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サブシナリオ
正義の旗の下に

健一達によって生命を救われたハイネルとリヒテル。
二人は自らの信じる正義のために、同志と共に銀河の
海を往く。
はたして二人の掲げる旗は、星々を結ぶ力となるのか、
それとも新たな戦雲を銀河に呼ぶのか……?

【シナリオデモ開始】
銀河系 中心部
移動中 宇宙空間

スカールーク ブリッジ
ハイネル「…では、我らに力を貸して頂けぬと申すか?」
デウス「キャンベル星の代表として即答は出来ぬ」
ハイネル「ボアザン星の現状は話した通りだ。ズ・ザンバジルは、この銀河に無用な戦火を広げている…」「その協力者としてキャンベルの反和平派もいることは知っていよう…!」
デウス「ボアザンの腐敗にキャンベル星の人間が関与していることは認めよう」「貴君の協力要請も理解出来る」
ハイネル「ならば、我らと共に、皇帝ズ・ザンバジルを討ち、そして…」
デウス「待たれい、プリンス・ハイネル。…我々はボアザン星の現状について理解していると言った…」「それは無論、貴君のこれまでの行状も含めての話だ」
ハイネル「…何を言いたい?」
デウス「貴君の最終的な目的には賛同し、それに兵を派遣することに異論はない」「だが、それはハイネル殿…あなたに協力するという形をとるわけにはいかぬ…」
ハイネル「何と…」
デウス「プリンス・ハイネル…。ズ・ザンバジルの野望の尖兵として軍を率いたボアザンの攻撃司令官…」「そのような人物にキャンベルの人間の生命を預けるわけにはいかない…」「たとえそれがザンバジルの計略にからめとられた結果であってもだ」
ハイネル「………」
デウス「ましてや、そちらにはバームの民を無益な戦いに駆り立てたリヒテル提督もいると聞く」「彼もまた独裁者オルバン大元帥の野望の被害者と言えなくもないが、信義に値する人物であるかは疑わしい」
ハイネル「…そなたの言いたいことは理解できた」「だが、余はこの度の共闘の要請、あきらめるつもりはない」
〔コンピュータの動作音〕
ハイネル「何事か!」
突撃兵士「ハイネル様! レーダーにボアザン星のものと思われる機体をキャッチしました!」
暗黒鳥人「周辺にバルマーの機体を発見! 帝国監察軍に追われているものと思われます!」
バーム兵「なお、先行中のリヒテル様は別個に敵と遭遇した模様です」
ハイネル「この宙域に帝国監察軍が侵攻を開始したということか…!」
デウス「ゼ・バルマリィ帝国の動きはこちらでもキャッチした」
ハイネル「デウス殿よ、聞いての通りだ。我らは同胞の救出に向かう。この話の続きは、その後で改めて行いたい」
デウス「その必要はない。既に決は下された」
ハイネル「…わかった。だが、余は余の理想のための戦いをあきらめるつもりはない…」「我らは先を急ぐゆえ、これにて一旦失礼する」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「正義の旗の下に」


