No.29B
地球ぶった切り作戦
【シナリオデモ開始】
WORLD AREA
太平洋 ノヴィス・ノア
シナプス「何ですと!? バイタル・ネット作戦が中止…!?」
ベラ「本当ですか、司令?」
ゲイブリッジ「ええ。連邦政府はオルファンの危険性についての認識を改めたそうです」
大文字「まさか、オルファンを安全な遺跡だと判断したとでも?」
ゲイブリッジ「残念ながら、その旨が政府に伝達されたようです」
麗雄「GGGを通さず、政府上層部に直接コンタクトか…。そんなことが出来るのはガバナーしかおらんのう」
ゲイブリッジ「しかし、リクレイマーも力押しや口先で連邦政府を丸め込んだわけではありません」「彼らは宇宙開発公団で開かれるオルファン対策会議に、代表者を出席させることを約束しました」
シナプス「その代表者とは…?」
ゲイブリッジ「勇君の父上、伊佐未研作博士だ」
勇「何だって!? 政府の連中は親父の話を聞くつもりなのか!?」
ゲイブリッジ「そういうことになる」
勇「親父は時間稼ぎをする気なんだ! その会議の間に、オルファン浮上の準備を進めるに決まっている!」
伊佐未直子「…いけませんよ、勇。ここは研作さんを待つのです」
勇「おばあちゃんは黙っていてくれ!」
伊佐未直子「いえ、物事の解決には相手の話を聞くことも必要です」
勇「しかし…!」
伊佐未直子「お前が自分の両親を信用出来ないのは仕方ありません…」「ですが、研作さんも翠も研究者です。少なくとも自分の研究成果に嘘はつかないでしょう…」
勇「………」「…わかったょ、ばあちゃん…」
比瑪「どこに行く気なの、勇!?」
勇「…話が終わったから部屋に戻るんだ。親父を締め上げるのは、その会議の席でやってやるさ!」
比瑪「ちょっと! 待ちなさいよ!」
〔自動扉の開く音〕
ゲイブリッジ「直子さん…勇君は大丈夫ですかな?」
伊佐未直子「ええ…。今は自分の中で感情を整理する時です。あとは比瑪さんに任せましょう…」
ゲイブリッジ「シナプス大佐、ノヴィス・ノアも随伴艦隊を残し日本に向かうつもりだ」
シナプス「了解しました。では我々もそれに同行します」
ゲイブリッジ「無論、対策会議には獅子王博士や大文字博士達にも出席してもらいますぞ」
麗雄「うむ。オルファンの情報を手に入れるチャンスだからな…」
比瑪「ねえ、勇! どうして直子おばあちゃんにあんな態度をとるの? 会った時はあんなに喜んでたのに…」
勇「関係ないだろ」
比瑪「何よ、その態度! おばあちゃんがかわいそうでしょ!」
勇「だから、お前には関係ないだろ!」
比瑪「そういう口の利き方かわいくない! やきもちやき!」
勇「何言ってんだよ!」
比瑪「せっかくノヴィス・ノアへ来たのに、カナンさんが忙しくて相手にしてくれないからでしょ!」
勇「カナンこそ、関係ないだろ! 俺は施設の生徒じゃない! 何でお前の…」
比瑪「じゃあ、そういうあんたはクマゾー以下!?」「カナンさんが自分の方を見てくれないんで、イライラして!」
勇「なっ……!」
比瑪「文句があるなら、前みたいにキスでも何でもして黙らせなさいよ!」
勇「そんなクマゾー以下なことが出来るか!」
〔歩く足音〕
カナン「相変わらずね、勇。機嫌が悪いと、すぐに態度に出る…」
勇「カナン…!」
カナン「私もあなた達と同じく、αナンバーズに配属になったわ」
ヒギンズ「そう…今はあたしと同じくブレンチャイルドのパイロットよ」
勇「ブレンチャイルドって?」
ヒギンズ「リバイバルしたばかりの双子のブレンのことよ。サイズが小さ目だから、そう呼んでいるの」
勇「双子のブレン? オルファンでもそんな例はなかったのに……」
ヒギンズ「あなた達のブレンと形は違うけど…二人ともとてもいい子よ」
勇「じゃあ、カナンはブレンに認められたのか…」
カナン「勇は前に私に言ったわね。オルファンを離れてみれば、その呪縛から逃げられるって」
勇「ああ」
カナン「あなたのおかげで…今、私はそれを実感しているわ」
勇「その言葉が聞けて嬉しいよ。それだけで俺達はオルファンを出た意味があったみたいだ…」
