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No.5
黒の意思

【シナリオデモ開始】
エーデル「…013特命部隊内で任務に就いて疑問の声が上がっていると?」
ジエー「あいつら、生意気にも自分達の扱いに不満があるみたいなんですにゃ」
エーデル「自らの存在を問うとは愚かな…。意味ならば、この私が与えてやるのに…」
ジエー「でも、そんな風に一筋縄でいかにあ連中だからテストにはピッタリですにゃ」「こっちの意図通りに戦力もアップしてます。そろそろクライマックスですにゃ」
エーデル「アサキムと特命部隊を戦わせるのですね?」
ジエー「仮想ZEUTHのデータも揃いますし、アサキムの力も計れる…。まさに一石二鳥の計画ですにゃ」
エーデル「見事です、ジエー。では、こちらに戻り、次の計画の準備に入りなさい」「シロッコとデューイという協力者を得た今、カイメラは次のステップに進むのです」
ジエー「え~…。アサキムと特命部隊の戦いをこの目で見たいにゃぁ…」
エーデル「…自らの分をわきまえよ、ジエー」
ジエー「そ、そんなに怒らないで欲しいにゃ!」「アイラビュ~! エーデル様…ワシのお願い、聞いて欲しいにゃ」
エーデル「わかりました、ジエー。お前に任せます」
ジエー「ありがとうございますにゃ、エーデル様!」「では、ジエー・ベイベル。最後の仕上げに行って参りますにゃ!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「黒の意思」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現済み〕
ツィーネ「アサキム 例の部隊が来るわ」
アサキム「………」
ツィーネ「今日は相手をしてあげるの?」
アサキム「彼の遊びに付き合うのも悪くない」
ツィーネ「気まぐれな御方…」
アサキム「玩具を用意して見物している君の主ほどではないさ」
ツィーネ「………」
アサキム「さあ…宴の始まりだ。しましの間、付き合ってもらうよ」
〔味方戦艦出現〕
〈出撃準備〉
ドミニク「BGを捕捉…! 前回接触時の僚機以外の機体も同時に確認!」
ステラ「あの鳥…!」
スティング「いつかの任務の時のカラスか…!」
ネオ「BGのお仲間だったとはな。驚かせてくれる」
アサキム「………」
ネオ「各機へ…! とっととターゲットを落として、任務を終わらせるぞ!」
アスハム「了解だ! これをこの部隊の最後の戦いにさせてもらう!」
ベック「契約満了! 特別ボーナスゲットと行くぜ!」
ブラン「気をつけろよ、各機…! 建前だとしても特命部隊が必要とされるだけの相手だ」
ロザミア「あのBGなる機体…相応の力を持っていると見るべきか」
ネオ「各員、この戦いの向こうにそれぞれの目的があるはずだ。それを忘れるな」
レーベン「それぞれの目的…」
ケジナン「そのためにはこんな所で死ぬわけにはいかないぜ!」
ジェリド(俺の戦い…それは…!)
ネオ「行くぞ! 攻撃をBGに集中させろ!」
アサキム「………」
<戦闘開始>

<ツィーネと戦闘>

ツィーネ「あの方の遊び相手が務まるか、私が試してあげる」「さあ行くよ。私達を倒す事が出来たら、メインイベンターに昇格だ!」

<アサキムと戦闘>
アサキム「僕を抱く深闇に触れてみるかい? 君達の想像通りの代物か…」「「それとも、別物か。知ったところで、得はないだろうけどね」

<ツィーネ撃破>
ツィーネ「こいつら…よくも!!」
アサキム「ツィーネ。ここは僕に任せて退くんだ」
ツィーネ「でも…!」
アサキム「いくら彼の仕掛けた遊びでも君まで茶番に付き合う必要はない」
ツィーネ「…わかったわ。気をつけてね、アサキム」
〔敵ユニット離脱〕
アサキム「茶番か…。それを言うなら、僕の存在そのものがそうかも知れないね」「だから、僕は抗う…。僕を縛ろうとするものに」

<アサキム撃破・敵増援1出現>
〔アサキムに爆発〕
カクリコン「やったか…!?」
アサキム「この程度でいいだろう」
〔敵ユニット離脱〕
※※まだツィーネ健在の場合、セリフ追加※※
ツィーネ「わかったわ、アサキム。では、後はあの方に…」
〔敵ユニット離脱〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

