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No.12
王都への帰還

【シナリオデモ開始】
ミオ「ねーねー、マサキもテュッティさんも、元々は地上の人なんでしょ? マサキはどう見ても日本人だし、テュッティさんは・・・ゲルマン系かしら?」
テュッティ「ええ、そうよ。私はフィンランド出身。私達だけじゃないわ、魔装機神やオリジナル魔装機のパイロットはほとんど地上人なの」
ミオ「オリジナル魔装機って?」
セニア「私が教えてあげる。オリジナル魔装機っていうのはね、4体の魔装機神とほぼ同時期に作られた12機の魔装機の事」「もともと魔装機は、ラングラン滅亡の予言から、世界を守るために作られたものなの。それまで、このラ・ギアスでは、こんな強力な兵器は存在しなかったわ」
ミオ「予言? そんなあやふやな事で、こんなもの作っちゃったの?」
セニア「? 予言があやふやって?」
テュッティ「説明が必要ね。地上での予言は、ラングランみたいにラプラス変換理論が完成されてないからあくまで個人の霊感に頼ってるのよ」
セニア「うっそー! そうなの? そんなんじゃ、あしたの天気もわかんないんじゃない?」
テュッティ「だから、地上での予言の的中率なんてすごく低いの。有名な人でも10にひとつぐらいしか当たらないわ」「もしくは、どうとでもとれる、それこそあやふやな言葉にしちゃったりとか、アナグラムを使ったりして、外れた時にも言い訳できるようにしてるの」
セニア「へー、あんなすごい兵器を作るわりには遅れてんのねー」
テュッティ「このラングランの予言は、もっと信頼性が高いわ。ただ、予言っていうのはあくまでも可能性だから、人の力で変えることもできるの」「だからこそ、魔装機神と魔装機を作ったのよ」
ミオ「でも、どうして、そのラングランを救う魔装機神のパイロットが地上人なの? この世界の人が乗ればいいのに」
セニア「魔装機を動かすにはプラーナ・・・『気』が必要なのよ。それも激しい感情の起伏にともなったプラーナがね」
テュッティ「でも、この世界の人は、王族をのぞいて、感情の起伏に乏しいの。だから、地上人の協力が必要だったの」
ミオ「感情の起伏・・・ねえ・・・マサキはわかりすぎるくらいわかるけど、私やテュッティさんは、あんなにひどくないわよ?」
マサキ「オレを引き合いに出すか!?」
テュッティ「確かにマサキは、感情が表面にですぎてるけど、あなたも私も、心の奥には大きな感情のうねりがあるはずよ。そうでしょ?」
ミオ「・・・う〜ん、そう・・・なのかな? うん、そうかもしれない」
プレシア「ミオお姉ちゃん、ザムジードに乗るんでしょ? だったら、ディアブロ、あたしがもらってもいい?」
マサキ「プレシア!? お前・・・」
プレシア「止めたってだめよ、お兄ちゃん! あたしだって戦えるもの、手伝いたいの! それに、ディアブロにはマドックおじいちゃんに何度か乗せてもらった事があるし」
マサキ「しかしだな・・・テュッティ、お前もなんか言ってやれ!」
テュッティ「・・・いいわ、プレシア。お乗りなさい」
マサキ「え?」
プレシア「さすが、テュッティお姉ちゃん! 話がわかる!」
テュッティ「マサキ、プレシアはあのゼオルートの娘よ。だいじょうぶ、信じてあげなさい」
マサキ「・・・わかったよ。けど、無理はするなよ、プレシア」
プレシア「ありがとう、お兄ちゃん」
〔カーソル、王都方面へ移動〕
シロ「さすがにこのあたりにニャると、精霊レーダーもほとんど役に立たニャいニャ」
フレキ「精霊界からの干渉が大きすぎるんですな。もっとも、ネコにその様な話をして見た所でおわかりになるとは思えませんがね」
シロ「フレキ・・・てめえ、ケンカ売ってんのかニャ!?」
フレキ「いえいえ、滅相もない。ネコごときにケンカを売ったとあってはわが天狼一族の名おれ・・・ただ単にバカにしただけでございますよ」
シロ「やる気か!? イヌっころ! フーッ!」
テュッティ「よしなさい、二人とも!! まったく、顔をあわすといつもこれなんだから・・・」
ミオ「あ、煙が見えるわ! あそこね!?」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「王都への帰還」


【戦闘マップ開始】
〔味方ユニット出現〕
〔敵ユニット出現〕

オールト「シュテドニアス軍め・・・情報よりも戦力が強化されている・・・このままではもたんぞ」
兵士「オールト将軍! 南西の方角に新たな機影が!」
オールト「ちっ! また敵の増援か!?」
〔味方ユニット出現〕
〈出撃ユニット選択〉
兵士「おおっ!! サイバスターにガッデス!!」
オールト「味方か! 助かった!」
ザレス「くっ! 背後から・・・ジェスハめ、しくじりおったな!」
オールト「テュッティ殿、マサキ殿! 今がチャンスです! 敵はうき足立っております!」
テュッティ「オールト将軍ですね? 後は私達が何とかします! 将軍はいったん後退し、軍を再編成してください!」
オールト「しかし・・・わかりました! ご武運を!」
〔味方ユニット離脱〕
マサキ「さあて、足手まといがいなくなった所で、いっちょハデにやったるか!!」
<戦闘開始>