〔ノック〕
〔自動扉の開く音〕
万丈「失礼します、アノーア艦長」
アノーア「わざわざ呼び出してすまない。実は君に会わせたい人物がいるのだ」
万丈「僕に?」
アノーア「ああ…。オーガニック・エンジンの視察に来た環境保護団体のメンバーなのだが…」「破嵐財閥の総帥がいるのなら是非ともお会いしたいと言ってな」
万丈「やれやれ… 寄付の類のお願いでなければいいんですが」
〔ノック〕
〔自動扉の開く音〕
ミレーヌ「失礼します、アノーア艦長」
万丈「……!」
アノーア「万丈君、こちらはミレーヌ女史だ」
万丈「………」
ミレーヌ「はじめまして、ミスター破嵐」「破嵐財閥の総帥にして、メガノイドの反乱を鎮圧したヒーローにお会い出来て光栄ですわ」
万丈「名前とお顔に覚えがあります。どこかでお会いしませんでしたか?」
ミレーヌ「さあ…。それとも、それがミスター破嵐流の女性への挨拶でして?」
万丈「失礼。あなたに似た雰囲気を持つ人間を何人か知っているものでしてね」
ミレーヌ「そうでしたの…。どのような方達なのです?」
万丈「…人の姿をした悪魔ですよ」
アノーア「万丈君…」
〔警報〕
アノーア「敵襲の警報? リクレイマーか!」
ミレーヌ「アノーア艦長…ノヴィス・ノアはリクレイマーの標的になっていると聞きます」「我々のメンバーはαナンバーズの艦への避難を希望致します」
アノーア「しかし…!」
万丈「かまいませんよ、アノーア艦長。博士達には僕の方から許可を取ります」
ミレーヌ「すみません、ミスター破嵐。ご協力に感謝します」
万丈「どういたしまして…」
【シナリオデモ終了】
サブタイトル
「地球ぶった切り作戦」
【戦闘マップ開始】
〈母艦出撃選択〉
〈出撃準備〉
〔味方ユニット出現〕
ラッセ「あれが双子のブレン…、ブレンチャイルドか」
勇「カナン、やれるのか?」
カナン「心配しないで、勇。この子はあたしに力を与えてくれるわ」
ヒギンズ「そうよ。あたし達はお互い上手くやっている」
勇「そうか…」
さやか「ノヴィス・ノアは 安全な海域まで退避したのね」
甲児「あれ? ダイターン3が出撃してねえな」
ジュドー「万丈さんなら、ノヴィス・ノアに行ったけど…」
ビーチャ「どうせ美人の世話で鼻の下を伸ばしてんだろうぜ」
京四郎「ぼやくなよ。美人に囲まれるのは万丈の旦那の宿命みたいなもんさ」
キリー「うらやましい…」
真吾「同感…」
レミー「真吾、キリー…あたし1人じゃご不満?」
真吾「いえいえ、そんなことは。なあ、キリー?」
キリー「そうそう。レミーちゃんは俺達の天使…いや女神ですから」
レミー「一応、サンクス。…で、敵さん、いらっしゃったわよ」
〔敵ユニット出現〕
勇「ジョナサンか…! 性懲りもなく!」
ジョナサン「久しぶりだな、勇! お前が姿を見せないんで寂しかったぜ」「もっとも…クインシィは恋しさのあまり、アメリカまでお前を追っていったようだがな」
勇「貴様…!」
カミーユ「勇、挑発に乗るな。あいつはお前を動揺させるつもりだ」
勇「わかっている! それがジョナサン・グレーンだってこともな!」
ジョナサン「フン…少しは大人になったか。だが、俺のグランチャーの腕を切った借りは返させてもらうぞ」「各機、攻撃開始だ! リクレイマーの力を存分に
見せつけてやれ!」
<戦闘開始>
<2PP・味方援軍1出現>
〔味方ユニット出現〕
甲児「お! ようやくお出ましだぜ」
万丈「皆様、遅くなって申し訳ございません」
ルー「皆様? ございません?」
プル「万丈さん、何だか変じゃない?」
フォウ「そうね…。しゃべり方がいつもと違うわ」
万丈「少々… いやいや、ちょっとノドを痛めてね」
ナンガ「頼むぜ、大将。対策会議の前に俺達がリクレイマーにやられちゃシャレにならんからな」
???(※ミレーヌ)(破嵐万丈も出たか…。よし、今の内に……)
<勇vsジョナサン>
ジョナサン「覚悟をするんだな、勇! 俺はクインシィの命令でお前を殺しに来たんだ!」
勇「ジョナサン! 貴様は何故姉さんに服従したふりをする!」
