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No.40
勇者の真実

【シナリオデモ1開始】
北米エリア
GGGアメリカ
スタリオン「雷牙博士、オービットベースへのQパーツの移送準備…完了しました」
雷牙「うむ…急ごう。中国科学院が襲撃にあった以上、既に一刻の猶予もない」
スタリオン「Qパーツを狙う者…ザ・データベースでしょうか?」
雷牙「わからん。だが、Qパーツのすさまじい力を見れば、誰が狙っても驚く事ではにあ」
〔WARNING〕
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

スタリオン「博士! 侵入者です! 施設内部に何者かが侵入しました!」
雷牙「そんな馬鹿な! これほどの厳戒態勢を潜り抜けた者がいるというのか!?」
〔扉の開閉音〕
護「………」
スタリオン「き、君は天海護君…!?」
雷牙「Zマスターとの戦いの後、ギャレオンと共に宇宙に旅立った君がなぜここに…!?」
護「…それもらっていきます」
スタリオン「この爆発は君の仕業なのか!?」
マイク「セキュリティシステムは解除したっぜ!!」
雷牙「マイク…! お前が護君の侵入を手伝ったんだな!?」
護「ありがとう、マイク。時間がないんだ…僕達のう通を救うにはこれが必要なんだ」
マイク「何があろうとマイクは護の味方だっぜっ!」
雷牙「なぜ、君がQパーツを欲しがる!? 理由を聞かせてくれ!」
護「言ったはずです。僕達の宇宙を救うためだと…」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕
〔画面、赤く発光〕


オセアニアエリア
ヴァルストーク/カズマ自室
カズマ「連合宇宙歴100.11.12、航海日誌…」「結局、Dボゥイさんは発見できず俺達は捜索を打ち切る事になった」「アキさんの気持ちを考えると胸が締め付けられるが、いつまでもギガフロートにいるわけにもいかない」「Dボゥイさんの捜索はレディ・アンさんの計らいでプリベンターが引き継いでくれるそうだ」「凱さんとルネはプロフェッサー神先とオーガンをオービットベースへ送り届ける事になった」「一方、俺達はルリ艦長の提案で一度、日本へ寄る事になった」「光子力研究所と早乙女研究所での補給を受ける間にルリ艦長はやりたい事があるそうだ」「そんな中、ガレントからの通信でザフトが大規模な作戦行動の準備を進めている話を聞いた」「奴らの攻撃目標は連合軍のマスドライバー基地のあるパナマと予想されている」「地球とプラントの戦争に対してはさすがのノイ・ヴェルターも何もできない」「しかし、俺達は俺達でできる事をやっていくしかないだろう」「そして、日本への出発が迫る中、スペースナイツのユミが誘拐されるという事件が起きた…」

オセアニアエリア
ヴァルストーク/食堂
ロウ「本当に誘拐なのかよ? ユミの奴、家でしたんじゃねえか」
デュオ「ありえるな。愛しのD様の捜索が打ち切られるのがショックだったみたいだしな」
ハヤト「昨日、ユミちゃんにおかしな男が面会に来たんだ! きっとそいつが誘拐したに決まってる!」
本田「落ち着け、ハヤト。だいたい、ユミを誘拐して何のメリットがあるんだ?」
レビン「そうよ! 身代金なんか期待できないしテッカマンになれる以外には何の才能も技術もないじゃないの!」
ミヒロ「それってすごい事だと思うけど…」
ナターシャ「もしかして、あの子…戦いが怖くなったのかも…」
本田「だが、ユミはDボゥイの言葉でテッカマンの使命に目覚めたはずだぞ」
ナターシャ「そのDボゥイの敗北にショックを受けたんだと思う…。あたしも似たようなものだしね…」
ダービット「ふ…はははははは! 笑わせてくれるぜ、どいつもこいつもガキみてえによ!」
ナターシャ「ダービット…!」
ダービット「逃げてえ奴は放っておけよ。あの甘ったれには戦いは無理だったのさ」
クルツ「うわ、キビしいねえ…! この間までの仲良しテッカマングループはどうなっちまったんだよ?」
ダービット「うるせえよ…。俺達はお手々つないでお遊戯やってるわけじゃねえんだ」
ナターシャ「ダービット! あんた、テッカマンビームの存在を否定する気!?」
ダービット「そんな気はねえよ。…だがな、俺は一人になってもDボゥイのカタキを討つつもりだ」
〔扉の開閉音〕
ハヤト「ダービット…」
レビン「何よ、あいつ…! 一人でかっこつけちゃってさ!」
マオ「…どうやらDボゥイの敗北にショックを受けたのはナターシャとユミだけじゃないようだね」
アキ「…テッカマンブレードの存在は彼らにとって精神的な支えだったわ」「ブレードという絶対の存在に憧れ、彼らはテッカマンになったのだから」
クルツ「ダービットも心の中でその喪失感と戦っているわけか」
デュオ「で、どうすんだよ、ユミの事は?」
樹里「ねえ、ハヤト…そのユミの面会に来た怪しい人ってどんな感じだったの?」
ハヤト「え~と…連合の軍服を着ていて髪はウェーブがかかっていて、サングラスをかけてた」
ロウ「それのどこが怪しいんだよ?」
ハヤト「うまく言えないけど、何ていうか…その…全身から危険な雰囲気が漂っていたっていうか…」「何となく宗介に似た感じの雰囲気だったな」
クルツ「うわ…そりゃ危ねえや!」
デュオ「とりあえず、レディ・アンにそいつの人相を伝えとくか」
カトル「うん…Dボゥイの捜索と合わせて彼女の行方も追ってもらおう」
マオ「それでいいかい、アキ?」
アキ「ええ…。ハヤト、あなたはユミが帰ってきた時のためにギガフロートに待機しなさい」
ハヤト「ラーサ!」
カズマ「しかし、ルリ艦長は日本に行って何をするつもりなんだ?」
アカネ「戦力の補充をするんだってさ。そのために昔の仲間に声をかけるらしいよ」
リョーコ「ヒカルとイズミか…。日本にいる昔の仲間って言ったらあいつらの事だろうな」
アカネ「リョーコは二人が何やってるか知ってるの?」
リョーコ「ヒカルは漫画家に、イズミの奴はバーの雇われママになったって聞いてる」
カズマ「二人共…らしいって言えばらしい仕事をしてんだな」
〔扉の開閉音〕
プロスペクター「ですが、ノイ・ヴェルターにはあの二人の力が必用なのです」
リョーコ「プロスペクター…! あんた、ギガフロートに来てたのか!」
ホリス「出ましたね! ネルガルの鬼の手配師!」
プロスペクター「お久しぶりです、皆さん。ネルガル会長の指示で今日から皆様のお世話をさせていただきます」
ホリス「キャプテン・ブレスさえやり込めるあなたが来てくれれば百人力ですよ」
カズマ「そうだな。あんたは、あのオヤジにとって数少ない天敵に一人だったものな」
プロスペクター「過分なお言葉、ありがとうございます。さすがは『タカの目』ブレス艦長のご子息…貫録が出てきましたなぁ」
カズマ「へへ…そうかい?」
ホリス「駄目ですよ、カズマ。誉め殺しはこの男の得意技ですよ」
カズマ「で、でもよ…やっぱり、誉められて悪い気はしねえよ。俺、言葉の暴力に日々傷ついてるし…」
リョーコ「そりゃどういう意味だい、カズマ?」
アカネ「まるで、あたし達が酷い仕打ちをしてるみたいじゃない」
リョーコ「いい機会だ。マオやルリにも話を聞いてみようぜ」
カズマ「ちょ、ちょっと待った、リョーコさん! リョーコさーんっ!!」
プロスペクター「…苦労をなさってるようですね。戦いとは別の所で…」」

