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No.12B
登場!究極のMA
精神コントロール装置

【シナリオデモ開始】
ギガノス基地

万丈「コロニーはどうなっている? ギャリソン」
ギャリソン「はい、ロンド・ベル隊のブライト・ノア艦長から連絡をいただきまして・・・機動戦艦ナデシコとの協力体制は整ったとのことですが・・・目下、コロニーを追っておられるそうです」
万丈「仮に阻止に失敗したとして・・・落下地点の予測は?」
レイカ「まだわからないわ。狙いはたぶんジャブローだと思うけど・・・」
ケーン「俺たちの真上にドカンとこないだろうなあ?」
ハヤト「可能性はなくはねえな」
ジョルジュ「しかし、我々にできることは、地上の敵を抑えることです。ならば・・・」
チボデー「それをやるしかねえな」
勝平「おう! みんなまとめてぶっとばそうぜ!」
宇宙太「でもよ、基地の中には新兵器がごろごろしてるかもしれねえぜ?」
アルゴ「・・・ならば、さっきの砲台などを出し惜しみはするまい」
サイ・サイシー「そうそう。もうタネがねえのさ」
ケーン「そうと決まりゃ、引きこもりのグン・ジェム隊を引きずり出してやるか!」
タップ「よっしゃ。ライト、敵の援軍とかは?」
ライト「今のところ大丈夫だな。・・・さすがに基地内部の状況まではわからないが」
ギャリソン「万丈様、ご夕食の用意をしておきますが、何がよろしいですかな?」
万丈「そうだな。精のつくものを頼むよ」
ギャリソン「かしこまりました。いってらっしゃいませ」
ドモン「よし、さっさと片付けるぞ」
リョウ「宇宙の方はみんなを信じるしかない。・・・万丈くん、行こう」
万丈「ああ。彼らが地球に戻ってきた時に、少しでも楽ができるようにしておかんとね」
ラミア(コロニー落とし・・・成功するか否かは別として、私はどう動けばいい?)

ギガノス基地
ミン「大佐ぁ、ロンド・ベルの奴ら、よしゃいいのに突入してくるつもりらしいよ。どうすんのさ?」
グン・ジェム「わしに恥ィかかせやがって! どうするか見てやがれ!」
ガナン「とは言ってもどうすんだい? 大佐。もうすぐやってくるぜ」
ジン「ここの防衛網が破られるのも時間の問題だな」
ゴル「だ、大丈夫だ。今度こそ、俺がやっつけてやるぅ」
〔通信コール音〕
???「やれやれ、グン・ジェム隊とは思えない姿ですな」
ミン「ん・・・通信? あんたかい」
グン・ジェム「てめえ、何が無限機動砲だ。クソの役にも立ちゃしねぇじゃねえか!」
???「あれはまだ完全ではないと言ったはずですよ。それを無理矢理、持ち出したのはあなたがたじゃないですか」
グン・ジェム「ガタガタうるせいっ! なんか使える新兵器はないのか!」
???「そうはいいましても、私どもの研究はやっと実験データがそろいはじめたばかりでしてね」
グン・ジェム「そのセリフは聞き飽きたぜ。妙な女ばかり集めて、何の役にも立たねえ実験ばかりしやがって」
???「それは聞き捨てならないですね。彼女たちは、現在開発中の新システムの大切な実験材料なのですから」
ミン「どうだか、研究とかいう名目で、ハーレムでも作っているんじゃないか」
???「おやおや、女性ばかり集めたのは、総合的に女性の方が良いデータを得られるとわかったからです。他に理由はありません」
グン・ジェム「あいかわらず、もったいばかりつける男だ! 理屈はどうでもいいわい! 使えるものがあるのかないのか?」
???「ですから、ほとんどデータ収集の段階でして」
ミン「へえ~、だったらいいじゃないか。追ってくるロンド・ベルと戦わせて実戦データをとればいいのさ」
ジン「なるほど。そいつはいい。狸を黙らせる名案だな、ミン大尉」
???「むむ・・・仕方ないですね。しかし、戦闘用に調整するのに少々時間がかかりますが?」
グン・ジェム「ちょっと待て。あのロボットは使えないのか?」
???「ああ、使えないこともないですが・・・調整段階なので100%の性能は発揮できませんな。それに・・・」
ジン「それに?」
???「この機体も例の新システムの実験機です。並のパイロットでは扱えないのですよ。動けば、間違いなく現行で最強のメタルアーマーですがね」
ミン「100%の力が出なくてもかい?」
???「そうです」
グン・ジェム「よし、わしが乗ってやる!」
ミン「ちょっ、ちょっと大佐。危険だよ。こいつの実験をして、頭がおかしくなっちまった奴は山ほどいるんだよ」
グン・ジェム「わしをそんな奴らといっしょにするんじゃねえ!」
???「わかりましたよ。どうなっても責任はとれませんからね」
シュバルツ(・・・・・・)
グン・ジェム「わかっとるわ・・・誰だ!」
シュバルツ(ちっ、見つかったか!)
ジン「侵入者だとっ!? 連邦か!」
〔殴打音〕
シュバルツ「連中が通信していた相手・・・もしや! はああっ!」
ミン「ちっ、すばしっこいやつ!」
???「何が起こったのですか?」
ジン「侵入者だ。トレンチコートに覆面・・・なんなんだ、あの野郎」
ガナン「大佐、あれが奴らのスパイとしたら、すぐにでもくるぜ」
グン・ジェム「おうよ、野郎ども。歓迎の準備だ!!」
???(・・・シュバルツ・ブルーダー・・・ですか。ふむ、事は急がねばならないようですね・・・)
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「登場!究極のMA」
「精神コントロールシステム」


