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No.1
発令

【シナリオデモ開始】
北アメリア大陸 新地球連邦軍ニューアーク基地

  ~ニューアーク基地 司令室~
ジェリド「転属…?」
ジャマイカン「そうだ。ジェリド中尉、カクリコン中尉の両名は本日を以って特命部隊に転属となる」
カクリコン「そこは、例のエゥーゴとザフトを追う新部隊の事でしょうか?」
ジェリド「それならば、望むところですよ」「連中は異星人迎撃用の特機や、反連邦の愚連隊を取り込んで戦力を増強させています」「叩くのなら、早いに越した事はありません」
ジャマイカン「落ち着け、中尉。…以降の説明は特命部隊の責任者からしていただく」
〔扉の開閉音〕
シロッコ「ご苦労、ジャマイカン少佐。後は私に任せてもらおう」
ジャマイカン「了解しました。では、失礼させていただきます」
シロッコ「直下のエースパイロットを回していただいた事を感謝しているとバスク大佐にも伝えてくれ」
ジャマイカン(シロッコめ…総帥の威を借りて、調子に乗りおって…。今に見ているがいい…)
〔扉の開閉音〕
シロッコ「………」
カクリコン(あれがジャミトフ総帥に登用された木星帰りの男、パプテマス・シロッコか)
ジェリド(特命部隊を任されたとなれば、バスク大佐にとってはさぞ面白くない存在だろうな)
シロッコ「ジェリド中尉、カクリコン中尉、急な話で申し訳ないが…」「貴官らは、こちらのマウアー少尉と共に特命部隊に転属してもらう」
マウアー「マウアー・ファラオ少尉です。よろしくお願いします」
シロッコ「彼女は優秀なパイロットだ。中尉達といいちーむを組んでくれるだろう」
ジェリド「それで、大佐…その特命部隊の任務はエゥーゴのアーガマを追う事でしょうか?」
シロッコ「…君達も知っての通り、エゥーゴとザフトの合同部隊は様々な勢力と手を結び、武装組織を結成した」「その名もZEUTH…。将来的には、我々にとってそれなりの障害となるだろう」
カクリコン「ZEUTH…」
ジェリド「では、特命部隊の任務はやはり奴らの殲滅なのですね?」
シロッコ「私は将来的にはと言った。それまでは泳がせておいても構わない」「君達の転属先はZEUTH追撃隊の前身となるだろうが、当面の任務は別となる」
ジェリド「連中よりも優先すべき相手がいると?」
シロッコ「ついてきたまえ。詳しい話は私からではなく、前線指揮官から聞くべきだろう」「それに君達以外のメンバーも紹介しなくてはならないからな」

