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No.42A
明日への凱歌

【シナリオデモ開始】
アフリカ大陸東部

  ~グレート・アクシオン ブリッジ~
カルロス「いや~盛り上がってきたねぇ、シオニーちゃん」
シオニー「………」
カルロス「宇宙にはギシン星人の皇帝様が来てるらしいじゃないの。このままいけば、宇宙大戦争?」「インベーダーは大人しくなっちゃったけど、獣人は元気だし、月からの正体不明の敵もいる。これは目が離せないね」
シオニー「………」
カルロス「何を不機嫌になってるのさ? 世界が混乱すればするほど、インペリウムもハジけるってのに」「さてと…世界地図の更新をしようか。アフリカの東部の国境線がかなり変更になったからね」「これで国がまた3つ減ったかな」
シオニー「…小さい…!」
カルロス「へ…?」
シオニー「そんな瑣末な戦いではインペリウムが存在する意味がない!」
カルロス「瑣末って…あの戦いで人的被害がどれくら出たかわかって言ってる?」
シオニー「そんな事は問題ではない! 結局、三大国家が存在している以上、世界は変わっていないではないか!」
カルロス「シオニーちゃん…まだ三大国家コンプレックスが消えてないの?」
シオニー「私は筆頭政務官だ。そのおうなふざけた呼び方は許さんぞ」
カルロス「やれやれ…。すっかりしゃべり方まで変わっちゃったね」「僕はオドオドしながらも全力で三大国家に立ち向かっていた君の方が好きだったのにな…」
シオニー「貴様…!」
カルロス「スポンサーとして忠告するよ。君が小国の人間の立場から、世界を破壊したいと思うのは勝手だ」「だけど、遊びを長く続けたいんなら、もう少しクールになりなよ」「でないと、国連軍にやられるよ。世界中の戦力が集結されれば、こっちの量的な不利は否めない」
シオニー「………」
カルロス「ガイオウがアレをやってくれないんじゃ、いつかはジリ貧だ」「国連軍のトレーズ・クシュリナーダは冷静に状況を見て、要所要所でこちらの派遣した部隊を潰している」「このままじゃ…!」
シオニー「黙れ。それ以上は不敬罪を適用するぞ」
カルロス「おお怖…。ガイオウもアイムもいないと誰も君を止められないね」
シオニー「カルロス・アクシオン・Jr.!」
カルロス「はいはい…。ま…ガイオウがアレをやってくれれば、数的な不利はすぐにひっくり返せるしね…」「ってなわけだから、僕は気楽に見物してるよ。アイムも日本で何か仕掛けるみたいだしね」

