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No.28B
海底城!大攻撃開始!!

【シナリオデモ開始】
WORLD AREA
太平洋 海底城

バルバス「た、大変でございます! リヒテル様!」
リヒテル「どうした、バルバス!? 騒々しいぞ!」
バルバス「たった今、この海底城に小バームより…」
???(アイザム)「ええい! どけ…!」
リヒテル「お、お前は…!?」
アイザム「…久しぶりだな…リヒテル」
リヒテル「アイザム…! そなた、アイザムではないか! どうしたのだ、その怪我は!?」
ライザ「アイザム殿と言えば、バーム星最高の科学者にしてリヒテル様のご親友…!」「それが何故瀕死の重傷を負って地球へ…?」
アイザム「う…うう…!」
リヒテル「しっかりしろ、アイザム! 傷は浅いぞ!」
アイザム「フ…リヒテル…身体の状態は…自分が一番わかっている…」「だが、死する前にお前に会えて…良かった…」
リヒテル「アイザム! お前に傷を負わせたのは何者だ!? そして、何故お前は地球に!?」
アイザム「リヒテル…心して聞け。俺達の本当の敵…バームの本当の敵は…」
〔光線銃の銃声〕
アイザム「ぐあっ…!」
リヒテル「アイザム!!」
〔人が倒れる音〕
リヒテル「ア、アイザム…! アイザム!!」「何者だ!? アイザムを撃った者は!?」
デスモント「そういきり立ってもらっては困るな、リヒテル提督」
リヒテル「貴様は…貴様らは!?」
デスモント「ワシはゼーラ星暗黒ホラー軍団…東の王、デスモント将軍だ」
ダンケル「同じく南の王、ダンケル博士」
アシモフ「西の王、アシモフ将軍だ、以後、お見知り置きを」
キラー「グフフ…北の王キラー将軍。我らこそが暗黒四天王よ」
リヒテル「貴様らの名など聞いてはおらぬ!!」「何故、アイザムを撃った!? それとも、貴様達か!? アイザムに傷を負わせたのは!」
アシモフ「そうだ…と言ったらどうする?」
リヒテル「許さぬ…許さぬぞ! たとえ同盟星の将軍と言えど、決して許さぬ!!」
ダンケル「落ち着くのだ、ヒリテル提督。我々は裏切り者を始末しただけだ」
リヒテル「貴様、余の友を逆賊呼ばわりするか!?」
キラー「その男、逆賊と言われて当然よ。何しろオルバン大元帥の暗殺を企てたのだからな」
リヒテル「な…何っ!?」
キラー「もっとも計画は失敗に終わり、その男は小バームから脱走した…」
デスモント「我々はそれを追って地球まで来たというわけだ」
リヒテル「これは何かの間違いだ! 間違いに決まっている!」
デスモント「信じないのなら、それで構わん。どのみちお前は小バームへ戻ることになるのだからな」
リヒテル「何っ!?」
キラー「一向に戦果の上がらぬ貴様に、オルバン大元帥と我らの主であるダリウス大帝様がお怒りでな」
デスモント「そこで、地球攻略の指揮権を我らが預かることになった」
アシモフ「つまり貴様はクビと言うことだ」
リヒテル「馬鹿な……!!」
ベルガン(フフフ…ダリウス大帝がついにしびれを切らしたか…)
キラー「裏切り者の親友が腰抜け提督とはな。バーム星人の程度も知れたものだ」
リヒテル「おのれ…暗黒四天王! 余のみならず我が友アイザム、そしてバーム星人を愚弄するとは…!」「暗黒四天王! 余は地球攻略司令として最後の勝負に出る!」「その決着がつくまで、余は司令官の座を譲りはせぬ!!」
デスモント「…いいだろう」「お前にも武人としての意地もあろう。この海底城の総力を挙げて決戦に挑むがいい」
リヒテル「言われるまでもない! ライザ、バルバス! 余は地球人共に決戦を挑む!!」「海底城浮上の準備をせよ!」
バルバス「ははっ!」
リヒテル(アイザム…今となっては、お前が何を伝えようとしたか確かめる術はない…)(だが、お前が望んだバームの勝利…余が手で必ず果たしてみせるぞ…!)

