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第4話
狙われた地球(1回目)


サブタイトル
「狙われた地球」


【シナリオデモ1開始】
暗礁宙域
キッド「ホワイトベース…次はジャブローに向かうのかな」
お町「心配なご様子ね」
キッド「まあね…」
ボウィー「ところで、俺ちゃん達はこんな宙域で何すんの?」
アイザック「ここで我々はある男と接触する予定だ」
お町「なんだか意味深な言いまわしじゃない?」
〔シグナル音〕
お町「早速、接近する機影をキャッチしたわよ」
キッド「ほう…こんなゴミだらけの宙域をスイスイ飛べるとはね」
ボウィー「やるじゃないの。いい腕してるぜ、あのパイロット」
アイザック「ドッキングするぞ」
ボウィー「OK!」

アラン「私の名はアラン・イゴール。独自の防衛組織を率いて、外宇宙勢力の動向を探っている者だ」
ボウィー「そんな話、他で話したら笑われるぜ」
キッド「なるほど。そういう事か、アイザック」
お町「それでアランさんは私達に何の用かしら?」
アラン「君達との相互協力体制を申込みに来た」
キッド「具体的には?」
アラン「情報、物資、それに基地設備を互いに共有するという事だ」「もちろん、J9に対する資金的なバックアップも惜しまない」
ボウィー「なんだかうさんくさい話だねぇ…」
アラン「我々の調査対象には、ヌビア・コネクションも含まれている。利害は一致していると思うがな」
アイザック「ヌビアが外宇宙と関係があると…?」
アラン「私はそう考えている」
アイザック「私以外にもそう考える者がいたとはな…。どうやら君達の組織の情報収集力は想像以上のようだな」「よかろう。そちらの希望通り、我々J9の基地設備や裏社会の情報ネットワークを提供しよう」
アラン「ありがたい」「では早速だが、今後のそちらの活動予定を伺っておきたい」
アイザック「我々はこれから『コズミックカルチャークラブ』の宇宙船を密かに護衛するため、火星に向かうつもりだ」
ボウィー「なんだい、そのコズミックなんとかってのは」
お町「連邦政府のコロニー公社が共同で運営している青少年の教育プログラムよ」「地球の学生が宇宙に体験留学できるってわけ」
ボウィー「へぇ、そんなもんがあったのか」「しかし、この戦時下に火星留学とはねぇ」
アイザック「コロニー公社相手では軍は手を出せんからな」
キッド「けど、それじゃなんで護衛が必要なんだ?」
アイザック「近頃、火星から地球までの航路ではアウトロー達による襲撃事件が相次いでいる」「しかも、それらに混じって異星人による襲撃も目撃されてるって噂だ」
キッド「なるほど…それで俺達の出番ってわけね」
アラン「…その護衛の件だが、私に任せてもらえないだろうか?」
お町「あら、お仕事の横取り?」
アラン「いや…君達にはホワイトベースを支援してほしい。私の掴んだ情報では、ホワイトベースの航路上に怪しい動きがあるのだ」「おそらくジオンの秘密実験…それに連邦も同宙域で何かやってるようだ」
キッド「何か胸騒ぎがするな…。急いだ方がいいんじゃないか?」
お町「赤い彗星のシャアがそのまま引っ込むとも思えないしね」
アラン「事情があって私は表立って動く事はできない。その点、護衛という形でなら軍との衝突を避けつつ、情報収集ができるしな」
アイザック「よし、決まりだな。我々はホワイトベースの支援に戻る。カルチャークラブの件は任せたぞ」
アラン「了解した。また会おう!」
【シナリオデモ1終了】

【戦闘マップ1開始】

〔味方ユニット出現〕
〔シャトル、前進〕

ロアン「予定速度に到達。エンジン噴射終了します」
シモーヌ「シャトルは地球に向かう航路を維持しています」
エリザベス「上出来よ。予定通りの航海ができそうだわ」
アンナ「地球が他の星より大きく見えてきましたね」
アーサー「もうすぐ地球に帰れるんだなぁ」
デビッド「このミッションが終われば、火星体験学校のカリキュラムもすべておしまいってわけか…」
ロアン「戦争の影響で物資の補給が遅れたりいろいろありましたけど、同時の多くの事を学べた気がします」
エリザベス「この数ヶ月、みんなよく頑張ったわね」
〔シグナル音〕
アンナ「通信が入りました。木星船団の監理局からです」
エリザベス「繋いでちょうだい」
アンナ「はい」
〔キーボードを叩く音〕
〔通信のコール音〕

