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No.32A
守護神の巫女

【シナリオデモ開始】
クライン邸 テラス
キラ「………」
〔歩み寄る足音〕
ラクス「…お加減はいかがです?」
キラ「ラクス…さん…」
ラクス「もうプラントへ来て1週間経つのですからラクスと呼んで下さいな」
キラ「………」
マルキオ「驚かれたのではありませんか、このような場所で目覚めて…」
キラ「…僕は…」
マルキオ「あなたは傷つき倒れていたのです。私の祈りの庭で…。そして、私がここにお連れしました」
キラ「………」
ラクス「キラ?」
キラ「どうして…どうして…僕……」
マルキオ「あなたはSEEDを持つ者ゆえに…」
キラ「!」
ラクス「キラ…!」
キラ「うう…うああ…」「僕は…アスランと戦って…死んだはずなのに…」
ラクス「キラ…」
キラ「どうしようもなかった…。僕は彼の仲間を…殺して…。アスランは…僕の友達を…殺した…だから……」
ラクス「あなたはアスランを殺そうとしたのですね…。そして、アスランもあなたを…」「でも、それは仕方のないことではありませんか…」
キラ「………」
ラクス「戦争であれば…」
キラ「………」
ラクス「お二人とも敵と戦われたのでしょう。違いますか…?」
キラ「…敵…」
ラクス「キラの夢はいつも悲しそうですわね」
キラ「…悲しいよ…。…たくさん人が死んで…。僕も…たくさん…殺した…」
ラクス「あなたは戦ったのですわ…。それで守れたものもたくさんあるのでしょう」
キラ「………」
ラクス「…キラはどこにいたいのですか?」
キラ「わからない…」
ラクス「ここはお嫌いですか?」
キラ「ここにいて…いいのかな…」
ラクス「私は…もちろんとお答えしますけど…」
マルキオ「自分の向かうべき場所、せねばならない事はやがて自ずと知れましょう。あなた方はSEEDを持つもの…ゆえ」
ラクス「ですって…」
キラ「………」
ラクス「キラ…?」
キラ「…僕は行くよ…」
ラクス「どちらへ行かれますの?」
キラ「地球へ戻らなきゃ…」
ラクス「なぜ? あなた一人戻ったところで戦いは終わりませんよ?」
キラ「でも、ここでただ見ていることももう出来ない…」「何も出来ないって言って何もしないでいたら…もっと何も出来ない…。何も変わらない…何も終わらないから…」
ラクス「また…ザフトと戦われるのですか?」
キラ「………」
ラクス「では連邦軍と?」
キラ「………」「僕達は何を戦わなくちゃならないのか少しわかった気がするから…」
ラクス「…わかりました」

ザフト 格納庫
???(ダコスタ)「こちらです…」
ラクス「あちらに連絡を…。ラクス・クラインは平和の歌を歌います…と」
???(ダコスタ)「わかりました」
〔歩き去る足音〕
キラ「これは…ガンダム…!」
ラクス「ちょっと違いますわね。これはZGMF-X10Aフリーダムです。でも、ガンダムの方が強そうでいいですわね」「奪取した連邦軍のモビルスーツの性能も取り込み、ザラ新議長の下、開発されたザフト軍の最新鋭の機体だそうです」
キラ「これを…何故、僕に…?
ラクス「今のあなたには必要な力と思いましたので
キラ「ああ…
ラクス「…想いだけでも…力だけでも駄目なのです。だから…」「キラの願いに…行きたいと望む場所にこれは不要ですか?
キラ「想いだけでも…力だけでも…」「君は誰…?
ラクス「私はラクス・クラインですわ、キラ・ヤマト
キラ「…ありがとう…」「大丈夫?
ラクス「私も歌いますから…平和の歌を
キラ「気をつけてね…
ラクス「ええ、キラも…私の力も共に
キラ「」「うん…
ラクス「では、いってらっしゃいませ…