WORLD AREA
太平洋上

宙「ミッチー、あの馬みたいなパーツ…あれが新しいパーツなのか?」
美和「ええ。その名もパーンサロイドよ」
宙「ちょうどいい。これなら、一矢の手助けが出来そうだぜ」
美和「あら、どうして?」
宙「人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られて何とやら…って奴さ」
甲児「お前にしちゃ、気の利いた台詞だな」
美和「でも、パーンサロイドとの合体は今までよりも難しいわよ」
宙「そんなの、ぶっつけ本番で何とかしてなるぜ」
美和「そんな…」
甲児「大丈夫、大丈夫。俺だって、ジェットスクランダーの時はそうだったし…案外何とかなるもんだ」
美和「…………」
甲児「そんなに心配だったら、鉄也さんをお手本にすりゃあいい」
宙「何で、あいつを!?」
甲児「グレートブースターも運ばれて来たからさ。あの人の空中合体は見事なもんだぜ」
宙「ほ~う…じゃ、お手並み拝見といくか」
サコン「小介、ダイモスへの新パーツの組み込みは何とかなりそうか?」
小介「ええ、このシステムはすごいですよ!」「和泉博士から送られてきたこのアイザロン粒子発生装置で、ダイモスは一気にパワーアップします!」
サコン「タキオン以上の超粒子、アイザロン粒子か…」「この粒子を使えばダイモスのエネルギーであるダイモライトを完全に制御できる…」
小介「はい。僕の計算では、アイザロン粒子によってダイモライトは今までの2倍の出力をはじき出します」
一矢「2倍だって…? そいつは驚きだな」
サコン「………」(このアイザロン粒子の発生方法…明らかに地球の技術ではない…)(和泉博士はどうやってこの粒子を入手したんだ…?)
〔レーダー反応〕
大文字「各員に告げる。先程、敵基地と目される海域に異星人の巨大要塞が浮上した」
一矢「何だって!?」
大文字「現在、連邦軍が交戦中だが圧倒的な敵戦力に後退を余儀なくされている」「新兵器の装備が完了次第、我々は現場に急行しこれを撃破する」「各員は早急に作業を完了させ、出撃準備をしてくれたまえ!」
サコン「敵も決戦に出る気か…!」
一矢「サコン、小介! ダイモスの調整を急いでくれ!」「リヒテルがその気ならば俺のこの手で決着をつけてやる…!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「海底城!大攻撃開始!!」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現済み〕
キラー「やるではないか、リヒテル提督。地球人共を瞬く間に全滅させるとは」
リヒテル「当然だ。この海底城は最強の要塞でもある」「それに、先程の連中など使い走りに過ぎん。我らの本当の敵は…」「………」
ベルガン「どうなさいましたかな、リヒテル提督?」
リヒテル(本当の敵…。アイザムは命を賭して余に何を伝えたかったのであろう…)
ライザ「リヒテル様! この海域に接近する艦があります。この反応…αナンバーズです!」
ベルガン「ほう…宿敵の登場だな」
リヒテル「戦闘部隊、出撃! 奴らを倒してこそ、我々の勝利は本物となる!」「この一戦にバームの誇りと未来を賭けるぞ!」
〔敵ユニット出現〕
デスモント「海底城の総力戦か…中々に壮観だな」
ダンケル「フフフ…リヒテル最後の勝負、楽しませてもらおうではないか」
アシモフ「地球人とバーム星人、どちらが勝つと見る?」
キラー「グフフ…どちらが勝とうが我らにはどうでもよいがな」
〔味方戦艦出現〕
〈母艦出撃選択〉
ピート「あれが敵の要塞か…!」
〔カーソル、海底城を指定〕
ミドリ「何て巨大なの…! まるで一つの島だわ!」
サコン「あれだけのサイズだ。攻撃をピンポイントに絞り込まないと消耗戦になるな」
大文字「各機、出撃準備! 攻撃目標は敵要塞の司令部だ!」
〔カーソル、海底城を指定〕
大文字「司令部に攻撃を集中し敵要塞を無力化する!」
ピート「攻撃目標に接近するのは困難だ! 長距離射程の武器を持った機体から優先的に出撃しろ!」
〈出撃準備〉
日吉「健一兄ちゃん、あれ見てよ!」
〔カーソル、デスモントを指定〕
健一「火星に現れた敵戦艦か!」
めぐみ「バーム星、ボアザン星と手を組んでいるもう一つの星の攻撃軍ね」
万丈「どうやら、彼らも本腰を入れて攻撃に参加する気らしいな」
大文字「この戦いは地球上における敵異星人との決戦となる!」「彼らの侵攻を食い止めるためにも、あの敵要塞を破壊してくれたまえ!」
竜馬「行くぞ、みんな!」
豹馬「おう、とことんまでやってやるぜ!」
京四郎「一矢、ダイモスの調子はどうだ?」
一矢「上々だ!リヒテルとの決着は 俺とダイモスの拳でつけてみせる!」
<戦闘開始>