<2PP・味方援軍1出現>

〔味方ユニット出現〕
ボス「うお〜い、かぶとぉ〜!!」
甲児「ありゃ!? ボスじゃねえか!?」
ボス「オレも連れてってくれぇ!」
さやか「ボス、鉄也さんやデュークさん達見なかった?」
ボス「え? 見なかったぜ。ジュンちゃんなら一緒だけど」
甲児「え、ジュンさんも一緒なのか?」
ジュン「ええ、ビューナスAが破壊されてしまって・・・しかたなくこれに乗ってるの。鉄也さん達は私も探してるんだけど・・・」
さやか「だいじょうぶなのかしら・・・」
マサキ「せっかく足手まといがいなくなったと思ったら、また出て来やがった」
ボス「あ、そりゃねえぜ、マサキよ! こう見えてもこのボロット様にゃ、補給装置がついてんだぜ!」
マサキ「何だって!? 何でそんなもんくっつけてんだ!?」
ボス「え〜と、何つったかな・・・す・・・すっとこどっこいとか言う連中が勝手にやったんだよ。ボロットは他に使いみちがねえからって」
さやか「すっとこどっこい? あ、シュテドニアスの事?」
ボス「ああ、それそれ」
ミオ「・・・ベタベタのギャグね・・・」
マサキ「ま、そういう事なら、少しは役に立つかもな」

<3EP・敵増援1出現>
〔敵ユニット出現〕
カットナル「フッフッフッ、苦戦しとるようだな」
ケルナグール「助けてやるぞ! ありがたく思え!」
※※まだザレス健在の場合、セリフ追加※※
ザレス「またあの地上人か・・・上の連中は何を考えてあのような得体の知れんヤツラを使っているのか・・・」

レミー「来たわよ、ドクーガの連中!」
真吾「今度こそ逃がさん!」
キリー「はりきってますねえ、真吾クン」

<ブンドル撃破>
ブンドル」「さすが・・・強いな。また会おう、諸君。たつ鳥、あとを逃さず・・・美しく去らねばな」

<カットナル撃破>
カットナル「おのれ〜っ!! 覚えておれよ!!」

<ケルナグール撃破>
ケルナグール「くそっ! 脱出するぞ!」

<敵全滅・勝利条件達成>
テュッティ「これで敵は一掃できたわね」
真吾「マサキ君、オレ達はあのドクーガの連中を追わなくてはならない。君達とは、ここでお別れだ」
マサキ「あ、そ。じゃ」
レミー「あ、冷たい態度。もうちょっと別れをおしんでくれたらどうなのよ」
ゲリ「テュッティ様、フェイルロード殿下と連絡が取れました」
フェイル「おやおや、もうカタがついたのかい? 私の出る幕はなかったようだね」
テュッティ「殿下、王都のシュテドニアス軍は、全て撤退しました」
フェイル「うむ、これでようやく王都に帰還できる。よくやってくれた。後はカークス軍の動向だな・・・」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ジュドー「それにしてもよ、今回オレ達ってホントワキ役なのな」
リィナ「お兄ちゃんたら、目立つ事ばっかり考えてるんだから、もう」
ショウ「しかし、それはそれでいいと思うな。オレ達はいつかは元の世界に戻るわけだし、あまり深入りすると、この世界のバランスを崩しかねない」
チャム「あたし達が地上に出ちゃった時みたいに?」
ショウ「ああ、必要以上の介入は憎悪を産み出すからね」
チャム「・・・なんだかさみしいな」