マウアー「ターゲット、後退しました」
ジェリド「追いますか、隊長!?」
ネオ「待て! 何か来る!」
〔敵ユニット出現〕
スティング「何だ、あいつは!?」
アウル「でかいぜ…! サイコ・ガンダム以上だ!」
???(黒のカリスマ)「………」
ジェリド「BGの仲間なのか…?」
レーベン(あの機体…。まさか、あの方がここに…!?)
ネオ「こちらは新地球連邦軍のネオ・ロアノーク大佐だ。応答を願う」
???(黒のカリスマ)「………」
ネオ「こちらは任務遂行中だ。その邪魔をするのなら、攻撃も辞さない」「そちらの名前を所属、ならびに目的を聞かせてもらおう」
???(黒のカリスマ)「…いいだろう」
ジャボリ「何なの、あの声…!? 高かったり、低かったり、滅茶苦茶じゃないですか!」
ザッキ「ボイスチェンジャーを使っているのか?」
???(黒のカリスマ)「名前も無い、所属も無い…。私を縛るものは何も無い」
アスハム「ふざけるな! 我々をからかっているのか!」
???(黒のカリスマ)「そう取ってくれて構わない。私の目的は君達と戦う事だからね」
ベック「ああん? 俺達にケンカ売るために、そんなデカブツを持ち出したってか?」
ホーア「そんなハッタリにビビるか! 俺達は特命部隊だぞ!」
???(黒のカリスマ)「能書きはいい…。私は戦うために、ここにいる」「ここまで来たご褒美だ。君達に圧倒的な恐怖と絶望をプレゼントしてやろう」
ジェリド「ふざけやがって!」
アウル「俺達を甘く見た事をあの世で後悔させてやる!」
ネオ「やるしかないのか…」
レーベン「し、しかし…」
シュラン(覚悟を決めろ、レーベン。向こうは本気だぞ)
レーベン(だけど、シュラン…! あれはレムレースだ!)
シュラン(我々に与えられた任務は013特命部隊の監視と誘導だ)(あの機体との戦闘もエーデル准将の意向と考えるべきだろう)
レーベン(エーデル准将の…)(ならば、俺は命を懸けて臨む!)
ネオ「各機、気をつけろ。どこのどいつだか知らないが、余程の自信があるようだ」「もう一度言うぞ…! 各員はそれぞれの目的を忘れるな! ここはただの通過点だ!」
シャギア(確かにな。我々が命を懸けるべきステージはここではない)
アネモネ(デューイがあたしを待っている…! だから、あたしは負けない!)
ジェリド(待っていろ、カミーユ…! 俺はこんな所で終わる男ではない!)
ネオ「各機、攻撃開始! 013特命部隊の力を見せてやれ!」
???(黒のカリスマ)(そう…それでいい。この戦いのために君達は集められたんだからね…)

<ジェリドorカクリコンorマウアーvs???(黒のカリスマ)>
カクリコン「油断するな、ジェリド、マウアー! こいつ…只者じゃないぞ!」
???(黒のカリスマ)「状況は見えているようだね。ティターンズのメンバーにしては謙虚だ」
ジェリド「看板だけで戦えるほどこの世界は甘くない…! その事は嫌という程、学んできた!」
???(黒のカリスマ)「でも、残念ながらそれも全て無駄になるんだよ。君達はここで終わりだからね」
ジェリド「俺は前に進むんだ! こんな所でやらせるかよ!」
マウアー(ジェリド…あなたは私が守る…! あなたのその強い意志に私はついていく…!)
ジェリド「どこのどいつだか知らないが、俺を止めようとする者は全て倒す! それが俺の生き方だ!!」

<ブランvsロザミアvs???(黒のカリスマ)>
ブラン「気をつけろ、ロザミア少尉! 直撃を食らえば、一撃でもっていかれるぞ!」
???(黒のカリスマ)「そうだ。私は宇宙を落とす者だ」
ロザミア「宇宙を…落とす…」
ブラン「こいつ…! ロザミア少尉の心の傷を!」
???(黒のカリスマ)「ハハハ、楽しいものだ! 心も機体も全て破壊してやろう!」
ブラン「下衆め! 戦争はお前の趣味を満足させるための場ではないんだぞ!」

