第54話
ヌビアの狂乱
サブタイトル
「ヌビアの狂乱」
【シナリオデモ１開始】
ホワイトベース ブリッジ
ミライ「思ったより早く目標地域に着けそうね…」
マーカー「ええ、このまま行けば、予定より２時間早く到着します」
クワトロ「先行させる選抜隊の編成も終わっている。艦長、いつでも出れるぞ」
ブライト「選抜リストの中にジークの名があったが…奴を使うのか？」
クワトロ「異次元同盟の戦術に詳しいだろうからな。それに機体の航続距離も長い」
ローズ「秋水くんとのコンビネーションもいいと思いますよ」
プラート博士「うむ、互いの欠点を補い合っておるようじゃ。いいコンビじゃよ」
隼人「だが、信用できるのか？ 選抜部隊に入れるとなると、監視はおろそかになるだろう？」
クワトロ「信用できない者を戦場には出さんよ。既に、ジークは部隊の一員だ」
ホワイトベース デッキ
フェアリ「ジーク…次は異次元同盟との戦いよ？ あなたは戦えるの？」
ジーク「覚悟はできている…」
秋水「どういう心境の変化だ？」
ジーク「共に戦ってみて、大分、状況が見えてきた」「お前達の陣営とは、話し合いで解決できる余地が多々あると思う…」「もっとも、国家の力関係が均等じゃない以上、母星を失ったガディソードに不利な要素は多い…」「ヘルルーガが、強硬路線を行くのもわからんでもない…」「しかし俺は、お前達の方が俺が望む未来と同じ方向を見据えていると感じた」「俺は、その直感を信じる事にしたんだ…」
秋水「ま、そういうの、理屈じゃないよな…」「俺が戦う理由も似たようなもんだし…」「あらためて、よろしくな、ジーク！」
ジーク「ああ…」
ホワイトベース ブリッジ
ブライト「いいか、本作戦の目的は、太陽の破壊を阻止する事だ」「まず航続距離の長い機体が、先行して突入、奇襲をかける！」「太陽を破壊する仕掛けを早期に発見し、粉砕してくれ！」
クワトロ「選抜隊は直ちに発進！ 目標宙域に向かえ！」
秋水「いくぜ、ワッ太！」
ワッ太「おうっ！」
ブルース「我々も参りましょう」
シュテッケン「いよいよ討ち入りだ。久々に血が騒ぐぜ」
アイザック「いくぞ！ Ｊ９、出動！！」
お町「イェーイ！」
【シナリオデモ１終了】
【戦闘マップ１開始】
〔味方ユニット出現〕
ワッ太「うわ…太陽が近い…。燃えたりしないよな…」
雅人「心配ないよ。見た目より、距離あるから」
沙羅「それより、攻勢を破壊する装置ってのは、どこのあるんだい？」
忍「とっとと見つけてぶっ壊さないとな！」
士郎「ですが、見たところ、それらしい装置は見えませんね」
佐馬「てっきり、バカでかいもんがあると思ってたぜ…」
フェアリ「おそらく、どこかの船に搭載していると思います」
ロック「なら、全部沈めりゃ、わかるってこったな？」
フェアリ「少し時間を下さい。場所を特定します！」
バーディ「どうやって？」
フェアリ「装置を作動させれば、事前にそれ相応のエネルギー反応をキャッチできるはずですから」
秋水「今のところ、センサーにこれといった反応はない」「まだ、装置が作動していないみたいだな」
ブルース「なるほど。ここは、彼らに任せた方が良さそうですね」
キッド「じゃ、俺達はひと暴れと行きますか！」
ディーゴ「よし！ 突入だ！ 敵陣を蹴散らすぞ！！」
シュテッケン「おうっ！！」
ライラ「イェイ！！」
〔敵ユニット出現〕
ギルドローム「フフフフ…！」「奴らめ…誘いに乗ってのこのこと地獄の入口に出向いて来おったわ！」「これまでの屈辱を晴らし、貴様らを灼熱の溶鉱炉に葬り去ってやる！」
ジーク「この夫人…！ ムゲ帝国軍のギルドローム将軍だ！」「奴が自ら前線に出向いているとは…よｈど、恨みを買っているな？」
忍「地球でムゲ野郎どもを散々叩いたからな」