ジョナサン「クインシィはグランチャー部隊の指揮官だ。命令に従うのは当然だろうよ!」
勇「違う! お前は姉さんに従うふりをして、その裏では姉さんを操る事を考えているんだ!」
ジョナサン「随分と姉想いだな、勇! 結局、お前は家族の呪縛から逃れられないのさ!」「だが、俺は違うぞ! それをお前にも見せてやる!」
勇「ジョナサン…」
<勇vsシラー>
勇「どうしても戦う気か、シラー!」
シラー「黙れ、裏切り者め!」
勇「弟達を食べさせるためにオリンピック選手になろうとした気持ちを忘れていないのなら…」「シラー! オルファンを降りろ!」
シラー「ブレンパワードに汚染された奴の話なんて聞きたくもない!」
<カナンvsジョナサン>
ジョナサン「お前、カナンか! グランチャーに見捨てられた後にブレンをたらしこんだか?」
カナン「………」
ジョナサン「どうだ、カナン? 泣いて許しを乞えば、お前を再びリクレイマーへ迎えてやってもいいぞ」
カナン「ジョナサン…! あたしはオルファンには戻らない…」「自分の生き方はオルファンに頼らなくても自分で見つけてみせる!」
<ジョナサン撃破>
ジョナサン「ふふふ…ま、こんなところか」
〔敵ユニット撃破〕
勇「ジョナサン…!」
<シラー撃破>
シラー「いかん! これ以上は幾らグランチャーでも…!」
<敵全滅・敵増援1出現>
勇「ジョナサンにしてはあっさりと引き下がったな…」
比瑪「様子見だったんじゃないの?」
勇「様子見って、何の?」
比瑪「ほら、対策会議とか…」
万丈「………」
???(※ミレーヌ)(今、αナンバーズは油断している…。チャンスだわ…!)
???(※万丈)「動かないでもらおう、ミレーヌ女史…」
ミレーヌ「何っ…!?」
万丈「どうした? そんなに僕がここにいるのが不思議か?」
ミレーヌ「…………」
万丈「だが、僕の驚きはそんなものじゃない…」「何せ、一度倒したはずの女が目の前に現れたんだからね」
ミレーヌ「ふふふ…最初に会った時、どうして知らぬふりをしたのです?」
万丈「復活したのはお前一人ではあるまい…! だから、あえて泳がせたまでだ」
ミレーヌ「ふふふふ…そういう所は相変わらずですね、破嵐万丈」
〔敵ユニット出現〕
豹馬「何だ!? 新手かよ!?」
〔ベンメル、母艦へ隣接〕
〔母艦に爆発〕
ベンメル「迎えに来たぞ、ミレーヌ!」
万丈「待てっ!」
ミレーヌ「必要な情報は入手しました。後は破嵐万丈を始末するのみ…」
〔ベンメル、後退〕
ベンメル「久しぶりだな、万丈…このコマンダー・ベンメルがここで貴様を葬ってくれる!」
〔マイクロマシンの作動音〕
〔敵ユニット撃破〕
万丈「ギャリソン!!」
〔万丈、母艦へ隣接〕
万丈「ダイタァァァァン3!!」
ミレーヌ「ふふふ…これで役者が揃いましたね」
ベンメル「我らの同志を葬ってきた恨み、ここで晴らしてくれるわ!」
万丈「黙れ! お前達こそ、この場から生きて帰れると思うな! メガノイド!!」
鉄也「メガノイドだと!?」
万丈「そう! 奴らこそ人類の生んだ最凶最悪のサイボーグだ!」
凱「最凶最悪のサイボーグ!?」
万丈「そうだ! メガノイドは己の欲望を満たすために人の心を捨て去り…自らを不死の肉体に改造した悪魔だ!!」
ミレーヌ「愚かなリ、破嵐万丈。メガノイドは人間を越えるスーパー人間です」「どうです、人間達よ…? メガノイドになれば、巨万の富も 永遠の美も最強の力も約束しましょう…」「メガノイドになれば人間は全ての悩みや苦しみ、痛みから解放されるのです」
竜馬「あの女…俺達を誘っているのか!?」
ミレーヌ「さあ…そこの少年はどうです?」
アラド「…スクールにもてめえと同じようなことを言ってたやつがいたぜ…!」
ベンメル「ならば、我らと共に来るか? 素晴らしい力を与えてやるぞ」
アラド「その結果がどうなるか、おれは知ってる! だから、てめえの誘いなんざ受けるかよ!」
ベンメル「ほほう…結果だと? どうなるというのだ?」