日本
東京 お台場

  ~お台場~
カレン「うわぁ…」
中原「カレンちゃん…口、開け過ぎ」
カレン「だって…日本が…日本人がみんな、楽しそうで…」
玉城「わかる…わかるぜ、カレン。その気持ちよ」
サラ「うん…。あたしもヤーパンに初めて行った時は同じような顔してたと思う」
ゲイナー「ウルグスクからエクソダスした人にとってヤーパン…日本は憧れだったからね」
カレン「…あたしが取り戻したい日本がここにはあるよ」
千葉「エリア11と違い、こちらの日本は平和そのものだな」
朝比奈「この光景を見ちまうとこっちの日本に逃げ出した連中を責める気になれないね」
大山「暗黒大陸に向かう前の最後の休日ですからね。お台場を楽しんでいって下さい!」
谷川「カレン…服、見立ててあげようか?」
カレン「い、いいですよ…あたしは!」
谷川「遠慮しなくていいって。ZEXISに出向になったおかげで手当てもそれなりに出てるしさ」
中原「デュオ君に聞いたけど、あっちの日本ではお嬢様のふりしてるのよね」
カレン「あいつ…! 余計な事を!!」
さやか「じゃあ、レースとリボンで決めてみる?」
カレン「い、いいって…。…あんなキャラ設定にしたの…後悔してるんだから…」
C.C.「どうだろうな? 内心では憧れてたんじゃないか、病弱な深窓のお嬢様に」
カレン「う、うるさい…!」
アナ「駄目ですよ、カレンさん。気品というものは普段から意識していなければ、身につかないものですから」
カレン「アナ姫に言われると返す言葉もない…」
青山「ま…カレンの場合、フリフリよりもやっぱりスポーティな方が似合いそうだな」
玉城「そういう色気のないものはいぶきに見立ててもらえよ」
いぶき「悪かったわね…!」
赤木「まあまあ、いぶきさん。玉城は色気のないのがいぶきさんに似合ってるって褒めてるわけで…」
いぶき「褒め言葉になってない!」
入江「意外に気にしているのね…」
ヨーコ「だったら、もっと女っぽい格好すればいいのに」
アデット「素材は悪くないんだから、後は思い切りの問題だね」
キヨウ「イメチェンしてみたら? これでもか! ってくらい大胆に」
いぶき「やめてよ…。あんたらと比べられると自分が惨めになるから」
谷川「はいはい、そこまえ! それじゃ女子部は買い物に行くよ!」
サラ「行こう、カレン。スシでもつまみながら、服見ようよ」
カレン「う、うん…!」
アナ「どうもサラは日本の文化というものを間違えて捉えているようですね」
ゼロ「平和なものだな…」
藤堂「こちらの日本は、エリア11と人革連に挟まれているおかげでインペリウムも手が出しづらいようだ」
クロウ「Dr.ヘルが大人しくしている今、日本は世界の癒しスポットってところか」
青山「唯一の心配事はヘテロダインの出現だが、そっちは天災みたいなものだし、心配しても仕方ないしな」
クロウ「万丈…インペリウムの動きは?」
万丈「現在地はアフリカ大陸の東部だ。このところはアフリカをメインに活動している」
藤堂「国連軍が結成された今、三大国家の領内では動きづらいと判断したか…」
ゼロ「あの連中がそのような戦略的思考を持ち合わせているとは思えないがな」
ロジャー「それがインペリウムの怖さでもある。あの無秩序と無軌道と無法の権化は存在自体が恐怖だ」
クロウ「奴等が遊んでいる内に俺達は獣人を叩く…。その後に目にもの見せてやるぜ」
万丈(確かにインペリウムの行動自体は遊んでいると言ってもいいものだ…)(だがその中でアイム・ライアードは何らかの目的を持って動いている)(スフィアの所有者であるあの男が、同じくスフィアを持つクロウを持つ事はそれに関係しているのか…)
〔走り寄る足音〕
横沢「大変だ、みんな…! すぐにダイグレンに戻ってくれ!」
赤木「どうしたんです、横沢さん!?」
横沢「ヘテロダインだ…! 以前に新宿に出現した奴よりもさらに巨大なヘテロダインが現れた!」
クロウ「もしかして…向こうの空に見えるあれって…!?」
青山「雲じゃない…! あれは…ヘテロダインだ!」
赤木「な、何だよ、あれ!? すごい勢いでこっちまで広がってくるぞ!」

