シーン1「地上」編
No.1
舞い堕ちる火種
【シナリオデモ開始】
〔画面、振動〕
???「‥やはり、先人の智などこの程度に過ぎん‥。奴の戯言など信じもせぬが、都合よくこの日が来たものよ‥
〔画面、振動〕
???「だが! これで終わるわけにはいかぬ! 我が理想、この程度で砕けはせぬわ!!」
〔画面、振動〕
〔画面、発光〕
カミーユ「ブライト艦長、ZZが着艦しました」
ブライト「うむ、ブリッジに上がるよう伝えてくれ」
クワトロ「‥遅かれ、結局彼らに頼る事になるのであれば大戦終結時、自由にする事もなかったな‥」
ファ「大尉‥いままでも今回も彼らは自分の意思で協力してくれているんですよ?」
ブライト「残存勢力を半年掛かっても解決できないのは先の読めなかった我々軍人の失態だ‥ただ、彼らには謝る事しか出来ん‥」
ジュドー「しょうがないよ、ブライトさん。とりあえずの決着をつけられただけでもマシだったんだからさ」
ルー「そうねえ‥一時期に比べると地球圏は平和になったもんね」
カミーユ「だけど、それはかりそめのものに過ぎない。ティターンズの残党はまだ活動を続けているし‥地球に潜んでいる敵もいる」
ファ「Dr.ヘルがいなくなったにも関わらず、まだ機械獣が現れているんでしょ?」
カミーユ「‥甲児の話じゃ、そうらしいな」
エマ「あの子達が各個撃破して回っているみたいだけど‥効率は悪そうね」
ルー「じゃあ、ゲッターチームやバトルチームはいま何を?」
ブライト「竜馬達は百鬼一族の残存勢力の追撃に‥豹馬達はキャンベル星前線基地の捜索に専念してもらっている」
ファ「‥前の時とは違って、みんなバラバラに動いているんですね」
ブライト「ああ。敵の勢力は指揮系統を失ったおかげで、かえってその動きが読みにくくなっている。彼らに対処するには我々も戦力を分けざるを得ない」
クワトロ(‥それが裏目に出なければ良いのだが‥)
リィナ「みなさんはご無事なんでしょうか‥」
ジュドー「‥そうだな‥‥」
ルー「‥沈んだ顔して、どうしたの? 他のみんなのことが心配?」
ジュドー「‥それもあるけど、何だか嫌な予感がするんだ‥」
ルー「予感?」
ジュドー「ああ‥。ハマーンやグレミー達の怨念がまだ残っていて‥それが何かを引き寄せるような‥‥」
カミーユ「ジュドー‥」
リィナ「お兄ちゃん‥」
〔通信のコール音〕
エマ「艦長! ジャブローからSOS信号が送られています!」
ブライト「何だと!?」
カミーユ「もしや、敵の襲撃を受けて‥!?」
ジュドー「けど、ジャブローってかなり広いんだろ? そんな所を一気に攻められる勢力なんて、今の地球圏に残ってるのかよ?」
ルー「そ、そうねえ‥ネオ・ジオンとか百鬼一族の残党じゃ無理な話よね‥」
クワトロ「‥あるいは、何らかの事故が起きたのかも知れんな」
ブライト「至急ジャブローと通信回線を開き、状況を確認しろ!」
エマ「駄目です! ジャブローと通信が繋がりません! えっ!? SOSの発信も途絶えた‥!?」
ブライト「!」
リィナ「そ、そんな‥!!」
ファ「まさか‥! 本当に敵の襲撃なの!?」
クワトロ「艦長、大至急、ジャブローへ向かった方がいいようだな」
ブライト「ああ! 総員、第一種戦闘配置! 本艦はこれよりジャブローに急行する!」
〔画面、発光〕
フォルカ「ここは‥何処だ‥‥!? これも奴の仕業なのか‥? くそっ」
〔レーダー反応〕
