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第14話
ジャブロー攻防戦(前編)


サブタイトル
「ジャブロー攻防戦(前編)」


【シナリオデモ1開始】
ジオン軍基地
マ・クベ「シャアからの報告です。木馬がベルファストを出港し、ジャブローに向かっているそうです」
キシリア「ジャブローか…。赤い彗星からの情報なら間違いはあるまい」
マ・クベ「追尾を続けさせますか?」
キシリア「木馬に続けば、ジャブローの侵入口をキャッチできよう」
マ・クベ「何か、作戦でも…?」
キシリア「うむ、本国にも動きがあった。いよいよ、ジャブローに本格的な攻勢をかける」
マ・クベ「なんですと!」「ジャブローは、連邦軍最大の基地。今の戦力では決め手に欠けるのではありませんか?」
キシリア「兄上は例のアプサラスの新型を本作戦に回すと言ってきている」
マ・クベ「ほう…あれが使えますか。確かに要塞攻略の切り札となりましょう」「それに、ギレン総帥の事です。ギガノス軍への働きかけも、ぬかりはありますまい」
キシリア「うむ、そのようだな。我らも地上の戦力の全てを本作戦に投入する」「オデッサ方面より撤収させた残存兵力および、キャリフォルニアとアフリカ戦線の戦力を集結させよ」「以後、本作戦の指揮はお前に任せる!」
マ・クベ「はっ! ありがとうございます。このマ・クベ、必ずやオデッサでの汚辱を晴らして見せます」

連邦軍基地 ジャブロー
連邦士官「ホワイトベース、宇宙船ドックに入港しました!」
レビル「うむ、整備班を回して、ただちに補修作業に入れ」

ジャブロー 宇宙船ドック
連邦士官「おお、これがホワイトベースか」
連邦兵「かなり傷んでますね…報告以上だ…」
連邦士官「新鋭艦とはいえ、すでに歴戦の勇士だからな、この艦は」「点検作業にかかれ!!」
連邦兵「はっ!」
〔走り去る足音〕

ホワイトベース デッキ
〔機体の稼働音〕
連邦兵「おらおら! どいた、どいた!」
<<秋水(男)>>
秋水「終わっとと…!」
<<秋水(女)>>
秋水「きゃっ…!」

フェアリ「随分、積み込んでますね。補充される機体もあるみたいですよ」
<<秋水(男)>>
秋水「どんどん強化されてくな…。ホワイトベースの戦力は…」
<<秋水(女)>>
秋水「どんどん強化されてくね…。ホワイトベースの戦力…」

連邦士官「よーし! 次の積み込みに入るぞ!」
<<秋水(男)>>
秋水「なぁ、フェアリさん。一応ジャブローに送り届けたんだし今回の仕事はここまでなのかな?」
フェアリ「さぁ、どうでしょう? 継続の可能性もありますしね」「秋水様はどうなさりたいのですか?」
秋水「う~ん…。正直なとこ、こんだけ長くいるともう連中を放っておけないんだよね」「みんなそれぞれ事情があって頑張ってるのも知ってるしなぁ」
フェアリ「フフッ…秋水様らしいですね。では皆さんの今後の動向を待つとしましょう」
キッド「よぉ、何やってんだ? こんな所でさ」
秋水「ちょっとね。考え事さ」
<<秋水(女)>>
秋水「あの~、何か手伝う事、ありませんか?」
連邦士官「ジャブローにいる時くらい我々に任せたまえ」
秋水「え? でも…」
フェアリ「秋水様。ここは、お任せしましょう」
秋水「テキパキ働いている人を見てると、私もそうしたくなっちゃうのよね」
キッド「おやおや。どうやら、手持ち無沙汰で、お困りのようだね」
秋水「うん、入り込む余地がなくて…」

ボウィー「なあ、秋水、知ってるか? アムロ達のことなんだけどよ」
お町「正式に軍に編入されることになったらしいのよ…」
秋水「え!? アムロが?」
ブライト「それに、ブライト艦長以下、連邦軍所属の者も、それぞれ昇進したそうだ」
<<秋水(男)>>
秋水「って事はホワイトベースは正式な連邦軍の部隊になるのか…。やれやれ…」
<<秋水(女)>>
秋水「ふ~ん、昇進かぁ」「ねえ、フェアリさん。私達はどうなるのかな…?」「ホワイトベースは、一応ジャブローに送り届けたんだし今回の仕事はここまでなのかな?」
フェアリ「秋水様は、どうなさりたいのですか?」
秋水「う~ん…。ホワイトベースのみんなとは、もう長い付き合いだし放っておけないっていうか…」
フェアリさん「フフッ…秋水様らしいですね」


