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ヴァンクフト/シャッテ・ジュードヴェステン
正しい力の使い方

ヴァンアウスと接続し、ヴァンクフトへと
進化させることに成功したシャッテは、
ミリューと共にその機体の性能を調べていた。

しかし、シャッテは予想を遥かに下回る
性能しか発揮できないことに困惑する。

なにが原因なのかと尋ねてくるミリューに、
シャッテは自分の予想を語るが…

[Ep.1]
【シナリオデモ開始】

シャッテ「やっぱり、なにかおかしいわね…。ヴァンアウスの7割も出力が出てないじゃない…」
ミリュー「進化したんじゃなくて、退化しちゃったんじゃないですか~?」
シャッテ「そんなことは…ないと思うけど…」
ミリュー「だとしたら、何が原因なんでしょうかね~?」
シャッテ「…たぶん、あたしでしょうね」
ミリュー「シャッテが退化しちゃったんですか~?」
シャッテ「ある意味ね」「オルブロにいた頃よりもあたしの絶望の力が弱まっているんだと思う。だから、ヴァンクフトの出力が上がらないんだわ」
ミリュー「まぁ、弱まっても仕方ないですよね~。アサヒ君とラブラブですし~?」
シャッテ「はっ…はぁ!? あたしとアサヒのどこが…ラ、ラブラブなのよ!」
ミリュー「それはもう、どこからどう見てもって感じですかね~」
シャッテ「いい加減なこと言うんじゃないわよ!」
ミリュー「そうですかね~?」「それじゃあ聞きますけど~、シャッテはアサヒ君と一緒にいられて嬉しかったりはしないんですか~?」
シャッテ「…嬉しくないことは、なくもないけど」
ミリュー「つまり、大好きってことですね~」
シャッテ「そうは言ってないでしょ!」
ミリュー「言ってはないけど、思ってはいると~?」
シャッテ「もう、この話はいいってば!」
ミリュー「え~。つまらないですね~」
シャッテ「あたしで遊ぶんじゃないわよ…」「とにかく、弱まっているんだったら、なんとかして、また元の状態に戻さないと」
ミリュー「それはいいですけど、戻すためにはどうしたらいいんですか~?」
シャッテ「それは…」
【シナリオデモ終了】


[Ep.2]
【シナリオデモ開始】

シャッテ「………」
ミリュー「さっきからずっと止まってますけど、方法がわからないんですか~?」
シャッテ「…うるさいわね」
ミリュー「絶望の力って言うくらいですから、絶望したら強まるんじゃないですかね~?」
シャッテ「それはわかってるけど、具体的にどうしたらいいのよ」
ミリュー「アサヒ君に嫌われたらいいんじゃないですか~?」
シャッテ「アサヒに嫌われる…」
〔画面、発光〕

シャッテ「どうしたのよ、急に呼び出したりして」
アサヒ「…シャッテに大事な話があるんだ」
シャッテ「へ、へぇ、そうなんだ。大事な話、ね…」
アサヒ「ずっと言えなかったけど、実は俺…」
シャッテ「………」
アサヒ「この人と付き合ってるんだ!」
女(若者)「どうも」
シャッテ「誰!?」
アサヒ「これからは、この人とやっていくから。シャッテ、いままでお疲れ様!」
女(若者)「あとは任せてください!」
シャッテ「だから、誰なのよこの人!」
アサヒ「俺たちの戦いはこれからだ!」
女(若者)「いえーい!」
シャッテ「だから、誰なのよぉぉぉ!」
〔画面、発光〕

シャッテ「なかなかキツいものがあるわね…」
ミリュー「そんなものじゃ全然ですよ~。やるなら、これくらいしないと~」
〔画面、発光〕

シャッテ「ま、待って、アサヒ! そのお金を持っていかれたら、今月の家賃が払えなくなっちゃう」
アサヒ「心配すんなって。俺の幸運で資金を2倍に増やしてやるから」
シャッテ「あんた、幸運持ってないじゃない!」
アサヒ「任せておけ。その時は、ヴァンアインを使うまでだ」「さあ、願望の扉を開いて俺を金持ちにしてみせろ、ヴァンアイン!」
〔光の収束音〕
〔画面、フラッシュ〕