地球圏エリア
オービットベース/メインオーダールーム
大河「…それで真道トモル君の検査結果は?」
麗雄「全く異常なし。ごく普通の地球人だったよ」「なぜ、彼がオーガンとリンクできたかはさっぱりわからん」
牛山「その後、あのアーマーへ何度か接触させてみましたが特に両者に反応は見られませんでした」
大河「自在に融合できるわけではないのか…」
凱「しかし、その力は俺達の知るオーガンに匹敵するものだった」
麗雄「あのオーガンは真道君の身体を電気的に分解して内部に取り込んだ…」「オーバリュウム808の装甲とあの攻撃力は、まさに無敵のヨロイと呼べるな」
凱「だけど、あれの技術が悪用される事になれば、地球圏の混乱は益々進むだろう」
大河「うむ…Qパーツと並ぶ懸案事項だな」
命「長官…中国科学院からQパーツを奪った犯人の足取りはつかめたのですか?」
大河「残念ながら、目星もついていない。ヤン博士の話では突如現れた戦艦の攻撃により科学院は壊滅したそうだ」
凱「ザ・データベースに続きさらに謎の敵にQパーツを奪われたのか…」
麗雄「残るQパーツは2つ。1つはGGGアメリカに…」「もう1つは既に南米からこのオービットベースに移送されている」
大河「GGGアメリカのQパーツはもうすぐ雷牙博士によってオービットベースに運ばれてくる」「以降は厳重に保管し、オービットベースの総力をあげて死守するつもりだ」
〔通信のコール音〕
スワン「ちょ、長官! GGGアメリカから緊急通信が入りマシタ!」「GGGアメリカは壊滅! Qパーツも奪われたそうデス!」
大河「何だとっ!?」
麗雄「これで人類に残されたQパーツは残り1つになってしまったか…」

地球圏エリア
オービットベース/医務室
トモル「………」
未知「どうです、パピヨンさん?」
パピヨン「…確かに彼からは強い力を感じます。ただ、それが何であるかまでは残念ながらわかりかねます」
トモル「あんた、俺に何をしたんだ?」
パピヨン「センシングマインド…簡単に言えば、未来予測です」
トモル「それで俺が何者であるかわかるのか?」
パピヨン「何らかのイメージが得られればあなたとオーガンの関係についてのヒントになると思ったのですが…」
トモル「結局、何もわからず仕舞いか…!」「あんたらに連れられて、ここに来て朝から晩まで検査の連続…! それで何の成果も無しかよ…!」
ルネ「ガタガタ、うるさいよ。こっちだって真剣にやってんだ。文句を言うんじゃないよ」
トモル「そうは言うが、お前に俺の気持ちがわかるか…!?」「訳のわからないままにバケモノに取り込まれて敵と戦う事になった気持ちが!」
ルネ「フン…」
トモル「笑ったな…! どうせ、あんた達は俺の事をモルモットぐらいにしか思ってないんだ!」
未知「真道さん…!」
トモル「俺から何かを引き出そうとしても無駄だって事がわかったろ!? もう御免だ!」「俺は…俺はあんな事は思い出したくないんだ! あいつの事なんて!!」
ルネ「いい加減にしな…! 起きちまった事をいつまでもグダグダ言ってんじゃないよ!」
トモル「何っ!?」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

未知「きゃあっ!」
ルネ「この振動…爆発だ! 敵の襲撃か!?」
パピヨン「衝撃は私達のいる場所の真下からのようです!」
ルネ「研究モジュール…Qパーツの保管場所か!」
パピヨン「プロフェッサー神先、ここはお任せします!」
未知「パピヨンさん、どこへ!?」
パピヨン「私はQパーツを守ります! ルネ、いっしょに来てください!」
ルネ「ああ! 任せておきな! この位置ならあたし達が一番近いからね!」
〔扉の開閉音〕
トモル「Qパーツって、あのミケーネが欲しがっていた超エネルギー発生装置か…!」
未知「…真道さん…あなたも地球に住む人間なら知ってください…」
トモル「え…」
未知「今、我々の住むこの世界がどれだけの危険にさらされているかを…」
【シナリオデモ1終了】


サブタイトル
「勇者の真実」


【戦闘マップ1開始】
ダービット「………」
アニタ「どこにいるのよ、ダービット!? 私達の任務はアマノ・ヒカルの仕事の手伝いでしょ!」「あんた、ギガフロートを発ってからおかしいわよ! 聞いてるの、ダー…」
〔モニターの閉じる音〕
ダービット(Dボゥイ…テッカマンブレード…。たった独りでもラダムと戦う白き魔人…。そして、アキチーフの…)(………)(あんたは負けちゃいけないんだ。あんたが負けたら、俺は…)
???(デッド)「…また、会ったね」
ダービット「お前はオーブで会った…」
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