ホワイトベース ブリッジ
ブライト「ミライ中尉。セイラは、どこに行ったんだ?」
ミライ「交代で、艦の周りをパトロールしてもらってるの」「あ、そろそろ交替の時間だわ」
〔扉の開閉音〕
スレッガー「よお! ホワイトベース艦長はどこだい?」
ミライ「ええ? 艦長って…あ、ブライト?」
カイ「ブライト大尉、お呼びだぜ?」
ブライト「私がブライトだが、あなたは?」
スレッガー「スレッガー・ロウ中尉だ。本日付でこっちに配属になった」
ミライ「え? あ、はい…はい、聞いてます」
スレッガー「ははっ! 俺もツイてきたな? こんな綺麗な中尉さんとご一緒とは」
ミライ「よろしく…」「私、見回りがありますので、これで…」
スレッガー「おやおや、嫌われたかな?」

ジャブロー 洞窟
セイラ「パトロールするって言っても、こんなところまで、敵のスパイが来る事あるのかしら…」「え? 誰!?」
シャア「アルテイシア…」
セイラ「あ…!!」
シャア「やあ…!」
セイラ「に…兄さん…!?」「な、なぜこんな所に…いえ、それよりも…」「ま、まさか兄さんがジオン軍だなんて…」「あの優しい伽スバル兄さんなら…」
シャア「軍から身を引いてくれないか? アルテイシア…」
セイラ「…………」
シャア「アルテイシア…」
セイラ「…………」
シャア「アルテイシア…」「む!?」
〔銃声〕
ミライ「セイラ! いるの!? 答えて!!」
シャア「いいな!」
〔走り去る足音〕
セイラ「兄さん!」「…………」
〔走り寄る足音〕
セイラ「はぁ…はぁ…セ、セイラ!」
セイラ「あ…ど、どうしたの?」「今の銃声、何?」
ミライ「あなた…この岩の上にジオンの士官が…気がつかなかったの?」
セイラ「ご、ごめん…。じゃあ、向こうに行かない方がいいのかしら?」
ミライ「…セイラ…?」

ジャブロー 基地
ケーン「リンダ達がここに収容されるって?」
タップ「おお、そうらしいぜ?」
ライト「あの子達…やっぱり、艦を降りるんだな」
タップ「仕方ないよ。俺達が残るって方が、どうかしてるよな」
ケーン「今更、なに言ってんだよ。もう決めただろ?」
ライト「それより、別れの挨拶するなら今のうちだぞ…」
ケーン「そうだな…」

ジャブロー 難民センター
ケーン「…リンダ? リンダちゃーん! どうしたってんだよ?」
リンダ「やっぱり…ケーンは艦を降りないのね…?」
ケーン「俺達だって、好きで軍隊に入れられたんじゃないんだぜ? だけどさ…」
リンダ「そういうこと言うのね? 男らしくないわよ…」
ケーン「君に何を言われようと一つだけ言っておく」「…俺は、俺達が人殺しがしたくて、ホワイトベースに残るわけじゃない」「何かこう、説明するのは難しいんだけど…放っておくわけにはいかない…」「このまま、さよならしたら…それはそれで、逃げになるような気がするんだ」
リンダ「ケーン…」
〔警報〕
ケーン「ああっ! くそう…こんな時に!」「リンダ! すぐに避難するんだ!」
リンダ「また会えるわよね?」
ケーン「リンダ…俺はこんな別れ、したくなかった…」「こんな時代じゃない時に知り合いたかったよ…じゃあ!」
リンダ「ケーン!」
〔走り去る足音〕

ホワイトベース ブリッジ
ケーン「こうなったからにゃあ、とことんまでやってやる!」
〔警報〕
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

〔敵ユニット出現〕
マ・クベ「連邦軍め、このジャブローの地下で、永久に眠りに就くがいい!」「モビルスーツ隊、降下開始!!」
〔敵ユニット出現〕
ハモン「ホワイトベース あの人の仇…討たせてもらう」「全機、発進なさい!」
〔敵ユニット出現〕
連邦兵「ジオンのモビルスーツです! かなりの大部隊が、降下を開始しました!」
レビル「ただちに迎撃しろ! 全防御システムを駆使するのだ」
〔敵ユニット撃破〕
アコース「うわっ! 対空砲火が!」
タチ「降りられるのかよ!!」
〔敵ユニット撃破〕
ブライト「戦況は、どうなっているんだ!」
シャピロ「ここからでは、どうにもわからんな」
レビル「ブライト艦長、君達にも迎撃に出てもらう!」
ブライト「もちろんです。それで、状況は」
レビル「うむ…敵は、このジャブローを本気で陥とす気かもしれん…」
シャピロ「まさか…」
レビル「後方から、更に大規模な敵部隊が接近中だ」「君達は、降下した機動兵器を各個撃破してくれ!」
ブライト「了解しました。ただちに行動に移ります」
レビル「頼むぞ!」
〔通信を切る音〕
シャピロ「出撃準備が整い次第、各機、発進せよ!!」
〔味方戦艦出現〕
〈出撃準備〉
フェアリ「敵の数が多すぎます! 無理をせずに、一つずつ撃破していきましょう」
秋水「了解!」
<<秋水(男)>>
秋水「…こいつは、とんでもない総力戦になりそうだぜ…」「フェアリさんの言う通り、慎重にいった方がいいな」
<<秋水(女)>>
秋水「空気がビリビリして…なんか、すごい戦いになりそうな予感…」「フェアリさんの言う通り、慎重にいかないとね…」

