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エンディング

【シナリオエンドデモ開始】
WORLD AREA
北米 プリベンター支部

〔キーボードを叩く音〕
イザベル「ふう…」
ベルトーチカ「どうしたの、イザベル? レポート執筆は一休み?」
イザベル「違います。書くことが多すぎて、上手くまとめきれなくて…」
ベルトーチカ「そんなに急ぐことはないんじゃない? まだあれから1週間よ」
イザベル「いえ…もう一週間です。情報伝達は正確さと時間が命ですから」
レディ「…イザベル、残念ながら君のレポートは出版できない」
イザベル「え?」
レディ「連邦政府の決定が出た。今回の戦乱の情報は…その大部分が操作されることになる」
ベルトーチカ「やっぱり……」
ハヤト「まあ…政府としてはそうするしかないだろうな」「前回の時以上に戦災の復興へ力を注がねばらないし…不必要な情報は混乱の元になる」
ベルトーチカ「それで納得がいくんですか?」
ハヤト「いくわけないだろう。今回は伝えなくちゃならない真実が多いんだ」
イザベル「ええ…。だから、私…レポートを書くのをあきらめません」「いつの日か…人々に真実を伝えるために……」
レディ「フッ……そうだな……」

大文字「…αナンバーズを解散する?」
岡「そうだ。元々、諸君らの部隊は臨時的に結成されたものだからな」「以後はαナンバーズ結成前の状態に戻ってもらい、それぞれの新しい任務に就いてもらう」
大文字「…そうですな。都市やコロニーの再建、スペースデプリの処理、火星のテラフォーミング…」「忙しくなるのはこれからです」
岡「うむ。君達の働きに期待しておる」
大文字「ところで、長官……マザー・バンガードはどうするのです?」
岡「マザー・バンガード? 何かね、それは?」
大文字「は!?」
岡「すまんが、初めて聞く名前だな」
大文字「…ふふふ…なるほど、そういうことですか…」

トビア「キンケドゥさん! 本当にガンダムをもらっちゃっていいんですか?」
キンケドゥ「ああ。ただ、X1だけは置いて行ってくれよ。ロンド・ベル隊でデータ収集用に使うらしいから」
トビア「はい!」
キンケドゥ「ところで…これからどうするんだ、トビア?」
トビア「ははは、どうもこうも…もう戸籍も死亡扱いになってるだろうし…」「その上、マザー・バンガードは岡長官のおかげで存在しないことになったし…」「もう出来ることと言ったら、宇宙海賊しかありませんよ」
ウモン「お、おいおい…本気か?」
トビア「もちろん、冗談ですよ」
ベラ「それで…どうするの?」
トビア「ベルナデットやウモンさん…クロスボーン・バンガードの人達ともう一度宇宙へ出ます」「そして、もう一度確かめてみます…」「人が人として宇宙と付き合っていけるかを…」
ベラ「そうですか…」
ウモン「心配はいらんぞ。マザー・バンガードの艦長はお前さんから引き継いでワシがやってやる」
トビア「え?」
ウモン「何じゃ、文句でもあるのか? こういうのはな…年の功じゃ、年の功」
キンケドゥ「ベルナデットの方が適任なんじゃないか?」
ベルナデット「え?」
トビア「そりゃいいかも知れません。ベルナデットなら、みんなを上手くまとめられると思います」
ウモン「じゃあ、ワシは何やればいいんじゃ?」
キンケドゥ「長年の経験を生かして…技師長なんてのはどうだ?」
ウモン「技師長?」
キンケドゥ「ほら…じいさんはモビルスーツに細工をするのが好きだったじゃないか。適任だよ」
ウモン「う~む…それでもいいか」
トビア「ところで…キンケドゥさんとベラさんはこれからどうするんですか?」
キンケドゥ「俺か? そうだな……俺は………」「この服を脱いで…山道を歩いて…雨露をすすって…」「好きな女を抱いて、もう一度じっくりと考えてみるさ…」「元々人間が何だったのかを…そのための時間はいくらでもあるから」
ベラ「…………」「おかえりなさい…シーブック」
キンケドゥ「…おかえり、セシリー」

