州連邦軍兵「当基地に接近してくる、機影を確認」
塔州連邦軍艦長「何者だ?」
塔州連邦軍兵「データに一致する機影なし。アンノウンです」
塔州連邦軍艦長「これ以上接近するようなら、撃ち落とすと警告しろ」
塔州連邦軍兵「了解」
塔州連邦軍艦長「KLF部隊は、いつでも出撃できるよう準備を整えておけ」
塔州連邦軍兵「アンノウン機、こちらをターゲットしました!」
塔州連邦軍艦長「なに!?」
塔州連邦軍兵「撃っ……」
〔撃破音〕
〔画面、フラッシュ〕

フェンディ「基地の破壊を確認。…さあ、戻りましょうか」「いえ…。未だ、残っていたようね」「片付けてから、帰りましょう」
【シナリオデモ終了】


[Ep.3]
【シナリオデモ開始】

フェンディ「終わったわね」
塔州連邦軍兵「うっ…うう…」
フェンディ「…今日の私は少しおかしいようだわ。まだ、片付けきれていないなんて」
塔州連邦軍兵「…なんのために、こんなことを」
フェンディ「なんのため…? さあ、私はそれを知らないわ」
塔州連邦軍兵「ふざけているのか…!」
フェンディ「本当のことを言っているだけよ。私には目的がないから」
塔州連邦軍兵「意味もなく基地を破壊したというのか…。ふざけやがって!」
〔斬撃音〕
〔画面、フラッシュ〕

塔州連邦軍兵「がはっ…!?」
フェンディ「今度こそ、終わったわね」「行きましょう、ヴァンバルム。私の目的を探すために」
〔転移音〕
〔画面、発光〕

【シナリオデモ終了】


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