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No.4
この想いを君に

【シナリオデモ開始】
南アメリア大陸南部 トレゾア技研

  ~アイアン・ギアー個室~
竜馬「いったい何だ、ピエール? 俺に相談事って…」
ピエール「………」
竜馬「どうしたんだ…? ニヤニヤして気味が悪いな…」
ピエール「リョウ…。ゲッターチームのリーダーのお前なら俺の気持ちがわかってくれるはずだ」
竜馬「だから、何なんだ? ちゃんと話してくれなければ、わからないぞ」
ピエール「……たい…」
竜馬「え…」
ピエール「合体…したい…」「たまんなく合体してえんだよぉぉぉぉぉ!」
竜馬「ピ、ピエール…」

  ~月光号居間~
シリウス「ピエールの様子がおかしい?」
隼人「ああ。妙にテンションが高いと思ったら、次の瞬間には落ち込んでいる」
弁慶「あの浮き沈みの激しさは病気って言ってもいいと思うぜ」
ジュン「とにかくおかしいんですよ。合体、合体ってぶつぶつ言って…いつも陽気なピエール先輩とは思えません」
ミチル「何かショックな事があったのかしら…」
リーア「女の子にちょっかい出す度にヒジ鉄くらってる事かな?」
マーイ「でも、それはいつもの事じゃない」
桂「そうだな。そんなのにめげてたら、ナンパなんてやってられないね」
オルソン「やれやれ…。お前がもう少しデリケートだったら、俺の生活も平穏だったろうな…」
シリウス「…そう言えば、この前…不動司令がこちらにいらした時、手紙のようなものを受け取っていたようだが」
ロアビィ「その手紙の事なら聞いたぜ。何でも故郷の家族からだそうだ」
竜馬「ピエールの家族もこの多元世界に来ているのか…」
シルヴィア「そうよ。この南アメリアに住んでるって聞いたわ」
シリウス「ピエールの変調はその手紙に関係あるかも知れないな」
ウィッツ「………」
桂「どうした、ウィッツ。何か心当たりでもあるのか?」
ウィッツ「そのよ…。心当たりってわけじゃねえが、その…何だな…ちょっと気になる事が…」
トニヤ「はっきりしない言い方ね。気になる事って何なのよ?」
ウィッツ「えぇとだな…その…」
ロアビィ「何だよ。今度はウィッツがおかしくなったぜ」
パーラ「何か気持ち悪いなぁ…。早く言えよ」
トニヤ「らしくないよ、あんたがこういうの。いつもは何でも直球なのにさ」
ウィッツ「そのよ…。あいつ…恋…してるんじゃねえか?」
シリウス「恋…!?」
ロアビィ「へえ…ウィッツの口からそんな言葉が出るなんて驚きだね」
ウィッツ「だから、言いたくなかったんだよ…!」
ジュン「でも、ピエール先輩が恋って…」
シルヴィア「そうよ。世界中の女の子に恋してるってのが、ピエールの生き方でしょ」
桂「いや…もしかすると、その世界中ってのを一人に絞ったのかも知れないぜ」
ロアビィ「つまり、本気と書いてマジってわけか」
パーラ「………」
ミチル「どうしたの、パーラ?」
パーラ「あたし…ピエールが恋してる相手、わかっちゃったよ」
シルヴィア「ホントに!?」
パーラ「ここ数日…ピエールがその人を見る目、ちょっと普通じゃなかった…」「何て言えばいいんだろう…。獲物を目の前にした野獣みたいだった」
隼人「野獣か…。言い得て妙だな」
竜馬「その女性が危険だ。パーラ…その人は今どこに?」
パーラ「多分フリーデンの格納庫にいると思うよ」

