TOP PAGEへ

プロローグ
ガンダム殲滅指令


サブタイトル
「ガンダム殲滅指令」


ブラックリベリオンと時を同じくして、反体制の
シンボル的存在であった「ガンダム」殲滅指令が
下されていた。
ソレスタルビーイングと、コロニー解放を目的に
地球に送り込まれた5機のガンダム……。
彼等はそれぞれ、平和維持理事会が組織した
特別国際救助隊に所属していたものの、同隊の
解散により、その存在は再び体制側から追われる
ものとなっていた……。

国連軍は疑似太陽炉搭載型MS・GN-Xを駆り、
宇宙でソレスタルビーイングを追い詰めていた。

【シナリオデモ開始】
  ~プトレマイオス ブリッジ~
〔爆発音〕
〔画面、震動〕

クリス「リヒティ…!」
リヒティ「大丈夫っスよ、この程度…」
クリス「で、でも…!」
リヒティ「はは、ついにバレちゃったっスね、俺の身体の事…」「前の戦争で親と一緒に巻き込まれて大怪我して…身体の半分が機械になって…」「こんなんじゃ生きているのか…死んでいるのか…もよくわからないっスよ…」
クリス「リヒティ…」
リヒティ「スメラギさんとラッセさん、フェルトは…?」
クリス「イアンさんと脱出したわ。だから、大丈夫よ」
リヒティ「はは…よかった…。後は…俺達が逃げれば万事OKっスね…」「俺は…もう…無理みたいだけど…」
クリス「馬鹿ね、私…。すぐ近くにこんないい男がいたのに…」
リヒティ「ホントっスよ…」
クリス「見る目ないね、私…」
リヒティ「ほん…と……」
〔人が倒れる音〕
クリス「リヒティ…!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ1開始】

〔味方戦艦出現済み〕
〔味方ユニット出現済み〕
〔敵ユニット出現済み〕

スメラギ「リヒティ、応答して! クリス!」
クリス「スメラギ…さん…」
スメラギ「クリス、無事だったのね!? リヒティは!?」
クリス「…フェルト…いる?」
フェルト「います!」
クリス「もうちょっと…オシャレに気を遣ってね」
フェルト「そんな事…!」
クリス「ロックオンの分まで…生きて…ね…」
フェルト「あ…ああ…」
クリス「お願い……世界を………変え…て……」
〔フェルトの周囲に爆発〕
〔味方戦艦撃破〕

スメラギ「クリス!」
イアン「リヒティ!」
フェルト「クリスティナ・シエラァァァ!!」
ティエリア「トレミーが…!」
アレルヤ「リヒティ…クリス…モレノさん…!」
ラッセ「刹那! こっちは離脱する! お前達も…」
刹那「俺達は戦う…! この世界と向き合うために!」
セルゲイ「ソレスタルビーイング…。まだ抵抗を続けるか」
ピーリス(被験体E-57…。私は…)
コーラサワー「各機、行くぜ! ガンダムを倒せば、世界の敵はいなくなる!」
ティエリア「来るぞ…!」
アレルヤ「行こう、ハレルヤ…! まだ僕達は死ぬわけにはいかない!」
刹那「ロックオン…! 俺は…俺達は…!」
〔味方戦艦離脱〕
<戦闘開始>

<刹那が戦闘>

刹那「俺達の戦いは、まだ終われない…!」「この世界の歪みを破壊するまでは!」

<アレルヤが戦闘>
ハレルヤ「行くぜ、アレルヤ! 本物の超兵の力を連中に見せてやれ!」
アレルヤ「わかっているさ、ハレルヤ! 僕達の計画は、まだ終わってはいないんだ!」

<ティエリアが戦闘>
ティエリア「ロックオン・ストラトス…。あなたの望んだ未来のために僕達は戦う…!」「ヴェーダを奪った者…! 僕達は、その正体を突き止めなくてはならないんだ!」

<コーラサワーと戦闘>
コーラサワー「今さら、ガンダムを叩く事にどれだけ意味があるかは知らないが、任務とあれば、やってみせるぜ!」「俺はAEUのエースなんだ! ここでガンダムに借りを返して、次は地球連邦軍のエースだ!」

<セルゲイと戦闘>
セルゲイ(ガンダムが打倒されれば、この国連軍は、そのまま地球連邦軍へと再構成されるだろう)(だが、何故だ…? 何故、上層部はこれ程までにガンダムを危険視する…?)