管制員「こちら木星船団第4ステーション。貴船の所属と目的を教えてください」
エリザベス「こちら『コズミックカルチャークラブ』所属の惑星間航行用シャトルです」「現在、生徒を乗せ地球へ向けて航行中です」
管制員「暗号コードを確認しました。火星体験学校の学生さん達ですね」「そのままの航路を維持してください。航海の無事をお祈りします」
エリザベス「ありがとう」
〔警報〕
管制員「ん? なんだ!?」
エリザベス「どうしました?」
管制員「何かが高速で君達の船に接近している! いや、こちらにも何かが…」
〔爆発音〕
管制員「うわあああ!」
〔通信を切る音〕
エリザベス「何かあったのですか!? 応答してください!」
〔ノイズ〕
アンナ「いったい何が…」
デビッド「今のはヤバそうな雰囲気だったぜ」
ロアン「何かの攻撃を受けたようですね」
〔シグナル音〕
シモーヌ「あ、センサーに反応! 接近するものがあるわ!」
エリザベス「向こうに来たのとは別みたいね…」
〔味方ユニット出現〕
〔エイジ、シャトルへ接近〕

アーサー「近づいて来た…。だ、大丈夫かな」
ロアン「あんな機体、見た事ないな」
デビッド「ジオンの新型か?」
エリザベス「アンナ、通信できるかしら」
アンナ「やってみます」
〔キーボードを叩く音〕
〔通信のコール音〕

アンナ「こちらは『コズミックカルチャークラブ』所属の惑星間航行用シャトルです」「そちらの所属、姓名を教えてください」
エイジ「グラドスから来た…」「僕の名はエイジ…」「地球は狙われている!」
アンナ「え…!?」「地球が狙われているって…」
エリザベス「言っている事が良く分からないわ。私達に何をしてほしいの?」
エイジ「この宇宙船で僕を地球へ連れて行ってください」
エリザベス「あなたの機体は戦闘兵器ですね。私達はどちらの陣営にも軍事協力する事はできません」「ですが、あなたがここで機体を捨てれば、遭難者として地球へお連れできます」
エイジ「追っ手が近づいています。レイズナーの武器が必要になります」
エリザベス「いかなる理由であっても、本船への武器の持ち込みは許されていません」
エイジ「それは地球人の中で決められた方です。今はそんな事を言っている場合ではないのです!」
エリザベス「…………」
アーサー「あの機体はレイズナーって言うのか…」
シモーヌ「ロアン、あなたでも知らないのね?」
ロアン「聞いた事ない機体名だ…」
デビッド「グラドスから来たとか言っていたな…。そんな小惑星かコロニーがあったか?」
〔キーボードを叩く音〕
シモーヌ「検索したけど見つからないわ…」
ロアン「グラドス…グラナダの間違いでは?」
デビッド「うさんくさいな…。どこぞのアウトローじゃねえのか?」
〔シグナル音〕
シモーヌ「Dr.エリザベス、ジオンの巡洋艦が接近して来ます」
デビッド「今度はジオンの船かよ…」
〔敵ユニット出現〕
〔通信のコール音〕

ジオン士官「そこのシャトル! 我々の警戒を振り切って遁走した機体がいる。接触していれば連絡をよこせ!」
デビッド「おいおい…遁走した機体ってのは、こいつの事じゃないだろうな」
シモーヌ「恐らくそうでしょうね…」
アーサー「どこかのアウトローが逃げ回ってるに決まってる」
デビッド「厄介事はごめんだぜ…」
〔エイジ、シャトルへ隣接〕
エイジ「聞いてください! 僕はあなた達と戦う気はありません!」
ジオン士官「む! 機動兵器が随伴しているぞ!」
ジオン兵「間違いありません。先ほど捕捉した機体です!」
ジオン士官「フン…エネルギーが切れて母船で補給といったところか」「コズミックカルチャークラブの船の偽装しているとはな…」
ジオン兵「抵抗する気はないようですが…」
ジオン士官「ブラフの可能性もある。2機を先行させ、あの機体を確保しろ」
ジオン兵「了解!」
〔敵ユニット出現〕
〔ザクII隊、シャトルへ接近〕

