No.31A
明鏡止水
【シナリオデモ開始】
リュウセイ「このままじゃ、ヤバイぜ。あのル=カインの野郎には、手も足も出ねえ」
ライ「確かに、あのV−MAXをも上回る能力には、対処のしようがないな」
洸「そんなに凄いのか?」
リュウセイ「凄いなんてもんじゃないぜ。なにえ、V−MAX状態のレイズナーが赤子同然なんだぜ」
サンシロー「確かにレイズナーのやられ方は尋常じゃないな。あれでは、修復は不可能かもしれない」
アヤ「エイジは大丈夫なの?」
郁絵「かなりの怪我をしていますが、命に関わるようなことはないみたいです」
アヤ「それは良かったわ。でも、しばらくは療養が必要ね」
隼人「アヤ、今からお前の3号機のエンジンを取り替える」
アヤ「えっ、何か問題でも?」
隼人「SRXは、3機合体してこそ最高の能力が発揮できる。しかし、現状ではメイン動力のパワー不足のため、合体できないことはテストでも確認済みだ」
アヤ「ええ、先ほどの戦闘でも合体を試みたのですが、やはりだめでした」
リュウセイ「やる前からだめなことは、わかっていたけどな」
アヤ「リュウ!」
サコン「今度のエンジンは凄いぞ。なんてったって、トロニウムを使っているんだからな」
ライ「えっ、本当ですか?」
隼人「本当だ。SRXエンジンの反応効率を上げる実験をしていたところへ、トロニウムが持ち込まれてきたと言うわけだ」
リュウセイ「へえー、なんか取って付けたみたいな話だな」
ライ「事実は小説より奇なり、と言うだろう。よくあることさ。そういうタイミングのいい事って・・」
隼人「しかし、いい事ばっかりではない。確かに、エンジンの出力は上がった。それも脅威的にな」
サコン「その結果、3分以上その状態が続くと、エンジンが破壊する可能性がある つまり、メルトダウンだ」
アヤ「それでは、我々は・・・・」
隼人「メルトダウンがおきれば、パイロットは生きてはいられまい」
リュウセイ「えっ!? そんなあ・・」
サコン「しかし、3分までの安全性は、すでにテスト確認されている」
リュウセイ「はぁぁ・・・3分間 まるで、テレビのヒーローだな・・・シュ○ッチ!」
ライ「おいおい」
アヤ「3分以内に分離すれば問題はないのですね?」
隼人「ああ、今のところはな・・・ただし、1度合体を解いた後、再び合体をするためには、かなりの冷却期間が必要だ」
アヤ「つまり、1度の戦闘で合体できるのは3分間、1回だけということですか」
サコン「そういうことになるな」
リュウセイ「そんなんじゃ、命の危険まで侵して合体する値打ちはないぜ」
隼人「いや、ある! SRXはそれだけの能力を持っているということだ」
サコン「サンシロー、ガイキングも少し改造する」
サンシロー「改造? もっと強くなれるのか?」
サコン「ああ、そのはずだ。しかし、何時でもというわけではないがな」
サンシロー「どういうことだ?」
サコン「その時がくればわかるさ」
サンシロー「ふーん」
日吉「健一兄ちゃん、ボルテスには何にもないのかな?」
健一「日吉、ボルテスは今のままでも充分強いさ」
一平「そうはいっても、もう少し破壊力のある武器が欲しいよな」