  ~フリーデン格納庫~
〔足音〕
エウレカ「………」
エニル「どうしたの、エウレカ? あたしの顔に何かついてる?」
エウレカ「エニルはいつも綺麗にしてるね」
エニル「ありがとう。女の子に誉められるのも嬉しいものね」
エウレカ「ねえ…側にいていい?」
エニル「いいわよ。当分は機体の整備にかかりっきりだけど」
エウレカ「そのメカ…大事にしてるのね」
エニル「このモビルアーマーの名前はね…『希望』って意味があるのよ」「この機体に乗って、あたしはZEUTHの仲間になれた。その名前通りにね」
エウレカ「だから、磨いてあげるんだ」
エニル「戦えば機体に傷がつくからね。出来るだけ直してあげないと」
エウレカ「………」
エニル「ごめんね。…やっぱり、ほっぺたのそれ…気になる?」
エウレカ「…レントンも綺麗な人が好きだと思うから」
エニル「あなた、本当に可愛いわね」
エウレカ「え…」
レントン「…待ってくださいよ、ピエールさん。少しぐらい相談に乗ってくれてもいいじゃないですか」
ピエール「俺は忙しいんだよ。相談事なら、ゲイナー兄さんにでも頼め」
ガロード「ゲイナーじゃ頼りになんないんだよ。女の子の事なんだから」
ピエール「じゃあ、桂かロアビィに頼れよ。あいつらは一流のナンパ師だからどんな女の子もOKだぜ」
レントン「でも、あの二人は本命がいるってみんな言ってますよ」
ピエール「ミムジィとサラか…」
ガロード「そういう事。だから、本当のナンパ師ってのはピエールだけなんだよ」
ピエール「ナンパ師ね…。俺にだって本気で好きな女が…」
レントン「え…誰ですか、それ!?」
ピエール「誰だっていいだろうが…!」
エウレカ「あ…レントン…」
レントン「エウレカ…。エニルさんの所にいたんだ」
エニル「面白い話をしてたみたいね。ピエールの本気の相手ってあたしも興味あるわ」
ピエール「!」
エニル「どうしたの、怖い目をして…?」
ピエール「あ…あう…あああ…」
レントン「ピ、ピエールさん…?」
ピエール「あうあぁぁぁぁぁ!」
ガロード「逃げろ、エニル! エウレカ! ピエールの様子がおかしい!!」
エニル「な、何なの!?」
ピエール「うおぉぉぉぉぉぉ!!」「エスペランサぁぁぁぁぁぁぁ!!」
レントン「エ、エスペランサぁ!?」
エウレカ「メカに頬ずりしてる…」
ピエール「うおぉぉぉぉぉぉ!! エスペランサぁぁぁぁぁぁ!!」
ガロード「どうなってんだ、これ…?」

  ~月光号居間~
シリウス「ドクター、ピエールの状態は?」
テクス「今は鎮静剤の効果で眠っている」
アポロ「で、どういう事なんだよ? ピエールはモビルアーマーに恋をして、おかしくなっちまったのか?」
テクス「それについてはティファとリーナの協力の下でカウンセリングを試みてみた」
リーナ「彼…興奮しちゃってしゃべる事もまともに出来なかったの」
ティファ「そして、その心の奥には誰も救えないような闇があったんです」
シルヴィア「深い闇…あのピエールが…」
テクス「だが、プライバシーに関わる事だ。この件はエレメントのメンバー以外には口外しない事を約束してくれ」
麗花「は、はい…」
テクス「エスペランサ…。それはピエールの初恋の女性の名でもある」
つぐみ「初恋の人…」
テクス「そして、そのエスペランサはピエールの兄との結婚が決まったそうだ」
シリウス「もしかして、その事でピエールは…」
テクス「君の予想通りだ。先日、不動司令から渡されたのは、それを知らせる家族からの手紙だったそうだ」
ジュン「じゃあ、ピエール先輩は失恋のショックでおかしくなっちゃったんですか?」
テクス「そのストレスが今回の一件の発端となったのは間違いないだろう」
シリウス「『合体』への異常なまでの執着もそれと関係するのだろうか…」
つぐみ「が、合体への執着って…」
テクス「もし私の仮説が正しければ、彼は…」
〔扉の開閉音〕
ミーシャ「ドクター・テクス…あなたの仮説が実証されたわ」
テクス「では…」
ミーシャ「エレメントの訓練データから判断した結果、彼は合体依存症と言えるわ」
アポロ「イゾンショー? 何だ、そりゃ?」
ジュン「それ無しじゃ生きていけなくなる事だよ」
アポロ「つまり、合体したくてたまらない病か!」
シルヴィア「そのまんま過ぎる!」
ミーシャ「彼の場合は合体時のドーパミン放出量が異常に増えているの。あなた達の倍以上はあるわ」
シリウス「ドーパミン…。快楽を司る神経伝達物質か」
つぐみ「じゃあ、ピエール先輩は合体の時、あたし達の倍以上に気持ちいいって事ですか!?」
麗花「確かにそれは依存してしまうかも…」
テクス「彼は失恋のショックを癒すために合体の快楽に依存してしまったのだろう」「だが、そのような異常な状態は脳の方が耐えられなくなる」
ミーシャ「計算では、このままの状態であと一回合体したら…」
アポロ「どうなる!?」
ミーシャ「彼の精神は瓦解するわ」
シルヴィア「そんな…」
〔扉の開閉音〕
パーラ「取り込み中にすまない! こっちにガロードとレントンとエウレカ、来てないか?」
アポロ「いや…いねえけど」
パーラ「あちゃあ…あいつら単独行動かよ。やばいかも…」
シルヴィア「何かあったの?」
パーラ「この近くに高次元量子反応ってのが確認されたんだ」
アポロ「堕天翅が来やがったのか!」
ティファ「あ…」
パーラ「ティファ…ガロード達がどこに行ったのか知ってるのか!?」
ティファ「私が…あんな事を言ったせいでエウレカは…」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「この想いを君に」