ジオン兵「貴様、どの小惑星を根城にしている!」
エイジ「僕の名前はエイジ…」「地球は狙われている…それを伝えにやって来たんだ」
ジオン兵「はあ?」
エイジ「僕はグラドスから来た。ブルドリア太陽系にある惑星だ」
ジオン兵「デタラメを言うな!」
エイジ「僕は…グラドスから来たのです!」
ジオン兵「フン…我々をペテンにかけるにしても、もう少しマシな言い訳を考えるんだな」「ただちにお前を拘束する!」
〔ムサイ&ザクII隊、シャトルへ接近〕
ジオン士官「よし、奴を包囲するぞ!」
ジオン兵「艦長! 高速で接近する熱源を捕捉しました!」
ジオン士官「仲間が駆けつけたか…」
〔敵ユニット出現〕
〔ブレイバー隊、ムサイへ接近〕

ジオン兵「光学センサーで動きを追いきれません! かなり機動性が高いと思われます!」
ジオン士官「こんな宙域で連邦の新型という事はあるまい…」「ブースターを強化した戦闘機か何かだろう…。おそらく対艦攻撃装備だな…」「モビルスーツを相手にせず、拘束を利して一撃離脱するつもりか…」
ジオン兵「どうします?」
ジオン士官「シャトルの確保は後回しだ。全機、未確認機の迎撃を優先しろ!」
ジオン兵「了解!」
ジオン士官「フォーメーションB! 左右に展開して十字砲火を食らわせてやれ!」
ジオン兵「了解!」
〔ムサイ&ザクII隊、後退〕
〔敵ユニット出現〕

ゲイル「攻撃目標は敵母艦のみ! 機動兵器は無視しろ!」
ゴステロ「へっ! つまらねえ事、言ってんじゃねえ!」「接触した地球人のサルどもはすべて抹殺しろと、グレスコ提督閣下に命令されているはずだ」
ゲイル「わかっている。要はこの宙域から誰も逃がさなければ良いだけの事」「奴らの母艦を撃破し、帰艦不能となった機動兵器とパイロットを確保する。その方が今後の戦略に活かせるはずだ」
ゴステロ「下等なサルのサンプルなど必要ねえ!」
ゲイル「ゴステロ、隊長は私だ! 私の命令に従え!」
ゴステロ「フハハハハ、悪いな。貴様の部下になった憶えはないんでなぁ。好きにやらせてもらうぜぃ!」
ゲイル「ゴステロ!」
ゴステロ「さぁて、狩りをおっぱじめるぜ!」「ひゃーっはっはっは!」
〔ゴステロ、ザクIIへ接近〕
〔ゴステロ、ザクIIへ攻撃〕
〔ザクIIに爆発〕
〔画面、振動〕

ジオン兵「ぐわあああああ!」
〔敵ユニット撃破〕
〔ムサイ&ザクII隊、後退〕

ジオン士官「こ、こいつ…なんて機動性だ!」
ゴステロ「逃がさねえっ!」
〔ゴステロ、ザクIIへ接近〕
〔ゴステロ、ザクIIへ攻撃〕

ジオン兵「ぐあああああ!」
〔敵ユニット撃破〕
ジオン士官「な、なんだあの機体は! ザクより数段速い上に運動性能も上だぞ!」
ジオン兵「アウトローどもの機体にしちゃ、高級品過ぎる…連邦の新兵器か?」
エイジ「あれはグラドスの機動兵器『SPT』です」
ジオン士官「SPTだと?」
エイジ「彼らはエリート部隊です。あなた方の戦力では歯が立ちません! 早く逃げてください!」
ジオン士官「あれは貴様の味方ではないのか!?」
エイジ「違います! 僕は地球人とグラドス人の戦いを止めるために来たんです!」「僕が彼らを引き付けます! その間にできるだけ遠くへ!」
ジオン士官「フン! そんな口車に乗るものか!」「この宙域は我らの支配下にある。救援要請をだせ! 味方の部隊を集める!」「対空戦用意!」
〔ムサイ&ザクII 、ゴステロへ接近〕
エイジ「ああ…」
ゴステロ「へへ、奴らやる気だぜ!」
ゲイル「ゴステロめ…余計な事を…」
〔ゲイル、ゴステロへ接近〕
ジオン士官「何をしている! 撃ち落とせ!」
ゲイル「そんな貧弱な対空システムでSPTを墜とせると思っているのか…」
〔ゲイル、ムサイへ攻撃〕
〔ムサイに爆発〕
〔画面、振動〕

