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No.28
いつか星の海へ

【シナリオデモ1開始】
太陽系 アステロイドベルト
イカロス基地

イカロス基地 医療センター
命「う…うん…………」「ここは…?」
凱「気がついたか、命? ここはイカロス基地の医療施設だよ」
命「私は…あの作戦の後で…?」
凱「ああ、気を失って…。だいぶ疲れがたまっていたようだな」
命「………」「ねえ、凱…。あれから…EI-01が地球へ来てからもう3年も経つんだね…」
凱「そうだな。だけど、ゾンダーの悪夢は終わったんだ。今度こそ本当に…」
命「うん…」
凱「地球へ帰るとギャレオリア彗星が見られるよ。8年ぶりの大接近だそうだ」
命「…私…思い出した…」
凱「何を?」
命「宇宙飛行士になるっていう凱の夢…あの彗星を見ながら聞いたんだよ」
凱「…そう言えば、選抜試験の時にもらったんだよな、このロケット…」「俺がここまで無事でいられたのもこのお守りのおかげだ」
命「ううん…私の方こそ凱が帰ってきてくれたから生きる勇気を取り戻せた…」
凱「ありがとう、命…」
命「凱…。これから先もずっと傍にいていいかな…?」
凱「え…?」
命「私…もう帰る場所はないから…」
凱「命…」
命「………」
凱「…検査の結果だけど、特に異常はないってさ。疲れが出たんだろう…。命には苦労をかけっぱなしだったからな」
命「凱の手、あったかい…」
凱「え…? でも、俺の手は…」
命「ううん…伝わったくるよ、宇宙で一番の温もりが…」

イカロス基地 司令室
タシロ「ご苦労でした、大河長官」
大河「αナンバーズの活躍と獅子王博士という尊い犠牲により…木星の原種殲滅に成功しました」
タシロ「星間連合、帝国監察軍、そして、原種…。これで太陽系内における外宇宙からの脅威は、とりあえず払拭されたことになりますか」
大河「ええ。そして、科学要塞研究所攻防戦における地底帝国に対する勝利…」「ジブラルタルにおけるザフト撃退により、地球圏の争乱も収拾されつつあります。現状で残っている大きな問題は…」
タシロ「…宇宙怪獣ですな」
大河「はい」
副長「よもや、彼らがこんなにも早く太陽系内へ侵攻してくるとは…」
タシロ「しかも、ゲートを通ってな」
副長「宇宙怪獣も我々と同じく、何者かによって転移させられてきたのでしょうか?」
タシロ「だろうな。そして、今というタイミングの出現が非常に気になる」
副長「まさか…彼らの目的地は地球でなく、木星…?」
タシロ「あるいは、ワシらのイカロス基地か。そうでも考えなければ、あの数の少なさを説明することが出来んよ」
大河「では、ゲートから現れた宇宙怪獣の目的はカルネアデス計画の阻止だったと…!?」
タシロ「………」
大河「馬鹿な…! 彼らにそんな知能があると言うのですか?」
タシロ「それは不明ですが…現状では何が起きても不思議ではありませんな」
大河「………」
副長「提督、計画の発動を早めるべきかと」
タシロ「うむ…。幸い、木星はαナンバーズによって解放されたからな」
大河「しかし、ザ・パワーの力は人類の手に余るものです」
タシロ「…我々地球人類が…いや、知的生命体が生き残るためには、使えるもの全てを使わねばなりません」「例え…それが木星であっても」
大河「………」
タシロ「そして、敵が銀河中心領域から来るのであれば…」「ワシらはそこへ殴り込みをかける」
大河(我々が未来を手にするにはそれしか方法がないか…)「では、タシロ提督…我々は一度オービットベースへ帰還します」
タシロ「わかりました。地球圏の人々にカルネアデス計画への協力を訴えかけて下さい」
大河「はい。それでは…」
〔扉の開閉音〕
副長「…向こうでは一波乱あるでしょうな」
タシロ「それは大河長官も承知の上だ。しかし、ワシらはやらねばならん。後世の人間からいかなる叱責を受けようとも」
副長「ええ…その後世を作るために」
〔扉の開閉音〕
オオタ「失礼します。提督…マックス艦長、ミリア市長、ベス代表をお連れしました」
タシロ「諸君、この度はご苦労だったな」
マックス「いえ。我々としても地球圏の危機を見過ごすわけにはいきませんので」
タシロ「マクロス7は今後どうするつもりかね?」
ミリア「我々ははぐれてしまった船団を探し、それと合流するつもりです」
マックス「また、バロータ軍の動向についても調査を続けます」
タシロ「ソロシップは?」
ベス「色々と考えましたが…やはり我々が地球圏に止まることは望ましくないという結論に達しました」「具体的な行き先は決めていませんが、太陽系から出ていくつもりです」
マックス「君達だけでか?」
ベス「ええ、その方が逃げる分には楽ですからね」
タシロ「………」「マックス艦長、ベス君…君らの意向はよくわかった」「だが、地球人類のために今一度君達の力をワシらに貸してくれんかね?」
ベス「え…?」
マックス「どういうことでしょう?」
タシロ「君達に…カルネアデス計画における先行偵察任務の遂行を頼みたい」
ベス「カルネアデス計画…?」
マックス「………」