サンシロー「何? 次の任務だ!?」
ヤマガタケ「1週間も待機させておいて、オチはそれかよ!?」
ブンタ「つまり…僕達は休みなしということですか?」
ピート「そうだ。他の部隊も次の仕事に取りかかりつつある。忙しくなるのはこれからだぞ」
サンシロー「忙しくなるって……」
ミドリ「任務は色々あるわよ。世界各地への救援物資の運搬とか、都市再建のお手伝いとか」
サコン「陸・海・空・宇宙と活動範囲を選ばない大空魔竜の本領発揮ということだ」
ファン・リー「ああ、世界中の人々が俺達を待っている。…休みは当分先になるだろうな」
サンシロー「当分先……」
ピート「どうした、サンシロー? 嫌気がさしたのなら、大空魔竜を降りてピッチャーに戻ったって構わんぞ」
サンシロー「馬鹿言え。俺はガイキングのパイロットだ。そして、俺のマウンドは…」「この大空魔竜なのさ」

モンシア「オラオラ! 早くモビルスーツを積み込んじまえ!」「ぐずぐずしてるとアルビオンが出港しちまうぞ!」
キース「モンシア中尉…怒鳴ってばかりいないで、少しは手伝ってくださいよ…」
ファ「…モンシア中尉、ご機嫌ななめみたいですね」
ベイト「ああ…結局、休みなしになっちまったからな」
アデル「唯一の救いはしばらく地球にいられることでしょうか」
カミーユ「地球? じゃあ、アルビオンの行き先は……」
コウ「実は…ラサなんだ」
フォウ「え…!? あそこは…」
バニング「そう…俺達は戦災復興作業の警護のため、フィフス・ルナの落ちた地へ行くことになった」
カミーユ「…………」
コウ「カミーユ、俺はあの地へ行って…今回の戦いが何だったのか…」「ガトーやクワトロ大尉のしたことが人類にとって何をもたらしたか……ゆっくり考えてみたいんだ」
カミーユ「そうか…」
コウ「カミーユ、お前はこれからどうするんだ?」
カミーユ「正直言って、モビルスーツから降りることも考えたけど……」「やっぱり、ロンド・ベル隊へ残ることにしたよ」
コウ「それで構わないのか?」
カミーユ「ああ。でなきゃ、ジュドー達が代わりに残ると言い出しかねないし…」
<<クスハ>>
カミーユ「これから世の中が変わるに連れて、また色々な事件が起きるだろう」
<<アラド>>
カミーユ「行方不明になったアラドとイルイも捜してやりたい」
コウ「ああ。こちらの方でも出来る限りの手を尽くすつもりだ」
カミーユ「それに…これから世の中が変わるに連れて、また色々な事件が起きるだろう」

カミーユ「俺はその時に何も出来なかったことを後悔したくないんだ」
コウ「そうか………」
キース「…それじゃ、今回は別れ別れだな」
フォウ「別にそんな顔をしなくても…。二度と会えなくなるわけじゃないんだから」
コウ「じゃあ…みんな、元気で」
ファ「ええ、あなた達も…」
カミーユ「…コウ、俺もゆっくり考えてみることにするよ」
コウ「何を?」
カミーユ「あの光が…人類にとって何をもたらしたかということを……」

一矢「エリカ、いい知らせだ。小バームの動力源の修理が終了したそうだ」
エリカ「では、これで私達は火星へ行けるのですね…」
一矢「ああ。火星はバームやゼーラの人達の手を借りて、人が住める星として生まれ変わるんだ」
エリカ「こんなにも早く私達の夢が形になっていくなんて…」「兄上とお父様がこのことを知れば、どんなにお喜びになるでしょう…」
一矢「最後の戦いの場からリヒテルとハイネルは姿を消したままか…」
エリカ「はい…。しかし、兄上達はきっとどこかで我々を見守ってくれています…」「わたしは、そう信じています」
一矢「そうだな…」「今日という日を迎える事が出来たのは父さんやリオン大元帥…平和を愛する全ての人達が力を合わせた結果だ」「きっとリヒテルもこの日が来るのを待ち望んでいただろう」
エリカ「ええ…。そして、一矢…私に戦い続ける勇気をくれたのはあなたです」
一矢「まだだよ、エリカ…。俺達の戦いは始まったばかりさ…」「まあ、俺としては早い所、火星のテラフォーミングが軌道に乗ってもらわないと困るけどな…」
エリカ「困ると言うと、何かあるのですか…?」
一矢「え…いや、その…」
エリカ「どうしたの、一矢? そんなに慌てて…」
一矢「その…ええっと…仕事が一段落したら、君に話があるんだ」
エリカ「え…」
一矢「その時が来たら…俺は君に…」
エリカ「一矢…」
マルガレーテ「おひいさま、ああ…ここにいらしたのですね…!」
一矢「マ…マルガレーテ!」
京四郎「どうした、一矢? …そんなに慌てている所を見ると俺達はお邪魔だったようだな」
ナナ「さてはお兄ちゃん、エリカさんにプロポーズしようとしていたんでしょ?」
一矢「え…いや…その…」
エリカ「ふふふ…そうなの、一矢?」