  ~ダイグレン ブリッジ~
赤木「城田さん、状況はどうなってるんです?」
城田「都心部に出現したヘテロダインの増殖はとりあえず停止した」「だが、界震発生による次元境界線の歪曲も継続中であり、そのため23区内の時空は非常に不安定な状態にある」
厚井「要するに今の東京は、何が起こるかわからない状況というわけですか…」
柿小路「いけませんぞ、これは…! このままでは東京はヘテロダインによって死の街と化します!」
百目鬼「まずいのは、それだけじゃないのよね」「ヘテロダインの増殖が再開して、それを止められなかったら、7日間で日本全土が東京と同様の状況になって…」「一ヶ月で地球全土が飲み込まれるね」
赤木「そんな事になったら、世界は終わりじゃないか!」
いぶき「そうなる前に何とかしないと…!」
百目鬼「ちなみに闇雲に攻撃しても無駄だからね。あれだけ大きいと再生力もハンパないから」
城田「撃退するには、オリジナルのコアを破壊するしかないというわけか」
百目鬼「位置の特定は済んでるよ。オリジナルはヘテロダインの中心にあるわ」
赤木「よし…! ダイ・ガードでそこまで行ってノットパニッシャーでぶち抜いてやる!」
城田「だが、ヘテロダインの表面では何が起こるかわからないぞ」
赤木「そんな事を言ってる場合じゃないっスよ!」「他の敵はともかく、ヘテロダイン退治は俺達が行くしかないんです!」
青山「赤木の言う通りですよ、城田さん」
いぶき「これは21世紀警備保障の業務の範囲です。行くなとは言わせませんよ」
城田「わかった。アタッカー役は君達に任せよう」
ゼロ「では、ZEXISは21世紀警備保障の業務に協力しよう」
シモン「あの街にはたくさんの人が住んでいるんだ。俺達も手伝う」
ワッ太「21世紀警備保障だけじゃない! 竹尾ゼネラルカンパニーもやるよ!」
赤木「みんな…」
多過ぎ「え~皆さん…それにつきまして当社の大河内よりお話があるそうです」
〔歩み寄る足音〕
大河内「21世紀警備保障社長、大河内です」
ワッ太「大河内のおっちゃん!」
柿小路「しゃ、社長! 毎度の事ながら、あちらは21世紀警備保障の代表なのですから…」
大河内「構いません、柿小路専務。私は皆さんにお願いする立場なのですから」
城田「お願い…?」
大河内「私はかつて安全保障軍に所属し、12年前の初めてのヘテロダイン出現の際、迎撃部隊の指揮を執りました」
いぶき「社長が、あの時の…」
大河内「あの時、我々はOE兵器を使用するという過ちを犯しました」
ゼロ「OE兵器…。限定的な状況下のみ使用が許可される広域破壊戦略兵器か」
多甲児「その結果、ヘテロダインを殲滅したものの東京はOE兵器により甚大な被害を受ける事となりました」「今回のヘテロダインにおいて恐らく一号機…ダイ・ガードが失敗すれば、軍はOE兵器の使用に踏み切るでしょう」
赤木「な…!」
青山「あれだけの規模のヘテロダインを破壊するとしたら…」
百目鬼「要するに軍は東京を壊滅させる覚悟でヘテロダインをやるつもりってわけね」
赤木「冗談じゃない…! 東京はみんなが住んでる家があるんだ! それを破壊するなんて…」
ゼロ「落ち着け。世界をヘテロダインの脅威から守るためにはその反dな茂やむを得ないものなんだ」
赤木「やむを得ないなんて言葉で片付けていい問題じゃない!」
ゼロ「………」
赤木「俺の言ってる事がおかしいか?」
ゼロ「いや…君のそのガムシャラなひたむきさは見習うべきものかも知れない」
大河内「当社の赤木の言う通りです。人事を尽くす前に犠牲を良しとするやり方を私は認めません」「私は12年前の過ちを繰り返させないために21世紀警備保障があると考えています」
大杉「………」
いぶき「社長…」
大河内「私は平和を守ろうとする人間の意志…それこそが如何なる最新鋭の兵器にも勝る素晴らしい力だと信じています」
赤木「そうです! その通りっスよ、社長!」
城田「わかりました、大河内社長。我々も全力を尽くします」
ワッ太「俺の家や会社だけじゃなく、みんなの幸せを守るためにやるよ!」
赤木「俺達はそのためにダイ・ガードに乗ってるんですから」
大河内(そうだ…。君達のような人間を社員に持った事を私は誇りに思う)(頼むぞ…。あの時の過ちを繰り返さないためにも)
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「明日への凱歌」


