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No.32
あばよ、ダチ公…

【シナリオデモ開始】
ブリタニア・ユニオン
ニューヨーク 国連本部

  ~国連本部 外来生物対策委員会執務室~
エルガン「…来週の外来生物対策委員会では頼みますぞ、お二方」
スティンガー「了解しました、エルガン代表。我々のインベーダー研究の成果をお見せしましょう」
コーウェン「これまでの奴等の活動状況と今後の対策に関するレポートを各国の代表の前で発表します」
スティンガー「これで人々がインベーダーの脅威をより理解してくれるといいですね」
エルガン「…そうですな」
コーウェン「しかし、つくづく残念に思いますよ」
スティンガー「日本の早乙女研究所が協力してくれれば、我々の研究も、もっと前進するでしょうに…」
エルガン「彼には彼のやり方があるのでしょう。…では、よろしくお願いしますぞ」
〔ドアの開閉音〕
コーウェン「フフ…インベーダーの脅威か…」
スティンガー「そうだね。人間から見れば、まさにその通りだろうね」
コーウェン「気になるのは獣人の動きだね」
スティンガー「うん。ユーラシア大陸の東部で大規模な部隊が展開しているよ」
コーウェン「ゲッター線を否定する無為な生物…。我等にとっては路傍の石と同じような存在だ」
スティンガー「そうだね。奴等が真価を放棄するのなら見逃してやってもいい」
コーウェン「別の見方をすれば、獣人達が標的としている者達は我々にとっても最優先の障害となるだろう」
スティンガー「彼等の事だね」
コーウェン「早乙女博士あ今の状態である以上、我々が動くしかないね、スティンガー君」
スティンガー「そうだね、コーウェン君」
コーウェン「全てはゲッター線と…」
スティンガー「究極の進化のために…」

暗黒大陸
王都テッペリン

  ~テッペリン謁見の間~
ロージェノム「…異星の終わりを知る者め、目障りな真似をしてくれる」
グアーム「あのズールなる者ですか?」
ロージェロム「奴の手下が、この大陸の調査をしている。さらには、例の遺跡に住まう者とも手を組んだようだ」
グアーム「バアルとの戦いに備えるつもりでしょうか?」
ロージノム「いや…。おそらくは、この星の力に目を付けたのだろう」
グアーム「いかがします、螺旋王?」
ロージェノム「奴等との戦いはワシが動けばいい。問題は百億の猿だ」「破界…。定められた秩序を突破する者の存在は世界を変える」
グアーム「猿共の先頭に立つ者…。このまま放置しておく事は危険ですな」
ロージェノム「既にチミルフを動かした。猿共が目覚める前に螺旋の力を持つ者を討てと」
グアーム「四天王の一角、怒涛のチミルフ…。奴ならば仕損じる事はないでしょう」
ロージェノム「ワシは来たるべき時に備える…。この星の力を使わんとする者との戦いの日に…」

