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No.4
それぞれの正義

【シナリオデモ開始】
〔ラングラン王国の地図、表示〕
ヤンロン「この、赤い部分がシュテドニアスに占領されている地域だ。こうしてみるとかなりの州がヤツラに奪われているように見える」「しかし、その実体は線による支配だ。点と点を結んでいるにすぎない」「民衆はシュテドニアスの侵攻に対して反感をいだいている。我々がその線を断ち切ってやる事により、状況は一変する」
カミーユ「青い部分が侵略されていないラングランの地域で、黄色がカークス軍の勢力下か・・・」
リューネ「あたし達はシュテドニアスの勢力下の真っただ中にいるのね」
ヤンロン「現在はもっとカークス軍の勢力は広がっているはずだ。今は情報管制中だからな、正確な情報はわからん」
ファ「隠密行動ってわけね」
ヤンロン「そろそろカークス軍がトロイア州に向けて進撃を開始するころだ。ぼく達はその援護のためクエイト市の敵基地に陽動攻撃をかける」
リューネ「クエイト市?」
ランシャオ「ここですよ」
〔カーソル、地図上のクエイト市を指定〕
ヤンロン「クエイト市の基地は戦略物資の採掘基地でもある。ここをたたけば敵もこちらに注意を向けざるをえない」「それに何といってもここはシュテドニアス補給線の要だ。ここを失えば分断されてしまうだけに、無視するわけにはいかないはず」
ファ「という事は、それだけ敵の攻撃もきびしいって事ね」
リューネ「気にしない気にしない。このあたしとヴァルシオーネがいるんだ。大船に乗った気持ちでいなよ!」
ファ(・・・それが心配なのよね・・・)
ヤンロン「危なくなれば引き返せばいい。そうだな、8分も暴れまわれば十分だろう。8分経てば撤退する。では、出発するぞ」
〔カーソル、クエイト市へ移動〕
ファ「こうやってモビルスーツで移動するのってひさしぶりね。第2次大戦の時にブライトさんがヘンケン艦長の救援にいった時以来かしら」
カミーユ「ああ、そうだな・・・あの時はプルがダダをこねて困ったよな」
リューネ「戦艦がないってのも不便だよね。ブライトさんってこっちに来てないのかな?」
リョウ「ひとつ気づいたんだが・・・この世界に呼び込まれた者は、みな兵器とそのパイロットだと思えるんだ」
ヤンロン「ほう、いい所に気づいたな。その通り、どうやらこの召喚プログラムはそういった人物だけを選んでいるようだ」「そして、パイロットの闘気の残っている兵器共々、この地へ召喚されるようになっている」
リョウ「だとすれば、ブライト艦長はここにはいない。第3次大戦のすぐ後、艦長は解任され、デスクワークにまわされたんだ」「ラー・カイラムも解体されているらしい」
リューネ「なんだって!? ・・・連邦の官僚主義がやりそうなこったね、まったく・・・」
ヤンロン「ふむ。狡兎死して走狗煮らる、だな」
リューネ「なんだい、そりゃ?」
ヤンロン「ぼくの国の古い言葉だ。意味は自分で調べろ」
リューネ「ケチ!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「それぞれの正義」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
〔味方ユニット出現〕

〈出撃ユニット選択〉
リューネ「うひゃあ、いるいる! こりゃすごいわ」
ヤンロン「やはり地上のメカがかなり混じっているな。まあいい、作戦を忘れるな! 8分間だけ持ちこたえろ!」
リューネ「8分もあれば十分! 全滅させてやるわよ!」
ロドニー「なんや? たったあんだけか!? あんなんでようもまあ、ここに攻撃して来たもんや」
リッジ「しかし将軍、向こうにはグランヴェールが混じっています。魔装機神は一個師団に相当するといいますし・・・」
ロドニー「そりゃあ、昔の話や。今ならこっちにかて魔装機はある。それに地上の味方もぎょうさんおるさかいにな、心配はいらん」
デューク「将軍、敵ですか?」
ロドニー「ああ、あんたか。何、あんたに出てもらわんでもだいじょうぶや。ゆっくり休んどき」
<戦闘開始>

