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No.37A
ジュピトリアン

【シナリオデモ開始】
現在位置 移動中

マックス「一条先輩が行方不明になって、かなり時間が経ちますね…」
柿崎「マクロスは、もうすぐ木星圏に到達するっていうのにな」
フォッカー「とにかく、まだ死んだと決まったわけじゃない」
柿崎「はい」
マックス「今日は、ロンド=ベル隊の非番の人間を集めて、西側ブロックを徹底的に捜してみます」
フォッカー「ああ、頼むぞ…」
マックス「では、失礼します」

ミンメイ「それでね、父さんも母さんもこう言うのよ」「兄さんがどれだけ苦労したかわかってるか? 言うことをきかないなら、親子の縁を切るぞってね」「だから、こう言ってやったの。長い間お世話になりました。私は必ず歌手になりますってね」
輝「それから?」
ミンメイ「うふ。そのまんま、家を飛び出して、南アタリア島にいた叔父さんの家に世話になっていたの」
輝「凄いんだ…」
ミンメイ「でもね…ちょっと言いすぎだったかもね…」「父さんや母さん、無事だといいけど…」
輝「マクロスに乗ってないの…?」
ミンメイ「…地球にいるの…」
輝「地球か…」
ミンメイ「あなた、地球がどうなったか知らない?」
輝「発表では電波妨害が強くて連絡とれないってことだけど…」
ミンメイ「そうじゃなくて、本当の事よ…」
輝「わからない。そうでなくても、この数年、地球は慌しいからね…」
ミンメイ「そう…」
輝「…あ、そんなに心配することないよ! もう少し経てば地球に戻れるんだし…」
ミンメイ「うん…」
輝(………)「…ねえ、ちょっと聞いてもいいかな? こないだのテレビの事」
ミンメイ「テレビ…?」
輝「ほら、君が出演しているドラマ、『泣きたい夜に』だよ。あの相手役の人とのウワサの事さ」
ミンメイ「あなたも本気にしているの? あんなのマスコミのデッチアゲよ」
輝「だけど! …何て言うか…、ドラマの中でのラブシーン、凄く真に迫っていたから…」
ミンメイ「あははっ! やぁだぁ!」
輝「え…」
ミンメイ「あんなの演技で出来んのよ。ビジネスよ!」
輝「うそぉ…」
ミンメイ「…やってみせましょうか?」
輝「え? ええ!?」
ミンメイ「ねえ、輝…」
輝「あ、あわわ…」
ミンメイ「私、本当はあなたのこと…好きだったの…愛してるって言って…」
輝「で、でも…」
ミンメイ「…そう…私を愛していないのね…」
輝「ち、違うよ! 好きだ!」
ミンメイ「本当に?」
輝「ほ、ほ、本当に好きだ!」
ミンメイ「うれしい…」
〔隔壁の開く音〕

〔隔壁の開く音〕

甲児「これがこのブロック最後の隔壁なんだって?」
マックス「そうです。この奥に二人がいなければ、エンジンブロックまで捜索の手を伸ばす必要があります」
さやか「そうなると厄介ね…」
豹馬「!」「お、おい! 中に誰かいるぜ!?」
甲児「あ、あれはもしかして!?」
マックス「ま、間違いありません…」
輝「!!」
ミンメイ「ええっ!?」
甲児(………)
さやか「一条君と…ミンメイが…キスしてる…」