【戦闘マップ1開始】
〔味方ユニット出現済み〕
〔敵ユニット出現済み〕
〔第3軍ユニット出現済み〕

ハイネル「これで最後だ!」
〔敵ユニット撃破〕
ハイネル「…はあ、はあ…」「第一波は退けたか…」
〔カーソル、ボアザン円盤を指定〕
ハイネル「…なんとか守りぬけたようだな」
ボアザン市民「なんだったんだ…あれは守護神ゴードルに見えるが…」
ボアザン市民「そうだとしたら、俺達は助かるかもしれんぞ…! ボアザンの守護神ゴードルなら!」
ハイネル「聞こえるか、ボアザンの民達よ」
ボアザン市民「!」
ボアザン市民「この声…そして、モニターにっているこの顔は…!」
ボアザン市民「プリンス・ハイネル!」
ハイネル「そうだ。余はプリンス・ハイネル お前達の力を貸してほしい」
ボアザン市民「ふざけるな! ズ・ザンバジルの手先のお前の話など聞く気はない!」
ボアザン市民「お前達は貴族の名の下に我々を虐げてきた…」「ただ角がある、ないの違いだけでだ!」
ハイネル「そうではない…」
ボアザン市民「何っ…!?」
ハイネル「貴族を貴族たらしめているのは角の有無ではない…」「その高潔なる魂だ!」
ボアザン市民「高潔なる魂…」
ハイネル「待て…! 敵の第二波が来る!」
〔敵ユニット出現〕
ボアザン市民「や、奴らの追撃か…!」
ボアザン市民「バルマーに捕まれば殺され、ハイネルに捕らえられれば死ぬまで労働を強いられる…」「この宇宙のどこにも俺達の自由は存在しないのか!」
〔カーソル、シュムエルを指定〕
ハイネル「指揮官機か! ならば、あれを倒せば勝負は決する!」「早く逃げろ! お前達の生命はボアザンのためにある。こんなところで散らせるものではない!」
ボアザン市民「!?」
ハイネル「民の生命を守るのは貴族の務め…。この場は余に任せるがいい」
ボアザン市民「プリンス・ハイネル…」
ハイネル「生き延びよ。そして、ボアザンの繁栄のために戦え。それが余の願いだ」
ボアザン市民「惑わされるな! 奴の言葉は我々を懐柔するためのものだ!」
ボアザン市民「あ、ああ…」
ボアザン市民「ハイネルとバルマーが潰しあっている間に逃げるぞ!」
ボアザン市民「りょ、了解…!」
<戦闘開始>

<ハイネルvsボアザン円盤(戦闘後)>

ボアザン市民「お、俺達を見逃したというのか…!?」
ハイネル「ボアザンの守護神たるゴードルが、どうして民を苦しめようか…」「この剣を振り下ろす相手…それはこの銀河に戦乱を呼ぶ者達だ!」
ボアザン市民「プリンス・ハイネル…」

<ボアザン円盤撃破>
ハイネル「手の届く所にいる民さえ救えぬとは…!!」「何のための角…何のための貴族だというのだ!!」
(→ GAME OVER

<シュムエルと戦闘orハイネルHP70%以下or敵7小隊以下or3PP・味方援軍1出現>
ハイネル「どうした、バルマーよ! 狙うなら余を狙えい!」
親衛隊兵「やはり、そうか…。奴はボアザン星のプリンス・ハイネル…!」「地球侵攻の際に我らを裏切った逆賊とめぐり会うとは…」「ならば…参る!」
〔シュムエル、ハイネルへ隣接〕
〔機体の拘束音〕

ハイネル「ぬうっ!」
親衛隊兵「ボアザンの守護神と言えど俺の動きにはついてこれまい!」
〔ハイネルに爆発〕
ハイネル「くっ…! こやつ…出来る!」
親衛隊兵「伊達にシュムエルを与えられているわけではないぞ!」
[イベント戦闘「ハイネルvsシュムエル」]
ハイネル「ちいっ!」
親衛隊兵「ハハハハハ! あの円盤を逃げすために無理をしすぎたようだな!」「そこで奴らが虫ケラのように殺される様を見ているがいい!」
ハイネル「!」
〔シュムエル、ボアザン円盤へ隣接〕
ボアザン市民「うわあっ!」
ハイネル「余の目の黒いうちはボアザンの民を傷つけさせぬ!」
〔ハイネル、エネルギー上昇〕
親衛隊兵「何っ!?」
ハイネル「うおおおおっ!!」
〔ハイネル、シュムエルへ隣接〕
〔シュムエルに爆発〕
〔シュムエル、後退〕

親衛隊兵「た、体当たりとは…! 死ぬ気か貴様!?」
ハイネル「この生命、とうに捨てている! 民を守り、お前達を倒すためなら余の生命など惜しくはないわ!」
ボアザン市民「な、何…」
ボアザン市民「これが…奴の言う貴族の高潔なる魂…」
親衛隊兵「黙れ! この宇宙を統治するのは我らゼ・バルマリィ帝国だ!」「それほどまでに死にたいのならまずは貴様から血祭りにあげてやる!」
???(リヒテル)「そうはさせん!」
〔味方ユニット出現〕
〔リヒテル、ハイネルへ隣接〕