【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現〕
〈出撃準備〉
〔味方ユニット出現〕
城田「各機、配置についたか」
チル「見て、ジロン! 地面があんな下にあるよ!」
ジロン「ここから落ちたら、ひとたまりもないな」
城田「地上ではバックアップ要員としてコクボウガーが待機している」
甲児「頼みますよ、赤木さん。飯塚さんは俺達のフォローに回ってくれてるんですから」
赤木「任せておけって!」
勝平「でもよ、ダイグレンはともかくZEXIS全員で来る必要はあったのかよ?」
青山「忘れたのか、勝平? インセクト-Rの事を」
クロウ「インセクト-R…? 前に現れたヘテロダインの事か?」
いぶき「そいつはインペリウムのアイムが界震を起こしたおかげで現れたの」
クロウ「何…?」
隼人「奴は時空震動を発生させる。類似の現象である界震を起こす事も出来るのだろう」
クロウ「このヘテロダインも奴が呼び出したっていうのか…」
アイム「さて、それはどうでしょうね?」
クロウ「来やがったか…!」
アイム「フフ…ようこそ至高のステージへ」
赤木「アイム・ライアード! お前がこのヘテロダインを呼んだのか!?」
アイム「現時点の私では、さすがにこのレベルの界震を起こすのは不可能です」「出来る事と言えば、次元の壁に傷をつけて、このポイントにエネルギーを送り込む事だけです」
レントン「それって!?」
桂「こいつをここまで育てたのはお前って事か!」
アイム「喜んでいただけましたか?」
ワッ太「そんなわけないだろ!」
竜馬「やめとけ、ワッ太。こいつは俺達を怒らせる事で喜ぶ捻じ曲がった根性の持ち主だ…!」
クロウ「俺を狙うにしては、随分と大掛かりな仕掛けを用意してくれたな」「俺の持ってるスフィアってのがそこまでして欲しいらしいな」
アイム「フフ…自らの力を知ったようですね、揺れる天秤クロウ・ブルースト」
万丈「スフィアの持ち主同士が戦う事に何の意味がある?」
アイム「12の鍵を集めるためです」
ゲイナー「12…! やっぱり、スフィアは12星座に関係しているのか!?」
ゲイン「アサキムはスフィアの持ち主を殺す事でそれを手に入れようとしていた…」
ロジャー「スフィアの所有者同士でも同様という事か…!」
クロウ「答えろ、アイム。12のスフィアが集まると何が起きる?」
アイム「フフ…いい反応です。あなたはそうやって天秤を揺らすのです」「そして、その力が覚醒した時、私はあなたの魂をいただきます」
〔敵ユニット出現〕
シモン「出たな、次元獣!」
クロウ「マルグリット…あんたもいるのか」
マルグリット「………」
アイム「マルグリット。シュバルの懇願に免じて、あなたに汚名返上の機会を与えましょう」
マルグリット「ありがとうございます、アイム殿」
アイム「あなたは私に弟の死を利用するのは許せないと言いましたね」「ならば、クロウ・ブルーストを討ち、速やかに本懐を果たしなさい」
マルグリット「「心得ております…」
クロウ「………」
リーロン「いけないわね…。ヘテロダインがまた増殖を開始したわ」
ジロン「アイム! お前が何かやったのか!?」
アイム「時間制限を設けた方がゲームは盛り上がりますからね」
デュオ「遊び気分ってわけかよ…!」
ヒイロ「アイム・ライアード、どこまでもふざけた男だ」
アイム「いいではないですか。あなた達が失敗してもOE兵器があるのですから」
青山「そこまで知っていて、ヘテロダインにエネルギーを送っているのか…!」
いぶき「許さない…! ヘテロダインを自分の目的に利用するなんて!」
アイム「ZEXIS…そろそろあなた達は目障りになってきました」「いい機会です。ここで半分ほどは消えてもらいましょう」「クロウ・ブルーストを惑わせる材料は、別動隊を使えば十分に足りますしね」
クロウ「アイム…てめえ…!」
城田「安全保障軍から連絡が入った。あと6分で事態の収拾がつかなかった場合、OE兵器の使用が決定された」
ゼロ「あと6分…それまでにダイ・ガードがコアを破壊できなければ、東京はOE兵器で壊滅するか!」
カレン「そんな…! あの平和な街が…!」
赤木「大丈夫だ、カレン!」「そうさせないために俺達がいるんだ!」
青山「みんな…フォローは頼むぜ」
いぶき「私達は次元獣を突破して、オリジナルのフラクタル・ノットへ向かう!」
城田「オリジナルの位置は、あそこだ…!」
〔カーソル、目標地点を指定〕
赤木「6分以内にあそこへ行って、ノットパニッシャーを叩き込めば、いいんスね!」
万丈「周りの次元獣は僕達に任せてくれ」
ワッ太「頼むぜ、赤木さん! 東京を救ってくれよ!」
赤木「やるぞ、いぶきさん、青山!」
いぶき「うん…!」
青山「見せてやろうぜ、赤木。サラリーマンの意地ってのをな」
赤木「ああ!」
アイム「では、お手並み拝見といきましょう。健闘を祈りますよ、マルグリット」
マルグリット「クロウ・ブルースト…」
クロウ(マルグリット…。あんたはそれでいいのかよ…)
赤木「青山、ダイ・ガード、最大出力! いぶきさん、目標ポイントへの誘導、お願いします!」「やるぞ! 俺達が東京を守るんだ!!」
<戦闘開始>