未沙「艦長。そろそろ木星コロニー群と直接通信が可能な圏内に入ります」
グローバル「うむ。いよいよ、ジュピトリアンとの接触か…」
〔マクロスの警報〕
グローバル「何ごとかね!?」
クローディア「艦長! センサーで巨大な物体を探知しました!」
グローバル「巨大な物体?」
クローディア「全長20キロはあります!」
グローバル「20キロだと…!?」
クローディア「あっ! 反応、消えました…」
シャミー「小惑星か何かと間違えたんじゃないですか?」
クローディア「いえ、確かに人工物だったわ。核パルス反応もあったから宇宙船かも知れない…」
キム「でも、20キロもある宇宙船なんて…SDFのヱクセリヲンだって、せいぜい全長7キロよ」
グローバル(………)「…異星人の宇宙戦艦かも知れんな」
クローディア「まさか、こんな所に…? 木星圏がすぐ近くなんですよ?」
グローバル「ゼントラーディの物かも知れん。警戒を怠らないようにしてくれたまえ」
〔通信のコール音〕
未沙「艦長。木星コロニーのフォンセ=カガチと名乗る人物から、本艦に通信が入っています」
グローバル「フォンセ=カガチだと? ジュピトリアンの実質的指導者が直々にか」「早瀬君、通信回線をこちらに回してくれ」
未沙「了解。正面モニターに映像入ります」
〔大型モニターの開閉音〕
カガチ「お初にお目にかかる。私はジュピトリアンのフォンセ=カガチだ」
グローバル「地球連邦特別宇宙軍SDF、第一旗艦SDF-1マクロス艦長、ブルーノ=J=グローバル准将です」
カガチ「グローバル准将、SDFの旗艦がこの木星圏に立ち寄る目的を説明願おう」
グローバル「本艦は、異星人迎撃のために太陽系外宙域を航行中であります」「そこで、木星コロニーにて補給と本艦の修理をさせて頂きたいのです」
カガチ「…貴艦の申し出を受理するのは条件が一つある」
グローバル「条件?」
カガチ「我が方の女王マリアが貴艦の代表者との会見を希望している」
グローバル(女王…マリア!?)
未沙(女王って…一体!?)
カガチ「この申し出を受け入れて頂けるなら、補給と修理の手配をしよう」
グローバル「…わかりました。こちらは私と、私の補佐1名で出席します」

ミサト「グローバル艦長、これはワナです」
グローバル「…わかっている。だが、補給と修理は必要だ…」
ブライト(………)
グローバル「さらに、ジュプトリアンの謎を解明するチャンスでもある」
ミサト「しかし…」
グローバル「ブライト中佐、葛城三佐。私にもしものことがあれば、後は頼むぞ」
ブライト「…わかりました」
グローバル「総員、第1級戦闘配置。本艦はこれより木星コロニーへ向かう!」

〔マクロスの警報〕
ウッソ「第1級戦闘配置命令だ…。やっぱり、木星圏の人達は敵なの…?」
シャクティ(………)
ウッソ「どうしたの、シャクティ? 最近、ぼうっとしてる事が多いみたいだけど…」
シャクティ「ううん、何でもないわ」
ウッソ「そうかい?」
シャクティ(………)(どうしたのかしら…木星に近づくに連れ、何だか不思議な感覚を感じる…)(優しくて、温かくて…そして懐かしい…)

現在位置 木星コロニー

マリア「グローバル准将、あなた方のおっしゃることは理解致しました」
グローバル「ありがとうございます」
マリア「カガチ。地球を守ろうとする彼らに礼を以って報いたい。どうすればよろしいか?」
カガチ「我らは、連邦政府からの独立を考えておりますが、地球人類全体の危機を見逃すわけにはいきませぬ」
グローバル(………)
カガチ「もはや人類同士で争っている状況ではない。我々もマクロスへ全面的に協力するべきではないかと…」
マリア「よろしいでしょう。全ての人類…そして母なる地球に救いが訪れることを祈ります」
グローバル(いつの間にジュピトリアンは女王を擁立するようになったのだ…?)(これでは、まるで…)(それに地球圏の混乱の原因と言われている彼らが素直に我々へ協力するとは思えないが…)
カガチ「我々は、地球から最も離れた位置に住む人類である」「よって、我々と敵対する巨人型の異星人についても、いくらかの情報を得ている」
グローバル「ほう…」
未沙(巨人型の異星人達は木星圏にも姿を現したのかしら?)(それにしては、コロニー群に損傷が全く見られない…彼らはどこから情報を仕入れたの…?)
カガチ「その情報に関しては後ほど使者に届けさせよう」
グローバル「ご協力に改めて感謝致します」
カガチ「では、マクロスには我が方のモビルスーツ部隊を護衛につける」
グローバル「!」
カガチ「貴公らには別室を用意した。ひとまず、そこで休まれるがよかろう」
グローバル(やはり、我々を監禁するつもりか…)

キム「ジュピトリアンのモビルスーツ部隊、本艦の着艦コースに乗りました」
ブライト「さすがに武装はしていない様子だな」
ミサト「わかりませんよ? ここはジュピトリアンの勢力圏内です。相手の方が何かと分があります」
ブライト「うむ。格納庫に警備兵を回せ。場合によっては、こちらの機体を出撃させることもあり得る」
キム「了解」