人革連
中華連邦 東部

シモン「この街も獣人にやられたんだ…」
クロウ「エルガン代表の話じゃ、この辺りで、とてつもなく強い獣人の軍団が暴れ回っているんだとよ」
ジロン「それで俺達に、そいつらを退治しろって指示が出たってわけか」
エルチ「ちょっと人使いが荒いわよね、あのエルガンって人」
サラ「昨日はヤーパン、今日は中華連邦、明日はドイツか、フランスか…。休む暇もないわね」
ゲイン「ヒーローも楽じゃないって事さ。そうだろ、大将?」
カミナ「おうよ! 世のため、人のため、花も嵐も踏み越えて今日もグレン団は戦うぜ!」
レントン「結局、俺達もグレン団にカウントされてるみたいだ…」
ロシウ「すみません、レントンさん。この偵察任務の間だけでも話を合わせて下さい」
カミナ「こら、デコスケ! 勝手な事を言ってんじゃねえ!」「ここにいる奴等は全員、グレン団の団員だ。俺がまとめて面倒みる!」「俺はお前達のために生命を張る! だから、お前達の生命は預かる!」
ゲイナー「滅茶苦茶だ…」
ブルメ「いつ俺達が、お前にリーダーを頼んだ?」
カミナ「細けえ事は気にすんな! 野郎共、俺についてこい!」
チル「おう、だわさ!」
ギミー「グレン団、万歳!」
リンクス「!」
アナ「お前達もグレン団に入りたいんですね」
ヨーコ「子供と動物には人気があるのね、カミナって」
ラグ「じゃあ、あんたはそのどっちなんだい?」
ヨーコ「え…?」
ラグ「とぼけなさんな、ヨーコ。ホレてんだろ、あいつに?」
ヨーコ「な、何を言ってんのよ!」
ラグ「気をつけな。ああいう男は一人で勝手に走っていっちまう」
アデット「そうそう。で、待ってるのは疲れちまうから、追いかけるしかない、と」
エルチ「でもね…周りの奴はそいつの後ろを追いかけて走ってると…」「いつの間にか、見た事もないような景色が見られるのよね」
ヨーコ「ねえ、エルチ…それって、あの丸顔の事?」
エルチ「はは…まあね」
ゲイン「ジロン・モスってのは、そういう男なのさ」「道はあいつの後に出来る…。あいつは世界のルールを突き抜けた男だ」
リーロン「ふうん…カミナにそっくりね」
ヨーコ「カミナはあんな丸くないわよ! ドマンジュウと一緒にしないで!」
ジロン「そこ! 何か言ったか!?」
チル「ジロンは、いい男って噂だわさ」
ジロン「そうか? へへ…それを聞いちゃ張り切るしかないな!」
ヨーコ「単純な奴…」
クロウ「フ…単純のジュンは純粋のジュンでもあるぜ」
リーロン「でもいいわ、彼…。あの頬のラインがとってもセクシー」
ロシウ「リーロンさん…この前、ロックオンさんのハロにも同じように言ってませんでした?」
リーロン「要するに、あの手のがタイプって事よ」
エウレカ「あの人の事…よくわからない…」
レントン「は…はは…俺も説明できないよ」
リーロン「ふうん…」
レントン「な、何ですか!? お、俺に何か用ですか!?」
リーロン「そんなに怖がらなくていいわよ。アタシが興味があるのは、あんたじゃなくてエウレカの方だから」
エウレカ「私…?」
リーロン「あなた…ちょっと不思議ね。何ていうのかしら…」
レントン「離れて下さい! エウレカが怖がってるじゃないですか!」
エウレカ「………」
リーロン「ごめんなさいね。べつに食べちゃおうってつもりじゃないから」「うふ…また今度、ゆっくりお話しましょうね」
エウレカ(この人…私の事、気づいてるの…)
レントン「大丈夫だよ、エウレカ。俺がいる限り、あの人は近づけさせないから」
エウレカ「…ありがとう、レントン」
シモン「………」
レントン「な、何だよ? シモンもエウレカに興味があるのか?」
シモン「あ…うん…。どっちかって言うと、レントンの方かな」
レントン「え…!?」
ゲイナー「シモン…君って…」
シンシア「え…アニキって、そういう意味なの?」
サラ「シ、シンシア…」
レントン「ま、待てよ! 俺にはエウレカがいるから!」
シモン「え…いや…。レントンとエウレカっていつも仲がいいなって思って…」
ヨーコ「なぁに、シモン? もしかして、レントンが羨ましいの?」
シモン「そ、そんなんじゃないよ」
ヨーコ「このZEXISには女の子もたくさんいるしね。シモンも誰かの事が隙になったの?」
シモン「え…」
アデット「ふふん…子供っぽいと思ったけど、あんたもお年頃なんだね」
シンシア「あはは! 楽しいじゃない、それ! あたし、応援してあげようか!」
シモン「い、いいよ! 俺…そんな…女の子なんて…」
キタン「お前等、遊んでんじゃねえ! 俺達は偵察にきてんだぞ、おら!」
キヨウ「いいじゃないの、お兄ちゃん。恋愛は人間の特権なんだから」
キヤル「兄ちゃんもカノジョ探したら?」
ゲイン「獣人ハンター改め、ラブハンターか。悪くないな」
キタン「るせえ! 黒の騎士団も黒いサザンクロスもぶっちぎり! 黒の兄弟をなめんじゃねえ!」
ジロン「おいおい、キタン。そんな大声出しちゃ、偵察にならないぞ」
〔歩み寄る足音〕
???(ティンプ)「その通りだぜ、兄ちゃん、姉ちゃん」
ジロン「お前は…!?」
ティンプ「久しぶりだな。元気そうで何よりだ」
ジロン「ティンプ!」
シモン「ジロン達と一緒に跳ばされてきたのに獣人に雇われたって人…!」
ティンプ「ご紹介ありがとうよ、兄ちゃん」「イノセントの仕掛け人、シベ鉄警備隊特別顧問改め、今は獣人の人間掃討部隊の客分だ」
ジロン「どうしていつもいつもそうやって俺達の敵に回る!」
ティンプ「誤解すんなよ、兄ちゃん。俺はいつだって勝てる側に付くだけだ」
アナ「そうは言いますが、イノセントもシベ鉄も負けたのでは?」
ティンプ「昔の話は無しだ、嬢ちゃん。今までのは、ちょいとツキがなかっただけよ」
ジロン「獣人の手先になったお前がよくも抜け抜けと俺達の前に現れたな!」
ヴィラル「…ティノウ、その男がお前の宿敵か」
シモン「ヴィラル!」
カミナ「出やがったな、ケダモノ大将!」
ヴィラル「カミナ…悔しいが、お前の相手をするのは、この俺ではない」
カミナ「へ…臆病風に吹かれて、そっちのオイコミサギみてえな野郎に助けをたのだってわけか!」
ヴィラル「フ…オイコミサギとは、よく言ったものだ。こいつの黒づくめっぷりには、ぴったりだ」
ティンプ「敵と馴れ合ってんじゃねえ、ヴィラル。そんなんだから、負けを重ねんだ」
ヴィラル「黙れ…。カミナの前に貴様の首を狩るぞ」
カミナ「ゴチャゴチャ言ってんじゃねえ! どっちでもいいから、とっととかかってきやがれ!」
???(チミルフ)「威勢だけはいいようだな」
カミナ「!」
チミルフ「お前の相手は、このワシだ」
シモン「デ、デカい!」
ヨーコ「何なの、この獣人!」
チミルフ「ワシは螺旋王四天王が一人、怒涛のチミルフ様よ!」
ジロン「螺旋王四天王…!」
シモン「怒涛のチミルフ…!」
ヨーコ「螺旋王…それが獣人の支配者…」
チミルフ「貴様等、人間如きがいい気になり過ぎた。螺旋王はお怒りだ」
カミナ「へ…四天王だか何だか知らねえが、耳の穴かっぽじって、よく聞きやがれ!」「燃える太陽この手で掴みゃ、すごく熱いが我慢する!」「意地が支えの男達! カミナ様たぁ、俺の事だ! 覚えておきやがれ!」
チミルフ「お前がグレンラガンとやらの操縦者か」
カミナ「おうよ! 俺とシモンの魂の合体! それがグレンラガンよ!!」
シモン「ア、アニキ…俺の事はいいから…!」
カミナ「来やがれ! 四天王とやらが何人いようとこの俺全てぶっ倒す!」
ロシウ「カ、カミナさん! 四天王と言うからには4人のはずです!」
カミナ「そんな事はどうでもいい!」
チミルフ「グハハハハハ! 人間にしてはいい度胸をしている!」「だが、今日は挨拶に来ただけだ!」
カミナ「何っ!?」
チミルフ「明日、朝日が昇った時がワシとお前達との戦いの始まり…」「螺旋王に賜ったダイガンザンがお前達を叩き潰してくれる!」
ゲイナー「ダイガンザン…!」
レントン「よ、よくわからないけど、何だかデカくて強そうだ!」
カミナ「………」
チミルフ「明日の朝まで首を洗って待っているがいい。行くぞ、ヴィラル、客人」
ヴィラル「さらばだ、カミナ。残り少ない生命を愉しむがいい」
ティンプ「じゃあな、丸顔の兄ちゃん…今回は勝ちをもらうぜ」
〔歩き去る足音〕
シモン「四天王…怒涛のチミルフ…ダイガンザン…」
ヨーコ「あんな奴の挑発に乗る必要はないわ。ここはじっくり作戦を立てて…」
カミナ「ふざけんなぁぁっ!」
ヨーコ「カミナ…!」
カミナ「逃げねえ! 退かねえ! 振り向かねえ! それが俺とシモンの心意気だぁっ!!」
カミナ「怒涛のチミルフ! 首を洗って待ってるのは、てめえの方だ! グレン団をナメんじゃねえぞ!!」
シモン「アニキ…」