<味方が目標地点へ接近・敵増援1出現>

いぶき「フルクタル・ノットにエネルギー反応!」
赤木「何か出てくるぞ!?」
〔敵ユニット出現〕
青山「何だ、あれは!?」
赤木「黒いダイ・ガード!?」
リーロン「どうやら、コアが変化したもののようね」
赤木「それがどうしてダイ・ガードの姿をしてんだよ!?」
ワッ太「ダイ・ガードがヘテロダインをたくさんやっつけたから、恨まれてるんじゃないの?」
青山「マジかよ…!」
赤木「ビビってる場合じゃない! あいつがコアそのものって事はボスキャラなんだ!」
いぶき「そのようね…!」
青山「宝の守護者ってわけか…!」
甲児「でも、ダイ・ガードよりも強そうですよ!」
赤木「だからって、ひるむわけには…」
百目鬼「そのと~りよ、赤木ちゃん!」
赤木「理香ちゃん!」
百目鬼「何とか間に合ったよ。ダイ・ガードの新兵器が」
赤木「本当か!?」
百目鬼「その名もグレートノットパニッシャー!」
赤木「おお! 何か、強そうだ!」
百目鬼「あたしに出来るのは、ここまで。後は現場が頑張ってちょ」」
赤木「おぉし! やるぜ!」「勝負だ! ブラックダイ・ガード!」
いぶき「勝手な名前をつけないの!」

<クロウvsマルグリット>
マルグリット「クロウ・ブルースト、覚悟!」
クロウ(一方的に仇だと言われたままで戦うのは俺の性に合わねえな)(それに何故だ…。あいつが何かに迷っているのが俺にはわかる…)(くそっ…! こんな気分じゃ戦う気になれねえ! まずはあいつと話をするべきか!)

<クロウがマルグリットを説得orマルグリット撃破・敵増援2出現>
※※マルグリット撃破の場合、セリフ追加※※
〔マルグリットに爆発〕
マルグリット「くっ…! 不覚!」