ギルドローム「フフフフ…ジークよ、聞こえておるか？」「貴様については、特別に依頼を受けているぞ？ 裏切り者を抹殺せよとな！」
ジーク「チッ！ やはり、そういう事になっているらしいな…！」「まあいい…！ 相手がお前らムゲ帝国なら気にせずやれるからな！」
ギルドローム「フ…やはりな。ガディソード人の本音が出おったわ！」「ガディソードは、ムゲ帝国の戦力に守られていなければ、生きて来れなかったほどの小国…」「ムゲ帝王様がその気になれば、ガディソードなどすぐに消される運命にあるのだ」
ジーク「くっ…」
ギルドローム「ジークよ。貴様は全ての希望を失い、虫けらのように死ぬのだ！」
忍「うるせえっ！ このハゲ野郎！！」「こいつの国の未来は、俺達がまとめて面倒みてやらぁ！」
ギルドローム「フハハハ！ 愚か者め！」「貴様らの勝利が、つかの間の夢であった事を、このギルドロームが教えてくれよう！」「そして、この戦いが悪夢の始まりである事を知るであろう！」「フハハハハハ ハッハッハッハッハッハ！」
＜戦闘開始＞
＜ギルドローム撃破＞
ギルドローム「ば、バカな！ こんなバカなっ！！」「まさか…このワシが破れるというのか！」「て…帝王様…！ どうかお許しをーっ！」
＜敵全滅・敵増援１出現＞
〈出撃準備〉
ブライト「これより、戦闘宙域に入る！ 機動兵器は随時発進せよ！」
ディーゴ「本隊が到着したか」
ブルース「そのようですね」
ブライト「目標は破壊できたのか？」
フェアリ「いえ…目標の装置はまだ、稼働していないようです。位置の特定もできません」
ブライト「そうか…」
隼人「敵にはめられたか？」
葉月博士「いや…先発隊の奇襲攻撃で、予定が狂ったのかもしれない」
仁「とにかく、出ようぜ！」
號「そうだな。目の前の敵を片っ端から掃除してやる！」
クワトロ「敵にプレッシャーをかけるぞ！」
フラウ「プル、どうしたの？」
プル「うーん…ちょっと待って」「誰かが呼んでるみたいなの。だから、今は出撃しないね？」
フラウ「あ、待ちなさい！ プル！」
ブライト「どうした、フラウ！」
フラウ「プルが出撃を拒否しました！」
ブライト「く…なら、他を出させろ…！」
フラウ「りょ、了解…！」
〈出撃準備〉
〔敵ユニット出現〕
カーメン「フフフ…奴らの本隊が到着したようだな」「彼らの勇気に敬意を表し、我が最強部隊でお相手を使用ではないか！」
〔敵ユニット出現〕
カーメン「さあ、来るのだ！ 我が砲火によって美しく散るがよい！」
ボウィー「何だぁ？ エドン国の戦闘ロボットにヘビーネタルまでいるぜぇ？」
キッド「どーなってんの？」
アイザック「奴め、人知れずあらゆる勢力に根を張っていたようだな」
お町「そんな…。んじゃ、あれ全部ヌビアってわけ？」
アイザック「どうやら、やるしかないようだ。行くぞっ！」
＜敵増援１出現の次ＰＰ＞
【戦闘マップ１終了】
【シナリオデモ２開始】
サリー「どうすれば…いいんだろう…」「…私はまだ、兄さんのように決められない…」
〔ノックの音〕
サリー「え？ 誰？」
プル「プルだよ、お姉ちゃん！」
サリー「いったいどうしたの？ こんな所に来て…」
プル「うふふ、お姉ちゃん ここから出してあげるね！」
サリー「それって艦長の命令なの？」
プル「ううん、私が感じたの。もうすぐ、お姉ちゃんが必要になるって」
サリー「え…？」
〔扉の開閉音〕
プル「はい！ 機雷たよ」
サリー「あ、ありがとう…」
プル「じゃあね！ サリーお姉ちゃん！」「プルプルプルプルー！」
〔走り去る足音〕
サリー「ど…どうしよう」「そういえば…私のクロイツはどこに保管されているのかな…」
【シナリオデモ２終了】
【戦闘マップ２開始】
〔戦闘マップ１から継続〕
＜キッドorボウィーvsカーメン＞