  ~月光号 格納庫~
クロウ「出撃の準備は?」
ガロード「全員OKだ。後は朝を待つだけだぜ」
ロアビィ「ゼロとスメラギさんが立てた作戦は敵の指揮官チミルフの一点突破…」
ウィッツ「問題は、そのダイガンザンとかいう奴の正体がわからねえ事か」
シリウス「おそらく敵の決戦兵器…。四天王を自称する者が相手である以上、苦戦は必至だろう」
キタン「戦う前から湿っぽい事、言ってんじゃねえよ!」
アポロ「うるせえな、トッキン野郎! 誰も負けるとは言ってねえだろうが!」
キタン「お前等はわからねえかも知れねえがな、獣人と戦うってのは、生易しいもんじゃねえ!」「生きるか、死ぬかの戦いだ! 気合で負けた奴から、やられんだよ!」
アポロ「俺達はずっと戦ってきてんだ! そんな事はお前に言われるまでもねえ!」
ダヤッカ「すまんな、アポロ。戦いを前にして、キタンも気持ちが高ぶってるんだ」「だが、奴の気持ちもわかってやってくれ。あの大陸で俺達は生身で獣人のガンメンと戦ってたんだ」
シルヴィア「それって無茶過ぎない?」
ダヤッカ「その通りだ。…だが、カミナによってその状況は変わった」
シリウス「あの突撃しか考えてないような男が…?」
ダヤッカ「それまでは誰もガンメンを奪うなんて考えてもみなかった。だが、あいつはそれをやってのけた」
キヨウ「すっごい衝撃だったのよ、それって」
キノン「はい…。初めてグレンラガンを見た時の驚き…今も忘れていません」
キヤル「うちの兄ちゃんも口ではメチャクチャ言ってるけど、カミナの真似したからな」
キタン「バ、バカヤローッ! あいつのバカが感染しただけだ!」
ダヤッカ「だけど、そうやってあの大陸の人間は少しずつカミナによって変わっていったんだ」
ガロード「そう考えると、すごい奴なんだな」
ティファ「あの人が動くと、みんなの気持ちが集まっていく」
クロウ「あいつの後に道が出来る。世界を変えるトップランナーか…」
シモン「………」
オーコ「どうしたの、シモン?」
シモン「やっぱり、アニキはすごいんだなって思って…」
ヨーコ「そのカミナの弟分なんだよね、シモンって」
シモン「うん…」
ヨーコ「あたし…最初はシモンはカミナに嫌々引っ張っられてきたんだと思ってたけど、本当は違うのよね」
シモン「え…」
ヨーコ「カミナも言ってたじゃない。俺のピンチを救うのは、いつもシモンだって」「助けて、助けられて…それが男同士の絆なのね」
シモン「ヨーコ…」
ヨーコ「明日は頑張ってね、シモン。あたしもカミナと同じようにシモンに期待してるから」
シモン「ヨーコ…俺…」
ヨーコ「ん?」
シモン「な、何でもない…!」
ヨーコ「そう言えば、あのバカ…どこかな? ちょっと様子、見てくるね」
〔歩き去る足音〕
シモン「ヨーコ…」
竜馬「何だよ? 愛の告白はしねえのか?」
シモン「りょ、竜馬! いたんだ!」
竜馬「男は当たって砕けろだ。出入りの前に心残りは無しにしようぜ」
シモン「そ、そんなんじゃないって、俺とヨーコは…」「お、俺もアニキの所に行くね!」
〔走り去る足音〕
竜馬「頑張れよ、シモン」
クロウ「フ…優しいじゃねえか、竜馬」
竜馬「そんなんじゃねえよ。ただ、明日は半端じゃ済みそうにねえからな」
クロウ「だがよ、ヨーコは…」
武蔵「いいじゃねえか、叶わぬ恋でもよ」
隼人「フ…お前が言うと心に響く台詞だぜ」
クロウ「…勝とうな、明日」
竜馬「当然だぜ」