隼人「心配するな。浜口博士からボルテスのために預かってきているものがある」
めぐみ「さすが、浜口博士だわ。私達のことを考えていてくれたのよ。よかったわね、日吉」
日吉「うん」
【シナリオデモ終了】
サブタイトル
「明鏡止水」
【戦闘マップ開始】
〔第3軍ユニット出現〕
東方不敗「むっ!? 出てこい! そこにいるのはわかっている」
〔味方ユニット出現〕
東方不敗「ドモン! やはりお前か・・さすが、わが弟子! よくぞついて来た、と誉めてやりたいところだが・・・・今度ばかりはそうはいかぬ。ここが、貴様の墓場となるのだ!」
ドモン「うるさいっ!! キョウジを倒す前に、貴様を倒してやるっ!!」
東方不敗「笑止! 弟子が師匠に勝てるわけがあるまい!」
ドモン「黙れっ!! 言ったはずだ! お前を、二度と師匠と思わないと! 東方不敗!!」
東方不敗「お前ごときに、呼び捨てにされる覚えはない! 十年早いわ!!」「己を知らぬ無知ほど、扱いにくいものはない!! 我が王よ! 愚かなる弟、ドモン=カッシュにあわれみを・・・」
〔第3軍ユニット出現〕
ドモン「キョ、キョウジ・・・・」
キョウジ「ふっふっふっふっ・・・・! はっはっはっはっはっ・・・・・・! ふぁはっはっはっはっは・・・・!!」
ドモン「な、何がおかしい・・・何がおかしいぃ!! 貴様に、笑われる筋合いはないっ! オレは、貴様を許さん!! 貴様を叩き潰してやるぅっ!!」
東方不敗「おお・・・」「ふ・・・ふっふっふっふっ ついに出しよったか・・・スーパーモード」
ドモン「キョウジィィッ!!」
東方不敗(やはり、ワシの目に狂いはない やつは怒りにとりつかれ、いたずらにエネルギーを消耗させているだけだ! 狙うは今か・・・)「もらったぁぁぁっ!」
〔東方不敗、前進〕
〔味方ユニット出現〕
〔東方不敗、ドモンへ攻撃〕
〔シュバルツ、ドモンと東方不敗の間へ移動〕
〔シュバルツへダメージ〕
シュバルツ「うっ・・・」
東方不敗「何奴!?」
ドモン「!?・・・・・」
東方不敗「またしても貴様か!」
〔シュバルツ、後退〕
〔ドモン、シュバルツへ隣接〕
ドモン「シュバルツ!!」
シュバルツ「ゴホッ! 愚か者が・・・あれほど忠告したのに・・・なぜ、怒りのスーパーモードを発動させた」
ドモン「すまない・・・オレは、なっちゃいない・・・修行が足りなかった・・・」
東方不敗「なっちゃいない! 本当になっちゃいないぞ、ドモン!! ガンダムシュピーゲルに一命を救われ、怒りもおさまったというのに、隙だらけでこのざまだ! さあ! 首をへし折ってやる!!」
〔東方不敗、ドモンへ隣接〕
〔東方不敗、前進〕
〔ドモン、後退〕
〔ドモンへダメージ〕
ドモン「うわああああっ!!」
シュバルツ「ドモン・・・思い出せ・・・あの時を・・・ うっ・・明鏡止水の一瞬を・・・!!」
ポチャン!
ドモン「!? あ・・・」(父さん・・・母さん・・・・・オレは・・・オレは・・・・)
キョウジ「ドモン・・・・・心静かに死ぬのだ・・・」
ドモン(死ぬ・・・オレが・・・、そうだ・・・あの時と同じだ・・・あの時と・・・)
ポチャン! ポチャン! ポチャン!
