No.97
復讐は誰のために
【シナリオデモ開始】
セニア「ヤッホー、今着いたわよ」
マサキ「セニアだけか? ウェンディは?」
セニア「ふふ、気になる?」
マサキ「どうしたんだって聞いてんだよ」
セニア「何だか、練金学協会から呼び出しがかかったみたいよ」
マサキ「ふうん、なんだろ?」
セニア「ウェンディは協会きっての天才だから、次の会長にでもするつもりなんじゃない?」
テュッティ「その可能性はあるわね。現会長はもう高齢だし、ウェンディさんなら、十分に資格はあるわ」
リューネ「でも、そうなると魔装機の整備とか、セニア一人になっちゃうわけ? ちょっと心もとないな」
セニア「あ、何よ、あたしだって十分やってるわよ! そんな事いうなら、ヴァルシオーネだけ、手抜きしちゃうから!」
リューネ「ごめんごめん、セニアも大変だって、言いたかっただけよ」
マサキ「しかし、おせえな……そろそろゼツのじいさん、復讐に来てもいい頃だと思うんだが……」
リューネ「なんか、来て欲しいって口ぶりね」
マサキ「何もせずに待ってるっての、どうも苦手なんだよな」
クロ「!! 来たわよ!!」
マサキ「おっ!! よっしゃ、今度はケリをつけてやるぜ!!」
【シナリオデモ終了】
サブタイトル
「復讐は誰のために」
【戦闘マップ開始】
ジノ「ゼツ殿、これ以上軍を動かすのはやめていただけませんか。いくら議会の許可があるとはいえ、無謀すぎます」
ゼツ「だまらっしゃい!! たかが少佐の分際で、わしに意見しようとは、10年早いわっ!!」
ジノ「く……何かというと階級を持ち出す……まったく」
ファング「ジノ少佐、命令には黙って従うものだ」
ジノ「言われなくてもわかっている! ファング、君こそ、かつての仲間と戦うのだ、覚悟はできているんだろうな?」
ファング「仲間……だと!? バカを言え! やつらは、殿下のカタキだ!! このラ・ギアスに不必要な存在だ!!」
ジノ「……」
ゼツ「きおった、きおった!! さて、我が精鋭の魔装機部隊よ! ラングランの腐った魔装機をぶーっつぶせっ!!」
トーマス「OK、ボス!!」
ジノ「命令とあらば……」
ファング「言われるまでもない!!」
マサキ「ゼツ=ラアス=ブラギオ!! てめえ、自分の復讐に、よその国を巻き込むんじゃねえ!!」
ゼツ「ほう、わしの本名を知っておるという事は、すべての事情を知っておるという事じゃな……だが、貴様などにわしの苦労がわかるか!? 天才的な頭脳を持ちながら、石もて追われたわしの苦労が!! わしは許さん!! わしの頭脳にしっとし、わしを追い出したアカデミーのやつらを!! わしの才能を認めようとせなんだ、ラングランの民を!! わしは、やつらに復讐するためだけに生きておるのじゃ!!」
マサキ「……情けねえ……情けねえぜ、じいさん!!」
<マサキvsファング>
ファング「マサキ=アンドー!! 貴様、なぜ大恩ある殿下を殺した!! 殿下さえ生きておられれば、ラングランの今の有り様はなかった! 俺は、殿下を殺した貴様らを許さん!! 殿下のカタキを討つためなら、バゴニアにこの身を売りもする!!」
マサキ「てめえ……何もわかってねえのか!? 俺が好きで、殿下を討ったとでも思ってやがるのか!!」
ファング「何……!?」
マサキ「殿下はな、すべてわかった上で、俺達と戦ったんだ!! だから、俺も全力をつくした!! 殿下の想い、すべてを受け止めるためになっ!! それをてめえは……バカにしようってのか!!」
ファング「な、涙……だと……」
マサキ「てめえもかつては、魔装機操者だったんだ、その権利と義務は知っているだろうが!!」
ファング「む……そ、そうか……その上で殿下は……で、では、俺のした事はいったい何だったと殿下のカタキを討つつもりが殿下の名を汚していただけだったのか……く……くっそおおおおっ!! 殿下、もうしわけありません!!」
ファング「俺は……俺は……一体何をやっていたんだ……」
マサキ「ファング……」
<リューネvsトーマス>
トーマス「リューネお嬢ちゃん、元気そうだな」
リューネ「トーマス=プラット!!」
トーマス「トムでいいぜ。リューネちゃん」
リューネ「なれなれしいんだよ、あんた!」
<プレシアvsジノ>
プレシア「ジャマしないでって、言ってるでしょ!! あたし達は、ゼツだけを狙ってるんだから!!」
ジノ「!? その声……プレシアか!?」
プレシア「え? ジ、ジノさん!?」
ジノ「むう、そう言えばその魔装機はディアブロ……なぜ今まで気づかなかったのか……」
プレシア「ジノさんならやめてよ!! どうしてあんな人の手伝いなんてするの!?」
ジノ「む……だが、軍人とは本来そうしたものなのだ」
プレシア「じゃあ、あたし達が、あのゼツって人をやっつけちゃえば、ジノさんは、自由なんだね?」
ジノ「それは……だが、私もそれを黙って見過ごすわけにはいかんのだ」
プレシア「そっか……じゃ、手加減なしだよ!!」
ジノ「もとより、そうでなくてはな!」
<ジノ撃破>
ジノ「むう、私としたことが……すまない、あとはまかせた」
<トーマス撃破>
トーマス「ちいっ!!何でこう、カッコよく決まらねえかね!」
<ファング撃破>
ファング「くっ……おのれ……貴様らなどに敗れるとは……うおおおっ!!」
<ゼツ撃破>
ゼツ「ぬ、ぬ、ぬ、ぬおおおおおっ!! バカなわしが、天才のわしが、こんな事で死ぬはずがない!! そのようなふざけた事は、天が許してもこのわしが、わしが許さん!! う、う、うおおおおおおっ!!!」
ジノ「ゼツ殿!? ……ち、やはり復讐に目がくらんでは、勝てぬという事だな……撤退する!!」
ファング「くっ……ここまできていながら……仕方ない……」
トーマス「何だよ、もう終わりか? ちっ、まだゲームは終わってないってのによ」
マサキ「ファング……お前、一体何で戦ってたんだよ……」
シュメル「そうか、ゼツは死んだか……これで、バゴニア議会も正常に戻るだろう。ありがとう、みなさん」
マサキ「いや……それが、俺達魔装機操者の義務なんだ。ラングランも、バゴニアも関係ない。ラ・ギアス全体の事を考えての行動なんだよ」
シュメル「うむ、確かに。ラングランは、その点では尊敬に値するものを作りあげたのだな……君達の活躍に、これからも期待するよ」
テュッティ「では、私達は王都に戻ります。お世話になりました」
【シナリオエンドデモ終了】
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