関東エリア
Gアイランドシティ/市街地
デッド「会えて嬉しいよ、ダービット」
ダービット「…オーブで俺、名前を言ったっけ…?」
デッド「気にしないでよ。それより、約束を覚えてる?」
ダービット「ああ…再会を祝してオゴるぜ。ええと…」
デッド「デッド…デッド・エンド。それが俺の通り名さ。本名なんか、もう忘れたよ」
ダービット「デッド・エンド…行き止まりか」
デッド「今のあんたにはぴったりじゃない、そんな気分だろ?」
ダービット「まあな…」
デッド「何かトラブルかい? せっかくの出会いにそんなツラじゃシラけちまうよ」「女がらみ? それとも、男がらみかい?」
ダービット「まあ、そのどっちもってところだ」
デッド「よかったら聞かせてくれよ。乾杯はそれからでも遅くないだろ」
ダービット「………」「あきらめようと思っていた女がいた…」
デッド「………」
ダービット「その人には男がいた…。強い男…俺なんかが足元にも及ばないぐらい強い男がいたから…」「だから、俺は耐えた…。いつかあきらめる事ができる。そう思っていた」
デッド「それで…」
ダービット「だけど…奴は無敵じゃなった。奴は負けたんだ…俺の目の前で無様に、みじめに…」「だから、俺は…これからどうしたらいいかわからなくなっちまったんだ…」
デッド「そっか…。随分と複雑なんだね…」
ダービット「悪いな…暗い話題で。それよりさ、お前の事を少しは語ってくれよ」「Gアイランドに住んでるのかい?」
デッド「いや…住んでいたのは東京さ。ちょうど一年ぐらい前になるけどね」
ダービット「本当かよ!? 俺のその頃、東京にいたんだぜ!」「じゃあ、お前のあのラダムとゾンダーの騒動は…」
デッド「ふふふ…ラダム樹の花は俺の目の前で咲いたよ。そして、俺の運命を飲み込んだ…」
ダービット「え…」
デッド「花が散った時には俺もあんたも、もう人間じゃなくなっちまったな…」
ダービット「お前も…素体テッカマンだったのか…」
デッド「その時、俺は呪ったよ…。あの白き魔人を…」「あいつがノロマなおかげで俺は人間じゃなくなっちまったんだ」
ダービット「待てよ! あれはラダムの仕業で…」
デッド「そんな事はわかってるさ。でも、今となっちゃ、そんな事はどうでもいいのさ…」「俺は力が欲しかった。誰にも負けない力…俺の人生を奪った奴らを倒す力が…」「それがあれば俺はこの世界で生きていけるって思ったのさ…」
ダービット「お前…まさか…」
デッド「悲しいね、ダービット…。俺達、こんな出会い方をしちまって…」「さよならだ、ダービット…あんたの目を見ていたら、俺も全てを話したくなっちまったよ」
ダービット「デッド…お前がブレードを倒したテッカマンだったのか…!」
デッド「ダービット…いや、テッカマンゾマー…次にあった時には俺達は敵同士だ…」「俺は俺以外の全てのテッカマンを倒す。まずはお前達…そして、最後はラダムのテッカマンも…」
ダービット「待て! 待てよ、デッド!!」
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔敵ユニット出現〕
ダービット「あれは…確かギャレオン! だが、あのメカライオンは銀河へ旅立ったはずだ!」
〔味方ユニット出現〕
ダービット「凱か! オービットベースから戻ってきたのか!」
凱「護! お前は自分が何をしたかわかっているのか!?」
護「凱兄ちゃん…」
凱「なぜだ! なぜ、オービットベースを遅い、Qパーツを奪った!?」「中国科学院もお前の仕業なのか!?」
護「…今、宇宙では大変な事が起きようとしている…」「そして、そのためにどうしてもこれが…パスキューマシンが必要なんだ!」
凱「パスキューマシン?」
護「凱兄ちゃん達がQパーツって呼んでるあれの本当の姿さ」「でも、もうすぐパスキューマシンはよみがえる」「多少、犠牲は出たかも知れないけどこれで僕達の宇宙は救われるよ」
凱「多少の犠牲だと…!? わかっているのか、護!」「お前の攻撃でパピヨンとルネは重傷を負ったんだぞ!」
護「これから起こる事に比べれば小さな事だよ」
凱「待て、護! 話はまだ終わっていないぞ!!」
凱「待て、護!」
護「邪魔しないで、凱兄ちゃん! 時間がないんだ!」
凱「人が傷ついたんだぞ! 説明しろ、護!」
護「そっちがその気なら…力尽くで行くよ!」
凱「やめろ、護! 何をする気だ!」
護「邪魔するなら仕方ない! フュージョン! ガイガー!!」
〔護、変形〕
護「来い、ガオーマシン!!」
〔敵ユニット出現〕
凱「何っ!?」
護「このガオーマシンは凱兄ちゃんが原種との戦いで使っていたものだよ…!」
凱「まさか…!」
護「ファイナルッ! フュージョーンッ!!」
〔ファイナルフュージョン発動〕
〔護、合体〕

護「ガオ! ガイ! ガーッ!!」
凱「護が…ガオガイガーを…」
護「凱兄ちゃん…。僕はガオガイガーと一つになった…。これが最強の勇者王の力なんだね」
凱「違う! お前は間違っている…そんなものは力じゃない!」
護「僕は間違っていない…! 間違っているのは凱兄ちゃんの方だ!」
凱「ならば、護…! 俺はお前を倒す! そして、全てを話してもらうぞ!」
ダービット「2体の勇者王…どちらが勝つ…? いや、どちらが正しいんだ…!?」
<戦闘開始>

<護HP70%以下or3PP・敵増援1出現>

護「どうしてなの、凱兄ちゃん!? なぜ、わかってくれないの!」
凱「それはこっちのセリフだ、護! なぜ、お前が俺と戦う!? 宇宙で何があったんだ!」
護「僕は僕達の宇宙のために戦っているんだよ! 正しい事をしているんだ!」「間違っているのは、凱兄ちゃんの方だ!!」
J「その通りだ! 凱、お前は過ちを犯している!」
〔敵ユニット出現〕
凱「キングジェイダー! では、あれに乗っているのは…」
J「久しぶりだな、凱」
凱「ソルダートJ! 生きていたのか!」
J「再会の挨拶は不要だ。私はラティオを迎えに来た」
凱「何っ!?」
J「我々は宇宙を救うために戦っている。凱…お前に邪魔はさせない」
凱「中国科学院を襲った艦…! J! お前がQパーツを奪ったのか!」
J「奪ったのではない。正当な持ち主として返してもらったのだ」「凱、お前が私達の邪魔をするなら力で排除する…!」
護「ありがとう、J! 僕達が力を合わせれば凱兄ちゃんが相手だろうと負けるもんか!」
凱「そんな…」
J「認めろ、凱。お前がしようとしている事は過ちだ」
護「凱兄ちゃん! 正しいのは僕達で、凱兄ちゃんは間違っているんだ!」
凱「俺は…」
護「凱兄ちゃん!」
凱「俺は勇者だ!!」
〔凱、気力上昇〕
凱「護…そして、J…! お前達が相手でも俺は貫き通さなくてはならないものがある!」「それは信じるもののために戦う事だ!」
J「いいだろう、凱! いつぞやの約束通り、お前とはここで決着をつけてやろう!」
護「凱兄ちゃん…どうしても自分の間違いを認めないんだね…」「じゃあ僕が正しい事を凱兄ちゃんに教えてあげるよ! 僕が凱兄ちゃんを倒す事で!!」
〔護、回復〕