ヨーコ「…カミナ」
カミナ「よう…どした?」
ヨーコ「あんたこそ、何してるのよ」
カミナ「月を見てた」
ヨーコ「月?」
カミナ「いい月だなぁ。俺はあれが見れただけでも、地上に出てきてよかったと思ってるよ」「俺達は勝たなきゃなんねえ。こんな所で足踏みしているわけにゃいかねえ」「俺達の敵を叩いて、叩いて、叩きまくって奴等が攻めてくるのを諦めるまで勝ち続けなきゃなんねんだよ!」「それにさ…シモンとか、デコスケとか、ギミーとか、ダリーとか…」「ガキ共が安心してお日さん見て暮らせるようにしてやりてえじゃねえか」
ヨーコ「カミナ…」
カミナ「何だよ?」
ヨーコ「あんた、脳みそあったんだね」
カミナ「お前…俺を誰だと思ってる?」
ヨーコ「カミナ! グレン団、不撓不屈の鬼リーダー! カミナ! …だよ」
カミナ「違う!」
ヨーコ「え…」
カミナ「仲間が増えた。キタンにダヤッカ、ジロンにゲイナー、他にもたくさん…!」「だから、グレン団じゃねえ!」「大グレン団だ!」
ヨーコ「ふふ…その大グレン団のリーダーがカミナなんだね」
カミナ「ヨーコ、後ろは頼んだぜ」
ヨーコ「え…」
カミナ「前から来た奴等は全部俺が叩き潰す!」「だから、後ろを…リーロンやデコスケ、ギミーやダリーと一緒に俺達の帰る場所を守ってくれ」
ヨーコ「…カミナ」
カミナ「あ?」
[イベントデモ「カミナとヨーコのキス」]
カミナ「………」
ヨーコ「ほんと、後ろは無防備だね」
カミナ「お前…」「10倍返しだ」
ヨーコ「え…」
カミナ「戻ったら、10倍返しだ。覚えとけよ」
ヨーコ「うふふ…もう少し言い方ってもんがないの?」
カミナ「あいにくとねえ!」
ヨーコ「カミナ、楽しみにしてるよ! 10倍返し!」
カミナ「おう!」
シモン(アニキとヨーコがキスしてた…)
ブータ「?」
シモン(関係ない! 関係ない! 関係ない! 関係ない! 関係ない! 関係ない! 俺には関係ないじゃないか!)(関係ないんだーっ!!)
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