豹馬「そうか…。ボルテスチームは火星に行っちまうのか」
健一「ああ。父さんがメルビさんの手伝いをすることになったんでね」
一平「俺達も一矢と一緒に小バームの護衛をやるってわけだ」
十三「せやったら、しばらくは戻ってこれへんな」
めぐみ「ううん、もっとかかるかも知れないわ」
大作「え? どげんことね?」
健一「実は俺達…火星のテラフォーミングが一段落着いたら、ボアザン星へ行こうと思ってるんだ」
豹馬「ホントかよ!?」
大次郎「そうじゃ。お父さんやダンゲ将軍と一緒に行くとじゃ」
小介「もしかして…ボアザン星を解放するために?」
健一「ああ。その時は平和解放機構の人達も協力してくれることになっている」
日吉「豹馬兄ちゃん達はどうするの?」
豹馬「お前らが宇宙へ行くってんなら、俺達は地球に残って平和を守るために頑張るさ」
ちずる「ええ。あなた達がいつ帰って来てもいいようにね」
豹馬「ま、俺達の助けが必要になったらいつでも呼んでくれ。ワープ装置をくっつけて、飛んで行ってやるからよ」
健一「ああ…その時は頼むよ」

鉄也「何!? 宇宙開発公団へ行く?」
ジュン「本気なの、2人共?」
さやか「ええ、甲児君と話し合って決めたの」
ボス「しかしまた、何でそんな所へ行こうってんだわさ?」
甲児「…今回の戦いで知りたいことが出来たからさ」「ビムラーやオルファン、ゲッター線…そして、ガンエデン…それらがどこから来たのか…」「どうして、地球へ来たのか知りてえんだ」
宙「へ~え…こいつは驚きだぜ。お前がそんなインテリめいたことを言うとはな」
甲児「わりぃかよ!」
剣造「甲児…お前がそう決めたのなら、私は何も言わん。自分で選んだ道を進むがいい」
甲児「すみません、勝手なことを言って…」
鉄也「甲児君、気にする事はない。後のことは俺達に任せてくれ」
シロー「でも、アニキ…マジンガーZはどうすんだよ?」
甲児「心配すんなって。何かあったら、すぐに帰ってくるさ」
さやか「そうよ、シロー君。私達が行くのはGアイランドシティの宇宙開発公団なのよ」
シロー「なぁんだ、そうだったのか。僕、てっきり外国へ行くんだと思ってた」
甲児「ああ。だから、マジンガーZを博物館に飾ったりすんなよ」
ボス「チェッ、これで俺様の活躍の場が増えると思ったのに…」
甲児「いやいや、ボスには鉄也さんを助けてもらわねえとな」
鉄也「心配はいらないぞ、甲児君。たった今、補充戦力が確保できたからな」
宙「ほ~う…誰なんだ、そいつは?」
美和「宙さん、あなたのことじゃないかしら?」
宙「な、何!?」
鉄也「ここに顔を出したのが運の尽きだ。しばらくの間、手伝ってもらうぞ」
宙「しょうがねえな…わかったぜ」