ドモン「見えた! 見えたぞっ!! 水の一雫!!!」
〔ドモン、スーパーモード発動〕
〔味方ユニット、変形〕
〔東方不敗、後退〕
東方不敗「な、なんだ? この気迫は・・今までの奴のものとは違う・・・ま、まさか!」
シュバルツ「ドモン! 出来たぞ! それこそまさしく・・う・・うっ 真のスーパーモードだ!・・ゴホッ」
〔敵ユニット出現〕
ゲティ「わぁぁ! 何だ?! これは!」
ボーン「このバケモノも、地球人が造ったのか?」
ル=カイン「・・・・・・」
マンジェロ「それに、あの金色に輝く奴のパワーも今までのものとは、格段に違う まるでV−MAXだ・・・」
ル=カイン「いかん! 退けっ!」
〔敵ユニット離脱〕
〔第3軍ユニット出現〕
<戦闘開始>
<シュバルツHP10%以下・味方援軍1&第3軍増援1出現>
シュバルツ「ハアハア・・」
ドモン「シュバルツ! 大丈夫か?」
シュバルツ「だ、大丈夫だ。これしき・・・」
ドモン「シュバルツ!」
シュバルツ「何をぐずぐずしている。うっ・・デビルガンダムを倒せ! マスターは私に任せろ・・ゴホッ!」
東方不敗「フン。わしもなめられものよ。そのような体で、わしと戦えるだと?」
シュバルツ「そうだ! ゴホッ! 貴様などにわが弟をやらせはせん!」
ドモン「えっ! ・・では、兄さん!? そうだ! この声は兄さんの声だ!」
キョウジ(※シュバルツ)「ふふふふっ 心配かけたなドモン!」
ドモン「兄さん・・・」
東方不敗「はっははっ・・・ やはりな! 貴様の正体、ワシの思っていたとおりであった」
ドモン「どう言うこと何だい? 兄さん!」
キョウジ(※シュバルツ)「話は後だ! 今は、デビルガンダムを倒すことが先決 ゴホッ!」
ドモン「兄さん!」
キョウジ(※シュバルツ)「何をしている!今のうちにデビルガンダムを!!」
ドモン「でも、兄さん怪我が?」
キョウジ(※シュバルツ)「心配はいらん! 早く行け!」
ドモン「わかった・・・」
東方不敗「行くがよい。愚か者よ! 行って、その目で見るのだ!お前の真の兄の姿をなぁ!!」
〔ドモン、キョウジへ隣接〕
ドモン「こ、これは! 兄さんが・・・兄さんが二人いるなんて? これは・・ どういうことなんだ?」
キョウジ(※シュバルツ)「それよりドモン・・・キョウジを討て!」
ドモン「え・・・?」
キョウジ(※シュバルツ)「やはり、キョウジを討たない限り、デビルガンダムは倒せん!」
ドモン「そ、そんな、そんな事言ったってオレには、わからないよ・・・・ どうして兄さんが二人もいるんだ・・これは一体どういうことなの? ・・・兄さん!!」
キョウジ(※シュバルツ)「・・・わかった・・・全てを話そう・・・」
〔第3軍ユニット出現〕
キョウジ(※シュバルツ)「いいか・・・私はキョウジであってキョウジではない いわば・・・影」
ドモン「影・・・?」
キョウジ(※シュバルツ)「そうだ。二つに別れてしまった体と心・・・いわば鏡に写ったキョウジの影なのだ」
ドモン「・・・・」
キョウジ「そうだ。鏡にうつる影・・・なぜならば、私は・・うっ・・私は、DG細胞の力を借りて作り出された、キョウジのコピーにすぎないのだから・・」
ドモン「何だって!?」
キョウジ(※シュバルツ)「全ては、デビルガンダムを抹殺するためだった・・・ゴホッ!」
ドモン「そんな・・・」
キョウジ(※シュバルツ)「私は、いや、キョウジは完成したデビルガンダムに見入られてしまった。ゴホッ、ゴホッ・・そして、なぜだかわからないが、デビルガンダムは地球に落ちた・・うう・・・その時のショックで、私は意識を取り戻したが、すでに、体はデビルガンダムに取り込まれてしまっていた。そこで、私はデビルガンダムが回復し、再び心が取り込まれる前に・・・ゴホッ! DG細胞の力を借りてキョウジの全人格を持ったコピーを作った・・ゴホッ・・・それが私、シュバルツ=ブルーダーだ」
ドモン「兄さん・・・」