クロウ「マルグリット! あんたに聞きたいこ事がある!」
マルグリット「気安く名前を呼ぶな!」
クロウ「あんたはアイムのいったい何なんだ!? 何故、奴に従っている!?」
マルグリット「!」
クロウ「あんたは騎士なんだろ? 正々堂々、清廉潔白、威風堂々なんだろ!」「それが、どうしてあんな嘘つき野郎の言いなりになってる!?」
マルグリット「貴様には関係のない事だ…!」
クロウ「ならば、シェーヌの事を教えろ!」
マルグリット「こいつ…弟の名前を…」
クロウ「俺を弟の仇だと言うならば、関係ないとは言わせない!」「答えろ! 異世界から来ただろうあんたの弟と俺のどこに接点がある!」
マルグリット「それは…」
クロウ「答えろ! あんたと戦うためには、俺はそれを知る必要がある!」
マルグリット「うう…! ああああああっ!!」
〔敵ユニット離脱〕
クロウ「マルグリット!」
アイム「マルグリット・ピステール…何故そうまで己というものを捨てる事が出来ないのです?」
クロウ「アイム…! 事情がわからねえが、随分と下衆な真似をしてくれてるようだな…!」
アイム「服従は敗者の義務ですよ。それがよくわかっている者を呼びましょう」
〔敵ユニット出現〕
シュバル「お呼びでございましょうか、アイム殿!」
アイム「マルグリットは使い物になりませんのでね。シュバル…後はあなたにお任せします」
シュバル「おお…ありがたき幸せ!」「あの能無しで役立たずのメス犬に代わり、このシュバル・レプテールがあなた様の敵を討ちましょう!」
クロウ「次は忠犬の登場かよ」
シュバル「その通り! 拙者は犬! それも忠実な飼い犬ぅぅっ!」「アイム殿とガイオウ様の下僕! インペリウムの番犬、シュバル・レプテール!」「アークセイバーの面汚しのマルグリットに代わり、拙者が貴様達を成敗してくれるわぁぁぁっ!」
クロウ「いいぜ。そういう奴が相手なら、こっちも何の遠慮も要らないからな」「心の底からインペリウムの一員だったら、マジで相手をしてやるさ…!」

<クロウvsシュバル>
シュバル「クロウ・ブルースト、拙者をマルグリットのような腑抜けだと思うなよ!」
クロウ「あんたがマルグリットの何なのかは知らねえが、訂正させてもらうぜ!」「あいつは自分の中の何かと戦っている! それをわかってねえあんたが偉そうに言ってんじゃねえよ…!」

<ワッ太vsブラックダイ・ガード>
ワッ太「ギシン星人や獣人、インペリウムを倒してもヘテロダインは台風みたいなもんだからなくなるわけじゃないんだよな…!」「だったら、竹尾ゼネラルカンパニーも21世紀警備保障に負けてられない!」「やるぞ! トライダーでヘテロダインを退治して、新規顧客を開拓するんだ!」

<赤木vsブラックダイ・ガード>
赤木「偽者に負けたら、末代までの恥だ! 絶対に勝つぞ!」
いぶき「って言うけど、こいつは相当手強いわよ!」
青山「何たって、これだけ巨大なヘテロダインのコアだ。桁違いのエネルギー量だろう」
赤木「だけど、俺達にはこいつにない力がある!」
いぶき「何よ、それ?」
青山「赤木の事だ。どうせ、俺達のチームワークとか、平和を愛する心とか、そういうのだろ」
赤木「何だ…わかってるじゃないか、青山」
いぶき「げ…本気だったの…?」
赤木「当然じゃないスか! 今までも、それで何とかしてきたんスから!」
いぶき「…言われてみれば、そうね」
青山「今日もそうするしかないってわけか」
赤木「それじゃ、心が一つになったところで…」「行くぞ、ブラックダイ・ガード! 本物のダイ・ガードの…俺達の力を見せてやる!」

<シュバル撃破>
〔シュバルに爆発〕
シュバル「お、お許し下さい、アイム殿…! この無能な飼い犬にどうか御慈悲を!」「次こそは…次こそは必ず、お役に立ってみせます! どうかお許しを願いますぅぅぅっ!」
〔敵ユニット離脱〕
カレン「あっちの女騎士と違って、随分と見苦しい男だね」
ゼロ「生命に執着するか…。それも一つの生き方だろうな」

<ブラックダイ・ガード撃破・勝利条件達成>
〔ブラックダイ・ガードに爆発〕
城田「赤木! とどめは任せる!」
赤木「了解!」
〔赤木、ブラックダイ・ガードへ隣接〕
いぶき「ターゲット・ロック!」
青山「フライホイール、臨界!」
赤木「グレートノットパニッシャー、シュート!!」
〔武器の発射音〕
〔敵ユニット撃破〕

