第7話
ガルマ出撃す
サブタイトル
「ガルマ出撃す」
【シナリオデモ開始】
ホワイトベース ブリッジ
リード「ブライト中尉、どういう事だ! なぜ、ホワイトベースはジャブローに降下できておらんのだ!」
ブライト「今から、それを説明します」
〔モニターの開く音〕
セイラ「モニターをご覧ください。これが予定されていたホワイトベースの進入コースです」
ブライト「セイラ、これに現在のコースを重ねて表示してくれ」
セイラ「はい…」
〔キーボードを叩く音〕
〔モニターの開く音〕
ミライ「大気圏に突入する直前で進入角度がずれたようね…」
シロー「今は北アメリカの辺りか…」
リュウ「ジャブローから大きくそれてしまっているな…」
リード「なんて事だ…」
シロー「それに、この辺りは確かジオンの勢力圏内のはずだ…」
アイザック「ホワイトベースの回避運動が影響したようだな…」
リード「素人に操艦を任せるからだ!」
ミライ「すみません…私が…」
ボウィー「おっと、そりゃ違うね。あそこで避けなきゃ、天国行きよ」
リード「いや、この艦の装甲なら、持ちこたえたはずだ!」
お町「弾が当たっても軌道は変わるわよ」
キッド「つまり、結果は同じって事さ」
アイザック「あのタイミングで攻撃を仕掛けられた時点で事態は回避不能だった…」「敵指揮官の作戦勝ちだな…」
ブライト「我々は、シャアにはめられていたという事か…」
セイラ「…………」
リュウ「で、どうする?」
ブライト「敵の勢力圏内だ。連邦軍の支援は期待できない」「自力でこの状況を切り抜け、ジャブローに向かうしかないな」
リード「当然だ! やってもらうぞ!」
ブライト「シロー少尉とリュウ曹長には引き続き連中の面倒を見てもらう」
リュウ「やれやれ…。落ち着くヒマもないな」
シロー「そう言うなよ。正規の軍人が少ないんだ…」
ブライト「すまんが頼む。連戦続きの上に今の状況を聞けば、彼らの士気にかかわる」
シロー「そうですね…」
リュウ「ブライト、その事なんだが…。帰艦してからアムロの様子がおかしいんだ…」
ブライト「アムロが…?」
ホワイトベース 食堂
ケーン「よっ! リンダちゃん!」「どう? 地球に降りた気分は?」
リンダ「最高! やっぱり自然の空気と重力は心地いいわね」「窓ごしで景色をよく見れないのが残念だけど…」
ローズ「私、地球って始めて。すっごく感動してるんだ」
タップ「そっか、ローズは宇宙で育ったのか」
ローズ「うん。早く外に出て自然を感じたいわ」
タップ「よし! 上陸許可が下りたら、バギー借りてドライブに行こうぜ!」
ローズ「やったー!」
ケーン「リンダちゃんも行くよね?」
リンダ「ええ、もちろん!」
ダイアン「あらあら、あなた達はいつも元気ね?」
ライト「そう見えますか? これでも、かなり無理してるんですけどね」
タップ「ウジウジしててもどうにもならないでしょ?」
ダイアン「フフ、そうね!」
ケーン「そういや、アムロの奴…部屋にこもって出てきやしねえし、ちょっと心配だな…」
ライト「ま、一時的なもんだと思いますがね」
ダイアン「そう…それならいいけど…」「でも、あなた達ってやっぱりタフだと思うわ」「無事に地上にたどり着いたのはあなた達のおかげよ」「民間人の一人としてお礼を言わせてもらうわ」
ライト「それじゃあ、何はともあれ無事を祝して乾杯といきますか!」
リンダ「あ、それってお酒じゃ…」
ローズ「どっから見つけてきたの?」
タップ「へへっ、堅い事言わない」
ケーン「そんじゃ無事生還を祝って…」
ベン「おおっと、そこまでだ…! お前らに酒は10年早いわ!」
ケーン「げっ! ぐ、軍曹…」
ベン「戦闘待機命令が出てるんだぞ。こんな所で何をしとるか!」