<ピーリスと戦闘>
ピーリス「私は超兵…! 戦う事は私の使命…生きる意味だ!」「ソレスタルビーイング…! お前達が統一世界の障害となるならば、私がお前達を討つ!」

<コーラサワー撃破>
〔コーラサワーに爆発〕
コーラサワー「見ていてくださいよ、大佐! 俺がガンダムを仕留めます!」
ティエリア「あいつ、まだ動けるのか!?」
コーラサワー「ガンダム! 勝負だぁぁぁっ!」
〔コーラサワー、ティアリアへ隣接〕
ティエリア「こんな所でやれるかーっ!!」
〔ティエリア&コーラサワーに爆発〕
コーラサワー「おわーっ! た、大佐ぁぁっ!!」
〔敵ユニット撃破〕
ティエリア「これでやっと逝ける…あなたの元へ…ロックオン…」
〔味方ユニット撃破〕
刹那「ティエリア!」

<セルゲイ撃破>
〔セルゲイに爆発〕
セルゲイ「ここまでか…! セルゲイ・スミルノフ、後退する!」
〔敵ユニット離脱〕

<ピーリス撃破>
〔ピーリスに爆発〕
ピーリス「まだだ! まだ私は戦える!」「被験体E-57! お前との決着は、この手でつける!」
アレルヤ「やめるんだ、マリー!」
〔アレルヤ、後退〕
〔ピーリス、アレルヤへ隣接〕
〔アレルヤに爆発〕
〔アレルヤ、後退〕

アレルヤ「くうっ!」
ハレルヤ「ハ…! 最後の最後にドジっちまったな。ま…相手があの女じゃ仕方ねえか」
アレルヤ「ハレルヤ!」
ハレルヤ「ハハ、先に逝ってるぜ、アレルヤ!」
アレルヤ「ハレルヤ…! まさか、そんな!?」
ピーリス「終わりだ、被験体E-57!」
アレルヤ「くっ…! せめて、太陽炉だけは…」
〔味方ユニット撃破〕
〔ピーリスに爆発〕

刹那「アレルヤ!」
ピーリス「くっ…! 私もここまでか! ソーマ・ピーリス、後退する!」
〔敵ユニット離脱〕

<敵全滅or4PP・勝利条件達成>
〔敵ユニット出現〕
刹那「増援…!?」
〔刹那の周囲に爆発〕
刹那「アレルヤ…ティエリア…ロックオン…。俺は…俺達は…」「ガンダムだ…!」
〔刹那の周囲に爆発〕
〔刹那に爆発〕
〔画面、発光〕

【戦闘マップ1終了】

宇宙でソレスタルビーイングが壊滅していた頃、
地上ではAEUの特殊部隊OZが、コロニーの
ガンダムを包囲していた……。

【戦闘マップ2開始】
〔味方ユニット出現済み〕
〔敵ユニット出現済み〕

ノイン「各隊、包囲を完了しました」
ゼクス「ガンダム…。ここでお前達は終わるのか…」
トロワ「完全に囲まれたか」
カトル「OZは、ここで僕達を一気に殲滅するつもりなのでしょう」
デュオ「どうしても地球連邦発足前に俺達を叩いておきたいようだな」
五飛「ガンダムの存在を恐れる…。つまり、コロニーとの講和など見せ掛けという事か」
デュオ「宇宙の方じゃ、ソレスタルビーイングもかなりヤバい事になってるらしい」
カトル「やはり、地球連邦は偽りの平和の産物なのだろうか…」
トロワ「今は、それを論じる場ではない」
ヒイロ「………」
デュオ「どうする、ヒイロ? 降伏するか?」
ヒイロ「お前がそうしたければ、そうしろ」
デュオ「冗談に決まってるだろうが。あんな連中に下げる頭なんざ、持ってないぜ」
カトル「だったら、やる事は一つだね」
トロワ「ああ」
五飛「行くぞ、ナタク! 正義は俺が決める!」
ヒイロ「ターゲット確認…。攻撃目標、OZ…!」
<戦闘開始>

<デュオが戦闘>

デュオ「こんな戦場に送られるとはツイてなかったな。その証拠に、お前の目の前にいるのは死神だぜ」「悪いが、俺の相手をして無事に帰れると思うなよ!」

<トロワが戦闘>
トロワ「地球連邦…。OZの動きを見る限り、三大国家が形を変えるに過ぎないようだ」「だとしたら、俺のやる事は決まっている」

<カトルが戦闘>
カトル「こんな戦いを続けていては、いつかは僕達は潰される…」「何をすればいい? 誰と戦えばいい? どうすれば、平和な世界は来るんだ…!」

<五飛が戦闘>
五飛「末端の兵をいくら叩いても戦いは終わらない…! 討つなら、その頂点に立つ者だ!」「OZZ総帥、トレーズ・クシュリナーダ…! 俺の標的はお前だ!」