衛星軌道上 オービットベース

オービットベース メインオーダールーム
大河「では、諸君…獅子王麗雄博士ら我々の勝利への尊い犠牲となった者達へ黙祷を…」
護「………」
スワン「………」
アムロ「………」
甲児「………」
雷牙(まったく…ボクちゃんより先に逝くとは気に早い奴だ。…絆君と仲良くな)
凱(父さん…母さん…。また木星へ会いに行くよ…)
雷牙「さあて、諸君! 気持ちを改めてパーッと行こうではないか。麗雄も湿っぽいことは苦手な奴だったからな」
マイク「OK! マイクも麗雄博士のために思いっきり盛り上げちゃうもんね!」
大河「諸君、グラスを取ってくれ。ここからは祝勝会だ」
ミサト「未成年の子はノンアルコールでね」
火麻「ささやかながら食い物も用意してある。これで英気を養ってくれ!」
大文字「では、大河長官…乾杯の挨拶を」
大河「うむ。我々と地球圏の前途を祝し、乾杯!!」
ミサト「乾杯~!!」
〔歓声〕
真吾「…あの長官にしちゃ短い挨拶だったな」
甲児「ああ。クソ真面目な挨拶が15分ぐらい続くと思ったぜ」
火麻「ま、たまにはいいじゃねえか」
ミサト「そそ。挨拶が長いとビールの気が抜けちゃうしね」
アスカ「…あ~あ、ミサトってばすっかり飲兵衛の顔になっちゃってさ」
シンジ「いいんじゃない? こういう機会って滅多にないし。…絡み酒だけど」
アスカ「早速、被害者が出てるみたいね」
ミサト「ナ~タ~ル~、飲んでる?」
ナタル「は、はあ…いただいております。グレープフルーツジュースですが」
ミサト「ジュース!?」
ナタル「はい。いつ出撃命令が出るかわかりませんので」
ミサト「…ホントに堅いのね、あなた。そんなんじゃ人生損するわよ」
ナタル「は、はあ…」
マリュー「バジルール少尉、一杯ぐらいなら大丈夫でしょう?」
ミサト「ささ、グラスを出して出して」
ナタル「あ、あ、あ…そんなに注がれると…!」
マリュー「大丈夫、大丈夫」
シンジ「…ラミアス艦長もウワバミなのかな」
アスカ「多分、そうなんじゃない?」
<<クスハ>>
クスハ「こうやってみんなでご飯を食べるの、久しぶりね」
甲児「そうだな。メンツが全部揃ってねえのが残念だけど」
ブリット「万丈さん達は元気なのかな…」
ジュドー「あの人のことだから、大丈夫だよ。その内にフラッと顔出すんじゃない?」
ビーチャ「でも、波乱財閥って解体しちゃったんだろ。借金取りとかに追いかけられてるんじゃない?」
クスハ「な、何か想像できないけど…」
ルー「ま、そこらへんはギャリソンさんがソツなくやってるわよ」
クスハ「そうね…」
ブリット「ところで、クスハ…一つ相談があるんだ」
クスハ「何?」
ブリット「大河長官や大文字博士に許可をもらって、一度テスラ研へ戻りたいんだ」
クスハ「テスラ研へ…?」
ルー「どうして?」
ブリット「今の雷虎と轟龍は先行量産型を急きょ改造した物…まだ完成型じゃない」「これまでの戦闘でデータもたくさん得られたから、最終調整をしたいんだ。それに換装パーツのこともあるし…」
甲児「換装パーツ?」
ブリット「ああ、鋼機人は背中の部分や装甲などを用途に応じて換装できるんだ」「俺達の改造は別だけど…量産型の鋼機人はテスラ・ドライブやミサイルランチャーなんかを取り付けられる」
ジュドー「へ~え…。じゃ、空も飛べるようになるんだ」
ブリット「ああ。飛行ユニットはもうすぐ完成するはずだから、それだけでも改型に取り付けたい」
甲児「とか言って、ホントはクスハと二人っきりになりたいだけじゃねえのか?」
ブリット「違うよ! 孫光龍の龍王機に対抗するためには、こっちも空を飛べるようにならないと…!」
甲児「わかった、わかった。そうムキになるなって」
クスハ「じゃ、ブリット君…後で長官達に許可をもらいに行きましょ」
ルー「しばらくは何もなさそうだから、向こうでゆっくりしてきたら?」
ジュドー「そうそう。奥手なブリットさんに心境の変化があるかもよ」
クスハ(それはどうかしら…)
ブリット「だから、そんなんじゃないって! 剣の修行もしなきゃならないし!」
甲児「…ホントに真面目だねえ、お前」
クスハ「でも、そこがブリット君のいい所なの」
ブリット「クスハ…」
ジュドー「ヒュ~ッ、熱い熱い!」
甲児「こいつぁ、ごちそうさまだぜ」
ブリット「か、からかうのはよしてくれよ!」
ビーチャ「チェッ、いいよなぁ…」
<<クォヴレー>>
アラド「う、うまい! やっぱ、秘密防衛組織ってのはメシも違うな!」
ゼオラ「ちょ、ちょっと、アラド…いくら何でも食べ過ぎよ」
アラド「いいからいいから! おかぁーり、おかぁーり!!」
クォヴレー「…あれで何杯目だ?」
キラ「よ、4杯目かな?」
カガリ「よくそんなに食べられるな…」
ゼオラ「アラドはいつも3人分ぐらい食べるの」
キラ「3人分!?」
カガリ「…随分と燃費の悪い奴だな」
アラド「何言ってんスかメシさえあれば、ジオンはあと10年は戦える…かのマ・クベ大佐もそう言ってったッスよ」
カガリ「本当なのか?」
アラド「嘘ッス」
カガリ「お、お前なぁ!」
ゼオラ「アラド、いい加減にしなさいよ! それに、あんまり食べると他の人の分がなくなっちゃうでしょ!」
アラド「いいじゃねえか! まだたくさんあるんだし!」
ゼオラ「そういう問題じゃないわよ!」
アラド「おれはお前と違って、胸に栄養たくわえてねえんだよ!」
ゼオラ「ま、また胸のことを言ったわねえ!」
アラド「だいたい何だよ、それ! またでっかくなったんじゃねえのか!?」
ゼオラ「え…っ!?」
アラド「おろ? 何、その反応? 自覚してんの?」
ゼオラ「バ、バカ! エッチ! スケベ! あんたなんか最低よぉぉぉぉっ!!」
キース「…あいつらも毎回毎回同じようなネタでよく飽きないよな」
コウ「あれもコミュニケーションの内なんだろう」
カガリ「クォヴレー、お前も苦労するな」
クォヴレー「いや…もう慣れた」

竜馬「………」
ミチル「どうしたの、リョウ君? うかない顔して…」
隼人「お前のことだ。どうせソロシップの連中のことを考えているんだろう?」
竜馬「ああ…これからどうするんだろうと思ってな」
洸「確か、別任務に就くんですよね?」
京四郎「ダイソン中尉とガルドの旦那もな。しばらくはイカロスにいるらしいが」
一平「連中、また外宇宙へ行くのか?」
一矢「そう聞いてる」
一平「あいつらも大変だな。外宇宙へ行けば行ったでトラブルに巻き込まれるし…戻ってきたら厄介者扱いだ」
健一「ああ…。バーム人を火星へ受け入れようとしているのに、身内で争うなんて悲しいよ」
一矢「このままじゃ、俺とエリカがやってきたことまで否定されそうな気がするぜ…」
一平「おいおい、お前さんがそんなことでどうするんだ」
ナナ「そうよ。お兄ちゃんとエリカさんは地球とバームの架け橋なんだから」
隼人「…そう言えば、健一達の親父とエリカさんが地球へ戻っているらしいな?」
一矢「そうだ、俺達より一足先にな。何でも安全評議会に話があるらしい」
一平「相変わらず忙しいみたいだな。こりゃ、一矢との結婚はまだ先かな?」
一矢「あ、ああ…」
洸「へえ…一矢さん達って、そうなんですか」
ミチル「洸君は知らないだろうけど、封印戦争の時に一矢君達は大恋愛劇を繰り広げてね」
一矢「まさにロミオとジュリエットだったな」
一矢「よ、よしてくれよ」
一平「何にせよ、地底帝国を倒し、プラントと連邦軍の戦いが収まれば少しは落ち着くさ」
京四郎「だといいがな…」
護「あ…!」
ハチロー「どうしたの、護?」
護「な、何でもないよ」
プル「じゃあさ! 今度はパフェ食べようよ、パフェ!」
ハチロー「大賛成! 今日はお腹が裂けるまで食べようよ!」
護「………」(何だろう、嫌な予感がする…。気のせいかな…?)

オービットベース 医務室
凱「命! どうした、命っ!?」
命「………」
〔触手が蠢く音〕
凱「み、命に何が起こっているんだ!?」
命「………」
〔画面、フラッシュ〕
機界新種「………」
凱「命…!!」
機界新種「………」
凱「命ぉぉぉぉぉっ!!」

オービットベース メインオーダールーム
〔GGGの警報〕
大河「状況はどうなっている!?」
猿頭寺「変容した卯都木隊員は格納庫からGGGディビジョン艦を奪い、地球へ降下しました!」
スワン「その間、止めに入った凱や氷竜達は彼女に触れられた途端、異常なエネルギー低下に見舞われまシタ!」
大河「何!?」
スタリオン「分析の結果、彼女に触れられた物質は無機、有機に関わらず全ての機能を停止する模様!」
火麻「要するに死んじまうってことかよ!?」
大河「何ということだ…」
雷牙「Zマスターが消滅した今、ゾンダーもゾンダリアンも活動できんはず!」
大河「なら、一体…!?」
〔エネルギーの低下音〕
牛山「メイン、及び動力炉の稼働率が25%を下回りました! まもなくオービットベースも機能を停止します!」
火麻「くそぉぉっ! これじゃ手も足も出ねえぜ!!」
スワン「目標が大気圏を突破! 日本地区、東京を目指していマス!!」
大河「もしや、敵の目的は!?」
雷牙「地球の機界昇華か!!」
〔GGGの警報〕
スタリオン「OH! 護君がギャレオンと共に出撃しました!」
大河「いかん! 1機だけでは無理だ! 動ける機体を大空魔竜に積み込み、発進させろ!」「急げ! 全てが手遅れになる前に!!」
【シナリオデモ1終了】