アークエンジェル 居住区
???(サイ)「キラ…おい、キラ…」
キラ「あ…サイ…」
サイ「起こして、悪かったな…。でも、もうすぐブリーフィングの時間だから」
キラ「わかったよ」
サイ「身体…大丈夫なのか?」
キラ「え…」
サイ「その…あの爆発のケガとか、プラントからここまでモビルスーツで飛んできたこととか…」
キラ「ありがとう。でも、大丈夫だから」
サイ「そうか…」
キラ「サイ…」
サイ「うん?」
キラ「フレイ…は?」
サイ「彼女はアラスカで転属になった」
キラ「え…」
サイ「バジルール中尉やフラガ大尉と一緒に。大尉は戻ってきちゃったけど、中尉とフレイは行ったよ」
キラ「そう…」
サイ「…俺は…お前が死んだと思った時、すごく悲しかった…」
キラ「サイ…」
サイ「だから…生きて戻ってきてくれて…ほんと嬉しいさ…! でも…なんでお前はそうなんだよ…!」「違うんだって…俺なんかとは違うだって…」「いつも…いつも…いつも…お前を見てるとみじめになってしょうがないよ、俺は…!」
キラ「でも…サイも僕なんかと違うだろ…」
サイ「………」
キラ「君に出来ないことを僕は出来るかも知れない…」「でも、僕に出来ないことを君は出来るんだ…」