<フォウvs???(黒のカリスマ)>
???(黒のカリスマ)「フォウ・ムラサメ…君の記憶を戻す術を私が持っていたらどうする?」
フォウ「え…」
???(黒のカリスマ)「私にひざまずくのなら、君の願いをかなえてあげてもいい」
フォウ「…私は生きていく証が…記憶が欲しい…」「だけど! 誇りを売るような事はしたくない! 私は…人間だ!」
???(黒のカリスマ)「グッドアンサー。それを踏みにじるのが私の喜びだよ」

<シャギアorオルバvs???(黒のカリスマ)>
シャギア(我々の前に現れたという事はこの戦闘も特命コード013の一環なのか…?)
オルバ(そうだとしたら、この機体も連邦軍のものという事になる)
???(黒のカリスマ)「また二人で秘密の話しかい、フロスト兄弟?」
シャギア「どうやら我々の事を少しは知っているようだな」
???(黒のカリスマ)「残念ながら、君達の真の狙いまではつかめていないけどね」「「だから、ご忠告。尻尾をつかまれる前に分不相応な望みは捨てたまえ」
オルバ「お前に我々の何がわかる…!」
シャギア「お前の正体は知らないが、少なくとも我々にとっては味方ではない」「だから、排除する…! 我々の世界にお前は必要ないのだ!」

<コレンvs???(黒のカリスマ)>
コレン「黒い歴史…虹色の空…蝶の羽…! あああっ!」
???(黒のカリスマ)「もしかして、君は黒歴史の真相について知っているのかな?」「私もあれについて調べているんだ。君の力を借りたいな」
コレン「あ…ああ…」
???(黒のカリスマ)「君が手に入らないなら、月のD.O.M.E.に行くしかないか」
コレン「D.O.M.E.…禁断の地…ディアナ様…!」「禁忌に触れる不届き者め! ディアナ・ソレルの名においてお前を討つ!」
???(黒のカリスマ)「やはり、黒歴史の解明には月が鍵になるか…。フフ…その事実だけでも大きな収穫だ」

<ネオvs???(黒のカリスマ)>
???(黒のカリスマ)「君がこの部隊の隊長か」
ネオ「ああ、そうだ。任務とはいえ、こんな戦いに部下を巻き込んだ責任は取る…」「お前を倒してな!」
???(黒のカリスマ)「…君は不自由な男だよ。過去の無い君は、上からの命令を聞くしか命に意味を見出せない」
ネオ「何とでも言え! それが今の俺の生き方だ!」
???(黒のカリスマ)「仮面の男はみんな同じだよ。使命や義務に囚われて、自らの命を不自由にしている」「だが、私は違う。私は全てから解き放たれた存在…完全な自由の体現者だよ」

<スティングorアウルorステラvs???(黒のカリスマ)>
???(黒のカリスマ)「スティング・オークレー、アウル・ニーダ、ステラ・ルーシェ…君達は不幸だ」
ステラ「え…」
???(黒のカリスマ)「君達は縛られた存在だ。自由を失った命など何の意味も持たないよ」
アウル「黙れ! 黙れよ、お前!!」
スティング「お前に言われるまでもなくそんな事は百も承知なんだよ!」
???(黒のカリスマ)「ククク…せいぜい足掻くんだね。自らの運命に」
ステラ「お前…消えろっ!」
アウル「スティング、ステラ! あいつ…絶対に潰すぞ!」
スティング「俺達はファントムペインだ! 俺達は負けられねえ…! 生きていくためにな!」

<ティンプvs???(黒のカリスマ)>
ティンプ「ちっ…! 俺の勘が、こいつのヤバさに反応してやがる!」
???(黒のカリスマ)「さすがは一匹狼で鳴らしたティンプ・シャローンだ。危険への反応は素晴らしい」
ティンプ「こいつのヤバさは単に機体の強さじゃねえ…!」「この底知れない薄気味悪さ…。こいつはとんでもねえタマの持ち主だ!」
???(黒のカリスマ)「では、どうする? 尻尾を巻いて、逃げるかな?」
ティンプ「フン…確かに命あっての物種だ。それが賢いやり方だろうさ」「だが、俺は騙されねえぜ。お前は逃げ出した野郎だろうと平気で背中から撃つような奴だ」
???(黒のカリスマ)「ご名答。さすがによくわかってる」
ティンプ「俺が生き残るためには前に出るしかねえようだ…! 久々にマジになるしかねえな!」