≪武蔵が仲間のいる≫
神明日香「…お帰りなさい、ハヤト」
隼人「姉さん…色々と心配かけちまって、すまなかったな」
神明日香「ううん、あなたが無事ならいいのよ。お父様も喜んでおられるわ」
隼人(親父か……。親父にも陰で色々と苦労をさせちまったな)「姉さん、今度の休みになったら…一度家に帰るぜ」
神明日香「え…?」
隼人「フッ…一度くらいは礼を言っておかねえとな」
神明日香「ハヤト………」
竜馬(ハヤトも少しは親父さんとのわだかまりが解けてきたようだな…)
武蔵「た、大変だ! リョウ!」
竜馬「どうした? そんなにあわてて…」
弁慶「き、来たんだよ!!」
竜馬「来たって、何が?」
〔扉の開閉音〕
流竜作「リョウ……」
竜馬「お父さん…! どうして、ここに!?」
流竜作「早乙女博士から今日お前がここへ戻って来ると聞いてな…」
ミチル「お父様、すぐに駆けつけてらしたのよ」
竜馬「お父さん……」
流竜作「リョウ…どうしてもお前に直接伝えたいことがあってな」「母さんの病気が快方に向かった。もう心配することはない」
竜馬「ほ、本当ですか…!」
隼人「良かったじゃねえか、リョウ」
竜馬「あ、ああ……」
流竜作「そして、リョウ…お前に礼を言わせてくれ」「お前とみなさんのおかげで、この世界と子供達の未来が守られた…」
竜馬「いえ…礼には及びませんよ。何故なら、それが俺の行く道ですから…」

≪武蔵が仲間のいない≫
竜馬「ムサシ…見えるか…? もうすぐ破壊された大阪の街も復興が始まる…」
隼人「全てはお前が生命を懸けて日本を守ってくれたおかげだ」
弁慶「ムサシ先輩のガッツは俺達が受け継いでいきます…」
竜馬「そして、俺達はお前が愛したゲッターの力と共に新しい時代を歩んでいく」
隼人「そうだ…。もうすぐ人類にとっての大きな一歩が踏み出されるんだ」
ミチル「だから、ムサシ君…。ゲッターと共に私達を見守ってね…」
竜馬「ムサシ…人類の未来をつかんだ勝利、お前に捧げるよ……」

デュオ「…さぁて、今回はどうする? 前の時みたいに太陽へ捨てるか? それとも……」
カトル「…このまま平和が続くのなら、そうした方がいいんでしょうけど…」
五飛「人々が真の意味で戦いを捨てるまで、俺達とガンダムは必要とされるだろう」
トロワ「…だが、あの光は多くの人間の目に映ったはずだ」「俺達が帰るべき所へ帰る日は…そう遠くないのかも知れない」
カトル「…そうですね…」
デュオ「じゃ、決まりだな」
カトル「ええ。今度はそれぞれの責任で管理をすることにしましょう」
トロワ「ああ」
五飛「いいだろう」
デュオ「ん? そういや、ヒイロは?」
トロワ「奴なら、ドーリアン外務次官と共にGアイランドシティへ行った」
デュオ「なるほど、あいつの見送りに行ったってわけね…」

ナンガ「…いい天気だ。まさにオルファン日和だな」
ヒギンズ「ええ…今日は頭頂部まではっきりと見えるわね」
ラッセ「結局…あれから浮上もせず、太平洋の上に浮かんだままか……」
カナン「ええ。オルファンは私達と共存する道を選んでくれたのよ」
ナンガ「オルファンのおかげで地球上のエネルギー問題が解決するっていう噂を聞くが…本当なのか?」
勇「…その答えは親父や姉さん達の研究結果を待つしかないな」
〔複数の走る足音〕
比瑪「勇、ユキオ達の支度は終わったわよ」
勇「よし…じゃあ、行こうか」
ナンガ「行くって…どこへ?」
ヒギンズ「Gアイランドシティでしょ。今日はあの子が旅立つ日だもの」
ラッセ「ああ…オルファンの代わりにな」
カナン「でも、見送りはいらないって言われてなかった?」
比瑪「そうなんだけど…あの子達がどうしても行きたいって言うの」
ラッセ「そうか…。子供同士で仲が良かったからな」
勇「アイリーン艦長の許可はもらってる。それに、ブレンも見送りに行きたがってるんだ」
ネリー・ブレン「…………」
ヒメ・ブレン「…………」
ナンガ「なら、あの子によろしくな」
比瑪「ええ。じゃあ、行って来ます!」