カーメン「異次元への旅立ちを越えて生き残るのは、選ばれしヌビアの民のみ」「消えゆくお前達が、歴史の転換点を彩るために最後の華を咲かせるのだ」
アイザック「貴様の思い通りにはさせん！ ヌビアだけが選ばれた人類ではない！」
＜カーメン撃破（１回目）＞
カーメン「ハハハハハハハ！ ハハハハハハハハハハハ！」
〔敵ユニット撃破〕
キッド「なんだ？ 案外、あっけないな…」
カーメン「フフフフフ！ ハハハハハハハハハハ！」
ボウィー「うっ…この声は…！」
〔敵ユニット出現〕
カーメン「フフフフフ！ハハハハハハハハハハ！ 私は永遠に不滅…！」
アイザック「やはり影武者か…！」
ボウィー「今度のは、本命であって欲しいねえ」
＜カーメン撃破（２回目）・味方援軍１＆敵増援２出現＞
カーメン「ハハハハハハハ！ ハハハハハハハハハハハ！」
〔敵ユニット撃破〕
ディーゴ「やったか…！」
士郎「いや…まだです！」
〔敵ユニット出現〕
カーメン「ハハハハハハハハ！ なかなかやるではないか」「だが、私の計画を妨げる事は火可能だ。ハハハハハハハハ！！」
〔敵ユニット出現〕
キッド「おい！ ものすごい集団だぜ！」
ボウィー「いよいよ、本隊かもな…」
〔秋水、発光〕
秋水「ん？ なんだ！？」
フェアリ「Ｃ．Ｕ．Ｂ．Ｅ．の共鳴反応です」
秋水「前にも、こんな事があったよな…」
フェアリ「やはりカーメンはＣ．Ｕ．Ｂ．Ｅ．を使うつもりのようですね…」
秋水「って事は、あの艦が本命って事か」
フェアリ「間違いありません。あの艦にはＣ．Ｕ．Ｂ．Ｅ．を利用した装置が積み込まれています」
ブライト「フェアリさん！ 目標の特定はできましたか？」
フェアリ「ええ…やはり、目標の装置はカーメンの旗艦にあるようです」
キッド「結構、結構！ もう影武者じゃないって事だな！」
ボウィー「仏の顔も３度までってね！」
アイザック「よし、集中攻撃で一気に片付ける！」
お町「イェーイ」
フェアリ「待ってください！ 稼働状態のＣ．Ｕ．Ｂ．Ｅ．をむやみに破壊するのは危険です！」
フェアリ「もし、途中で暴走したら大惨事になるかもしれません」
ジーク「ガディソードの母星が破壊された時と同じだ…」「星が消えるだけじゃ済まない…。おそらく、この星系の空間が歪み、消滅するだろう…」
シュテッケン「ならば、艦内に斬り込んで直接、装置を止めるしかないな」
〔敵ユニット出現〕
隼人「また、援軍か…」
ブライト「きう…敵の数が多い…。これでは、カーメンの旗艦内に戦力を投入できる余裕がない…」
アール「援軍が来れば、なんとかなるかもしれんが…」
マリア「なら、ブライト艦長！ 援軍が来るまで、粘ってみてはどうですか？」
勉「いえ…マリアさん。それでは間に合いません！」「援軍が来るまでに、カーメンはオシリス計画を実行するかもしれないんです！」
マリア「じゃあ、どうしろって言うのよ！」
勉「そ、それは…」
サリー「ブライト艦長！ サリー・エーミル、出ます！」
ブライトなっ！ 君は！？」
プル「いけーっ！ サリーお姉ちゃん！」
〔味方ユニット出現〕
秋水「サリー！？」
ジーク「お前！ なんで出て来た！」
サリー「もう二度と、あの悲劇は起こしたくないの！」「だから、お願い！ 私を行かせて！！」
秋水「待ってくれ！ サリー！！」
〔秋水、ブライトor葉月博士へ隣接〕
フェアリ「あ、秋水様！？」
ジーク「あいつら、面倒かけやがって！」
シュテッケン「待て！ ジーク！ もう賽は投げられた。我々は、援護に回る！」
キッド「ここは、専門家にまかせるとしましょ！」
ボウィー「そゆこと！」
ジーク「くっ！」
ブライト「みんな、聞いてくれ！ これから、サリーと秋水がカーメンの旗艦に取り付く！」「我々は周囲の敵を攻撃して、カーメンの旗艦を孤立させるんだ！」
