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No.3A
時は流れた

【シナリオデモ開始】
アンナ「アフターコロニー195年。かつてここは地球でもっとも栄え もっとも自由に満ちていた都市の一つでした 今は、暗やみと恐怖の支配する名を禁じられた ムゲゾルバドス帝国の町。それでもいつかきっとくる自由の光を待って 町の誰もが、息を潜めている。私の名は、アンナ・ステファニー」
〔歩く足音〕
デビッド「なんだアンナ、また日記を録音してたのか もうすぐ出発だぞ」
アンナ「デビッド……本当にこの町を出て行くの?」
デビッド「ここは奴らのおひざ元だ。捕まらない程度にちまちまやっているだけじゃラチがあかねぇ。ここを離れて、もっと大規模に抵抗運動をやろうっていうんだ。悪い話じゃないだろう」
アンナ「でも……」
デビッド「アンナの言いたいことはわかるが、置いていくわけにはいかないぜ ここにいれば銃を持っていなくたって捕まっちまうんだ もう仲間たちも出発を待ってる。いこうぜ」
〔歩く足音〕
グラドス兵「そこのお前たち、動くな!」
デビッド「ちっ!」
〔銃撃音〕
グラドス兵「ムダだ。お前たちは包囲されている」
デビッド「くそぉ……」
ロアン「おとなしくした方がいいですよ。無理をしてむざむざ命を捨てることも、ないでしょう」
デビッド「ッ!! 貴様……噂は本当だったのか!?」
アンナ「どういうこと!? ロアン、説明して! 私には信じられない」
ロアン「僕の方こそ驚きましたよ。2人そろって、こんなことをしているなんてね」
デビッド「売ったのは貴様か! このクソヤロウがっ!!」
ロアン「君たちが見ているとおり僕は裏切り者 いまさら何をいわれても、こたえませんよ」
アンナ「どうしてなの!? どうしてあなたが帝国の側に!?」
ロアン「つまらない地球人の誇りなどすてて 帝国の支配を受け入れればいいのです。そうすればそれなりに平和に生活していけます 君たちも僕を見習ってそうしたらどうです」
アンナ「えぇっ!? ロアン、あなたって人は……」
〔銃撃音〕
グラドス兵「なんだ! ゲリラか!?」
ルー「あんたたち、早く逃げるのよ!」
〔銃声〕
〔走る足音〕

デビッド「ありがてぇ、助かったぜ!」
ルー「そんなことはいいから、例の場所に急いで!」
デビッド「ああっ。アンナ、走れ!」
アンナ「え、ええ!」

〔ミデア、北東へ移動〕
ブライト「さすがにかなり状況はかわってきているな」
クワトロ「ああ、帝国軍も本格的にレジスタンスへの対応に乗り出して来ている。スペシャルズの動きも気になるところだが……どうした、セレイン」
セレイン「我々は、勝てるのでしょうか?」
クワトロ「らしくないな。君はこれまでずっと帝国軍と、戦ってきたのだと思ったが」
セレイン「中佐のいったように状況がかわっています 私は限定された地域内で、帝国軍の末端のゲリラ狩り部隊と戦っていただけですから それも、ただその場その時に小競り合いをしていただけで みな帝国の支配を受け入れるのがいやだから戦っていたにすぎません。誰も本気で今の地球から帝国を排除できるとは考えていませんでした 地球解放戦線機構は、帝国と真正面から戦うつもりなのではないのですか」
クワトロ「無茶をいう。しかし、我々が戦うことで 潜在的な戦力が増加してくるのであればある程度の対応はできる。我々もカラバも、独自に兵器を開発できるようになってきてもいる。が、君の最初の質問に対しての回答は、今の私にはできん」
セレイン「でも、いつか力尽きて倒れることになるとは、思っていないのですね」
ブライト「これ以上時が過ぎるのを見ていたら 地球圏を地球人の手に戻すことは、かなわなくなる そういう危機感があったからこそ、我々のような敗残兵がいまさらのように戦っている。勝てるかと聞かれれば、答えようがないが、勝算がまるでないわけでもないと、我々は考えている」
セレイン「ではロームフェラについては? 彼らは地球人でありながら 昔とそれほど変わることのない生活をしています 帝国の支配下であっても、いずれ地球人による自治は可能となるという見方もあるのでは?」
クワトロ「どちらにしても、このままでは地球そのものがもたなくなる」
セレイン「地球が……ですか?」
クワトロ「そうだ。重要なことだ」