<1EP・敵増援1出現>

リヒテル「αナンバーズめ! この海底城を甘く見るなよ!」「ミサイル発射だ!!」
〔敵ユニット出現〕
ボス「ミ、ミサイルだわさ!」
ムチャ「あんな数のミサイル、どうしろってんだ!?」
鉄也「連邦軍の先発隊はあいつにやられたのか…!」
凱「みんな、ひるむな! 司令部さえ破壊すればミサイルの制御は出来ないはずだ!」
甲児「よし! 司令部を直接叩き潰してやらあ!」

<2PP>
ダンケル「そろそろ頃合だな」
デスモント「グロテクター後退! あとはリヒテル提督に任せるぞ」
リヒテル「暗黒四天王! どこへ行くつもりだ!?」
アシモフ「リヒテル提督、我々はお前に最後のチャンスを与えただけだ」
キラー「そう。貴様に手を貸す義理などないのだ」
リヒテル「貴様ら…!」
デスモント「フフフ…心配するな。地球攻略作戦はワシらが引き継いでやる」
ダンケル「では、健闘を祈るぞ」
〔敵ユニット離脱〕
サンシロー「あいつら、引きあげて行ったぞ!?」
万丈「火星の時と同じだ…」
キンケドゥ「何かのワナか?」
ジュドー「意外に仲違いしてたりして」
ルー「まっさかあ…」
サコン「いや…あり得る話だ。明らかにバームの部隊とあの艦隊は連携がとれていなかった」
カミーユ「向こうも一枚岩じゃないってことか…!」サンシロー「とにかくチャンスだ! 今の内に勝負に出るぞ!」

<2EP・敵増援2出現>
〔敵ユニット出現〕
ファン・リー「ち…! 後から後から出てきやがる!」
キリー「どうやら、敵さん本気も本気のようだぜ…!」
真吾「このままじゃ、大フィーバーだ。さっさと司令部を叩こう!」

<海底城撃破・敵増援3出現>
〔海底城に爆発〕
サンシロー「やったぜ! これでミサイルは打ち止めだ!」
ピート「よし…! あとは残る敵を倒すだけだ!」
リヒテル「おのれ、地球人め…! かくなる上は余自ら決着をつける!」
〔敵ユニット出現〕
一矢「出て来たな、リヒテル!」
リヒテル「竜崎一矢! そして、αナンバーズよ!」「ここが我らの決戦の地! 互いの全てを懸けて、いざ勝負!」
一矢「望むところだ!!」
リヒテル「竜崎一矢! お前の相手は我が友アイザムの遺した最強のメカ戦士ギメリアが務める!」「アイザム…! そして、バーム10億の民よ! 余に力を!!」

<鋼鉄ジーグがジーグ・パーンサロイドへ換装>
鋼鉄ジーグ「行くぜ! これが鋼鉄ジーグの新パーツパーンサロイドだ!」
美和「宙さん! これで鋼鉄ジーグの機動力が一気にアップするわ!」
鋼鉄ジーグ「OK、ミッチー! パーンサロイド、使いこなしてみせるぜ!」