【戦闘マップ開始】
〔味方ユニット出現済み〕
ガロード「すっかり遅くなっちまったな。もう日が暮れちまったぞ」
レントン「悪いね、ガロード。俺達に付き合ってもらって」
ガロード「へ…デートのお邪魔だったんじゃなかったのか?」
レントン「そ、そんな事ないさ!」(と言いながらも、少し残念だったりして…)
ガロード「で、エウレカは欲しかったものは買えたのか?」
エウレカ「うん」
ガロード「出発前にティファと話してたけど、何か頼まれものか?」
エウレカ「………」
レントン「俺達にも買ってるところを見せてくれなかったけど、内緒のものなの?」
エウレカ「言えないの」
レントン「ま、まあ…秘密だって言うなら、無理に聞かないけど…」
エウレカ「レントン、ガロード! 気をつけて!」
レントン「え…」
〔ヒプノサウンド〕
ガロード「これは…堕天翅の歌声か!」
レントン「じゃあ…!?」
〔敵ユニット出現〕
レントン「で、出たぁっ!!」
ガロード「骸骨と平手だけじゃなく、東京で戦った堕天翅までいやがる!」
両翅「感じるぞ。次元の壁に巣食う者の眷属を…」
エウレカ「私を見てる…?」
両翅「無限の牢獄を破るためにもあれの力を知るのも一興。そのプラーナをもらうぞ…!」
ガロード「やる気ってわけかよ! 気をつけろ、レントン!」
レントン「あ、ああ!」
エウレカ「レントン…あれは私を…」
レントン「心配は要らないよ、エウレカ。相手が堕天翅だろうと鬼だろうと悪魔だろうと」
エウレカ「え…」
レントン「俺は君を守るって約束したんだ! だから、絶対に大丈夫だ!」
エウレカ「うん…」
<戦闘開始>