フォルカ「この反応は‥奴らも飛ばされて来たのか!? ‥まさか、いきなり奴が居るとは思えんが‥確かめてみるか‥」
【シナリオデモ終了】
サブタイトル
「舞い堕ちる火種」
【戦闘マップ開始】
アリオン「フン‥まったく歯応えのねえ‥」
修羅兵「アリオン様‥こいつらがこの辺りの戦士なのですか?」
アリオン「‥だろうな。準備運動代わりになるかと思ったが、期待外れだったぜ」
修羅兵「ここの施設はどうなさるので?」
アリオン「ノロシ代わりだ。派手に焼き払っちまいな。そうすりゃ、獲物が集まってくる。‥俺達の飢えを満たすための獲物がな」
修羅兵「はっ!!」
〔味方戦艦出現〕
ブライト「状況報告、急げ!」
エマ「施設内に高熱源体反応、多数! モビルスーツのものではありません!」
ブライト「何っ‥!? 機種は!?」
エマ「識別不可能です!」
〔敵ユニット出現〕
ブライト「!!」
アリオン「フフフ‥‥運がいい‥運がいいぜ、てめえら。この修羅軍アリオン様の姿を直におがめたんだからな」
ブライト「修羅軍‥!?」
アリオン「そうだ。付き合いが長くなるか短くなるかはてめえら次第だが‥その名を覚えておいて損はねえぜ?」
クワトロ(修羅軍‥‥聞いた事のない勢力だな)
アリオン「それよりも‥お前達は戦士か? この施設にいる連中を助けるために来たのか?」
ルー「そんなことを聞いてどうすんのよ!?」
アリオン「俺達と戦う意志があるかどうかを確認するためだ。もっとも‥」
〔敵ユニット出現〕
アリオン「お前達にその気がなくても俺は一向に構わねえ。‥この地下施設と同じように叩き潰してやるぜ」
エマ「! じゃあ、ジャブローを襲ったのは‥」
ジュドー「やっぱり、あいつらか‥!」
ブライト「くっ‥! 全機、出撃!これ以上、連中の好きにさせるな!」
〔味方ユニット出現〕
アリオン「ククク‥そうだ、それでいい。逃げる奴より、歯向かってくる奴を倒す方が楽しめるからな」
<戦闘開始>
<3PP・味方援軍1出現>
修羅兵「こ、こいつら‥さっきの奴らより強い! いったん下がって‥」
アリオン「そうかい。じゃあ、その前に選びな。俺に討たれるか、敵と戦って死ぬか‥さあ、どうするよ?」
修羅兵「う‥! て、敵と戦います!」
エマ「艦長! 識別不明の機体が10時の方向から急速接近中!!」
ブライト「何! 敵の増援か!?」
〔味方ユニット出現〕
フォルカ「‥機体の反応があると思えば、やはりお前達か」
カミーユ「! あれは‥!?」
ジュドー「アリオンとかいう奴の機体に似ている‥!」
ルー「じゃあ、あいつらの仲間なの!?」
カミーユ「いや‥待て。様子が変だぞ」
フォルカ「貴様らまだ、そんな戦いを続けるつもりか? この状況を考えてみろ この世界‥何か変だとは思わないのか?」
アリオン「フォルカか‥フン、我らにとって闘争こそが全てだからな。ここが何処であろうと戦うのみ! まあ、腑抜けてしまった貴様には、分からん事かもしれんがな!」
フォルカ「‥俺にはもう興味の無い事だ。」
アリオン「我らから闘争を取ったら何が残るというのだ? 貴様とて例外じゃ無かろうに、馬鹿な事をしたもんだな」
フォルカ「‥俺はもう気づいてしまったんだ。だからこそ、やらねばならない事がある‥奴は‥修羅王はどこにいる?」
アリオン「ククク‥おかしな事をいうやつだな。先に俺と遭った時点で生きて修羅王に会えるわけがあるまい! 貴様を倒し! 俺の力としてくれる!」
フォルカ「ふっ‥やってみろ」
