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No.34B
帰れぬ道
タイムリミット

【シナリオデモ開始】
小バーム星 神殿内部
カトル「急いで、人家がありません!」
デュオ「よっしゃ、いくぜ! 工作は任せろって!」
ヒイロ「急ぐぞ」
甲児「へっ、こううい時にシャッフル同盟がいてくれりゃあ」
鉄也「ぼやいているだけ時間のムダだ。行こう、甲児くん、大介さん」
大介「ああ。すまない、案内してくれ」
バーム兵「わかりました。進路が狭いので、ロボットは通れませんが、コントロール・ルームまでは直線です。こちらへ!」
ブライト「アマダ少尉! 彼らを頼む!」
シロー「了解!」

小バーム星 司令室
リヒテル「小バームが沈んでいく。・・・地球人たちは満足であろう。小バームは宇宙のチリと消えていく・・・」
エリカ「違います、お兄さま! 地球人たちはこの小バームを・・・バーム10億の民を救うためにやってきたのです!」
リヒテル「愚かな。奴らが我らへの憎しみを捨てると思うか! あまたの都市を破壊し、数千万の人間を葬った我々に、奴らがその仕返しをせぬと思うかっ!」
エリカ「お兄さま、違います! 地球人はそのような心の持ち主ばかりではありませんっ!」
リヒテル「ええい、黙れ黙れいっ! 和平を妨害したのがシャドウミラーだということは認めるっ! だが、地球人はしょせん地球人なのだ!」
エリカ「確かに地球人にも悪い人はいます。しかし、私たちバーム星人にだって・・・オルバンのような者がいるではありませんか!」
リヒテル「黙れ、オルバンはバーム星人の恥さらし! 我らと一緒にするな! ましてや地球人ごときが我らと手を取り合うだと!?」
エリカ「お兄さま、もっと地球人を信じてください!」

神殿内部 通路
バーム兵「こちらです。急いで!」
京四郎「なんでぇ、やけに静かだな?」
甲児「ジャマする奴もいねえし、かといって協力する奴もいねえ」
五飛「混乱しているのだろう、元帥・・・自分達の首領が死んだ直後だからな」
鉄也「小バーム・・・自分たちが立つ大地そのものが消滅しようという時に、首領が死んだもなにもないと思うがな」
ヒイロ「邪魔が入らないのならば、その方が都合がいい」
トロワ「地上のパニックの方が気になる」
カトル「沈静化は残った皆さんがやってくれてます。ボクたちは!」
一矢「ああ、急ごう!」
バーム兵「もうじきコントロール・ルームです!」

コントロール・ルーム 通路
甲児「なんだよ、このだだっ広い通路は!?」
京四郎「今まで雰囲気が違うな。・・・石造りの廊下だったのに、急に機械的になりやがった」
デュオ「ヘッ、あやしさ満点だぜ」
バーム兵「この突き当たりです。でも気をつけてください。最近になって改造されたという話を聞いています」
トロワ「当然、罠が仕掛けてあるはずだ」
シロー「だが、調べている時間もない!」
一矢「進むしかないんだ。・・・エリカ、待っていてくれ。小バームは・・・必ず救ってみせる」
ナナ「急いで! 一矢お兄ちゃん! 木星の引力圏まであと15分しかないわ!」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

五飛「なんだ!?」
大介「気をつけろ! 攻撃だ!」
ヒイロ「やはり、防衛用の装備があったか」
シロー「ただの通路に武器が!?」
一矢「オルバンめ、侵入を防ぐために、通路全体を要塞化したのか!」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

シロー「ダメだ、これじゃ近づけない!」
京四郎「どうすりゃいいんだ! 時間がないってのに・・・!」
甲児「くっ、こうなったらマジンガーで・・・!」
大介「無理だ、甲児くん。ここまで来た通路の広さを考えると・・・モビルスーツですら、立って移動できない」
カトル「ボクたちのガンダムなら、立って移動せずとも、突進で・・・」
トロワ「無理だ。あちこち出っぱりすぎている」
デュオ「もっとシンプルな形にしといてもらえばよかったぜ、くそ」
一矢「・・・戻るぞ」
ナナ「え!? 一矢お兄ちゃん!?」
ヒイロ「見捨てるのか?」
一矢「・・・・・・」