ゲリラ「小隊長……小隊長!!」
シロー「あ……なんだ?」
ゲリラ「まぁたその時計ですか。女ものじゃないんですかい、それ。恋人のやつとか?」
シロー「そんなんじゃない。で、なんだ?」
ゲリラ「ここに潜伏してもう1週間ですぜ。本当に奴は来るんですか?」
シロー「来る。ここが奴のテスト飛行のルートなのは、確実なんだ」
ゲリラ「かもしれませんけど、また来るっていう保証は……」
シロー「!? 静かにしろ!」
〔アプサラスの移動音〕
ゲリラ「ビンゴだ。本当に来やがった。やるかい、小隊長」
シロー「まだだ、十分引きつけてからだ!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「時は流れた」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
〔ザク隊、前進〕
〔アイナ、前進〕

アイナ「…………」
〔味方ユニット出現〕
シロー「よぉし、正面ポイントデルタより、集中攻撃かける!」
〔シロー、前進〕
〔ガンキャノン隊、前進〕
〔砲撃音〕
〔アプサラスにダメージ〕
〔砲撃音〕
〔アプサラスにダメージ〕

シロー「……だめか!?」
ゲリラ「小隊長、こいつはヤバイ! 引き上げよう!」
シロー「もう遅い!」
〔ザク、移動〕
〔ザクにダメージ〕
〔ザク、移動×4〕
〔ザクにダメージ〕
〔敵ユニット撃破〕
〔ガンキャノンにダメージ×2〕
〔味方ユニット撃破〕
〔敵ユニット撃破〕
〔ガンキャノンにダメージ×2〕
〔味方ユニット撃破〕

ゲリラ「うわあぁぁぁーっ!!」
シロー「くっそぉぉーっ!!」
〔ザクにダメージ×3〕
〔敵ユニット撃破〕
〔ザク、移動×2〕

<戦闘開始>

<シローvsアイナ>

アイナ「離れなさい! 死にたいのですか!?」
シロー「……その声は……まさか……」
アイナ「……!?」
シロー「そんな……この化け物のパイロットが……アイナ……?」

<シローがアイナを説得>
シロー「アイナ、アイナ・サハリン! 聞こえるか!? アイナなんだろ!? 応えてくれ!!」
アイナ「…………」
シロー「覚えていないか!? 俺だ、シロー・アマダ! 生きているんなら返事をしてくれ!!」
アイナ「本当に……本当にシロー・アマダ……?」
シロー「覚えていてくれたか。無事でよかった また会えるなんて、思わなかった」
アイナ「私も……あっ!」
〔アプサラスの噴出音〕
シロー「どうしたアイナ!?」
アイナ「くっ、機体の安定を保てない……」
〔通信のコール音〕
アイナ「別の部隊が接近中……?」
シロー「アイナ!?」
アイナ「シロー……離れてください」
シロー「アイナ? ……待ってくれアイナ!!」
〔アイナ、山間部へ移動〕
〔敵ユニット離脱〕

シロー「アイナッ!!」
〔噴出音〕
シロー「くっ、オーバーヒート!? くそっ、こんなときに! アイナァァァーッ!!」
〔駆動音〕
シロー「くそ……こんな時に故障だなんて……アイナ……」

<敵全滅・勝利条件達成>
【戦闘マップ1終了】

【戦闘マップ2開始】

シロー「……だめかぁ。やっぱり修理はムリか……くそっ」
〔味方ユニット出現〕
〔ルー、デビッド移動〕

シロー「……なんだ?」
デビッド「みんな急げ、おいつかれるぞ!」
〔敵ユニット出現〕
ゴステロ「ふん、サルどもが逃げられるとでも思っていやがるのか? ええ、お笑いだなぁ」
〔ゴステロ、移動〕
〔ジェガンにダメージ〕
〔味方ユニット撃墜〕
〔ゴステロ、移動〕
〔ガンキャノンにダメージ〕
〔味方ユニット撃破〕
〔ゴステロ、移動〕
〔ザクにダメージ〕
〔味方ユニット撃破〕