ジオン士官「ぐわあああああ!」
〔敵ユニット撃破〕
ゲイル「少々、手ごたえがなさすぎるな…」
グラドス兵「さすが隊長。1回の攻撃で片を付けちまった」
グラドス兵「よし、俺はこっちの船を叩く!」
〔ブレイバー、シャトルへ接近〕
アンナ「こ…こっちに来る!」
エイジ「みんな逃げてくれ! 一刻も早く、この言雄地球に知らせるんだ!」
エリザベス「エンジン噴射! 戦場を離脱します!」
〔シャトル、前進〕
ジオン兵「貴様ら! 勝手な行動は許さんぞ!」
〔ブレイバー隊、ザクIIへ隣接〕
グラドス兵「遅い!」
〔ブレイバー、ザクIIへ攻撃〕
〔ザクIIに爆発〕
〔画面、振動〕

ジオン兵「ぐわああ!」
〔敵ユニット撃破〕
グラドス兵「次はあの船だ!」
〔ブレイバー隊、シャトルへ接近〕
エイジ「やめろーっ!」
〔エイジ、ブレイバーへ接近〕
〔エイジ、ブレイバーへ攻撃〕
〔ブレイバーに爆発〕
〔画面、振動〕

グラドス兵「うおおおお!」
グラドス兵「た、隊長! レイズナーです!」
ゲイル「地球人の船と接触していたのか…」「エイジ、私の声に答えろ!」
エイジ「ゲイル先輩…」
ゲイル「エイジ、おとなしく投降しろ!」「グレスコ艦隊での密航はともかく、SPT強奪の罪は重い!」「しかも…追跡隊である我々と放火まで交えている!」
エイジ「…………」
ゲイル「エイジ、聞いているのか!?」「私は君の味方だ。できるだけ穏便に済むよう取りはからってやる」「返事をしたらどうだ、エイジ!」
エイジ「すみません、ゲイル先輩! 見逃してください!」
ゲイル「これだけ話しても投稿は嫌だというのか!?」
エイジ「できません!」
ゲイル「なぜだ! その理由は!?」
エイジ「く…」
ゲイル「言えないのか…」「グラドスへの反逆者とみなされていいのか!」「エイジ、最後の警告だ…投降しろ! さもなければ、攻撃する!」「10秒待つ!」
エイジ「レイ、あのタイプのSPTの構造データを調べてくれ」「パイロットを殺したくない…」
レイ「レディ!」
〔コンピュータの動作音〕
エイジ「ここをやれば…動きを封じられる…」「戦闘モード、反撃準備!」
レイ「レディ!」
ゲイル(エイジ…俺を苦しめるな…)(お前の姉は、いずれ俺の妻となるのだぞ…。この馬鹿者が…)「10秒たったぞ、エイジ!」
〔敵全機、後退〕
<戦闘開始>