タップ「うわ、や、やべえっ!」
ケーン「し、失礼しました、軍曹殿! すぐに持ち場に戻るであります!」
〔複数の金属板の上を走り去る足音〕
ライト「お、お前ら! ちょっと待てよ!」
〔金属板の上を走り去る足音〕
ベン「まったく…あいつら少し目を離すと、すぐこれだ」
リンダ「ふふふ…」
ホワイトベース デッキ
光珠「地上に降りられたのはいいけど、敵の勢力圏とはね…」「このままじゃ戦いは避けられそうにないわね」
フェアリ「敵の勢力圏内ですから、補給面が心配です」
光珠「うん…そういうのってさ、軍人じゃなくても気付いちゃうわよね…」「少しでも、みんなの不安を和らげられたらいいんだけど…」
フェアリ「とにかく今は自然に振舞う事です。それしかありません」
光珠「そうね…」
フェアリ(自分の不安を他所に他の人への気遣いを優先する…)(光珠様は、お父様の血を強く受け継いでいるようですね)
光珠「ん? どうしたの、フェアリさん」
フェアリ「フフフ、何でもありません」
ホワイトベース 個室
フラウ「アムロ、入るわよ?」
〔ハッチの開閉音〕
アムロ「…………」
フラウ「アムロ、戦闘待機命令が出てるのよ?」
アムロ「サイド7を出てからこっち…ぐっすり眠った事なんか、ありゃしない」「そのくせ、眠ろうとしても眠れないしさ」
フラウ「セイラさんに相談してみようか? あの人、お医者さんの卵なんでしょ?」
アムロ「うるさいなあ! 一人にさせてくれよ!」
フラウ「いい加減にしなさいよ! アムロらしくない」
アムロ「モビルスーツで戦う方がよっぽど僕らしくないよ」
フラウ「この間の戦争で、大人はみんな死んでるのよ…」「年寄りと若い人が戦わなくっちゃいけないのは、ジオンも地球連邦も同じでしょう?」
アムロ「…………」「連邦軍は僕達を囮にしてるんだ…」
フラウ「おとり?」
アムロ「連邦軍はもっと新しい兵器を開発してるんだよ」「それが完成するまでの間、敵の目を引き付けておく囮なのさ…僕らは…」
フラウ「考えすぎよ…。しっかりなさい、アムロ」
ジオン軍基地
ジオン軍 基地司令部
ガルマ「シャア、君が提出したV作戦の資料を読ませてもらったよ」
シャア「それで、君の感想は?」
ガルマ「君の言う通りかも知れん。この木馬にしても、今までの戦艦とは全く桁が違うようだ…」
シャア「ほう…さすがだな。機動兵器だけでなく、木馬にも注目するとは」
ガルマ「フ…だが、君らしくもないな。いくら新型とはいえ、連邦の艦一隻にてこずって…」
シャア「言うなよ、ガルマ」「…いや、地球方面軍司令官、ガルマ・ザビ大佐とお呼びすべきかな?」
ガルマ「士官学校時代と同じガルマでいい」
〔ハッチの開閉音〕
〔歩み寄る足音〕
アイナ「失礼します。テストパイロットのアイナ・サハリンです」「ノリスは機体を修理中ですので代わりに私がご挨拶に伺いました」
ガルマ「これは、これは。サハリン家の姫君がご同乗とは…」「シャア、君も人が悪いな。客人の名をわざと伏せていたのだろう?」
シャア「いや、そんなつもりはなかったが…報告書の作成に追われていてね」
ガルマ「それにしても、ちょうど良いタイミングだ」「実はアイナ、君の兄上がこの基地に来ているのだ」
アイナ「まあ、お兄様が…?」
ガルマ「積もる話もあろう。ゆっくりと休んでくれたまえ」
アイナ「はい。お心遣い、ありがとうございます」
ガルマ「シャア、君も休みたまえ…。作戦が続いていたのだろう?」
シャア「撃ちもらした敵を放ったままでは休めんよ」
ガルマ「ならば、手伝ってくれるか? 私はすぐに出撃するぞ?」
シャア「了解した」
ガルマ「では、アイナ。我々はこれより出撃する」「兄上と共に戦いの観戦でもするといい」