アイザック「了解した！」
ジーク「あの２機に、敵は近付けさせん！」
フェアリ「サリー！ あなたが、前衛よ！」
サリー「わかってるわ！ 露払いは任せて！」
〔サリー、ＭＡＰ兵器「ツインキャノン」使用〕
〔敵ユニット撃破〕
秋水「うひょー！ やるなぁ…」
サリー「秋水、フェアリ！ 最後はあなた達が装置を止めるのよ！」
秋水「ああ！ 行こうぜ、サリー！」
カーメン「聖なる神アトゥームよ。我は神の意志により、新しい世界を築かん」「汚れ無き新しい世界に、ヌビアの繁栄を築かん！」
ヌビア教団員「ヌビアの夜明けは近い！ カーメン・カーメンに栄光あれーっ！」
＜秋水orサリーがカーメンへ隣接＞
秋水「よっしゃ！ 取り付いたぜ！」
※※サリーが隣接した場合、セリフ追加※※
〔秋水、カーメンへ隣接〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
サリー「早速、内部に突入よ！」
フェアリ「待って、サリー！」「Ｃ．Ｕ．Ｂ．Ｅ．の共鳴反応を利用して、装置のある部屋を絞り込みます！」
サリー「データを回して！ 外壁に穴を開けて最短ルートを作ってあげる！」
フェアリ「解析完了！ 今、送ったわ！」
サリー「よし…いくわよ！！」
〔カーメンに爆発〕
〔画面、振動〕
ヌビア教団員「うおお！ 隔壁閉鎖！！ 空気の流出を防げ！！」
秋水「さすが！ ちょうどいい穴だぜ！」
サリー「制御室に直接通路を通したわ！ 中のエアが抜けて、制御室は無人になったはずよ！」
【戦闘マップ２終了】
【シナリオデモ３開始】
秋水「なるほど…これなら、敵に出会わなくて済むかもな…」
フェアリ「サリー！ 万が一、私達が捕まったら私達の機体を持って帰って！」「Ｃ．Ｕ．Ｂ．Ｅ．は、絶対に、敵に渡しちゃだめよ！」
サリー「わかってる！ 早く行って！」
秋水「フェアリさん！ 行こう！」
フェアリ「はい、秋水様！！」
ヌビア教団員「何者かが、艦内に侵入した模様です！」
カーメン「む…潜入して、装置を止めようと言うのか…。ただちに射殺せよ！」
ヌビア教団員「侵入者を掃討する！ 武装兵士を向かわせろ！」
秋水「こいつが、制御装置か…。フェアリさん！ どう？」
フェアリ「もうすぐ終わります…」
〔キーボードを叩く音〕
フェアリ「…完了です。引き揚げましょう」
秋水「早っ！」
フェアリ「ソフトウェアの書換えだけで対処しました」「秋水様をこれ以上危険にさらすわけにはいきませんから」「さ、脱出しますよ」
秋水「了解！！」
ヌビア教団員「む！ 貴様ら！！ 生かして帰さん！！」
秋水「危ないよ！ おじさん達！！」
〔機体の飛行音〕
ヌビア教団員「うわああ！！ た、退避ーっ！！」
【シナリオデモ３終了】
【戦闘マップ３開始】
〔戦闘マップ２から継続〕
〔秋水、後退〕
カーメン「装置は、無事なのか？」
ヌビア教団員「起動プログラムがリセットされていましたがただちに復旧できます」「計画の進行には、問題ありません」
カーメン「うむ…ご苦労であった。念のため、護衛の兵を増やしておけ」
ヌビア教団員「はっ！！」
サリー「フェアリ、うまくいったの？」
フェアリ「ソフトウェアを書換えたわ…。彼らは異常に気がつかないはず」
サリー「そう…よかった…」
フェアリ「秋水様！ 通信を傍受されるといけません。すぐに船に戻って報告しましょう！」
秋水「了解！」
＜秋水がブライトor葉月博士へ隣接＞
ブライト「フェアリさん。どうなりました？」
フェアリ「制御装置のプログラムの書換えに成功しました」「Ｃ．Ｕ．Ｂ．Ｅ．エネルギーを太陽に照射するプロセスに入った時点で起動する仕掛けです」「太陽エネルギーを利用せずに高次元へのジャンプを行いますので規模は大幅に縮小されます」「ですが、この宙域に展開している艦隊は、空間の歪みに巻き込まれて消滅してしまうでしょう」「ブライト艦長、５分以内に母艦を安全圏まで後退させてください！」