<ギメリアが戦闘>
一矢「何っ!? あのメカ、全くダメージを受けていないぞ!」
リヒテル「見たか、竜崎一矢! ギメリアを構成する超弾性金属はあらゆる衝撃を跳ね返す力を持つ!」
小介「そ、そんな…! そんな金属が組成可能だなんて…!」
麗雄「バーム星の科学力も大したもんじゃな…!」
リヒテル「竜崎一矢よ! 我が友アイザムの遺してくれたギメリアで地獄へ落ちるがよい!」
一矢「く…! 打つ手はないのか!」
サコン「あきらめるな、一矢! お前とダイモスなら超弾性金属を破ることが出来る!」
一矢「!!」
リヒテル「何!?」
サコン「ダイモスの新必殺技が生み出す超低温・超高温・超打撃の三位一体の攻撃ならば…」「超弾性金属の分子レベルを崩壊させ、砕くことが可能だ!!」
リヒテル「ほざけ、地球人め! 貴様達の科学力がアイザムの頭脳にかなうと思っているか!」
一矢「リヒテル! その答えは俺とダイモスの拳が教えてやる!」「行くぞ、ギメリア! この拳に全てを懸けてお前を砕く!」

<鉄也がグレートブースター使用>
鉄也「行くぜ、侵略者共! 新設計のグレートブースターの力、見せてやる!」

<豹馬vsベルガン>
豹馬「お前の卑怯な手にはいつもいつもやられてきたが今日は決着をつけてやるぜ!」
ベルガン「黙れ、野蛮人め! 貴様達のような蛮族相手などまともにする気になれんわ!」

<豹馬vsリヒテル>
豹馬「いい加減にしやがれ! お前達は一体何の恨みがあって地球を狙いやがる!?」
リヒテル「貴様達が平和を求める我々を陥れた時から戦いは始まったのだ! つまり、自業自得よ!」
豹馬「何回も言ったはずだぜ! それは地球でもバームでもない誰かの策略だと!」「それに気づかないまま戦いを広げるお前は哀れな操り人形と同じだ!」
リヒテル「貴様…このリヒテル提督を愚弄する気か!?」
豹馬「そうじゃねえよ! …俺はお前みたいな奴を見ると放っておけねえんだ…!」「俺はある男に誓ったんだ! 意味もわからず戦わされてる奴を戦いから解放してやる事をな!」

<健一vsベルガン>
健一「ド・ベルガン! お前を倒してボアザンの野望、止めてみせるぞ!」
ベルガン「フン…剛健一よ! 貴様の中に私と同じ血が流れているとは汚らわしい…」「貴様の中のボアザンの血、ここで消してくれるわ!」
健一「黙れ! 地球とボアザン、2つの星の血が交じり合う俺の身体は父と母の愛の印だ!」「そして、それこそが星を越えた平和の証となるはずだ!」

<健一vsリヒテル>
健一「兵を退け、リヒテル提督! 地球とバームの戦いは何者かによって仕組まれたものだ!」
リヒテル「黙れ、剛健一よ! この期に及んで生命が惜しくなったか!」
健一「違う! 俺はバルマー戦役での無意味な戦いを繰り返したくないだけだ!」
リヒテル「無意味な戦いだと…?」
健一「そうだ…。わかりあえるはずの者同士が戦う事は無意味でしかない!」「一矢とエリカさんを見ろ! 地球とバームの民だって互いに手を取り合う事が出来るはずだ!」
リヒテル「黙れ! 地球とバームの間にあるのは怒りと憎しみしかない!」
健一「リヒテル! お前がそれを認めないのなら俺達はお前と戦うしかない!」「地球と…そして、バームの平和のために!」