アラド「不相応な力は身を滅ぼす! これからのあんたみてえにな!」
〔敵ユニット出現〕
万丈「メガノイドよ、思い出すがいい…! お前達の脳裏に刻まれた僕の言葉を…」
ベンメル「言葉!?」
ミレーヌ「もしや!?」
万丈「そう! 世のため人のため、メガノイドの野望を打ち砕くダイターン3!!」「この日輪の輝きを恐れぬなら、かかって来いッ!!」
〔万丈、気力上昇〕
ジュドー「ば、万丈さんがあそこまで怒るの、初めて見た……」
隼人「それだけ奴のメガノイドに対する憎しみが強いってことだ」
鉄也「ああ。そして、あれこそが万丈の本当の顔なのかも知れん」
ベンメル「しゃらくさい! 我らを貴様の倒したメガノイド達と一緒だと思うなよ!」「その証拠に貴様らに面白いものを見せてくれる!」
〔敵ユニット出現〕
サンシロー「何だ!? あのノコギリみたいな奴は…!?」
ベンメル「ふふふふ…これぞ、ブッターギルン!!」「さあ、 地球ぶった切り作戦の始まりだ!」
健一「地球!?」
デュオ「ぶった切りだぁ!?」
〔ブッターギルン、前進〕
[イベントデモ「地球ぶった切り作戦」]
〔画面、振動〕
勇「あ、あいつ…何をやってるんだ!?」
ブンタ「大変です! あのメカのノコギリが海底を掘り進んでいます!!」
ヤマガタケ「海の底を掘ってどうすんだ!?」
ブンタ「このままノコギリが海中を進めば…海底からマグマが噴き出すことになりますよ!」
万丈「!!」
日吉「そ、それじゃ、この辺りの海がメチャクチャになっちゃうよ!」
ベンメル「ハッハッハ! そんなことは序の口に過ぎんぞ!」「地球ぶった切り作戦とはその名のとおり、ブッターギルンで地球をまっぷたつにするのだからな!」
護「地球をまっぷたつだって!?」
イルイ「そんな…!」
ケン太「そんなことしたら…地球は…!」
一矢「お前は地球を破壊する気か!?」
ベンメル「破壊ではない。この作戦は地球をより有効に活用するためのものよ!」
カミーユ「有効だと!?」
ベンメル「ふふふ…地球を割れば、その切断面に人が住める。これで人口問題は一気に解決じゃ!」
甲児「…………」
コウ「…………」
カトル「…………」
レミー「………何言ってんの、あいつ?」
ベンメル「どうじゃ、驚いたか?」
十三「あ、ああ… あまりにもアホらしくてツッコむ気もせえへんわ…!」
トロワ「…地球を二つに割れば、人口問題どころではなくなると思うが」
京四郎「だが、奴が本気ならシャレにならんぞ!」
一矢「ああ! 奴がこの辺り一帯を壊滅させようとしているのに間違いはない!」
ベンメル「あがけ、あがけ! もう作戦は始まっているのだ!」
ミレーヌ「キャプテン・ベンメル、私は報告のために後退します。後はお任せします」
ベンメル「心得た。コロス様には吉報をお待ち下さいと伝えてくれ」
〔敵ユニット離脱〕
小介「皆さん! あと5分でノコギリの先端がマントル層に到達します!」
デュオ「わかった! それまでにあのブッターギルンをぶった斬ってやるぜ!!」
<敵増援1出現の次EP・第3軍増援1出現>
〔第3軍ユニット出現〕
勇「グランチャー!? いや、あれは違うぞ!!」
エッガ「フハハハ! 裏切り者など俺が串刺しにしてやる!! 覚悟! 勇ッ!!」
勇「エッガ!?」
〔エッガから光の広がり〕
ラッセ「何だ、あのチャクラ光は!?」
カミーユ「プレッシャーじゃない!?」
勇「あいつ、保つのか!?」
エッガ「裏切り者がぁ! 親を裏切るガキなどはぁ! 親不孝以下だろぉぉぉぉっ!!」
ケン太「だ、駄目だ! 誰か、あのグランチャーを止めて!」
OVA「落ち着いて、ケン太君! どうしたんです!?」
キンケドゥ「暴走しているのか!?」
比瑪「あんなの、どうしたらいいの!?」
エッガ「フハハハ! 死ねよ! 壊れちまえよ! 裏切り者なんぞは!! いなくなっちまえぇぇぇぇぇっ!!」
万丈「エゴに支配された姿…メガノイドと同質の存在か…!」
勇「くっ! 倒すしかないのか…!」
<敵増援1出現の次PP>
小介「急いで下さい! あと4分以内にブッターギルンを破壊して下さい!」