<ホーラorゲラバvs???(黒のカリスマ)>
ゲラバ「ア、アニキ! こいつデカい! おまけに強い!」
ホーラ「ガタガタ文句を抜かすな! アイアン・ギアーを相手に戦ってると思え!!」
???(黒のカリスマ)「そのアイアン・ギアーに君達は負け続けてきたのではないかな?」
ゲラバ「お、おっしゃる通り!」
ホーラ「馬鹿っ! 敵の言う事なんか聞くんじゃねえ!」「こうなりゃヤケだ! 死ぬ気で突っ込むぞ!!」
???(黒のカリスマ)「君達は実にいい…。その感情むき出しの生き方はまさに自由だよ」

<ベックvs???(黒のカリスマ)>
Tボーン「な、何だよ、こいつ! 圧倒的じゃねえか!」
ダヴ「逃げましょうよ、アニキ! こんなの相手にやってられませんよ!」
???(黒のカリスマ)「そうすべきだよ。私としても、そのマシンを壊すのは少々忍びないのでね」
ベック「指図すんじゃねえ! 俺は上から目線でものを言われると虫酸が走んだよ!」
???(黒のカリスマ)「ほう…君も自由を愛する人間のようだな」
ベック「その通りよ! だから、俺は気に入らねえ野郎に頭を下げる事はしねえのさ!」「行くぞ、デカブツ! とりあえず、やれる所までてめえの相手をしてやるぜ!!」

<ケジナンorエンゲorジャボリvs???(黒のカリスマ)>
ケジナン「抜かるなよ、エンゲ、ジャボリ! 相手がデカけりゃ、それなりの戦い方があるってもんだ!」
???(黒のカリスマ)「確かに小さな力でも集まれば、大きな力に打ち勝つ事が出来る」「だが、クジラに勝つためには何匹のメダカが必要になるか、考えてみるがいい」
エンゲ「お前がクジラで俺達がメダカって事か!?」
ジャボリ「そ、そんな…! それじゃ絶対に勝てない!」
ケジナン「馬鹿野郎! 敵の口車に乗るんじゃねえ! 俺達はメダカじゃねえ…人間だ!」「よくも俺達を雑魚扱いしやがったな! 小物には小物の戦い方があるのを思い知らせてやるぜ!」

<アスハムvs???(黒のカリスマ)>
???(黒のカリスマ)「いいのかな、アスハム・ブーン? 黒いサザンクロスも追わずにこんな所で遊んでいて」
アスハム「こやつ…! 私とゲイン・ビジョウの事を知っているのか!」
???(黒のカリスマ)「君達やZEUTHの事は少し調べたからね」
アスハム「ならば、私の怒りの炎の大きさも、その邪魔をする者が相応の報いを受ける事も知っていよう!」「そこをどけ、道化! お前ごときに関わっている暇は無いのだ!」

<シンシアvs???>
???(黒のカリスマ)「この動き…君がオーバーマンバトルのクイーンか」
シンシア「あたしの事を知ってるの…!?」
???(黒のカリスマ)「あのゲームでの我々の対戦成績は君が若干勝ち越している。だから、ここでリベンジさせてもらう」
シンシア「どこの誰かは知らないけど、あたしはクイーンだよ…!」「挑戦者は全部片付ける! キングと戦う前に負けは許されないからね!」

<アネモネvs???(黒のカリスマ)>
???(黒のカリスマ)「君がデューイ・ノヴァクの秘蔵っ子か」
アネモネ「あんた、デューイの事を知ってるの!?」
???(黒のカリスマ)「ついでに教えてあげよう。彼にとって君の存在がどれほどちっぽけなものかを」
アネモネ「あ、あたしはデューイの言葉しか信じない…! 信じるものか!」「お前の言う事なんか聞くものか! 消えろ! 消えちゃえっ!!」

<ユルゲンスvs???(黒のカリスマ)>
ドミニク「何なんだ、奴は…! 何の目的で我々に仕掛けてきた!?」
ユルゲンス「詮索は後だ! 迎え撃たなければ、死ぬのはこちらだぞ!」
???(黒のカリスマ)「いい覚悟だよ、艦長。君のように肝の据わった人間は手強い」「さあ力の限りに抵抗してくれ。それでなくては、ここに来た意味がないんでな」
ユルゲンス「ふざけた事を!空の男を甘く見た事を後悔させてやるぞ!」

<レーベンvs???(黒のカリスマ)>
レーベン「あなたはいったい誰なのだ…!? 教えてくれ」
???(黒のカリスマ)「それに答える必要はない。君は全力で私と戦えばいい」「君の信奉するあの女性のために」
レーベン「…それならば、もう遠慮はしない…!」「エーデル准将のためならば、誰が相手でも俺は戦う! それが俺の愛だ!!」