サブタイトル
「いつか星の海へ」


【戦闘マップ1開始】
末男「何だ…? 空から何か落ちてくるぞ!」
数納「もしかして、ギャレオリア彗星?」
レイコ「何言ってんのよ。彗星は地球の近くを通るだけで、落ちてきたりなんかしないわ」
華「じゃあ…あれは…?」
〔火の玉落下〕
〔画面、振動〕
〔敵ユニット出現〕

数納「な、何だよ…あれ!?」
華「あ…ああ…!」
〔味方ユニット出現〕
〔緑の球、出現〕

末男「GGGのメカライオンだ!」
華「あっちの緑の球は…」
護「駄目だ…あいつは…! あいつは…みんな殺される…!」
ギャレオン「………」
護「ギャレオン! 僕はみんなを救いに行く! ここは頼むよ!」
〔緑の球、離脱〕
<戦闘開始>

<2PP・味方援軍1出現>

〔味方戦艦出現〕
ピート「博士! 大空魔竜もここまでが限界です!」
サコン「何ということだ…! 大空魔竜のエネルギーまでもが奴によって無力化されるとは!」
大文字「動ける機体は直ちに出撃せよ!」
〈出撃準備〉
機界新種「………」
雷牙「3年前、地球に飛来したEI-01は彼女の身体にゾンダーとは異なる全く新しい種子を埋め込んでいた…」「擬態…その種子は体内の中枢神経に成りすまし…」「Gストーンのエネルギーにも屈しない無敵の機界生命体に成長するようじっと待っておったのだ!」
機界新種「………」
雷牙「まさに機界新種!」
大河「31原種を越えた存在か!!」
〔味方ユニット出現〕
末男「連邦軍だ! 地球連邦軍が来てくれたぞ!」
雷牙「いかん! 不用意に近づくな!」
機界新種「………」
〔ジェガン隊、機界新種へ隣接〕
〔機界新種からエネルギーの広がり〕
〔ジェガン隊に爆発〕
〔味方ユニット離脱〕

カガリ「な、何が起きたんだ!?」
キラ「モビルスーツが機能を停止した…!」
チーフ「奴にエネルギーを吸い取られたようだな」
フェイ「なになに? あれって、吸血鬼さんだったの!?」
サンシロー「サコン、どういうことなんだ!?」
サコン「あのロボットは全ての物質、全てのエネルギーを昇華する存在だ!」
雷牙「物質昇華…! あれから逃れる術はない!」「Gストーンを直接使用しているギャレオン以外の機体では、近寄っただけで無力化させられるぞ!」
ザ・ハッター「ガッデェェム!! それじゃぁ、手の出しようがないぃっ!」
鉄也「ならば、一撃だ…! 遠距離からの一撃に全てを懸ける!」
大河「何っ…!?」
忍「近づくだけでアウトなら、その前に一発ぶち込んでやるぜ!」
アムロ「一点集中砲火…それしかないか!」
フェイ「けど、あの中には命って子がいるんでしょ!?」
アムロ「まずは奴を止めることが先決だ。放っておけば、機界昇華が始まる」
チーフ「救出方法はその後で考える、か…」
バニング「各機へ! 1回の攻撃に全力を集中しろ!」「その一撃の後は離脱だ! 最後に残った者が奴を倒せ!」
機界新種「………」

<3PP・味方援軍2出現>
ギャレオン「ガオオオッ!」
雷牙「いかん…! ギャレオンだけが奴とまともに戦えるがパワーが絶対的に不足している!」
凱「長官…俺達が行く…!」
大河「凱! 動けるのか!」
雷牙「しかし、ガオーマシンも既に半ば物質昇華されておる! ファイナルフュージョンは出来んぞ!」
凱「いや…方法はある!」
〔味方ユニット出現〕
護「凱兄ちゃん!」
凱「来い、ギャレオォォォォン!!」
ギャレオン「ガオオオン!」
〔ギャレオン、凱へ隣接〕
凱「フューージョンッ!!」
〔凱、合体〕
凱「ガイガァァァァァッ!!」
鋼鉄ジーグ「凱、戦えるのか!?」
アムロ「しかし、ガオガイガーは…」
凱「行くぞ、みんな!!」
〔味方ユニット出現〕
氷竜「いつでもOKです!」
炎竜「こっちもだ!」
マイク「マイクもやるもんね!」
ゴルディマーグ「おうよ! ぬかるんじゃねえぞ!!」
ボルフォッグ「我々の最後の力でファイナルフュージョン…必ず成功させてみせます!」
カミーユ「これは…!」
小介「勇者ロボの超AIをガオーマシンに移植しているんだ!」
氷竜「私達は物質昇華によってもはや機能停止を待つだけの状態でした」
炎竜「だったら、残った生命…この戦いに捧げることを決めたんだ!」
マイク「マイク、駄目ロボットだけどみんなのため…友達のため…最後まで頑張るもんね!」
ボルフォッグ「行きましょう、隊長! 地球を…卯都木隊員を救いに!」
凱「みんなの生命、俺が預かる!! 行くぞぉぉぉぉぉっ!!」
〔ガオーマシン、フォーメーション〕
〔機界新種、凱へ接近〕

雷牙「いかん! 機界新種が来る!」
凱「!」
護「凱兄ちゃん、危ない!!」
〔緑の球、出現〕
〔機界新種、緑の球へ隣接〕
〔緑の球、エネルギー上昇〕

凱「護!」
護「はああああっ!!」
レイコ「あ、あれは…!」
数納「もしかして…!」
華「護君!」
末男「どどど、どうなっちゃってんだ!?」
華「護君は宇宙人なの!」
レイコ「えーっ!?」
華「護君はゾンダーをやっつけるために別の星からやってきた超能力者…」「今までずっと私達を守るために生命を懸けて戦ってきたんだよ!」「だから、みんなも応援して! 地球人の友達として!」
機界新種「………」
護「う…うう…!」
華「護君!!」
末男「頑張れ、護!」
レイコ「もう少しよ! もう少しだけ我慢しなさい!」
数納「負けるなーっ!」
護「はああああっ!!」
カミーユ「護!」
甲児「負けんじゃねえぞ、護!!}
凱「護! お前の勇気、受け取ったぞ!!」「うおおおっ! ファイナルッ! フュゥゥゥジョォォォォォォンッ!!」
[イベントデモ「ファイナルフュージョン」]
〔凱、合体〕
凱「ガオ! ガイ! ガァァァァッ!!」
護「やった…凱兄ちゃん…!」
凱「護! 後は俺達に任せろ!」
護「う…ん……」
〔緑の球、離脱〕
華「護君!」
火麻「やることはやった…。思い残すことはねえ!」
大河「生命あるもの全ての未来を頼むぞ! 勇者!!」
雷牙「凱! ガオガイガーでも物質昇華は完全には防ぎきれん! 攻撃は6回が限度だと思え!」
凱「了解! 機界新種、命を返してもらうぞ!!」
護「う…うう……」
???「動かないで…。あなたは傷ついています…」
護「き、君は!?」

<アムロvs機界新種(戦闘後)>
アムロ「この力…Zマスターすら上回るというのか…!」「凱! 任せるぞ! 君の手で命を救い出すんだ!」
〔味方ユニット離脱〕

<カミーユvs機界新種(戦闘後)>
カミーユ「頼んだぞ、みんな! あいつを止めて、この戦いに終止符を打ってくれ!」
〔味方ユニット離脱〕

<ジュドーvs機界新種(戦闘後)>
ジュドー「くっそおおお! 命さんを救えないままリタイアかよ!」「凱さん! あとはあんたに任せるぜ!」
〔味方ユニット離脱〕

<コウvs機界新種(戦闘後)>
コウ「ここは後退する! 後はみんなに任せるぞ!」
〔味方ユニット離脱〕

<ヒイロvs機界新種(戦闘後)>
ヒイロ「任務失敗…。速やかに戦線を離脱する…!」
〔味方ユニット離脱〕

<キラvs機界新種(戦闘後)>
キラ「こんな奴に…こんな奴に僕達の世界を壊させはしない…!」「皆さん、頼みます! こいつを倒して、命さんを…!」
〔味方ユニット離脱〕