【戦闘マップ開始】
〔味方ユニット出現〕
〈出撃ユニット選択〉
万丈「潜入には成功したが・・・」
ドモン「・・・あやしいな」
チボデー「ああ。すんなりいきすぎだぜ」
サイ・サイシー「おいらたちが来るってんで、シッポまいてみんな逃げたんじゃない」
ケーン「まさか、あのグン・ジェム隊がそんなことするタマかよ」
タップ「そ~そ。特にギガノスの連中はみんなしつこいのが相場だからな」
ハヤト「同感だ。むしろこれは・・・」
ラミア「罠・・・常套手段でございますですわね」
ライト「熱源! 識別コードも見たことあるぜ!」
〔敵ユニット出現〕
ミン「よく来たねえ。歓迎の準備はできてるよ」
万丈「敵を懐に招くとは、ずいぶん余裕じゃないか、グン・ジェム隊の諸君」
ガナン「へっ、無限機動砲を破壊したくらいでいい気になりやがって」
ドモン「ごたくはいい! お前たち、今一度聞く! ・・・デビルガンダムはどこにいる?」
ジン「はァ? デビルガンダム? そういや、いたなあ、そんなのも」
ゴル「デ、デ、デビルガンダム・・・?」
ミン「残念だったねぇ、こっちの方が金になりそうなんでね」
ドモン「そうか・・・ならば用はないッ!」
ガナン「上等だぜ、小僧っ!」
タップ「よっしゃあ! ぶっとばすぜ!」
ケーン「ライト! 1機足りないぞ!」
ライト「なにが? ・・・っと、ほんとだ。しかもリーダー機が?」
<戦闘開始>

<3EP・敵増援1出現>

グン・ジェム「やりおるわ、ロンド・ベル! よし、連中を出せ!」
???「困ります! 彼女たちはまだ・・・」
グン・ジェム「実戦データを取ってやると言っただろうが! 出撃しろ!」
ライト「うっ!? 基地の奥に熱源!? こりゃでかいぞ!」
〔敵ユニット出現〕
フォウ「こいつらが・・・敵? こいつらを倒せば・・・私の記憶を返してもらえるのか? ・・・中尉」
ロザミア「そうだ。こいつらは空を落とす・・・敵だ・・・!」
ムサシ「なんだよ、このばかでかいガンダムは!?」
恵子「それにいった何を言って・・・」
ライト「データにある。・・・サイコガンダム!?」
万丈「ニュータイプと呼ばれる人間でなければ動かせないはず・・・となると、強化人間・・・!?」
ラミア「強化人間・・・あまりにも不安定。任務を遂行できるとは思えん」
ジョルジュ「強化人間・・・!?」
ケーン「なんだよ、名前は強そうだけどよ!」
ライト「薬物や外科処理、あげくの果てには遺伝子操作・・・ありとあらゆる手を使って、超人を作ろうってのが強化人間計画さ。不勉強だな、ケーン」
タップ「超人ねえ。俺たち、そんなのと戦うのかよ!」
フォウ「・・・・・・」
ロザミア「・・・・・・」
万丈「サイコガンダム・・・なぜそんなものがここに? それにパイロットは・・・まさか・・・」
???「さて、まずは過去の大戦の遺物ですが・・・これも良い研究結果を期待しましょう」