デビッド「ジョージ!? マイケルッ! ジェイムズーッ! くそっ……ちくしょうっ!!」
ゴステロ「ひゃーっははははっ、たまらないなぁ 人殺しというのはぁっ!」
ルー「くっ、まいったわね これほどしつこく追撃隊まで出してくるなんて、予想外だわ」
デビッド「ロアンのやつめ…… どうするんだよ、仲間もほとんどやられちまったぞ!」
ルー「どうするったって…… とにかく逃げ切るしかないでしょ!」
アンナ「デビッド……」
デビッド「アンナ、しっかりつかまってろ!」
〔ルー、デビッド移動〕
ゴステロ「逃げろ逃げろ。ひーっひっひっひ。残りはじわじわと殺してやる」
〔ルー、デビッド移動〕
ゴステロ「さぁて、そろそろサルどもの狩りを再会するとしようか」
〔ゴステロ、移動〕
〔デビッドにダメージ〕

デビッド「くそっ、やつめ 俺たちを、なぶり殺しにして楽しんでやがる!」
〔味方ユニット出現〕
ゴステロ「なにぃ、増援だとぉ!? サルのくせに、なめたまねしやがって しかたがねぇ、お前ら、全員迎撃しろ!」
〔ゴステロ、後退〕
〔敵ユニット出現〕

クワトロ「遅かったか。せめて、あの2機だけでも救助せねばな。全機、続け!」
ルー「きゃーっ、やったぁ! あれ、解放戦線よ 迎えに来てくれたんだわ!」
アンナ「デビッド見て! あれはレイズナーよ!」
デビッド「レイズナー!? まさかエイジだってのか!?」
アンナ「間違いないわ! きっとそうよ!」
〔ルー、デビッド移動〕
シロー「あれは……確か新型のシュツルムディアスだ。ブライト中佐の部隊にしか、まわされていないはずだ……」
<戦闘開始>

<2ターン経過後のEP>

デビッド「エイジ、おいエイジ! レイズナーに乗ってるのはエイジなんだろ!? 俺だ、デビッドだ!」
エイジ「デビッド!? 本当に君なのか?」
デビッド「やっぱりエイジだ! 俺だけじゃない、アンナもいるぜ!」
エイジ「アンナまで?」
アンナ「エイジ……本当に……本当にエイジなのね!?」
エイジ「ああ、本当だ アンナ……久しぶりだね。元気そうでよかった」
アンナ「エイジ……」
アポリー「おしゃべりはその辺でやめにしろ! そこの2機、我々の指揮下に入れ 追撃隊を片付けるぞ」
ルー「了解!」
デビッド「了解したっ! 野郎、仲間の仇はうたせてもらうぜ!」

<4ターン経過後の4PPor敵全滅・敵増援1出現>
〔敵ユニット出現〕
※※既にゴステロ撃破の場合のセリフ※※
カルラ「ゲイル隊長、ゴステロ中尉隊いないようです」
ゲイル「そうだな。また悪いクセが出たか……」
エイジ「ゲイル先輩か……」
ゲイル「エイジ…… 今度は本気でいかせてもらうぞ」
※※まだゴステロ健在の場合のセリフ※※
ゴステロ「なにぃ!? ゲイル、貴様、何しにきやがった!」
ゲイル「ゴステロ中尉、現状にはふさわしくない言葉だな レジスタンス追撃にこれほど時間がかかった理由は後で追求させてもらうとしよう」
ゴステロ(くそーっ。ゲイルの野郎、ふざけやがってっ!)


<エイジvsゲイル>
ゲイル「エイジ……容赦はせんぞ」
エイジ「ゲイル先輩、俺もここでやられるわけにはいかないんです!」
ゲイル「ならば、その覚悟を見せてみろ、エイジ!」

<エイジvsゴステロ(1回目)>
エイジ「ゴステロっ! 貴様は遊びで人をっ!」
ゴステロ「裏切り者のこぞうが! 演説はいい! 俺はゲイルと違って話しあいなどせん!」