<護HP50%以下orJor凱HP50%以下or敵増援1出現の次PP・味方援軍1出現>
護「あきらめなよ、凱兄ちゃん! 僕達に二人に勝つのは無理だよ!」
J「その通りだ、凱! お前の勇気も正義も信念も全ては間違っているのだ!」
凱「まだだ! まだ俺は戦える! 俺の魂は死んじゃいない!」
護「お別れだよ、凱兄ちゃん! 消えちゃいなよ!」
黄金「黙れ! 獅子の誇りを忘れたものよ!」
〔味方ユニット出現〕
凱「ゴライオン! 黄金達か!」
ファーラ姫「無事ですか、凱さん!」
J「死に損ないの獅子め…! 性懲りもなくやってきたか!」
凱「黄金! お前達は宇宙でJと戦ったのか!?」
黄金「俺達はアルテア星の星系でギャレオンと護と別れました…」「ところが、それから数ヶ月後に獅子座連合は護達の攻撃を受けたんです!」
錫石「あいつらのおかげで獅子座連合はメチャクチャになっちまったんだ!」
J「それはお前の存在がこの宇宙に不要だからだ」
青銅「なんだと!? お前、前は俺達といっしょに元首と戦ったじゃないかよ!」
護「凱兄ちゃん! あいつらは宇宙を破滅させる悪い奴らなんだよ!」「僕達に力を貸してよ! 僕とJといっしょにゴライオンをやっつけよう!」
黒鋼「うるせえ! いきなり襲い掛かってきて何を言ってやがる!」
ファーラ姫「凱さん!」
護「凱兄ちゃん!」
凱「言ったはずだ、護! 俺はお前を倒すと!!」
〔凱、回復〕
黄金「凱さん!」
凱「手を貸してくれ、黄金! 奴らを倒すぞ…! 俺達の信じるもののために!!」
黄金「はい! そのために俺達は地球に再び来たんです!」
護「ゴライオン…! もう一つの獅子座文明の遺産…ここで消し去ってやる!!」

<凱vs護>
凱「護! なぜこんな真似をする! 宇宙に危機が迫っているのならなぜ俺達に相談しない!?」
護「事は一刻を争うんだ! 邪魔をするのなら凱兄ちゃんだって容赦はしないよ!!」

<凱vsJ>
J「見下げ果てたぞ、凱。大事の前の小事も理解できないとはな!」
凱「黙れ、J! どんな事情があろうと人の生命を軽んじる事が許されるか!」「ソルダートJ! 俺は勇者としてお前を討つ!」
J「やってみるがいい! ギャレオンのないお前に何ができるか見せてもらおう!」

<黄金vs護>
黄金「護君! 銀河で俺達と別れてから何が起きた!? なぜ、アルテアを攻撃したんだ!?」
護「ゴライオン! お前は僕が倒す! 緑の星の遺産の継承者である僕が真の獅子だ!」

<黄金vsJ>
ファーラ姫「やめてください、Jさん! あなたは木星で我が身を犠牲にしてまで戦った勇者ではないですか!」
J「私は宇宙の危機を救うために戦っているのだ! その邪魔をするな!」
黄金「そのためにアルテアを襲ったのなら事情を話してくれ! 俺はあなたと戦いたくない!」
J「ならば、ゴライオン! 大人しく私に討たれろ! それが三重連太陽系のためなのだ!」

<護撃破>
※※まだJ健在の場合、セリフ追加※※
〔護、回復〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

護「まだだ!!」
ファーラ姫「もうやめて、護君! 事情があるのなら私達に聞かせて!」
護「うるさい! 本当の勇者王の力を見せてやる!!」
凱「黄金…下がっていろ。決着は俺の手でつける…!」
護「勝負だよ、凱兄ちゃん! 今こそ僕は凱兄ちゃんを超えるんだ!」
〔護、凱へ隣接〕
〔護、凱へ攻撃〕

[イベント戦闘「凱vs護」]
〔護に爆発〕
護「あ…ああ…」
凱「忘れたのか、護…。勝利するのは…」「勇気ある者だああああああっ!!」
〔敵ユニット撃破〕
※※まだJ健在の場合、セリフ追加※※
J「凱! 貴様は自分が何をしたかわかってるのか!」「貴様はその手でラティオを殺したのだぞ!」
黄金「黙れ! 全てはお前達が攻撃を仕掛けてきたのが原因だ!」
凱「…黄金…Jの言う通りだ…。俺はこの手で護を…」
ファーラ姫「凱さん…」
凱「だが、俺は止まらない! 何故なら、俺は信じるもののために戦う者…」「勇者だからだ!!」

〔凱、回復〕

<J撃破>
J「うおおおおっ!! ば、馬鹿なああっ!!」
〔敵ユニット撃破〕
凱「J…お前とこんな形で決着がつく事になるとはな…」
※※まだ護健在の場合、セリフ追加※※
護「よくも…よくもJを!」
黄金「やめろ、護君! 事情があるのなら俺達に話してくれ!」
護「うるさい! 本当の勇者王の力を見せてやる!!」


<敵全滅・敵増援2出現>
【戦闘マップ2終了】

【シナリオデモ3開始】

関東エリア
Gアイランドシティ
護「痛い…痛いよ…凱兄ちゃん…」
凱「すまん…」
護「宇宙が…宇宙が危ないっていうのに…。どうして…邪魔をするの…」
黄金「その宇宙の危機とは何だ? なぜアルテア星を襲ったんだ?」
J「それを貴様が知る必要はない!」
凱「J! 生きていたか!!」
護「消えろ、凱兄ちゃん!!」
???(戒道)「消えるのはお前だ」
〔爆発音〕
〔画面、爆発〕

護「うわあああっ!!」
凱「護!」
J「おのれ、アルマ! よくもラティオをやったな!」
戒道「黙れ、レプリジン…! お前の存在は許されない!!」
〔爆発音〕
〔画面、爆発〕