<4EP・敵増援2出現>
???「押されていますね」
グン・ジェム「余裕をかましてる場合じゃねえ! まだ終わらねえのか!」
???「そうですね、ならば・・・強化人間に続いて、こちらはいかがでしょう? フフフフ・・・行け!」
〔敵ユニット出現〕
アレンビー「オオオ・・・ッ!」
勝平「な、なんだあっ!?」
リョウ「新手・・・またガンダムだと!?」
ドモン「あのガンダムは・・・!?」
チボデー「おい、ドモン! あれは!」
恵子「知っているんですか!?」
ラミア「フレームはモビルファイターのもの・・・ということは・・・」
アルゴ「どうしてこんなところに・・・?」
アレンビー「オオオオオオオオオオオッ!」
ドモン「アレンビーッ!」
ハヤト「知り合いらしいな。・・・だが、様子がおかしいぜ。普通じゃねえ」
???「さて、次はバーサーカーシステム・・・この実戦データは興味深いものになりそうですな」
※※まだゴル健在の場合、セリフ追加※※
ゴル「す、すごい・・・」
※※まだジン健在の場合、セリフ追加※※※
ジン「ふん、大盤振る舞いだな」
※※まだガナン健在の場合、セリフ追加※※
ガナン「ヒヒヒ、面白くなってきやがったぜ」
※※まだミン健在の場合、セリフ追加※※
ミン(しかし、みんな女・・・? あいつの趣味かい? ・・・いや、なんか引っかかるねえ)


<5EP・敵増援3出現>
???「準備ができたようですな。・・・お待たせをいたしました、グン・ジェム大佐」
グン・ジェム「遅いわ! まったくモタモタしおって!」
〔敵ユニット出現〕
タップ「なんだぁ!? またゴツいやつが出てきたぞ!」
ライト「こいつぁ・・・メタルアーマー!?」
グン・ジェム「ワァーハッハッハッハッハッハァ! ヒヨッコども、待たせたな!」
ケーン「グン・ジェム!? てめえ、そんなところに隠れてやがったのか!」
勝平「こいつ! 頭に三日月なんてつけやがって! そいつぁ、ザンボット1機だけでいいんだよ!」
グン・ジェム「ガッハッハッハッハ! どうせお前たちはここでくたばっちまうんだ! だったら、このギルガザムネが三日月をつけた唯一のロボットだな! グフフフ・・・!」
宇宙太「言いやがったな! 勝平、やっちまえ!」
ラミア「・・・なんだ? モビルファイターのような自然な動きだが・・・」
万丈「サイコガンダムに、モビルファイター・・・そして新型のメタルアーマー、ギルガザムネ・・・と言ったか」
ジョルジュ「ギガノスの基地に、一見節操のない増援ですが・・・ムッシュ・万丈」
万丈「・・・ああ、なにかあるな」
グン・ジェム「グフフフ・・・皆殺しにしてやる・・・ハハハハハハ!」
???(やはりバイオ・フィードバックによる思考コントロールシステムにも、まだまだ問題がありそうですねえ。良く操っているとは思いますが・・・)

<ドモンvsアレンビー>
ドモン「アレンビー! やめろ、俺だ、ドモン・カッシュだ!」
???「ククク・・・無駄なことを」
アレンビー「ド、ドモン・・・うぁぁぁぁぁっっっっ!」
ドモン「アレンビー! やめろ、こんな戦いはファイトじゃない!」
アレンビー「違う・・・ファイトだよ・・・ドモン・・・! ファイトしようよっ! あたしとぉぉぉぉっ!」
チボデー「ドモン! ダメだ! 完全にシステムに乗っ取られちまってやがる!」
サイ・サイシー「兄貴!」
ドモン「ぐうう・・・アレンビー!」

<フォウ撃破orHP30%以下>
フォウ「あああ、頭が!」
???「くっ。システムが・・・仕方ありません。強化人間№4! ロザミア! 戻りなさい!」
〔敵ユニット撃破or離脱〕