クロノクル「これが、SDF-1マクロスか…」「どうやら、アースノイドはEOTをモニにしつつあるようだな」
カテジナ「クロノクル中尉。我々だけで、この巨大戦艦を制圧できるのでしょうか?」
クロノクル「いくら巨大な艦と言えど中枢を押えてしまえば、どうとでもなるものだ」
サラ「クロノクル中尉。ここは敵艦内です軽率な行動は慎むべきでしょう」
クロノクル「そうだな、サラ曹長」(この女、シロッコの直属と聞くが…おそらくはカガチ派の監視役だろうな)(だが、このマクロスさえ手に入れば、シロッコごときに大きな顔をさせずに済む…)
サラ「…気をつけて下さい。この艦のパイロットがこちらに来ます」
クロノクル「我々は、この艦の護衛として来たのだ。堂々としていればいい」
ウッソ「!」
カテジナ「ウッソ!!」
ウッソ「カ、カテジナさん…?」「カテジナさんが…カテジナさんが、どうしてここに!?」「あなたはネオ・ジオン軍の兵士に連れ去られたんじゃ…!?」
カテジナ「チッ!」
クロノクル「何!? 地球で遭遇したアーガマ部隊がこのマクロスに乗っているのか!?」
ハロ「危険! 危険! アノ男ハ爆弾ヲ持ッテルゾ!」
ウッソ「!!」
マサキ「何だって!? こいつら護衛のフリして、マクロスを内部から破壊するつもりか!?」
クロノクル「チッ、感づかれたか!」「サラ曹長、モビルスーツ部隊に連絡! これより実力行使によってマクロスを制圧する!」
サラ「了解です」
ウッソ「待って下さい、カテジナさん! どうしてあなたがジュピトリアンに協力しているんです!?」
クロノクル「カテジナ、脱出するぞ!」
カテジナ「はっ!」
ウッソ「カテジナさん!?」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

マサキ「くそっ! ジュピトリアンの攻撃か!」
ウッソ「カテジナさんっ!?」
マサキ「出撃するぞ、ウッソ!!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「ジュピトリアン」


【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現
〔敵ユニット出現〕

〈出撃ユニット選択〉
キム「デルタ1よりリーンホースJr.並びにロンド=ベル隊各機へ」「本艦は戦闘宙域を離脱します。追撃部隊の迎撃をお願いします」
〔マクロス、マップ端へ移動〕
〔味方戦艦離脱〕

ブライト「聞いての通りだ。各機は防衛線を形成して、敵部隊の追撃をはばめ!」「敵が1機でも戦闘宙域を突破すればマクロスは終わりだ!」
マサキ「了解! 要するに、敵を行かせなければいいんだな!」
<戦闘開始>

<1EP・敵増援1出現>

〔敵ユニット出現〕
タシロ「クロノクル中尉。一気に敵を突破して、マクロスを追うぞ」
クロノクル「了解です、タシロ大佐」(タシロめ…マクロス制圧を己の手柄とするつもりか?)
リューネ「………」(間違いない…さっきの戦艦は親父達が解析したASS-1…いや、マクロスだ)
タシロ「さあ、リューネ=ゾルダーク。ビアン博士を助けたければ、敵陣を突破してマクロスを抑えろ」
リューネ「………」
タシロ「聞こえないのか?」
リューネ「…聞こえているさ。それと、あたしに命令するのはやめな。あたしはあんたの部下でも何でもないんだ」
タシロ「その気の強さは父親譲りだな」
リューネ(くっ…親父の居場所さえわかれば、こんな奴なんか…!)
アヤ「あのロボット…もしかして、ヴァルシオーネじゃないかしら…?」
リュウセイ「ヴァルシオーネ!?」
アヤ「ええ。DC総帥のビアン博士が開発したスーパー・マシンナリー・ヒューマノイドの2号機よ…」
リュウセイ「じゃ、じゃあ…あの究極ロボ・ヴァルシオンの…」
アヤ「あれヴァルシオーネなら、パイロットはビアン博士の一人娘、リューネ=ゾルダークのはずよ」「確か、博士と一緒に行方不明になったそうだけど…」
マサキ「そいつがどうして木星なんかにいるんだよ!?」
シロ「マサキ、あのロボットはジュピトリアンに脅迫されてるみたいだニャ!」
マサキ「何だと!?」
シロ「通信を傍受したんだ。どうやら父親を人質に取られて、無理矢理協力させられてるみたいだニャ」
マサキ「チッ、ジュピトリアンめ…汚いマネしやがって!」
クロ「どうするの、マサキ?」
マサキ「…こんな状況じゃ、少しでも味方は多い方がいい。あのロボットと接触するぞ!」
サラ「クロノクル中尉。自分は特別任務のため、戦線を離脱します」
クロノクル「うむ。くれぐれも事は慎重にな」
サラ「はっ。必ず女王の元にお連れします」
〔敵ユニット離脱〕