<2PP・味方援軍1出現>
〔敵ユニット出現〕
グラドス兵「隊長、周辺宙域の索敵、完了しました。これより支援に移ります」
ゲイル「エイジ…我々を敵に回して勝ち目はない」「反逆者の弟を持つ兄の事を考えた事があるのか!」「エイジ…今ならまだ間に合う! 我々に投降しろ!」
エイジ「いやです! 僕が投降したら、地球人の船が破壊されてしまう」
ゲイル「エイジ、地球人を守ってどうする気だ」
エイジ「…………」
ゲイル「そうか…そういう事だったのか…私とした事がうかつだった…」「エイジ…お前の身体の半分に地球人の血が流れているのを忘れていた…すっかりとな…」「そのためか…グレスコ艦隊に密航し、SPTを奪ったのは」
エイジ「許してください…ゲイル先輩…」
ゲイル「聞け、エイジ。お前の祖国はグラドスだ。お前はグラドス人として育ったはずだ」「俺もお前をグラドス人としてしか見ていない。それを…何を血迷って地球人の味方をする!」「そこまでお前を育て上げたのはグラドス人だぞ!」「グラドスの日の光…大地…空気がお前を育て上げたのだ!」
エイジ「それでも…僕の血の半分は地球人の血です! 父さんは地球人です!」
ゲイル「目を開け、エイジ…開いてよく見るのだ!」「地球人の宇宙進出が今度どれだけの騒乱の元になるか!」「現に彼らは騒乱の火種を抱えたままに、宇宙に足場を構えている」
エイジ「だからと言って、なぜ地球人を消滅させようとするのです!」
ゲイル「今はお前と議論している暇はない」「すぐに投降しろ!」
エイジ「嫌です!」「この宇宙船は民間のものです。それにこの中には、僕と同じくらいの歳の地球人も乗っているのです!」
ゲイル「嫌でも我々は任務を遂行する!」
〔ブレイバー隊、前進〕
〔通信のコール音〕

レイ「アラームメッセージ!」「照準制限ノ継続ハ危険! ターゲットノ変更ヲ要ス!」
エイジ「わかってる!」
ゲイル「エイジの迷いを断つ! 地球人どもを抹殺しろ!」
グラドス兵「了解!」
〔ブレイバー隊、前進〕
〔ブレイバー、「レーザード・ライフル」使用〕

エイジ「撃つなーっ!」
〔エイジ、ブレイバーへ接近〕
〔エイジに爆発〕
〔画面、振動〕

ゲイル「エイジ…なぜそこまで…」
エイジ「撃たないでくれーっ!」
〔シャトルに爆発〕
〔画面、振動〕

エリザベス「ああ!」
アーサー「ううっ!」
アンナ「お母さん…助けて…!」
シモーヌ「もうダメよ…あたし達、ここで死ぬのよ…」「みんな死んじゃうんだわ!」
〔シャトルに爆発〕
〔画面、振動〕
〔通信のコール音〕

レイ「アラームメッセージ! 照準変更ヲ要ス!」
エイジ「変更は…しないっ!」
〔エイジに爆発〕
〔画面、振動〕
〔通信のコール音〕

レイ「上腕部、装甲破損…左足エネルギー回路破損…胸部伝達システム破損…」「戦術変更勧告…! 第1案、戦闘即時中止、撤退!」
エイジ「ダメだ! あの地球人の宇宙船がこの宙域から逃げ切るまでは!」
レイ「第2案、照準ヲSPT中枢ニ変更! ターゲット撃破ノ確率…95%以上…」
エイジ「…………」
レイ「即時攻撃セヨ!」
エイジ「…………」
レイ「猶予時間、コンマ15…」
エイジ「15秒…」
レイ「14、13、12、11、10、9、8、7…」
エイジ「う…撃てない!」
デビッド「ちくしょう! いったい、何がどうなってやがるんだ!」
アンナ「あの人…私達を守ってくれている…」
〔シャトルに爆発〕
〔画面、振動〕

ゲイル「エイジ…そのまま反撃もしないつもりか…」
グラドス兵「隊長! 2時の方向、高速で接近中の機体が…」
〔ブレイバーに爆発〕
〔画面、振動〕

グラドス兵「うわああああ!」
〔敵ユニット撃破〕
〔味方ユニット出現〕

アラン「どうやら間に合ったようだな」
ゲイル「地球軍の援軍!?」
グラドス兵「自分が行きます。隊長はエイジを!」
ゲイル「待て、うかつだぞ!」
〔ブレイバー、アランへ接近〕
グラドス兵「サルのつくった兵器など、自分ひとりで蹴散らしてやりますよ」
アラン「なるほど…あの動き…地球の機動兵器ではないな」「だが、私の相手ではない!」「ヒューマノイド・チェーンジ!」
〔アラン、変形〕
〔ブレイバー、アランへ攻撃〕

[イベント戦闘「アランvsブレイバー」]
〔ブレイバーに爆発〕
〔画面、振動〕

グラドス兵「うわああああ!」
〔敵ユニット撃破〕
ゲイル「あのパイロット…SPTを2機も落とすとは…」
ゴステロ「へっ、やるじゃねえか!」「そこの甘ちゃんより、奴の方が手ごたえがありそうだぜ!」
エイジ「レイ、反撃だ。急所は外して行動不能にする」
レイ「レディ!」
〔シャトル、後退〕