<ロザミア撃破orHP30%以下>
ロザミア「ああ、なに、痛いよ。頭が痛い。・・・お兄ちゃん!」
???「これはいけませんね。ロザミア、強化人間№4戻りなさい」
〔敵ユニット撃破or離脱〕

<アレンビー撃破orHP30%以下>
アレンビー「うあああっ!」
ドモン「アレンビー!」
アレンビー「・・・ドモン・・・ドモン!?」
ドモン「アレンビー! 正気に戻ったのか!?」
アレンビー「うう・・・ドモン・・・あたしは大丈夫・・・」
ドモン「どうしたんだ!? いったい何があった!」
アレンビー「そうだ、ドモン・・・ギガノスは・・・」
???「バーサーカーシステムが破壊されましたか。しかし、おしゃべりは感心しませんねえ。・・・ノーベルガンダム、帰還しなさい!」
アレンビー「な、なに!? 機体が・・・勝手に・・・!? ドモン! ネオホンコ・・・」
〔敵ユニット撃破or離脱〕
ドモン「アレンビー!」

<グン・ジェム撃破orHP30%以下>
グン・ジェム「ぐぉぉぉぉぉぉぉっ!!」
???「これはいけませんっ! ただちにグン・ジェム大佐を回収せよ!」
〔敵ユニット撃破or離脱〕

<敵全滅・勝利条件達成>
???「なんと・・・まさか、あれだけの数で・・・! くっ、こうなったら仕方ありません。この基地を・・・破棄します」
ガナン「だったら派手にやろうぜ。連中を巻き添えによ」
ミン「それいいねぇ」
〔敵基地に爆発〕
リョウ「やつら、工場ごと俺たちを葬るつもりだ
タップ「お約束の展開だぜ」
万丈「みんな、脱出だ!」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ギガノス基地
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

万丈「ふぅ、みんな無事か?」
チボデー「なんとかな。それにしても、とんでもないものばかりだしてきやがったぜ、ギガノスも」
タップ「連中がデビルガンダムを狙っているのも、兵器に転用するためみてえだな」
ケーン「くそ、いろいろ考えつきやがるな」
アルゴ「・・・そんなに単純な話か?」
ジョルジュ「私もアルゴと同意見です。ムッシュ・万丈、あなたも気づいているのでは?」
万丈「・・・強化人間にしか動かせないサイコガンダム、そして・・・あのモビルファイターは?」
サイ・サイシー「ドモンの兄貴、あれは間違いなく」
ドモン「・・・ああ、アレンビーだった。なぜあいつがこんなところにいる? バーサーカーシステムを起動させたのはいったい誰なんだ!?」
リョウ「バーサーカーシステム?」
ドモン「レインから聞いた話だが、特殊なシステムを使って、人間の潜在能力を限界以上まで引き出すシステムらしい。だが、あんなものは格闘家には必要ない・・・!」
ラミア「外部から超人化させようというシステムらしいですことですね」(強化人間と最終的に目指していることは同じ・・・)
ハヤト「とりあえず基地の残骸を調べてみるか? なにか残っているかもしれないぜ」
ムサシ「派手にぶっ壊れてるからなあ・・・望みは薄いかもな」
万丈「ああ。・・・そうだ、それより先に確認しなくてはね。ギャリソン、回線を開いてくれ。ギャリソン」
ギャリソン「おお、万丈様。思ったよりも時間がかかりましたな」
万丈「まあね、敵も本気になってきてるらしい。・・・コロニーは?」
ビューティ「はぁい、万丈。コロニー・・・ロンド・ベル隊が阻止作戦を成功させてくれたの!」
万丈「ほう、さすがだね」
レイカ「あら? ずいぶんリアクションがないのねえ、万丈」
万丈「わかりきってることだからね。あのメンツで成功しないわけがない」
ラミア(確率から考えれば、決して高いとは言えん・・・それになぜここまで信用できる? わからん・・・)
万丈「そうだ、ギャリソン。調べてほしい事がある」
ギャリソン「なんでしょう?」
万丈「新型のメタルアーマーのことだ。・・・ギルガザムネ、という名前だったと思う」
ギャリソン「わかりました」
ケーン「さて、なにが起こっているのやら」
ライト「無限機動砲にD兵器の量産型ドラグーン、そんざグリプス戦役の時のガンダムに、ガンダムファイター・・・ちと大げさだな」
タップ「嫌な予感がして仕方がねえぜ」
〔画面、発光〕