ラー・カイラム ブリーフィングルーム
ブライト「ニュートロンジャマーキャンセラー…?」
アストナージ「ええ…。キラの持ってきた、あのフリーダムって機体に搭載されたシステムです」
マリュー「説明してくれる、キラ君?」
キラ「…アストナージさんの報告通りです。あれにはニュートロンジャマーキャンセラーが搭載されています」
健一「ニュートロンジャマーを無効化するということか…?」
日吉「そ、それって…!」
忍「どうなるんだよ?」
アラン「わからんか、藤原? その意味が…」
沙羅「ニュートロンジャマーが効かないってことは核兵器が使えるってことだよ!」
忍「ってことは!?」
アラン「そうだ。このシステムが連中の手に渡れば、プラントは核の攻撃にさらされるだろう」
万丈「とんでもないお土産を持ってきてくれたよ、彼は…」
キラ「あれのデータを取りたいとおっしゃるのなら、お断りして僕はここを離れます」「奪おうとされるのなら敵対しても守ります」
マリュー「キラ君…」
ムウ「お前…」
キラ「あれを託された僕の責任です」
アムロ「キラ…君の意志はわかっただが、我々は地球連邦軍に属している以上、ザフトと戦うことになる」
ジュドー「でも、アムロさん! 俺達は総司令部に見殺しにされるところだったんだぜ!」
忍「その通りだぜ! 岡長官達がいなかったら俺達も今頃はあのサイクロプスの餌食だったんだ!」
ブライト「…では、ザフトにつくか?」
忍「そ、それは…」
めぐみ「ブライト艦長…発言してよろしいでしょうか…?」
ブライト「…大丈夫なのか、めぐみ?」
めぐみ「私は岡の娘です。いつまでも悲しんではいられません」
健一「………」
めぐみ「…確かに我々はアラスカで味方の計略にはめられ、生命を落とすところでした」
コウ「あの三輪長官の復帰といい、対ザフト戦略の不明瞭さといい、確かに総司令部はどこかおかしい…」
めぐみ「でも、私はそれが連邦軍の全てだとは思えないわ」「イゴール長官や父達の戦いに嘘偽りはないはずよ」
キラ「…ザフトも同じです。プラントに属する全ての人々が戦いを望んでいるわけではありません」
めぐみ「今、私達に必要なのはどの組織に属するかではなく、誰のために何と戦うかだと思います」「父が私達に遺した強く生きろという言葉…私はそれを信じるもののために戦えと取りました」
健一「俺もめぐみに賛成です。そして、俺達は…αナンバーズはその権限を有しているはずです」
ムウ「だが、総司令部は俺達の行動を命令なく戦線を離れたとみなし敵前逃亡だと糾弾してくれるだろうよ」
エマ「このままパナマの連邦軍基地に向かえば今度は軍法会議ね…」
忍「くそっ、いったい連邦軍はどうなっちまったんだよ?」
ジュドー「確かに頭の固い連中や分からず屋もいたけど、ここまでメチャクチャじゃなかったはずだぜ…!」
亮「アラン…。あの場所にいたってことは、万丈とあんた…何か知っているな?」
アラン「………」
アムロ「万丈…」
万丈「…ここまで来たら、皆にも知っておいてもらった方がいいでしょうね」「お察しの通り、僕とアランは全大戦後、急激に変革していく連邦軍の内部を調査していた」
ジュドー「でも、万丈さん…軍と無関係なのに、よく気付いたね」
エル「破嵐財閥を解体して暇だったの?」
ビューティ「それがね…その財閥を解体したおかげで、連中の正体が見えてきたのよ」
ゼクス「その連中というのが今の連邦軍を迷走させている者達か?」
アラン「ああ、そうだ。その名は君達も知っているだろう…彼らはブルーコスモスと呼ばれている」
エマ「反コーディネイター活動組織…ブルーコスモス…」
ファ「た、確かにブルーコスモスは政治と経済…様々な分野で力を持っていると聞くけど…」
ルー「それが連邦軍の中枢…総司令部にまで入り込んでいるなんて…!」
レイカ「…仕方ないわ。ブルーコスモスの反コーディネイター、反異星人の思想は…」「多くの地球人が潜在的に持ち合わせているものだもの」
万丈「財閥が解体されて多くの企業が吸収合併されていく内、僕はその中に奇妙な符号を見つけた…」「それはブルーコスモス系列の会社の多くが急速に成長している点だ」
アラン「同じころ、俺は独自の情報網により各基地に保管されていた核兵器がどこかに集められているのをつかんだ」
ギャリソン「万丈様とアラン様は互いの立場からブルーコスモスがこの社会の中枢を掌握しつつあることを知ったのです」
アラン「だが、気付いた時には遅かった…。ブルーコスモスの挑発により、ザフトは戦線を布告した」
キラ「それがこの戦争の真相…」
ヒルデ「でも、このことをみんなが知れば、戦争を止めることも出来るんじゃない?」
デュオ「無駄だろうな…」
ヒルデ「どうしてよ!?」
ヒイロ「血塗られた手を取り合うことそう簡単なことではない…」
ゼクス「今さら真相を知ったところで互いの憎しみは消えはしないだろう…」
ノイン「それに総司令部がブルーコスモスに牛耳られている以上、内部からの告発も意味を成さないか…」
万丈「だが、希望はある。めぐみ君の言った通り、連邦軍の全てが連中に支配されているわけではない」
ムウ「読めたぜ。つまり、ブルーコスモスの頭を押さえれば連邦を正常化することも可能だと?」
アラン「その通りだ。そして、俺と万丈は、あのアラスカ基地にブルーコスモスの盟主が来ることを知った」
ブライト「その者とは…?」
万丈「その名はムルタ・アズラエル…。国防産業連合…つまり、軍需産業の連合の理事を務める男だ」
ジュドー「ムルタ・アズラエル…」
アラン「だが、結果は知っての通りだ。俺達は奴を倒すどころか、岡長官を失うことになった…」
めぐみ「いいえ、アラン…。お父様は死んでいません…」
健一「そうだ。岡長官の志は俺達が継ぐ…」「俺達が岡長官に代わり、そのブルーコスモスの野望をくじき、この戦いを終わらせてみせる」
キラ「皆さん…」
アムロ「そういうことだ、キラ。αナンバーズは全ての人々の未来のために戦う…」「そこにナチュラルとコーディネイターの垣根はない」
ムウ「お前だって、それをわかってたから俺達の所へ戻ってきたんだろ?」
キラ「はい…」
カミーユ「全ての人々の未来か…」
フォウ「カミーユ…」
ゼオラ「どうしたんでですか、カミーユさん?」
カミーユ「俺はみんなほど前向きにはなれない」
クォヴレー「………」
カミーユ「俺達を滅ぼそうとした連中の未来のためにも戦わなきゃならないのか…?」「地球人同士の争いをやめようとしない連中まで守らなきゃならないのか…?」
クォヴレー「だが、それが俺達に与えられた任務…いや、使命ならやるしかないだろう」
カミーユ「それじゃ、俺達はいつまで経っても都合良く利用され続けるだけだ。ほんの一握りの権力者達にな」
クォヴレー「………」
〔警報〕
ブライト「何だ?」
〔モニターの開閉音〕
トーレス「ブライト艦長! テスラ・ライヒ研究所から救援信号です!」
ブライト「ザフトか!?」
トーレス「いえ! 敵は地底帝国とのことです!」
鉄也「何っ!?」
甲児「あいつら…日本をあきらめて北米に出てきたのかよ!」
ブライト「各員、第一戦闘配備! ラー・カイラムとアークエンジェルは最大戦速でテスラ研へ向かう!」
リュウセイ「了解!」
ヴィレッタ(戦略的に価値の低いテスラ研をざわざわ日本から襲撃するとは…)(彼らの目的は…まさか…?)
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「守護神の巫女」


