ヴァンバルム/フェンディ(水着2019夏)
強い願い
表層化したクによって
自分がシャッテの失敗作として
生み出されたことを知ったフェンディは、
オキクルミたちの下へと付いた。
それからしばらく…。
彼女はオキクルミの指導の下、
ヴァンバルムの願望の扉を開くべく
特訓の日々を送っていた。
だが、成果は芳しくなく…
[Ep.1]
【シナリオデモ開始】
フェンディ「願望の扉を開きなさい、ヴァンバルム」
〔光の収束音〕
〔画面、紫にフラッシュ〕
ウェンディ「………」
オキクルミ「また、失敗かよ。いつになったら出来るようになるんだ?」
フェンディ「次こそ…」
サマイクル「今日はもうやめた方がいい。扉を開くには、体力を使うから…」
フェンディ「まだ、いけるわ」
サマイクル「でも…」
オキルクミ「好きにやらせておけよ。ぶっ倒れるまでやりゃ、無理だっていやでもわかるだろ?」
サマイクル「それで死んでしまったら、ワクカガが文句を言ってくると思うよ」
オキルクミ「あー…そいつは面倒だな…」
サマイクル「彼女の教育係は姉さんなんだし、きっと責任を取らされると思う…」
オキルクミ「うげっ…」「そういうわけだから、フェンディ、もうやめとけよ」
フェンディ「言ったでしょ、まだいけるって」
オキクルミ「いけるいけないの話じゃねえんだよ。アタシがやめろって言ってんだ」
フェディ「なら、聞く必要はないわ」
オキクルミ「ったく、舐めやがって…」「だいたい、願望器のコピーを使って扉が開けないなんて、才能がないんじゃねえのか?」
フェンディ「………」
サマイクル「完全な無視だね…」
オキクルミ「本当に可愛げがねえな」
フェンディ「これが、私だから」
サマイクル「だってさ…」
オキクルミ「はいはい、そうかよ」
サマイクル「姉さん、何かヒントをあげたら…? このまま続けたら、危険だと思うし」
オキクルミ「ヒントって言われても、やり方は全部教えてるからなぁ」「…そうだ」「ひょっとすると、お前。願いが弱いんじゃないのか?」
フェンディ「願いが弱い…?」
【シナリオデモ終了】
[Ep.2]
【シナリオデモ開始】
フェンディ「願いが弱いって、どういうこと?」
オキクルミ「そのままの意味だよ。フェンディ、お前はなにを望む?」
フェンディ「私は…」「自己を確立したい」「私には、なにもないから」
オキクルミ「フッ…」
フェンディ「なにがおかしいの?」
オキクルミ「あえていうなら、全部だな。そりゃ、扉も開けねえよ」
フェンディ「………」
オキクルミ「おい、先輩を睨むんじゃねえよ」
フェンディ「それじゃあ聞かせてもらうけど、あなたたちはどんな願いを持ってるの?」
サマイクル「言う必要、あるかな…?」
オキクルミ「サマイクル、後輩相手に睨み効かせるなって。それに隠すようなことじゃねえだろ?」
サマイクル「姉さんがそう言うなら…」「アタシたちの目的は進化の果てに辿り着き、世界を手に入れることだ」
フェンディ「世界…」
オキクルミ「そう世界だ。その世界で、アタシたちは否定されない。アタシたちの…アタシたちだけの居場所だ」
フェンディ「まるで荒唐無稽な話ね」
サマイクル「そうでもないよ…。世界の形は見えているからね…」
オキクルミ「お前はどうやって事故を確立するつもりなのか、その道筋が見えてるのかよ?」
フェンディ「………」
オキルクミ「見えてねえなら、しっかりと考えるんだな」「扉を開くにはただ願えばいいってもなじゃねえ。それを現実のものとするためには、ビジョンを明確化する必要がある」
フェンディ「明確化…」
オキクルミ「わかったら、聞く前にその作業から始めるんだな」
サマイクル「時間なら無限にある…。ゆっくりとやるといいよ…」
〔歩き去る足音〕
フェンディ「私はそんなに待つつもりはないわ…」
【シナリオデモ終了】
[Ep.3]
【シナリオデモ開始】
オキクルミ「さてさて……。フェンディの奴はどうなったかな」
サマイクル「もう少し見てあげた方がいいと思うけど…」
オキクルミ「おい、アタシがなにもしてないみたいに言うんじゃねえよ」
サマイクル「実際にそうだと思うけど…」
オキクルミ「バカ、手取り足取り教えるだけが指導じゃねえだろ」「時には、自主性に任せるってのも必要なんだよ」
サマイクル「ただ面倒だっただけでしょ…」
フェンディ「うるさいのだけど、そこの見知らぬヒト」
オキクルミ「いきなりカマしてくるじゃねえか」「そこまで言うからには、少しは明確化できたんだろうな?」
フェンディ「わからないわ」
オキクルミ「わからないだと?」
フェンディ「だって、そんなことしてないもの」
〔光の収束音〕
〔画面、紫に発光〕
オキクルミ(※画面オフ)「こいつ…!?」
〔発光、収束〕
サマイクル「僅かにだけど、開いたね扉が…」
オキクルミ「なにか掴んだのか?」
フェンディ「いえ…。オリジナルができるのだから、自分にできないはずはないって思っただけ」
オキクルミ「ハッ! アドバイスガン無視の力技でこじ開けやがったのかよ」
フェンディ「まだ、開いたわけじゃないわ。でもこれから必ず開けてみせる」
オキクルミ「相変わらず、可愛げのない奴だな」
フェンディ「これが、私だから」
【シナリオデモ終了】
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