<甲児vs機界新種(戦闘後)>
甲児「後は頼むぜ、みんな! あいつを倒してゾンダーとの戦いにケリをつけてくれ!」
〔味方ユニット離脱〕

<鉄也vs機界新種(戦闘後)>
鉄也「くっ…! これで撤退せざるを得ないとは…!」「奴を倒すのをためらうな! それは俺達に課せられた役目だ!」
〔味方ユニット離脱〕

<竜馬vs機界新種(戦闘後)>
竜馬「これが物質昇華か…!」「頼む、みんな! 何としても奴を止めてくれ!」
〔味方ユニット離脱〕

<洸vs機界新種(戦闘後)>
洸「頼みます、皆さん! 命さんを必ず救い出して下さい!」
〔味方ユニット離脱〕

<豹馬vs機界新種(戦闘後)>
豹馬「くそっ! さすがのコン・バトラーVもここまでかよ!!」
〔味方ユニット離脱〕

<健一vs機界新種(戦闘後)>
健一「ボルテスV、後退する! 後は任せたぞ、みんな!!」
〔味方ユニット離脱〕

<一矢vs機界新種(戦闘後)>
一矢「全力は尽くした…! 後はみんなに任せるぞ!!」
〔味方ユニット離脱〕

<真吾vs機界新種(戦闘後)>
キリー「囚われのお姫様を救出できないまま、おめおめ下がる事になるとはな」
レミー「王女様を救う役は王子様に任せて、私達は邪魔にならないうちに下がりましょう」
真吾「どうやらそれしかないようだ…。凱! 後は任せるぞ!」
〔味方ユニット離脱〕

<忍vs機界新種(戦闘後)>
忍「くそっ! ダンクーガでも倒せねえとは!」「すまねえ、みんな! 必ず命を救ってくれ!!」
〔味方ユニット離脱〕

<シンジvs機界新種(戦闘後)>
シンジ「後は頼みます! 必ず命さんを助け出して下さい!」
〔味方ユニット離脱〕

<サンシローvs機界新種(戦闘後)>
サンシロー「すまない、みんな! リリーフは頼むぞ!」
〔味方ユニット離脱〕

<凱vs機界新種>
機界新種「………」
凱「俺達の…俺達の文明は間違っていたのか…」
護「僕達が物を大切にしないから…? 何でもかんでもゴミにしちゃうから!? だから、滅ぼすの!?」
氷竜「物質文明に終止符を打つ気か…!?」
マイク「みんなの存在を否定するもの…」
炎竜「悪魔…それとも神…!」
ゴルディマーグ「こんなのが真の浄化だって言うのかよ…!」
ボルフォッグ「GSライド…もうすぐ限界です!!」
凱「俺は信じたい…人類を…この世界を…そして、俺自身を!」「だから、戦う! 生き抜くために!」

<凱vs機界新種(1回目)(戦闘後)>
〔凱に爆発〕
炎竜「ぐおあっ!!」
凱「炎竜!」
炎竜「必ずぶちかませっ!!」
牛山「炎竜の反応…消失…!」

<凱vs機界新種(2回目)(戦闘後)>
〔凱に爆発〕
マイク「勇気と共に進め! だっぜ!!」
凱「マイク! 返事をしろ、マイク!!」「く、くそぉぉぉっ!!」

<凱vs機界新種(3回目)(戦闘後)>
〔凱に爆発〕
氷竜「我らの心は一つ!」
凱「氷竜! お前の生命、無駄にはしないぞ!」
スワン「ああ…氷竜…!」

<凱vs機界新種(4回目)(戦闘後)>
〔凱に爆発〕
火麻「ゴルディマーグッ!!」
ゴルディマーグ「GGG万歳!」
凱「ゴルディマーグ! お前まで…!!」

<凱vs機界新種(5回目)(戦闘後)>
〔凱に爆発〕
猿頭寺「ボルフォッグ!!」
ボルフォッグ「勝利はすぐそこです!」
凱「ボルフォッグ! お前の残してくれた希望の灯、消しはしないぞ!」

<凱vs機界新種(6回目)(戦闘後)>
〔凱に爆発〕
命「!」
凱「命…俺はお前を救えなかった…」
〔味方ユニット撃破〕
護「凱兄ちゃぁぁぁんっ!!」
(→ GAME OVER

<鋼鉄ジーグvs機界新種(戦闘後)>
鋼鉄ジーグ「みんな、頼む! 凱のためにも…命を救ってやってくれ!」
〔味方ユニット離脱〕

<機界新種撃破・味方援軍3&敵増援1出現>
〔敵ユニット撃破〕
鋼鉄ジーグ「やった…やったぞ、凱!!」
竜馬「まだだ! 核が生きている限り、物質昇華は進む!」
凱「…命
命(凱…凱、殺して…早く私を殺して…
凱「命…
命(お願い…殺して…あなたの手で早く…
凱「命…今行く…待ってろ…
命(手遅れになる前に…殺して…
凱「死ぬ時は一緒だ…」「命…ごめんな…。俺は…一番大切な人さえも…守れなかった…
命「凱…
凱「お前を…愛してる……
命(あなたを好きになって…良かった…
凱「もう離さない…ずっと…ずっと一緒だ…
命(凱…
〔緑の球、出現〕
〔緑の球、凱へ隣接〕

護「………」
凱「力を貸してくれ…護…」「クーラティオー…テネリタース…セクティオー…サルース…コクトゥーラ…
〔画面、発光〕
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

護「奇跡が起きたよ…
命「私…。あっ…凱…!
凱「おかえり、命…
命「その身体…
凱「神様がとっといてくれたらしい。俺達の勝利のご褒美として…
命「凱…!
凱「命…もう離さない…
命「凱…!

東京
???(イルイ)「………」
〔歩み寄る足音〕
ハザル「やはりな…この星の危機を見過ごせなかったか」
???(イルイ)「!」
ハザル「逃がさんぞ。もう一つのズフィルード…いや、ガンエデンの神子…」「イルイ! イルイ・ガンエデン!!」
イルイ「………」
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔戦闘マップ1から継続〕
〔味方ユニット出現〕

<<クスハ>>
サコン「轟龍と雷虎…クスハ達が来てくれたか」
クスハ「大文字博士、オービットベースの復旧も何とか目処が立ったそうです」
大文字「そうか。ご苦労だったな、クスハ君」
<<クォヴレー>>
サコン「ベルグバウ…。クォヴレー達が来たか」
ゼオラ「大文字博士、オービトベースの復旧は何とか目処が立ったそうです」
大文字「そうか。ご苦労だったな」

ピート「凱達は既に回収した。お前達は周辺の市民の誘導を頼む」
<<クスハ>>
ブリット「了解です」
〔サイコドライバー能力発現〕
クスハ「あうっ!!」
ミドリ「どうしたの、クスハ!?」
ブリット「こ、この念は…!」
クスハ「あそこよ! ブリット君!」
イルイ「!」
クスハ「イ、イルイちゃん!!」
<<クォヴレー>>
アラド「了解!」
クォヴレー「………」
アラド「どったの、クォヴレー?」
クォヴレー「あそこに…少女が一人いる」
ゼオラ「え?」
クォヴレー「あの子は…!」
イルイ「!」