リィナ「お兄ちゃん、早く支度をしないと時間に遅れちゃうわよ」
ジュドー「わかった、わかった。そうせかすなって」
リィナ「もう…そういう所は相変わらずなんだから。プルやプルツーに笑われちゃうよ」
ジュドー「今日はめでたい日なんだからさ、小言は勘弁してくれよ」
リィナ「…………」
ジュドー「どうした?」
リィナ「本当に私も行っていいの?」
ジュドー「実は俺も見送りに来なくていいって言われてるんだけど…何かそういうの、すっきりしなくってさ」「それに、リィナにも見せてやりたかったんだ。俺達の仲間が旅立つところを…」「だから、わざわざシャングリラからお前を呼んだんだ」
リィナ「お兄ちゃん…」
ジュドー「どうした?」
リィナ「…お兄ちゃんもいつかどこかへ旅立つの?」
ジュドー「リィナ…」
リィナ「ごめんね…。何だか急にそんな気がしたの……」「でも…もし、そうなったら私は笑顔でお兄ちゃんを送り出すから」
ジュドー「本当に…いいのか?」
リィナ「うん…。私だって、もう子供じゃないんだから」
ジュドー「ありがとう、リィナ。でも、俺…当分はシャングリラでビーチャやエル達とジャンク屋をやるよ」「きっと、宇宙に出る前にやらなくちゃいけないことはまだ残っているだろうからな…」(そうだろう…? ハマーン…)

JAPANESE AREA
Gアイランドシティ

護「じゃ、行ってきま~す!」
天海勇「気をつけるんだよ、護」
天海愛「お友達によろしくね」
護「うん、わかってるよ!」
華「護く~ん!」
護「あ、華ちゃんだ! じゃあ、お父さん、お母さん…行ってくるね!」
〔複数の走る足音〕
天海愛「……………」
天海勇「どうしたんだい、ママ?」
天海愛「護ちゃんの……今日、宇宙へ旅立つお友達ってどんな子なのかしら…?」
天海勇「さあ…。総裁から話は聞いてないけど…その子が気になるのかい?」
天海愛「ええ…。護ちゃんもいつかはいつかは私達の下から旅立っていくような気がして…」
天海勇「…………」「…そうだね、ママ…。僕もそう思う時があるよ」「でも…その時が来たら、僕達は護を笑顔で見送ってあげなくちゃ…」「だって護はどこから来たってそして、どこへ行ったって僕達の大事な子供なんだから」
天海愛「そうね…そうよね…」

スワン「大河長官…グッドサンダー、所定位置につきまシタ」
大河「うむ。念のために周辺区域の確認を頼む」
命「はい。周辺警戒中の各機動部隊、状況を報告してください」
炎竜「こちら炎竜、異常なし」
氷竜「こちら氷竜、同じく異常なし」
ゴルディマーグ「ゴルディマーグだ。付近に怪しい奴らはいねえが……」
命「知った顔がいるんでしょ?」
ゴルディマーグ「ああ、そうだ」
凱「ふふ…やはり来ていたか」
氷竜「でも、さすがに全員というわけではないようです」
凱「しょうがないだろう。俺達を含め、みんなはそれぞれの任務についているんだ」「あの子だって、それを承知の上で見送りはいらないと言ったんだぞ」
麗雄「まあ、彼の旅立ちの様子は特別中継映像で元αナンバーズのメンバーの所へ届けておる」「ここに来ていない連中もきっと見てくれているだろう」
大河「うむ…。人類の新たな第一歩をな………」