万丈邸 一室
リンダ「ケーン!」
ケーン「ただいま、リンダ」
レイン「みんな無事だったみたいね。ギガノス基地で大規模な爆発があったから、心配したんだけど・・・あら、ドモン?」
ドモン「アレンビーにあった」
レイン「アレンビー・・・アレンビー・ビアズリー!? ・・・ギガノス基地に!?」
ドモン「・・・ああ。バーサーカーシステムを起動させられ、俺たちを攻撃してきた」
ジョルジュ「なぜ、彼女が?」
ラミア「・・・おそらくは兵士の人為的な強化・・・その実験と見て間違いはないと思いますですのことよ」
万丈「僕もそう思う。あとはギルガザムネとかいうメタルアーマー・・・あれがどういうシステムなのかわかれば、連中の最終的な目的がわかるかもしれない」
ギャリソン「万丈様、もうしばらくしたら、ロンド・ベル隊の皆様がまいります」
万丈「僕の家にかい? 結構だ。ギャリソン」
ギャリソン「はい。初めてお会いになる方々も多いようですので、歓迎会という形で準備をしておきます」
万丈「人数が多いから、バイキング形式の方がいいだろう。ほどほどにね、ギャリソン」
ハヤト「ナデシコの連中と合流か」
タップ「いいねえ。いろいろあったけど、スタイルが良くて、可愛い娘ばかりだったら許すね、俺は」
ラミア「スタイルが良くて、可愛ければ許されるのか。楽なものだな。私も参考にしよう」
ケーン「あんたは」
タップ「それ以前の」
ライト「問題」
ラミア(よくわからん・・・)

万丈邸
さやか「わぁ、すごい家」
甲児「なるほどな、この敷地だけで光子力研究所くらいあるぜ」
万丈「お久しぶりです、ブライト艦長」
ブライト「あいかわらずだな、万丈くん。この度は部下が世話になった。礼を言う」
万丈「いやいや、僕の方が彼らに助けられたぐらいですよ。ゆっくりと骨休めしてくれ・・・と言いたいが、そうもいかないようだね?」
アムロ「ああ。だが休める時には休んでおくべきだ。ロボットが増えたために、メカニックはほとんど寝ずの作業になっている」
ギャリソン「本日は整備ロボットのメカマルたちに任せていただくのはいかがでしょう? 各機体のメンテナンス用データはございますかな?」
アストナージ「ああ、すべてあるが・・・あなたは?」
万丈「ああ、紹介しよう。執事のギャリソンだ」
ギャリソン「ギャリソン時田と申します。よろしくお願いいたします」
万丈「それから、アシスタントをしてくれているビューティとレイカ」
ビューティ「ビューティフル・タチバナよ。ビューティでいいわ、よろしくね」
レイカ「三条レイカです」
ボス「くそぅ、こんな美人を二人も連れやがって。これだから金持ちは嫌いなんだわさ」
万丈「いやいや、そちらも若い娘さんが多くてうらやましい。・・・君がナデシコの?」
ユリカ「はい、ミスマル・ユリカです。噂の破嵐万丈さん、お世話になります」
万丈「いやいや、照れるな。ははは」
ビューティ「もう、万丈!」
ギャリソン「みなさま、簡単なものですがお食事を用意いたしました。どうぞ」
京四郎「お、いいねえ」
シロー「とりあえず一息入れられそうだな」
アイナ「はい」
ナナ「ごはんごはん!」
一矢「ナナ、あんまりみっともない食べ方はするなよ?」
ギャリソン「ほっほっほ、バイキング形式にしましたので、お気になさらず召し上がってください」
イズミ「清潔でもバイ菌、グー・・・おそまつ」
ギャリソン「もう少しですな。これは二人の王が自分の実力を見せつけるために生み出した形式なのです。・・・倍・キングなどと申しまして」
イズミ「・・・できる」
ギャリソン「ほっほっほ」