ハイネル「リヒテルか!」
リヒテル「ハイネル! 助太刀するぞ!」
ハイネル「よし! 余に続け!!」
[イベント戦闘「ハイネルvsシュムエル」]
親衛隊兵「ば、馬鹿な! ボアザンの貴族が民のために戦うとは…!」
〔敵ユニット撃破〕
ハイネル「リヒテル、無事であったか」
リヒテル「遅れたことを詫びよう。だが、周辺のバルマーの部隊は壊滅させてきた」「同志達も追って合流しよう」
ハイネル「そうか…。ならば、あとは奴らを叩き潰すのみ!」
リヒテル「おう!」
〔ハイネル、エネルギー上昇〕
〔リヒテル、エネルギー上昇〕

ボアザン市民「バームの面汚し…リヒテル提督…」
ボアザン市民「まさか、あの男がハイネルと行動を共にしているとは…」

<敵全滅・勝利条件達成>
リヒテル「終わったか…」
ハイネル「うむ…」
〔ハイネル、ボアザン円盤へ隣接〕
〔リヒテル、ボアザン円盤へ隣接〕

ボアザン市民「!」
〔リヒテルに爆発〕
リヒテル「何っ!?」
ボアザン市民「バームの汚物、我らの前によく顔が出せたものだ! 消えろ、恥知らずめ!」
ボアザン市民「地球侵略の失敗をよくも我らボアザンのせいにしてくれたな!」
〔リヒテルに爆発×2〕
ハイネル「やめろ! やめぬか!」
リヒテル「ぬう…くっ!」
ボアザン市民「バームの民を戦いに導き、よくものうのうと生きていられるな!」
ボアザン市民「我々を助けたつもりだろうが騙されんぞ!」
ハイネル「ザンバジルめ…! バーム性を自らの野望の駒としながら自分に都合よく情報を操作したか…!」
〔味方ユニット出現〕
ボアザン市民「バーム星とゼーラ星の部隊!」
バーム兵「待たれい、ボアザンの民よ!」
暗黒鳥人「あなた達は誤解している!」
ボアザン市民「何っ!?」
バーム兵「リヒテル様もハイネル様も私利私欲のために戦っているのではない!」
暗黒鳥人「お二人は生命を賭して、正義のために戦っておられるのだ!」
ボアザン市民「でまかせを! お前達は、あの二人に騙されているんだ!」
バーム兵「違う! 我々…そして、バーム10億の民は二人によって生命を救われたのだ!」
ボアザン市民「え…!?」
バーム兵「母星を失ったバームの民は移動小惑星である小バームで地球へたどり着いた…」
ボアザン市民「それはボアザン皇帝であるズ・ザンバジルが地球を制圧するために戦争に契機を持ち込ませるためと聞く」
バーム兵「その通りだ。ズ・ザンバジルにそそのかされたバームのオルバン大元帥は…」「バーム10億の民を自らの野望の駒として使おうとした」
ボアザン市民「知っている。そして、そこにいるリヒテルも奴の野望に加担したということもな」
バーム兵「それはあくまで結果論だ。リヒテル提督もオルバン大元帥の野望の犠牲者なのだ」「そう…ズ・ザンバジルに利用されてきたプリンス・ハイネルと同じく…」
リヒテル「………」
ハイネル「………」
暗黒鳥人「そして、戦いの最中、お二人はゼーラ星の支配者であったダリウス大帝から小バームを守るために…」「生命を投げ出したのだ」
バーム兵「我々がここにこうして生きているのは、お二人の決死の戦いのおかげなのだ」
ボアザン市民「で、では…我々が聞いていたプリンス・ハイネルとリヒテル提督は…」
バーム「おそらくは体面を整えたズ・ザンバジルの情報操作であろう」
ハイネル「もういい…」
リヒテル「だまされたとはいえ、我々が悪の為政者の野望に加担したことは事実…」
ハイネル「その我々が正義のためなどと言うのは、おこがましいことであろう」
ボアザン市民「………」
ハイネル「民達よ、いくがよい…。このまま進めばキャンベル星の保護を受けることが出来よう」「だが、忘れるな。この銀河は戦雲に満ち、平和は彼方にある…」
リヒテル「そして、人知の及ばぬ広大なんて気が動き始めている今、我々のなすべきことは力を結集することだ」
ハイネル「これから行く先に出会う人があったら伝えてほしい。この宇宙の危機を…」
リヒテル「そして、力を合わせることの大切さを…」
ハイネル「さらばだ…。もう二度と逢うことはないだろう」
〔味方ユニット離脱〕
ボアザン市民「行ったか…」