<ベンメルが戦闘orブッターギルンが2回戦闘or第3軍増援1出現の次EP・敵増援2出現>
ベンメル「ええい、やってくれる! ならば、このワシのとっておきのコレクションを投入してくれる!」
〔敵ユニット出現〕
ジュドー「あれは!」
ルー「クィン・マンサ!?」
プル「そ、そんな…!」
プルツー「どうしてあれがこんな所に…!?」
ベンメル「こいつは レプリカじゃが、機能は本物とほぼ同じ! どうだ、驚いたか!?」
ジュドー「あんた…! よくもそんな物をプルとプルツーの前に…!」
ベンメル「ほほう… どうやらこいつと因縁があるようじゃな。レア物を出した甲斐があったわい」
ジュドー「そいつはプルやプルツー達の心を縛った機体だ!」「よりにもよって、そんな物をレストアするなんざ許せねえ!!」
万丈「下がれ、ジュドー! 僕とメガノイドの戦いの邪魔をするな!」
ジュドー「!?」
万丈「メガノイド…! お前達はいつもそうだ…!」「己の欲望を満たすためなら、他人の痛みなどおかまいなしだ!!」「僕はそんなお前達を許せない! メガノイドの存在を許せない!!」
ジュドー「万丈さん…!」
<敵増援1出現の2ターン後PP>
勇「くそ…あと3分以内に あいつを止めなくては…!」
<敵増援1出現の3ターン後PP>
ケン太「急いで、みんな! あと2分しかないよ!」
<敵増援1出現の4ターン後PP>
万丈「メガノイドめ! この1分でお前達の野望、叩き潰してみせる!」
<アムロvsベンメル>
ベンメル「知っているぞ! お前、連邦の白き流星、アムロ・レイだな!」
アムロ「何だ、このメガノイド…!?」
ベンメル「丁度いい! ワシのモビルスーツコレクションのデコレーションになってもらうぞ!」「無論、ポーズ固定でな!」
アムロ「老人の道楽に付き合う気はない!」
<アムロvsエッガ>
アムロ「むき出しの悪意と嫉妬、憎悪…。このグランチャーのパイロット、完全に正気を失っている…!」
エッガ「人の頭の中をのぞくのはやめろ! そういう奴には俺と俺のグランチャーが罰を与えてやる!」
<ジュドーvsクィン・マンサ>
ジュドー「プルとプルツーを苦しめるものは俺が叩き潰してやる!」
<プルvsクィン・マンサ>
プル「あたしとプルツーを苦しめたモビルスーツ…! 許さないから!」
<プルツーvsクィン・マンサ>
プルツー「あたしはもうグレミーの操り人形じゃない…!」「こんなものに もう縛られたりはしない!」
<甲児vsベンメル>
ベンメル「ほほう…こいつは元祖・鉄の城。いいコレクションになりそうじゃわい」
甲児「るせえ! てめえは機械獣でも集めてろってんだ!」
<万丈vsベンメル(1回目)>
ベンメル「破嵐万丈! 破嵐創造の息子でありながら何故メガノイドを否定する!?」
万丈「その名を口にするな! あの男の遺した悪魔の所業を叩き潰す事…、それが僕の存在の意味だ!」
<万丈vsベンメル(2回目)>
ベンメル「見事なり、ダイターン3。美しさ、力強さはワシのコレクションに並ぶに値する…」「だが、ワシは貴様を倒さねばならん。 非常に残念だが…」「お前の勇姿はワシの記憶の中でコレクションしておくことにする!」
万丈「ダイターン3はメガノイドの 野望を打ち砕く! 無論、お前の 歪んだコレクター魂もな!」
<万丈vsエッガ>
万丈「抗体化の進行はパイロットに麻薬のような快感を与えると聞く…」
エッガ「その通りよ! この力と全能感は何物にも勝る快楽だ!」
万丈「黙れ! 己を失いながらエゴに溺れる姿…僕は許せない!」
<凱vsベンメル>
ベンメル「獅子王凱! お前の噂も聞いているぞ!」「その身体がワシ達と同じ機械の身体である事もな」
凱「それがどうした! 悪魔に魂を売った貴様達と俺を一緒にするな!」「俺のこのサイボーグの身体はみんなを守るために神様が授けてくれたものだ!」
<凱vsエッガ>
エッガ「俺と俺のグランチャーはもうすぐ完全に一体化する! そうなれば誰にも負ける事はない!」