<シュランvs???(黒のカリスマ)>
???(黒のカリスマ)「私は本気で戦う。だから、君も全力で戦うがいい、シュラン」
シュラン「心得ています。そうでなければ、この特命部隊の意味がありませんからね」
???(黒のカリスマ)「さすがだよ。君は自分の役割をきちんと理解している」
シュラン「おそれいります」
???(黒のカリスマ)「私に怒っているかい? 君達の命すら駒だと思っているこの私を」
シュラン「いえ…感謝していますよ。私をこの部隊に配属してくださった事に」「今、私は彼と共に戦う歓喜にこの身を焦がしています」

<???(黒のカリスマ)撃破・勝利条件達成>
〔???(黒のカリスマ)に爆発〕
???(黒のカリスマ)(な、何てこった…! レムレースが敗れるとは想定外…! こりゃ設計をやり直さないと駄目だ!)(ありがとう、013特命部隊の諸君。いいデータが集まったよ)(これでレムレースは完成する。そう…レムレースはね…)
ジェリド「やったのか…!」
???(黒のカリスマ)「フ…フフフ…」
ネオ「!」
???(黒のカリスマ)「ハハハハハ! アハハハハハハハハハ!」
〔敵ユニット撃破〕
ロザミア「敵機の撃墜を確認。なお、パイロットの生死は不明です」
シンシア「何だったのよ、あいつ…」
アスハム「何のために我々と戦った…?」
ネオ(あの機体のぎこちない動き…試作機だったためだろう…)(俺達は奴のシェイクダウンのお相手をさせられたらしいな…)(だとしたら、奴も軍の一員か…)
ステラ「ネオ…?」
ネオ「大丈夫だ、ステラ。ちょっと考え事をしていただけだ」
ドミニク「隊長…! 本部より通信が入りました」「我々の攻撃によって行動不能に陥ったBGを別部隊が鹵獲したとの事です」
ネオ「何っ!?」
スティング「信じられねえな。あいつ…まだ動けたぜ」
アウル「俺達が苦戦した相手だぜ! 通常部隊が捕まえるなんて出来っこないじゃん!」
ブラン「真偽を問うのは無意味だな。本部が鹵獲したと言う以上、それが全てだ」
エンゲ「って事は!?」
ケジナン「俺達…!」
ネオ「ミッションコンプリート…。任務完了という事になる」
シンシア「…素直に喜べないね」
アネモネ「何か気分悪いの…!」
ブラン「先程交戦したアンノウンも含めて、事の経緯について詳しい説明を聞かせてもらいたいですな」
ドミニク「残念ながら、それは不可能です」
ユルゲンス「どういう事だ?」
ドミニク「特命コード013終了に伴い、部隊は解散…」「全作戦行動は機密レベルAAAとし、協力者にも守秘義務が発生するとの事です」
アスハム「余計な詮索をするなというわけか…」
シュラン「その通りだろう。軍の管轄亜kラ離れても気を抜かない方がいい」
ティンプ「忠告ありがとうよ、蛇の兄さん。…って言うより、脅しか?」
シュラン「好きなように取られるといい」
ジェリド「どうでもいい話だ…。この部隊が解散するなら、俺は文句は無い」
アスハム「同感だ。これで本来の戦いの場に戻る事も出来よう」
ネオ「各機、帰投しろ。これで013特命部隊の全作戦は終了だ」「これからはそれぞれの目的のために戦ってくれ」
シャギア「了解です」
ネオ(013特命部隊…。最後までろくでもない部隊だったな)
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