アイナ「ご武運をお祈りしています」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現〕
〔戦艦の警報〕
オスカ「き、来ました! 敵です!」
〔敵ユニット出現〕
ブライト「素直に通してはくれないか…」「全艦! 第一種戦闘配備!」
ガルマ「木馬の実力、この目で確かめてやる」
シャア「ガルマ、あれはジオン十時勲章ものだ。保証するよ」
ガルマ「ありがとう。これで私を一人前にさせてくれて…」「姉に対しても私の男を上げさせようという心遣いだろ?」
シャア「フフッ…ハハハハ…ハハハ」
ガルマ「笑うなよ…兵が見ている」「まずは、小手調べだ。各機、突撃せよ!」
〔敵ユニット出現〕
〔ドップ隊、前進〕
マイヨ「ガルマ様、我らも出撃します!」
ガルマ「ギガノスの蒼き鷹か! 貴官らの働きに期待している!」
マイヨ「はっ! では、参ります!」
〔敵ユニット出現〕
ダン「大尉に続け! 行くぞ!」
ウェルナー「了解!」
カール「了解!」
〔敵ユニット出現〕
オスカ「敵、機動兵器が発進した模様!」
マーカー「10時方向からさらに接近するものがあります!」
〔味方ユニット出現〕
〔ミデア、前進〕
リード「む、あれはミデア輸送機! ジオンの制空権を突破して来たのか?」
ブライト「戦場に入ってくるなんて…なんて無茶をするんだ」
〔ミデア、前進〕
〔通信のコール音〕
マチルダ「こちら補給部隊。ホワイトベースのための積荷を輸送中です」
リード「マチルダ中尉か!」
マチルダ「すぐに渡したいものがあります。ただちに合流してください」
リーダ「わかった! これよりミデア救出に向かう! もう少し頑張っていてくれ!」
マチルダ「了解! では、失礼します!」
〔通信のコール音〕
ブライト「どういう事です?」
リード「あれはホワイトベースに接触する予定だった輸送部隊だ」「こちらの動きに合わせ、ここまで来てくれるとは…。地獄に仏とは、まさにこの事だ」「補給物資のほかに08小隊用の機体も輸送しているはずだ。これを失うわけにはいかん!」
ブライト「わかりました!」「ホワイトベース、ミデアに向けて針路変更!」
リード「シロー少尉、サンダース、ミケル! お前達はミデアが運ぶ機体を受け取れ。したがって今は待機だ!」
シロー「わかりました」
ミケル「やったー! 俺の機体が来るんだ!」
ブライト「他のパイロットは発進。ホワイトベースおよびミデアの援護だ」
リード「絶対にミデアを墜とされるなよ!」
〔戦艦の警報〕
セイラ「ゲート開きます! 各機、発進してください!」
アイザック「みんな、準備はいいか!」
キッド「イェーイ!」
お町「待ってました!」
ボウィー「まかせてちょーよ!」
〔味方ユニット出現〕
ワッ太「よ~し、俺達も行こうぜ!」
ケーン「おうよ!」
タップ「やったろうじゃん!」
ライト「そんじゃ一丁いきますか!」
光珠「イェーイ!」
〔味方ユニット出現〕
カイ「あ、あんたら…ノリ良すぎだよ」
〈出撃準備〉
<戦闘開始>
≪味方援軍1出現前≫
<3EP>
オスカ「ガウから砲撃! ミデアを狙っています!」
リード「なんだと!?」
〔ガルマ、ミデアへ攻撃〕
[イベント戦闘「ガルマvsミデア」]
マチルダ「みすみす補給物資を…!」
〔味方ユニット撃破〕
〔画面、振動〕
リード「ああ…ミ、ミデアが…これでは補給も受けられんではないか!」
ブライト「く…ここまでか…」
(→ GAME OVER)
<ブライトがミデアへ隣接・味方援軍1&敵増援1出現>
ミライ「ホワイトベース、ミデアと接触しました」
ブライト「よし、シロー隊長以下、待機していた人員はミデアのコンテナに向かえ!」
シロー「よし! みんな、行くぞ!」