凱「そんなものは融合じゃない! お前はグランチャーに飲み込まれて いるだけだ!」
<鋼鉄ジーグvsベンメル>
ベンメル「鋼鉄ジーグ、いや司馬宙! お前はサイボーグとなった自分の身体を憎んでいると聞くぞ!」
鋼鉄ジーグ「だったら、どうだってんだ!?」
ベンメル「愚か者め! お前はまだ人間を超えることの素晴らしさを知らないのだ!」
鋼鉄ジーグ「ふざけるな! 俺はてめえらと違って、人の心を捨てた覚えはねえ!!」
<勇vsエッガ>
勇「くそ…! これが抗体化が進んだパイロットの乗るグランチャーの力か!」
エッガ「そうさ、勇よ! 俺と俺のグランチャーこそがオルファンに選ばれた存在なのさ!」
<比瑪vsエッガ>
エッガ「さあ、おびえろ! 泣いて許しを請え、ブレンパワード!」
比瑪「何言ってるのよ! この子はあんたみたいな暴走グランチャーに負けたりしないんだから!」
<カナンvsエッガ>
ブレンチャイルド「………」
カナン「わかるよね、君? あのグランチャーが危険な事は…」「だから、頑張って! あたしと一緒に戦って!」
<ヒギンズvsエッガ>
ブレンチャイルド「!」
ヒギンズ「わかっている! あたしも、あのグランチャーが嫌いよ」「だから、一緒に戦いましょう!」
<ベンメル撃破>
ベンメル「フン! ワシを倒してもブッターギルンは止まらんぞ!」「覚えていろ、破嵐万丈! メガノイドとコレクター魂は永遠に不滅じゃ!」
〔敵ユニット離脱〕
<エッガ撃破>
エッガ「どうしたよ、 俺のグランチャー!?」「力があるんだろう!? 貴様はジョナサンにも負けないだけの力を持っているんだろう! そう言ったじゃないか!」「お前は俺と一緒にあいつらを潰してオルファンを…うお!!」
〔敵ユニット撃破〕
勇「あんな現象なんて…!」
カミーユ「あれがグランチャーに取り込まれた者の末路なのか…?」
<敵増援1出現の5ターン後PP>
〔画面、振動〕
小介「だ、駄目です! マグマが噴き出します!」
勇「くっ…! 地球が…!」
〔画面、発光〕
(→ GAME OVER)
<ブッターギルン撃破・勝利条件達成>
※※既にベンメル撃破の場合のセリフ※※
トッポ「メガノイドが逃げていくよ!」
アムロ「何とか阻止できたか…」
※※まだベンメル健在の場合のセリフ※※
ベンメル「ええい、作戦は失敗か! 忌々しい奴らめ!」「覚えておくがいい、破嵐万丈! ワシらは新たな計画のために動き始めた!」
万丈「!」
ベンメル「貴様ごときに 止められると思うなよ!」
〔敵ユニット離脱〕
※※まだエッガ健在の場合、セリフ追加※※
勇「残るはエッガだけ…!」
エッガ「どうした、勇! 俺が…俺と俺のグランチャーが 怖いか…!」
勇「もうよせ! それ以上、グランチャーを…」
〔アンチボディの声〕
エッガ「どうしたよ、 俺のグランチャー!?」「力があるんだろう!? 貴様はジョナサンにも負けないだけの力を持っているんだろう! そう言ったじゃないか!」「お前は俺と一緒にあいつらを潰してオルファンを…うお!!」
〔敵ユニット撃破〕
麗雄「許容量を超えたオーガニック・エナジーに機体が耐え切れなかったか…」
勇「あんな現象なんて…!」
カミーユ「あれが…グランチャーに 取り込まれた者の末路なのか…」
万丈「………」
〔通信のコール音〕
万丈「!」
〔通信の接続音〕
コロス「見事です、破嵐万丈…」
万丈「コロスか…」
コロス「私の姿を見てもあまり驚かないようですね…」
万丈「…お前以外の誰がメガノイドを復活させると言うんだ?」
コロス「…………」
万丈「それより、何の用だ? お前達を完全に倒せなかった僕をあざ笑いに来たのか?」
コロス「いえ…。あなたへ新たな人類メガノイド化計画の開始を告げるために…」
万丈「やはり、お前達の目的はそれか…!」
コロス「…まもなく訪れる宇宙への旅立ち…。人はそれを迎え入れるにはあまりにも脆弱な存在……」「人類が新たな進化を遂げるには、メガノイドとなるしかないのです」
万丈「戯言はやめろ! エゴを肥大化させたお前達は新たな人類なんかじゃない…!」「ただの悪魔だ!!」