アリオン「ふん‥腑抜けた貴様など、俺の敵ではない!!」
ジュドー「おいおい、何処のどいつか知らないけど、俺達を無視して話を進めないでもらえる?」
フォルカ「‥死にたくなければ、ここから去れ」
ジュドー「な‥!!」
ルー「それはこっちの台詞よ! あんた達こそ、ここから出て行きなさい!」
フォルカ「俺はこいつらに聞きたい事がある。邪魔をする気が無いならここから立ち去れ」
ルー「邪魔をするも何も、問答無用で仕掛けてきたのはそっちの方でしょ!」
ジュドー「あんたもジャブローを攻撃するつもりなら、俺達が相手になるぜ!」
フォルカ「‥勝手にしろ」
<3EP・敵増援1出現>
〔敵ユニット出現〕
フェルナンド「見つけたぞ、フォルカ! 貴様よくも!!」
ファ「また? 今度は誰なのよ!」
カミーユ「まったく、次から次へと!」
フォルカ「フェルナンド!? ‥もうやめるんだ! こんな戦いは」
フェルナンド「貴様! まだそんな事を! 俺が貴様に受けた屈辱‥」
フォルカ「違う! 聞いてくれ! お、俺は‥」
フェルナンド「言い訳するつもりか! どこまでも腐ったヤツめ‥あの世で懺悔するがいい!」
<フェルナンド撃破>
フェルナンド「クッ! おのれ!!」
フォルカ「待てっ! 話を聞いてくれ、フェルナンド!!」
フェルナンド「うるさい!! 言ったはずだ! 貴様に受けた屈辱、必ず晴らしてやるとっ!」
フォルカ「違うんだ、フェルナンド!」
フェルナンド「今日の所は退いてやる‥だが、俺が貴様を倒すまで死ぬ事は許さんぞ!!」
〔敵ユニット離脱〕
フォルカ「フェルナンド‥俺は‥」
<アリオン撃破>
アリオン「この俺が、ここまでやられるとは! 奴らを見くびり過ぎたか!? だが、退屈せずには済みそうだぜ」
フォルカ「お前は、まだ戦い続けるのか?」
アリオン「言ったはずだ! 闘争こそが我が全て! 再び、戦える時を楽しみにしてるぜぇ! フハハハハッ!!」
〔敵ユニット離脱〕
ジュドー「あっ!? 逃げるぞ、あの機体!
クワトロ「とはいえ、今はジャブローの奪回が目的だ。追うわけにはいかん」
ルー「そうよ、ジュドー! 先走らないの!」
ジュドー「わ、わかってるよ、そんな事!」
<敵全滅・勝利条件達成>
ブライト「ようやく撃退する事が出来たか‥」
カミーユ「それにしても、彼らの目的は何だったんでしょう?」
エマ「それは、あの青年から聞いた方が良さそうね」
ブライト「うむ‥こちらは、地球連邦軍所属、アーガマ艦長のブライト=ノア大佐だ。君は‥いったい何者なんだ?」
フォルカ「‥俺には関わらない方がいい‥」
クワトロ「そうもいかん。すでにジャブローは壊滅し、我々も大変な被害を受けた。誰かに説明してもらわねばな‥」
フォルカ「‥俺には関係の無い事だ‥」
ジュドー「さっきの修羅軍って奴らと関係あるんだろ?」
フォルカ「‥‥‥‥」
ブライト「こちらとしては、実力を行使してでも君を拘束し、事情を聞き出さねばならない」
フォルカ「‥ならば、俺と戦うというのか?」
ブライト「出来れば、それは避けたいところだが」
フォルカ(‥無闇な戦いを望んでいるわけではないということか。‥奴らとは違うのだな)「分かった。話せる事は話そう‥」
ブライト「ではまず、君の名前と所属を教えてくれないか?」
フォルカ「俺は、フォルカ‥どこにも所属してはいない‥」
ファ「たった一人で修羅軍と戦ってるの?」
フォルカ「そうだ」
クワトロ「では、修羅軍の目的は?」