ブライト「わかりました」「全部隊に告げる！ これより、本艦は現宙域から一時離脱する！」
〔カーソル、脱出エリアを指定〕
＜秋水がブライトor葉月博士へ隣接の次ＰＰ・敵増援３出現＞
カーメン「逃すな…殲滅せよ！」
ヌビア教団員「ははっ！」
〔敵ユニット出現〕
≪敵増援２出現後≫
キッドorボウィーvsカーメン＞
カーメン「ハハハハハハハ！ ハハハハハハハハハハ！ Ｊ９の諸君、ようこそ！！」「私の懐に飛び込んで来るとは見上げたものだな！」
アイザック「カーメン・カーメン！」「銀河には多くの生物が生きているにもかかわらず！ はばかる事なく彼らを滅ぼし…」「…あまつさえ人類をも顧みぬ暴挙！ 許すわけにはいかん！！」
キッド「決着をつけてやる！ カーメン！」
＜ブライトor葉月博士が脱出エリアへ到達・勝利条件達成＞
ブライト「よし！ なんとか、追撃を振り切ったぞ！」「これより、戦線を離脱する！ 各部隊、集結しろ！」
カーメン「ハハハハハハハハハ！ ハハハハハハハハハハハハ！」「つまらぬ腰抜けどもめ、勝てぬとわかって逃げの一手とは…」「いささか奴らを買いかぶっていたようだ」「お前達には、私を倒す事は永久にできんだろう…」「この勝負、全てにおいて私の勝ちだ！ ハハハハハハハハハ！」
〔カーメン、太陽へ移動〕
カーメン「エネルギー照射開始！ オシリス計画を完遂する！」
ヌビア教団員「カーメン・カーメンに栄光あれーっ！！」
〔カーメン、前進〕
カーメン「ハハハハハハハハ！ ハハハハハハハハハハハ！」「我が名はカーメン・カーメン！ 聖なる神アトゥームの意志を受け継ぐ者なり！」「これより私は、聖アトゥーム神と一体になる」「私の全てを聖アトゥーム神に捧げ、新たなる宇宙を創世する！」「さらばだ、人類よ！ さらばだ！ ハハハハハハハハハハ！」
ディーゴ「む…奴め、何をする気だ？」
アイザック「奴は、死して太陽と共に新たな世界の父となる気だ！」
お町「じゃ、玉砕するわけ？」
アイザック「ああ…」
ブライト「時間だ！ これより、現宙域を離脱する！」
カーメン「ハハハハハハハ！ ハハハハハハハハハ！」
〔カーメンの周囲に爆発〕
〔画面、振動〕
〔画面、発光〕
〔敵ユニット消失〕
リンダ「爆発のエネルギー、おさまりつつあります」
アイザック「どうやら…太陽は破壊されずに済んだようだ」
ブライト「カーメンの旗艦は消滅したのか？」
オスカ「この宙域に、敵の艦影は全くありません！」
フェアリ「おそらく彼らは高次元へ旅立ったのでしょう…」
シュテッケン「カーメン・カーメン…奴も自らの信じる義に、殉じたと言うのか…？」
ディーゴ「最後まで、読めぬ男だったな…」
アイザック「ああ…」
【戦闘マップ３終了】
【シナリオエンドデモ開始】
ホワイトベース ブリッジ
ボウィー「はあ…やれやれ、ともかく、人類ちゃんはかろうじて救われたわけよね」
キッド「ヌビア・コネクションもこれで滅んだと見ていいな…」
隼人「さて…これから、どうするかだ…」
アール「残った勢力は、異次元同盟ですな…」
葉月博士「だが…ゲートのコントロールが出来ない以上、敵が来るのを待つしかない…」
フェアリ「その事ですが、なんとかなりそうです」
サリー「え？ いつの間に？」
フェアリ「カーメン艦に侵入した時、コピーしたプログラムにヒントを得ました…」「実験はしていませんが理論的には問題ないはずです」「移送先のデータさえあれば、どの宇宙へも跳躍できます！」
ジーク「ムゲ帝国へ行くなら、俺がデータを持っているぞ」
忍「そいつは、すげえや！ これでやっと、ムゲの本拠地に攻め込めるぜ！」