J「ぐおおおおおっ!!」
黄金「護君とJが…まるで砂が崩れるように消えてしまった…」
ファーラ姫「何がどうなっているの…」
戒道「奴らは本物のラティオでもJでもない…」
凱「どういう事なんだ!?」
戒道「ソール11遊星主…」
〔爆発音〕
〔画面、赤く発光〕
〔画面、振動〕

【シナリオデモ3終了】

【戦闘マップ3開始】

〔味方ユニット出現済み〕
〔敵ユニット出現〕
〔凱&黄金の周囲に爆発〕
〔画面、振動〕

黒鋼「うおわっ!」
錫石「あの戦艦、いつの間に来たんだ!?」
パルパレーパ「パスキューマシン…返してもらうぞ」
戒道「パルパレーパ!!」
凱「Qパーツが奪われたか!」
パルパレーパ「我らは使命を全うするもの…邪魔をするならお前達を消去する」
凱「逃がすか!!」
パルパレーパ「お前達の相手は別のものが務める」
〔敵ユニット出現〕
青銅「ガルラだ! ガルラが来やがった!」
ファーラ姫「あのソール11遊星主なるものとガルラは手を結んだというの!?」
シンクライン「その通りだ、ファーラ姫。この宇宙の全てを支配するためがるらは新たな力を手に入れた!」
黄金「シンクライン!」
シンクライ「久しぶりだな、ゴライオン。我が使命はお前を倒す事にある」
黄金「そのために地球まで俺達を追ってきたのか!?」
シンクライン「このような辺境に派遣されるのは本来なら俺のプライトが許さんが…」「お前達が相手なら話は別だ! 行くぞ、ゴライオン!」
???(アベル)「シンクライン皇太子…後は任せました」
シンクライン「いいだろう。お前達は早くパスキューマシンを持ち帰るがいい」
〔敵ユニット離脱〕
凱「戒道君! 君は下がっていろ!」
戒道「わかった。ここは任せるよ、獅子王凱」
黄金「凱さん、気をつけてください! あのメカブラック獣人は従来型を遥かに上回るパワーを持っています!」
凱「だが、俺は退かない…! 奴らを倒して、何が起きたかを突き止めてやる!!」

<シンクラインと戦闘or敵増援2出現の次PP・味方援軍2&敵増援3出現出現>
〔味方戦艦出現〕
〈出撃準備〉
カズマ「すまねえ、凱さん! 遅くなっちまった!」
マイク「ガオファイガー! 護は!? マイフレンドは!?」
凱「…護は俺の手で倒した…」
マイク「NO! そんなの許さないもんね! いくらガオファイガーでもマイク、許さないもんね!」
ファーラ姫「やめて、マイク…。悲しいのは凱さんも同じなのよ…!」
凱「………」
マイク「ガオファイガー…」
凱「全てはこの戦いが終わった後だ…! マイク、そのためにはお前も力を貸せ!」
マイク「わかったもんね! マイク…本当の事を知るために頑張るもんね!」
竜馬「黄金! ゴライオンも地球に来ていたのか!」
黄金「まずはガルラを叩くんだ! 俺達の事情はその後に話す!」
ベスナー「ダービット、やれるんだろうね?」
ゾマー「ああ…! どうやれ俺にも戦う理由ってのができたからな!」
アニタ「何があったの、ダービット?」
ゾマー「…ちょっとな…」(デッド…お前は俺が止めてやる…。そのために俺はもっと強くなる…。あの男以上にな…!)
錫石「行くぞ、シンクライン! もう一度、太陽系から叩き出してやる!」
シンクライン「フ…こちらの戦力がこれだけだと思うなよ…!」
カズマ「何っ!?」
シンクライン「我らが手を結んだのはソール11遊星主だけではないという事だ!」
〔敵ユニット出現〕
カズマ「アリアか!」
アカネ「そんな! ザ・データベースはガルラと手を結んだの!?」
アリア「チイ姉ちゃん…ザ・データベースってあたし達の事?」
アカネ「う、うん…」
アリア「ありがとう! ステキな名前をつけてくれて! あたし、嬉しいよ!」
アカネ「そ、そう…よかったね…」
カズマ「やいやい、アリア!! 今日は本気でやる気のようだな!」
アリア「うるさいよ、馬鹿カズマ! あんただけは絶対にあたしの手で倒すんだから!」
ミヒロ「やめてよ、アリアさん! 私…アリアさんと戦いたくないよ!」
アリア「安心して、ミヒロ! ヴァルストークとミヒロは絶対に守るから!」
カズマ「てめえ…どういうつもりだ!? いい加減にしねえと俺もブチ切れるぜ!!」
デュオ「もうキレてるじゃねえかよ…」
アリア「どういうつもりもこういうつもりもない!」「あたしはあんた達を消去する! もう、あんた達から記録する事はないからね!」
シホミ「知の記録…やはり、それがザ・データベースの目的なのね…」
ハーリー「どうします、艦長?」
ルリ「居住区付近での戦闘になる以上、迅速に敵部隊を撃退します」「各機はガルラ、ザ・データベースの指揮官を狙ってください」
カズマ「行くぜ、アリア! とっ捕まえて、全てを白状させてやる!」

<カズマvsシンクライン>
カズマ「シンクライン! てめえだけは許さねえ! 俺のこの手でカタをつけてやる!」
シンクライン「何だ、この男の気迫は…!?」
カズマ「てめえのようにハーレムを作っているような奴はこの俺が絶対に許さねえ!」「言っておく! 嫉妬してるんじゃなく本当に純粋に怒ってるんだからな!!」

<カズマvsアリア>
アリア「待っていてね、ミヒロ! もうすぐ助け出してあげるからね!」「そうしたら、いっしょにあんな事やこんな事もして遊ぼうね!」
ミヒロ「そ、そんな事、言われても…」
カズマ「ミヒロは俺の妹だ! お前なんかに渡すかよ!!」
アリア「うっさい、馬鹿カズマ! あんたなんか消えちゃえ! この宇宙から消えちゃえ!!」

<ロウvsシンクライン>
シンクライン「ほう…中々にいい剣を持っているな…」「気に入ったぞ、地球人。その剣をよこせば、お前の生命は助けてやろう!」
ロウ「黙れよ、ワガママ王子! 欲しいものが何でも簡単に手に入ると思うなよ!」

<甲児vsシンクライン>
甲児「もどってきやがったな、ドラ息子! 今度は銀河の彼方までぶっ飛ばしてやるぜ!」
シンクライン「俺をナメるなよ、地球人! 俺はシンクライン…いつかはダイ・バザールを超える男だ!!」