赤木「よし! やったぞ!」
アイム「…気に入りませんね」
クロウ「アイム、物事が何でもてめえの思い通りになると思うなよ」
アイム「…これはやり方を変えねばなりませんね」
〔アイムのいる地点にユニット離脱のエフェクト〕
※※まだ敵健在の場合、セリフ追加※※
〔敵ユニット離脱〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

赤木「やりましたよ、城田さん!」
城田「ご苦労だった。ヘテロダインの増殖も停止した」
赤木「どうです! サラリーマンだって平和を守れるんスよ!」
青山「…わかったよ」
赤木「どうした、青山?」
青山「いや…今、気がついたんだけどな…ガキの頃に小学校で飼ってたサルに似てるんだよ、お前」
赤木「はあ?」
いぶき「あ…それ、私も思ってた! お父さんの大学で飼ってたチンパンジーに似てる~って!」
赤木「え…?」
青山「え…ニホンザルだろ、この顔は」
いぶき「チンパンジーよ」
青山「ニホンザルだ…!」
いぶき「チンパンジー…!」
赤木「何スか、いぶきさんまで!」
いぶき「ふふ…きっとあんたみたいな顔してたんだろうなって…」
赤木「は?」
いぶき「お父さんもヘテロダインを見た時にね…」
大杉「あの…よろしいですかな、君達? あまり長居は無用なんですが」
柿小路「そろそろ足場が崩れ始めますな」
〔赤木の周囲に爆発〕
赤木「おわっと!」
ワッ太「一仕事終えて、充実感を味わうのはいいんだけどさ」
クロウ「まだまだ、俺達の戦いは続くんだぜ」
赤木「わかってるって! それじゃ…帰ろうか!」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

  ~21世紀警備保障 広報2課~
赤木「…で、明日から暗黒大陸だってのにどうしてまた書類仕事をしなくちゃならないんだよ…」
大山「昨日のヘテロダインが崩壊する際、落下する破片でそれなりの被害が出ちゃったのよ」「それがダイ・ガードのせいなのかを一つ一つはっきりさせとかなきゃね」
石塚「公的機関に属してるマジンガーとかと違ってダイ・ガードは企業の所有物だから、その辺りはシビアなのよ」
田口「それでうちに責任があった場合、速やかに保険会社に請求しないと
伊集院「これを怠ると全額を21世紀警備保障が賠償しなきゃならないの。ユー・アンダースタン?」
赤木「なかなかヒーローになれないもんだな」
いぶき「いいじゃないの。私達が頑張った事は私達がわかってるんだから」
青山「正義の味方が見返りを求めちゃ駄目だな、赤木」
赤木「はいはい…」
中原「でも、昨日の件の後処理のせいで出発が遅れたから、カレンちゃん達は潰れた休日を楽しむ事が出来ました」
谷川「あ~あ…あたしもみんなと買い物、行きたかったな~」
入江「暗黒大陸に着てく服を買うの?」
谷川「獣人に見せても、しょうがないっての!」
横沢「はいはい、みんな! 口だけ動いて、手が止まってるよ!」
大杉「いいもんですな。こういう風景は…」
城田「ダイ・ガードの出動は喜ばしい事ではないと?」
大杉「当然ですよ。私としてはダイ・ガードをハリボテに戻したいと思ってますから」
城田「同感です」
赤木「そのためには平和を勝ち取らなきゃならないっスよ!」
いぶき「言われなくてもわかってるわよ! 早く出発したけりゃ、とっとと書類、仕上げなさいって!」
赤木「へえい…」
〔ドアの開閉音〕
クロウ「やってんな、お前等」
青山「何だよ、クロウ…会社見学か?」
横沢「君さえよければ、ブラスタごと21世紀警備保障に入社するのもありだよ」
クロウ「気持ちはありがたいですが、先に柿小路専務にも誘われてるんスよ」
赤木「竹尾ゼネラルカンパニーに入るのか?」
クロウ「将来的な希望はな。俺の夢は木下の部下になって毎日、気楽に生きてく事だから」
木下「何ですか、人の仕事を甘く見たようなその発言は…!」
クロウ「すまねえ、係長。部下になった折にはよろしくお願いします」
柿小路「うぉっほん! その前にクロウ君には綺麗な身体になってもらわねば困りますな」
クロウ「わかってますって。だから、こうやって今日はバイトに参上してるじゃねえですか」
大山「バイト?」
郁絵「はい。…昨日の一見は竹尾ゼネラルカンパニーとの合同事業という事になったんです」
厚井「そういうわけなんで、私達も被害状況の確認を手伝わせてもらいます」
クロウ「で、俺はそのお手伝いってわけさ」
赤木「ワッ太はいないようだけど…」
クロウ「社長の御手をわずらわす事はないさ。せっかくの休日なんだからよ」
青山「なるほどな。ワッ太の代わりに貧乏クジを引いたってわけか」
クロウ「そう言うなって。いつもボーナスを掃う立場のワッ太に俺からのボーナスだ」
木下「御言葉を返すようですが、当社は創業以来、ボーナスが出た事はありません」
クロウ「マジで!?」
柿小路「大丈夫ですよ。社長とトライダーある限り…」「そして、前途有望な営業担当が入社してくれれば、すぐにボーナスぐらい出るようになりますから」
クロウ「また貧乏クジになりそうな予感…」
青山「そういう星の下なんだよ」
大杉「さあ皆さん、頑張って書類を片付けましょう。それが終われば打ち上げがありますから」
赤木「ほんとっスか、課長!」
大杉「はい。社長がポケットマネーで費用を出して下さいましたので」
赤木「よっしゃ! 理香ちゃんと墨田達も呼ぼうぜ!」
クロウ「ケチくさい事、言うなって。ZEXISのみんなも呼べよ」
青山「人の金だと急に気前よくなるな」
赤木「そう言うなよ、青山。明日の出陣式も兼ねてるんだからさ」
柿小路「そのためにはさsっさと仕事を片付けねばなりませんな」
大杉「では、皆さん。手分けして頑張りましょう」
赤木「おおーっ!」