小バーム星 司令室
リヒテル「・・・ダメだ。これでもう誰も小バームを止めることはできぬ」
エリカ「いいえ、地球人はあきらめません。彼らは最後まで小バームを救おうとするでしょう」
リヒテル「いいかげんに目を覚ませい、エリカ! モニターを見てみろ!」
エリカ「一矢たちが・・・戻っていく!?」
リヒテル「どうだエリカ、地球人どもはおびえて引き上げはじめたわ! しかもあの竜崎一矢は先頭を切って走っておるではないか! ・・・しょせんは地球人、我が身が一番かわいのだ!」
エリカ「そんなことはありません!」
ライザ「しかし、現に奴らはコントロール・ルームへ行くことを断念したではないか!」
リヒテル「奴らはこの小バームから逃げる気だ。これがバームの民を救いに来たなどと、きれい事を並べる地球人どもの正体なのだ!」
エリカ「そんな・・・一矢・・・」
ライザ「・・・これは?」
リヒテル「・・・なんの音だ?」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「帰れぬ道」
「タイムリミット」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
〔通路上に爆発〕

一矢「うおおおおおっ!」
リヒテル「あれは、トランザー!?」
エリカ「一矢!」
一矢「ダイモスッ! バトルタァァァァァン!」
〔味方ユニット出現〕
一矢「ダァァァイモォォォッッス!!」
リヒテル「やはりダイモス・・・!」
エリカ「一矢!?」
一矢「邪魔をするなら、力づくでも通らせてもらう・・・!」
ライザ「やつらが戻ったのは、ロボットを取りに行くためだったのか!?」
リヒテル「馬鹿な・・・違う、なにか別の目的が・・・」
エリカ「なぜ認めようとしないのですか、お兄さま! あと十数分で小バームは木星の引力から逃れられないところまで落ちていってしまうのに・・・一矢は戻ってきた! 私たちを救うために!」
リヒテル「・・・・・・」
一矢(あの通路を抜けられたのはトランザーのみ・・・他のメンバーはもう少しかかるか。時間は・・・作業時間を考えてもおよそ10分・・・!)「こい、メカ戦士ども! ダイモスで全部片づけるつもりで行くぞ!」
〔一矢、気力+30〕
<戦闘開始>

<2PP>

一矢「あと・・・9分・・・!」
リヒテル「・・・・・・」
エリカ「お兄さま、一矢を助けに!」
ライザ「リヒテル様!?」
リヒテル「ならん」
エリカ「なぜです!」
リヒテル「・・・竜崎一矢もしょせんは地球人、あと数分もすれば逃げ出すに決まっている!」
エリカ「お兄さまっ!」

<3PP・味方援軍1出現>
〔味方戦艦出現〕
〈出撃ユニット選択〉
リヒテル「なんと・・・!」
一矢「来てくれたか!」
※※甲児が出撃した場合、セリフ追加※※
甲児「手こずっちまったぜ! 竜崎、無事か!?」
※※鉄也が出撃した場合、セリフ追加※※
鉄也「タイムロスがあったか!」
※※さやかが出撃した場合、セリフ追加※※
さやか「一矢くん、遅れてごめんなさい!」
※※ボスが出撃した場合、セリフ追加※※
ボス「ま〜だ、くたばってねえだろうなあ」
※※ジュンが出撃した場合、セリフ追加※※
ジュン「こんな奥にも・・・まだ敵ロボットが!?」
※※京四郎が出撃した場合、セリフ追加※※
京四郎「一矢! 大丈夫なのか!」
ナナ「一矢お兄ちゃん! お待たせ!」
※※健一が出撃した場合、セリフ追加※※
健一「竜崎くん!」
※※デュークが出撃した場合、セリフ追加※※
デューク「すまない、一矢くん! ドリルスペイザーでの作業に手間どった!」
※※マリアが出撃した場合、セリフ追加※※
マリア「時間はあまりないんじゃないの!?」
※※ひかるが出撃した場合、セリフ追加※※
ひかる「急がないと!」
※※豹馬が出撃した場合、セリフ追加※※
豹馬「お、結構派手にやってるな?」
※※シローが出撃した場合、セリフ追加※※
シロー「これよりダイモスを支援する! 時間はない! 各個撃破だ!」
※※アイナが出撃した場合、セリフ追加※※
アイナ「助けに来ました!」
※※ケーラが出撃した場合、セリフ追加※※
ケーラ「さて、チャッチャと片づけるよ!」
※※アムロが出撃した場合、セリフ追加※※
アムロ「まだ数がいるな。時間はあまりない・・・!」
※※ノインが出撃した場合、セリフ追加※※
ノイン「時間はあと8分! それ以上は割けん! 忘れるな!」
※※ジュドーが出撃した場合、セリフ追加※※
ジュドー「あと8分しかねえのか。こりゃやべぇかな」
※※ルーが出撃した場合、セリフ追加※※
ルー「8分? それしか残ってないの!?」
※※ヒイロが出撃した場合、セリフ追加※※
ヒイロ「あと8分か・・・任務を開始する」
※※デュオが出撃した場合、セリフ追加※※
デュオ「おっと、パーティはまだ終わってなかったか」
※※カトルが出撃した場合、セリフ追加※※
カトル「行きます!」
※※トロワが出撃した場合、セリフ追加※※
トロワ「時間はない。だが、退路ももうないか」
※※五飛が出撃した場合、セリフ追加※※
五飛「無駄口をたたいている時間の方が惜しい。行くぞ」
※※ラミアが出撃した場合、セリフ追加※※
ラミア「ここを切り抜けるしか・・・我々もバーム星人たちも・・・生き残る術はない」