〔味方戦艦出現〕
〈出撃準備〉
〔味方ユニット出現〕
カミナ「聞こえるか、お前等! 作戦を伝える!」「狙うは怒涛のチミルフ、ただ一人! 雑魚を蹴散らして、奴等の切り札、ダイガンザンとやらをぶちのめす!」「見せてやろうぜ、大グレン団の意地をよ!」
ジロン「了解だ!」
キタン「やったろうぜ、みんな!」
レントン「はい! 俺も頑張ります!」
ニルヴァーシュ「もきゅ!」
エウレカ「ニルヴァーシュも厚くなってる…」
ロジャー「いいのか、ミスター・ゼロ? 作戦指揮をカミナに執らせて」
ゼロ「敵の挑戦を受けたのは、奴だ。それにあの男…侮れないものがある」「奴が先頭に立つ事で士気が上がる。未知の強敵を前にした時、それは何物にも代え難い力となる」
C.C.「お前とは全く違うタイプのリーダーシップだな」
カミナ「へ…わかってるじゃねえか、ゼロ!」「もうすぐ獣人共が来る! 抜ぬかるんじゃねえぞ!」
闘志也「気合入ってるな、カミナの奴」
エイジ「俺達も負けちゃいられねえな!」
ワッ太「よぉし! やるぞ!!」
カミナ「たまんねえな、シモン…」
シモン「え…」
カミナ「村を出た時ぁ俺達二人だったグレン団がこれだけのダチと一緒に獣人相手にケンカを売る…!」「たまんねえよなあ、まったく」
ブータ「ブヒーッ!」
シモン「ブータが自分もだって!」
カミナ「あはははは、そうか! そうだったな、悪かった! 二人と一匹のグレン団だった!」
ヨーコ「あたしもいたんだけど…」
カミナ「あん?」
ヨーコ「あんた達が村を出た時はあたしの一緒だったんだけど」
カミナ「そうだっけ?」
ヨーコ「覚えてないのぉ?」
カミナ「ま…どっちにしろ、そん時ぁヨーコはグレン団じゃなかった!」
ヨーコ「何よ、それ!?」
キタン「それだけ余裕がありゃ大丈夫だ。このケンカ…勝てるな、カミナ?」
カミナ「当たり前だ! 俺を誰だと思ってやがる!」
ヨーコ「大グレン団の不撓不屈の鬼リーダー、でしょ?」
シモン「………」(余計な事は考えるな…! 集中しろ、俺!)
ブータ「ブゥ…」
甲児「そろそろ敵のお出ましだ」
クロウ「お出迎えといこうぜ、カミナ」
カミナ「よっしゃ! 来るなら来やがれ、四天王!」
〔敵ユニット出現〕
キタン「何だ、あのデカブツは!?」
チミルフ「フハハハハハハハ、見たか! これが移動要塞型ガンメン、ダイガンザンだ!」
ゲイナー「あれがダイガンザン…!」
ロラン「ガンメンの戦艦…!」
シモン「ア、アニキ! 相手が大き過ぎるよ!」
カミナ「はっ! おもしれえじゃねえか! ここまででっけえ影を俺に落としやがった奴は初めてだぜ!」「決めた! あれは俺達がいただく!」
ジロン「かっぱらうのか!?」
カミナ「おうよ! そうすりゃ、あれが大グレン団の根城だ! イカしてんだろうが!」
ガロード「いいな、それ!」
桂「乗ったぜ、お前のアイディア!」
ロシウ「カミナさん! どういう作戦でいくんです!?」
カミナ「リーロン、任せた!」
リーロン「やっぱり、そうなるわね」
ロラン「勢いだけで言ったんですか…!?」
カミナ「ごちゃごちゃ考えるのは後だ! まずはあのデカブツの足を止めるぞ!」
ヨーコ「…あたしらがどうこう言って、止まる男じゃないからね」「後ろはあたし達が守る…。まったく、面倒クサい男よ!」
リーロン「あんたも相当面倒クサい女よ…」
チミルフ「人間共め…お前達はここで終わりだ! この螺旋王四天王がお仕置きしてくれるわ!」
ヴィラル「ティンプ、しっかり働けよ!」
ティンプ「俺はプロだ。やる時はやるぜ」
チミルフ「覚悟するがいい、人間共!このダイガンザンの放火で消し炭となって砕け散るがいいわ!」
カミナ「そうはいくかよ! 俺達はこんな所で止まるわけにはいかねえんだ!!」「行くぜ、野郎共! 大グレン団、突撃だ!!」
<戦闘開始>