【戦闘マップ開始】
イキマ「貴様らが今日まで集めた情報、全て出してもらおう」
ロバート「断る! 俺達はお前達などに屈しはしないぞ!」
アマソ「ほう…青ビョウタンかと思えば中々気骨を見せてくれる」
イキマ「だが、その振り絞った勇気が仇になったな!」
ロバート「!!」
イキマ「我らに逆らったことを地獄で後悔するがいい!」
〔剣の交わる音〕
イキマ「何っ!? 人間ごときが我が剣を受けただと!」
???(ゼンガー)「………」
アマソ「貴様、何奴っ!?」
ゼンガー「問答無用!」
〔銃声〕
アマソ「今度は何者だ!?」
レーツェル「レーツェル…レーツェル・ファインシュメッカー。そう覚えていただこう」
イキマ「くそっ! ここにも我らの邪魔をする者がいたか!」
フローラ「イキマとアマソめ…たかが情報を引き出すのに何を手間取っている…!」「こうなれば研究所を力尽くで制圧するまでだ!」
〔テスラ研に爆発〕
〔画面、振動〕

アマソ「フローラめ! 我らがいるのもお構いなしに攻撃を仕掛けるとは!」
イキマ「ここは退くぞ、アマソ!」
レーツェル「ケガはないか、オオミヤ博士?」
ロバート「助かりました、レーツェルさん。他のスタッフ達は?」
レーツェル「心配無用だ。既に地下のシェルターに避難させた」
ゼンガー「後は外の敵を片付けるのみ」
レーツェル「ああ、我らの愛機を呼ぼう」
〔テスラ研に爆発〕
〔画面、振動〕

イキマ「ハッハッハ! この研究所にロクな防衛移設がないことは既に調査済みだ!」
アマソ「我らに楯突いた愚を思い知らせてくれる!」
フローラ「待て! 何か出てくるぞ!」
〔味方ユニット出現〕
ゼンガー「地底の亡者共よ…! お前達の相手は我らが仕る!」
アマソ「あの機体は…!」
地獄大元帥「資料で見たことがある。あれはDCが開発したダブルGシリーズだ」「そして、奴らもあの小娘を追っているとの報告が入っている」「やはり、あの研究所を襲撃したのは間違いなかったようだ」
フローラ「数ではこちらが圧倒的に有利だ! 一気に押しつぶせ!」
レーツェル「来るぞ、友よ」
ゼンガー「我が眼前に立ち塞がる者は、何人であろうと斬り捨てるのみ! 往くぞ、レーツェル!」
レーツェル「承知した!」
<戦闘開始>

<地獄大元帥orフローラと戦闘or3PP・味方援軍1出現>

〔味方戦艦出現〕
〈出撃準備〉
リュウセイ「何とか間に合ったか!?」
ヴィレッタ「ゼンガー少佐、レーツェル…あなた達も来ていたのね」
レーツェル「ああ。あの研究所を失うわけにはいかんのでな」
ブライト「各機は地底帝国部隊の進行を食い止め、テスラ研を防衛しろ!」
地獄大元帥「来たか、αナンバーズ」
甲児「地獄大元帥め、てめえがこれほど往生際の悪い奴だとは思ってなかったぜ!」
ヌケ「元はドクターヘルなんだからしょうがないでしゅよ~」
甲児「あ、そりゃそうか」
地獄大元帥「兜甲児…元気そうで安心したぞ」
甲児「不安の間違いじゃねえのか!?」
地獄大元帥「黙れ! 今度こそお前を地獄へ叩き込んでくれるわ!」
※※カミーユ出撃の場合、セリフ追加※※
カミーユ「………」
アムロ「どうした、カミーユ?」
カミーユ「い、いえ…何でもありません」
アムロ「………」(アラスカでのことが尾を引いているのか…?)