<3PP・味方援軍1出現>

ガロード「来たぞ、レントン! ZEUTHだ!」
〔味方戦艦出現〕
〈出撃準備〉
両翅「来たな、翅無し共め」
レントン「あれ…? アクエリオンが出撃してない…」
ガロード「何やってんだよ、アポロ! 相手は堕天翅なんだぞ!」
アポロ「うるせえ! こっちにも事情があるんだよ!」
竜馬「シリウス…! ピエールの様子は!?」
シリウス「駄目だ…! ベクターマーズのコックピットから出ようとしない!」
ピエール「くそっ! 出撃させろ! 俺を合体させろぉぉぉぉっ!!」
シルヴィア「駄目よ、ピエール! 戦える身体じゃないんだから!」
麗花「シリウスか、ジュンと代わって! あなたは戦っては駄目なの!」
ピエール「うぉぉぉぉっ! 俺は戦う…戦うんだっ! 合体…合体させろぉぉぉぉ!」
タルホ「ドギー! ハッチを開けるんじゃないよ!」「ピエールは合体しちまったら、死んじまうんだからね!」
ムーンドギー「わがってる!」
両翅「フン…太陽の翼め。私に恐れをなしたか」「まあいい。次元の壁に住みし者を手に入れたら、付近の街へ向かうぞ」
ピエール「!」
両翅「出でよ、双子のケルビム兵!」
〔敵ユニット出現〕
チル「ズングリが出てきた!」
ジロン「あのしぶとい奴か…! アクエリオン抜きで戦うのは厳しいぞ!」
ピエール「出せ! 俺を出せ! 俺は行かなくちゃならない…合体しなくちゃならないんだ!!」「あいつらを…堕天翅の奴らをサン・ホセに行かせちゃならねえんだよ!!」
つぐみ「サン・ホセって…」
ジュン「ピエール先輩の家族が住んでいる街です! ここから近い位置にあります!!」
ピエール「俺は家族を…エスペランサを守りたいんだぁぁっ!!」
シリウス「ピエール…お前…」
アポロ「…ムーンドギー! ハッチを開けろ!!」
ムーンドギー「けんど…」
シリウス「お前も男なら、ピエールの想いを汲んでやれ…! 命懸けの想いを!」
ムーンドギー「おう!」
〔スイッチを押す音〕
〔ハッチの開閉音〕
〔味方ユニット出現〕

竜馬「ピエール!」
ピエール「やるぜ…やるんだ!! みんなを守るために!!」
アポロ「念心!」
シルヴィア「合体!」
ピエール「GO! アクエリ…オォォォン!!」
〔画面、発光〕
ピエール「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」
〔発光、収束〕
〔ピエール、合体〕

ピエール「アクエリオォォン…マァァァズッ!!」
[イベントデモ「エレメントシステム(アポロ&シルヴィア&ピエール)」]
ピエール「うぉぉぉっ! ファイヤーシュートォォォッ!!」
〔ピエール、グラーヴェ・ケルビム〕
〔グラーヴェ・ケルビム、爆発しながら後退〕
〔敵ユニット撃破〕

レントン「やったっ! ナイスシュート、ピエールさん!」
ミーシャ「何をやっているの、あなた達!? 今すぐ合体を解除しなさい!」
テクス「このままではピエールの命の保証は出来ないぞ! 今すぐ後退するんだ!」
アポロ「見守るのも仲間だろ! 俺はあいつに炎を見たのさ」
シリウス「己の命さえも懸けて燃やす炎…ただ美しい…」
シルヴィア「やろう、ピエール…! エスペランサさんのためにも!」
ピエール「うおぉぉぉぉぉっ!!」
両翅「出てきたな、太陽の翼。だが、我が下僕は滅びぬ…!」
〔敵ユニット出現〕
ゲイナー「復活した!?」
ジュン「ぶ、分析の結果が出ました! あの2体のケルビム兵は心臓部が互いを行き来しています!」「絶命の寸前に命をもう片方に逃がしていたと思われます!」
デューク「心臓を破壊されない以上、倒れないのか!」
桂「どういうトンデモ技術だ!」
両翅「表と裏、陰と陽…。その心の臓は2体の間を駆け巡る」「即ち不死身と死なずよ。不死身と死なずを相手に勝てるかな?」
ランド「だったら、その逃げ場ごと叩き潰してやるぜ!」
ゲイン「あの双子を同時に倒せば、復活は出来まい…!」
マリン「計算の結果では、奴の復活には1分の時間を必要とするようだ!」
アポロ「つまり、片方を倒してから1分以内のもう片方を倒せば、復活しねえんだな!」
レントン「ガロード!」
ガロード「おう!」
〔ガロード&レントン、ピエールへ隣接〕
ピエール「お前ら…」
ガロード「付き合うぜ、ピエール。そのエスペランサって人、あんたの本気の相手なんだろ?」
レントン「俺達がアシストします! ピエールさんはゴールを決めてください!」
〔ガロード&レントン、ピエールと小隊統合〕
シルヴィア「ガロード、レントン…」
アポロ「泣かせるじゃねえかよ、お前ら…」
ピエール「ありがとうよ、二人共! それにアポロもシルヴィアも!」
竜馬「行け、ピエール! お前が決めるんだ!!」
ピエール「おう! このピエール様の最高のシュートを奴らにお見舞いしてやるぜ!!」