<ヒイロvsゼクス>
ゼクス「その迷いなき戦いぶり…! 戦士として尊敬するぞ!」
ヒイロ「そんなものは無意味だ。俺は任務を遂行しているに過ぎない」
ゼクス「それがお前の強さの理由か…! ならば、私はその上を行ってみせる!」「私とて伊達にライトニングカウントの名をもらってはいないのだ!」

<ゼクス撃破>
〔ゼクスに爆発〕
ゼクス「さすがだ、ガンダム…! 私が認めた相手だけある!」「OZの兵士の言う台詞ではないが…」「死ぬなよ」
〔敵ユニット離脱〕

<ノイン撃破>
〔ノインに爆発〕
ノイン(ここ数日のレディ・アン特佐の行動…妙だ)(この戦いの裏でも何かの準備をしていたようだが…)「ノイン機、戦闘不能…! ここは後退する!」
〔敵ユニット離脱〕

<敵全滅or4PP・勝利条件達成>
〔敵ユニット出現〕
トロワ「増援か」
五飛「どれだけ数を出してこようが、蹴散らすのみだ…!」
レディ「ガンダム各機のパイロットに告ぐ! われわれはコロニーをミサイルによって攻撃する用意がある!」「我々の手のン赤に全てのコロニーの運命があると言ってもいいだろう!」
カトル「そんな…! コロニーも地球連邦に加盟するというのに!」
レディ「お前達の存在は、、コロニーの反抗の意思そのものだ。よって、治安維持としてコロニーを攻撃する」「これは脅しではない! パイロットは今すぐ降伏し、我々にガンダムを引き渡すのだ!」
デュオ「くそっ! コロニーの住民全てを人質に取るとはよ!」
ゼクス「レディ・アンめ…! 無粋な真似をしてくれる!」
OZ兵「ガンダムの動きは止まりましたが、投降の意思は示しておりません!」
レディ「宇宙に連絡を入れろ。見せしめにどこかのコロニーを攻撃する」
ゼクス「レディ・アン特佐! 馬鹿な真似はよすんだ!」
レディ「何が馬鹿な真似だ」
ゼクス「それはトレーズ閣下の望むところではない!」
レディ「私はトレーズ閣下の理想を実現させようとしているのだ」
ゼクス「特佐は閣下の考えを理解していない!」
レディ「理解していないのはゼクス、お前だ!」
ノイン「いいえ、あなたです、レディ・アン特佐! 反乱分子の殲滅が目的…。民間人を巻き込む戦いを閣下は望んでいません!」
レディ「ミサイルを発射させろ!」
ゼクス「特佐!」
〔通信のコール音〕
ドクターJ「OZに告ぐ。君達がここまで愚か者の集まりだったとは思いもよらなかった」
レディ「何者だ!?」
ドクターJ「コロニーは戦いなど望んでおらん。私個人が君達に戦いを挑んでいるのだ」
レディ「出て来たか、反乱分子が…!」
OZ兵「宇宙から通常回線で送られています! 発信源はコロニーC1013!」
デュオ「誰なんだ、あいつは?」
カトル「僕達5人の内、誰かに指令を出している人物だと思うけど…」
ヒイロ「ドクターJ…」
ドクターJ「コロニーを攻撃するなどと人道に反する戦術もなりふり構わぬ勝利のためなら致し方ないのだろう」「よって、ここに降伏を宣言する」
レディ「よし、降伏を認める。直ちにガンダムは投降せよ」
ドクターJ「降伏はする。しかし、ガンダムは渡せん」「繰り返す。降伏はする。しかし、ガンダムは渡せん」
ヒイロ「任務、了解」
[イベント「ヒイロ閃光に散る」]
ヒイロ「自爆する」

〔画面、発光〕
〔ヒイロに爆発〕
〔画面、発光〕

レディ「ば、馬鹿な!」
ゼクス「ガンダム…! お前は…」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

