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第15話
ジャブロー攻防戦(後編)


サブタイトル
「ジャブロー攻防戦(後編)」


【シナリオデモ開始】
ホワイトベース ブリッジ
〔戦艦の警報〕
オスカ「敵の大部隊をキャッチしました! まもなく戦闘空域に入ります!!」
ブライト「来たか!!」
シャピロ「いよいよ、敵の本隊だ」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

〔味方戦艦出現〕
〈出撃準備〉
〔敵ユニット出現〕
マイヨ「ジャブロー制圧か…。ジオンも大きく出たものだな」
〔敵ユニット出現〕
カール「…ジオンは随分と戦力を出してくるな…」
ダン「これは、久々の大作戦だ。武勲をあげるチャンスだぞ」
ウェルナー「言えてるな! よ~し!!」
マイヨ「ジャブローの防衛力をなめるな!」
〔マップ上に爆発〕
〔画面、振動〕

ダン「うわあああ!!」
カール「くっ…対空弾幕か! なんて分厚いんだ!」
〔敵ユニット撃破〕
ウェルナー「ああ…ガウが一斉射で…」
マイヨ「振り返るな! この戦いを生き抜けば、武勲など自ずとついて来る!」「ゆくぞっ!!」
ダン「は、はい!」
〔敵ユニット出現〕
マ・クベ「ギニアス様。よろしいですかな?」
ギニアス「うむ、そろそろ頃合だ。アプサラスIIIを投入しよう!」
マ・クベ「では…始めさせていただきます」「全軍の将兵に告ぐ! これより、我が軍は総攻撃に入る! 全軍、突撃せよ!」
ギニアス「フフフフ…いよいよだ。私の夢が現実となる!」
〔敵ユニット出現〕
アイナ「お兄様…これで、戦争が終わるのですね…」
ギニアス「そうだ、アイナ。我々の手で、この忌まわしき戦いに終止符を打つのだ!」
アイナ「…………」(戦いを終わらせるため…シロー、私は…!)」
<<秋水(男)>>
秋水「化け物が、現れたか…」
フェアリ「敵の本隊です! 秋水様、ここが正念場ですよ?」
秋水「大丈夫! まだまだ行けるぜ!」
<<秋水(女)>>
秋水「あ~あ、あのお化けザク…。さらに凶悪な形になってない?」
フェアリ「あの集団が敵の本隊です! 秋水様、ここが正念場ですよ?」
秋水「そうよね! 気合いいれなきゃ!」

シロー「まさか、あれにアイナが…」「アイナ! アイナなんだろ!?」「君はそんなものに乗ってちゃいけない! すぐに降りるんだ!」
アイナ「ごめんなさい…シロー…。これは、兄の夢なの…」「そして、この戦いを終わらせるための兵器なのよ」
シロー「やめるんだ!」
アイナ「そこをどいて! 死ぬわよ、シロー!」
シロー「アイナーーーー!!」
〔アイナ、MAP兵器「メガ粒子砲」使用〕
〔マップ上に爆発〕

レビル「むう! 大口径のメガ粒子砲か!? 被害状況を報告せよ!」
連邦兵「一部に電波障害があるだけで、基地施設に損害はありません」「ですが、今の砲撃で山が一つ消滅しております」
レビル「おのれ…これが、奴らの切り札だというのか!」
アイナ「警告します! 全ての戦闘行為を停止し、ジャブローを開放してください」「そして、すみやかに会談の場を設け、この戦いを終わらせるのです」
シロー「ああ、アイナ…君はやっぱり」
アイナ「この警告は、両軍に発しています! 会談は、どちらの陣営にも優劣なく対等に話し合ってください」「繰り返します…」
マ・クベ「奴は、何を言っているんだ! すぐにやめさせろ!!」
ジオン兵「む、無理です!」
ギニアス「アイナ…! ゴホッ…やめるんだ!」
マ・クベ「閣下! どこへ行かれるのです!」
ギニアス「我が妹の馬鹿な行為を私自らが止めにいくのだ!」
マ・クベ「閣下…」
ギニアス「ノリス! アイナを説得する。私をアプサラスまで運んでくれ」「お前の機なら、アイナも接近を拒否しないはずだ」
ノリス「はあ…ですが…」
ギニアス「頼む、ノリス! これはアイナと私、兄弟の問題でもあるのだ!」
ノリス「わかりました。共に参りましょう」
〔敵ユニット出現〕
〔ノリス、アイナへ隣接〕