ブライト「他に道はなさそうだな…」
クワトロ「皆、特に異存はないだろう。早速、行動に移るべきだ」
ブライト「決まりだな。準備が出来次第、艦隊はムゲ帝国への侵入を試みる」「各員、持ち場に戻ってくれ！」
フェアリ「ジーク、データを入力するから一緒に来てちょうだい？」
ジーク「ああ…」
秋水「サリー、俺達も行ってみようぜ」
サリー「私はいい…。機体を整備しに行くわ…」
秋水「…………」
葉月博士「ホワイトベース、ガンドールへの固定完了！」
リンダ「各ブロック、隔壁チェックＯＫです！」
ブライト「フェアリさん、準備はいいですね？」
フェアリ「はい！」
秋水「いつでも、どうぞ！」
フェアリ「Ｃ．Ｕ．Ｂ．Ｅ．ドライブ、起動します！」
秋水「よし…いいぞ！ うまく行きそうだぜ！」「臨界点突破！ エネルギープラグ、ガンドールに接続！」
フェアリ「ガンドール周囲に空間異常確認！ 異次元ゲート順調に拡大中！」「いけます！！」
葉月博士「ガンドール、エンジン出力最大！ 異次元ゲートに突入！！」
〔画面、発光〕
ムゲ宇宙
デスガイヤー「なんだと！？ ギルドロームが！？」
ムゲ帝国軍兵士「はい…カーメンの作戦は失敗し、ギルドローム将軍は壮絶なる最後を遂げられました」
デスガイヤー「おのれぇ…！ ヘルマットだけでなく、ギルドロームまでも！！」
ムゲ帝国軍兵士「なお、敵の艦隊が次元を越え、この宇宙に侵入した模様です！」
デスガイヤー「な、なんだと！？ 奴らが自力で次元ゲートを開いたと言うのか！」
ムゲ帝国軍兵士「は…事実であります…」
デスガイヤー「むうう…なんと言う事だ！ すぐに、ムゲ帝王様にご報告にあがらねば！！」
ムゲ城
ムゲ「デスガイヤー将軍…やはり、最後に残ったのは我らだけのようだな…」
デスガイヤー「申し訳ありません、ムゲ帝王。この宇宙に奴らの侵入を許してしまいました…」
ムゲ「よい、デスガイヤー…。その勢いもここまでの事…「奴ら…この宇宙全てが、私自身だと言う事をすぐに思い知るであろう！」
デスガイヤー「では、あれを！ あの戦法で戦いを！」
ムゲ「フフ…久しぶりにな」「デスガイヤー、貴様も獲物を思う存分、可愛がってやれ！」
デスガイヤー「では、闘技場には…ぜひとも、赤い宇宙を！！」
ムゲ「ふむ、赤い宇宙とな？ よかろう！」
デスガイヤー「おおっ！」
ムゲ「この宙域に存在する全ての軍に出動命令を発するのだ！」「私も出陣し、全力で敵を迎え撃つ！」
デスガイヤー「はっ！ 奴らを必ずや、返り討ちにしましょうぞ！」
ムゲ「フフフ…デスガイヤーよ…。共に戦いに明け暮れていた日々…帝国創生の日々を思い出すぞ…！」
デスガイヤー「ははーっ！ もったいなきお言葉！」「このデスガイヤー！ 帝王に全てを捧げ、戦いまする！」
ガディソード 本部
ヘルルーガ「ホワイトベース隊め…いよいよ、ムゲ帝国に攻め入ろうというのか…」
レジアーネ「はい…フェアリが、Ｃ．Ｕ．Ｂ．Ｅ．による空間跳躍法を確立したようです」
ヘルルーガ「そうか…時間の問題だとは思っていたが、ついにやりおったか…」
レジアーネ「申し訳ありません。私がフェアリの抹殺に失敗していなければ…」
ヘルルーガ「済んだ事はもう良い…。それよりも、例の軍団の開発計画は進んでおろうな？」
レジアーネ「はい、後は最終調整を残すのみとなっております」「もうじき、ガディソードの戦力は現在の数千倍になりましょう！」
ヘルルーガ「そうか…。だが、本格導入の前に、実用性を試す必要があるな」「ムゲ帝国への援軍と称し、実験部隊を投入してみろ」
レジアーネ「はっ！ 仰せのままに！」
【シナリオエンドデモ終了】
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