<4PP・味方援軍1出現>
〔味方ユニット出現〕
カトル「デュオ!」
甲児「な、何っ!?」
豹馬「ホントだ…形は変わってるけど、ありゃデュオのガンダムだぜ!」
カトル「デュオ…」
デュオ「よう、カトル。俺のデスサイズも宇宙用の改造が完了したぜ」
カトル「今までどこに行っていたんです!?」
デュオ「ヒイロ達と一緒にジュピトリアンの基地へ潜入してたんだよ」
カトル「な、何ですって!?」
デュオ「詳しい話は後だ! とにかく、ジュピトリアンがとんでもない悪党だってことだけはわかったぜ!」「ブライト艦長! 勝手に出ていった身で悪いが…俺は俺なりのケジメを付けさせてもらう!」
ブライト「デュオ=マックスウェル…信用していいんだな?」
デュオ「ああ。少なくとも、今の俺はあんた達の敵じゃねえ。これだけは信じてくれ」
ブライト「…いいだろう。では、マクロス追撃部隊を叩いてくれ」
デュオ「任せな! さあ、生まれ変わった死神の力…見せてやるぜ!」

<ウッソとカテジナが14マス以内に接近>
カテジナ「ウッソ…」
ウッソ「その声は…カテジナさんですか!?」「なぜです!? ウーイッグのカテジナさんがどうして僕の敵になるんです!?」
カテジナ「アーガマの人達のやり方では地球は永遠に絶望的よ…だから、私はジュピトリアンのやり方を学ぶつもりなの」
ウッソ「そんな…そんなことって…」
カテジナ「このままではね、人類は前に進めないのよ…」
ウッソ「だからって、あんな男と行かなくてもいいじゃないですか!?」
カテジナ「…あなたは思い込みだけで走りすぎて、周りを何も見ていないっ!」
ウッソ「カテジナさん、おかしいよ! おかしいですよっ! 目を覚まして下さい!
カテジナ「………」
ウッソ「カテジナさん、僕たちが戦うことなんてないんですよ! おかしいですよっ、こんなこと!
カテジナ「じゃあ、あなたは戦うつもりはないのね? でも、私はあなたを撃つわよ」
ウッソ「僕は…僕は…」
ウッソ選択
「カテジナを撃つ」
「カテジナを撃たない」


[イベント戦闘「ウッソvsカテジナ」]
※※「カテジナを撃つ」を選択した場合のセリフ※※
カテジナ「ほーら…所詮、あなたの口先だけの偽善者よ!」
ウッソ「僕は…僕は…!」
※※「カテジナを撃たない」を選択した場合のセリフ※※
ウッソ「な、何!?」
カテジナ「相変わらず馬鹿正直な子だね!」
ウッソ「カテジナさん!!」
カテジナ「さあ、次はコクピットを狙うよ!」


<ウッソvsクロノクル>
ウッソ「お前か!? お前がカテジナさんをそそのかすからっ!!」
クロノクル「彼女は自分の意志で我らの下に来たのだ! 子供が口を出す事ではない!!」
ウッソ「でたらめを言うな!!」