<グラーヴェ・ケルビム1機のみ撃破の次PP(1回目)・敵増援1出現>
〔敵ユニット出現〕
ゲイナー「復活した!」
デューク「1分以内の両方を倒さない以上、無限によみがえるのか!」
ピエール「だったら、二匹まとめて地獄のゴールをぶち込んでやるまでだ! 行くぜ!!」

<ランドvs両翅>
両翅「御使いめ…! どうやら大いなる力に目覚めつつあるか!」
メール「大いなる力って…もしかしてガンレオンの超パワーの事…!?」
ランド「悪いな、ヤジロベエ! お前の話なんざ聞く気はねえよ!」
両翅「この私と正面から戦うつもりか…! 身の程知らずめが!」
ランド「惚れた女のためにピエールは命を懸けて合体したんだ!」「この俺が奴の熱さに乗り遅れるわけにゃいかねえんだよ!!」

<デュークvs両翅>
両翅「この翅無しの機械巨人…見ていると妙な感情が芽生える」
デューク「グレンダイザーを知っているのか?」
両翅「この面相…! この私に通じるものがある! 勝負といくぞ!」

<竜馬vs両翅>
弁慶「東京で戦った堕天翅か!」
両翅「太陽の翼と同じ機構を持った機械巨人か! まずはお前を潰してくれる!」
隼人「フ…このシステムは俺達の方が元祖なんだぜ」
竜馬「行くぞ、堕天翅! エレメントを鍛えた俺達の力を思い知らせてやる!」

<ジロンvs両翅>
両翅「むき出しの感情…。この翅無しのプラーナ、随分と高密度だな」
ジロン「俺達も動物を食べる以上、お前達が人間の命を集めるのも同じだと思っている!」「だけど、大人しく狩られると思うなよ! 俺は生きるために精一杯戦うぞ!」

<桂vs両翅>
両翅「小兵がこの私に向かってくるか…! 身の程を知るがいい!」
桂「言っておくが、今日の俺は一味も二味も違うぜ!」「ナンパ師の純情…。ピエールの覚悟に報いるためにも全力でやるぞ!」

<ロジャーvs両翅>
両翅「大いなる力の使徒め…! もう二度とお前達に我々の世界に介入はさせんぞ!」
ロジャー「そのような思わせぶりな言葉は職務を忘れた新聞記者で辟易している」「君が私の存在を抹消する気なら、もう言葉は必要ない…! このビッグオーでお相手しよう!」

<ゲイナーvs両翅>
両翅「この翅無しの駆る機械人形…やはり、執行者か」
ゲイナー「執行者…!?」
両翅「その悪魔の力が目覚める前に叩き潰してくれる!」

<アポロorシルヴィアorピエールvs両翅>
ガロード「やろうぜ、ピエール! 燃える男を見せてやれ!」
レントン「ガッツです、ピエールさん! 行きましょう!」
ピエール「熱いねえ、少年達! こりゃ俺も負けてられねえぜ!」
アポロ「ピエール…お前…」
シルヴィア(最後の力を振り絞ろうとしているの…)
両翅「この生命の力…まるで炎だ!」
ピエール「その通りよ! 今日の俺は魂まで燃やし尽くすつもりだ!」「覚悟しな、堕天翅! 地獄の底まで蹴り落としてやるぜ!」

<マリンvs両翅>
両翅「この私が自ら出向いたのだ。その巨体が見掛け倒しでないのを願うぞ!」
マリン「バルディオスのパワーを甘く見るなよ! のこのこ出てきた事を後悔させてやる!」