フォルカ「‥戦う事だ。奴らは戦いを好み、戦いに勝つ事が全てだと思っている‥」
ブライト「何だと? ならば、戦術的な理由があってジャブローを攻撃したのではなく‥ただ戦う事だけを目的として?」
フォルカ「そうだ。奴らはその為に生きている‥さあ、もういいだろう?」
カミーユ「待ってくれ、まだ分からない事がある。あんた達はどこから来たんだ?」
フォルカ「‥これは俺達の問題だ。他の者を巻き込むつもりはない」
ジュドー「俺達? ‥あんたも修羅なのか?」
フォルカ「‥そうだ、俺も修羅だ。だが‥奴等とは違う」
エマ「なら、話してくれてもいいと思うけど?」
フォルカ「それは‥できん」
クワトロ「‥らちがあかんな」
ブライト「うむ‥フォルカくん‥といったな。一度アーガマに乗船してくれんか?」
フォルカ「‥‥‥‥」
ブライト「修羅軍の事が何も分かっていない今の状況で君を見逃す事は出来ない。それに君にとっても情報は必要だろう?」
フォルカ「‥いいだろう」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
ブライト「ここなら、ゆっくり話せるだろう」
フォルカ「奴等がやった事は関係ない。気の毒とは思うがな。だからと言って喋るつもりはない‥」
エマ「なぜ、喋りたくないの?」
フォルカ「修羅軍の事は、自分で片をつける。だから、お前達が知る必要はない
カミーユ「あれだけの数が揃っている軍団と1人で戦うつもりなのか?」
クワトロ「そもそも、修羅軍は何処の軍隊なのだ?」
フォルカ「彼らの事を知らないのか‥‥。やはり、ここは修羅界ではないらしいな」
ファ「シュラカイ? 何を言っているの? ここは南米よ」
フォルカ「ナンベイ? ナンベイとはなんだ?」
ファ「なにって‥南アメリカ大陸の事だけど‥」
フォルカ「アメリカ大陸? いくつも大陸があるのか?」
ファ「え‥‥?」
カミーユ「わからないな、君の言う事は‥。修羅界って何なんだ? それはどこにあるんだ?」
フォルカ「分からん」
ルー「分からないって‥じゃあ、どうしてここまで来たのよ?」
フォルカ「修羅軍との戦闘中‥突然、目の前が真っ白になり、すごい衝撃を受けて‥気がついたら、ここにいた」
カミーユ「その話を信じろと?」
フォルカ「‥信じるか信じないかは、俺の知った事じゃない。俺自身、まだ何が起こったのか分かっていないんだからな‥」
エマ「じゃあ、あなたは修羅界からここへ飛ばされて来たというわけ?」
フォルカ「‥どうやら、そういう事らしいな」
カミーユ「なら、他にどれだけの修羅が来ているんだ?」
フォルカ「数は分からんが、修羅である以上‥奴等は戦いを起こしているだろう」
リィナ「そ、そんな‥! じゃあ、他にもあの人達に襲われた所が‥?」
ブライト「‥エマ中尉、至急確認を」
エマ「了解です」
フォルカ「俺は、これで失礼する‥」
ブライト「待ってくれ、まだ聞きたい事がある」
フォルカ「お前達の事情は関係ない。ここに修羅がいる限り戦うまでだ。すでに話せる事は話したしもういいだろう? 俺は、これ以上喋る気はない‥」
クワトロ「君は、この世界の事を何も知らないのだろう? どうやって修羅軍を探すんだ?」
フォルカ「‥‥」
クワトロ「我々は、各地の争いを鎮める為に動いている。修羅軍が動き出したら連絡が入るだろう」
フォルカ「‥その情報を得る代わりにこの軍団に加われというのか?」
クワトロ「ああ。こちらとしても、修羅軍に関する詳細な情報を得たいのでね」