〔主人公、イルイのいる地点へ隣接〕
バルシェム「!」
<<クスハ>>
ブリット「こいつらは!?」
<<クォヴレー>>
クォヴレー「何っ…!?」

〔敵ユニット出現〕
サコン「帝国監察軍…!」
サンシロー「あいつら、まだ地球に残ってやがったのか!?」
<<クスハ>>
孫光龍「やあ、君達。木星ではご活躍だったようだねぇ」
ブリット「孫光龍!!」
孫光龍「元気だったかい、ブリット君? クスハ君との仲は進展したかな?」
ブリット「黙れ! お前にそんなことを言われる筋合いはない!」
孫光龍「あ~、それじゃ駄目だったみたいだね」「ま、仕方ないか。君はレディの扱いが下手そうだもんねぇ。…人相にも出てるよ」
ブリット「よ、余計なお世話だ!!」
クスハ「ブリット君! 今はイルイちゃんの確認を!!」
ブリット「あ、ああ!」
バラン「孫光龍、あの二人が龍虎王に選ばれし者か?」
孫光龍「ええ。そして、僕らの主に楯突く愚者です」「あ…いやいや、僕の仇敵ってことにしときましょう。場が盛り上がりませんしねぇ」
バラン「超機人に乗っておるなら手合わせを…と思ったが、あの機体では我がベミドバンの相手にはならんな」
孫光龍「でも、これが意外にしぶとい相手でね…」「もっとも、僕が手加減しているだけなんですが。あはははは!」
ブリット「く、くそっ…! どこまでもなめた態度を!」
キャリコ「無駄話はどこまでだ。攻撃を開始する」
孫光龍「はいはい。じゃ、彼らの相手は僕に任せて下さい」「その代わり、僕の大切な人の保護をお願いしますよ?」
キャリコ「…わかっている」
<<クォヴレー>>
クォヴレー「あの黒い機体は…キャリコか!」
キャリコ「アイン…彼女を見てもまだ記憶を取り戻せないようだな」
クォヴレー「な…に!?」
イルイ「………」
〔精神感応音〕
クォヴレー「くあっ!!」
ゼオラ「クォヴレー!?」
クォヴレー「あの少女が…俺のターゲット…!?」
キャリコ「ほう…少しは思い出したか」
クォヴレー(お、俺は…イルイを…イルイ・ガンエデンを…!?)
アラド「クォヴレー! どうしたんだ!?」
クォヴレー「くっ! うああっ!!」
キャリコ(…もう一押しか…)
クォヴレー「お、俺は…アイン…アイン・バルシェム…!」
ゼオラ「クォヴレー!!」
アラド「おい、しっかりしろ!!」
クォヴレー「ち、違う…! 俺は…クォヴレー…!」「俺は…クォヴレー・ゴードン! アインではない!!」
〔クォヴレー、エネルギー上昇〕
キャリコ「お前の内なる存在は…現れなかったか」
クォヴレー「黙れ…! 俺はお前の思い通りにはならん…!」
キャリコ「ならば、仕方がない。ショック療法でいく」
バラン「キャリコ…あの者がアイン・バルシェムか?」
キャリコ「そうだ」
孫光龍「記憶を失ったスパイなんて、ただの役立たずじゃないのかい?」
キャリコ「奴にはまだ使い道がある」
孫光龍「ふ~ん…色々と複雑な事情があるみたいだねぇ。ま、僕には関係ないけど」
バラン「だが、あの者は苦しんでおる。上官として助けてやらぬのか?」
キャリコ「総司令の命令がなければ、その存在を抹消している所だ」
バラン「………」
キャリコ「…無駄話はここまでだ。スペクトラ、攻撃を開始しろ」
スペクトラ「わかったわ」


<クスハが戦闘>
クスハ「ここで私が倒れるわけにはいかない!」

<ブリットが戦闘>
ブリット「みんなが動けない分、俺達がやるしかない!」

<クォヴレーが戦闘>
クォヴレー「物質昇華は食い止めた。後は彼らを倒すだけだ」

<ライバルと戦闘or敵11小隊以下or主人公HP30%以下>
<<クスハ>>
孫光龍「ふむふむ…だいぶ盛り上がってきたようだねぇ」
ブリット「クスハ! 奴の龍王機に集中攻撃をかけるぞ!!」
クスハ「わかったわ! フォワードは私に任せて!」
〔クスハ、孫光龍へ隣接〕
孫光龍「う~ん…でも、僕達だけで盛り上がるのは良くないかもなぁ」
クスハ「あなたの言葉には惑わされません!」
孫光龍「そうかい? じゃ、さっさとイベントを済ませよう」
[イベント戦闘「クスハvs孫光龍」]
〔クスハ、爆発しながら後退〕
クスハ「あああっ!!」
ブリット「クスハ!!」
孫光龍「おっとっと…大事な供物に余計な傷をつけたかな?」
ブリット「供物だと!?」
孫光龍「そう。君達も僕と同じ強念者…サイコドライバーだからね」
クスハ「!!」
ブリット「貴様! 俺達をどうするつもりだ!?」
孫光龍「俺達? 違うねぇ…僕が欲しいのはクスハ君だけなんだ」
ブリット「それは…俺よりクスハの方が念の力が強いからか!?」
孫光龍「いやいや、僕は暑苦しい男に興味がないだけさ」「君が可愛い女の子だったら、一緒に連れて帰ってあげるんだけどねぇ! あはははは!」
ブリット「こ、こいつ…!!」
エイス「…二名とも捕獲せよ」
孫光龍「あ、やっぱり。良かったね、ブリット君。封印戦争の時と違って離ればなれにならないみたいだ」
キャリコ「…目標を捕らえる。スペクトラ、まずは轟龍だ」
スペクトラ「わかったわ」
〔キャリコ&スペクトラ、クスハへ隣接〕
〔機体の拘束音〕

クスハ「きゃああっ!」
ブリット「クスハ!」
大文字「轟龍が敵に捕獲される! 大空魔竜、全速前進!!」
ピート「駄目です! 出力が上がりません!!」
<<クォヴレー>>
キャリコ「…アイン、お前の内なる存在を呼べ。その正体を俺の前にさらすのだ」
クォヴレー「正体だと…!?」
キャリコ「そうだ。おそらくは、そのベルグバウの心臓に憑依していたオリジネイター…」「二人の男のいずれかだ。その答えを俺に示せ」
クォヴレー「……!」
キャリコ「示せぬと言うのなら…強引に引きずり出すまで!」
〔キャリコ、クォヴレーへ接近〕
〔クォヴレー、キャリコへ接近〕

クォヴレー「来るか!!」
〔キャリコ、クォヴレーへ接近〕
〔クォヴレー、キャリコへ隣接〕

[イベント戦闘「クォヴレーvsキャリコ」]
〔キャリコ&クォヴレー、爆発しながら後退〕
クォヴレー「ぐ…!」
キャリコ「なかなかしぶとい…。だが、その状態ではディーン・レヴをフル稼働させることは出来まい」
〔クォヴレーに爆発〕
クォヴレー「ぐああっ!!」
キャリコ「どうした? ディーン・レヴを制御できないのか?」
クォヴレー「ベ、ベルグバウが動かん…!!」
スペクトラ「フフフ…もう限界のようね、アイン」
エイス「…機体ごと捕獲せよ」
キャリコ「了解。…行くぞ、スペクトラ」
スペクトラ「ええ、わかったわ」
〔スペクトラ、クスハへ隣接〕
〔機体の拘束音〕

大文字「ベルグバウが敵に捕獲されるぞ!大空魔竜、全速前進!!」

ピート「駄目です! 出力が上がりません!!」
<<クスハ>>
ブリット「待っていろ、クスハ! 今、助けに行く!!」
孫光龍「無駄無駄、君の相手は僕がするよ。…不本意だけどねぇ」
ブリット「黙れ! そこをどけぇっ!!」
孫光龍「あははは! カッコいいねえ、ブリット君! さしずめお姫様を守る騎士かい?」
ブリット「何とでも言え! 俺はこの身に代えてもクスハを守る!!」
???(レーツェル)「…その役目、この場は私に任せてもらおう」
ブリット「え!?」
〔味方ユニット出現〕
〔レーツェル、キャリコ&スペクトラを通過〕
〔キャリコ&スペクトラに爆発〕
〔レーツェル、孫光龍へ隣接〕