<両翅撃破>
〔両翅に爆発〕
両翅「なかなかやってくれる。だが、双子のケルビム兵を…倒す事は出来まい!」「太陽の翼よ! お前が力尽きた時、その力、我らの大いなる復活に使わせてもらうぞ!」
〔敵ユニット離脱〕

<同ターンにグラーヴェ・ケルビム2機撃破・勝利条件達成>
ランド「よっしゃ! 双子をぶっ壊したぞ!」
ピエール「あ…うあ…」
シルヴィア「ピエール!」
※※「ソーラーアクエリオン」「アクエリオンルナ」の場合、セリフ追加※※
〔ピエール、変形〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔ピエール、着地〕
アポロ「ピエール…お前、燃え尽きちまったのか…」
ガロード「ピエール…」
レントン「俺達のアシスト…少しは役に立てましたか…」
〔通信パネルの開く音〕
不動「人という漢字は人と人が支えあっている姿…」
アポロ「おっさん…」
不動「誰が言ったか知らんが、下らん解釈だと思わんか?」
竜馬「え…」
不動「支えを失った人は倒れるだけか?」「倒れそうになったら、支えてもらう前にするべき事がある。互いを支え合う前に成すべき事がある」
アポロ「ピエールの事が言いたいのかよ!」
不動「倒れそうになった時、人に支えてもらう前にするべき事…それは倒れる事だ」
ピエール「………」
不動「倒れきらねば立ち上がれん。お前はまだ倒れきっていない。心のどこかで支えを欲しがっている」
ミーシャ「支えに頼る…」
テクス「依存…しているという事か?」
〔敵ユニット出現〕
弁慶「あいつら、復活しやがった!」
隼人「ちいっ! どうやら完全に同時に倒さなけりゃ駄目なようだな!」
アポロ「ピエール、立て! まだ終わってねえんだ!!」
ピエール「………」(俺は…誰かに支えてもらいたかっただけなのか…)(だから、俺は…女の子に声を掛けまくって…あげくに合体に頼って…)
不動「人は倒れきって、倒れきって初めて立ち上がれる」「二本の足で大地を踏みしめ、しっかりと! まさに、その文字の形のように!」
ピエール「!」
不動「『人』が手を広げて『大』!」「子供達よ! 大いなる人…大人となれ!」
ピエール「うおぉぉぉぉぉ!!」
〔ピエール、活性化〕
アポロ「ピエール! 立ち上がったか!」
シリウス「シルヴィア、私と代われ」
シルヴィア「お兄様…」
シリウス「フ…私もピエールの炎に打たれたのだ。今日は彼と共にありたい」
ピエール「行っくぞぉぉぉぉぉぉぉ!!」
〔ピエールから炎〕
〔ピエール&グラーヴェ・ケルビム、前進〕

ピエール「決めるぜ! 決勝ゴール!!」
[イベントデモ「失恋速攻」]
〔敵ユニット撃破〕
※※まだ両翅健在の場合、セリフ追加※※
両翅「ぬうう…! 双子のケルビム兵を倒すとは…!」「太陽の翼よ! お前が力尽きた時、その力、我らの大いなる復活に使わせてもらうぞ!」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔敵ユニット離脱〕
レントン「すごい…! すごいっスよ、ピエールさん!」
ガロード「見せてもらったぜ、魂の決勝点をよ!」
ピエール「へへ…まあな」
竜馬「もう大丈夫だな、ピエール」
ピエール「ありがとな、リョウ。それにみんなもよ」
アポロ「へ…柄にもない事を言うんじゃねえよ」
ピエール「みんなの支えのおかげで俺…大人になれたぜ」「ってなわけだ、レントン、ガロード。女の子の事で相談があるんなら、いつでも俺の所に来い!」
レントン「押忍! お願いします!」
ガロード「最強のナンパ師の復活だな」
ピエール「ナンパ師ね…。やっぱり、俺はそれがお似合いだな」(じゃあな、エスペランサ…。幸せになってくれよ)
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