ルー「そーそー、同じ目的を持つもの同士仲良くやりましょうよ」
フォルカ「‥‥」
ブライト「我々は、もっと修羅軍の情報を必要としている。君も、この世界の情報はあった方が有利だと思うが‥我々に同行してもらえないだろうか?」
フォルカ「‥いいだろう」
アリオン「待てよ! フェルナンド!!」
フェルナンド「‥今は気分が悪い‥死にたくなければ消えろ」
アリオン「まあ聞けよ。あんたは、あの腑抜けを追っているのだろう?」
フェルナンド「俺を‥怒らせたいのか?」
アリオン「そんなカリカリしてても、損なだけだぜ」
フェルナンド「‥修羅頭ごときが、俺に何の用だ」
アリオン「フォルカの奴が、さっきのアーガマ隊とかいう軍団に捕まったようだから教えようと‥」
フェルナンド「ふん‥まさかな。腑抜けたとはいえ、奴があの程度の連中に後れを取るとは思えん」
アリオン「戦って捕まったんじゃねえ‥。自分からあの艦に乗ったんだ」
フェルナンド「なんだと!? そうか、そういう事か フォルカめ、自分だけでは我々修羅軍に勝てぬと思い、そのアーガマ隊とやらを支配下に置くつもりなんだろう」
アリオン「ふん‥面白いじぇねえか」
フェルナンド(奴め‥! 本当に腐りきってしまったか‥!)」
アリオン「‥なあフェルナンド、俺は修羅頭であんたとは立場は違うが、昔からの知り合いだよな‥」
フェルナンド「‥‥」
アリオン「フォルカだけならともかく、あの連中の相手を一人でするのは大変じゃねぇか?」
フェルナンド「‥貴様、何を企んでいる?」
アリオン「俺がアーガマ隊と遊んでいる間、あんたにフォルカの相手をして欲しいだけだ」
フェルナンド「いいだろう‥貴様の話に乗ってやろう」
アリオン「よっしゃ、準備は任せろ! すでに、何人かの修羅の居場所は、分かっている。‥面白くなりそうだぜ」
フェルナンド「‥フォルカめ‥」
ジュドー「しっかし、面白い形してるなぁ」
ルー「さすが別世界のロボットって感じよね」
カミーユ「あまり武器を装備していないんだな」
フォルカ「ヤルダバオトに近づくな!」
ジュドー「お、脅かすなよ、見るぐらいいいだろ?」
フォルカ「お前達の力を吸い取って操りにくくなっては困るからな」
ルー「力を吸い取るですって!!」
リィナ「そんな危ないロボットに乗ってるんですか?」
フォルカ「危ない? 何故だ? 修羅神を動かすために、力を与えるのは、当たり前の事だろう?」
ジュドー「修羅神・ヤルダバオト‥か、格好いいな」
ファ「そうか、フォルカの世界では、ロボットを動かすのに、自分の力を使うのね」
フォルカ「ここでは、違うのか?」
カミーユ「うーん、機体によって違うけど‥例えばモビルスーツは、熱核反応炉で動いているんだ」
フォルカ「熱核反応炉? よく分からんが‥つまり自分の力ではなく、他の力を利用しているのか‥」
ジュドー「っていうか、自分の力ってのがよくわかんないな。気みたいなもの?」
フォルカ「気‥気というのは分からないが修羅神は操者の命を力に変え動く」
リィナ「命って‥乗れば乗るほど寿命とか縮まっちゃうんですか!?」
フォルカ「何か問題があるのか?」
ファ「機械に命を削られるのは‥」
フォルカ「修羅神に乗るという事はいつ戦いで死ぬか‥と同意だ。逆にいえば、生き延びる為に多少、寿命が短くなってもたいした問題じゃない」
カミーユ「‥問題じゃないって‥」
ジュドー「‥想像を絶するけど判らない話じゃない‥」