キャリコ「チッ…!」
スペクトラ「何者だ!?」
レーツェル「我が名はレーツェル・ファインシュメッカー…そう覚えていただこう」
ブリット「レ、レーツェルさん!?」
レーツェル「トロンベよ! その名の如く駆け抜けろ!!」
孫光龍「!」
[イベント戦闘「レーツェルvs孫光龍」]
孫光龍「フ、フフフ…謎の食通さんとは洒落た名前だねぇ…。本名は何て言うんだい?」
レーツェル「今の私はレーツェル・ファインシュメッカー…それ以上でもそれ以下でもない」
孫光龍「そうかい。でも、君の顔には見覚えがあるよ。…正確に言えば、君のご先祖かな?」
レーツェル「………」
孫光龍「まあいい。…この場を盛り上げるゲストが他にもいるようだ」
バラン「む!? あやつは…!?」
〔キャリコ&スペクトラ、後退〕
孫光龍「さあ、出てきたまえ!」
〔味方ユニット出現〕
ゼンガー「無事か、レーツェル?」
レーツェル「ああ」
<<クォヴレー>>
クォヴレー「こ、ここまでか…!?」
〔味方ユニット出現〕
〔ヴィレッタ、キャリコへ隣接〕

キャリコ「!」
スペクトラ「お前は…ヴェート! いや、ヴィレッタ!」
ヴィレッタ「お前達の好きにはやらせないわ!」
[イベント戦闘「ヴィレッタvsキャリコ」]
キャリコ「フッ…互いに引き合う存在とでも言うのか? 俺達は…」
ヴィレッタ「…そうかも知れないわね。でも、ここへ来たのは私だけじゃないわ」
キャリコ「何…?」
〔キャリコ&スペクトラ、後退〕
〔味方ユニット出現〕

レーツェル「無事か、ヴィレッタ大尉?」
ヴィレッタ「ええ」
ゼンガー「………」

バラン「ぬうっ!? あの機体…あの大剣は!?」
ゼンガー「………」
バラン「間違いない! 我が軍勢の行く手を幾度か阻んだ漢! 名を名乗られい!」
ゼンガー「ゼンガー・ゾンボルト…!」
バラン「ワシはバラン! ゼ・バルマリィ帝国霊帝近衛軍将軍にしてドバン家当主、バラン・ドバンなり!」
ゼンガー「バラン・ドバン…!」
孫光龍「おやおや、暑苦しい者同士で気が合っちゃって…」
ゼンガー「………」
孫光龍「はて…? あの男もどこかで見たことがあるような、ないような…」
ヴィレッタ「…リュウセイ、機体の方は問題ないわね?」
リュウセイ「ああ…!」
<<クスハ>>
孫光龍「ほう…彼らまで来ているとは。僥倖、僥倖」
<<クォヴレー>>
孫光龍「ほう…僕達の追跡者まで勢揃いとは。僥倖、僥倖」

エイス「! 反応…あり」
〔光の球、出現〕
竜馬「あ、あれは!?」
イルイ「………」
甲児「イ、イルイ!!」
※※リアル系男主人公の場合、セリフ追加※※
ゼオラ「あ、あの子…!!」
アラド「どうしてこんな所に!?」

ミサト「彼女がイルイ…ガンエデンの神子…!」
イルイ「………」
〔敵ユニット出現〕
ハザル「フハハハハ! 逃がさんぞ、イルイ!!」
リュウセイ「や、奴は!!」
カミーユ「SRXを倒した機動兵器…!」
ハザル「フン…やはり、イルイはお前達αナンバーズと接触するつもりだったようだな」
リュウセイ「てめえぇぇっ!!」
ハザル「ほう、リュウセイ・ダテか。同胞の生命と引きかえに…俺への憎しみと共にその力を増幅させたか?」
リュウセイ「ぐっ…!」
ハザル「フハハハ! その様子では逆効果だったようだな!」「所詮は血が薄まったサイコドライバー! 我らの見当違いか! ハハハハハ!!」
リュウセイ「き、貴様っ!!」
ヴィレッタ「やめなさい、リュウセイ。念動力を失った今のお前ではあの男に勝てないわ」
リュウセイ「……!!」
アムロ「あの男は一体何者なんだ?」
ハザル「聞くがいい、選ばれし剣達よ! 我が名はハザル! ハザル・ゴッツォ!」「ゼ・バルマリィ帝国辺境銀河方面軍総司令にして、お前達を導く者よ!!」
アムロ「俺達を導く…!?」
竜馬「どういうことだ!?」
ハザル「今、それをお前達に説明している時間はない。俺にはやらねばならぬ事があるのでな!」
〔ハザル、光の球へ隣接〕
イルイ「!」
ハザル「来い、イルイ! 俺の下へ!!」
リュウセイ「やらせるかよ!!」
〔リュウセイ、ハザルへ接近〕
ハザル「下がれ、下郎!!」
〔リュウセイ、爆発しながら後退〕
リュウセイ「ぐあああっ!!」
ヴィレッタ「リュウセイ!」
ハザル「フン、軟弱が!」
〔リュウセイ、着地〕
ハザル「さあ来い、イルイ。お前の存在を得て、我が帝国は変わる」「バルマーが真の覇者となるために、ズフィルードの神子が必要なのだ!」
イルイ「!」
〔サイコドライバー能力発現〕
〔光の球、エネルギー上昇〕
〔光の球、離脱〕

ハザル「!!」
ミドリ「消えた…!?」
サコン「テレポーテーションか!?」
ハザル「さすがはサイコドライバー…そう簡単に思い通りにはならぬか」
エイス「…念の追跡を行います」
ハザル「ああ、俺も行く」
<<クスハ>>
孫光龍「僕もお供しましょう。あの二人より、彼女の方が僕にとっては大事ですからね」
<<クォヴレー>>
孫光龍「僕もお供しましょう。相手が相手だけにお役に立ちますよ?」

ハザル「好きにしろ。後はゴラー・ゴラムに任せる」
<<クスハ>>
キャリコ「了解」
<<クォヴレー>>
キャリコ「司令、アインの措置は?」
ハザル「今は出来そこないなど捨て置け。お前とスペクトラもイルイの追跡に加わるのだ」
キャリコ「…了解」

ジュドー「待て! お前達の目的は何なんだ!? イルイを捕まえてどうする気だ!?」
孫光龍「さあ…どうするんだろうねぇ?」
甲児「野郎、ふざけやがって!!」
ハザル「…良かろう、一つだけ教えてやる」
孫光龍(おやおや、お優しいことで)
ハザル「銀河中心領域M4方面に探知量子を集中させてみるがいい。…面白い声が聞こえるぞ」
ジュドー「声…!?」
ハザル「では、さらばだ! フハハハハハハ!!」
〔敵ユニット離脱〕
※※リアル系男主人公の場合、セリフ追加※※
バラン「ゼンガー・ゾンボルト…お主との勝負はまたいずれ」
ゼンガー「バラン・ドバン…その名、覚えておこう」
〔敵ユニット離脱〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

ミドリ「残存敵機、攻撃態勢に入りました!」
<<クスハ>>
大文字「各機、迎撃準備! ピート君、轟龍と雷虎の回収を!」
<<クォヴレー>>
大文字「各機、迎撃準備! ピート君、ベルグバウの回収を!」

ピート「了解!」
〔ピート、主人公へ隣接〕
〔味方ユニット離脱〕

<<クスハ>>
サコン「轟龍と雷虎、回収しました」
<<クォヴレー>>
サコン「ベルグバウ、回収しました」

リュウセイ「ヴィレッタ隊長! ハザルを追わなくていいのかよ!?」
ヴィレッタ「彼らの反応はもう消えたわ。今は目の前の敵に集中しなさい」
リュウセイ「りょ、了解…!」
レーツェル「…行くぞ。大空魔竜を援護する」