宇宙
コロニーC1013

  ~コロニー講和会議 控え室~
ドーリアン「OZがコロニーを人質として、ガンダムに投降を迫っただと!?」
OZ兵「事実です」
ドーリアン「何という事だ…」「コロニーの地球連邦加盟…。その第一歩としてコロニーと地球の会談がもうすぐ始まろうとしている時に…」
OZ兵「そのコロニー側が両者の橋渡し役である外務調停次官のあなたを暗殺したとしたら?」
ドーリアン「何を言っているんだ、君は?」
OZ兵「そういう筋書きなのですよ」
〔銃声〕
ドーリアン「馬鹿…な…

OZ兵「今までご苦労でした、ドーリアン外務次官。あなたの死によりコロニー側は不利な状況で会談に臨まざるを得ないでしょう」
〔扉の開閉音〕
リリーナ「お父様、そろそろお時間では…」
OZ兵「ちっ! ドーリアンの娘か!」
リリーナ「あ、あなたは何なのです!? お父様に何をしたのです!?」
OZ兵「仕方ない…! 見られたからには、お前も…」
リリーナ「!」
???(リジェネ)「…危ないよ、お嬢さん。君は下がって」
OZ兵「何者だ!?」
リジェネ「無作法なんだよ、君は」
〔銃声〕
OZ兵「うわっ!」
〔人の倒れる音〕
リリーナ「あ…ああ…」
ドーリアン「リリーナ…」
リリーナ「お父様…!」
ドーリアン「聞いておくれ、リリーナ…」
リリーナ「駄目です、お父様! じっとしていて…」
ドーリアン「私はあなたの…本当の父ではない…」
リリーナ「え…」
ドーリアン「あなたの本当の名はリリーナ・ピースクラフト。かつて完全平和主義を唱えたピースクラフト家のご息女です…」
リリーナ「何をおっしゃっているのです?」
ドーリアン「私はその国に代々仕えた元老院の一人…。しかし、王国は滅ぼされ、逃げ延びた私があなたを娘として…」
リリーナ「そ、そんなの嘘よ!」
ドーリアン「世界の変革は…まだ続きます…。それをあなたは…その目で…確かめて…」
リリーナ「お父様…!? お父様…! いやぁぁぁぁぁっ!!」
リジェネ(フ…このような現場に居合わせるとは僕はついているようだ)
〔歩み寄る足音〕
ドクターJ「…リジェネ君、これはどういう事だね?」
リジェネ「ドクターJ、どうやらドーリアン外務次官はOZに暗殺されたようです」
ドクターJ「…OZに捕まる前に次官とこっそり話をしたかったが、既に奴等の手が伸びていたとはな…」「「しかし、そこまでも汚い手を使う連中だ」
リリーナ「あ、あなた達は何者なのです?」
ドクターJ「ワシの事はドクターJとでも呼んでくれ、リリーナ・ドーリアン嬢」
リリーナ「何故、私の名を?」
ドクターJ「ヒイロと同じ学園に通っていたプリンセスだ。当然、知っているさ」
リリーナ「ヒイロ…!? あなたはヒイロ・ユイを知っているのですか?」
ドクターJ「当然じゃよ。奴を地球に送り込んだのはワシじゃからな」
リリーナ「!」
リジェネ「ドクターJ、このままここにいるのは危険です」
ドクターJ「そうじゃな。リリーナさん、あんたもワシ達についてきなさい」
リリーナ「でも…」
ドクターJ「ドーリアン氏の事は気の毒じゃったな…。だが、彼の遺志を継ぐためにも君はOZから逃げねばならん」
リジェネ「さあ行きましょう、プリンセス。安全な地点まで僕がお送りします」
リリーナ「…はい…」(お父様…。リリーナのお父様は、お父様だけです)(ですから、私は行きます。お父様の言葉に従い、この世界の行く末をこの目で確かめるために…)
【シナリオエンドデモ終了】

以降、コロニーのガンダムは消息不明となった。
さらに彼等に指令を与えていた5人の人物も
それぞれに逮捕され、彼等の地球への抵抗運動は
完全に沈黙する事となった。

そして、ドーリアン外務次官の不可解とも言える
暗殺事件により、一度は歩み寄りを見せていた
スペースコロニーと地球側の折衝は難航した。
結果として、地球連邦という巨大な組織の誕生に
対し、コロニーはそれへの加盟の代償として
不平等とも言える立場を承認するしかなかった。

ガンダムの存在は闇へと消え、地球連邦の誕生に
異を唱える者は既に存在しなくなっていた……。


● プロローグ「ブラックリベリオン」 へ戻る

● プロローグ「世界最後の日」 へ進む


◆ 「第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇」 へ戻る




当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。