<一矢vsリヒテル>
リヒテル「竜崎一矢! 今日こそ貴様と決着をつけてくれる!」
一矢「リヒテル! その前にお前に聞きたい事がある!」「エリカはどこにいるんだ!? あの要塞内にいるのか!?」
リヒテル「それほど聞きたいのなら教えてくれる! エリカは裏切り者として海底城から追放したわ!」
一矢「何っ…!?」
リヒテル「心残りはなくなったか! ならば余自らが貴様を葬ってくれる!」
一矢「リヒテル! この戦いが避けられない戦いなら、俺達は絶対に退きはしない!」「それが俺達の信じる平和への道なのだから!」

<ギメリア撃破>
一矢「やった…やったぞ!」
リヒテル「馬鹿な…! ギメリアが敗れるとは!?」「許せ、アイザム…。余はお前の最後の作を使いこなす事が出来なかった…」「余がお前に詫びる術は 一つだけ…。お前の墓にバームの勝利を捧げるのみだ!」

<ベルガン撃破>
ベルガン「フフフ…リヒテル、せいぜい派手に散るがよい。私は脱出させてもらう」

<バルバス撃破>
バルバス「おのれ、地球人め! 覚えておれよ!」

<ライザ撃破>
ライザ「く…! バームの命運を懸けた一戦だというのに…!!」

<リヒテル撃破・勝利条件達成>
リヒテル「まだだ! まだ終わるわけにはいかぬ!」
〔敵ユニット撃破〕
〔敵ユニット出現〕

リヒテル「かくなる上は後に続く者達のために道を 開くのみ…!」
〔リヒテル、ピートへ接近〕
一矢「リヒテル!」
リヒテル「大空魔竜! 死出の旅路に付き合ってもらうぞ!」
京四郎「あの野郎! 大空魔竜に突っ込む気だぞ!」
ピート「死に損ないに何が出来る! 大空魔竜でとどめを刺してやる!」
リヒテル「バームに栄光あれぇぇっ!!!」
一矢「リヒテル!」
〔リヒテル、ピートへ接近〕
〔敵ユニット出現〕

[イベント戦闘「ピートvs???(ハイネル)」]
ピート「何っ!?」
???(ハイネル)「………」
健一「あれは…!?」
一矢「何だ、あのロボットは…!?」
豹馬「ゴ、ゴードル…!?」
大次郎「兄さん、あいは…!」
日吉「あのロボットに乗ってる人って…!」
健一「ま、間違いない…あれは…!」「兄さん! ハイネル兄さん!!」
リヒテル「何!? ハイネルだと!?」
???(ハイネル)「………」
〔敵ユニット離脱〕
健一「ハイネル兄さん!!」
一矢「あのロボット…リヒテルを助けに来たのか…!?」
京四郎「つまりは俺達の敵ってことか」
健一「違う! あの時、ハイネル兄さんは戦いの無意味さを知った!!」「その兄さんが敵であるはずがない!!」
ピート「だが、奴はリヒテルを助けた。その事実をどう説明する!?」
健一「何か理由があるはずだ! 兄さんは俺達の敵になどなりはしない!」
隼人「落ち着け、健一。一度戻って情報の整理をした方がいい」
健一「う……!」
大文字「諸君、ご苦労だった。まずは大空魔竜に帰還してくれ」
健一(ハイネル兄さん…兄さんは何のために再び地球に現れたんだ…?)(だが、俺は兄さんを信じる…。心を通わせた同志として…そして、血をわけた兄弟として…)
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