<ティンプorヴィラル撃破orチミルフ(ダイガンザン搭乗)と戦闘or敵6機撃破or3PP・第3軍増援1出現>

隼人「まずいぜ…! 戦いの臭いに引かれて、奴等が来やがった!」
〔第3軍ユニット出現〕
シン「何だ、こいつらは!?」
武蔵「インベーダーだ! どこにでも現れて、メチャクチャやりやがる!」
隼人(だが、インベーダーは常に獣人の存在は無視する…? いったい何故だ…)
チミルフ「気をつけろよ、客人! 奴等は獣人には手を出さんが、人間には見境無しだ!」
ティンプ「おっかないもんだ。悪いは俺はあんたらの後ろからやらせてもらうぜ」
シモン「や、やばいよ、アニキ! インベーダーまで出てきちゃ…」
ヨーコ「聞こえる、カミナ! ここは一度下がって…」
カミナ「うるせえっ!」
ヨーコ「でも、ここで無理をしたら…」
カミナ「逃げちゃ何も掴めねえんだよ!」
ゲイン「カミナの言う通りだ。ここで奴等に背中を向けたら狙い撃ちされるだけだ」
赤木「要するに前に進むしかないって事か!」
竜馬「それも全速でな!」
カミナ「そうよ! それが俺達のケンカのやり方よ!」
リーロン「そんなみんなにグッドニュースよ。あのダイガンザンを奪う方法が見つかったわ」
ヨーコ「本当、リーロン!?」
リーロン「いい? グレンラガンの合体は、ラガンがグレンのシステムを支配する事で成立している」「それがグレンラガンの力なの」
カミーユ「マシンを支配するって…どういう源理なんだ…!?」
ロックオン「現実に起きているんだ。受け入れるしかねえ」
ロイド「う~ん…まさにファンタスティック。是非とも研究したいね」
リーロン「でしょ? あのラガンは最高の素材よ」「というわけで、ラガンがダイガンザンに合体できれば、奴のシステムを占領できるわ」
レントン「シモンのラガンが…」
シモン「俺が…あのデカブツを…」
ヨーコ「大丈夫! シモンならやれるわ!」
カミナ「ヨーコもそう言ってるぜ! やれるな、シモン!」
シモン「う、うん…!」
リーロン「ラガンの力は、乗っているシモンの精神力とも関係している。全てはシモンの気合次第よ」
カミナ「奴の足は俺達全員で止める! 後は頼んだぞ、シモン!」
シモン「うん…!」

<シモンorカミナvsチミルフ(ダイガンザン搭乗)>
カミナ「シモン! 俺達で、このデカブツの足を止める! その後はお前の出番だ!」
シモン(アニキとヨーコ…アニキとヨーコ…)
カミナ「聞いてんのか、シモン!」
シモン「う、うん! 俺…やってみる!」
カミナ「頼むぜ、シモン! 大グレン団の勝利はお前にかかっているんだからな!」
シモン(集中するんだ…! 集中しなきゃ、集中しなきゃ…)

<チミルフ(ダイガンザン搭乗)撃破・敵増援1出現>
〔チミルフ(ダイガンザン搭乗)に爆発〕
チミルフ「ぬおうっ! ダ、ダイガンザンが!」
〔チミルフ(ダイガンザン搭乗)、後退〕
ジロン「奴の動きが止まったぞ!」
カミナ「行け、シモォォォォン!!」
シモン「うん!」
〔シモン(グレン搭乗)、分離〕
〔シモン(グレン搭乗)、チミルフ(ダイガンザン搭乗)へ隣接〕

アルト「これで本当にあの戦艦が乗っ取れるのか!?」
スザク「でも…!」
〔カーソル、シモン(グレン搭乗)を指定〕
カミナ「どうした、シモン! 何やってる!」
シモン「わかってる! わかってるんだけど!」「何で…! 何で、こんな事で集中できないんだ! くそっ!」
チミルフ「各機は戻れ! ダイガンザンを守るのだ!」
カミナ「そうはさせるかよ! …みんなは周りの雑魚を頼む! シモンは俺が何とかする!」
竜馬「頼むぜ、カミナ! 奴に気合を入れてやれ!」
カミナ「でやあああああああっ!!」
〔カミナ(ラガン搭乗)、シモン(グレン搭乗)へ隣接〕
シモン「ア、アニキ!」
カミナ「歯ぁ食いしばれ!!」
〔シモン(グレン搭乗)に爆発〕
〔画面、震動〕