<地獄大元帥orフローラ撃破or6PP・敵増援1&第3軍増援1出現>
〔敵ユニット出現〕
雅人「あ…あれは…!?」
忍「ムゲ野郎! まだ地球に残っていたのかよ!」
シャピロ「久しぶりだな、獣戦機隊。そして、αナンバーズよ」
沙羅「シャピロ…あんたなのかい!」
シャピロ「地獄大元帥殿、首尾はいかがかな?」
地獄大元帥「例の少女はやはり、この近くにいるようだ」
シャピロ「αナンバーズあるところに影のごとくか…」
亮「地底帝国とムゲが手を結んだ…!?」
鋼鉄ジーグ「どういう経緯かは知らないが、悪党同士の最悪タッグだぜ!」
地獄大元帥「吠えるがいい! 貴様らの叫びこそが、今の我々には必要なのだ!」
鉄也「どういうことだ!?」
シャピロ「全軍、攻撃開始だ! 奴らの母艦に向けて一斉砲撃!!」
〔マップ上に爆発〕
キラ「マリューさん!」
マリュー「回避! 急いで!」
ノイマン「この砲撃の中では無理です!」
ブライト「くっ、アラスカ戦での消耗が予想以上に激しい! このままでは…!」
シャピロ「フフフ…いいぞ。奴らを追い詰めれば、必ずあれは現れる…」
〔サイコドライバー能力発現〕
ゲンゾウ「センサーに反応…このテレキネシスαパルスは…間違いない、彼女か」
〔光の球、出現〕
イルイ「………」
ゼオラ「あれは!?」
アラド「イルイじゃねえか!」
イルイ「………」
シャピロ「来たか、神子よ。やはり、αナンバーズを放ってはおけないようだな」
忍「シャピロ! てめえもあのイルイって子を狙ってるのか!?」
地獄大元帥「貴様達はわかっていない。あの少女の持つ力の本当の意味が」
甲児「あいつらもか…!」
万丈「では、聞かせてもらおうか。イルイの力の意味とやらを」
シャピロ「その手には乗らんよ。それに貴様らには別の相手がいるようだ」
〔第3軍ユニット出現〕
リュウセイ「ゴラー・ゴレム隊か!」
イルイ「………」
〔光の球、マップ端へ移動〕
アムロ「待つんだ、イルイ!」
ジュドー「どうして俺達から逃げるんだ!? その理由を聞かせてくれ!」
イルイ「アポカリュプシス…」
ジュドー「アポカ…何だって!?}
イルイ「銀河の終焉…もう始まっている…」
万丈「どういうことだ、イルイ! そのアポカリュプシスとは何なんだ!?」
イルイ「…負けないで……」
〔光の球、離脱〕
シャピロ「アポカリュプシス…それこそが神の意志…神の知恵か」
ヘルマット「どうするのだ、シャピロ?」
シャピロ「私は神子を追う。ヘルマット将軍、この場は任せたぞ」
ヘルマット「待て、シャピロ! 我々がこの星に残ったのはあの小娘のためなのか!?」
シャピロ「あの少女こそ神子。ムゲ・ゾルバドス帝王のご所望する無限の力を引き出す鍵よ」
〔敵ユニット離脱〕
地獄大元帥「フローラ将軍、我らも娘を追うぞ!」
※※フローラ撃破の場合のセリフ※※
フローラ「ま、待て…! ヤマタノオロチが…!」
地獄大元帥「ええい! 先に行くぞ!」
〔敵ユニット離脱〕
フローラ「く…! 駄目か…!」
〔敵ユニット撃破〕
※※フローラ撃破以外の場合のセリフ※※
フローラ「了解だ」
〔敵ユニット離脱〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

ヘルマット「αナンバーズ、そして帝国監察軍よ! お前達の相手はこのヘルマット将軍だ!」
忍「くそっ! 何がなんだかわからねえが、あの子をシャピロに渡すわけにはいかねえぜ!」
ブライト「ゼンガー少佐、ここは我々が引き受ける! 君達はイルイを追ってくれ!」
ゼンガー「承知!」
〔ゼンガー、マップ端へ移動〕
レーツェル「ヴィレッタ大尉、後は頼む」
ヴィレッタ「了解した」
〔味方ユニット離脱〕
ブライト「各機は敵を迎撃しろ! 奴らの足止めをするんだ!」

<クォヴレーvsヘルマット>
クォヴレー「イルイ・ガンエデンを追っていたのはゴラー・ゴレム隊だけではなかったようだな」

<甲児vsヘルマット>
甲児「テスラ研もイルイもてめえらの好き勝手にゃさせねえぜ!」
ヘルマット「フン! ほざくだけなら獣でも出来るわ!」

<健一vsヘルマット>
健一「いくぞ、みんな! 岡長官の遺志を継ぐためにもこんな所で負けるわけにはいかない!!」
めぐみ(見ていて、お父様…。私達は強く生きます…!)