???
???「・・・・・・」
???「あらまあ・・・コロニー・・・外されちゃったわねえ」
???「奴はなぜ旗艦の方に乗り込まなかった? ・・・そうしていれば、いくらでも手はあったはずだ」
???「・・・何かあったか・・・それとも・・・」
???「もう待てん。・・・直接、出向くしかあるまい」
???「わかったわ。・・・ねえ、アクセル」
アクセル「コロニー・・・止まったな」
???「そ。・・・甘く見てたことに関しては認めるわ。あのロンド・ベル隊をね」
アクセル「今さらガタガタ言ったところで始まるまい。・・・W17を始末すればいいのか?」
???「いや・・・W17はまだ使える。通信機が故障しているようだ。修理用のパーツも持って行け」
???「あと、これからの動きを指示したディスクもね」
アクセル「指示がなければ動けんデク人形か。・・・だから俺は反対したんだ」
???「さっき、お前が言った言葉通りだ。今さらガタガタ言ったところで始まるまい」
アクセル「ふん・・・場合によってはW17を排除するぞ」
???「あ、ちょっと待ってよ、アクセル・・・! あ~あ、どうしてああなのかしらねえ、彼ってば」
???「放っておけ。・・・我々は我々でやることがある。手駒をそろえる時期だろう」
???「もう少しだけれどもね。調べたんだけど・・・こちらの世界で連邦に正式採用されたのは・・・D兵器の量産タイプよ」
???「・・・なるほど。我らに苦渋をなめさせた、あのシリーズがないと・・・フフ・・・フフフフ」
???「そう・・・あのゲシュペンストは、ね」