シャッテ「アサヒ、そんなことで人間やめないでぇぇぇ!」
〔画面、発光〕

シャッテ「………」
ミリュー「あれ、ちょっとやりすぎましたかね~?」
シャッテ「…アサヒがこんなことになったら、あたしがちゃんと支えてあげなきゃ!」
ミリュー「あらら~。シャッテはダメな人が好きでしたか~」
〔光の収束音〕
〔画面、青にフラッシュ〕

シャッテ「痛ッ…」
ミリュー「どうしました~?」
シャッテ「ちょっと頭痛が…」
クン(画面オフ)(なにを遊んでいるんだ、お前たちは)
シャッテ「この声…お母様…?」
【シナリオデモ終了】


[Ep.3]
【シナリオデモ開始】

シャッテ「遊んでなんかないわ。ちゃんと真面目にやってるんだから」
クン(画面オフ)(あれがか? だとしたら私の『真面目』という認識を改める必要がありそうだ)
シャッテ「わざわざ嫌味を言いに来たわけ?」
クン(画面オフ)(たまには、母親らしいことでもしようかと思っただけだ)
ミリュー「あの~?」
シャッテ「なによ?」
ミリュー「ひとりでブツブツ言ってて、頭が変になっちゃったんですか~?」
シャッテ「なに言ってんのよ。お母様と話してるでしょうが」
ミリュー「うん~?」
クン(画面オフ)(言い忘れたが、ヴァンクフトと接続されているお前にしか私の声は聞こえていないぞ)
シャッテ「えっ…。色んな人の前で結構話してたけど…」
クン(画面オフ)(クックックッ、変な奴だと思われただろうな)
シャッテ「もう! なんで先に教えてくれないのよ!」
クン(画面オフ)(ただの嫌がらせだ)
ミリュー「大丈夫ですか~? 辛いことがあるなら相談に乗りますけど~?」
シャッテ「大丈夫だから、放っておいて!」「それで、なにをしてくれるっていうの?」
クン(画面オフ)(なに、ちょっとしたアドバイスだ。想像だけで絶望の力を強められるのなら、誰も苦労はしないとな)(そもそも、お前は、力の使い方を間違えている)
シャッテ「使い方…?」
クン(画面オフ)(ちょっと待て…。ナイアーラから何も聞いていないのか?)
シャッテ「聞いてないけど?」
クン(画面オフ)(奴に、シャッテを育てろと言ったのだが…)
シャッテ「横からちょっかいをかけてくるか、嫌味を言ってくるくらいだったわね」
クン(画面オフ)(あいつに任せた、私が間違っていた…。本当に絶望的な気分だ…)
シャッテ「そんなに落ち込まなくてもいいじゃない」
クン(画面オフ)(考えてもみろ。永遠とも思える時間の中で研鑽してきた私が、力の使い方を知らない人間に負けたのだぞ?)
シャッテ「そうかもしれないわね…」
クン(画面オフ)(シャッテ覚えておくがいい。肝心な部分は他人に任せるな、自分でやれ!)
シャッテ「は、はぁ…」
クン(画面オフ)(ちょうど退屈をしていたところだ。この際、私が力の使い方を教えてやる)
シャッテ「力の使い方って…」
クン(画面オフ)(力の素養は、お前が幼い頃から刻み込んでいる)(あとは、思考と魂を同調させ、1を100へと押し上げてやるだけだ)
シャッテ「観念的過ぎてよくわからないんだけど…」
クン(画面オフ)(だから、私が教えてやると言っているだろう。お前はただ黙って私の言う通りにすればいい)
シャッテ(お母様を本当に信用していいの…?)(でも、力の使い方を教わるなら、お母様の他に適任者はこの世界にもういない…)「わかったわ。あたしに使い方を教えて」
クン(画面オフ)(よく言った。お前にいままで以上の絶望を教えてやる。楽しみにしているがいい)
〔光の収束音〕
〔画面、青にフラッシュ〕

シャッテ「いままで以上…」
ミリュー「あの~。本当に大丈夫ですか~?」
シャッテ「あんまり、大丈夫じゃないかも…」
【シナリオデモ終了】


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