  ~ニューアーク基地 ブリーフィングルーム~
シロッコ「…各部隊の精鋭である君達を集めて、この特命部隊は結成された」
レーベン「………」
アネモネ「………」
ジェリド「………」
シロッコ「上層部もこの部隊に期待を寄せている。健闘を祈る」
アウル「質問~! 期待なんて、どうでもいいからとっとと任務の内容を教えてよ」
ユルゲンス「上官への質問は許可を得てからだ。それに何だ、この口の利き方は……!?」
ネオ「すまない、ユルゲンス艦長。…それにシロッコ大佐。部下の非礼は上官である私の責任です」
シロッコ「いい心がけだ、ネオ・ロアノーク大佐。君になら、これだけのメンバーを任せる事が出来るよ」
ネオ「光栄です」
シロッコ「では、具体的な任務の説明に入るが、後は現場の人間に任せよう」「繰り返しになるが、君達の活躍に期待させてもらう。…では、ロアノーク大佐…頼んだぞ」
〔扉の開閉音〕
ネオ(上層部の機体ね…。こんなアクの強い面子を集めて、簡単に言ってくれるよ)
ドミニク「ロアノーク大佐、任務の説明の前に互いの自己紹介を提案します」
ネオ「そうだな。同じ釜の飯を食う仲間になるんだ。まずは互いを知らん事には始まらんな」「では、まず俺から…」「元地球連合軍第81独立機動群ファントムペイン隊長のネオ・ロアノーク大佐だ」「この特命部隊では前線指揮官を務める。よろしく頼むぞ」
アネモネ「その仮面は何なの? オシャレのつもり?」
ドミニク「ア、アネモネ…! そういうプライベートな領域に踏み込むような質問は…」
ネオ「構わんよ。気になるのは当然の話だ」「こいつは過去の戦いで頭に大怪我を負って以来だ」「おかげで記憶に曖昧なところがあるが、指揮や戦闘の方は支障ない。そこは安心してくれ」
アネモネ「へえ…誤魔化さないでちゃんと答えてくれるんだ。あたし、隊長の事…気に入ったよ」
ネオ「そいつはありがたい。…で、こっちは俺の元からの部下だ」
スティング「スティング・オークレーだ。カオスのパイロットをやっている」
アウル「アウル・ニーダ。アビスのパイロットだよ。別によろしくしなくていいから」
ステラ「………」
アネモネ「何よ、あんた? もしかして、しゃべれないの?」
ステラ「………」
ネオ「彼女はステラ・ルーシェ。ちょっと御機嫌斜めのようだ」
ジェリド「隊長、こいつらには階級はないんですか?」
スティング「こいつらだと…?」
アウル「そんなの僕らには必要ないんだよ。階級とか、特権とかが大好きなティターンズにはわからないだろうけどね」
ジェリド「何っ…!?」
カクリコン「やめとけ、ジェリド。…これから同じ隊でやるんだ。余計なもめ事は起こすな」
ジェリド「ああ、わかっている」「こんな世界だからな。実力があれば、階級なんかはどうでもいい話だ」
アウル「へえ…あんた、ティターンズのくせに意外にさばけてるんだね」
ネオ「アウルも余計な挑発はやめろ。…すまんな、中尉。気を悪くしたら、俺から詫びよう」
ジェリド「構いませんよ。俺ってティターンズの看板だけで大きな顔が出来るとは思ってませんから」
ネオ「ほう…」
ジェリド「だから、こいつらには実戦で俺の力を見せ付けてやるつもりです」
スティング「言ってくれるね」
ジェリド「改めて自己紹介だ。俺はジェリド・メサ」「こいつはカクリコン・カクーラー、そして、マウアー・ファラオだ」
カクリコン「で、そっちのピンクのお嬢さんは? 見たところ、とても軍属には見えないが…」
アネモネ「何か馬鹿にした言い方…!」
ドミニク「彼女の名前はアネモネ。特殊な機関で養成されたKLFライダーです」
カクリコン「あんたは彼女の保護者かい?」
ドミニク「自分はドミニク・ソレル特務大尉。この隊では参謀として参加させていただきます」
カクリコン「失礼しました…! 大尉殿でありましたか」
ドミニク「お気になさらずに。この隊は様々な所属から集められた人間で構成されています」「あまり階級や立場にこだわらず、ざっくばらんにいきましょう」
ユルゲンス「了解した、特務大尉殿。それならば、現場では私の指揮に口出しはしないでいただこう」
ドミニク「…艦長の指揮が的確でしたら、そのような事をするつもりはありません」
マウアー「艦長と言われますと…?」
ユルゲンス「自分はユルゲンス。この隊の母艦となるイズモ艦の艦長だ。よろしく頼む」
レーベン「では、最後は我々ですね」「自分は第23独立部隊カイメラ所属のレーベン・ゲネラール大尉です」
シュラン「同じくシュラン・オペル大尉です」
ユルゲンス「カイメラ…? 聞かない部隊名だな」
レーベン「自分達はエーデル・ベルナル准将直下の特務部隊として、主にUNの敷設を担当してきましたので」
ネオ「後方のインフラ整備担当ってわけか」
レーベン「はい。ですが、前線でも決して皆さんの足は引っ張らないつもりです」
ネオ「了解だ、大尉。ジェリド中尉の言葉じゃないが、実戦でこの言葉を証明してくれ」
ジェリド「しかし、この面子でいったい何をやらせるって言うんです?」
ユルゲンス「特務部隊というからには、ある任務に従事するために編成されたのだと思うが…」
ネオ「言っておくが、メンバーはこれで全員じゃないぞ」「民間からの協力者や、機体の調整が遅れている隊員は追って合流するとの事だ」
アウル「そんなのどうでもいいからさ、さっさと任務を教えてよ」
ネオ「我々に下された任務は上層部からの特命だ。そう軽々しく話せるもんじゃない」
〔警報〕
レーベン「この警報は敵襲か…!」
シュラン「どうやら我々の動きを気取られたらしい。敵はエゥーゴか、ザフトだろう」
ネオ「各機、出撃だ。敵の狙いが俺達ならば、相手をしてやらなきゃならん」
ドミニク「しかし、隊長…! 小隊の編成もフォーメーションの確認もまだの状態で…」
ネオ「まだ部隊は正式に発足していない。俺達はチーム未満だ」「だから、今日は個人戦だ。各員、特命部隊に選ばれた腕を存分に振るえ」
ジェリド「望むところだ…! 行くぞ、カクリコン、マウアー少尉!」
マウアー「………」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「発令」