マチルダ「アマダ少尉! 急げ、こっちだ!」
シロー「今、行きます!」
〔走り寄る足音〕
カレン「エレドア! 陸戦ガンダムを出すよ! コンテナのハッチを開けろ!」
エレドア「わかってるよ! そうせかすな!」
カレン「2号機、3号機、始動! 搭乗員は各自、機体の調整を始め!」
シロー「これが…俺のガンダム!」「よく整備してあるみたいだな…」
カレン「光栄です」
シロー「ところで、君達は?」
カレン「カレン・ジョシュア曹長です。ただいまより、少尉の指揮下に入ります」
エレドア「同じく、エレドア伍長! よろしく頼みますよ、隊長さん!」
シロー「シロー・アマダだ。2人とも、よろしく頼むぞ!」
カレン「すぐに出撃します。手短に隊長から一言を」
シロー「ああ、わかっている」「ジョシュア曹長、サンダース軍曹、エレドア伍長、ミケル伍長!」「やっと、08小隊の正規メンバーが揃った」「まだ着任して間もなく、諸君らのすべてを把握したわけではないが、これだけは言っておく」「絶対に死ぬな!」「死んでしまったらどんな英雄的行為も意味がなくなるからな」「…以上だ」
エレドア(誰も死にたかねえんだよ。…ったく、甘ちゃんが…)
ミケル(ふう…うちの隊長…なんか、ぬけてるんだよな…)
サンダース「…………」
カレン「搭乗!」
シロー「よし! 行くぞ!」
〔味方ユニット出現〕
カレン「隊長のお手並み拝見といこうか…」
〔味方ユニット出現〕
サンダース「フッ…この感じ…。さすがにジムとは違うな」
ミケル「…かっこいいなあ…」「あの…僕のモビルスーツは?」
エレドア「ボクちゃんは、俺とあのホバーに乗るんだよ」
ミケル「えーっ!?」
〔味方ユニット出現〕
ミケル「あんまりだ…。モビルスーツに乗れると思ってたのに…」
サンダース「お前にはモビルスーツはまだ早い」
マチルダ「それではアマダ少尉! 我々はこれで…」
シロー「ありがとうございました、中尉! 後は任せて下さい!」
〔味方ユニット離脱〕
アムロ「あのガンダム、陸戦タイプなのか?」「連邦軍も本格的に機動兵器を戦線投入し始めたって事か…」
シャア「ガルマ! 輸送機からモビルスーツが出たぞ。情報にない機体だ」
ガルマ「連邦め! いつの間に、これほどの戦力を…」「木馬を墜として、奴らの足を止める!」「私も出る!」
シャア「ガルマ、わざわざ君が行く事もなかろうに…」
ガルマ「私には姉に対しての立場があると言ったろ?」「家族のいない君にはわからない苦労さ…」
シャア「取り逃がすわけにはいかんか…」「ならば、私も出よう」
〔敵ユニット出現〕
<4PP>
シロー「行くぞ、カレン! 08小隊の実力を奴らに見せてやるんだ!」
カレン「言われなくてもやりますよ!」
シロー「エレドア達は後方支援を!」
エレドア「わかってますよ、隊長。こっちだって死にたくないですからね」
<敵13機以下・味方援軍2&敵増援2出現>
リード「もっと低く飛べ! ドップの攻撃を避けるには、低空に逃げるしかない!」「操舵士! もっと高度を下げろ!」
ミライ「ううっ!」
ブライト「彼女は精一杯やっています! 無茶を言わんで下さい!」
リード「撃ち落とされたら、元も子もないんだぞ!」
ガルマ「フ…木馬め…よく持ちこたえる…」
ジオン兵「ガルマ様、そろそろ陸戦隊が到着する頃です」
ガルマ「よし! いいタイミングだ」
〔敵ユニット出現〕
ブライト「くっ…地上部隊か…」
ガルマ「フフフ…いくら低空に逃げても無駄だ。空と陸から挟み撃ちにしてやる!」
光珠「飛行機の次は戦車か…。色々出て来るわね…」
フェアリ「あれはマゼラアタックです。モビルスーツより戦力的には劣りますが、サイズが小さいので注意してください」