<リュウセイが攻撃>
リュウセイ「行くぞ、アルブレード! 今こそライやマイとの誓いを果たすんだ!!」

<ヴィレッタが攻撃>
ヴィレッタ「お互い、表立って動く時が来たようね…!」

<ゼンガーが攻撃>
ゼンガー「我が斬艦刀の斬れ味、とくと味わえ!!」

<レーツェルが攻撃>
レーツェル「駆けろ、トロンベ! その名の如く!」

<敵全滅・勝利条件達成>
大文字「ミドリ君、敵の反応は?」
ミドリ「ありません。また、増援も見受けられません」
大文字「そうか…」
アムロ「…ヴィレッタ大尉、説明をしてもらおう」「君達の目的、イルイ、そして帝国監察軍…それらについてだ」
ヴィレッタ「…了解した。今からそちらと合流する」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

大空魔竜 ブリーフィングルーム
大河「イルイの捕獲…?」
ヴィレッタ「ええ。それがあのハザル・ゴッツォ率いるゴラー・ゴレム隊の目的です」
大河「ゴラー・ゴレム…」
ヴィレッタ「バラルの園の戦いの後、私はガンエデンについて独自に調査を開始しました」
<<クスハ>>
ヴィレッタ「そして、テスラ研から姿を消したイルイの行方を探していたのです」
ブリット「でも、あの子は…」
クスハ「私達が知っているイルイちゃんとはどこか違う…」
ヴィレッタ「そう…。そして、その原因は彼女を追うゴラー・ゴレム隊…」「いえ、ゼ・バルマリィ帝国に関係があると私は見ている」
ブリット「ヴィレッタさん、彼らがイルイを追う理由は…」
ヴィレッタ「おそらく、彼女が持つサイコドライバーの力を我が物とするためよ」
<<クォヴレー>>
ヴィレッタ「その一環としてテスラ・ライヒ研究所で保護されていたイルイに面会を求めたのですが…」
アムロ「既に彼女は消息不明となっていたか…」
ヴィレッタ「ええ。そして、調査を進める内にイルイを追う何者かの影に気づいた…」
サコン「それが帝国監察軍だったとは…」
大文字「彼らがイルイを必要とする理由は何なのかね?」
ヴィレッタ「おそらく、彼女が持つサイコドライバーの力を我が物とするためです」

アムロ「サイコドライバー…あのユーゼス・ゴッツォも追い求めていた力だな」
サンシロー「何なんですか? そのサイコドライバーってのは?」
ヴィレッタ「簡単に言えば優れた超能力者…念動力、予知能力、瞬間移動能力など、様々な特殊能力を持った者のことだ」
サンシロー「つまり、何でもありのエスパーだと?」
ヴィレッタ「ええ。そういう人間をガンエデンのようなシステムへ組み込めば、強大な力を発揮することが出来る…」「地球を封印しようとしたイルイのようにね」
<<クスハ>>
ブリット「………」
ヴィレッタ「そして、ブリット、クスハ…お前達にもサイコドライバーの素質がある」
クスハ「はい…そのことは知っています」
アムロ「確か、リュウセイやレビ達もそうだったな」
<<クォヴレー>>
サンシロー「………」
ヴィレッタ「そして、サイコドライバーの素質を持つ者はイルイ以外にもいる」
アムロ「リュウセイ少尉と…レビか」

サンシロー「それにしても…イルイも含めて、そんな力を持った奴が何人も…しかもαナンバーズの関係者だなんて」
ヴィレッタ「都合が良すぎると言いたいのね?」
サンシロー「そりゃもちろん」
<<クスハ>>
ヴィレッタ「それはクスハ達以外にも言えることよ」
<<クォヴレー>>
ヴィレッタ「それはリュウセイ達以外にも言えることよ」

ヴィレッタ「ロンド・ベル隊、SDF艦隊、プリベンター、そしてαナンバーズ…これらの部隊には特殊能力者が揃い過ぎている」「これは単なる偶然では片づけられないわ」
アムロ「俺達のメンバー構成がある程度作為的な物であることは知っているが…」「イデオンのような存在までもが加わったとなると、何か超常的な意志が作用しているとさえ思えるな」
ヴィレッタ「…ええ」
アムロ「だが、何故イルイは俺達や君達からも逃げようとする?」
ヴィレッタ「それは…わからない」
レーツェル「イルイがまだガンエデンの支配下にあるとも考えられるが…あの人造神は既に我々の手によって破壊されている」「これはあくまでも推測だが、ガンエデンと同じようなシステムがまだこの世界に存在しているのかも知れん」
ヴィレッタ「………」
レーツェル「いずれにせよ、イルイとゴラー・ゴレムの動向については私とゼンガーで調べるつもりだ」
ゼンガー「………」
アムロ(ゼンガー・ゾンボルト…あの未来世界で俺達の敵として立ちはだかった男…)(時の流れが変わってしまったこの世界では、アースクレイドルの人工冬眠から目覚めていたのか…)
<<クスハ>>
ゼンガー「…未来世界での出来事については、ヴィレッタ大尉やリュウセイ少尉から聞いている」
<<クォヴレー>>
ゼンガー「…未来世界での出来事については、ヴィレッタ大尉から聞いている」

アムロ「!」
ゼンガー「だが、ここにいる俺は今という時代で目覚めた。…地底勢力のアースクレイドル襲撃によってな」
アムロ「では、あの人工冬眠施設は…?」
ゼンガー「我らと地底勢力の激戦により大破した」
レーツェル「その後、ゼンガーは我々と合流し…行動を共にしているのだ」
アムロ「そうだったのか…」
ゼンガー「…我らの未来への希望は潰えた。だが、俺は今という時代を生きる者達のために…新たなる未来への礎を作るために…」「悪を断つ剣としての使命を果たす」
大河「その言葉、信じよう…ゼンガー少佐」
ゼンガー「ありがとうございます」
大河「さて…イルイの動向はもちろんだが、それを追うゴラー・ゴラム隊を放っておくことは出来んな」
<<クスハ>>
ヴィレッタ「それについて、私はαナンバーズに同行しつつ調査を進めたいと思っています」「イルイは再びαナンバーズの前に姿を現すかも知れないので」
大河「了解した」
<<クォヴレー>>
大河「そして…その隊に所属していたと思われるクォヴレー・ゴードン少尉も」
アムロ「ええ…彼が自分達の所へ送り込まれた目的は、イルイの捜索だったようです」
大河「………」
アムロ「ヴィレッタ大尉、クォヴレーについてどう思う?」
ヴィレッタ「何故、私にそれを?」
アムロ「その理由は大尉自身がよくわかっていると思うが?」
ヴィレッタ「………」「ゴラー・ゴレム隊は彼も狙ってくる…危険は伴うが、現状維持が適切でしょうね」
大河「言い方は悪いが、クォヴレー君をエサにするということか…」
アムロ「では、ヴィレッタ大尉…彼の監視は君にやってもらおう」
ヴィレッタ「…了解よ。どのみち、私はαナンバーズに同行して調査を進めるつもりだったから」
大河「では、大尉の参加を承認する」

レーツェル「…ヴィレッタ大尉、リュウセイ少尉はどうするつもりだ?」
ヴィレッタ「一緒に連れて行くわ。その方が今の彼にとってはいいでしょう」
レーツェル「…そうだな。では、私は先程も言った通り、ゼンガーと共に別行動をとり、イルイとゴラー・ゴレムを追う」
ヴィレッタ「わかったわ。くれぐれも気をつけて」
レーツェル「ああ…そちらもな」