コロス「…どうやら、3年の歳月もお前の心を変化させはしなかったようですね…」「ですが、計画はすでに始まりました。以前と同じく、あなたが私達の前に立ち塞がるなら…排除あるのみです」
万丈「来るなら来てみろ、コロス! その時こそ本当の決着をつけてやる!」
コロス「…わかりました。では再会まで、しばしの別れを…」
〔万丈、マップ端へ移動〕
アムロ「待て、万丈! どこへ行く気だ!?」
万丈「メガノイドを全滅させる事…。それが最大にして唯一の僕の使命だ…」「僕は…」
〔味方ユニット離脱〕
アムロ「万丈…!」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
WORLD AREA
太平洋 ノヴィス・ノア
麗雄「まさか、メガノイドが復活しておったとはな…」
大文字「火星に行った時、そのような素振りを見ることは出来なかったのですが…」
シナプス「彼らがここへ現れた理由は?」
麗雄「…メガノイドの最終目的は宇宙への進出…おそらく、オルファンの情報を得るためだろうな」
アノーア「あれを自分達の宇宙船として利用する気だと?」
麗雄「うむ。もっとも、それ以前に人類総メガノイド化という目的もあるがね」
シナプス「オルファン対策会議の警備をより一層固めねばならませんな」
ゲイブリッジ「ええ、お願いします」
麗雄「ところで、万丈君から連絡は?」
サコン「…いえ、ありません」
麗雄「…………」
〔自動扉の開く音〕
イルイ「………」
アノーア「ここはブリッジだぞ。子供達は別の場所で……」
イルイ「ごめんなさい…」
アノーア「何…?」
???(※ミレーヌ)「…そう怒るなよ。この子達は俺をここまで案内してくれたんだ」
ゲイブリッジ「君は!?」
〔銃声〕
ジョナサン「挨拶が遅れました。私はジョナサン・グレーン…リクレイマーのパイロットです」
アノーア「ジョ、ジョナサン…! ジョナサンだと言うの…!? 何で、あなたが…!」「リクレイマーって… あなた、いつから!?」
ジョナサン「近づくな! 俺の持つ爆薬はこのブリッジを吹き飛ばす!」
アノーア「ジョナサン…! あなたって言う人は…!!」
ジョナサン「息子がバラバラになる姿なんて見たくないだろ? ママン?」
アノーア「……!」
ジョナサン「…ノヴィス・ノアの指揮権を渡してもらおう」
アノーア「ジョナサン…」
ジョナサン「今さら母親面はするなよ。あんたは息子を捨てた女だからな…」
アノーア「………」
ジョナサン「男との愛情を育てるのを面倒がった女は、子供を育てるのも面倒だったんだよな!」「だから、俺を捨てて! 仕事に逃げたんだ!」
アノーア「…あなたを愛しているわ…」
〔スイッチを入れる音〕
〔警報〕
ジョナサン「今、何をやった!?」
アノーア「非常スイッチを入れました。これで、艦内の全ての操作は私の音声確認が必要となります…」
ジョナサン「やるね…ママン。だったら…」
イルイ「きゃあっ!」
ジョナサン「来い! お前達二人は人質になってもらう!」
クマゾー「ひ、比瑪姉ちゃん…!」
イルイ「………」
ジョナサン「お前達を巻き込んだことは詫びる。だが、もう少し辛抱してくれよ」
アノーア「ジョナサン、私が人質になります。この子達を解放しなさい!」
ジョナサン「あんたの考えは読めてるよ。子供を解放した瞬間、俺を撃つ気だろう?」
アノーア「息子を撃つ気などありません…」
ジョナサン「大した演技力だ。だが、あんたの巧妙さには騙されんよ!」「甲板に俺を追い込んだのも…ここなら爆発の被害が少ないからだ!」
アノーア「………」
ジョナサン「あんたはそういう女さ! 子供を産むことまで、全て計算尽くなんだからな!」
〔複数の走る足音〕
勇「ジョナサン!!」
ジョナサン「勇か…。俺はお前と違うぜ。目的のためなら母親だって殺してみせるさ」
比瑪「母親…!? お母さん!?」
ゲイブリッジ「そう。あの男はアノーア艦長の息子なのだ…」
勇「何だって…!?」