<1EP>

デューク「・・・あれは!? Zにν、ヴァルシオーネも!? ロンド=ベルのみんななのか! ・・・いかん!」「将軍! ジェスハ将軍!」
ロドニー「ん? どないしたんや?」
デューク「彼らは・・・彼らはぼくの仲間です! 地上にいた時の!」
ロドニー「・・・そうか・・・なら、あいつらに、戦闘をやめさせるように説得できるか?」
デューク「やってみます。通信を開いてください」「アムロ、リョウ、リューネ! ぼくだ、デューク=フリードだ!」
リョウ「デューク!?」
リューネ「まさか・・・敵に捕まったの!?」
デューク「捕まった? 何を言ってるんだ? 君達こそこれ以上無益な戦いを広げるのをやめるべきだ」
リューネ「ちょ、ちょっと! デューク、あんただまされてんのよ! そいつらは侵略者なんだから!!」
デューク「侵略!? ジェスハ将軍、どういう事です!?」
ロドニー「うーん・・・せやなあ・・・たしかにまあ、侵略と言えん事もないなあ・・・」
リッジ「将軍!」
ロドニー「あ、いや、うむ、そんな事はない。わしらの方が正義に決まっとる」
ファ「だまされちゃだめよ、デュークさん! 混乱していたラングランに、いきなり攻め込んで来たのはそっちなんだから!」
リッジ「何を言うか! そもそもラングランが魔装機神などを作り出さねば、我々とて攻めこんだりはしない!」「あのような強力すぎる兵器は、存在するだけで脅威なのだ! 我々は自分の国を守るために当然の事をしたまで!」
ロドニー「もうええ、もうええ! こんな事話しとってもラチがあかんわい。しょせん戦争に正義もクソもあるかい!」「わしらは自分の国を、家族を守るために戦っとるんや! それで十分や!」
ヤンロン「そうだな・・・ならばこれ以上の議論は無用。戦って決着をつけるまで!」
ロドニー「そういうことやな」
デューク「・・・」
ロドニー「デュークはん、あんたは無理に戦わんでもええ。これはわしらの問題や。もっとも手つどうてくれるっちゅーんなら大歓迎やけどな」
デューク「・・・考えさせてくれないか」
ロドニー「そうやな、それがええ。リッジ大尉、デュークはんをどっか安全な場所に案内したってくれ」
リッジ「は。こちらへ」
リューネ「デュークったら、頭の中は正義か悪かしかないのかしらね。まったく融通がきかないんだから」
ファ「デュークさんが出て来たらどうするの?」
アムロ「だいじょうぶだろう。デュークさんはああいう人だし、第一あいつらが出させはしないさ」

<2EP・敵増援1出現>
〔敵ユニット出現〕

<3EP・敵増援1出現>
〔敵ユニット出現〕

<4EP・敵増援1出現>
〔敵ユニット出現〕

<5EP・敵増援1出現>
〔敵ユニット出現〕

<6EP・敵増援1出現>
〔敵ユニット出現〕

<7EP・敵増援1出現>
〔敵ユニット出現〕

<敵全滅・勝利条件達成>
ロドニー「な・・・なんやと・・・こいつら・・・」
リューネ「思い知ったかい!」
ヤンロン「ここまでやればもう十分だ。撤退しよう」
【戦闘マップ終了】

<8EP・勝利条件達成>
ヤンロン「よし、こんなもんで十分だろう。引き上げるぞ!」
リューネ「何言ってんの! これから面白くなるんだから!」
ヤンロン「やりすぎる必要はない。このままずるずると続けても、消耗戦になるだけだ。そうなったら我々に勝ち目はない」
アムロ「そのとおりだ。リューネ、作戦の目的を忘れるな」
リューネ「あーあ、わかったよ! ったく、説教くさいんだからもう。甲児やマサキが一緒なら、もっと暴れられるんだろーなぁ・・・」
〔味方ユニット離脱〕
ロドニー「撤退しおったか・・・しかしヤツラの目的は一体なんやったん・・・まさか!? 陽動か!? リッジ!!」
リッジ「はっ」
ロドニー「急いで本隊に知らせい! こっちの救援は必要ない、とな!」
リッジ「え? それではこの基地が・・・」
ロドニー「アホ! 陽動や! 敵のねらいは防備の少なくなった別の基地や!」
リッジ「わかりました!」
ロドニー「・・・もっとももう手遅れかもしれんな」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

リューネ「そんで、カークス将軍の方はどうなってんの?」
ヤンロン「今、連絡をとっている。どうだ、ランシャオ」
ランシャオ「エーテル流の乱れがひどいですから、今少し時間がかかり・・・あ、つながりました」
カークス「ヤンロン、よくやってくれた、礼を言う。おかげでトロイア州奪還は大成功だ」
ヤンロン「それは何よりです。それで、その後変わった事は?」
カークス「うむ・・・今のところ何もない。モニカ王女も相変わらず行方知れずだ」
ヤンロン「・・・そうですか・・・」
カークス「ともあれ、しばらくは休息をとってくれ。ご苦労だった」
リューネ「ふーん、今のがカークス将軍? 今ひとつさえないわね」
ランシャオ「まあ、この戦乱がおきるまでは、ひるあんどんで知られていた方でしたから」
ファ「ひるあんどん?」
カミーユ「ぼーっとしてるってことさ」
【シナリオエンドデモ終了】


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