<忍vsヘルマット>
ヘルマット「無様だな、ダンクーガ! 味方から追われて敗走中とは!」
忍「黙りやがれ、ムゲ野郎! 逆転の狼煙として、まずはてめえをぶっ飛ばしてやるぜ!!」

<ヘルマット撃破>
ヘルマット「馬鹿な!? 我がヘルマット軍団が、こうも簡単に…!」

<敵&第3軍全滅・勝利条件達成>
一矢「何とか片付いたか…」
京四郎「だが、連戦でこちらの戦力はズタボロだ」
甲児「とりあえず、テスラ研で一休みさせてもらおうぜ」
〔危険シグナル〕
カトル「これは…!」
トロワ「連邦軍が接近している」
ミサト「怪しいわね。こちらに通信も送らずに来るとは…」
マリュー「では…」
ミサト「十中八九、総司令部の息のかかった部隊と見るべきね」
ムウ「つまり、俺達にとっては追っ手ということか…」
ブライト「今ここで彼らと事を構えるのは得策ではない…」「各機は速やかにこのエリアを離脱しろ!」
ボス「そ、そんな! 逃げ出すなんて、俺達、まるで犯罪者じゃねえかよ!」
鉄也「残念ながら、連中にしてみれば俺達は敵前逃亡の重罪人だからな」
アラン「ああ。今はここから離脱するしかかなろう」
〔味方ユニット離脱〕
※※フローラ撃破の場合、セリフ追加※※
鋼鉄ジーグ「あれは…!?」
〔カーソル、フローラ撃破の地点を指定〕
ブライト「どうした、宙! 早くしろ!」
鋼鉄ジーグ「先に行ってくれ、ブライトさん! 俺は後で合流する!」
ブライト「…わかった。だが、くれぐれも気をつけろよ」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔味方戦艦離脱〕
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

≪フローラ撃破≫

テスラ・ライヒ研究所付近
フローラ「くっ…ヤマタノオロチが墜落するとは…」
宙「待て、フローラ!」
フローラ「お前は鋼鉄ジーグ…司馬宙…!」
宙「そうだ! ここでお前と決着をつけてやる!」
フローラ「黙れ! 貴様ごときにやられる私ではないわ!」
宙「ならば、行くぜ! チェンジ・サイボォォォォグッ!!」
〔宙の変身音〕
〔画面、発光〕

宙「行くぞ、フローラ! パワーアップした俺の力を見せてやる!」
フローラ「くっ!」
宙「ジーグビュート!!」
〔空を切る音〕
〔画面、点滅〕

フローラ「ああっ!!」
宙「どうした、フローラ! 威勢のいいのは口だけか!」
フローラ「…やるならやれ、司馬宙。私は誇り高き地底帝国の将軍だ…」「生き恥をさらすぐらいなら自ら死を選んでやる!」
宙「待て…! お前のケガ…俺が与えたものではないな…?」
フローラ「ならば、どうだと言うんだ!?」
宙「………」「…行けよ。俺は怪我人を相手にして戦うほど落ちちゃいない」
フローラ「貴様…私に情けをかける気か!」
宙「俺は戦うなら正々堂々とやる! ましてや一対一の決闘ならな」「お前にはわからないだろう…。これが人間の心というものだ!」
フローラ「………」
宙「フローラ…?」
フローラ「…忘れていた。人の優しさ…人の温もり…人の心…」
宙「フローラ…お前は…」
フローラ「司馬宙…! 次に会う時…それは貴様の最期の時だ!」「その時に後悔させてやる! この私につまらぬ人間の心などを説いたことをな!」
〔歩き去る足音〕
宙「フローラ…」「垣間見せた君の素顔は心を持った人間のものだった…」「君は…悪魔なのか…? それとも人間なのか…?」「俺は戦えるのか…? 心を持った人間と……」