サバラス「ケン太…そろそろ旅立ちの時が近づいている。準備はいいか?」
ケン太「はい、サバラス隊長!」
OVA「ケン太君…」
ケン太「北斗七星の向こう…何も無い宇宙の果てで誰かが僕を呼んでいるんだ…」「OVA…僕、行くよ。広い世界をこの目で見たいんだ
OVA「行きなさい、ケン太君。あなたはもうどこへでもあなた一人で行けます」
真吾「誰もお前を止めはしない。ケン太、頑張れよ」
キリー「ケン太、また会おうぜ。向こうで可愛い子に会ったらよろしく言ってくれよ」
レミー「サンキュー、ケン太。本当に楽しい時間だったわ」「あとドクーガ3将軍からもお祝いのメッセージが届いているわよ」
真吾「かつての敵にお祝いの言葉とは面の皮が厚いと言うべきか、それとも憎めないと言うべきか…」
キリー「とりあえず、あのブンドル兄さんのメッセージは読まなくてもわかるぜ」
ケン太「うん! きっと、いつもの『美しい』だからね」
ユキオ「…元気でね、ケン太」
ケン太「うん。ありがとう、ユキオ」
アカリ「お腹出して寝ちゃ駄目よ。ケン太はすぐにお腹壊すんだから」
クマゾー「駄目だも」
ケン太「アカリとクマゾーも比瑪さんとあんまり困らせないようにね」
トッポ「頑張れよ、ケン太!」
護「ケン太…」
ケン太「あれ? そっちの女の子は誰…?」
護「紹介するよ…、僕の友達の華ちゃんだよ」
華「はじめまして、ケン太君」
ケン太「ちぇっ…! こんなガールフレンドがいたの黙ってたなんて…」
護「え…! ち…違うよ、そんな…! 華ちゃんは…その…!」
ケン太「ごまかさなくてもいいよ。でも、今度会う時にはちゃんとカノジョだって紹介してくれよ」
護「う…うん!」
ボルフォッグ「ケン太隊員。お身体はくれぐれもお大事に」
ケン太「ボルフォッグ…! 来てくれたんだ…」
<<クスハ>>
ボルフォッグ「ええ。護隊員達を護衛するのが私の任務…そして……」
イルイ「ケン太君………」
ケン太「イルイ…! もう起き上がれるようになったんだ!?」
イルイ「ええ…心配かけてごめんなさい…」
護「うわっはぁ! ボルフォッグがイルイちゃんを連れてきてくれたんだね?」
ボルフォッグ「ええ」
イルイ「ケン太君……元気でね……」
ケン太「うん、イルイもね!」
<<アラド>>
ボルフォッグ「ええ。護隊員達を護衛するのが私の任務です」

サバラス「さあ、ケン太…。そろそろ旅立ちの時だ…」「君と…そして、人類の…」
ケン太「みんな元気で…。でも、僕…さよならは言わない…」「だって、みんなとはいつか、また会えるだろうから…」
〔画面、発光〕

万丈「………………」「…行ってしまったね……」
ギャリソン「はい……」
リリーナ「あの子は私達の希望の代表…そして、人類の新たな可能性……」
万丈「ケン太は成長し、旅立った…。だが、彼を送り出した僕達人類は一歩でも前に進めたんだろうか…」
勇「進んでると思うよ。だから、オルファンは俺達を認めてくれた」
比瑪「ケン太もきっと…私達のような出会いをするわ」
ヒイロ「ああ…。人類は己を取り巻く殻をまた一枚破った」
ジュドー「後は勇気を出して飛び出すだけだ」
万丈「そうだね。そこにどんなものが待ち受けようと…」「僕達は進まなきゃならない」
比瑪「そうよ。だって、私達……生きてるんだもの」

≪リアル系男主人公≫
ヴィレッタ「…やはり、行くのね?」
ゼオラ「はい……。あの子との約束が…スクールの仲間達を捜すという約束がありますから…」「それに…私は………」
レーツェル「ならば、ビルトファルケンを持っていきたまえ」
ゼオラ「え…? でも、あれは…」
レーツェル「すでにハミル博士とは話をつけてある。君の好きに使うがいい」
ゼオラ「い、いいんですか…?」
レーツェル「ああ。君の捜しものを見つけ出すのに必要だろう?」
ゼオラ「レーツェルさん……」
ヴィレッタ「ゼオラ、 これは私からのせん別よ」
ゼオラ「これは……データチップ?」
ヴィレッタ「その中には今まで私が調べたスクールのデータが入っているわ」
ゼオラ「え!?」
ヴィレッタ「おそらく…あなた達と同じように生き残っている者がいるはず…」「だから、あきらめずに捜しなさい。無論、あの子達のこともね」
ゼオラ「は、はい……。私、あきらめません………」「…あの子達は…必ず………」