<戦闘開始>

<2PP・敵増援1出現>

〔敵ユニット出現〕
グン・ジェム「へっへっへ! 見つけたぜ!! ありゃ、木馬の連中だ!」
ガナン「この間は、随分となめた真似してくれやがって!」
ミン「フフ! きっちり落とし前、つけてもらおうじゃない!」
ゴル「ごおおおおおお! ぶっころすどおお!!」
ブライト「く…ギガノス軍まで!!」
シャピロ「この間の奴か …。情報部の話だと、グン・ジェム隊とかいう腐った連中だそうだが、戦闘力は侮れん…」「それに、あれはまだ敵の先鋒にすぎん…。本隊はまだ控えているはずだ…」

<3PP・味方援軍1出現>
ハヤト「ハヤト・コバヤシ、出撃します!」
〔味方ユニット出現〕
カイ「俺だってこんな所で死ぬのはごめんだぜ。こうなりゃ、やってやる!」
〔味方ユニット出現〕

<4PP・味方援軍2&敵増援2出現>
〔敵ユニット出現〕
シャア「サイクロプス隊は、来ているか?」
〔敵ユニット出現〕
シュタイナー「ご心配なく。全機、無事です」
アンディ「それにしてもうまく潜入できましたね」
ミーシャ「ジャブローも、水中の守りはお粗末だったって事ですな」
ガルシア「軽いもんだぜ…」
シャア「それは違うな。我々のような小部隊には、大して気を止めていないのだよ」
シュタイナー「大佐の言う通りだぞ。この先は、警戒も厳重になる。心してかからねばならん」
シャア「いいか、目標は、木馬の部隊だ。他の連中は相手にするな」
シュタイナー「全機、突入!」
レビル「いかん! 奴らの目的はホワイトベースだ! すぐに増援を送れ!」
連邦兵「ジムを向かわせています!」
アムロ「アムロ、いきまーす!!」
〔味方ユニット出現〕
ブライト「アムロ! 水中から新たな敵が現れた! 警戒してくれ!」
アムロ「了解!!」
〔カーソル、シャアを指定〕
アムロ「赤いモビルスーツ…」「シャア、じゃないのか…?」
〔味方ユニット出現〕
アムロ「ジムか?」
〔ジム、シャアへ隣接〕
アムロ「ああ、うかつです!」
〔シャア、ジムへ攻撃〕
[イベント戦闘「シャアvsジム」]
アムロ「ま、まちがいない…」「ヤツが…ヤツが来たんだ!」

<アムロvsシャア>
アムロ「シャア!」
シャア「更にやるようになったな、ガンダム!」

<シャア撃破>
シャア「ふん…連邦め、やるようになった!」「ここは、一時撤退という所か…」「…アルテイシア、木馬を降りてくれているといいが…」

<グン・ジェム撃破>
グン・ジェム「おうおう、ザコ共が必死になりおって…」「命あっての物種だ…。他の連中にも、首は残しておいてやらねえとな…」

<敵全滅・勝利条件達成>
ブライト「戦況は、どうなっている!」
フラウ「司令部からの情報では、敵、第一波の半数は撃退したそうです」
マーカー「他の区域の戦闘も落ち着きつつあります」
シャピロ「油断は禁物だ。すぐに第2波が来る。今のうちに、補充させよう」
ブライト「よし、体勢を立て直す! 全機、一旦帰艦しろ!」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ホワイトベース デッキ
シロー「弾薬の補給を急いでくれ! 再編成が済んだら、すぐに出撃だ!!」
<<秋水(男)>>
秋水「休む暇もねえな…」
<<秋水(女)>>
秋水「休む暇もないのね…」

フェアリ「整備はやっておきます。秋水様は休んでください」
<<秋水(男)>>
秋水「あ、いや…手伝うよ。どうせ、そんなに時間ないだろうし」
<<秋水(女)>>
秋水「そんな…手伝うわよ。どうせ、そんなに時間もないだろうし…」

【シナリオエンドデモ終了】


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