キョウジ(※シュバルツ)「ドモン、私も・・私も辛かったぞ・・・」
ドモン「兄さん! あんた兄さんだ!! 間違いなく、オレの兄さんだぁぁ!」
キョウジ(※シュバルツ)「ドモン・・ ゴホッ! 頼む・・ 約束してくれ・・」
ドモン「うん、約束する。何でも約束するよ!」
キョウジ(※シュバルツ)「デ、デビルガンダムに取り込まれているキョウジを殺すんだ。そ、そうしなければオレは、キョウジは地獄から抜け出せない。ゴホッ! ゴホッ!」
ドモン「わかった。約束する。だからもうしゃべらないで」
キョウジ(※シュバルツ)「ド、ドモン・・オ、オレはもうダメだ。泣くな。お前と、こうやって話が出来て・・ゴホッ もう、心残りはない・・・・」
ドモン「兄さん! しっかりして! 死んじゃだめだ! 兄さん! 兄さぁぁん!! うっ、うぅぅぅわぁぁぁぁぁ!!」
〔味方ユニット離脱〕
〔第3軍ユニット離脱〕
〔味方戦艦出現〕
隼人「アヤ、いいな。出撃したら、すぐに合体するんだ」
アヤ「はい」
リュウセイ「本当に大丈夫なのかな」
隼人「バカモン!! そんな気持ちでは、出来るものも出来ないぞ!」
リュウセイ「了解!」
〔味方ユニット出現〕
アヤ「いくわよ!」
〔リュウセイ&ライ&アヤ、前進〕
ライ「OK!」
リュウセイ「よーし、やってやるぜ!」
アヤ「T−LINKフルコンタクト!」
[デモムービー「SRX合体(地上)」]
〔味方ユニット、合体〕
リュウセイ「やったぁ!!」
ライ「これがSRXか!?」
アヤ「リュウ、ちゃんと操縦するのよ!」
リュウセイ「まかせろって! 夢にまで見たスーパーロボットだ。壊しはしないぜ」
〈出撃ユニット選択〉
<敵全滅・勝利条件達成>
レイン「ドモン!! どうしたの?」
ドモン「兄さんが・・ 兄さんが・・うっぅぅぅ」
レイン「えっ、キョウジさん?」アッ! シュバルツが・・・・・キョウジさんだったの?」
ドモン「・・・・ああ」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
マンジェロ「あんなバケモノ、見たこともないぞ」
ボーン「生物のようでもあり、ロボットのようでもある。一体全体、何なのだ?」
ゲティ「お前達が知らないのに、オレが知っているわけないだろう」
ル=カイン「・・・・・・・・私は・・・見たことがある」
ボーン「えっ、本当ですか」
ル=カイン「うむ・・数年前、わがバルマー帝国とダグ星系共和国の勢力圏にはさまれた宙域で、小規模な戦闘があった」
マンジェロ「はっ、覚えております。確か、ル=カイン様も出陣されたと記憶しておりますが」
ル=カイン「そうだ。戦端が開かれてまだ間も無い頃だった ダグの前線基地が設けられていた小惑星に対し、私は一個大隊を率いて侵攻作戦を指揮した。わが大隊の攻撃力に対し、敵の防衛力はあまりにも非力であった。あっという間に作戦は完了し、我々は惑星に降下した。使用可能な敵の基地を修復している時にそいつは現れた・・」
ボーン「さっきの奴ですか?」
ル=カイン「いや、もっと巨大で凶悪な奴だった。しかし、外見はよく似ている」
ゲティ「では、あれはダグの兵器というわけですか?」
ル=カイン「うむ、そこだ。わからぬのは・・・・もしそうなら、どうして地球にいる?」
マンジェロ「・・・・・」
ボーン「あっ! あの東方不敗とかいう男・・・奴が、ダグの者ということでは・・・」
ル=カイン「うむ、それも考えてみた・・・では、奴は何のために地球にいるのか? もし、ダグが我々の行動を知っているのなら、なぜ攻撃してこない?」
ボーン「はあ、それは・・・・」
ル=カイン「まあ、よい。奴を捕まえれば判ること。奴の居場所を突き止めろ!」
ボーン「はっ」
ル=カイン「シャーキンを呼べ。戦力を整えて、一気にケリをつける」
マンジェロ「はっ!」
【シナリオエンドデモ終了】
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