<エイジvsゴステロ(2回目)>
ゴステロ「こぞう、たっぷりとかわいがってやる!」
エイジ「ゴステロッ!」

<敵全滅・勝利条件達成>
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

デビッド「エイジ!」
エイジ「デビッド!」
デビッド「あっははははははっ。貴様ぁ、どこへいってたんだ、この3年」
エイジ「会いたかったよ。きっと、会えると思っていた」
デビッド「こいつぅ。ははははははっ アンナ、こっちにこいよ。本物のエイジだぜ!」
エイジ「アンナ……」
アンナ「……エイジ……エイジっ!」
〔走る足音〕
アンナ「エイジ……会いたかった……」
エイジ「……すまない。ずいぶん長い間 連絡もできずに……」
アンナ「いいの……もう、いいの」
セレイン「すまないが、すぐに移動しなければならない 続きは、あとでやってもらいたい」
エイジ「あ、ああ、すまない」
デビッド「なんだ、ずいぶん無愛想な女だな」
セレイン「愛想よくする理由が思いつかないだけだ。急いでくれ」

シロー「気づいてくれよ……」
〔発光信号の発射音〕
アポリー「ん? ……大尉、解放戦線の発光信号です」
クワトロ「こんなところでか。間違いないのか? 場所は?」
アポリー「あそこの森の中ほどですね」
クワトロ「ふむ……中佐、確認してくるが」
ブライト「ああ、そうしてくれ。アポリー、ロベルト、周囲の警戒を怠るな」
ロベルト「了解」
シロー「くる……? 気づいてくれたか」
クワトロ「ほう……陸戦型のガンダムか。ずいぶんとくたびれているな そこのパイロット、解放戦線の者か?」
シロー「シロー・アマダ少尉であります。お手数をおかけして申しわけありません」
クワトロ「かまわんよ。他にもまだいるのか?」
シロー「いえ、自分だけです。あとは……やられてしまいました」
クワトロ「……そうか。そのガンダムは動けないようだな?」
シロー「はい。焼き切れた電装部品のスペアを持ってきておりませんでしたので」
クワトロ「わかった。我々のミデアへ運びこむが、いいか?」
シロー「おまかせします」

ブライト「ふむ……テスト中のモビルアーマーか。データはとっているのか?」
シロー「はい。いまコピーしてもらっています」
ブライト「機体のほうは、今すぐに動くようにはできんらしい。多少時間がかかるが、我々もいつまでもここにいるわけにもいかん。同行してくれたほうが楽なのだが、どうする?」
シロー「よろしいのですか?」
クワトロ「どのみち、戦力を集めているところだった。ここへ来たのも、そのためでな 君がその気ならば、准将のほうへは話をしておく ここに残りたいというのなら、別だが……」
シロー「いえ、お願いします、大尉」

〔ミデア、五大湖へ移動〕
ブライト「なるほど、情勢はかなり厳しいということか。アマダ少尉も同様のことをいっていたな」
ルー「はい。申しわけありません。結局、みな、ここまでたどり着けませんでした」
クワトロ「気にすることはない。君とデビッドくんを拾えただけでも、十分に意味はあった。それに、偶然とはいえ、アマダ少尉も救助できた」
ルー「ありがとうございます」

ルー「へぇ、じゃ、あなたたちは、あの最初に帝国軍に襲われた火星の生き残りなんだ?」
デビッド「そうさ。エイジがいなけりゃ火星で、なくしてた命だ だから俺たちは、あの時のエイジの志をムダにしないために3年間抵抗を続けてきたんだ」
アポリー「エイジはあのSPTに乗ってたんだろ? よく信じる気になったな」
デビッド「最初は、俺たちも信用しなかったんですけどね ま、いろいろあったわけで」
アンナ「最初はデビッドが一番エイジを嫌ってたのよね」
デビッド「アンナは最初っからエイジを好きだったんだよな」
アンナ「そんな、私は、ただ……」
ルー「ただ、なによ?」
アンナ「……この人は信じられる、信じなきゃって……そう思ったの」
ルー「はいはい」

ブライト「大尉、ちょっといいか?」
クワトロ「ああ、ブレックス准将はなんと?」
ブライト「それなんだが…… 大尉はコロニーのM作戦のことを聞いたことはあるか?」
クワトロ「流星に偽装した兵器を地球に落とすというあれか? スウィートウォーターで入手した情報だな」
ブライト「そうだ。それがどうも実際に行われるらしい 准将はそれを我々の側へ取り込みたがっている」
クワトロ「やれやれ、ずいぶんと無理難題をおっしゃる スペシャルズあたりに利用されたくないというのはわかるが」
ブライト「まだ我々の行動範囲内に来るかどうかはわからんがね 一応、準備だけはしておいてほしい 我々はとりあえず南方へ向けて移動する」
クワトロ「了解だ」
【シナリオエンドデモ終了】


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