光珠「数も多いし…やっかいそうね…」
フェアリ「まだ来ますよ」
〔敵ユニット出現〕
光珠「か、勘弁して~!」
シロー「ここは敵の勢力圏の真ん中だ…。このくらいの戦力は出てくるか…」
ミケル「た、隊長! なんとかして下さいよ~!」
〔通信のコール音〕
ジャック「HAHAHA! ミーにまかせなサーイ!」
〔味方ユニット出現〕
ワッ太「あっ! あのロボットは!」
メリー「行くわよ、兄サーン!」
ジャック「OK!」
〔ジャック、「ハイパワーライフル」使用〕
〔敵ユニット撃破〕
ブライト「な、なんだ!? あれは味方なのか?」
フェアリ「ブライト艦長。安心してください。彼らは我々の味方です!」
ジャック「ここはミー達のカントリー! アメリカンピープルはネバー、ネバーギブアップね!」
メリー「私達のヤンキースピリッツを見せてやるわ!」
アイザック「不屈のヤンキー魂か…」
キッド「さながら騎兵隊かカウボーイってとこか」
ボウィー「俺ちゃん達も負けてらんないね!」「行くぜ!」
お町「イェーイ!」
キッド「イェーイ!」
<シローが戦闘>
シロー「敵はどこだ!?」
カレン「下がってください、少尉!」
シロー「なんだって?」
カレン「あなたの腕では無理だと申し上げているんです!」
シロー「な、なんだと! 貴様は上官を愚弄するのか!?」
カレン「どう取られても結構! ここは宇宙とは違うんです!」
シロー「ヘタにはヘタなりの戦い方がある!」「見てろよ…俺にだって出来るって事を!」
<カレンが戦闘>
カレン「あんな隊長の指揮に従ってちゃ、こっちの命がいくらあっても足りやしない」「悪いけど、ここはあたしの判断で行動させてもらうよ!」
<ミケルが戦闘>
ミケル「て、敵機接近! ど、どうしましょう、エレドアさん!?」
エレドア「落ち着け!」「騒いでいる暇があったら、とっとと戦闘態勢をとるんだよ!」
ミケル「このホバー・トラックで戦闘なんて無理です! 僕、まだ死にたくないですよ!」
エレドア「俺だってミュージシャンになるまで死にたかねえよ!」「だからお前も口ばっか動かしてねえぜ手ぇ動かせ!」
ミケル「りょ、了解!」
<アムロvsシャア>
アムロ「シャアめ、地球まで追ってくるなんて…!」
シャア「本来ならば、その機体は大気圏で燃え尽きていたはずなのだがな…」「こうして再び相見える事自体、私としても誤算なのだよ」
<アムロvsガルマ>
ガルマ「連邦軍め…。なんて機動兵器を手に入れたんだ!」「この化け物め…! 墜ちろ、墜ちろーっ!」
<シローvsシャア>
シロー「シャアめ。いつまでも思い通りにできると思うなよ!」
シャア「陸戦型のガンダムか…」「連邦のV作戦、思った以上に展開が早いな」
<ケーンvsガルマ>
ガルマ「これがギガノスから奪われたD兵器か」「V作戦とD兵器…フフフ…手柄が2つも舞い込んで来るとはな」
ケーン「そいつはどうかな? こっちだって、あんたの首を獲りゃ大手柄だぜ!」
ガルマ「貴様!」
ケーン「だいたい俺はプラクティーズとかあんたみたいな苦労知らずのお坊ちゃんは大っ嫌いなんだよ!」
<ケーンvsマイヨ>
ケーン「わざわざ地球まで追っかけてくるんじゃねえよ! いい加減諦めやがれ!」
マイヨ「そうはいかん。その機体のデータが転用される前に何としてでも破壊する!」
<シャア撃破>
〔シャアにスパーク〕
※※既にガルマ撃破の場合のセリフ※※
シャア「ちっ! ここまでか」
※※まだガルマ健在の場合のセリフ※※
ガルマ「シャア、後退しろ!」
シャア「了…解!」
シャア(どうも深入りしすぎたようだ…)(まあいい…。今回はガルマに恩を売れただけで良しとしておこう…)
〔敵ユニット離脱〕
<ガルマ撃破>
〔ガルマにスパーク〕