万丈邸 食堂
ケーン「来た来た。おーい!」
タップ「みんな無事見たいだな。・・・それどころか見知らぬ顔もちらほらあるぜ」
ライト「バニング大尉も無事だな」
バニング「なんか言ったか?」
ノイン「羽を伸ばしていたらしいな。・・・安心しろ、それもこれまでだ」
ケーン「あ~あ、久しぶりに合流したらこれかよ」
ハヤト「へっ、いつもの感じに戻ったな」
ムサシ「遅かったじゃねえか」
ジャック「元気してましたカ!? 宇宙ではビッグバトル、オツカレサマネ!」
甲児「ヘヘ、ジャックのへんてこ日本語が、今日ばかりは懐かしく感じるぜ」
リンダ「あたしたちもよ。一時は、これっきり会えないんじゃないかって思ったもの」
一矢「やめてくれよ、縁起でもない」
ライト「へえ、本当にナデシコの連中がいるよ。最初に聞いたときは信じれらなかったけどな」
タップ「まあいいじゃねえか。カワイコちゃんは多いほどいいってね」
リョウ「とりあえず、紹介してほしいな。もう仲間なんだ」
ユリカ「はい・・・」
タップ「あら? 今までの元気がねえな。そんなんじゃこっちも張り合いがねえぜ?」
ハヤト「火星までは行けたんだろう?」
ユリカ「・・・・・・」
アキト「ま、まあ・・・そうなんですけど」
プロスペクター「それはこの後、説明しますよ。とりあえず、主なクルーの紹介を。まずは艦長」
ユリカ「ミスマル・ユリカです・・・よろしく・・・」
ケーン「ぶいっ・・・じゃねえの?」
ラミア「人が変わったようでございますですね」
プロスペクター「オペレーターのホシノ・ルリさん」
ルリ「・・・よろしく」
アルゴ「若い・・・というか、子供ではないのか?」
ミチル「おいくつ?」
ルリ「11歳です」
チボデー「・・・問題なのかよ?」
プロスペクター「彼女は非常に優秀なそしてナデシコには絶対不可欠なオペレーターですので。さて、次は・・・」
ミナト「はぁい、操舵士のハルカ・ミナト。よろしくね。スリーサイズはいいけど、年齢はヒミツよ」
ルリ「年齢は私の倍です」
ミナト「こら、ルリルリ!」
メグミ「あ、メグミ・レイナードです。通信士やってます」
ジョルジュ「それにしても女性ばかりですね。華やかでいいですが」
プロスペクター「多すぎるのも考え物でして。・・・で、現場の方ですな。整備班長のウリバタケ・セイヤさん」
ウリバタケ「エステバリスのことなら俺に聞いてくれ。・・・っと、モビルスーツ、そしてスーパーロボットは逆にぜひぜひ聞かせてほしいぜ」
プロスペクター「そしてもう一人、パイロットのテンカワ・アキトくん」
アキト「どうも。・・・本業はコックです。パイロットは臨時で」
バニング「そのわりにはここまで、なかなかの操縦技術だったが?」
アキト「え? そうすか? 別に・・・おれは・・・」
バニング「だが、訓練は必要だな。・・・よし、おれがつきあってやる」
ケーン「うわ、災難だね、おたく」
バニング「おまえらもな」
タップ「ああ~」
ライト「ヤブヘビだぞ、ケーン!」
プロスペクター「そしてパイロットのスバル・リョーコさんにアマノ・ヒカルさん、マキ・イズミさん」
リョーコ「ま、よろしくたのむぜ」
ヒカル「わぁ、地球に残った方もいい男いっぱい」
イズミ「マキ・イズミです・・・巻きねずみじゃないです・・・ふふふふ・・・」
プロスペクター「やはりパイロットのアカツキ・ナガレくん」
アカツキ「よろしく、別働隊の諸君」
プロスペクター「ちなみに、私はプロスペクター、ネルガルの社員です」
エリナ「エリナ・キンジョウ・ウォンです。本社から派遣されたナデシコのお目付け役、とでも思ってください」
イネス「最後になりましたが、私がイネス・フレサンジュ。謎の説明美女、もしくは説明お姉さんです」
ラミア「説明・・・? なんの説明でございますですこと?」
イネス「そりゃもう全般。あんなことからこんなことまで」
アカツキ「・・・そして、ナデシコが火星で救出できた、ただ一人の避難民ってわけだ」
勝平「ヘ? ただ・・・一人?」
ユリカ「・・・・・・」
アキト「戦うだけ戦って・・・結局、救えなかったんです・・・」
甲児「気を落とすなって。ありゃ仕方なかったんだろ?」
アキト「おれはコックになりたかった・・・だけど何故かパイロットになって・・・それなのに1人しか救えなかった・・・」
イネス「・・・・・・」
ハヤト「根が深い問題のようだな」
サイ・サイシー「はいよ、お待ちい! ・・・あら? なんか雰囲気暗いね」
ギャリソン「サイ・サイシー様、申し訳ございません。お客様にお料理の手伝いなどをさせてしまいまして」
サイ・サイシー「いいって。おいらの腕前を大勢の人に見てもらえるしさ」
アキト「・・・中華料理?」
さやか「あの子は?」
ミチル「ドモンさんたちシャッフル同盟の一人よ。なりは小さいけど、拳法の達人よ。中華料理もうまいけど」
アキト「強くて・・・料理もできるのか」
ウリバタケ「うじうじ悩むのも馬鹿馬鹿しいってことだ、テンカワ。両立している奴だってちゃんといる」
アキト「うん・・・」
ヒカル「わ! わ! 本物のシャッフルの人?」
リョーコ「ありゃ? 全部で5人なんだろ、シャッフル同盟って。・・・あと1人は?」
一矢「ドモンか。・・・どこに行ったんだ?」
サイ・サイシー「ドモンの兄貴とレイン姉ちゃんなら、さっきすれ違ったぜ? ブライト艦長に呼ばれたんだってさ」
ユリカ「そうだ、私たちも呼ばれてるんだった!」
イネス「そうね、いきましょうか」
ノイン「大尉」
バニング「ああ」
プロスペクター「とりあえず報告を聞かなければなりませんな」