<竜馬or隼人or弁慶vsシンクライン>
竜馬「行くぞ、ガルラ! ゲッターの力、受けてみろ!!」
シンクライン「フフフ…いい声をしているな、貴様。親しみを感じるぞ」
竜馬「黙れ、シンクライン! 俺はそんな風に他人を見下したような笑い方はしないぞ!」

<ガイorリョーコorサブロウタvsシンクライン>
リョーコ「てめえ、性懲りもなくまた太陽系に来やがったか!」
シンクライン「黙れ、地球の女! 俺もこのような辺境の星に来たくはなかったわ!」
サブロウタ「相手がガルラじゃ俺も昔の血が騒ぐってやつだ! 久々に熱血といくか!」
ガイ「行け、サブロウタ! 悪のガルラ星人にお前の怒りを見せてやれ!!」

<凱vsシンクライン>
シンクライン「フフフ…獅子の力を失った貴様など俺の敵ではないわ!」
凱「見くびるなよ、シンクライン! ギャレオンはなくともその魂は俺の中にあるんだ!」

<アキvsシンクライン>
アキ「シンクライン! まさか、ファーラ姫を追って太陽系まで来たの!?」
シンクライン「フフフ…それも目的の一つだ。血と女! それこそが支配者に与えられる勝利の美酒よ!」

<宗介vsシンクライン>
宗介「この男…好色ではあるが有能な指揮官でもある。油断はならない」
シンクライン「フフフ…覚えておけ、地球人。英雄は色を好むもの…そして、俺は英雄だ!」
宗介「自分の女好きを正当化する辺りはクルツと同類だ…。大した男ではないな」

<黄金vsシンクライン>
シンクライン「ゴライオン! その首、今日こそもらいうけるぞ!」
黄金「そうはいくか、シンクライン! お前達が太陽系に来たのならここで決着をつけてやる!」

<シンクライン撃破>
シンクライン「フン…挨拶はこれくらいでいいだろう」
黄金「逃げる気か、シンクライン!?」
シンクライン「死に急ぐな、ゴライオン。お前達のとどめは次の機会にしてやろう」「ファーラ姫、その日からお前は俺の物となるのだ! 楽しみに待っているがいい!」
〔敵ユニット離脱〕
ハーリー「さ、最後の捨てゼリフ…どういう意味でしょう…」
サブロウタ「…あのシンクラインって奴、ある意味、男のロマンだぜ。そこにシビれる、憧れる!」
ルリ「相変わらずですね、あのハレンチ王子…」

<アリア撃破>
アリア「や、やだ…! これじゃ、また帰ったら怒られちゃうよ!!」
カズマ「逃がすかよ、アリア! お仕置きするのは俺達だぜ!!」
キャレット「!」
〔レーダー反応〕
ミヒロ「お兄ちゃん! 上空から何か来るよ!」
〔敵ユニット出現〕
アリア「アルムストラ! アプリカント様が来てくれたんだ!」
〔アプリカント、シホミへ攻撃〕
[イベント戦闘「シホミvsアプリカント」]
アカネ「きゃあっ!」
ホリス「完璧な砲撃です! 回避は無理ですよ、これは!」
レギュレイト「敵艦に直撃。これで追撃はないでしょう」
アプリカント「いつもながら見事なサポートだ。助かる、レギュレイト」
レギュレイト「アルムストラの制御は私の務めですから」
アリア「さっすがアプリカント様! その調子でカズマもやっちゃってください!」
アプリカント「退却だ、アリア。既に目的は果たした」
アリア「でも!」
アプリカント「私に二度同じセリフを言わせるな」
アリア「はぁい…」
〔敵ユニット離脱〕
ミヒロ「大丈夫、お姉ちゃん!?」
シホミ「ええ、こっちは何とか…」
カズマ「………」
カトル「カズマ、どうしたんだ?」
カズマ「…いや、何でもない…。きっと俺の気のせいだ…」

<シンクライ&アリア撃破・勝利条件達成>
サブロウタ「とりあえず帰ってくれたか…」
凱「だが…Qパーツは全て奴らの手に渡ってしまった事になる…」
アキ「ザ・データベースとガルラとソール11遊星主…。その狙いは何なの…」
命「凱…」
凱「命か…」
命「パピヨンが…」
【戦闘マップ3終了】

【シナリオエンドデモ開始】

地球圏エリア
オービットベース/ラボ
パピヨン「わかった事が…あります…。Qパーツを中心として大きな磁場の流れを感じます…」「それこそ、銀河系規模の…」
猿頭寺「わかった…。後でゆっくり聞かせてくれ」
パピヨン「いえ…もう私は…一足先に精霊達の下へ…帰ります…」
ルネ「パピヨン…!」
パピヨン「気をつけて、ルネ…。もうすぐ…あなたの勇気が試される試練が来ます…」「でも…信じています…。あなたは獅子の女王…きっと…それに打ち勝つ事を…」
ルネ「わかったよ…だから、パピヨン…もう…」
パピヨン「トモルさん…」
トモル「は、はい…」
パピヨン「負けないで…ください…。あなたは…もう一人の彼なのだから…」
トモル「彼とは…オーガンの事か…」
パピヨン「そうです…。あなたの力が…。地球に朝を…呼ぶ日が来ます…」
猿頭寺「パピヨン…」
パピヨン「耕助…」
猿頭寺「パピヨンーッ!!」
ルネ「パピヨン…。カタキは必ず取るよ…」「あんたをこんな目に合わせた奴らをあたしは絶対に許さない…!」
トモル「………」
未知「真道さん…これがこの世界の姿よ…」「この世界は理不尽な死に満ちている。誰かが立ち上がらなければ悲しみは消える事はないわ…」
トモル「だから、俺に戦えと…?」
未知「オーガンはイバリューダーを裏切り、絶望的な戦いを続けながら地球にたどり着き…」「そして、あなたを選んだ…。この意味をよく考えて…」
トモル「………」