エマ「…ブライト艦長、搬入作業が終了しました」
ブライト「ご苦労、エマ中尉。中継映像を見ていた分の遅れは見事に取り戻せたようだな」
エマ「ええ」
アムロ「……………」
ブライト「どうした、アムロ?」
アムロ「ああ…ガンエデンのことを考えていた」「やはり、あれは地球を守る盾ではなく…俺達を縛りつけるための鎖だったと思う」
ブライト「鎖か……」
アムロ「そうだ。俺はずっと疑問に思っていた……」「何故、あれほどのものが今まで姿を現さず…未来世界にも存在していなかったのか…」「それは人類がガンエデンにとって警戒すべきレベルまで成長していなかったからだ」
ブライト「警戒だと…?」
アムロ「そうさ。今回の戦いで人類は心の光を目の当たりにし…オルファンとすら同調してみせた」「それはガンエデンいとって人類が成長した証となり…脅威となったんだ」
ブライト「だから、我々を地球へ封印しようとした……」
アムロ「そうだ。認めたくはないが…シャアのやったことは人が成長するきっかけの一つとなった……」
ブライト「……………」
アムロ「そして…ガンエデンすらも倒した俺達は、彼女が言ったとおり、さらなる災いを呼び込むかも知れん」
<<クスハ>>
ブライト「だが、それを何とかするのが我々の仕事だ」
エマ「そうですよ、大尉。それに、クスハ達はイルイを助け出すことに成功したんです」
ブライト「ああ…これから頼りにするのは我々自身の力だ」
<<アラド>>
ブライト「だが、それを何とかするのが我々の仕事であり…」「これから頼りにするのは我々自身の力だ」

アムロ「…そうだな」
※※リアル系男主人公の場合、セリフ追加※※
ブライト「では…ラー・カイラムの発進準備を…」
アムロ「待ってくれ、ブライト。岡長官に頼んで、もう少しこの極東支部に滞在できるようにはならないか?」
ブライト「何だって?」
アムロ「まだ任務を終えていない者がいる。俺はそいつの帰りを待ってやりたい」
ブライト「アムロ……」
エマ「ブライト艦長、私からもお願いします。きっと、カミーユ達も同じことを言うと思います」
ブライト「…わかった。では、私も彼の帰りを待つとしよう…」
アムロ「すまないな、ブライト……」


【スタッフロール】

≪スーパー系女主人公≫
ヴィレッタ「…テスラ・ライヒ研究所へ?」
クスハ「はい。ブリット君やオオミヤ博士と一緒に…」
レーツェル「ということは……」
ブリット「ええ。超機人の研究を続けようと思ってます」
ヴィレッタ「クスハ…あなたもなの?」
クスハ「ええ……」
ヴィレッタ「でも、あなたは確か…」
クスハ「お医者さんになる夢をあきらめたわけじゃありませんけど…」「龍虎王と虎龍王のことをもっと良く知りたいんです」「それが……私達を助けてくれたあの2人に報いることになると思うんです」
レーツェル「そうか……」
クスハ「それに私……あの2人が生きているって信じてます」
ヴィレッタ「生きている…?」
クスハ「ええ。また何かが起きた時…この世界に再び危機が訪れた時…」「龍虎王と虎龍王は私達の前に現れてくれると信じてます」
ヴィレッタ「それは…彼らが人界を守る超機人だから?」
クスハ「ええ…」
〔歩く足音〕
ロバート「みんな、そろそろ飛行機の時間だぞ」
ヴィレッタ「じゃあ、ここでお別れね」
クスハ「ヴィレッタさん、レーツェルさん……色々とありがとうございました」
レーツェル「また会おう、我が友よ」
ブリット「ええ」
ヴィレッタ「あの子のこと…お願いね。あなた達と一緒にいた方が…幸せになれると思うから」
クスハ「はい…」「じゃあ…行きましょう、イルイちゃん」
イルイ「…うん……」

≪リアル系男主人公≫
〔波の音〕
アラド「……………」「…ビルガー…すまねえ……おれを守るために……こんなにボロボロになっちまって……」「でも……もうひと頑張りしてくれ……」
〔歩く足音〕
イルイ「…アラド………」
アラド「あ、ああ…大丈夫だよ、イルイ……。ビルガーはまだ飛べる……」
イルイ「ホント…?」
アラド「…ああ…だから、帰ろう。アムロ大尉に任務完了の報告をしに…」「そして、ゼオラとの約束を守るために……」
イルイ「…うん……」
【シナリオエンドデモ終了】


● スーパー系男主人公 → No57A「神を断つ剣なり」 へ戻る

  スーパー系女主人公 → No57B「FOREVER&EVER」 へ戻る

  リアル系男主人公 → No57C「争いのない日々を、荒野に花束を」 へ戻る

  リアル系女主人公 → No57D「母なる星に抱かれて」 へ戻る


◆ 「第2次スーパーロボット大戦α」 へ戻る




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