<アランvsゲイル>
アラン「新たな外宇宙の勢力か…」「ならば、ここは情報収集を優先すべきだな」
ゲイル「我々の存在を地球人に知られるわけにはいかん」「貴様とあのシャトルの乗り組み員には消えてもらう!」

<アランvsゴステロ>
ゴステロ「地球のサルは一匹たりとも逃がさねえ! すべて皆殺しだ!」
アラン「こいつ、他の奴らとは動きが違う…」「どうやら指揮系統が万全というわけではないらしいな」

<エイジvsゲイル(1回目)>
ゲイル「エイジ、この私にかなうと思っているのか!」
エイジ「ゲイル先輩! 地球人と戦うのは間違っています! 戦いを止めてください!」
ゲイル「我々は兵士だ! ましてや、本国の決定した作戦に異を唱える事など許されない!」「目を覚ますんだ、エイジ!」

<エイジvsゲイル(1回目)(戦闘後)>
ゲイル「目を覚ますんだ、エイジ!」
エイジ「く…」
※※まだゴステロ健在の場合、セリフ追加※※
ゴステロ「ゲイルの野郎…手加減してやがるな」


<エイジvsゲイル(2回目)>
ゲイル「エイジ、覚悟を決めたようだな…」「お前の背負った地球とやらの重みをかけて挑んで来い!」
エイジ「ゲイル先輩!」

<エイジvsゴステロ(1回目)>
ゴステロ「すぐには倒さん…」「ジワジワと生殺しにしてやる!」
エイジ「やめろぉっ!」
ゴステロ「貴様は無駄な事をしたのだと思い知るがいい!」
エイジ「僕は無益な争いを止めようと…!」
ゴステロ「演説はいい!」「俺はゲイルと違って、話し合いはせん! うはははははは!」

<エイジvsゴステロ(2回目)>
エイジ「地球人を助けなければ…全滅してしまう!」「なんとしても!」
ゴステロ「やれるかな?」「ハハハハ!」

<ゲイル撃破>
〔ゲイルに爆発〕
ゲイル「む…いかん! 一時退却する!」
〔敵ユニット離脱〕

<ゴステロ撃破>
〔ゴステロに爆発〕
ゴステロ「ちっ、ここは一旦退くしかねえか…! 待ってろよ、エイジぃ! すぐに戻ってくるからな!」
〔敵ユニット離脱〕

<敵全滅or4PP・勝利条件達成>

※※ゲイルorゴステロ撃破の場合、セリフ追加※※
〔敵ユニット出現〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

ゲイル「手加減もここまでだ、エイジ…」
〔ゲイル、エイジへ接近〕
ゲイル「ゆくぞ、エイジ!」
〔ゲイル、「レーザード・ライフル」使用〕
〔エイジに爆発〕

エイジ「うわあああ!」
〔通信のコール音〕
レイ「アラームメッセージ…即時撤退セヨ!」「胸部被弾…破損大…敵ノ追尾ニヨリ撤退ハ不能…搭乗者ハ脱出セヨ…」
エイジ「まだ…まだだっ!」
レイ「搭乗者ハ脱出…」
〔システムダウンの音〕
エイジ「レイ! どうした、レイ!」
レイ「…………」
ゲイル「どうした? 戦いを途中で投げ出すとは…らしくないな、エイジ!」「許せっ!」
〔ゲイル、エイジへ接近〕
エイジ「ああ…」
〔エイジ、発光〕
ゲイル「む! なんだ!?」
エイジ「ああああああ!」
〔エイジ、発光〕
アラン「自爆…?」「いや…あれはいったい!」
ゴステロ「へっ! どけっ、ゲイル!」
〔ゴステロ、ゲイルへ隣接〕
〔エイジ、V-MAX発動〕
〔エイジ、ゴステロへ攻撃〕

[イベント戦闘「エイジvsゴステロ」]
〔エイジ、ゴステロへ連続突撃〕
〔ゴステロに爆発〕

ゴステロ「うおわあああああああ!」
ゲイル「ゴステロ!」
ゴステロ「ぬおおお…い、いてえ…!」
〔エイジ、後退〕
ゲイル「く…来る!」
エイジ「レイ、どうした! なぜ言う通りに動かない! やめるんだ、レイ!」
〔エイジ、V-MAX発動〕
〔エイジ、ゲイルへ攻撃〕