カミナ「目ぇ覚めたか?」
シモン「うん…」
カミナ「お前が迷ったら、俺が必ず殴りに来る! だから、安心しろ! お前の側には俺がいる!」「お前を信じろ! 俺が信じるお前を信じろ!」
シモン「…わかった!」
〔シモン(グレン搭乗)、螺旋力発動〕
〔チミルフ(ダイガンザン搭乗)にスパーク〕

ロシウ「すごい…!」
リーロン「イイわよ、シモン! すっごくイイ!」「グングン同調してる…! あと少しよ!」
シモン「うおおおおおおおおおっ!!」
カミナ「ふう…やりゃあ出来んじゃねえか」
〔カミナ(ラガン搭乗)に爆発〕
〔カミナ(ラガン搭乗)、後退〕

カミナ「ぐわああああああっ!!」
シモン「アニキ!」
ヨーコ「カミナァッ!!」
ゲイナー「ダイガンザンから何か出てくる!」
〔ダイガンザンのパイロット、チミルフ→無人へ変更〕
〔敵ユニット出現〕

チミルフ「ワハハハハハハ! ワシのダイガンザン…そう簡単には渡しはせんぞい!」
カミナ「チミルフか…! くっ…」
チミルフ「しぶとい男だな…! だが、これで終わりだっ!!」
〔チミルフ(ビャッコウ搭乗)、カミナ(ラガン搭乗)へ隣接〕
〔チミルフ(ビャッコウ搭乗)、カミナ(ラガン搭乗)へ攻撃〕

[イベント戦闘「カミナ(ラガン搭乗)vsチミルフ(ビャッコウ搭乗)」]
〔カミナ(ラガン搭乗)に爆発〕
〔カミナ(ラガン搭乗)、後退〕

カミナ「がああああああああああっ!!」
オズマ「各機、カミナを援護しろ! 奴を近づけるな!!」
〔チミルフ(ビャッコウ搭乗)の周囲に爆発〕
チミルフ「ぬううっ! 奴を守るか! やはり、奴はここで仕留めねば!!」
シモン「アニキ! アニキーッ!!」
〔カーソル、カミナ(ラガン搭乗)を指定〕
シモン「返事してくれよ、アニキ! アニキがいなきゃ…俺は…何も…何も…!」
カミナ「シモン! 歯ぁ食いしばれ!!」
〔カミナ(ラガン搭乗)、シモン(グレン搭乗)へ隣接〕
〔シモン(グレン搭乗)に爆発〕
〔画面、震動〕

シモン「だあああああっ!!」「生きてたの、アニキ!」
カミナ「シモン! お前、自分を誰だと思ってやがる!」
シモン「え…」
カミナ「お前のドリルは天と地と! 明日を貫くドリルじゃねえか! こんな所でなにモタモタしてやがる!」「俺達は勝ったんだ! そのデカブツはお前のもんなんだ! 何も不安な事はねえ!」
シモン「アニキ…」「うん!」「ダイガンザンは俺のものだ! 下がらせる!」
〔敵ユニット離脱〕
ロシウ「すごい! 完全にあの巨大戦艦を制御している!」
チミルフ「ええい、汚らわしい人間共が! それはこのチミルフが螺旋王から賜ったものだ! 貴様等に渡してなるものか!」
カミナ「諦めの悪いケダモノ親父が…! シモン! 一気に蹴散らすぞ!」
シモン「え…?」
カミナ「合体だよ…! 最後の締めはグレンラガンで決めてやる!」
シモン「わかった、アニキ!」
カミナ「行くぜ!」「無茶で無謀で笑われようと意地が支えのケンカ道!
シモン「壁があったら殴って壊す! 道がなければ、この手で造る!
カミナ「心のマグマが炎と燃える! 超絶合体! グレンラガン!
〔シモン(グレンラガン搭乗)、合体〕
〔画面、発光〕

[イベントデモ「グレンラガン合体」]
シモン「俺を!
カミナ「俺達を!」「誰だと思っていやがる!!!!
[イベントデモ「螺旋力発動」]

チミルフ「ぬうっ!!」
竜馬「きたぜええええええっ!!」
アポロ「よっしゃああっ! やっちまえぇぇぇっ!!」
ヨーコ「…敵わないなあ…」
カミナ「やるぞ、シモン! 俺達の全てを奴にぶつける!」
シモン「行こう、アニキ! 俺達のドリルで全てを貫くんだ!」

<クロウvsティンプ>
クロウ「なあ、あんた…いったい幾らで獣人に雇われてんだ?」
ティンプ「何だい、兄さん? 就職活動か?」「いったい幾ら欲しいんだい? 俺からチミルフの旦那に口を利いてやるぜ」
クロウ「…198万9990G」
ティンプ「な、何だって!? てめえ、世の中には限度ってもんがあるだろうが!」「このド守銭奴が! さすがの俺もてめえには呆れたぜ!」