ギニアス「アイナ、すぐに連邦の施設に攻撃をかけるんだ!」
アイナ「私はこれの威力を知っています。だからこそ、できないのです…!」
ギニアス「それでは、駄目だ…。お前が…やられてしまう! や、奴らは…ゴホッ、ゴホッ!」
アイナ「お兄様…!」
ノリス「ギニアス様! 無理をなさらずに!」
〔アイナの周囲に爆発〕
〔画面、振動〕

アイナ「きゃああああああああ!!」
ノリス「ぬう! アイナ様!」
シロー「馬鹿野郎! 今のは誰だ!」
連邦士官「く…墜ちんのか! なんて装甲だ!」「しかし、動きは止まっている! ジムで取り囲め!」
〔第3軍ユニット出現〕
〔ジム、アイナを包囲〕

ギニアス「ノリスよ、アイナを連れて戦場から去れ!」
ノリス「承知いたしました。しかし、ギニアス様は…」
ギニアス「私はこのまま残る。このアプサラスIIIは、もはやこの私でしか動かせんからな…」
ノリス「ですが、ギニアス様のお体は…!」
ギニアス「心配するな…。ジオンの勝利のため、この戦い、必ず勝利してみせる!」「ゆけっ! ノリス!」
ノリス「ご武運を!」
〔アプサラスIIIのパイロット、アイナからノリスへ変更〕
〔ノリス、マップ端へ移動〕

アイナ「お兄様! お兄様ーっ!!」
〔敵ユニット離脱〕
ギニアス「愚かな、連邦の兵士達よ。我がアプサラスの洗礼を受けよ!」
〔ギニアス、MAP兵器「メガ粒子砲」使用〕
〔第3軍ユニット撃破〕

ギニアス「諸君! ジャブローの陥落は近い!」「全予備兵力を投入し、一気に制圧するのだ!」
マ・クベ「ギニアス閣下自らが、前線に立たれた! 全軍を挙げて援護するのだ!」
〔敵ユニット出現〕
シロー「くううっ…俺は、俺は…アイナの助けが、何もできなかった…」「くそおおおお!!」
カレン「落ち着いてください! 隊長!!」
<戦闘開始>

<マ・クベ撃破>

マ・クベ「おのれ、連邦…。この私に2度までも大敗を味あわせるとは」「覚えておれ…。私は何度でも立ち直り、連邦を敗北に導いてくれる!」
〔敵ユニット離脱〕

<ギニアス撃破>
ギニアス「ば、馬鹿な…。我がアプサラスが、やられるはずがない」「まだだ…。私の手で、ジャブローを…全てを終わらせるのだ!」
〔ギニアス、大爆発〕
〔画面、振動〕

ギニアス「ぐあああああああ!」
〔敵ユニット撃破〕
ブライト「やったか…」
シャピロ「敵は、決め手を失った。あとは、こうるさい残敵を掃討するぞ!」

<マイヨ撃破>
マイヨ「戦史に残る、この作戦の行く末を最後まで見届ける事が出来んとは…一生の不覚!!」「…無念だが、もはや撤退するしかない!」

<敵全滅・勝利条件達成>
連邦兵「敵部隊、撤退していきます」
連邦士官「残敵もほぼ制圧を完了いたしました」
レビル「うむ、皆ご苦労だった」「この勝利は、この戦いの中で大きな意味を持つ」
連邦士官「はい、これで星一号作戦も発動できます」
レビル「それにしても、やはり彼らの働きは大きかったな」
連邦士官「あの…ホワイトベースですな」
レビル「彼らは連邦にとって、もはや欠かす事のできない戦力だな」
連邦士官「はっ…」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ジャブロー 司令部
ブライト「レビル将軍…。それでは、我々の任務というのは…」
レビル「うむ、ホワイトベースは連邦軍の宇宙艦隊より先行し、ジオンの目をひきつけてくれ」「星一号作戦の成功は君達にかかっている」
ブライト「…それでは、我々にたった一隻で囮専門になれと…?」
レビル「そう取られても仕方がないかもしれんな…」「だが、この任務は、君達にしかできないだろう」
ブライト「なぜです! 大半が素人の集団なんですよ」
レビル「どうかな…? 君達は、これまでの戦いで充分に成長したはずだ」「すでに、ホワイトベースは連邦軍のどの部隊よりも優秀だよ」
ブライト「そんな事は…」
レビル「私は君達を誰よりも高く評価している。だからこそ、頼みたいのだ」
ブライト「…………」
レビル「未来を担うのは君達だ。むざむざ死なせはしない…」「これからも、私にできる限りのバックアップはしていくつもりだ」「君も先の戦闘で見たと思うが長距離射撃用のジムスナイパーを君らの部隊に回しておいた」「運用のしかたは君に一任する 使ってみてくれたまえ」
ブライト「わかりました…。この任務、お引き受けいたします」