  ~フリーデン 娯楽室~
ランド「ピエールの奴…一皮むけたな」
ゲイン「少年達には、いい刺激になったろうさ」
ホランド「だがよ、ガキでいられる内はガキはガキらしくしてりゃいいんだ」
ロジャー「そうだな。否が応でも大人になる事を求められる時が誰にでも来る」
テクス「その時に少年時代に出会った事が大きな糧になるだろう」
ランド「人が手を広げて大人ね…。ま…今日の一件は少年達だけじゃなく、少女達にも影響与えたみたいだぜ」
ジャミル「では、今日の一杯は少年少女の未来へ捧げよう
ホランド「んじゃ、乾杯だ」
ゲイン「乾杯」
ランド「乾杯」

  ~月光号 居間~
ギジェット「今日のピエール…ちょっとかっこよかったね」
パーラ「うん! あたし、断然見直したよ!」
シルヴィア「一途な想いか…。あたしも見習わなくちゃ」
つぐみ「シルヴィアさんの場合、その相手ってシリウス先輩なんですよね…」
シルヴィア「何か文句ある? 麗花にぞっこんのつぐみが」
つぐみ「い、いえ…無いです!」
リーナ「想いは人それぞれ…。だけど、それを受け止めてもらえるように努力しなくちゃね」
ティファ「エウレカ…メイクの道具、買えた?」
エウレカ「うん…よくわからなかったから、お店の人の言う通りに買ってきた」
ギジェット「これだけあれば、ばっちり! ちゃんと傷も消せるよ」「あたしのコンシーラとファンデを貸してあげてもよかったけど、肌の色が合わないからね」
パーラ「でも、ティファ…自分はすっぴんなのによくメイクするなんて考えたな」
ティファ「私も…した事あるから」
メール「意外!」
ティファ「すぐ落としちゃったけど…少しだけ綺麗になれた気がしたの」
エウレカ「私もメイクしたら綺麗になれる?」
ギジェット「なれる!」
シルヴィア「エウレカはベースがいいからね。ちょっといじれば、魅力倍々だよ」
つぐみ「エウレカさんが綺麗になれば、レントン君もきっと喜ぶと思います」
エウレカ「喜んでくれるかな?」
パーラ「絶対に喜ぶよ」
エウレカ「じゃあ、やってみる…」
ギジェット「手伝わなくていいの?」
エウレカ「自分でやってみたい」
リーナ「支え無しでも立とうってわけね。じゃあ、健闘を祈るわ」
エウレカ「ありがとう、みんな…」

  ~月光号 購買『ボン・マルシェ』~
レントン「…エスペランサさんってピエールさんの初恋の相手だったんスね」
ピエール「そんな顔すんなって、レントン。俺はもう吹っ切ったからよ」「それに俺の恋人は世界中の女の子だからな」
ロアビィ「そのポジティブさは大きな武器だね」
桂「なにはともあれ、合体依存症が治ってよかったよ。これでナンパ三人集の復活だ」
ピエール「いいのか? フラフラしてっと本命に嫌われるぜ」
ロアビィ「大きなお世話。そっちの方はマジでやってるからね」「しかし、驚きだったのは、お前のストレスの原因を意外な人物が当てた事だな」
ゲイナー「意外な人物って誰です?」
ロアビィ「ウィッツだよ」
ムーンドギー「へえ…そいつはびっぐりだ」
マシュー「何だよ…硬派かと思ったらやるじゃん、トンガリ兄さん」
ウィッツ「お、おう…まあな」
ロアビィ「もしかして、本人も誰かに恋しちゃってたりして」
ウィッツ「ば、馬鹿野郎! 俺はなぁ!」
レントン「赤くなってますよ、ウィッツさん!」
〔歩み寄る足音〕
エウレカ「…レントン…」
レントン「やあ、エウレ…」「カ!?」
エウレカ「どう…かな…?」
レントン「あ…あの…」
ムーンドギー「あうう…」
ウィッツ「何か悪いものでも食ったのか…!?」
レントン「ど、どうしちゃったの、その顔…」
エウレカ「………」
〔走り去る足音〕
レントン「え…え…?」
桂「何やってんだ、レントン! 早く追いかけろ!」
レントン「は、はい!!」
〔走り去る足音〕
ムーンドギー「何だったんだ、ありゃ…」
マシュー「わからん…。まったくわからん…!」
ロアビィ(頑張れよ、レントン…)
ピエール(脈ありのようだぜ。方向性はともかくとしてよ)
桂(ここで男の器量が試されるな…。うまくやれよ)