  ~イズモ艦 ブリッジ~
ネオ「…既に伝えた通り、013特命部隊は本日で解散となる」
ジェリド「………」
ネオ「軍属以外のメンバーはそれぞれの所属へ戻ってもらう事になる」
アスハム「…納得は出来ないが、致し方ないか…」
ブラン「そういえば、コレン・ナンダーはどうした? 姿が見えないが…」
ベック「あいつなら戦闘が終了したら、機体から降りて逃げてったぜ」「黒歴史がどうのって言ってたけど、ありゃ完全にネジが飛んじまってたな」
ドミニク(あのコレンという男…ブラックヒストリーを知っているのか…)
ネオ「まあいい。その様子では機密を漏らすとは思えないしな」
アスハム「世話になりました、隊長。使われ方はともかく、この部隊…居心地は悪くはなかったです」
ネオ「そう言ってもらえると指揮官として嬉しく思う。君達の協力に感謝するよ」
シンシア「早く帰ろう、アスハム。キッズ様も待ってるよ、きっと」
ケジナン「何とか無事に帰れそうだし、これで任務達成の特別ボーナスが出りゃ、言う事無しだ」
エンゲ「ついでに降格された階級も元に戻してくれるといいがな」
アネモネ「シンシア…」
シンシア「何?」
アネモネ「さっきのキッズ様って人のためにあんたは戦ってるの?」
シンシア「う、うん…」
アネモネ「元気でね…。もう会えないだろうけど」
シンシア「あんたもね。…会えてよかったよ、アネモネ」
アネモネ「うん」
ドミニク「アネモネ。僕達は連邦軍の本部へ戻る事になる」
アネモネ「本部…! じゃあ!?」
ドミニク「ああ、そうだ。もうすぐデューイ大佐に会えるんだよ」
アネモネ「デューイが来る…! デューイがあたしに会いに来るんだ!」
ドミニク(でもね、アネモネ…。それは僕達にとって本当の戦いの始まりでもあるんだよ…)
ゲラバ「…しかし、残念でしたね、兄貴。連邦軍に取り入る算段がうまくいかなくて」
ホーラ「いいや…今回の事で懲りた。軍のやり方にはついていけそうもない」「上の連中は前線で戦う奴の命なんて、紙のように思ってるようだからな」
ティンプ(甘いな、タレ目。軍でもシベ鉄でも兵隊が駒なのはどこでも変わらんさ)(ま…軍に懲りたのは俺も同じだぜ。地球連邦軍ってのは俺の想像以上に面倒な所らしいからな)
アスハム「ベック…お前さえよければ、働き口を用意してやってもいいぞ」
ベック「生憎だな、旦那。…それなりの報酬をもらった以上、あくせく働くなんてのは真っ平御免だ」
アスハム「そうか…。それは残念だな」
ベック「ま…旦那の事は嫌いじゃねえ。あんたが勝負に出る時は声を掛けてくれよ」「俺はベック・ザ・グレートRX3を大改造するつもりだ。ピカピカの新型で駆けつけるぜ」
ネオ「軍の人間にはそれぞれの命令書が来ている。各自、受け取ってくれ」
シュラン「了解です、隊長」
ネオ「レーベンン大尉達はカイメラへ復帰か…」
レーベン「はい…。ここでの経験を糧に自分はカイメラの任務に全力を尽くします」
ジェリド「俺とカクリコンとマウアーはシロッコ大佐の下で新型の最終テストか…」
アウル「やった! 俺達はファントムペインで噂のZEUTHの追撃だ!」
ブラン「俺とロザミア少尉とフォウ少尉もそちらに編入になる」
スティング「ブラン少佐もか…!」
ブラン「そう邪険にするな。お前達には、まだ教え足りない戦技もあるしな」
ジェリド「………」
ネオ「残念だったな、ジェリド中尉。だが、中尉達もいずれはこちらの隊に配属になるだろう」
ジェリド「隊長…」
ネオ「ZEUTHは手強い…。おそらく俺達やブラン少佐でも苦戦する事になる「中尉達を待っているぞ」
ジェリド「了解です。ご武運をお祈りします」
マウアー「ジェリド…」
ジェリド「マウアー…新型のテストが終わったら、俺はZEUTH追撃部隊に志願するつもりだ」
マウアー「付き合うわ、ジェリド。あなたの背中を守るために
ジェリド「マウアー」
マウアー「前に進むあなたを支えるのが今日からの私の戦いよ」「覚えておいてね、ジェリド。これからのあなたには常に私が隣にいる事を」
カクリコン「マウアーだけじゃないぜ、ジェリド。俺もいるのを忘れるなよ」
ジェリド「ああ…! 頼りにさせてもらうぜ、二人共」
ロザミア「また一緒だな、ステラ」
ステラ「うん…」
フォウ「ねえ、ステラ…どうしてあの時、私に優しくしてくれたの?」
ステラ「…苦しそうだったから…」
フォウ「え…」
ステラ「ネオが言ってた…。仲間が困っている時は助けてやれって」
フォウ「ありがとう」「でも、私は苦しい時だけじゃなく嬉しい時や悲しい時もステラと一緒にいたい…」「ステラと友達になりたいな」
ステラ「トモダチ…」
フォウ「うん」
ステラ「友達って何…? 友達だと一緒にいていいの?」
フォウ「そうよ、嬉しい事も悲しい事も分け合うためにね」
ステラ「スティングやアウル以外にもそういう人がいていいの?」
フォウ「いいんだよ。そういうのが友達だから」
シャギア(微笑ましいものだな)
オルバ(強化人間とエクステンデッド…。同じ境遇の者同士が惹かれあったようだね)
シャギア(だが、我々は違う…。この世界においても我々は二人だけ…仲間も友もいない)
オルバ(兄さんと僕…それ以外の存在を僕達は認めない)
ネオ「…013特命部隊は今日で解散となる。そして、機密レベルAAAである以上、この部隊の存在は無かった事とされる」
スティング「………」
ジェリド「………」
ネオ「だが、短い期間であったが、この部隊が各員にとって何かを残したと俺は思っている」「記録は抹消されても、各員はそれを忘れないでくれ。以上…ご苦労だった」