[イベント戦闘「エイジvsゲイル」]
〔エイジ、ゲイルへ連続突撃〕
〔ゲイルに爆発〕

ゲイル「うおああああああっ!」
エイジ「ああ、ゲイル先輩!」
レイ「SPT加熱中…作動不能…」
ゲイル「見事だ…エイジ…」
エイジ「ゲイル先輩!」
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

ゲイル「ああ…あの光が地球…」「なんという…清らかで美しい光なんだ…」「お前が命をかけて守ろうとする…あれが地球か…あれがお前の…地球か…」「ジュリア…」
〔爆発音〕
〔画面、点滅〕
〔画面、振動〕

【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔戦闘マップ1から継続〕
〔ゲイルに爆発〕
〔敵ユニット撃破〕

エイジ「ゲイル先輩!」「ゲイル先輩ーっ!」
ゴステロ「エイジめ…ゲイルをやりやがった…」「さっきのレイズナーの攻撃はいったい…」
アラン「どうやら、形勢逆転のようだな」
エイジ「帰れ…ゴステロ…さもないと!」
ゴステロ「へっ…トドメを刺さないその甘さが命取りだという事を、次に会う時に思い知る事になるぞ!」
〔敵ユニット離脱〕
エイジ「うう…ゲイル先輩…」
アラン「撃破した機体に乗っていたのは、君の元上官か?」
エイジ「…………」
アラン「戦いとは…非情だな…」
エイジ「あなたは…?」
アラン「地球の防衛組織の者だ。グラドスについて君の話を聞きたい」「あの民間シャトルを守りながら、共に地球を目指そう」
エイジ「はい…お願いします」
〔アラン&エイジ、シャトルへ隣接〕
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

シャトル 格納庫
アラン「本当か、それは!?」「信じられないな…君があのケーン・アスカの息子で、グラドス人との混血だとは…」
エイジ「本当です。信じてください」「グラドスの侵攻は始まっているんです! それを知らせに僕はやって来たのです!」「今、この間にもグラドスの作戦は進行しているんだ…」
アラン「今、地球に現れている謎のロボットが外宇宙から来た勢力のものである事は我々にも分かっている…」
エイジ「それらは偵察部隊に過ぎません。もっと大規模な侵攻計画が進んでいます」「時間がありません! 僕を地球に行かせてください!」「急がないと取り返しがつかなくなります!」
アラン「いいだろう。私は君の言う事を信じる」「私は外宇宙の脅威から地球を守るために活動している」「エイジ、君の協力が必要なんだ」
〔ハッチの開閉音〕
アーサー「あ…」
アラン「君は…この船の学生だな?」「そんなところで盗み聞きとは少々行儀が悪いのではないかね?」
アーサー「あ、あのっ! 僕達にも情報を知る権利があると思います!」
アラン「ふむ…いいだろう。こちらへ来たまえ」

シャトル 船室
エリザベス「結局、何だったのかしら…」
ロアン「あのレイズナーっていう機体、後から来た連中と同じ種類のマシンに見えましたけど…」
デビッド「アランって人の機体もモビルスーツやメタルアーマーとは違ってたしな」
シモーヌ「そういえば、アーサーはどこへ行ったの?」
デビッド「ああ、あいつなら格納庫に様子を見に行くって言ってたぜ」
〔ハッチの開閉音〕
〔金属板の上を走る足音〕