WORLD AREA
中央アジア

ダンゲ「メルビ殿、海底城攻防戦はαナンバーズが勝利を収めたようです」
メルビ「そうか…リヒテルは敗れたか」
ダンゲ「我々がダイモビックに送った例の物も役に立ったようです」
メルビ「これで地球攻略の主導権はバームからボアザン、ゼーラに傾くことになるな」
エリカ(兄上…)
マルガレーテ「おひいさま…。リヒテル様の安否を気遣っておいでですのね…」
リリーナ「エリカさん…心中お察しいたします」
エリカ「リリーナさん…」
リリーナ「…私も兄と道を違えました。兄には兄の理想があるのでしょうが、私も兄と戦わねばなりません」
エリカ「お強いのですね、リリーナさんは…」
リリーナ「いいえ。私の心もあなたと同じく不安に満ちています」「しかし…平和が訪れる日まで、私達はいかなる苦難にも耐えねばなりません」
エリカ「リリーナさん…やはり、あなたをお誘いしたことは間違いではありませんでした…」
リリーナ「ありがとうございます。全ての星が平和を手にするその日まで共に戦いましょう」
メルビ「……エリカ、リヒテルは撃墜される直前に無事に救出されたようだ」
エリカ「本当ですか、メルビ様!?」
メルビ「ああ…確かな筋からの情報だ」
エリカ「確かな筋…?」
メルビ(フフフ… あの男、さすがにやってくれる…)
エリカ「…………」
エリカ(一矢…私達はまだ会うことは出来ません…)(ですが、あなた方の勝利を願うと同時に私も平和のために戦います…)(そして、一矢…。私は…いえ、私達はあなた方の勝利を信じております…)

WORLD AREA
太平洋上

リヒテル「貴様…! 何故、余を助けたのだ!?」
???(ハイネル)「…………」
リヒテル「余は将として最後の務めを果たそうとしたのに…それを…!」
???(ハイネル)「死して己が責を全うするのも良かろう。だが、それは貴公にとって誤った道だ」
リヒテル「何っ!?」
???(ハイネル)「貴公はまだ本当の敵を知らぬ。故にあの場で死ぬことは許されないのだ」
リヒテル「本当の敵…。アイザムもその言葉を最期に遺していった…」「教えてくれ! そなたはアイザムの言葉の意味を知っているのか?」「余の本当の敵とは一体、何なのだ!?」
???(ハイネル)「それは己が目と耳で確かめられよ……」
〔通信のコール音〕
???(ハイネル)「どうやら、貴公の部下が迎えに来たようだ。余はこれで失礼させていただく」
リヒテル「待て! そなたはボアザンの人間のはず…何故ベルガンらと別行動を取る!?」
???(ハイネル)「奴らはボアザンの恥さらし…。同じ星の人間であることも汚らわしい」
リヒテル「どういうことだ…?」
???(ハイネル)「縁あらば、再び相見えることもあるだろう。それまでに己の道を見つけられよ」
〔歩く足音〕
リヒテル「プリンス・ハイネル…」

和泉「よくやったぞ、一矢。各地の敵異星人は地球から後退していった」
一矢「これも博士達が送ってくれた新兵器のおかげですよ」
和泉「そうか…アイザロン粒子が役に立ったか…」
サコン「和泉博士、よろしければ、あの粒子の開発経緯を教えていただけないでしょうか?」
和泉「…さすがはサコン君だ。あれを開発したのは我々ではない事に気づいていたか…」
一矢「どういう事です、博士?」
和泉「あの粒子の発生式は剛博士のかつての知己によってもたらされたものだ」
健一「父さんの…? では…!」
剛健太郎「そうだ。アイザロン粒子を我々にもたらした男…ダンゲ将軍だ」
一矢「その人が何故ダイモスのパワーアップに力を貸してくれたんだ…?」
和泉「その話の前に一矢、これを見てくれ」
ナナ「花? それがどうしたの…」
一矢「その花は…!」
和泉「これはアイザロン粒子の発生式と共にダンゲ将軍から届けられたものだ」「それもわざわざお前宛にだ」
健一「一矢…あの花に何の意味があるんだ?」
一矢「あの花は…俺がエリカに贈ったものだ…」
サコン「その事実を知る者は?」
一矢「俺と…エリカだけだ…」
ナナ「その花がわざわざカプセルに入れてあったって事は…」
一矢「そうだ! エリカは生きているんだ! 俺達を助けてくれたのはエリカなんだ」
サコン「…剛博士、よろしければダンゲ将軍についてお聞かせ願えませんか?」
剛健太郎「うむ。彼はボアザン貴族だったが、自らその証である角を切り落とし…」「貴族の支配体制をくつがえすため、私と共に戦った」
キンケドゥ(貴族の支配か……)
五飛「そのダンゲという男は貴族の証を自ら捨てる事で己の信念を示したのだな」
トロワ「ああ…並の覚悟では出来ないことだ」
一矢「じゃあ、エリカはダンゲ将軍の所にいるのか…?」
キンケドゥ「そうだろうな。おそらく、ゲリラ組織か…それに似た組織だと思う」
一矢「ゲリラ組織だって?」
キンケドゥ「ああ、要は俺達がやっていた宇宙海賊と同じさ。ボアザンやバームの貴族支配に対抗するため、同志を集める…」「エリカさんはダンゲ様軍が所属するその組織に助けられたのかも知れない」
一矢「エリカがゲリラ組織に…?」
キンケドゥ「あるいは平和的な手段でバームと地球の戦いをやめさせようとする人達の集まりかも知れない」
カミーユ「生まれた星や立場の違いを乗り越えた組織があると言うのか…?」
キンケドゥ「カミーユ、俺達だってそうだ。別に珍しい話じゃない」
カミーユ「確かに…」
健一「だから、ダンゲ将軍とエリカさんはαナンバーズを助けてくれた…。俺はそう信じたい」
一矢「…………」(エリカ…君は君の戦いを始めた…。平和のために俺も俺の戦いを続けるよ…)(そして、俺達の戦いが勝利を迎えた日…その時こそが俺達が再び会うことが出来る日になるだろう…)(エリカ…その日まで俺は戦い続けるよ…)