<竜馬vsヴィラル>
ヴィラル「いつぞや殴りかかってきた愚か者か! 貴様とも決着をつけるぞ!」
竜馬「望むところだ! カミナの前に俺がてめえを叩きのめしてやる!」
ヴィラル「そうはさせん! この俺にも極東方面部隊隊長の誇りがある!」
竜馬「小せえな、獣人! カミナの器はもっとデカいぜ!」
ヴィラル「何っ!?」
竜馬「あいつは何かを成す男だ! こんな所でつまづいている暇はねえんだよ!」

<ジロンvsティンプ>
ジロン「獣人の味方をするなんて、お前はどこまで節操ないんだ!」
ティンプ「賢い選択と言って欲しいな。もっとも頭を使うのが苦手な兄ちゃんには言うだけ無駄だろうがな」
ジロン「俺は自分が正しいと思った方に味方する!」「そして、ここがどこだろうとお前は俺の敵だ!」

<ゲイナーvsティンプ>
ゲイナー「シベ鉄の次は獣人に味方するなんて、あなたという人はいったい何を考えているんです!?」
ティンプ「決まってる。俺が一番得をする方法さ」「まだ経験の浅い兄ちゃんに教えてやるよ。人生ってのは勝たなきゃ意味がねえってな!」
ゲイナー「だったら、僕があなたの人生を無意味なものにしてあげます! 今回も敗北を味わわせる事で!」

<シモンorカミナvsチミルフ(ビャコウ搭乗)>
チミルフ「許さんぞ、グレンラガン! やはり、貴様は危険な存在だ!」
カミナ「うるせえ! 無理を通して道理を蹴飛ばす生命だ! 危険上等、当たると痛えぞ!!」
シモン「アニキと俺は止まらない! 胸のドリルが全てを貫く!」
カミナ「覚悟しやがれよ、四天王! 俺達は最強無敵の大グレン団だ!」

<カミナvsヴィラル>
ヴィラル「決着をつけるぞ、カミナ!」
カミナ「悪いな。ケダモノ大将! 今日はお前に構っている暇はねえんだ!」「それでも邪魔をするってんなら、ちょいと捻ってやるぜ!」
ヴィラル「くうっ…! こ、こやつ…以前より格段に強くなっている!」「だが、俺も人間討伐軍では少しは名の知られた男…! 退きはせんぞ!」

<ティンプ撃破>
〔ティンプに爆発〕
ティンプ「い、いかん…機体の制御が出来ねえ! 後退する!」(プロは本気を出し惜しみするもんさ。ま…これだけ大げさにやっときゃ、今日のところはOKだろう)
〔敵ユニット離脱〕

<ヴィラル撃破>
〔ヴィラルに爆発〕
ヴィラル「何故だ!? 何故、奴等に勝てんのだ!」
チミルフ「ここは退け、ヴィラル!」
ヴィラル「しかし…!」
チミルフ「お前には、まだ働いてもらわねばならん。ここで死ぬ事は許さん!」
ヴィラル「…わかりました。チミルフ様のご武運をお祈りします」
〔敵ユニット離脱〕
チミルフ「待っていろよ、ヴィラル! この怒涛のチミルフが貴様に勝利の報を届けてやるぞ!」

<チミルフ(ビャコウ搭乗)撃破・勝利条件達成>
〔チミルフ(ビャコウ搭乗)に爆発〕
チミフル「バ…馬鹿な…! ぬうううううううううううっ!!」
〔敵ユニット撃破〕
シモン「やった…! やったんだ!!」
ギジェト「獣人、インベーダー共、後退していきます」
タルホ「私達…勝ったのね…」
ホランド「今回はカミナの気合勝ちだ。大したもんだぜ」
キタン「よっしゃ! 四天王をやっつけ、戦艦も手に入れた! 俺達の完勝だぜ!」
ジロン「やったな、カミナ! それにシモンも!」
ヨーコ「お疲れ、カミナ。さすが大グレン団のリーダーね」
シモン「アニキ…?」
カミナ「いいか…シモン…忘れんな…。お前を信じろ…」「俺が信じるお前でもない…。お前が信じる俺でもない…」「お前が信じるお前を信じろ…」
ヨーコ「カミナ…」
ジロン「カミナ!」
ガロード「カミナ!!」
竜馬「カミナアアアアアッ!!」
シモン「ア、アニキ!!」
カミナ「あばよ…」
【戦闘マップ終了】


サブタイトル
「あばよ、ダチ公…」


【シナリオエンドデモ開始】
シモン(その日、俺達はかけがえのないものを失った…)
【シナリオエンドデモ終了】


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