≪クスハ≫
大空魔竜 ブリーフィングルーム
甲児「…でも、良かったじゃねえか。イルイの無事が確認できてよ」
ボス「おう! 後はあのゴリラ何とか隊を叩きのめせばOKだわさ!」
ヌケ「ボス、ゴラー・ゴレムだよ」
ボス「ああ、それそれ。略してゴーゴー隊な」
甲児「ゴーゴーって…おめえ、いつの時代の人間だ?」
クスハ「………」
さやか「どうしたの、クスハ? 何だか怒ってるみたいだけど…」
クスハ「…何でもない…」
ヌケ「でも、機嫌が悪そうでしゅね~」
ムチャ「そうそう、いつもの笑顔はどうしたんだ?」
クスハ「…笑顔なんて出来ない…」
豹馬「ど、どうしたんだよ、クスハ?」
甲児「ああ、らしくねえぜ」
クスハ「甲児君…」
甲児「!」
クスハ「私…甲児君達が思ってるような人間じゃない…!」
さかや「クスハ…!」
クスハ「私だって…イルイちゃんだって…!」
豹馬…「………」
クスハ「ご、ごめんなさい!」
〔走り去る足音〕
ブリット「クスハ!!」
豹馬「………」
ロペット「クスハサン、様子ガ オカシカッタデス」
豹馬「そんなの見りゃわかるって。一体、何があったんだ?」
ブリット「お、俺、行ってくる!」
〔走り去る足音〕
甲児「そうか、クスハの奴…」
豹馬「おめえ、わかるのかよ?」
甲児「まあ、高校時代からの付き合いだからよ。だいたいの見当はつくぜ」
ボス「お、俺様にはわからねえ」
甲児「…俺達はさ、自分で決意してロボットに乗ってるじゃねえか。事情はそれぞれあったけどさ」
豹馬「…ああ」
甲児「でも、クスハはシンジやキラ達と同じで…戦いに巻き込まれちまった奴なんだ」「あの時、グルンガスト弐式に乗ったのも…俺達の学校を守るためだった」
さやか「そうだったわね…」
甲児「その上…念動力者だ、機密保持のためだって言われて、ロンド・ベル隊に組み込まれちまってさ…」「さいつ、ああ見えて我慢強い所があるから、泣き言なんてあんまり言わなかったけど…やっぱ、辛かったんじゃねえかな」
豹馬「………」
さやか「そうね…。ブリット君がガンエデンの下にいた時も、明るく振舞おうとしてたもの…」
甲児「だからさ、ガンエデンに選ばれちまったおかげで辛い想いをしたイルイに同情したんだよ」「俺達以上にな…」

≪クスハ≫
大空魔竜 個室
ブリット「クスハ…」
クスハ「ごめん、さっきはあんな態度をとってしまって…。後でみんなにも謝らないと…」
ブリット「いや…甲児達ならわかってくれるさ」
クスハ「………」「ねえ、ブリット君…。どうして念動力なんてあるのかな…?」
ブリット「………」
クスハ「こんな力がなければ、リュウセイ君やアヤ大尉だって傷つかずに済んだ…」「イルイちゃんもガンエデンに取り込まれることはなかった…」
ブリット「…念の力は人の意思の力だ。強弱や発現の仕方に違いはあるけど、人間なら誰だって持ってる」「それをなくすことなんて…出来ないよ」
クスハ「けど、私達の力は…」
ブリット「クスハの気持ちはわかるよ。でも、俺達に念動力がなければ、αナンバーズの皆には会えなかったし…」「虎龍王や龍虎王との出会いもなかった」
クスハ「でも…でも、私達の力は人を不幸にするわ! ブリット君だってそうじゃない…!?」
ブリット「………」
クスハ「ブリット君も念動力者だったからガンエデンに操られて…色々と苦しんで…」
ブリット「もうその話はいい。終わったことだ…」
クスハ「念の力なんて…サイコドライバーの力なんてなくなってしまえばいいのよ…!」
ブリット「……!」
クスハ「私、念動力なんていらない! サイコドライバーなんてなりたくない!」「そんなもの、なくなってしまえばいいのよ! そして、それを利用しようとする人達も…!」
ブリット「クスハ……お前……」

≪クォヴレー≫
クォヴレー(俺の任務…ゴラー・ゴレムとしての任務…それはイルイの捜索だったらしいな)(これで俺に対する警戒が強まるのは確実か)(それに…ヴィレッタ…リュウセイ…やはり聞き覚えがある名だ)(そして、ベルグバウの心臓に憑依していた俺の内なる存在…オリジネイター…)(二人の男とは一体…?)
〔ハッチの開閉音〕
ゼオラ「クォヴレー…大丈夫?」
クォヴレー「ああ」
アラド「何かだいぶ苦しんでたみたいだけどさ…」
クォヴレー「…先程の少女がイルイ…イルイ・ガンエデンなのか?」
ゼオラ「う、うん…。あの子が無事だったのは良かったけど…どこか様子が違ってた」「ヴィレッタ大尉やレーツェルさんの話じゃ、ガンエデンみたいな存在に操られてるんじゃないかって…」
アラド「そ、そんなわけあるかよ!」
ゼオラ「……」
アラド「じゃあ、おれ達がやったことは何だったんだ!?」
ゼオラ「……」
アラド「おれ達が助けたイルイは…テスラ研へ預ける前のイルイは何だったんだよ!?」
ゼオラ「あの子は帝国監察軍が追い求めるサイコドライバー…様子が変わってしまったのはその力に関係があるんじゃないかって…」
アラド「冗談じゃねえ! あの子だって、好きでそんな力を持っているわけじゃねえんだ!」
ゼオラ「そ、そんなことぐらいわかってるわよ!」
アラド「………」「もうおれ達だけで充分なんだ…。記憶を消されて、わけもわからず戦わされ…それが正しいって思い込まされる…」
クォヴレー「………」
アラド「イルイや他の子をおれ達みたいな目に遭わせたくねえんだよ…!」
ゼオラ「アラド…」
クォヴレー「………」

太平洋

ゴラー・ゴレム艦 特別室
アルマナ「………」
〔静かに扉の開く音〕
ハザル「…姫様、よろしいか?」
アルマナ「ハザル司令…何の御用でしょう?」
ハザル「長らく窮屈な思いをさせてしまい、誠に申し訳ない。ですが、それは御身を守らねばならぬため…どうかご容赦いただきたい」
アルマナ「わかっております」
ルリア「司令、このまま私達はここに監禁され続けるのですか?」
ハザル「監禁? 違うな、ルリア。我々は姫様を保護しているのだ」
ルリア(…必要以上の監視付きでな)
アルマナ「では、私達の外出は許可されないのですか?」
ハザル「残念ながら、その通りです。この星は敵地…その上、我々は特殊任務を遂行中ですので」
アルマナ「…わかりました」
ハザル(この女を自由にさせれば、俺が地球に留まっていることが霊帝陛下に知れるからな…)「…では、私はこれにて」
〔静かに扉の開く音〕
アルマナ「………」
ルリア「姫、心中お察し致します…。さぞかし憔悴されて…」
アルマナ「疲れているのは、あの気障なボンボンの相手をしたからよ」
ルリア「は?」
アルマナ「私を守るとか何とか…そんな気なんて全然ないくせに。あったまくるわね~」
ルリア「は、はあ…」
アルマナ「私を利用するつもりなら、正々堂々とそう言えばいいのよ。それが何よ? もったいつけちゃってさ」
ルリア「………」
アルマナ「ねえ、ルリア。何とかしてここから抜け出せないかしら?」
ルリア「姫様…」
アルマナ「私に残された時間はもう少ないわ。今、このチャンスを逃したら、後がないもの」
ルリア「姫…おいたわしや…」
アルマナ「あ、誤解しないでね。私は自分の境遇を恨んだりしてないから。むしろ喜ばしいと思ってるぐらいよ」
ルリア「しかし…」
アルマナ「…私がわがままを言っているのは百も承知よ。それであなた達に迷惑をかけていることも…」
ルリア「そんなことはございません」
アルマナ「でも…私はどうしてもこの目で広い世界を見たい。運命の時が来るまでにどうしても…」
ルリア「………」
アルマナ「私が神体ズフィルードへ捧げられる前に地球を…私自身の目で…」
【シナリオエンドデモ終了】


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