ボアザン市民「帝国監察軍も倒れた…。これで俺達は自由だ…」
ボアザン市民「だが…なぜだ…? 気持ちが晴れない…」
ボアザン市民「ハイネルとリヒテルの言葉のためか…」
ボアザン市民「………」
ボアザン市民「………」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ガルンロール ブリッジ
リヒテル「そうか…。キャンベル星の協力は得られなかったか…」
ハイネル「すまぬ…。我々の志をデウス殿に伝えることが出来なかった…」
リヒテル「詫びなど必要ない…。それに、余の存在がデウス殿の不興を買うことになったのだろう」
ハイネル「それを言うなら、余も同様だ」「だかされたとはいえ、父や兄弟と戦ってきた余の手は既に血にまみれている…」「そのような男の言葉では人の心を動かすことは出来ぬのだろう…」
バーム兵「そんなことはありません、ハイネル様!」
突撃兵士「我らは元は自我を消された戦うだけの兵士でしたが、お二人によって正義というものを知りました」
暗黒鳥人「人間であった時の平和の記憶が戻った今、それを奪った者達を打倒するため我々も生命を懸けるつもりです」
〔勝ちどき〕
ハイネル「…礼を言うぞ」
リヒテル「確かにデウス殿の協力は得られなかったが、我らには心強い仲間がいる」
ハイネル「うむ…。道は険しいが、我らは我らの道を往こう」
〔司令室の扉の開く音〕
バーム兵「…ハイネル様、新たな同志が我々の元へ馳せ参じました」
ハイネル「わかった…。こちらへ通してくれ」
〔歩み寄る足音〕
ボアザン市民「プリンス・ハイネル…」
ボアザン市民「我らもあなた方の戦いに加えていただきたい」
ハイネル「お前達は…」
ボアザン市民「はい…。あの時の戦いで、あなた方に生命を救われたボアザンの民です」
リヒテル「そなたらは、キャンベル星へ向かったのではないのか?」
ボアザン市民「キャンベル星のデウス殿にはお会いしました。あの方よりメッセージをお預かりしています」
ハイネル「メッセージ?」
ボアザン市民「プリンス・ハイネル、リヒテル提督…貴君らの戦いと志は見せてもらった…」「貴君ら自らの力で当初の目的を果たした暁には、我らの力をお預けしよう…とのことです」
リヒテル「当初の目的とは…」
ハイネル「ボアザン星の解放か…!」
ボアザン市民「やりましょう、ハイネル様!」
ボアザン市民「ズ・ザンバジルとキャンベル星の女帝ジャネラに支配されたボアザンに今こそ正義を…!」
ハイネル「お前達…」
ボアザン市民「確かに我々はボアザンの貴族主義を善しとは考えません…」
ボアザン市民「ですが、民を守るために生命を懸けるあなたの戦いの行方…私達も見たいのです」「あなたの高潔なる魂を…」
ハイネル「…わかった。お前達の生命、余が預かろう」
リヒテル「我らの次の目的地は決まった!」
ハイネル「同志達よ! 今こそ我々は逆賊に支配されたボアザンを解放する!」
〔勝ちどき〕
ボアザン市民「ハイネル様…もう一つお耳に入れたいことがあります」
ハイネル「何だ…?」
ボアザン市民「リー・カザリーン殿の捕らわれている場所が判明しております」
ハイネル「何…」
ボアザン市民「ハイネル様とカザリーン様は乳兄弟の間柄と聞きますゆえ…」
ハイネル「そうか…。余に知らせてくれたことに感謝する」
リヒテル「ハイネル…」
ハイネル「不徳ゆえに余は大切な部下であるジャンギャルを失い、そして、カザリーンに苦労を背負わせることになった…」
リヒテル「ならばこそ、そのカザリーン殿を救い出さねばならん」
ハイネル「リヒテル…」
リヒテル「部下を失ったのは余も同じだ。その悲しみを繰り返させはしない」
ハイネル「すまぬ…リヒテル…」
リヒテル「礼など要らぬ。余はお前によって生命を救われた身だ」「亡きバルバスとライザに誓うぞ。必ずや、この銀河に正義と平和をもたらすことを」
ハイネル「その誓い…余も同じだ」(健一…我が弟達よ…。生き恥をさらしてきた余の死に場所がやっと見つかったぞ……)
【シナリオエンドデモ終了】


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