【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現済み〕
〈出撃準備〉
ドミニク「各機、出撃完了しました」
アネモネ「さあ、the END! あたしが乗ったからには思いっ切り暴れさせてあげるよ!」
スティング「変わったKLFだな。カスタム機か?」
アネモネ「この子はニルヴァーシュtype the END。誰にも負けないよ」
シュラン「ニルヴァーシュ…。世界初のLFOと同じ名を持つマシンか」
ドミニク「アネモネ、the ENDはテストを兼ねての出撃だ。無理はしないように」
アネモネ「うっさい、ドミニク! あんたはそこであたしの活躍を見てなさいよ!」「そして、デューイ中佐に伝えてよ! あんたはこんなに強いってね」!」
ドミニク「わ、わかった」
カクリコン「参謀殿があっちの跳ねっ返りの保護者ってのは、間違っちゃいないようだな」
ジェリド「気をつけろよ、カクリコン。俺達のガブスレイもテストを兼ねての出撃だ」
カクリコン「わかっている。…それにしても、こんな可変機が開発されていたとは驚きだな」
マウアー「このガブスレイはシロッコ大佐が自ら設計された機体と聞きます」
ジェリド「詳しいな。少尉は大佐の所に長くいたのか?」
マウアー「いえ…」
アウル「ティターンズの兄さん達、新型を使いこなせるのかね?」
スティング「向こうは向こうで勝手にやればいい。だが、こっちも向こうの3人のチームだ。負けるわけにはいかねえ」
アウル「わかってるって。ステラもちゃんとやれよ」
ステラ「…うん」
レーベン「誰もがそれぞれの部隊の誇りを背負って、この場にいる…。我々も負けてはいられないぞ」
シュラン「フ…」
レーベン「どうかしたか、シュラン?」
シュラン「いや…君はいつもの通りになればいい。カイメラの若獅子としてな」
レーベン「ああ!」
ドミニク「各機、迎撃態勢へ! 敵機が戦闘レンジに侵入するぞ!」
〔敵ユニット出現〕
エゥーゴ兵「敵機を確認…! 既に迎撃態勢に入っています!」
ザフト兵「あれが報告にあった新連邦軍の精鋭が集められた部隊だな」
ユルゲンス「エゥーゴとザフトか…!」
ドミニク「この基地を攻撃する以上、狙いは我々と見て間違いないでしょう」
ネオ「各機へ。状況は見ての通りだ」「部隊発足前に潰されちゃ、新連邦軍の精鋭の名が泣くってもんだ。抜かるなよ…!」
レーベン「了解です!」
アネモネ「あんた達…! 仕掛けてきた事を後悔させてあげるよ!」
ネオ「各機、攻撃開始! 今日は好きにやれ!」「作戦達成の目標時間は3分だ! この程度の相手にてこずるようじゃ先が思いやられるぞ!」
<戦闘開始>

<ジェリドが戦闘>

ジェリド「この部隊が連邦の精鋭を集めたと言うのなら、丁度いい…!」「ティターンズの名前にはもう頼らない…! 俺は俺の実力を証明してやる!」「ライラ…! 俺は男を上げてみせるぞ!」

<カクリコンが戦闘>
カクリコン「俺もこの多元世界で随分ともまれてきたんでな…!」「実戦仕込みのテクを見せてやるぞ!」

<マウアーが戦闘>
マウアー(シロッコ大佐はジェリド中尉達が使えるかを見極めろと命じた…)(ジェリド・メサ…。どれほどの男か、見させてもらう)

<ネオが戦闘>
ネオ「さて…隊長をやる以上、それなりの腕は見せなきゃ話にならんな…!」「名前負けと言われん程度にはやってみせるさ!」

<スティングが戦闘>
スティング「上の期待なんて関係ねえ…! 要はやれるか、やれないかだけだ!」「俺達に負けは許されねえ! 誰が相手だろうと、どこだろうと戦い抜いてやる!」