<ウッソvsタシロ>
ウッソ「バイク型の戦艦…!? 一体何のためにこんなものを…!」
タシロ「光の翼を持ったガンダムだと!? 小賢しい…対空砲火を集中させよ!」

<カトルvsタシロ>
タシロ「我らに楯突く者はガンダムと言えど全て踏み潰す!」
カトル「人類同士で争っている場合じゃないのに…!」

<マサキがリューネを説得>
マサキ「おい! ヴァルシオーネのパイロット!」
リューネ「な、何よ、あんた! いきなり抱きついてくるなんて失礼じゃない!?」
マサキ「接触通信のためだ! 俺の話を聞け!」
リューネ「一体、何の用さ!? こっちは、アンタらに恨みはないけど、戦わなくちゃならない訳があるんだよ!」
マサキ「お前の親父のビアン博士が人質に取られているからか?」
リューネ「ど、どうして、それを!?」
マサキ「さっきの通信を傍受したんだよ。とにかくここは退け!」
リューネ「でも、それじゃ、親父が…」
マサキ「お前の親父って、DC…ディバイン・クルセイダーズの総帥なんだろう!?」
リューネ「………」
マサキ「利用価値のあるビアン博士をジュピトリアンが簡単に殺すと思うか?」
リューネ「………」
マサキ「とにかくジュピトリアンに従うつもりがないのなら、俺達と戦うのはやめるんだ!」
リューネ「………」「…あんた、名前は?」
マサキ「マサキ。マサキ=アンドーだ」
リューネ「………」「ヴァルシオーネRの動力回路の一部が破損! 一、基地に帰還する!!」
〔リューネ、後退〕
〔敵ユニット離脱〕

クロ「…マサキのいうことを理解してくれたのかニャ?」
マサキ「………」

<クロノクル撃破>
クロノクル「わ、私がこんな所で…!」

<カテジナ撃破>
カテジナ「な、何っ!?」

<タシロ撃破>
タシロ「お、おのれ! こんな所で…!!」

<敵ユニットが戦闘マップ端へ到達>
ブライト「くっ…防衛線が破られるとは!」
(→Game Over

<敵全滅・勝利条件達成>
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】
ブライト「ジュピトリアンの様子は?」
ミサト「沈黙を続けています。グローバル艦長、早瀬中尉からも連絡はありません」
ブライト「そうか…」
〔通信のコール音〕
ヴァネッサ「ブライト中佐。ジュピトリアンのフォンセ=カガチから通信です!」
ブライト「わかった。正面モニターに映像を回してくれ」
ヴァネッサ「了解です」
〔大型モニターの開閉音〕
カガチ「地球圏の平和を乱し、我々に戦闘を仕掛けたSDFに通告する」
ブライト「何…!?」
キム「護衛のふりして、マクロスを襲ったのは、そっちじゃない!」
クローディア「黙って、キム!」
カガチ「我々ジュピトリアンは3時間以内にマクロス及びロンド=ベル隊の武装解除、並びに全乗組員の投降を要求する」
ミサト「何ですって!?」
カガチ「この要求が受け入れられない場合、我が方はマクロスへ総攻撃を仕掛ける…」
〔大型モニターの開閉音〕
ヴァネッサ「…通信、切れました」
ブライト(………)
キム「総攻撃って…グローバル艦長と早瀬中尉はどうなるのよ!?」
ミサット「ひょっとしたら、もう…」
シャミー「そ、そんな!」
ブライト(………)「我々に正面切って宣戦を布告するということは…余程、戦力に自信があるとみえる」
ミサト「そうでしょうね…」
ブライト「葛城三佐、ロンド=ベル隊のメンバーを召集してくれ」
ミサト「どうするつもりです?」
ブライト「デュオはジュピトリアンの基地から出てきた…」「となれば、その逆も可能な話ではないか?」
ミサト「…潜入作戦ですか」
ブライト「ああ。何とかしてグローバル准将と早瀬中尉を救出し、この宙域を離脱する」