アーサー「みんな、大変だよ! 俺、すごい事を聞いちゃったぜぇ!」
エリザベス「どうしたの、アーサー?」
アーサー「あの人達の話を聞かせてもらったんだけどさぁ! エイジって奴、地球とグラドスとかいう星との混血なんだって!」
シモーヌ「混血ですって?」
アーサー「そう、なんとか計画で外宇宙に行った宇宙飛行士の子供なんだってさぁ!」
シモーヌ「外宇宙に行ったって…そんな話、聞いた事ないわよ?」
ロアン「そうですね。おかしいですよ、やっぱり」
エリザベス「いいえ、ちょっと待って…」「そう…20年近く前に外宇宙を調査する『X計画』っていうのがあったって噂を聞いた事があるわ…」
デビッド「X計画?」
エリザベス「そう…宇宙飛行士が行方不明になってその計画は失敗したって話よ」
アーサー「その宇宙飛行士が彼の父親なんですよ!」「えっと…ケーン・アスカって日本人らしいけれど…」
エリザベス「そう…日本人だったって話だったわ」
シモーヌ「でも歴史の教科書には、そんなのなかったわ」
エリザベス「多分、連邦政府の面子があったのよ」「特に大プロジェクトの失敗は政府の土台を揺るがす事が良くあるから…」
ロアン「それで公表もされずに表の歴史から抹殺されたんですね…」
シモーヌ「なるほど、ありそうな話ね」
アーサー「それに、あのアランって人が言うにはあいつの乗っている戦闘兵器はやっぱり地球の物じゃないってさ」
ロアン「じゃあ、グラドスって星は本当にあるって言うんですか?」
アーサー「まだ信じられない話だけど、あいつの言う事はある程度本当かもしれないんだ」
デビッド「ホラ話じゃないってのか…」
エリザベス「ジオンのモビルスーツ部隊をいとも簡単に殲滅したのは事実よ。それが連邦軍じゃないとしたら…」
アンナ「あの…」
エリザベス「アンナ、どうしたの?」
アンナ「あの…あの人の言ってる事…きっと、本当です…」「だから…あの人を地球へ行かせてあげてください」
シモーヌ「わかっているわ。でも、地球へ帰りたいのは彼だけじゃないわ。ここにいる全員よ」
デビッド「そういうこった」
〔ハッチの開閉音〕
〔歩み寄る足音〕

アラン「みんな、聞いてくれ。今ここで君達にすべてを話そうと思う」
シモーヌ「すべてを?」
デビッド「聞かせてもらおうぜ。このままわけもわからず、戦いに巻き込まれるのはご免だからな」

アラン「…というわけだ」「私の調査では、他にも未解決事件のいくつかに異星人の関与が見受けられる」「エイジが言うように今、地球は狙われているのだ」
ロアン「そんな非常識な話、信じられませんよ!」
アラン「だが、事実だ。エイジの乗ってきたSPTを見れば君達も納得するだろう」
ロアン「…………」
アラン「外宇宙の脅威に気がついている者は少ない。皆、ジオンやギガノスとの戦いに目を奪われてしまっているのだ」「それに真実を話したところで連邦政府はおそらく発表するまい。民衆がパニックを起こしてしまうからな」「最悪の場合、君達は口封じのために軟禁される事もあり得るだろう」
エリザベス「そんな…」
アラン「そこで私から諸君に提案がある」「君達、私の組織で働いてみないか? 共に人類の平和のために戦ってほしいのだ」
アーサー「た、戦うって…僕らが?」「そりゃ、いくらなんでも…。僕達はまだ学生なんですよ!」
デビッド「…アランさん、俺はあんたについて行くぜ」
エリザベス「デビッド?」
シモーヌ「私もお願いします」
アーサー「き、君達ねぇ!」「僕達の目的を忘れたのかい? 僕らは地球と宇宙の平和のために…」
ロアン「政府があてにならない以上、誰かが外宇宙との戦いに備えるしかない…。これは重要な事だよ、アーサー」
アーサー「だからって…どうかしてるよ!」
シモーヌ「アンナ、あなたはどうするの?」
アンナ「あのエイジという人は身を挺して私達のシャトルを守ってくれました」「今度は私達があの人の助けになるべきです。あの人は今、地球で一人ぼっちなんですから」
デビッド「さ、どうするよアーサー」
アーサー「あーもう、わかったよ。君達を置いて僕だけおめおめ帰れないよ」
エリザベス「いいのね、みんな?」
アラン「Dr.エリザベス、あなたは?」
エリザベス「私の知識が役に立つなら、協力させてください」
アラン「すまない。感謝する」

アンナ(こうして私達のシャトルは、再び地球を目指す事になりました)(グラドスから来たと言うエイジという青年を乗せて…)(そして私達は地球へ戻った後、アランさんの組織で働くための訓練を受ける事になったのです…)
【シナリオエンドデモ終了】


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