一矢「これで・・・まだやれる! よし、あと・・・8分か。残りを片づける・・・!」

<4EP・敵増援1出現>
リヒテル「地球人が、戦っている・・・」
エリカ「お兄さま、これが地球人の真実の姿です。逃げようと思えば逃げ出せるものの、一矢たちはこの小バームを救おうとしているのです」
リヒテル「馬鹿な、奴が、奴らが・・・小バーム10億の民を救おうというのか!?」
〔通信のコール音〕
リリーナ「そうです」
リヒテル「む・・・!? 司令部に通信が!? 何やつ!」
ライザ「何者!?」
リリーナ「地球連邦政府外務次官・・・リリーナ・ドーリアンです」
エリカ「そして、この人が平和解放軍の地球側のリーダーです」
リリーナ「私たちは、闘争を望む者たちによって引き起こされた・・・この戦争をやめさせるために来たのです」
リヒテル「今さら何を言う!」
リリーナ「リヒテル提督・・・あなたもわかっているはずです。これ以上戦争を続けることは、リオン大元帥の遺志ではないことを」
エリカ「そうです。むしろ、オルバンやベガ星連合軍、そしてこの戦争の裏で糸を引く、シャドウミラー隊を喜ばせるだけです!」
リリーナ「私たちはバーム星10億の民を助けます。そして、再び和平会談を開き・・・今度こそ、ふたつの星の人が共存共栄できる世界を作り上げるつもりです」
エリカ「そしていずれは・・・すべての星の人々が手を取り合う世界を」
リヒテル「黙れ! 黙れ黙れ黙れいっ!」
エリカ「お兄さま、まだわからないのですか!? 地球の人たちがあんなに懸命になってバームの民を救おうとしているのに・・・私たちはただ見ているだけなのですよ!」
ライザ「エリカ様、リヒテル様に対し口が過ぎます!」
リヒテル「よい、ライザ! ふふ・・・そうだな、バームの民の危機に地球人が戦い、余はそれを見ているだけか・・・」
一矢「あと・・・7分ッ! ・・・む!?」
〔敵ユニット出現〕
一矢「止められるものなら止めてみろ・・・! 俺は、俺たちはあきらめない! エリカを、バーム星人たちを救うんだ・・・!」
リヒテル「・・・!!」
エリカ「ああ・・・一矢・・・!」

<5PP・味方援軍2出現>
〔味方ユニット出現〕
〔リヒテル、気力+30〕

一矢「リヒテル!?」
リヒテル「何をぐずぐずしておる。タイムリミットまで、あとわずかしかないのだぞ!」
一矢「・・・ああ、わかった。あと6分・・・! 頼む!」
リヒテル「お前こそ、ここまで来てこの小バームを救えなければ・・・ただではすまさんぞ!」
一矢「約束するぞ、リヒテル!」
エリカ「お兄さま・・・一矢・・・!」

<6PP>
一矢「あと、5分!」

<8PP>
一矢「3分・・・! まずいか!」

<10PP>
一矢「残り1分ッ! はぁぁぁぁっ!」

<11PP>
〔画面、発光〕
(→GAME OVER

<敵全滅・勝利条件達成>
一矢「やった、これで通路が!」
リヒテル「急がねば、小バームが木星に落ちる!」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ラー・カイラム ブリッジ
ブライト「時間だ・・・! 間に合ったのか!?」
ロペット「小バームノ動キガ、止マリマシタ」
ブライト「落下を押さえられたというのか? うっ!」
〔画面、振動〕
ブライト「なにが起こった!?」
ロペット「小バームノ進路変更・・・木星軌道上ニ戻ッテマス! 成功デス!」
ブライト「・・・ふう、まったく。いつもながらヒヤヒヤさせてくれる」

エリカ「・・・一矢!」
一矢「エリカ・・・!」
エリカ「ああ・・・一矢・・・」
一矢「エリカ・・・エリカァァァァ!」
エリカ「一矢、会いたかった・・・あなたに・・・一矢ぁっ!」
リヒテル「・・・」
ライザ「リヒテル様・・・」

