プロローグ
我はまつろわぬ霊の王にして
あまねく世界の楔を解き放つ者なり
全ての剣よ、我の下に集え
かの者達の意志を、そのしもべ達を
あまねく世界から消し去らんがために
我が名は霊帝
全ての剣よ、我の下に集え
第三次超級機械人大戦α
THE SUPER ROBOT WARS α3
飛往幻滅中的銀河
The march on the Abyss
【シナリオデモ開始】
太陽系
アステロイドベルト付近宙域
ラー・カイラム ブリッジ
トーレス「……艦の減速完了。まもなくアステロイドベルト宙域へ進入します」
ブライト「よし、イカロス基地へ通信を入れろ」
トーレス「了解」
ブライト「それと…最近、この辺りの宙域で重力場異常が何度か観測されているそうだ。周辺の警戒を怠るなよ」
サエグサ「はっ」
アムロ「…アステロイドベルトまで来るのは、バルマー戦役以来だな」
ブライト「ああ。前回はマクロスと一緒に冥王星宙域から帰還する途中だった」
アムロ「あの時に比べたら、惑星間航行も随分と楽になったものだ」
ブライト「まあな。GGGが開発した外宇宙航行用ブースターのおかげだ」
カツ「…でも、一矢さん達がいる火星へ寄れなかったのが残念ですね」
ケーラ「何だかんだで結構バタバタしつつここまで来たからね」
トーレス「よもや、俺達の艦がイカロス基地への連絡船代わりにされるなんてなあ」
サエグサ「ああ…大空魔竜の方が適任だよな」
アムロ「文句を言うな。今回の航行は、先程も言ったブースターのテストも兼ねているんだ」
サエグサ「そりゃわかってますがね」
カツ「けど、そんな物のテストをやらされるってことは…僕達も外宇宙へ行かされる可能性があるんですよね」
ブライト「それはまだわからん。だが、前大戦が終結したとは言え、全ての脅威が払拭されたわけではない…」「覚悟はしておけ、カツ」
カツ「…はい」
アムロ「………」
ブライト「どうした? アムロ」
アムロ「ああ…。ここ数週間、地球圏の内外で色々と動きがあるのは……」「ガンエデンの消滅と何か関係があるんじゃないかと思ってな」
ブライト「どういうことだ?」
アムロ「俺達人類を地球へ封印しようとした人造神ガンエデン…」「あれの消滅が次なる災いのきっかけとなる。…俺にはそう思える」
トーレス「考え過ぎじゃないですか?」
アムロ「だが、地球圏には木星やバームの物ではないアンノウンが出没している」「GGGの予想通り、あれが彼らの偵察機だとしたら…」
ブライト「確かに、封印戦争で彼らが何の動きも見せなかったのは不自然だったが…」
〔警報〕
ブライト「何だ!?」
トーレス「艦前方30000の宙域に重力震反応あり!」
ブライト「重力震反応…!?」
トーレス「何者かが転移してくるようです! こ、これは…!」
ブライト「どうした!?」
トーレス「反応が大き過ぎます! 機動兵器や戦艦クラスではありません! 反応直径はおよそ30キロメートル!」
アムロ「30キロ…!? スペースコロニー並だな」
ブライト「総員第一種戦闘配置! アムロ、お前達は…」
アムロ「ああ、モビルスーツで出る。ケーラ、カツ、行くぞ!」
ケーラ「了解!」
カツ「はい!」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現〕
〔味方小隊出現〕
トーレス「艦長! 艦前方に巨大構造物の反応が!」
〔カーソル、ゲートを指定〕
ブライト「何だ、あれは…?」
カツ「巨大なリング…?」
ケーラ「ゲートみたいにも見えるよ」
アムロ「見たところ人工物のようだが…」
ブライト「カルネアデス計画で、あんな物が造られているという話は聞いていない」
アムロ「ああ…。少なくとも地球の物ではなさそうだな」
〔警報〕
トーレス「巨大構造物の中央に高エネルギー反応!」
ブライト「各機、警戒しろ!」
アムロ「了解!」
トーレス「境界面が隆起! 中から何かが出てきます!」
アムロ「あれは…!」
〔カーソル、ゲートを指定〕
〔クロスゲート開放〕
[デモムービー「ヱクセリヲン帰還」]
〔味方戦艦出現〕
ブライト「あ、あの艦は!?」
アムロ「ま、まさか!」
〔カーソル、ヱクセリヲンを指定〕
アムロ「ヱクセリヲン…!」
ブライト「だが、あの艦は雷王星宙域で沈んだはずだ!」
アムロ「あ、ああ…STMCと共にブラックホールの中へ…」
カツ「そ、それが何故こんな所に!?」
ブライト「トーレス、識別は!?」
トーレス「ま、間違いありません! SDF艦隊第零番旗艦ヱクセリヲンです!」
〔ノイズ〕
サエグサ「艦長、ヱクセリヲンから通信が!」
ブライト「!」
???「………こちらは……ヱクセリヲン……」「応答せよ……こちらはヱクセリヲン艦長、タシロタツミ……」
【戦闘マップ開始】
【プロローグ】
新西暦と呼ばれる時代……
人類が宇宙へ進出し、すでに2世紀近くが過ぎていた。
新西暦187年、地球圏を未曾有の混乱に巻き込んだ
「バルマー戦役(スーパーロボット大戦α)」において、
地球外知的生命体が存在し、太陽系外で大規模な戦争を
行っているという事実が明らかになった。
だが、それ以上に人類を震撼させたのは、知的生命体の
絶対的な敵であるSTMC(宇宙怪獣)の存在だった。
バルマー戦役ではかろうじて彼らの侵攻を食い止めたものの、
再度地球圏が襲撃される可能性は非常に高いと予測された。
人類に逃げ場なし……そして、地球人類の生き残りをかけ、
いくつかの計画が遂行されることになる。
外敵から地球圏を守るための「イージス計画」、新たな
母星を発見するための「超長距離移民船団計画」……
そして、「カルネアデス計画」。
新西暦188年にう勃発した異星人勢力や木星勢力、地下
勢力などとの戦い……「封印戦争(第2次スーパーロボット
大戦α)」のさなかもそれらの計画は着々と進められていた。
新西暦189年、人類を地球に封印しようとした「人造神
ガンエデン」の破壊を以て封印戦争は終結……しかし、その
わずか数週間後に次なる混乱の兆しが見え始めた。
地球圏で暗躍する謎の軍事組織や異星人、アステロイドベ
ルト宙域に出現した謎の巨大建造物、音信を断った超長距離
移民船団……。
今まさに地球人類を最後の戦いへ……そして、終焉の銀河へ
導く戦鐘が鳴り響こうとしていた。
● スーパー系男主人公 → No1A「闘志、炎に燃ゆる」 へ進む
スーパー系女主人公 → No1B「出撃!鋼の龍虎」 へ進む
リアル系男主人公 → No1C「虚空からの転生」 へ進む
リアル系女主人公 → No1D「シークレット・ミッション」 へ進む
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