ジオン兵「ガルマ様! これ以上は危険です!」
ガルマ「くっ! ここまで来て引き下がれるか!」
〔通信のコール音〕
シャア「熱くなるな、ガルマ! ここは退け!」
ガルマ「く…わ、わかっている…。この敵には作戦を立て直す必要がある…」「針路変更! 撤退する!」
〔敵ユニット離脱〕
<マイヨ撃破>
マイヨ「むう…またしても敵に後れを取るとは…」
〔マイヨにスパーク〕
マイヨ「く…飛行制御が限界だ…」「これ以上は戦えん!」
〔敵ユニット離脱〕
<カール撃破>
カール「なぜだ…なぜ勝てない…!」「次こそは…必ず!」
〔敵ユニット離脱〕
<ウェルナー撃破>
ウェルナー「気流の影響がこれ程とは…」「撤退する!」
〔敵ユニット離脱〕
<ダン撃破>
ダン「く、してやられた!」「退くしかないのか…!」
〔敵ユニット離脱〕
<敵全滅・勝利条件達成>
光珠「ありがとう! また助けてくれて…」
ジャック「早乙女ラボ以来だな、ベイビー!」
メリー「ウェルカムトゥアメ~リカ!」「バット…ここは危険よ。早くジャパンに帰りなさい」
ジャック「この国の正義と平和を守るのはミー達の仕事ね!」
メリー「それじゃまた会いましょう!」
光珠「えっ! もう行っちゃうの!?」
ジャック「ミー達のバトルフィールドはここだけじゃないのさ!」
メリー「ユー達のパワーなら、ノープロブレムよ!」
ジャック「グッバ~イ!」
〔味方ユニット離脱〕
ワッ太「ああ、行っちゃった…」
光珠「ああやって、いろんな戦場を駆け回ってるのかな…」
フェアリ「光珠様、そろそろ帰艦しますよ」
光珠「あ、うん!」
シロー「ふう…この部隊にとっては初めての地上戦だったが、なんとかなったみたいだな…」
エレドア(へっ、生き残りやがったぜ、甘ちゃんがよ!)
シロー「ジョシュア曹長、心配かけてすまなかった」
カレン「いえ…。カレンで結構です」
シロー「そうか…今回はいろいろありがとう。助かったよ、カレン…」
カレン「恐縮です…」(…やわい少尉だよ、まったく…。モビルスーツの性能に感謝するんだね)
サンダース(みんな、無事か…。あの隊長の運の強さに賭けてみるか…)
〔味方ユニット離脱〕
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
ホワイトベース ブリッジ
マチルダ「リード中尉以下、負傷兵および避難民の病人など35名は引き取ります」「なお、先ほどの戦闘に参加した補充人員とモビルスーツをこちらに配属します」「ホワイトベース以下、機動兵器のパイロットについては現状のままです」
ケーン「ちょ…ちょっと待ってくれよ!」
タップ「俺達、偶然ドラグナーに乗って…」
マイヨ「無理やり軍隊に所属させられたんです」
マチルダ「さあ…私もレビル将軍の命令でここまで来ただけですから」
ケーン「そ、そんなぁ…」
ブライト「しかしマチルダ中尉、わかりません」「なぜ我々も艦も現状のままなんでしょうか?」
マチルダ「レビル将軍は、ホワイトベースが現状の戦闘を続けられるのなら、正規軍と同じだと言っていました」「今は連邦軍だってガタガタなのですからね」
アムロ「…………」
ブライト「で、次の補給は受けられるのですか?」
マチルダ「さあ…。ジオンの制空権を抜けられれば…多分」「ともかく連邦軍にもあなた方を見捨てていない人がいるという事を忘れないで下さい…」
アムロ(マチルダ中尉…)
ホワイトベース デッキ
キッド「補充人員も来た事だし、俺達はここで失礼してミデアの護衛にまわるぜ」
ワッ太「えーっ! そうなの?」
ボウィー「ウチの大将が新しい依頼を受けたのさ」