<アウルが戦闘>
アウル「退屈な相手…! こんなんじゃ俺の実力を見せられないっての!」「とっとと片付けて、本命の任務ってのを聞かせてもらおうっと!」

<ステラが戦闘>
ステラ「ネオ…ステラ、頑張る。ステラ、戦う…!」

<アネモネが戦闘>
ドミニク(デューイ大佐はthe ENDとアネモネのテストのために特命部隊への参加を命じた…)(この任務が終わった時が、アネモネの…そして、大佐の戦いの始まりなのだろう…)
アネモネ「ドミニク! ぼさっとしてんじゃないわよ!」「あたしの活躍をデューイにしっかりと報告しなさいよ! わかった!?」
ドミニク「あ、ああ!」
アネモネ「さあ行くわよ! the ENDの餌食にしてあげるんだから!」
ドミニク(アネモネ…)

<ユルゲンスが戦闘>
ユルゲンス「砲撃用意! 敵機を近づけるな!」「部隊の発足前に母艦が落とされては、全軍の笑い者だぞ!」

<レーベンが戦闘>
レーベン「自分が武勲を挙げれば、それはカイメラの功となる!」「エーデル准将…! 自分の戦いはあなたと世界の法と秩序に捧げます!」

<シュランが戦闘>
シュラン「精鋭部隊と言えば、聞こえはいいが、所詮は上の都合で動く駒だ…」「だが、この任務には感謝する。フフ…楽しませてもらおう」

<敵全滅・勝利条件達成>
ドミニク「敵部隊の壊滅を確認しました」
ユルゲンス「この戦いぶり…さすがと言うべきだな」
ネオ「各機、よくやった。どうやら俺達を選んだお偉方の目は曇ってなかったようだ」「基地へ帰還しろ。特命コード013を通達する」
ジェリド「特命コード013?」
ネオ「この部隊に与えられる任務だ。俺達は013特命部隊って事になる」
スティング「013特命部隊か…。フ…味も素っ気も無い名前だな」
ネオ「文句は後で聞いてやる。さあ…俺達の戦いが始まるぞ」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

  ~ニューアーク基地 ブリーフィングルーム~
ネオ「…まずは全員の無事を喜ぶとしよう。各員、ご苦労だった」
カクリコン「それで隊長…俺達の判定はどうだったんです?」
ネオ「どういう意味だ、中尉?」
カクリコン「とぼけなくてもいいんですよ。俺達を好きに戦わせたのは、力量を試すためだったんでしょう?」
ネオ「お見通しというわけか…」「中尉の言う通りだ。悪いが、先の戦闘で各員の腕を見させてもらった」「その結果によっては残念ながら、お引き取りを願う事も考えていた」
スティング「ちっ…! 今さら、俺達までテストしたってわけかよ」
ネオ「ここは新連邦の精鋭を集めた部隊だ。その間版が重過ぎるメンバーじゃ、隊長の俺が苦労するんでな」
ジェリド「テストの結果はどうだったんです、隊長?」
ネオ「言うまでもない。全員、合格だ」
アネモネ「ま…あたしの足を引っ張らない程度にはやるみたいね」
アウル「どこまで偉そうなんだよ、こいつは!」
アネモネ「はん! やる気、あんた!?」
レーベン「や、やめましょうよ、二人共。今日からは同じ部隊で戦うんですから」
アネモネ「何よ、あんた…! 余計な口出ししないでよ!」
レーベン「じ、自分はそのようなつもりはないのですが…その…」
アネモネ「おっかしいの…! 自分で突っかかってきたくせにあたしの事、怖いんだ?」
レーベン「そ、それは…その…」
シュラン「どこまでだ、アネモネ君。我々にはやるべき事がある」
ネオ「大尉の言う通りだ。隊内で張り合うのは構わんが、程ほどにしといてくれよ」
シュラン「では、隊長…テストも終わった事ですし、我々の任務を聞かせていただきましょう」
ネオ「…では、特命コード013を各員にも発令する」
ユルゲンス「いよいよか…」
ジェリド((特命…俺達の任務…)
アウル(いいねえ、こういうの…。ワクワクしてくる…)
ネオ「新たに編成される特命部隊に以下の任務を命じる」「一つ…アンノウン『BG』の追跡、一つ…『BG』の捕獲、あるいは撃墜」
カクリコン「BG…?」
スティング「撃墜しろって事は少なくとも新連邦の敵ってわけだな」
ネオ「BGはブラックゲイルの略称だ」「我々013特命部隊の任務はBGと呼ばれる神出鬼没の謎の機体の追跡と捕獲、あるいは撃墜だ」
ジェリド「ブラックゲイル…黒い疾風…」
【シナリオエンドデモ終了】

【概要】

 特命コード013の発令によって、新地球連邦軍の精鋭を集めた特命
部隊が結成される。各地から集められた隊員達は互いに反発しながらも
己のプライドを懸けて戦うのであった。


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