  ~月光号 格納庫~
レントン「待ってよ、エウレカ!」
エウレカ「………」
レントン「メーテルやリンクに悪戯されたの?」
エウレカ「違う…」
レントン「じゃあ、誰がそんなひどい事を…。何があったんだよ? ほら…拭いてあげるから、こっち向いて」
エウレカ「いやっ!」
レントン「エウレカ…」
エウレカ「ティファやギジェットが教えてくれたから。メイクすれば綺麗になれるって…」「だって…レントンに綺麗な私を見て欲しかったから…喜んでもらいたかったから…」
レントン「………」
エウレカ「やっぱり…変?」
レントン「ううん、綺麗だよ。…でもメイクなんてしなくてもその…」「大好きだよ、エウレカ」
〔歩み寄る足音〕
エニル「上出来よ、二人共」
レントン「エ、エニルさん…! 聞いてたんですか!?」
タルホ「聞いてたのはエニルだけじゃないわよ」
エウレカ「みんな…」
サラ「ティファの心配通りね。初心者にありがちな状態だわ」
アデット「お嬢ちゃん達には集合をかけといたよ」
エウレカ「え…」
タルホ「いらっしゃい、エウレカ。あなたの両手を広げて、少しだけ大人にしてあげるわ」

アデット「よくお聞き、お嬢ちゃん達」
パーラ「は、はい!」
サラ「あなた達ぐらいならまだそれほどメイクは必要ないのよ」
トニヤ「そうそう。せっかくのつるつるお肌を活かさない手はないって」
シルヴィア「はあ…」
アデット(…って言ってるけど、トニヤも、まだ17歳なんだよね…)
ヒルダ「ギジェット…最近あんた、化粧濃いよ」
ギジェット「そ、そうですか?」
エニル「綺麗に見せたい気持ちはわかるわ。でも、やり過ぎは逆効果よ。…そろそろ見本が出来上がる頃かな」
ティファ「はい」
タルホ「あんたぐらいの年頃ならこの程度で十分」
エウレカ「うん…」
エニル「綺麗よ、エウレカ」
トニヤ「うんうん…ばっちり!」
エウレカ「ありがとう、タルホ…みんなも」
タルホ「気をつけなさいよ。口先じゃ、いくらかっこつけたって所詮可愛い女が好きなんだから、男なんてさ」
エウレカ「うん」
ティファ「でも、大丈夫。レントンはエウレカの全てを受け止めてくれるから」
エウレカ「うん」
タルホ「………」
リーナ「優しい表情ね。内面とお腹の中の変化のせいかしら?」
タルホ「え…」
リーナ「新しい命を大切にしてね」
タルホ「参ったな…。そろそろみんなに発表の時期かな」
メール「発表って?」
タルホ「もうちょっと待っててね。みんなにもちゃんと話すから」「メール…その時の様子はあんたカメラに収めてもらうよ」
メール「任せといて。よくわかんないけど、ばっちり激写するよ!」
タルホ「ありがとう。…そのためにもちゃんと生きていかないとね、この滅茶苦茶な世界で」
【シナリオエンドデモ終了】


 多元世紀0001年 11月8日
 色々あったけど、今日もダーリンとあたしは
元気だった。
 トレゾア技研での居候も、そろそろ終わりみ
たい。でも、ここを出て行った後はあたし達、
さらに激しい戦いに巻き込まれそう………。
 ってメゲてる場合じゃないって!
 こんなメチャクチャな世界だからこそ、気合
入れて頑張っていかなきゃ駄目だもんネ!
 ダーリンのヒート・スマイルにあたしの営業
スマイルをプラスして、今日も明日も大元気!
 じゃあ、おやすみなさい~。
        社長代行 メール・ビーター


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