関東エリア
ナデシコB/ブリッジ
ルリ「…以上がQパーツを始めとするこの数ヶ月で地球に起こった出来事です」
錫石「オイラ達がアルテア星に旅立った時に色々あったんだな…」
ファーラ姫「アキトさんとユリカさんがそんな事になるなんて…」
サブロウタ「お久しぶりです、ファーラ姫…。相変わらずお美しい…」
ファーラ姫「あの…もしかして、火星でお会いした木連の方?」
サブロウタ「そうです! 高杉三郎太、感激です!」
ルリ「そう言えば、木連の方々にとってはファーラ姫は憧れの存在でしたね…」
凱「黄金、戒道君…次は君達が知っている事を聞かせてくれ」
戒道「では、まず僕から話そう…」「僕は…僕達は地球時間で10ヶ月前…ザ・パワーの力を借りてZマスターと対消滅するはずだった…」
カズマ「あの木星での戦いか…」
戒道「Zマスターは滅んだ…。だけど、僕達は…銀河系から遥か離れた場所へと飛ばされていた…」「ザ・パワーの反発作用によって…」
ホリス「さすがは無限の力…スケールが違いますねえ」
戒道「そして、そこから僕達は見た…。銀河系が歪み始めている事を」
アキ「銀河が歪んでいる…!?」
凱「どういう事なんだ、それは!?」
戒道「僕達は事の真相を突き止めるためその歪みの中心部へと向かった」「そこで僕はあのパスキューマシンとラティオを発見した…」
アカネ「ラティオって護の事ね」
戒道「ラティオはそこで奴らと…ソール11遊星主と戦っていたんだ」「Jは僕とパスキューマシンをESウインドで青の星…地球へ送り込み…」「自分はラティオと共に奴らと戦うために、その場へ残った…」「もっとも僕も到着には数ヶ月を要し結局、ソール11遊星主の先遣隊に遅れる事になったのだけどね」
黄金「護君は俺達と共に銀河の中心部へ向かいアルテア星の付近で別れたんだ…」「その時は何かに呼ばれているような気がすると言っていた」
黒鋼「で、俺達と別れた後にそのソール11遊星主って連中と出会ったってわけか」
戒道「ありえる話だ。あのソール11遊星主が誕生したのは三重連太陽系だからな」
アキ「三重連太陽系…護君やあなたの故郷の太陽系ね」
戒道「ソール11遊星主は三重連太陽系を復元するために造られた制御プログラムだ」
ルリ「機界昇華によって滅んだ星を復活させるという意味ですか?」
戒道「その通りだ」
黄金「待ってくれ。その前にアルテア星を襲い」「今日俺達と戦った護君の事を教えてくれ」
凱「君はあれを本物の護でないと言ったが…」
戒道「多分、あれはパスキューマシンを回収するために送り込まれたレプリジンだ」
凱「複製…って事か?」
戒道「あのラティオもJもキングジェイダーもギャレオンも全てはパスキューマシンが造り上げた複製だ」「おそらくあれをラティオが奪った際に偶発的にラティオ自身とJが複製されたのだろう」
ハーリー「あのQパーツが全て集まるとそんな力があるんですか!?」
戒道「パスキューマシンは物質復元マシンの中枢回路なんだ」「ソール11遊星主はあれを使い、三重連太陽系を復元するつもりなんだ」
カズマ「じゃあ、お前が観測した宇宙の歪みっていうのは…」
戒道「パスキューマシンを稼働させるためには宇宙空間の暗黒物質が必要となる」「そして、暗黒物質を取り込まれた空間は食う気の抜けた風船のように収縮するしかない」
ホリス「まるで、アカネさんの胸ですね…というのは置いといて…」「つまり、パスキューマシンが稼働しった地点の宇宙空間は収縮し、結果として歪みが生じるわけですね」
アカネ「ぐっ…突っ込み所を逃した…」
サブロウタ「簡単に言うけどよ、空間が収縮しちまったらただ事じゃないんじゃないか?」
戒道「収縮によって無になった空間はつまり消滅したのと同じだ」
カズマ「冗談じゃねえぜ! 連中は自分の星を復活させるために他の星系を消滅させる気かよ!」
戒道「彼らは基本的にプログラムだ。設定された目的に沿って行動しているに過ぎない」
シホミ「つまり、他への影響や被害は知った事ではないというわけね」
ルリ「随分と融通の利かないプログラムですね」
戒道「だが、ソール11遊星主の物質復元マシンの機能は完璧だ」「あのレプリジンのラティオやJも本来はオリジナルと全く同じ心を持っているはずなんだが…」「おそらく奴らに精神制御を施され尖兵となったのだろう」
黒鋼「それでアルテア星に攻撃を仕掛けてきたのか」
凱「しかし、今日の戦いの様子では奴らはゴライオンそのものを狙っていたようだが」
黄金「アルテア星の戦いでもそうでした。オレ阿知賀地球に来たのは奴らの事を警告すると同時に…」「その目をアルテア星からそらすためでもあったんです」
カズマ「ギャレオンと同じライオンなのが気に入らねえのかもな…」
青銅「アルテアの方はライブルが残って獅子座連合を立て直しているがかなりまずい状況だ」
ファーラ姫「ガルラと遊星主は手を組んだ…。これは銀河の星々にとってかなり大きな問題だわ」
アカネ「ガルラの連中は宇宙が収縮して消滅してしまってもいいと思ってるの?」
ホリス「さあ? 自分達の星は安全だという保障があるのかも知れませんね」「はっきりしているのは、あのガルラが同盟を結ぶだけの力がソール11遊星主にはあるという事です」
カズマ「そして、ザ・データベース…。やはり、ゴライオンの警告通り、奴らは俺達の敵になったか…!」「こうしちゃいられないぜ! あのソール11遊星主ってのを追って早く宇宙の収縮を止め無くちゃ!」
戒道「追撃は不要だ…。奴らはこの太陽系へ向かってきている」
シホミ「どういう事です?」
戒道「理由はわからないが、ソール11遊星主は三重連太陽系の復元を、この太陽系で行うらしい」
カズマ「ちょっと待てよ! そんな事をしたら、確実に太陽系は滅んじまうぜ!」
凱「三重連太陽系の復元が始まる前に何としてもソール11遊星主を倒さなければならないか…」
ホリス「そして、太陽系はその戦いの舞台となるのですか…」「ラダム、イバリューダーに続き、厄介な来訪者ですね」
黄金「おそらくガルラはその先兵として地球の抵抗戦力を叩くために送り込まれたんでしょう」
ファーラ姫「ルリ艦長…我々ゴライオンもノイ・ヴェルターの一員として戦います」「この銀河を彼らの好きにさせるわけにはいきません」
ルリ「ご協力に感謝します。ですが、我々が戦うべき敵は彼らだけでないのが現状です」
〔通信のコール音〕
ハーリー「艦長、大河長官から通信です」
ルリ「モニターに回してください」
〔モニターの開く音〕
大河「ルリ艦長、Qパーツの件、ご苦労だった」
ルリ「残念ながら任務は失敗でした。詳しい事については後ほど報告書を提出します」
大河「その件だが、ノイ・ヴェルターはこの後、アラスカへ向かってくれ」
ルリ「アラスカと言いますと連合軍の本部へですか?」
大河「その通りだ。今回の一件とオーガンの件を軍へ報告する事になった」「無論、ノイ・ヴェルターの司令である私も君達に同行する」
ルリ「わかりました。では、私達もアラスカへ向かいます」
凱「宇宙規模の危機が迫りつつあるんだ。さすがに連合軍もプラントとの戦争を停止して対策を考えるだろうな」
ホリス「そうだといいんですけどね…」
カズマ「………」
シホミ「カズマ…?」
カズマ(あのザ・データベースの戦艦…あれに乗っていた男、まさか…)