万丈邸 一室
ブライト「バーサーカーシステム・・・!?」
カミーユ「それにサイコガンダムが?」
万丈「話したとおりだよ、ブライト艦長。・・・ギガノスの秘密基地内で、サイコガンダム2機と、モビルファイター・ノーベルガンダムと戦った」
カミーユ「サイコ・・・ガンダムが? 誰が乗っていたんです!?」
ドモン「わからん。・・・ただ、『空を落とす』とか、『記憶』がどうだとかいう言葉は通信で聞き取れたがな」
カミーユ「・・・・・・!!」
アムロ「カミーユ・・・まさか」
カミーユ「・・・はい、彼女たちの・・・死亡は確認されていません」
シロー「8小隊にいた時、資料で見たことがある。・・・ムラサメ研究所の?」
カミーユ「・・・・・・」
ファ「カミーユ・・・」
ブライト「だが、ギガノス軍がなぜそんなものを・・・」
万丈「おそらくは・・・実験だ」
ユリカ「実験?」
万丈「詳しいことはわからないが、おそらく精神波によるコントロール・システムだと思う。サイコガンダム、ノーベルガンダムに続いて、最後にあらわれた大型メタルアーマー・・・あれが本命だろう」
アムロ「精神波によるコントロール・システム・・・フレサンジュさん」
イネス「お心遣い感謝しますわ、大尉。では説明しましょう。サイコガンダムは火器管制、操縦にサイコミュ・・・サイコ・コミュニケーションを用いた機体・・・サイコミュはパイロットの思念、いわば感応波によって機体を制御するシステムなの」
ユリカ「考えるだけで、その通りに動かせるってことですか?」
イネス「ちょっと違うけど、概念はその方がわかりやすいわね」
レイン「・・・バーサーカーシステムは、外部からパイロットの能力を引き出すシステム・・・まったく別物では?」
カミーユ「・・・いや、サイコガンダムはフォウを苦しめていた。つまり・・・」
アムロ「そうだ。ニュータイプ研究所のサイコミュは、強制力を持っている・・・それが共通点だ」
ブライト「それらの技術を取り入れたメタルアーマーを・・・」
ユリカ「・・・はあ、地球も宇宙も火星も・・・大騒ぎですねえ。疲れた・・・」
万丈「火星・・・メガノイドの話は伝わっているかい、艦長」
ブライト「ああ」
コウ「メガノイドって、火星開拓で生みだされたサイボーグでしょう? どうして襲ってくるんですか?」
万丈「メガノイドの真の目的は・・・全人類のメガノイド化さ」
シロー「ん? ・・・そんな話、知らないが?」
万丈「連邦でも、一部の幹部しか知らない。火星開拓の最大の功労者が、人類に牙をむいていることは、あまり表沙汰にはしたくないだろうしね」
イネス「メガノイドを造ったのは、破嵐創造博士・・・。破嵐万丈さん、あなたは・・・」
万丈「そういうことさ」
アムロ「木星トカゲとのつながりは? 万丈くん・・・手を組んでいるのか、敵対しているのか・・・」
万丈「・・・そこまでは。ただ、地上でコマンダーと戦った時、それらしい敵も、話も出なかった・・・ミスマル艦長、火星の現状をお聞かせ願えるかな?」
ユリカ「・・・・・・」
万丈「何を今さら・・・と思うかも知れないけど、情報がなくては動きようがなくてね」
イネス「では、私から説明しましょう。火星には、現在、二つの勢力があります・・・まずひとつはメガノイド」
プロスペクター「私どもはメガノイドと接触はありませんでしたので、詳しいことはわかりませんが」
レイン「接触していない・・・!? ではナデシコが撤退を余儀なくされた相手というのは・・・?」
イネス「木星トカゲと呼ばれる・・・虫のような形をしたロボットのことです」
ノイン「プリベンターの方でも、ネルガルの動きの裏をとっているときに謎の敵の存在・・・木星トカゲというキーワードを確認しています。プロスペクターさん」
プロスペクター「困りますなあ、いくら戦時中とはいえ、企業には守秘義務というものがございまして。・・・まあ、木星トカゲというのは私も初耳です。現場の監督程度では知り得ない情報ですなあ」
アムロ(いや、この男・・・知っているな)
ブライト「正体の特定は?」
ユリカ「・・・それもわかりません。あれは無人兵器なんです。残骸からパイロットも見つけられませんでした」
アムロ「しかし、その木星トカゲには、ナデシコと同じディストーションフィールドが取り付けられていた」
ビューティ「わかんないことだらけね。・・・こうなったら直接、火星に乗り込むしかないわね」
レイカ「簡単に言わないの。ノコノコ行ったらナデシコの二の舞よ」
万丈「しかし、いつかは行かなきゃならない・・・ドン・ザウサーと決着をつけるためにも」
ドモン「やるべき事は山積みだ。ギガノスとデビルガンダムの関係も、話を聞けば聞くほど無視できん」
レイン「じゃあ、ロンド・ベル隊と一緒に行動しなくちゃね、ドモン」
ドモン「・・・うむ。ブライト艦長、部隊を抜けるという話だが・・・」
ブライト「かまわんさ。こちらとしても力を貸してほしい」
万丈「では、食事にしようか。他のパイロットはもう始めているよ」
【シナリオエンドデモ終了】


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