SPACE AREA
火星 小バーム

オルバン「………」
リヒテル「オルバン大元帥閣下! どうか、この私にもう一度だけチャンスをお与え下さい!」
オルバン「黙れ、リヒテル! 貴様はワシの期待を裏切ったのだ!」
リヒテル「一兵士としてで構いません。どうかもう一度、地球に向かうことをお許し下さい!」「友であるアイザムの仇を討つためにも、ご慈悲を…!」
オルバン「ならん! 貴様にはこの小バームにて謹慎を命じる!」
リヒテル「オ、オルバン大元帥!!」
オルバン「その目は何だ? 貴様、バームの指導者であるワシの決定に不服があるのか?」
リヒテル「………」
オルバン「ゲロイヤー参謀! リヒテルを連れて行け! ワシの目の前からこやつを除けろ!」
ゲロイヤー「仰せのままに…」
リヒテル「お待ちを、大元帥閣下! どうか…どうか私の願いをお聞き下さい!」
ゲロイヤー「見苦しいぞ、リヒテル。貴様は敗戦の将として責任をとるのだ」
リヒテル「おのれ、ゲロイヤー…! この恨み、忘れぬぞ…」
〔自動扉の開く音〕
オルバン「やはり、奴は危険な男よ…」「奴がリオン暗殺の黒幕がワシとゼーラ星のダリウスだと知れば面倒なことになるだろうな」
〔大型モニターの開く音〕
ダリウス「オルバン大元帥、地球から前線部隊が後退したそうだな」
オルバン「こ…これはダリウス大帝! お耳が早い…」
ダリウス「3星の攻撃部隊の指揮をバームの人間に任せたのがそもそもの間違い…」「今後はド・ベルガンと暗黒四天王に前線の指揮を執らせる。…異存はあるまいな?」
オルバン「…は…仰せのままに…」
ダリウス「では、大元帥よ…小バームを地球圏へ移動させるのだ」
オルバン「しかし、それではバームの民を危険にさらすことに…」
ダリウス「犠牲を恐れる者に勝利をつかむことは出来ぬ…。それとも、この提案を拒む気か?」「それはバームとゼーラ・ボアザンの友好関係にマイナスであるぞ」
オルバン「…わ…わかりました。小バームは地球圏へ向けて移動を開始します…」
ダリウス「心配することはない。我が配下の暗黒四天王が必ずや地球人共を葬ってくれよう」「そして、あの青く輝く地球は我らのものとなるのだ…」(そう… 我らゼーラ星人だけのものとな…)
【シナリオエンドデモ終了】


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