フェイル「さて、現在の状況をノボス筆頭参謀に説明してもらおう」
〔ラングラン王国の地図、表示〕
ノボス「現在、シュテドニアス軍は大陸南東部に勢力を張っており、さらにその東部にはカークス軍が陣を構えています」「この図で説明しますと、グリーンが我が軍、ブルーがカークス軍、そしてレッドがシュテドニアスとなります」「形としては我が軍とカークス軍とでシュテドニアスをはさんだ形になっていますが、裏をかえせばその逆もまた、成り立つわけで・・・」「我が軍はシュテドニアスとバゴニア軍に、カークス軍はシュテドニアス軍とその本国にはさまれているとも考えられます」「現在の所、我が軍は連勝を続けており、有利にあるように見えますが、敵の潜在力は無視できないものがあるのも事実です」「絶対数ではいまだシュテドニアスは我が軍に優っており、正面決戦を挑むのは無理があります」
フェイル「・・・やはりカークスといったん手を結ぶしか方法はない・・・という事か」
ノボス「愚慮いたしますに、それが最善の策かと」
フェイル「カークスとの連絡は取れたのか?」
オールト「それが・・・いまだ何の連絡も・・・」
兵士「オールト将軍!」
オールト「なんだ!? 会議中は・・・」
兵士「カークスとの連絡が取れました!」
オールト「そうか! メインスクリーンに投影してくれ」
カークス「お久しぶりですな、フェイル殿下。この度は私しめの軍と同盟なさりたいそうで?」
フェイル「うむ・・・本来ならば正式に会談をもちたい所だが、この状態ではそうも言っておられぬからな」「今、必要なのは一刻も早くこの国からシュテドニアス軍を追い出す事だ。これに異存はあるまい? どうだ、受けてもらえぬか」
カークス「さて、いかがしたものでしょうな・・・確かに、私もかつてはラングランの禄を食んだ身。この国を救いたいという気持ちも同じ」「しかしながら、この国が本当の危機に見舞われていた半年前、殿下はどちらにおいででしたかな?」「我がラングランの中枢が一瞬にして消滅したあの時、血を流してこの国を守り抜いたのは、僣越ながら、この私と、その同志ではありませぬか?」
ノボス「カークス! 貴様、言動がすぎるぞ!」
カークス「はて? 私はすでに旧ラングランとは関係のない男。いまさらうわべだけ飾りたてた所で何になりましょうや。違いますかな?」
フェイル「・・・では、同盟を結ぶ意志はないというのだな、貴公は?」
カークス「いえいえ、私はただ、シュテドニアスを撃退した後の、この国の行く末を憂いているだけにすぎませぬ」
フェイル「貴公の独立を認めよとでもいうつもりか? カークス!」
カークス「まさか! そのようなおそれ多い事、ゆめゆめ考えた事もありませぬ。ラングランを再びもとの平和な国に戻したいだけ・・・」「しかしながら、新生ラングランにおいて至尊の冠をいただくのは、おそれ多い事にながら殿下では不安でございます」
ノボス「カークス!!」
カークス「新生ラングランにふさわしい方・・・それはこの方をおいて他にはございませぬ。テリウス殿下!」
テリウス「元気そうだね、フェイル兄さん」
フェイル「テリウス!? どういう事だ、一体!?」
テリウス「さっき、カークスが説明したとおりだよ。ぼくは新ラングラン王国の初代国王になる」
ノボス「バカな! テリウス殿下の王位継承権は第3位ですぞ! フェイル殿下やモニカ内親王を差し置いてとは!」
カークス「先程も申しましたように、フェイル殿下は新国王としてはいささか不安。いつ雲隠れされるやわからぬでは・・・おっと、言葉がすぎましたかな」「ましてや、モニカ王女は現在も行方知れず・・・となれば、やはりここはテリウス殿下を推載するのが筋というもの」
ノボス「無礼な!! 伝統ある我が王国を汚す気か、カークス!!」
フェイル「・・・テリウスの即位を認めれば同盟を結ぶ・・・というわけだな、カークス。いいだろう。テリウスの即位を認めよう」
ノボス「殿下!? それでは・・・」
フェイル「ただし、この国にのさばっているシュテドニアス軍を全て撃退した後だ。それでいいな?」
カークス「さすがは聡明なフェイル殿下。そういうことであれば、われらも協力をおしみませぬ」「事がかたづきしだい、テリウス殿下の戴冠式をとり行います。ご出席ください。お待ちいたしておりますぞ」
ノボス「殿下! どういうおつもりですか!? カークスはテリウス殿下を傀儡(かいらい)として国家を壟断(ろうだん)するつもりなのですぞ!」
フェイル「まずはシュテドニアス軍を撃退するのが先決だ。それに国王などしょせん飾り者にすぎん」「要は、議会でカークスの独断を止めるだけの力を確保できればよいのだ。国王の座など私は欲さぬ」
ノボス「・・・そこまでおっしゃるのでしたら、もう何も申しますまい。ですが、最後にひとつだけ・・・」「もしカークスが非常手段にうったえた場合、殿下はカークス軍と事を構える気がおありですかな? あえて逆賊の汚名を着ても・・・」
フェイル「無論だ。私の願いは、このラ・ギアス全土の平和だ。カークスの独裁など断じて許しはしない」
ノボス「それを聞いて安心しました。カークス軍との作戦交渉は、不肖、この私めにお任せください。そうそうやつらの思惑通りにはさせませぬ」

ミオ「あ、マサキ! 会議は終わったの?」
マサキ「ああ・・・ちょいとややこしい事になっちまったけどな」
ショウ「次の作戦は?」
マサキ「三日後、レドナ峡谷で大攻勢をかける。カークス軍との共同作戦だ。オレ達は遊撃部隊として左翼から強襲する」
【シナリオエンドデモ終了】


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