光珠「そうよね…。これから、あのミデアは難民を乗せて帰るんだもん…」「それにV作戦のデータも持ち帰るみたいだし…確かに護衛は必要よねぇ」
お町「残念だけど、あなた達ともお別れね。お元気で」
フェアリ「ええ、お気を付けて」
アイザック「では、行こうか」「おい、パンチョ! 置いて行くぞ!」
ポンチョ「あ、はいはい。今、行きますでゲスよ」「…というわけでして、専務さん。今回の交渉、頑張ってくださいましね」
柿小路「いやぁ、勉強になりました。そんな裏技があったとは…」
キッド「ったく、商売熱心なことで…」「じゃあな、みんな!」
〔歩き去る足音〕
光珠「あれ? ちょっと待って。あのミデアについてけば、ジャブローに行けるって事なんじゃないの?」
フェアリ「そう簡単には行きません」「ここからジャブローまでの最短コース上にはジオンの強力な防衛線があります」「ホワイトベースのような大型戦艦が移動すれば間違いなく敵に発見されます」
光珠「じゃあ、ミデアの安全のためにも、ホワイトベースは別行動で敵の目を引き付ける方がいいってわけね」
フェアリ「ええ、その通りです」「これからはもっと厳しい戦いになりますよ。気を引き締めてかかりませんと」
光珠「なんだか、どんどん深みにはまってない?」
フェアリ「そうですねぇ…」
光珠「えーん! いつになったら、家に帰れるのぉ~」
ジオン軍基地
ジオン軍基地内 休憩室
アイナ「お元気そうで何よりです、お兄様」
ギニアス「アイナ…」「報告は聞いた。テスト機を失ったそうだな。なぜ放棄した?」
アイナ「なりゆきですわ」「…それよりも」
ギニアス「私のアプサラスの事か?」
アイナ「ええ」
ギニアス「プロトタイプが完成した」
アイナ「まあ…」「とうとう実現するのですね? お兄様の夢が…」
ギニアス「もはや、夢ではない…。私のアプサラスでこの戦局を一変させてやる」
アイナ「…私、お兄様のお力になりたい」
ギニアス「うむ…。お前がいてくれれば心強い」
サイド3 公王庁舎
ギレン「父上、ガルマより通信が届いております」
デギン「うむ…」
〔通信のコール音〕
ガルマ「…父上、申し訳ありません。例の敵を取り逃がしてしまいました。ですが、次こそは必ず…」
デギン「気にすることはない。それよりも、あまり無理をし過ぎん事だ」「今後の作戦に支障をきたす事がないようにな」
ガルマ「はっ! 承知しております」
デギン「では、軍務に戻れ」
ガルマ「はい! 次こそは必ず吉報をもって父上に御報告致します!」
〔通信のコール音〕
デギン「…………」
ギレン「父上、少しガルマに甘すぎるのではありませんか?」
デギン「今は目先の戦果に捕らわれている時ではない」「連邦は大規模な反攻作戦を企てようとしておる…」「V作戦とやらはその隠れミノに過ぎん」「ドズルが躍起になって追っておるようだが…」
ギレン「おっしゃる事はわかります。大局的な情勢は、父上のお考えの通りですからな…」「しかしながら、局地的な敗北もガルマ自らが負けたとあっては全軍の士気にかかわります」
デギン「そうだな…」
ギレン「ガルマの元にいるギニアスにアプサラスの完成を急がせましょう」「あれが完成すれば北米から一気に南下し、ジャブローを突く事ができます」
デギン「うむ…」
ギレン「では父上、アプサラス計画に追加予算の承認をお願い致します」
デギン「その件はお前に任せる…。好きにするがいい」
ギレン「わかりました。早速、ではそのように計います」
【シナリオエンドデモ終了】
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● 第8話「ガルマ散る」 へ進む
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