ブライト「…以上が、潜入作戦の概要だ」
アムロ「グローバル准将達の救出、同時に敵戦力の調査か…」
カミーユ「その、敵戦力の事なんですが、1つ気になることが…」「ウッソ達が会ったベスパのパイロットは、以前中央ヨーロッパでも遭遇しました」
ブライト「それが?」
カミーユ「地球から木星圏まで移動には2年以上かかるはずです」
ブライト「!」
フォッカー「ジュピトリアンにも、フォールドシステムがある、と?」
アムロ「…そう考えるのが妥当でしょう」
カミーユ「しかも、マクロスのフォールドシステムが不完全であるにも関わらず、彼らは既に実用段階に入っています」
小介「確かに…僕達以上のEOTを持っている可能性が高いですね」
リュウセイ「俺達以上のって…?」
クワトロ「つまり、地球人が解析したEOTではなく、エアロゲイターの技術そのものということだ」
豹馬「ど、どうしてジュピトリアンがエアロゲイターの技術を持ってんだよ!!」
デュオ「奴らは最初からつるんでいたのかも知れねえ」
豹馬「な、何だって!?」
ブライト(………)
デュオ「ジュピトリアンの基地に侵入した時、俺はエアロゲイターの機体を何体か見た」「ヒイロやトロワはジュピトリアンとエアロゲイターの関係を調べるため、今も奴らの基地に潜入し続けている」
カトル「あの二人が…?」
リュウセイ(………)「ブライト艦長。俺、潜入部隊に志願します」(もしかしたら、イングラムがいるかも知れねえ…)
アヤ「リュウ…」
ライ「俺も行こう」
アヤ「ブライト艦長、SRXチームは全員志願します」
リュウセイ「いいのかよ?」
ライ「陽動作戦ならともかく、お前に潜入任務を任すのは不安だからな」
リュウセイ「…どういう意味だ!」
カミーユ「俺も行きます」
<<ブリット>>
ブリット「俺も参加します。T-LINKシステムでグローバル艦長達の居場所がわかるかも知れません」
マサキ「俺も付き合うぜ。リューネのことが気になるからな」
デュオ「奴らの基地に潜入するには水先案内人が必要だろ?」「それに、敵地へ侵入するには俺のデスサイズヘルのハイパージャマーが必要だぜ」
カトル「僕もお供します。要塞内での白兵戦には僕のサンドロック改が適していますから」
デュオ「あと、小型で機動性の高い機体が何機かいてくれると助かるんだけど…」
ショウ「だったら、俺が行こう」
チャム「ショウが行くなら、あたしも!」
ウッソ「…僕も行きます」(…カテジナさんの真意を確かめなきゃ…)
フォッカー「スカル小隊も全員参加だ」
ブライト「では、潜入部隊のメンバーを発表する」
豹馬「念のため、メモを取っておいた方がいいぞ!」
ブライト「潜入部隊のメンバーはリュウセイ、ライ、アヤ、カミーユ、ショウ、マサキ、○○○、ウッソ…」「フォッカー少佐、輝、マックス、柿崎、カトル、デュオだ」「なお、ショウとカミーユ、ウッソ、カトル、デュオは最も扱いに慣れた機体に乗ってくれ」
ショウ「では、俺はビルバインに…」
ウッソ「僕はV2ガンダム…カミーユさんはZガンダムですね」
カミーユ「ああ」
デュオ「俺はもちろん、相棒のデスサイズヘルで、カトルはサンドロック改だな」

ブライト「もう一度説明を受けるか?」
「はい」
「いいえ」

≪「はい」を選択≫

豹馬「くどいようだが、メモ取っとけよ!」
ブライト「潜入部隊のメンバーはリュウセイ、ライ、アヤ、カミーユ、ショウ、マサキ、○○○、ウッソ…」「フォッカー少佐、輝、マックス、柿崎、カトル、デュオだ」「なお、ショウはビルバイン、カミーユはZガンダム、ウッソはV2ガンダム、デュオはデスサイズヘル…」「カトルはサンドロック改に乗ってくれ」

≪「いいえ」を選択≫
ブライト「では、潜入部隊はフォッカー少佐を隊長とし、早速作戦に入ってもらう」
フォッカー「念のため、潜入部隊メンガーの機体には強化パーツのブースターやメガブースターを装備しておけ!」

シャクティ(呼んでいる…)(誰かが私を呼んでいる…)(この懐かしい感じ…、お母さんなの…?)
サラ「その通りです」
シャクティ「!!」
サラ「私はサラ=ザビアロフ。ジュピトリアンの女王マリアに仕える者です」
シャクティ「女王マリア…?」
サラ「シャクティ様、私はあなたをお迎えに参りました」
シャクティ「私を?」
サラ「そう。シャクティ様をお母様の下へとお送りするのが、私の使命なのです」
シャクティ「…お母様!? 私のお母さんが、木星コロニーに!?」
サラ「そうです。シャクティ様の母上は女王マリア=ピァ=アーモニアなのです」
シャクティ「女王マリアが…私のお母さん…?」
サラ「さあ、シャクティ様。女王があなたをお待ちです」
シャクティ(………)(この人が嘘を言っているとは思えない…)
サラ「お急ぎ下さい。この艦の者に知れると面倒になります」
シャクティ(………)
サラ「女王もシャクティ様をお待ちです」
シャクティ(………)「…わかりました。母の下へ連れていって下さい」
サラ「さあ、こちらへ…」
シャクティ(ウッソ…みんな…)(ごめんなさい…どうしても私はお母さんに会いたいの…)
【シナリオエンドデモ終了】


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