コントロール・ルーム 通路
リヒテル「余は、何をしてきたのだ。これから何をすればいい・・・」「地球人は・・・バーム10億の民を救ってくれた。それに対し・・・余は何をした? シャドウミラーとオルバンの奸計に踊らされ、多くの地球人の命を奪い、都市を破壊してきた・・・」
ライザ「リヒテル様、リヒテル様が悪いのではございませぬ。すべてはあのオルバンの」
リヒテル「黙れライザ! オルバンたちのよこしまな心を見抜けず、結局はきゃつらの操り人形になっていたことは事実っ!」
ラミア「リヒテル提督はこちらで?」
リヒテル「・・・お前は・・・ロンド・ベル隊の?」
ライザ「何をしに来たのです?」
ラミア「竜崎一矢と、あなたの妹君から頼まれました。・・・思い詰めてしまう性格故、私に話してほしいことがある、と」
リヒテル「エリカが? 余が忘れてしまったのかもしれぬが、お前と面識など・・・」
ラミア「私もお会いするのは初めて・・・ですが、よく存じております」
リヒテル「・・・説明せい。どういうことだ?」
ラミア「私は元シャドウミラー隊・・・任務遂行のためだけに造られた人造人間・・・W17」
ライザ「シャドウミラー・・・!?」
リヒテル「・・・なんと・・・!?」
ラミア「小バームに入り込み、リオン大元帥暗殺の指令を実行した者と同じタイプのものです」
ライザ「それは本当か!? お前が・・・!」
リヒテル「待てい、ライザッ! ・・・真実なのだな・・・?」
ラミア「嘘ならば、もう少しうまくつく」
リヒテル「竜崎一矢、そしてロンド・ベル隊の者たちはそのことを・・・」
ラミア「知っています。私はシャドウミラー隊を裏切りました。・・・その上で、彼らは私を仲間の一人として受け入れてくれました」「この戦争が終われば・・・私もあなたと同じ悩みを持つのかもしれません」(それは・・・ない、か。この戦争が終われば・・・私は・・・)
リヒテル「余にも・・・ともに戦えというのか」
ラミア「シャドウミラー隊、そしてベガ星連合軍もいまだ健在。それらを倒した飢えで、完全な和平を実現するには・・・あなたのお力が必要不可欠・・・そのことをお伝えにまいりました」
リヒテル「・・・・・・」

ラー・カイラム ブリッジ
ブライト「ひどいな。大ざっぱに見ただけだが、小バームの損壊はかなりのものだ」
カトル「立て直すだけでも、かなりの時間が、かかりそうですね」
エリカ「やります、いくら時間がかかろうとも。小バームを甦らせ、地球との和平交渉にみます・・・!」
リリーナ「その通りです。エリカさん、今はともかく、休戦協定を結びましょう」
エリカ「はい、そして小バーム復興のあかつきには、正式な和平を結びましょう」
健一「新たなるバームの誕生か」
ちずる「ねぇ、いま、気がついたんだけど、このままいったらエリカさんが次のバームの大元帥というか、女王様になるんでしょう」
ジュン「そういうことになるわね」
豹馬「すると、エリカさんと結婚すれば、竜崎はバームの王様ってことになるのか?」
十三「そうや、そうなるんやな!」
一矢「おいおい、よしてくれ」
京四郎「へっ、一矢が王様かよ。あいつに政治なんて、できるのか? バームをつぶしゃしねえだろうな?」
一矢「京四郎、近衛兵くらいになら、取り立ててやってもいいぜ?」
京四郎「ほざきやがれ」
大介「早くも王の貫禄・・・というところだな、一矢くん」
甲児「俺も仕事がなくなったら雇ってもらおうかな」
鉄也「まだ早いぞ、甲児くん。戦いは続くんだ」
アムロ「それに、ナデシコと通信がつながらない。・・・あのメンバーならば、簡単に敵の手にかかることはないと思うが・・・」
ジュドー「縁起でもないこと言うなよな、アムロさん。大丈夫だって!」
ルー「ナデシコの人たちって、あんた会ったことないでしょうが」
ノイン「のんびりしているヒマはないぞ。ナデシコ捜索も含め、すぐに出発する。それまでの間は、バームの復興を手伝うんだ」
ボス「ええ〜っ、せめて腹ごしらえぐらいさせてくれよ」
日吉「バーム星の料理って食べてみたいのに」
マリア「ったく、食い意地がはっているんだから」
【シナリオエンドデモ終了】


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