アノーア「ジョナサン…あなたは大変聡明な方の遺伝子を受け継いでいるのですよ」「そういう行動がどれだけ馬鹿げているかわかるはずです」
ジョナサン「あんたは男と女の愛情なんかより、まだ遺伝子の方を信じているんだな…!」「それで天才の精子を買って、シングル・マザーになったか!」「この俺の気性はその天才の遺伝子を受け継いだからじゃないのかね? ヒャハハハハ!!」
アノーア「そ、それは…! 私の遺伝子に問題があったからよ! 精子の問題ではない!」
ジョナサン「だったら、子供なんか作るな! 俺の前で母親面なんかするんじゃない!!」
伊佐未直子「ジョナサンさん…そうやって憎まれ口を叩けるのも、生命を与えて下さったお母さんがいらっしゃるからでしょう?」
ジョナサン「男を一人も愛せなかった女を! どうして母と呼べる!?」
ゲイブリッジ「いや、艦長は毎日君のことを思っていたぞ」
ジョナサン「勝手に思ってるだけの想いなど、子供に伝わるわけがないだろう!!」
イルイ「…………」
クマゾー「お兄ちゃん、おかあさんのおっぱい欲しいんだも?」
ジョナサン「何…!?」
クマゾー「ママのおっぱいが欲しいんでここに会いに来たんだも!」
ジョナサン「! き、貴様ぁぁぁ…!」
ジョナサン「ふざけるな!!」
〔殴打音〕
比瑪「クマゾー!!」
ジョナサン「このガキ、何言ってやがんだ!! その顔、吹っ飛ばしてやる!!」
アノーア「その子に手をかけては駄目!! ジョナサン!!」
ジョナサン「黙れぇっ! こんな時に何言ってる!!」
クマゾー「そんなことしたら、おっぱいもらえないも!」
アノーア「あなたは相手がわかってるの!? 止めなければ、母があなたを殺します!」
〔銃声〕
ジョナサン「うぐっ! 誰だ!? 誰が撃った!?」
十三「ワイや。お約束で拳銃だけ弾かせてもろたで」
ジョナサン「まだ爆弾が残ってる!!」
アラド「させるかよぉぉぉっ!!」
〔殴打音〕
ジョナサン「貴様!?」
アラド「クマゾー! イルイ! 今の内に逃げるんだ!!」
イルイ「ア、アラド…!」
クマゾー「わ、わかったも!」
ジョナサン「くうっ!!」「小癪な真似を!」
〔殴打音〕
アラド「うあっ!!」
比瑪「アラド!!」
ジョナサン「何も考えずに突っ込んで来たのが運の尽きだ。ガキの代わりに人質になってもらうぞ」
アラド「何か忘れてねえか!?」
ジョナサン「何!?」
アラド「爆弾の信管コード! 引っこ抜かせてもらったぜ!」
ジョナサン「だが、貴様が人質であることに変わりはない!」
アラド「そ、それはおっしゃるとおり…」
アノーア「投降なさい、ジョナサン。そうすれば悪いようにはしません」
ジョナサン「嘘をつけ! 悪いようにしないなんて、ずっと言ってきたじゃないか!」「だけど、いつもいつも裏切ってきたのがママンだ!」
アノーア「そんなことありません!」
ジョナサン「8歳と9歳と10歳の時と! 12歳と13歳の時も、僕はずっと! 待っていた!!」
アノーア「な、何を…!」
ジョナサン「クリスマスプレゼントだろ!!」
アノーア「…!!」
ジョナサン「カードもだ…ママンのクリスマス休暇だって待ってた!」「あんたはクリスマスプレゼントの代わりに、そのピストルの弾を息子にくれるのか!?」
アノーア「………!」
勇「ジョナサン! 観念しろ!!」
ジョナサン「あいにく、そのつもりはない!」
クマゾー「行っちゃうも!?」
ジョナサン「俺だって…引き上げ時ぐらいは知っているつもりだ、クマゾー」
クマゾー「うん…」
ジョナサン「…君は立派だったよ。尊敬に値する坊やだ、フフフ…」「オルファンに来ればグランチャーをくれてやる…。来るか?」
クマゾー「ううん」
ジョナサン「残念だな」「それと…そっちの嬢ちゃんも怖い目に遭わせてすまなかったな」
イルイ「………」
ジョナサン「じゃあ、あばよ! 勇! ママン!」
アノーア「ジョナサン……!」
【シナリオエンドデモ終了】
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