移動中
アラスカ湾
ラー・カイラム

ラー・カイラム ブリッジ
ロバート「…残念ながら、ゼンガー少佐達はイルイを見失ったそうだ」
ヴィレッタ「そう…。やはり私達との接触を拒むのね」
リュウセイ「それで、ロブ…あの子の言っていた『アポカリュプシス』って、何なんだ?」
ロバート「わからん。ただ、状況から判断するに彼女は君達にその言葉を伝えようとしていたのだろう」
ヴィレッタ「そのためにテスラ研へ来たと?」
ロバート「そうだろうな」
ヴィレッタ「オオミヤ博士、イルイの件とそのアポカリュプシスについて何か判明したら連絡を頼むわ」
ロバート「わかった」
リュウセイ「ところで…例のアレはどうなったんだ?」
ロバート「まだ組み上げに時間がかかる。それに、レイオス・プランで出力の問題がクリアになりつつあるとは言え…」「ツインコンタクトが物理的に不可能となってしまった今は…」
リュウセイ「くそっ…! 俺が念動力さえ失わなきゃ…!」
ロバート「焦るな、リュウセイ。お前が焦った所でどうにもならん」
リュウセイ「だ、だけどよ!」
ロバート「必要最低限の戦闘能力と稼働可能時間はこちらで何とかクリアする」「お前はαナンバーズでお前が出来ることをやるんだ。いいな?」
リュウセイ「ああ、わかったぜ…」

連邦軍戦艦 ブリッジ
三輪「以上がαナンバーズの予想される逃亡コースです」
アズラエル「なるほどね…。連中の行き先はオーブか…。これは好都合だよ」
三輪「では…?」
アズラエル「かねてからの計画通り、オーブに協力を要請しようと思いましてね。ついでに連中も引き渡してもらいましょう」
三輪「しかし、オーブ側は連邦に対して独立を主張していますが…」
アズラエル「だから、αナンバーズが逃げ込んでくれたのが好都合だと言っているんですよ」
三輪「は…?」
アズラエル「こちらは僕が直接、現場に行きます。あなたはパナマで待機していて下さい」
三輪「了解しました」
〔通信パネルの開閉音〕
アズラエル「…お膳立ては揃いつつあります。後はそれをどう処理していくかが問題なだけでしょう」「僕からは新型とそのパイロット、さらに経験豊富なスペシャリストを用意させてもらいました」「エイパー・シナプス大佐。あとはそれらを指揮するあなたの手腕に期待させていただきます」
シナプス「………」

L5宙域 プラント

プラント最高評議会議長オフィス
アスラン「クライン派の拘束…!?」
パトリック「そうだ。スパイを手引き指定最新鋭の機体を奪取させたラクス・クライン…」「共に逃亡し行方のわからぬその父…。そして、極秘に進めていたスピットブレイクの真の攻撃目標の漏洩だ」「子供でもわかる簡単な図式だぞ! クラインが裏切り者なのだ!」
アスラン「スピットブレイクの攻撃目標はパナマであると聞いていましたが…」
パトリック「あれは議会を通すための方便だ。戦争の早期終結を望むのなら、連邦軍本部のアラスカを叩く以外あるまい」「穏健派の連中…シーゲル・クラインやアイリーン・カナーバはそれをわかっていないのだ!」「異星人共と密約を結んでまでやっとここまで来たのだ…! 穏健派の連中に邪魔をされてたまるか…!」
アスラン「父上…」
パトリック「何だ、それは?」
アスラン「…失礼いたしました、ザラ議長閣下」
パトリック「状況は認識したな」
アスラン「は…! …しかし、私には信じられません…」「ラクスがスパイを手引きしたなどと…そんな馬鹿なことが…」
パトリック「だが、事実だ。既に証拠の映像も確認している」「証拠がなければ、誰が彼女なぞに嫌疑をかける。お前が何と言おうが、これは事実なのだ」「ラクス・クラインは既にお前の婚約者ではない」
アスラン「…!」
パトリック「まだ非公開だが、国家反逆罪で指名手配中の逃亡犯だぞ」「お前は奪取されたX10Aフローダムの奪還とパイロット及び接触したと思われる人物、施設、全ての排除に当たれ」
アスラン「………」
パトリック「工廠でX09Aジャスティスを受領し、準備が終わり次第、任務に就くのだ。奪還が不可能な場合は完全に破壊しろ」
アスラン「接触したと思われる人物、施設までをも全て排除…ですか」
パトリック「X10Aフリーダム、およびX09Aジャスティスはニュートロンジャマーキャンセラーを搭載した機体なのだ」
アスラン「!」
パトリック「あれが連邦軍の手に渡れば、奴らは大喜びで再び核を使う」「それだけは何としても食い止めねばならん! 頼むぞ、アスラン」
アスラン「…了解しました…」
【シナリオエンドデモ終了】


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