アフリカ大陸東部

  ~グレート・アクシオン ブリッジ~
シュバル「マァァルグリィィットォォォォッ!!」
マルグリット「………」
シュバル「何度言ったら、わかるのだ! 今の我等はガイオウ様に仕える身!」「その右腕であるアイム殿の命令はガイオウ様の御言葉そのものであるぞぉぉっ!」
マルグリット「………」
アイム「マルグリット…あなたには愛想が尽きましたよ」
マルグリット「私を…破界の王に捧げるのか…?」
〔歩み寄る足音〕
ガイオウ「甘えるんじゃねえ、女。今のてめえに喰らう価値はねえよ」
マルグリット「………」
シュバル「おお…ガイオウ様…! いつお戻りになられたのですか!?」
ガイオウ「つい今しがただ」
シオニー「その手に持っておられるのは?」
ガイオウ「知らねえのか? ホットドッグだよ」「道端の屋台でイレヴンがどうのってネチネチ言ってる野郎を睨みつけてやったら…」「屋台の兄ちゃんが感激して、おごってくれたのよ」
カルロス「へえ…日本に行ったついでにエリア11にも寄ってたんだ」
ガイオウ「ほらよ…頼まれてた土産だ。ここの飯も悪くねえが、このホットドッグもイケるぜ」
カルロス「いただくよ。たまには庶民の味を楽しむのもいいもんだ」
アイム「ご機嫌ですね、ガイオウ様」
ガイオウ「まあな。うまいホットドッグだけじゃなく、なかなかに実りのある散歩だったぜ」
アイム「では、記憶が…?」
ガイオウ「そっちはボチボチだ。だが、だいぶ光が見えてきたぜ」「おい、女!」
シオニー「は、はい! 何でございましょうか?」
ガイオウ「艦の針路を南に向けろ」
シオニー「南とおっしゃられますと暗黒大陸でしょうか?」
ガイオウ「そうだ。あそこに俺の事を知ってそうな奴がいるらしいんでな」
【シナリオエンドデモ終了】


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