太陽系エリア
???
〔放電音〕
アリア「お、お許しください! どうか…どうかお許しください!」
クリティック「アリア・アドヴァンス…お前に命じた任務は不要物の消去だ。失敗はその身をもって償え」
アリア「お、お許しください! あ、あたし…死にたくないです!」「ごめんなさい! 次は! 次は頑張りますから!」
インファレンス「次だって? そんなものがお前にない事はわかってるだろ?」
アリア「う…」
アプリカント「やめろ、インファレンス。アリアを失えば、前線で指揮を執る者がいなくなる」
レギュレイト「アプリカントの言う通りです。私の権限を以って、アリアの処刑の中止を求めます」
クリティック「アリア・アドヴァンスの処刑…レギュレイトは否定、私は肯定。インファレンス、決を」
インファレンス「…否定だ」
アリア「ありがとうございます、インファレンス様! あたし…嬉しいです!!」
インファレンス「勘違いするなよ、お前。今回はアプリカントの意見を聞き入れただけだ」
アプリカント「だが、太陽系第三惑星の文明はこちらの想像以上に手強い…」「ノイ・ヴェルター相手ならこれからは私も出よう」
アリア「ありがとう、パパ! …じゃなくて、アプリカント様!」
インファレンス「わかったよ、アプリカント。わかったから、その目障りな人形を連れていってくれ」
アリア「そんな…インファレンス様…」
アプリカント「さあ、行くぞ…アリア。レギュレイト、メディカルマシンの準備を頼む」
レギュレイト「わかりました」
アリア「…では、失礼します…」
クリティック「アプリカントの玩具…少々想定外の動きを見せるな」
インファレンス「アプリカントの中の感傷があの人形に反映されているのさ。そんな事は無意味だっていうのに」
クリティック「だが、彼には我々のメンテナンスという大事な責務がある。できれば、出撃は自重してもらいたいな」
インファレンス「アプリカントが前線に出たがるのはノイ・ヴェルターが相手だからだろうな。それも感傷さ…理解不能だよ」
アベル「あなた達のメンテナンスならば私がやりましょうか?」
クリティック「どういうつもりだ、ソール11遊星主…?」
アベル「他意はありませんよ。任務の遂行のために正しきシステムが不可欠なのはご存知の通りですから」
インファレンス「その言い草…どうやらマスタープログラムの修正が完了したようだな」
アベル「ええ…。あれも私達の役に立ってくれるでしょう」
インファレンス「だが、忘れるな。僕達は互いの目的へは干渉しない事が絶対の原則だ」「お前達が僕達の使命の邪魔になるのならその時は…」
アベル「そんな話はやめましょう。…大帝王もご到着したようですしね」
ホネルバ「ほう…既にソール11遊星主は到着しておいでか…」
パルパレーパ「………」
ピア・デケム「………」
ホネルバ「ヒッヒッヒ、さすがはプログラム。知の記録者と同じく律儀でおられる」
ピルナス「魔法使いのお婆さん…その笑い方、やめてくださる?」
ホネルバ「これは失礼。クセのようなものでしてな、ヒッヒッヒ…」
ピルナス「やめろと言っているんだよ、このババア…!」
ダイ・バザール「やめよ、ホネルバ。このような重大な階段の席につまらん争いの種を持ち込むな」
インファレンス「ありがとう、ダイ・バザール大帝王。僕としても、この度の同盟はうまくやっていきたいと思っているからね」
ダイ・バザール「我らガルラ大帝国は銀河の覇を、そなたらは知の記録を…」「そして、ソール11遊星主はあの太陽系で自らの使命を果たす…。我らは共存していく事ができるはずだ」
アベル「そのための不確定要素の排除が私達が今、すべき事でしょうね」
クリティック「獅子座文明の片割れであるゴライオンは予想通り、ノイ・ヴェルターに合流したようだ」
パルパレーパ「ギャレオンを破壊した今、あの獅子を消去し…」「Gストーンを持つ男を倒せば我らを阻むものはないだろう」
ダイ・バザール「ゴライオンの始末は我が息子に任せてある。吉報を待つがいい」
インファレンス「そして、あの獅子が倒れればあなた方の仇敵である反ガルラ同盟の獅子座連合は崩壊する…」
ダイ・バザール「そうすれば我らの銀河支配は成ったも同然だ」
クリティック「我々の調査対象の記録は着々と進んでいるが…」「その多くはノイ・ヴェルターに集中している」
ダイ・バザール「つまり、あの連中を倒す事が我らのそれぞれの目的を果たすために不可欠になるか」
クリティック「だが、あの星系にはラダムとイバリューダーが集結しつつある。奴らの存在は侮りがたいだろう」
ダイ・バザール「そのための同盟だ。我らが手を組めば、ノイ・ヴェルターと奴らを同時に葬る事もできよう」
インファレンス「その通りだ、大帝王。…では、これより作戦会議を始めよう」「攻撃目標はノイ・ヴェルター…これが僕達の最終ターゲットだ」

地球圏エリア
プラント/クライン邸
キラ「………」
ラクス「どうしました、キラ…?」
キラ「不思議だなって思って…。何で僕はここに…プラントにいるんだろうって思って…」
ラクス「キラはどこにいたいのですか?」
キラ「わからない…」
マルキオ「自分の向かうべき場所…せねばならない事はやがて自ずと知れましょう」
マルキオ「あなた方はSEEDを持つ者ゆえ…」
ラクス「ですって…」
キラ「…僕は…行くよ…。地球へ…」
ラクス「なぜ? あなた一人戻ったところで戦いは終わりませんよ」
キラ「でも、ここでただ見ている事ももうできない…」「何もできないって言って何もしないでいたら…もっと何もできない…」「何も変わらない…何も変わらないから…」
ラクス「またザフトと戦われるのですか?」
キラ「ううん…」
ラクス「では、地球と?」
キラ「…まだわからない…。それを探しに行きたいから…」
ラクス「…では、私からあなたにお渡ししたいものがあります」
キラ「ラクス…」
【シナリオエンドデモ終了】


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