ホワイトベース ブリッジ
ブライト「いよいよ、連邦軍が反撃に転じる時が来た」「我々もこれに呼応し、再び宇宙に飛び立つことになる」
アムロ「宇宙か…」
ケーン「ちぇ、ますますリンダちゃんから遠くなっちまうぜ」
軍曹ベン)「静かに!」
ブライト「なお、竹尾ゼネラルカンパニー、最上重工はじめ、民間組織にもこれまで通り、協力してもらいたい」「無論、それなりの報酬は出させてもらう」
パンチョ「そういう事なら、あっしらも喜んで協力するでヤスよ」
柿小路「我が社は一度受けた仕事は最後まで面倒を見るのがモットーですからな。わかりました。お受けしましょう」
<<秋水(男)>>
秋水「いきなり宇宙か…。今度は、日本に立ち寄れないんだな…」
<<秋水(女)>>
秋水「いきなり宇宙か…。今度は、日本に立ち寄れないのよね…」


ホワイトベース 食堂
アール「では我々も宇宙へ同行しろと?」
シャピロ「そうだ。軍上層部は外宇宙からの侵略よりジオンとの決着を優先する方針だ」「ここで貸しを作っておけば今後何かとやりやすくなる」
アール「ですが、それは…」
剣人「いいじゃねえか! ジオンやギガノスにはいいかげん俺も頭にきてんだ!」
弾児「ああ。連中がバカな戦争を仕掛けてこなきゃ、俺達みたいな戦争孤児が生まれる事はなかった」
剣人「あのギレンって野郎の演説、聞いただろ? ふざけやがって! 何が選ばれた民による統治だっ!」
アール「剣人様…ですが優れた王が国を治めるというのは、あながち間違ってはおりませんぞ?」
剣人「うるせえ! 俺はそういう上から見下した考えは大っ嫌いなんだよ!」
忍「へへっ、気が合うじゃねえか。よーし、ジオンの奴らめ、とっとと片付けてやるぜ!」
亮「ふふ…その強がり、いつまで続くかな? 宇宙に上がったら特訓が待ってるぜ」
忍「おうよ! 望むところだぜ!」

ホワイトベース デッキ
隼人「…………」
號「どうしたい? どっか調子でも悪いのか?」
隼人「ふん…別に」「お前達は実戦でみっちり鍛えてやる。宇宙環境にも慣れてもらわんとな」
翔「地球ともしばらくお別れって訳ね…」

ジャブロー 洞窟
セイラ「兄さん…あのキャスバル兄さんが…生きていた…」「たとえ…ジオンの兵士でも…生きていてくれさえすれば…」「ううう…よかった…」

ジャブロー 密林
マイヨ「…よりにもよってジャブローの密林に不時着するとは…」「むっ!?」
リンダ「だれかー! 負傷者はいませんかー!」
マイヨ「なに! リンダ! なぜ、このような所に!」
リンダ「え? 誰?」
〔空を切る音〕
〔人が着地する音〕

リンダ「ああ…兄さん…」
マイヨ「まさか、連邦の基地にいようとはな…」
リンダ「…不時着したのね? なら、一緒に難民キャンプにいきましょう」「そうすれば、連邦軍の目から逃れられるわ」
マイヨ「そうはいかん。すでに機体の応急修理は終わっている」「さあ、来るんだ!」
リンダ「いやです! 私はギガノスには戻りません」
マイヨ「私はこれから、宇宙に戻る。さあ、お前も一緒に来るんだ!」
リンダ「いやっ!」
〔走り去る足音〕
マイヨ「リンダ!」

ジャブロー 空港
ローズ「あれ? リンダ、どうしたの?」
リンダ「なんでもないのよ…。その…大きな蛇がいたものだから…」
ローズ「うわ~危ないなぁ」
リンダ「さ、戻りましょう」
ローズ「はーい!」
リンダ(兄さんが…宇宙へ…)

ホワイトベース デッキ
ケーン「ジャブローを出発したらリンダちゃん達ともいよいよ、お別れか…」
タップ「なんか寂しくなるよな…」
ライト「俺達がドラグナーで戦ったからジャブローとリンダちゃん達を守れたんだぜ?」「うぬぼれ過ぎかもしれないが、そう思えば、いくらか気が楽になるだろ?」
ケーン「お、ライト。いい事言うなぁ」
タップ「ま、生きていれば、きっとまた会えるさ」
【シナリオエンドデモ終了】


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