レーベン「…シュラン。お前は今日の件について何か聞いていたか?」
シュラン「いや…。だが、事のあらましはおおよその見当はつく」「君も知っての通り、あれはジエー博士が開発しているカイメラの切り札だ」「013特命部隊はそのテストの相手として選ばれたのだろう」
レーベン「しかし、その事を我々にも知らせないなんて…」
シュラン「博士の事だからな。自分の興味のためには我々の命さえ無意味なのだろう」
レーベン「では、あれに乗っていたのは誰だ? 声を変えてはいたが…」
シュラン「博士が用意した人間だ。我々が知る必要はない」
レーベン「………」
シュラン「不満か?」
レーベン「当然だ…! 自分はエーデル准将に全てを捧げている!」「エーデル准将の命令以外で命を落とすわけにはいかない!」
シュラン「それが君の強さだな」
レーベン「え…」
シュラン「君の強さを引き出すために博士もテストの内容を知らせず、本気で攻撃を仕掛けさせたのだろうさ」「エーデル准将のために命を懸けるという君に強さのためにな」
レーベン「俺はそれでいい…! でも、そのおかげでお前まで危険に巻き込まれるとは…」
シュラン「………」「気にするな、レーベン。君と共にある以上、私もそう簡単には死なないさ」
レーベン「シュラン…!
シュラン「我々にも次の任務が入っている。…そろそろ日本の件も片がつくそうだ」「我々も日本へ向かい、ZEUTHと接触しろとの事だ」
レーベン「そうか…いよいよ俺達も行動を開始する時か」
シュラン「血がたぎるかい?」
レーベン「ああ…! エーデル准将の理想のために俺の力を使う時が来るのだからな!」
シュラン「計画が次の段階へ進めば、君はZEUTHと行動を共にし、内部から彼らを誘導する役を務める」「そうなれば、ZEUTHを追う013特命部隊のメンバーとも戦う事になるな…」
レーベン「奴らが俺を裏切り者だと報告しても、構うものか!」「俺はエーデル准将のためなら、どのような汚名も受ける! 死んでもいい!」
シュラン「それでいい…。それが君の強さなのだからな」「だが、心配は要らない。013特命部隊のメンバーはほとんどがシロッコとデューイの配下だ」
レーベン「どういう事だ?」
シュラン「先程、連絡が入った。エーデル准将はその二名と手を結んだそうだ」「新地球連邦を内部から改革するためにな」
レーベン「エーデル准将…! あなたの理想の世界はもうすぐです。俺の命もそれに捧げます…!」
シュラン「………」
レーベン「待っていろよ、ZEUTH…! エーデル准将のためにお前達には働いてもらう」「そして、役目が終わったらこの俺が内部からズタズタにしてやるからな…!」
【シナリオエンドデモ終了】

 何者かの意図の下に結成された013特命部
隊は、任務の達成に伴い解散となった。
 BGの正体、仮面の人物の目的、その乗機で
ある謎の巨大兵器の存在……。
 多くの疑問を残しつつ、隊員達はそれぞれの
目的を胸に戦いの場へと戻っていった。

 彼らの再会は様々な形で訪れる。
 時に味方として、時に敵として……。
 運命の向かう先を知らぬまま、彼らは己の信
じるもののために、その命を懸けて戦い続ける
のであった。
 多元世紀元年……世界の混沌と戦乱は続く。


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