リィナ「お兄ちゃん‥」
フォルカ「‥女、聞いていいか?」
リィナ「私ですか? 答えられる事なら‥」
フォルカ「お前は何故この艦に乗っている? この艦は戦闘をするためのものだろう? 何故お前のような者が乗っているんだ」
ジュドー「リィナは俺の妹なんだ。危険な事は分かっているけどここにいる方が安全だろ?」
フォルカ「この世界は戦艦に乗っている方が安全な状態なのか?」
カミーユ「いや、すべての場所が危険というわけじゃないけど‥」
リィナ「戦いでは役に立っていない事はわかっています。でも、お兄ちゃんがみんなの為に頑張っているなら少しでも手伝えればと思って‥」
ジュドー「‥フォルカ、俺は少しでもリィナが幸せに暮らせる世の中になればいいと思っている。リィナだけじゃない。みんな、その権利を持っている。その為に俺なんかが役に立つならと思って頑張っているだけさ」
フォルカ「‥‥‥‥」
ルー「まぁ、ジュドーは妹が大事だもんねえ。一緒に乗っていれば、それだけ安心して戦えるって事よね」
ジュドー「なんか、ひっかかるなあ」
ルー「別に~」
フォルカ「妹のために‥いいだろう。この艦に乗っている間は一緒に戦ってやる」
ジュドー「お、おいおい、フォルカ!?」
フォルカ「お前達の指揮官に伝えておけ」
カミーユ「なんだろう‥俺達を相手にしていない感じだったのに‥」
ルー「‥彼にも何か思うところがあるのね」
リィナ「フォルカさん‥」
ブライト「整理されていない機関に、いくら聞かれてもこれ以上の情報は無いといってるのに‥」
エマ「ジャブローが壊滅となれば連邦軍の混乱も仕方ないですが‥」
ブライト「ティターンズが気がかりだな」
エマ「今、活動されても各個撃破が精一杯ですね」
クワトロ「ジャブローが機能していても自分の地域を守る事だけで精一杯‥他の地域の事など考えてはいまい」
エマ「大尉‥とりあえず、協力してもらえそうな研究所には定期的に連絡しておきます」
ブライト「たのむ。‥さて、本来ならティターンズの残存兵力を探しに行かねばならんところだが‥」
クワトロ「修羅軍の状況が気にかかるな」
ブライト「そうだな‥‥残存兵力を探すよりも、どれだけの兵力が居るのか、分かっていない修羅軍を重要視した方が良さそうだ」
クワトロ「エマ中尉、修羅軍が動いているような報告は入っていないか?」
エマ「いえ、今の所入っていません」
ブライト「では、今の内に戦力を整えるとしよう」
クワトロ「‥艦長、ここは甲児達の協力を得るべきだな」
ブライト「ああ‥」
エマ「なぜです? 彼らは修羅軍の情報を得るためにも各地に散っている方がいいのでは?」
クワトロ「修羅軍は、自分達と戦える敵を探している。ならば修羅軍にとって、スーパーロボット達は格好の相手だと思うが?」
ブライト「なるほど。各地に散っている方が、情報を得られるかもしれんが、それだけ被害の出る地域が広がるという事か」
エマ「わかりました。各施設には事前に情報を連絡しておいた方がいいですね」
ブライト「ああ、そうしてくれ。我々は、ただちに合流に向かおう!」
クワトロ「ところで、彼の事だが‥」
ブライト「フォルカか? 急な心変わりは気になるが‥」
クワトロ「スパイ‥とは考えにくいが気をつけておくにこした事は無いだろうな」
ブライト「‥そうだな」
【シナリオエンドデモ終了】
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